JP2545692B2 - 厚みすべり水晶振動子の製造方法 - Google Patents

厚みすべり水晶振動子の製造方法

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JP2545692B2 JP5185103A JP18510393A JP2545692B2 JP 2545692 B2 JP2545692 B2 JP 2545692B2 JP 5185103 A JP5185103 A JP 5185103A JP 18510393 A JP18510393 A JP 18510393A JP 2545692 B2 JP2545692 B2 JP 2545692B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は厚みすべり振動を行なう
水晶振動子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、厚みすべり振動を行
なう水晶振動子として、円板状のATカット水晶振動子
があった。このATカット水晶振動子は、周波数温度特
性が優れているため広く普及されているが、小型化が困
難であるという欠点を持っていた。
【0003】また、矩形形状のATカット水晶振動子も
提案されている。しかしこれにおいても、水晶振動子を
小型化して、水晶片の幅と厚みの比、すなわち辺比を小
さくすると、主振動レベルが低下するとともに不要振動
の数およびレベルが増大し、主振動特性が低下して実用
には不適であった。
【0004】さらに、水晶片の側面を約5度傾斜させた
矩形状ATカット水晶振動子が提案されている。これ
は、輪郭系振動との結合を小さくすることによって主振
動特性の低下を防止しようとしたものであるが、この水
晶振動子においても、小型化していくと主振動レベルが
低下してしまうという欠点は解消されなかった。
【0005】このように従来は、いずれの方法において
も主振動特性を低下させずに小型化可能な水晶振動子を
製造することは困難であった。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、主振動レベルを低下さ
せることなく極めて小型化することが可能な厚みすべり
水晶振動子、および輪郭系の不要振動群を主振動領域か
ら遠ざけることができ、主振動にて安定的に発振できる
厚みすべり水晶振動子を、簡単かつ生産効率よく製造す
る方法を提供することにある。
【0007】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、水晶のX軸を中心として、Y軸をZ軸方
向に、Z軸を同方向にそれぞれ約35度だけ回転して
Y’軸とZ’軸とを設定し、このX軸、Y’軸、Z’軸
に各辺が沿うように形成された矩形状のATカット水晶
原板を用い、水晶原板が、Z’軸方向に沿って均一な厚
さになるとともにX軸方向に沿って中央部から両端部に
行くに従って薄くなるように加工し、この水晶原板にお
いて、Y’軸を中心としてX軸およびZ軸を所定角度φ
だけそれぞれ回転してX”軸およびZ”軸を設定し、
X”軸方向に平行でかつX”−Y’軸平面に対しZ”軸
方向に角度ζだけ傾斜するように設定した切断面に沿っ
て、水晶原板を複数個に分割することを特徴とするもの
である。
【0008】なお、角度φは3度ないし30度の範囲内
で設定されており、角度ζは角度φに対応して定められ
るものである。
【0009】
【作用】本発明により製造した棒状の厚みすべり水晶振
動子は、従来よりも小型化しても、輪郭系の振動との結
合が疎にできるとともに、主振動の共振レベルが高くな
るため、安定した発振が行なえる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
ず、本発明の方法により製造した厚みすべり水晶振動子
について説明する。図1に示すX軸,Y軸,Z軸は、そ
れぞれ水晶の電気軸、機械軸、光軸である。ここで、本
発明において用いているATカット水晶原板の座標軸
は、X軸を中心として、Y軸をZ軸方向に角度θだけ回
転して設定したY´軸と、Z軸を同方向に角度θだけ回
転して設定したZ´軸となっている。この角度θは約3
5度である。
【0011】このようなATカット水晶原板の座標軸
(X,Y´,Z´)から、本発明ではさらに回転した座
標軸を設定している。すなわち、Y´軸を中心として、
X軸をZ´軸方向に角度φだけ回転してX″軸が設定さ
れ、Z´軸を同方向に角度φだけ回転してZ″軸が設定
される。角度φは3度〜30度の範囲に設定される。
【0012】図1〜5に、本発明に係る製造方法により
製造した水晶片1を示している。なお、以下の実施例に
おいては、長さLが約6mm、幅wが約1mm、厚さt
が約0.4mm、辺比(幅w/厚さt)が2.5の水晶
片を製造した例を示している。
【0013】この水晶片1は、その長手方向がX″軸方
向に一致し、主面1bは、X″軸−Z″平面に平行に形
成されており、もう一つの主面1aはX″軸−Z″平面
に平行な面からY´軸方向に凸状の曲面に形成されてい
る。すなわち、水晶片1の一方の主面1aが、Z´軸に
平行な円柱の側面の一部をなすように研磨加工されて形
成されている。これによって、主面1aは、Z´軸方向
に沿って均一な厚みとなるとともに、X″軸方向に沿っ
て、中央部が厚く両端部に行くに従って薄くなるシリン
ドリカル形状になっている。そして、長手方向の側面1
c,1dは、X″軸−Y´軸平面に対し、角度ζだけ
Z″方向へ傾斜している。本発明においては、角度ζは
1度〜6度の範囲において、角度φに基づき図6の関係
より決定される。水晶片1の端面1e,1fは、Y´軸
−Z″軸平面に平行になるように加工されている。図
3,5に示すように、円柱面加工がZ´軸方向に行なわ
れるため、端面1e,1fにおいては、厚さの変化が生
じている。
【0014】図7〜9には、上記のような水晶片の製造
工程を示している。まず、水晶から切断角度約35度に
て切出した通常のATカット水晶原板22を用意する。
そしてこのATカット水晶原板22の一方の面に、Z´
軸方向に沿って円柱面加工を行なった後、角度φ,ζを
もって斜めに切断する。このようにして切断した水晶片
21は、長手方向が、X軸をZ´軸方向に角度φだけ回
転させたX″軸に一致しており、一方の主面21aは上
記の円柱面加工によって、Z´軸に沿って厚みが均一
で、X軸に沿って中央部から両端部に行くに従って厚み
が薄くなるように形成されている。また水晶片21の長
手方向の側面(この面が切断面となる。)21c,21
dは、X″軸−Y´軸平面に対しZ″軸方向に角度ζだ
け傾斜している。そして端面21e,21fは、Y´軸
−Z´軸平面と平行になっている。なお、この実施例に
おいては、角度φ=約15度としており、図2の関係に
基づいて角度ζは約5度に設定している。このようにし
て水晶片21を製造する場合、通常市販されているAT
カット水晶原板から多数の水晶片21を容易に得ること
ができ、生産効率がよい。
【0015】また、このようにして得た水晶片21の端
面21e,21fを研磨加工などしてZ″軸と平行にす
ることもできる。こうすると、前述の実施例の水晶片1
と同形状の水晶片となり、長手方向の側面と幅方向の側
面とが直交するため保持構造などが簡単になる。
【0016】なお、上記実施例の水晶片21において、
両主面にそれぞれ円柱面加工を施すこともできる。そう
すると、両端部の厚さをさらに薄くすることができる。
この場合は円柱面加工の際の曲率半径を大きくする必要
がある。
【0017】図10〜13に本発明に係る水晶片の第3
の例を示している。この水晶片31は、上記の例よりも
辺比w/tを大きくし、角度φ=約10度、角度ζ=約
5.1度に設定した。そして、水晶素片の両側部を傾斜
面に加工するベベル加工をZ´軸に沿って施して形成さ
れたものである。これによって、水晶片31は、Z´軸
に沿って厚さが均一になり、両端部はX軸に沿って端縁
方向へ行くに従って厚さが薄くなっている。そして、水
晶片31は、長手方向がX″軸方向と一致しており、主
面31a,31bは両端部がベベル加工されている。長
手方向の側面31c,31dは、X″軸−Y´軸平面に
対し、Z″軸方向に角度ζだけ傾斜している。端面31
e,31fはY´軸−Z″軸平面と平行になるように加
工されている。なお、ベベル加工は一方の主面にのみ行
なってもよい。また、端面は、Y´軸−Z´軸平面と平
行なままにしてもよい。
【0018】図14〜17に本発明の第4の実施例を示
している。この水晶片41の製造にあたっては、Y軸を
中心にして、X軸をZ´軸の反対方向に角度φだけ回転
してX″軸が設定され、Z軸を同方向に角度φだけ回転
してZ″軸が設定されている。この実施例においては、
角度φが約5度で角度ζが5度強に設定している。そし
て、このZ″軸に沿って、水晶片41の両主面41a,
41bにバイシリンドリカル加工を施している。これに
よって、水晶片41はZ″軸に沿って厚さが均一にな
り、X″軸に沿って中央部から両端部に行くに従って薄
く形成されている。長手方向の側面41c,41dは
X″軸−Y´軸平面に対しZ″軸方向に角度ζだけ傾斜
している。端面41e,41fは、Y´軸−Z″軸平面
に平行になるように加工されている。
【0019】水晶は三方晶系に属するため、X″軸,
Z″軸を設定する際に、Y軸を中心にして3〜30度の
範囲で、X軸およびZ´軸をどちら側へ回転しても同様
な効果を呈することができる。
【0020】本発明に係る水晶片は上記のように形成さ
れる。次にこの駆動方法について図18,19を参照し
て説明する。
【0021】水晶片11の両主面11a,11bの中央
部には、駆動電極12,13がそれぞれ蒸着などにより
形成されており、駆動電極12,13からは引出電極1
2a,13aが、水晶片11の端部まで延出されてい
る。駆動電極に電界を印加すると、水晶片11は発振す
る。この駆動方法については、上記第1〜4の実施例に
おける水晶片すべてに関して同様である。
【0022】本出願人は様々な条件で実験を行なってい
る。まず、そのうちの2つの例について、図20,図2
1を参照して説明する。これらの実験においては、第1
の実施例において示した水晶片11と同様に、長さL=
約6mm,厚さt=約0.4mmの水晶片の一方の主面
にシリンドリカル加工を施して形成したものを用いた。
【0023】第1の実験として、角度φ=約15度、角
度ζ=約5度の条件に基づいて形成した上記の水晶片の
共振周波数を測定した。この水晶片の幅wと共振周波数
との関係を図20に示している。なお、このグラフ中
で、×は主振動を示し、この×と重なる〇の大きさは共
振レベルの高さを示している。他の〇は副振動を示し、
共振レベルが低い振動は点で示している。この結果を見
ると、幅wが1mm付近および1.35mm付近におい
て、主振動の共振レベルが非常に高く、主振動に近接し
た副振動は少なく、最も良好な振動特性を示すことがわ
かる。しかし、それ以外の範囲においても、幅wが1.
55mmよりも小さいものは概ね良好な振動特性を示し
ている。
【0024】第2の実験においては、角度φ=約30
度、角度ζ=約4.5度の条件に基づいて形成した上記
の水晶片の共振周波数を測定した。この水晶片の幅wと
共振周波数との関係を図21に示しており、グラフ中の
記号は図20に示したものと同様である。これによると
幅wが0.95mm〜1.35mm程度の範囲におい
て、主振動の共振レベルが高く、主振動に近接する副振
動は少なく振動特性が優れている。特に1.25mm以
下において顕著である。
【0025】本出願人は、上記第1,第2の実験以外に
も様々な条件において実験を行なった。次に、図22〜
28に示す実験について説明する。これらのグラフにお
いて、縦軸は共振レベルの大きさを示し、横軸は周波数
を示している。
【0026】図22は、従来の水晶振動子すなわち角度
φが0度のものについて、幅wを約1.00mmとした
場合の共振レベルの測定結果である。これによると、主
振動Aの共振レベルは十分高いものの、主振動と近接す
る周波数の副振動Bの共振レベルが大きく実用に不適で
あることがわかる。
【0027】図23〜27は角度φが5度,10度,1
5度,30度,45度の水晶振動子について、幅wを約
1.00mmとした場合のそれぞれの測定結果を示した
ものである。これらは全て主振動Aの共振レベルが十分
大きく、この主振動に近接する周波数の副振動は殆どな
く実用に適していることがわかる。図28に示すφ=約
30度の場合にやや大きめの副振動Bが見られるが、こ
れも主振動Aから離れているため、実用に支障はないと
みなされる。
【0028】そして、図28には角度φが60度で幅が
約1.00mmの水晶振動子についての測定結果を示し
ている。主振動Aの共振レベルは高いけれどもこれと近
接する副振動Bの共振レベルが大きいため、実用には不
適である。
【0029】次に図29に示すグラフについて説明す
る。このグラフは、長さLが約5.90mm,幅wが約
1.00mmで、角度φが0度,5度,10度,15
度,30度,45度の水晶振動子について、それぞれク
リスタルインピーダンス(以下「CI値」という。)を
測定した結果を示している。なお、測定値にばらつきが
あったのでその中央付近を〇で示し、ばらつきの範囲を
実線で示している。また、比較例として従来実用に供さ
れている水晶振動子、すなわち、幅wが1.67mm前
後で角度φが0度の水晶振動子のCI値およびそのばら
つきの範囲を△および破線で示している。なお、CI値
は主振動レベルが高い程小さくなるものであり、この値
が小さい程実用に適するものである。
【0030】このグラフより明らかなように、角度φが
0度である従来の水晶振動子においては、幅wが1.6
7mm前後の大きさのものはCI値が十分低く実用に適
していたが、幅wが約1.00mmと小さい場合にはC
I値が高過ぎて使用不能であるため、水晶振動子の小型
化はできなかった。これに対して、角度φが5度,10
度,15度,30度のものは、幅wが1.00mm前後
であってもCI値が小さく十分実用に適している。ただ
し、角度φが45度のものは、CI値が高く、実用には
適さないことがわかった。
【0031】このように、図22〜28に示す測定結果
と図29に示す測定結果とを総合し、実験誤差やばらつ
きを考慮に入れると、水晶振動子の角度φが3〜30度
程度の範囲にあるときに、幅wを約1.00mmまで小
さくできると判断できる。
【0032】主振動の共振レベルや副振動の数およびレ
ベルの点から、実用に最適な角度φと角度ζとの組み合
わせを実験的に求め、グラフにプロットしたものが図6
である。このグラフより、上記のように角度φが3度〜
30度の範囲内にあるときの角度ζは1度〜6度の範囲
にあることがわかる。なお、角度ζの範囲が5度前後で
あることは、従来品とほぼ同じである。
【0033】以上のように、角度φ=3〜30度の範囲
の水晶振動子は、主振動の共振レベルが高くかつ主振動
に近接する副振動は少なく、またCI値が低く、実用的
に十分な性能を有することが明らかになった。
【0034】なお、従来のATカット水晶原板と同様
に、本発明における角度θは34度〜36度の範囲であ
り、角度ζは1〜6度の範囲である。
【0035】以上のように、本発明によると辺比が小さ
く主振動特性の優れた水晶振動子が得られる。従って、
水晶振動子の幅を小さくしても、主振動特性が低下する
ことがないため、従来よりも小型化することが可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によると、極めて小
型で、主振動領域から不要振動をほとんど除去して、主
振動特性を安定化することができる厚みすべり水晶振動
子を、容易かつ生産効率よく製造することができる。そ
してこの厚みすべり水晶振動子は、製造上の公差を大き
くしても、安定した発振を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法により製造した水晶片を示す
斜視図
【図2】図1に示す水晶片の正面図
【図3】図1に示す水晶片の側面図
【図4】図1に示す水晶片の底面図
【図5】図2のS−S線矢視図
【図6】角度φと角度ζの関係を示すグラフ
【図7】本発明に係る水晶片の製造方法を示す説明図
【図8】図7に示す方法により製造した水晶片の側面図
【図9】図7のT−T線矢視図
【図10】水晶片の他の実施例の正面図
【図11】図10に示す水晶片の側面図
【図12】図10に示す水晶片の底面図
【図13】図10のU−U線矢視図
【図14】水晶片のさらに他の実施例の正面図
【図15】図14に示す水晶片の側面図
【図16】図14に示す水晶片の底面図
【図17】図14のV−V線矢視図
【図18】水晶片に駆動電極を形成した水晶振動子の正
面図
【図19】図18に示す水晶振動子の背面図
【図20】角度φ=約15度の水晶振動子の幅と共振周
波数との関係図
【図21】角度φ=約30度の他の水晶振動子の幅と共
振周波数の関係図
【図22】角度φ=0度の水晶振動子の共振レベルと周
波数との関係図
【図23】角度φ=5度の水晶振動子の共振レベルと周
波数との関係図
【図24】角度φ=10度の水晶振動子の共振レベルと
周波数との関係図
【図25】角度φ=15度の水晶振動子の共振レベルと
周波数との関係図
【図26】角度φ=30度の水晶振動子の共振レベルと
周波数との関係図
【図27】角度φ=45度の水晶振動子の共振レベルと
周波数との関係図
【図28】角度φ=60度の水晶振動子の共振レベルと
周波数との関係図
【図29】水晶振動子の角度φとCI値との関係図
【符号の説明】
1,11,21,31,41…水晶片 11a,11b,21a,21b,31a,31b,4
1a,41b…主面 11c,11d,21c,21d,31c,31d,4
1c,41d…側面(切断面) 22…ATカット水晶原板 θ,φ,ζ…角度 t…厚さ w…幅

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶のX軸を中心として、Y軸をZ軸方
    向に、Z軸を同方向にそれぞれ約35度だけ回転して
    Y’軸とZ’軸とを設定し、このX軸、Y’軸、Z’軸
    に各辺が沿うように形成された矩形状のATカット水晶
    原板を用い、 上記水晶原板が、上記Z’軸方向に沿って均一な厚さに
    なるとともに、上記X軸方向に沿って中央部から両端部
    に行くに従って薄くなるように加工し、 上記水晶原板において、上記Y’軸を中心として上記X
    軸および上記Z軸を所定角度φだけそれぞれ回転して
    X”軸およびZ”軸を設定し、 上記X”軸方向に平行でかつX”−Y’軸平面に対し
    Z”軸方向に角度ζだけ傾斜するように設定した切断面
    に沿って、上記水晶原板を複数個に分割し、 上記角度φは3度ないし30度の範囲内で設定されてお
    り、上記角度ζは上記角度φに基づいて定められる こと
    を特徴とする厚みすべり水晶振動子の製造方法。
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