JP2545320Y2 - 全輪駆動車のフロントドライブオン−オフ機構 - Google Patents

全輪駆動車のフロントドライブオン−オフ機構

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JP2545320Y2
JP2545320Y2 JP10314991U JP10314991U JP2545320Y2 JP 2545320 Y2 JP2545320 Y2 JP 2545320Y2 JP 10314991 U JP10314991 U JP 10314991U JP 10314991 U JP10314991 U JP 10314991U JP 2545320 Y2 JP2545320 Y2 JP 2545320Y2
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drive
front drive
abs
brake
wheel
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文雄 安藤
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、全輪駆動車のフロント
ドライブオン−オフ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、トレーラトラクタ等大型車両の全
輪駆動車にもABS(アンチスキッド・ブレーキ・シス
テム)が装着される傾向にある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、全輪駆動車
においてABSを装着すると、機械的に結合された前後
の駆動系に対し、ABSにより独立したブレーキ制御が
行われるので、駆動系振動が増大するなどの不具合があ
った。
【0004】そこで、上記対策として、ABSの作動時
には、フロントドライブを切り離すことが考えられる。
この場合、ABSコントローラから出力されるABS作
動信号(エキブレカット信号の名で既設である)を利用
してトランスファにおけるフロントドライブオン−オフ
アクチュエータをオフ側に作動させることになる。そし
て、車両が停止するか制動を途中で中止すると、ABS
作動信号は切れてフロントドライブは再び結合する。
【0005】ところで、低μ路において制動を途中で中
止してすぐにアクセルを踏むと、切り離された状態にあ
る後輪のホイールスピンが発生し、その後にABS作動
信号が切れてフロントドライブが結合した場合、前後の
駆動系に回転差があるため(後輪側が前輪に対し速
い)、トランスファにおけるフロントドライブオン−オ
フクラッチのドグ歯を破損したり、ギアなりを発生する
等の虞がある。
【0006】そこで、本考案の目的は、ABS作動時に
好適な全輪駆動車のフロントドライブオン−オフ機構を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本考案の構成は、ABSを装着した全輪駆動車にお
いて、ABS作動信号とリヤホイールのホイールスピン
信号を出力するABSコントローラを設けるとともに、
前記両信号とブレーキペダルが踏み込まれた制動時であ
ることを検出する手段からの信号に基づいて、前記制動
下のABS作動時にフロントドライブを切り離す一方A
BS非作動時でもホイールスピンが発生している間はフ
ロントドライブの再結合を見合せるようトランスファの
フロントドライブオン−オフアクチュエータにフロント
ドライブオン−オフ操作信号を出力する制御手段を設け
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】前記構成によれば、前後の駆動系に回転差が無
い状態でフロントドライブの再結合がなされる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1には、本考案に係るフロントドライブ
オン−オフ機構を備えたトレーラトラクタ用ブレーキ回
路のうちのトラクタ部の回路が示されている。
【0010】即ち、第1エアタンク1とフロンド側ブレ
ーキチャンバ2a,2bとを結ぶエア回路と、第2エア
タンク3とリヤ側ブレーキチャンバ4a,4bとを結ぶ
エア回路とに跨って、ブレーキペダル5の踏込み量に応
じてフロント側及びリヤ側のブレーキ圧を制御するデュ
アルブレーキバルブ6が設けられる。
【0011】また、前記デュアルブレーキバルブ6とフ
ロンド側ブレーキチャンバ2a,2bとの間のエア回路
には、ブレーキのオフ時(ブレーキペダル5を離した
時)にフロント側のブレーキ圧を大気開放するクイック
リリースバルブ7が介設される。
【0012】また、前記第2エアタンク3とリヤ側ブレ
ーキチャンバ4a,4bとを結ぶエア回路には、ブレー
キペダル5の踏込み量に応じた信号圧によって第2エア
タンク3とリヤ側ブレーキチャンバ4a,4bとの連通
を制御するための第1リレーバルブ8が介設される。
【0013】さらに、第3エアタンク9と図示しないト
レーラ部とのブレーキ管路にはサービスバルブ10が介
設され、このサービスバルブ10と第3エアタンク9と
の間のエア回路には、フロント及びリヤ側ブレーキ圧
(信号圧)に応じて前記第3エアタンク9とサービスバ
ルブ10との連通を制御する第2リレーバルブ11が介
設される。なお、図1中12はエマージェンシバルブ
で、エア圧が失われた時(ホース破損等で)に当該バル
ブが閉じることで、トレーラ部のスプリングブレーキが
作動するようになっている。
【0014】従って、ブレーキペダル5を踏み込むと、
その踏込み量に応じて第1及び第2エアタンク1,3か
らの圧縮空気がフロント及びリヤ側ブレーキチャンバ2
a,2b,4a,4bに送られ、これらブレーキチャン
バでは、前記圧縮空気がハイドロリックシリンダのブレ
ーキオイルを加圧し、この圧油が各ホイールシリンダに
圧送されて必要な制動力が得られる。
【0015】一方、ブレーキペダル5を離すと、前記圧
縮空気が外部に排出されて各ホイールシリンダの油圧が
下降し、これによってブレーキシュはリターンスプリン
グによりホイールシリンダのピストンを戻してブレーキ
ドラムの制動を開放する。
【0016】ここまでは、通常のフートブレーキの構成
及び作用と同様である。
【0017】そして、本実施例では、フロンド側ブレー
キチャンバ2a,2b及びリヤ側ブレーキチャンバ4
a,4bのそれぞれの直前のエア回路に、ABSコント
ローラ13からの信号に応じて各ブレーキチャンバ2
a,2b,4a,4bに作用するブレーキ圧を個別に制
御するためのコントロールバルブ14a〜14dが設け
られる。
【0018】前記ABSコントローラ13には、フロン
ト及びリヤホイールの回転速度をそれぞれ検出するため
の車速センサ15a〜15dの信号が入力され、これら
の信号に基づいて、前記各コントロールバルブ14a〜
14dに対する作動信号を出力するようになっている。
【0019】また、前記ABSコントローラ13は、A
BS作動時におけるABS作動信号とリヤ側のホイール
スピン発生時におけるホイールスピン信号との出力機能
を有する。そして、これら両信号はT/F(トランスフ
ァ)コントローラ15に入力される。
【0020】前記T/Fコントローラ15は、前記二つ
の信号の他にブレーキランプ信号を入力とし、これらの
信号に基づいて、トランスファにおけるフロントドライ
ブオン−オフアクチュエータ16に対しフロントドライ
ブオン−オフ操作信号を出力するようになっている。
【0021】また、T/Fコントローラ15とフロント
ドライブオン−オフアクチュエータ16との回路途中に
は、従来から有るフロントドライブ切替えスイッチ17
が直列に接続されている。
【0022】次に、前記T/Fコントローラ15の動作
を図2のフローチャートに基づいて説明する。なお、図
2中のP1 〜P7 はフローチャートの各ステップを示
す。
【0023】第1に、P2 でABSコントローラ13か
らABS作動信号が出力されているか否かを判定し、出
力されていれば、P3 でブレーキペダル5が踏み込まれ
てブレーキランプ信号が入力しているか否かを判定す
る。このようにブレーキランプ信号を入力して制動中で
あることを判断するのは、ABS作動信号がエキゾース
トブレーキによる駆動輪のロック等にも反応して出力さ
れ、この場合にも本機構が作動するのは意図に反するこ
とに起因する。
【0024】前記ブレーキランプ信号が入力されていれ
ば、P4 でフロントドライブオフ操作信号をフロントド
ライブオン−オフアクチュエータ16に出力する。これ
により、フロントドライブが切り離され、ABS作動下
における駆動系振動が低減される。
【0025】次に、P5 に進み、ここでABS作動信号
が切れたか否かを判定し、切れていれば、P6 でABS
コントローラ13からホイールスピン信号が出力されて
いるか否かを判定する。
【0026】前記ホイールスピン信号が出力されていれ
ば、そのままの状態を保持し、出力されていなければ、
7 でフロントドライブオン操作信号をフロントドライ
ブオン−オフアクチュエータ16に出力する。これによ
り、フロントドライブが再結合され、全輪駆動状態に復
帰される。
【0027】このようにして、ABS作動時に切り離さ
れたフロントドライブがABS非作動時に再結合しよう
としても、リヤホイールにホイールスピンが発生してい
る場合は前記再結合を見合わせるようにしたので、トラ
ンスファにおけるフロントドライブオン−オフクラッチ
のドグ歯を破損したり、ギアなりを発生したりすること
が未然に回避できる。
【0028】なお、本機構の電気回路はフロントドライ
ブ切替えスイッチ17がオフで走行中の場合も作動する
が、この場合はもともとフロントドライブが切り離され
ているので、実害はない。
【0029】また、前記実施例ではトレーラトラクタ用
のブレーキ回路を示しているが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、制
動時のABS作動下でフロントドライブを切り離す一方
ホイールスピン信号が出力されている間はフロントドラ
イブの再結合を見合わせるようにしたので、ABS作動
下の駆動系振動を低減することができる一方で、フロン
トドライブの再結合時におけるクラッチの破損やギアな
りの発生を未然に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体システム図であ
る。
【図2】同じくT/Fコントローラの制御動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
5 ブレーキペダル 13 ABSコントローラ 15 T/Fコントローラ 16 フロントドライブオン−オフアクチュエータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ABSを装着した全輪駆動車において、
    ABS作動信号とリヤホイールのホイールスピン信号を
    出力するABSコントローラを設けるとともに、前記両
    信号とブレーキペダルが踏み込まれた制動時であること
    を検出する手段からの信号に基づいて、前記制動下のA
    BS作動時にフロントドライブを切り離す一方ABS非
    作動時でもホイールスピンが発生している間はフロント
    ドライブの再結合を見合せるようトランスファのフロン
    トドライブオン−オフアクチュエータにフロントドライ
    ブオン−オフ操作信号を出力する制御手段を設けたこと
    を特徴とする全輪駆動車のフロントドライブオン−オフ
    機構。
JP10314991U 1991-12-13 1991-12-13 全輪駆動車のフロントドライブオン−オフ機構 Expired - Fee Related JP2545320Y2 (ja)

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