JP2545076Y2 - 中空軸エンコーダ - Google Patents
中空軸エンコーダInfo
- Publication number
- JP2545076Y2 JP2545076Y2 JP1991048610U JP4861091U JP2545076Y2 JP 2545076 Y2 JP2545076 Y2 JP 2545076Y2 JP 1991048610 U JP1991048610 U JP 1991048610U JP 4861091 U JP4861091 U JP 4861091U JP 2545076 Y2 JP2545076 Y2 JP 2545076Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hollow shaft
- code plate
- rotation
- bearing
- base
- Prior art date
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- Optical Transform (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、中空軸エンコーダに関
し、特に、中空軸の端部をカバー体で覆うことにより、
内部への異物等の侵入を防止するための新規な改良に関
する。
し、特に、中空軸の端部をカバー体で覆うことにより、
内部への異物等の侵入を防止するための新規な改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の中空軸エ
ンコーダとしては種々あるが、その中で代表的なものに
ついて述べると、例えば、特開平2−40509号公報
に示される中空軸エンコーダを挙げることができる。こ
の中空軸エンコーダの軸受構造は、図2で示すように構
成されていた。すなわち、図2において符号1で示され
るものは全体形状がほぼ輪状をなす基台であり、この基
台1の中心部1aには玉軸受からなる第1軸受2が設け
られている。前記基台1には、LED等からなる発光部
3が設けられていると共に、この発光部3上にはスリッ
ト板4が設けられている。前記基台1上には、受光部5
を有するカバー体6が設けられており、このカバー体6
の中心に形成された筒状の軸受保持部6a内には玉軸受
からなる第2軸受7が設けられている。前記各軸受2,
7内には、回転スリット板等の回転符号板8を有する中
空軸9が回転自在に設けられており、この中空軸9に
は、貫通状の中空部10が形成されている。尚、前述の
構成は、軸心から切断した半断面図を示している。従っ
て、前記中空軸9を回転することにより、回転符号板8
が回転し、この回転符号板8の符号が前記発光部3と受
光部5とからなる光学式検出器11により検出され、中
空軸9の回転を検出することができる。
ンコーダとしては種々あるが、その中で代表的なものに
ついて述べると、例えば、特開平2−40509号公報
に示される中空軸エンコーダを挙げることができる。こ
の中空軸エンコーダの軸受構造は、図2で示すように構
成されていた。すなわち、図2において符号1で示され
るものは全体形状がほぼ輪状をなす基台であり、この基
台1の中心部1aには玉軸受からなる第1軸受2が設け
られている。前記基台1には、LED等からなる発光部
3が設けられていると共に、この発光部3上にはスリッ
ト板4が設けられている。前記基台1上には、受光部5
を有するカバー体6が設けられており、このカバー体6
の中心に形成された筒状の軸受保持部6a内には玉軸受
からなる第2軸受7が設けられている。前記各軸受2,
7内には、回転スリット板等の回転符号板8を有する中
空軸9が回転自在に設けられており、この中空軸9に
は、貫通状の中空部10が形成されている。尚、前述の
構成は、軸心から切断した半断面図を示している。従っ
て、前記中空軸9を回転することにより、回転符号板8
が回転し、この回転符号板8の符号が前記発光部3と受
光部5とからなる光学式検出器11により検出され、中
空軸9の回転を検出することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の中空軸エンコー
ダは、以上のように構成されているため、次のような課
題が存在していた。すなわち、中空軸はカバー体の軸受
保持部から外方に突出しているため、この中空軸とカバ
ー体間に形成された隙間Aからゴミ等の異物が、回転符
号板まで侵入することがあり、この場合には、回転符号
板の符号に乱れが生じ、回転検出信号の精度が低下する
ことになっていた。
ダは、以上のように構成されているため、次のような課
題が存在していた。すなわち、中空軸はカバー体の軸受
保持部から外方に突出しているため、この中空軸とカバ
ー体間に形成された隙間Aからゴミ等の異物が、回転符
号板まで侵入することがあり、この場合には、回転符号
板の符号に乱れが生じ、回転検出信号の精度が低下する
ことになっていた。
【0004】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、中空軸の端部をカバー体で
覆うことにより、内部への異物等の侵入を防止するよう
に構成した中空軸エンコーダを提供することを目的とす
る。
めになされたもので、特に、中空軸の端部をカバー体で
覆うことにより、内部への異物等の侵入を防止するよう
に構成した中空軸エンコーダを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案による中空軸エン
コーダは、基台に設けられた中空軸と、前記中空軸の外
周に設けられた回転符号板と、前記中空軸の外周でかつ
前記回転符号板を挟む位置に設けられた油切体及びスペ
ーサと、前記回転符号板の符号を読み取るための光学式
検出器と、前記基台に接続され前記中空軸の一端部を覆
うように設けられたカバー体と、前記カバー体と中空軸
間に設けられた第2軸受とを備えた構成である。
コーダは、基台に設けられた中空軸と、前記中空軸の外
周に設けられた回転符号板と、前記中空軸の外周でかつ
前記回転符号板を挟む位置に設けられた油切体及びスペ
ーサと、前記回転符号板の符号を読み取るための光学式
検出器と、前記基台に接続され前記中空軸の一端部を覆
うように設けられたカバー体と、前記カバー体と中空軸
間に設けられた第2軸受とを備えた構成である。
【0006】
【作用】本考案による中空軸エンコーダにおいては、中
空軸の一端部はカバー体内に位置しているため、中空軸
の回転時にカバー体と中空軸間には外部に通じる隙間が
なく、外部からの異物等の侵入を阻止することができ
る。従って、回転符号板の符号を常に正常に保つことが
でき、常に高精度の回転検出信号を得ることができる。
空軸の一端部はカバー体内に位置しているため、中空軸
の回転時にカバー体と中空軸間には外部に通じる隙間が
なく、外部からの異物等の侵入を阻止することができ
る。従って、回転符号板の符号を常に正常に保つことが
でき、常に高精度の回転検出信号を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面と共に本考案による中空軸エンコ
ーダの好適な実施例について詳細に説明する。尚、従来
例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明す
る。図1は本考案による中空軸エンコーダを示す断面図
である。図において符号1で示されるものは全体形状が
ほぼ輪状をなす基台であり、この基台1の中心部1aに
は玉軸受からなる第1軸受2が設けられている。
ーダの好適な実施例について詳細に説明する。尚、従来
例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明す
る。図1は本考案による中空軸エンコーダを示す断面図
である。図において符号1で示されるものは全体形状が
ほぼ輪状をなす基台であり、この基台1の中心部1aに
は玉軸受からなる第1軸受2が設けられている。
【0008】前記基台1には、LED等からなる発光部
3が設けられていると共に、この受光部3上にはスリッ
ト板4が設けられている。前記基台1上には、受光部5
を有するカバー体6が設けられており、このカバー体6
の中心に形成された凹部6a内には玉軸受からなる第2
軸受7が設けられている。
3が設けられていると共に、この受光部3上にはスリッ
ト板4が設けられている。前記基台1上には、受光部5
を有するカバー体6が設けられており、このカバー体6
の中心に形成された凹部6a内には玉軸受からなる第2
軸受7が設けられている。
【0009】前記カバー体6は、断面形状でほぼコの字
形をなしていると共に、前記各軸受2,7内には、回転
スリット板等の回転符号板8を有する中空軸9が回転自
在に設けられおり、この中空軸9には、貫通状の中空部
10が形成されている。尚、前述の構成は、軸心から切
断した半断面図を示している。
形をなしていると共に、前記各軸受2,7内には、回転
スリット板等の回転符号板8を有する中空軸9が回転自
在に設けられおり、この中空軸9には、貫通状の中空部
10が形成されている。尚、前述の構成は、軸心から切
断した半断面図を示している。
【0010】前記中空軸9の一端部9aは、前記カバー
体6によって完全に覆われている構成であり、前記中空
軸9の前記各軸受2,7に隣接する位置でかつ中空軸9
の外周には、油切体12及びスペーサ12aが設けられ
ている。なお、この油切体12及びスペーサ12aは回
転符号板8を挟むように設けられ、各軸受2,7は中空
軸9の軸方向において前記油切体12及びスペーサ12
aの外側に位置しかつ隣接及び重合している。
体6によって完全に覆われている構成であり、前記中空
軸9の前記各軸受2,7に隣接する位置でかつ中空軸9
の外周には、油切体12及びスペーサ12aが設けられ
ている。なお、この油切体12及びスペーサ12aは回
転符号板8を挟むように設けられ、各軸受2,7は中空
軸9の軸方向において前記油切体12及びスペーサ12
aの外側に位置しかつ隣接及び重合している。
【0011】前述の構成において、前記中空軸9を回転
することにより、回転符号板8が回転し、この回転符号
板8の符号が前記発光部3と受光部5とからなる光学式
検出器11により検出され、中空軸9の回転を検出する
ことができる。尚、この光学式検出部11は、透光式構
成について述べたが、周知の反射式とした場合について
も同等の作用効果を得ることができる。従って、前述の
構成においては、中空軸9の一端部9aがカバー体6に
よって完全覆われていると共に各軸受2,7の内側に油
切体12とスペーサ12aが設けられているため、エン
コーダ内の回転符号板には、外部からのゴミ等の異物は
侵入することがなく、常に正常な符号を保つことができ
る。
することにより、回転符号板8が回転し、この回転符号
板8の符号が前記発光部3と受光部5とからなる光学式
検出器11により検出され、中空軸9の回転を検出する
ことができる。尚、この光学式検出部11は、透光式構
成について述べたが、周知の反射式とした場合について
も同等の作用効果を得ることができる。従って、前述の
構成においては、中空軸9の一端部9aがカバー体6に
よって完全覆われていると共に各軸受2,7の内側に油
切体12とスペーサ12aが設けられているため、エン
コーダ内の回転符号板には、外部からのゴミ等の異物は
侵入することがなく、常に正常な符号を保つことができ
る。
【0012】
【考案の効果】本考案による中空軸エンコーダは、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、中空軸の一端部がカバー体によ
って完全に覆われ、外部との接触が遮断されているた
め、エンコーダ内部への外部からの異物の侵入を完全に
防止することができ、常に高精度な回転検出信号を得る
ことができる。
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、中空軸の一端部がカバー体によ
って完全に覆われ、外部との接触が遮断されているた
め、エンコーダ内部への外部からの異物の侵入を完全に
防止することができ、常に高精度な回転検出信号を得る
ことができる。
【図1】本考案による中空軸エンコーダを示す断面図で
ある。
ある。
【図2】従来の中空軸エンコーダを示す半断面図であ
る。
る。
1 基台 2 第1軸受 6 カバー体 7 第2軸受 8 回転符号板 9 中空軸 9a 一端部 11 光学式検出器 12 油切体 12a スペーサ
Claims (1)
- 【請求項1】 基台(1)に設けられた第1軸受(2)に回転
自在に設けられた中空軸(9)と、前記中空軸(9)の外周に
設けられた回転符号板(8)と、前記中空軸(9)の外周でか
つ前記回転符号板(8)を挟む位置に設けられた油切体(1
2)及びスペーサ(12a)と、前記回転符号板(8)の符号を読
み取るための光学式検出器(11)と、前記基台(1)に接続
され前記中空軸(9)の一端部(9a)を覆うように設けられ
ると共に断面形状でほぼコの字形をなすカバー体(6)
と、前記カバー体(6)と中空軸(9)間に設けられた第2軸
受(7)とを備え、前記中空軸(9)の一端部(9a)は前記カバ
ー体(6)内に位置していると共に、前記各軸受(2,7)は前
記中空軸(9)の軸方向において前記油切体(12)及びスペ
ーサ(12a)の外側でかつ隣接及び重合していることを特
徴とする中空軸エンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048610U JP2545076Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 中空軸エンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048610U JP2545076Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 中空軸エンコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053922U JPH053922U (ja) | 1993-01-22 |
JP2545076Y2 true JP2545076Y2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=12808181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991048610U Expired - Fee Related JP2545076Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 中空軸エンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545076Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2680089B2 (ja) * | 1988-12-21 | 1997-11-19 | 日機装 株式会社 | クランプ装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0319138Y2 (ja) * | 1985-08-26 | 1991-04-23 |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP1991048610U patent/JP2545076Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH053922U (ja) | 1993-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |