JP2544938B2 - Xy表示器用輝度制御回路 - Google Patents
Xy表示器用輝度制御回路Info
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- differential
- transistors
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- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09G—ARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
- G09G1/00—Control arrangements or circuits, of interest only in connection with cathode-ray tube indicators; General aspects or details, e.g. selection emphasis on particular characters, dashed line or dotted line generation; Preprocessing of data
- G09G1/002—Intensity circuits
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、陰極線管(CRT)表示器用の輝度制御回
路、特に、有用な情報である点及びこれら点間の遷移に
おいて、点及び遷移の輝度を等しくするXY表示器用輝度
制御回路に関する。
路、特に、有用な情報である点及びこれら点間の遷移に
おいて、点及び遷移の輝度を等しくするXY表示器用輝度
制御回路に関する。
ベクトルスコープ表示器等のXY−CRT表示器において
は、信号電圧をCRTの偏向板に供給して、画像を表示す
る。この電圧が瞬間的に一定のとき、電子ビームが静止
し、この電子ビームがCRTのスクリーン蛍光体を励起し
て輝点が生じ、画像が表示される。従来より、この輝点
は、重要な情報を与える表示画像の一部にすぎなかっ
た。そして、点と点との間の遷移も相対的なタイミング
情報にとっては有用であった。
は、信号電圧をCRTの偏向板に供給して、画像を表示す
る。この電圧が瞬間的に一定のとき、電子ビームが静止
し、この電子ビームがCRTのスクリーン蛍光体を励起し
て輝点が生じ、画像が表示される。従来より、この輝点
は、重要な情報を与える表示画像の一部にすぎなかっ
た。そして、点と点との間の遷移も相対的なタイミング
情報にとっては有用であった。
しかし、点が通常の輝度の場合、遷移は暗くなり過
ぎ、見にくくなった。よって、点及びこれら点間の遷移
の輝度を等しくする手段、又はこれら輝度の差を減らす
手段が望まれている。
ぎ、見にくくなった。よって、点及びこれら点間の遷移
の輝度を等しくする手段、又はこれら輝度の差を減らす
手段が望まれている。
したがって本発明の目的は、点及びこれら点間の遷移
の輝度を等しくするか、これら輝度の差を減らすXY表示
器用輝度制御回路の提供にある。
の輝度を等しくするか、これら輝度の差を減らすXY表示
器用輝度制御回路の提供にある。
遷移の輝度は電子ビーム速度の関数なので、本発明
は、X及びY偏向電圧の時間に対する導関数(偏向電圧
の変化分)の絶対値を求め、これら値を加算し、加算し
た信号をCRTの輝度制御グリッドに供給して、遷移輝度
を増加することにより、ビーム速度の違いによる輝度の
差を補償している。
は、X及びY偏向電圧の時間に対する導関数(偏向電圧
の変化分)の絶対値を求め、これら値を加算し、加算し
た信号をCRTの輝度制御グリッドに供給して、遷移輝度
を増加することにより、ビーム速度の違いによる輝度の
差を補償している。
本発明の上述及び他の目的、効果及び新規な特徴は、
添付図を参照した以下の説明より明らかになろう。
添付図を参照した以下の説明より明らかになろう。
XY−CRT表示器における静止点間の遷移の輝度は、表
示デュティ・サイクル及び電子ビーム速度の関数であ
る。第1図に示した本発明の好適な実施例の回路図は、
X及びY偏向電圧VX及びVYの時間tに対する導関数の
絶対値|d(VX/dt|及び|d(VY)/dt|を求め、これら2
つの時間導関数信号を加算し、加算した信号をCRTの輝
度制御グリッドに供給して、遷移輝度を増加することに
より、電子ビーム速度が異なっても、静止点の輝度と遷
移の輝度とがほぼ等しくなるように、輝度を補償してい
る。CRTガンマにより、正確な補正は次式から得られ
る。
示デュティ・サイクル及び電子ビーム速度の関数であ
る。第1図に示した本発明の好適な実施例の回路図は、
X及びY偏向電圧VX及びVYの時間tに対する導関数の
絶対値|d(VX/dt|及び|d(VY)/dt|を求め、これら2
つの時間導関数信号を加算し、加算した信号をCRTの輝
度制御グリッドに供給して、遷移輝度を増加することに
より、電子ビーム速度が異なっても、静止点の輝度と遷
移の輝度とがほぼ等しくなるように、輝度を補償してい
る。CRTガンマにより、正確な補正は次式から得られ
る。
Vg=(VX^2+VY^2)^(1/4) なお、ガンマべき指数は2であり、M^NはMのN乗を
表す。しかし、正確な補正は、必要ないことが経験から
判った。よって、第1図の回路の関数は次のようにな
る。
表す。しかし、正確な補正は、必要ないことが経験から
判った。よって、第1図の回路の関数は次のようにな
る。
Vo=|d(VX)/dt|+|d(VY)/dt| 第1図において、水平偏向電圧用回路(上部に示した
回路)及び垂直偏向電圧用回路(下部に示した回路)は
同じなので、第2図の波形図を参照して、一方の回路
(輝度制御電流発生手段)のみを詳細に説明する。な
お、第2図において、VCRはCR微分器14の出力電圧(差
動トランジスタ対Q31の左側トランジスタ及び差動トラ
ンジスタ対Q32の右側トランジスタのベース電圧)、Icc
はコンデンサCcの左端から右端に流れる電流、IQ1Cは
トランジスタQ1のコレクタ電流、IQ2CはトランジスタQ
2のコレクタ電流、IRLは抵抗器RLを上から下に流れる
電流、IQ31Lは差動トランジスタ対Q31の左側トランジ
スタのコレクタ電流、IQ32Lは差動トランジスタ対Q32
の左側トランジスタのコレクタ電流、I22はZ軸駆動器2
2に流れる水平偏向電圧用回路又は垂直偏向電圧用回路
からの出力電流である。
回路)及び垂直偏向電圧用回路(下部に示した回路)は
同じなので、第2図の波形図を参照して、一方の回路
(輝度制御電流発生手段)のみを詳細に説明する。な
お、第2図において、VCRはCR微分器14の出力電圧(差
動トランジスタ対Q31の左側トランジスタ及び差動トラ
ンジスタ対Q32の右側トランジスタのベース電圧)、Icc
はコンデンサCcの左端から右端に流れる電流、IQ1Cは
トランジスタQ1のコレクタ電流、IQ2CはトランジスタQ
2のコレクタ電流、IRLは抵抗器RLを上から下に流れる
電流、IQ31Lは差動トランジスタ対Q31の左側トランジ
スタのコレクタ電流、IQ32Lは差動トランジスタ対Q32
の左側トランジスタのコレクタ電流、I22はZ軸駆動器2
2に流れる水平偏向電圧用回路又は垂直偏向電圧用回路
からの出力電流である。
差動トランジスタ対Q1及びQ2は、これらトランジスタ
のベースが偏向電圧及び基準電位を夫々受け、エミッタ
がコンデンサCcを介して共通接続されると共に夫々電流
源に接続されているので、遷移、即ち、偏向電圧の変化
に対して差動器(差動手段)12として作用する。時点T1
及びT2の間における偏向電圧の正方向の遷移(例えば、
電子ビームの右から左への移動)に対して、左側トラン
ジスタQ1が一層順バイアスされるので、そのコレクタ電
流IQ1Cが増加し、右側トランジスタQ2のコレクタ電流
IQ2Cが減少する。これは、図2の場合、偏向電圧VX
(又はVY)が一定の傾きで上昇するので、トランジス
タQ1のエミッタ電位も同様に上昇するため、コンデンサ
Ccの電流Iccが、偏向電圧の傾きに応じた一定値にゼロ
から上昇する。この電流Iccの分だけ、電流IQ1Cが増加
し、電流IQ2Cが減少する。また、時点T3及びT4間にお
ける偏向電圧の負方向遷移(例えば、電子ビームの左か
ら右への移動)に対しては、これと逆になる。さらに、
時点T1以前、時点T2及びT3間、及び時点T4以降における
偏向電圧が一定の場合(電子ビームが静止している場
合)、トランジスタQ1及びQ2のベース電位が一定である
ので、これらトランジスタのエミッタ電位が一定である
ので(コンデンサCcの充放電が終了すれば)、電流Icc
がゼロとなる。よって、電流IQ1C及びIQ2Cは、共にそ
れらのエミッタに接続された電流源の電流値Iとなる。
のベースが偏向電圧及び基準電位を夫々受け、エミッタ
がコンデンサCcを介して共通接続されると共に夫々電流
源に接続されているので、遷移、即ち、偏向電圧の変化
に対して差動器(差動手段)12として作用する。時点T1
及びT2の間における偏向電圧の正方向の遷移(例えば、
電子ビームの右から左への移動)に対して、左側トラン
ジスタQ1が一層順バイアスされるので、そのコレクタ電
流IQ1Cが増加し、右側トランジスタQ2のコレクタ電流
IQ2Cが減少する。これは、図2の場合、偏向電圧VX
(又はVY)が一定の傾きで上昇するので、トランジス
タQ1のエミッタ電位も同様に上昇するため、コンデンサ
Ccの電流Iccが、偏向電圧の傾きに応じた一定値にゼロ
から上昇する。この電流Iccの分だけ、電流IQ1Cが増加
し、電流IQ2Cが減少する。また、時点T3及びT4間にお
ける偏向電圧の負方向遷移(例えば、電子ビームの左か
ら右への移動)に対しては、これと逆になる。さらに、
時点T1以前、時点T2及びT3間、及び時点T4以降における
偏向電圧が一定の場合(電子ビームが静止している場
合)、トランジスタQ1及びQ2のベース電位が一定である
ので、これらトランジスタのエミッタ電位が一定である
ので(コンデンサCcの充放電が終了すれば)、電流Icc
がゼロとなる。よって、電流IQ1C及びIQ2Cは、共にそ
れらのエミッタに接続された電流源の電流値Iとなる。
差動トランジスタ対(以下、単に差動対という)Q31
及びQ32は、CR微分器14により駆動され、差動器12の出
力電流用のスイッチ16として作用する。なお、左側トラ
ンジスタQ1のコレクタは左側差動対Q31のエミッタ対に
接続され、右側トランジスタQ2のコレクタは右側差動対
Q32のエミッタ対に接続される。スイッチ16及び差動器1
2のトランジスタは、種々の集積回路メーカから販売さ
れている単一の安価なマルチブラィア集積回路が利用で
き、例えばモトローラ社製MC1496型でもよい。スイッチ
16は、正又は負遷移に対して、共通負荷抵抗器RLを介し
て差動器12の増加する方のコレクタ電流を出力する。
及びQ32は、CR微分器14により駆動され、差動器12の出
力電流用のスイッチ16として作用する。なお、左側トラ
ンジスタQ1のコレクタは左側差動対Q31のエミッタ対に
接続され、右側トランジスタQ2のコレクタは右側差動対
Q32のエミッタ対に接続される。スイッチ16及び差動器1
2のトランジスタは、種々の集積回路メーカから販売さ
れている単一の安価なマルチブラィア集積回路が利用で
き、例えばモトローラ社製MC1496型でもよい。スイッチ
16は、正又は負遷移に対して、共通負荷抵抗器RLを介し
て差動器12の増加する方のコレクタ電流を出力する。
すなわち、微分器14の出力電圧VCRは、偏向電圧に遷
移がないとき(時点T1以前、時点T2及びT3間、及び時点
T4以降)に電圧+Vとなり、偏向電圧の正方向遷移のと
き(時点T1及びT2の間)に対して電圧+Vよりも高い電
圧となり、差動電圧の負方向の遷移のとき(時点T3及び
T4の間)に対して電圧+Vよりも低い電圧となる。よっ
て、偏向電圧に遷移がないときには、差動対Q31及びQ32
の総てのトランジスタのベースには抵抗器を介して電圧
+Vが供給されるため、これら総てのトランジスタがバ
ランスして、差動対Q31及びQ32の夫々の両方のトランジ
スタのコレクタ電流は、等しくなる。また、偏向電圧の
正方向遷移のときに、差動対Q31の左側トランジスタ及
び差動対Q32の右側トランジスタがオンし、反対側のト
ランジスタがオフする。偏向電圧の負方向遷移のとき
に、差動対Q31の左側トランジスタ及び差動対Q32の右側
トランジスタがオフし、反対側のトランジスタがオンす
る。上述のように、偏向電圧の正方向遷移のときにトラ
ンジスタQ1のコレクタ電流が増加し、偏向電圧の負方向
遷移のときにトランジスタQ2のコレクタ電流が増加する
ので、スイッチ16は、正方向に変化する差動器12のコレ
クタ電流を差動対Q31及び32により選択できる。
移がないとき(時点T1以前、時点T2及びT3間、及び時点
T4以降)に電圧+Vとなり、偏向電圧の正方向遷移のと
き(時点T1及びT2の間)に対して電圧+Vよりも高い電
圧となり、差動電圧の負方向の遷移のとき(時点T3及び
T4の間)に対して電圧+Vよりも低い電圧となる。よっ
て、偏向電圧に遷移がないときには、差動対Q31及びQ32
の総てのトランジスタのベースには抵抗器を介して電圧
+Vが供給されるため、これら総てのトランジスタがバ
ランスして、差動対Q31及びQ32の夫々の両方のトランジ
スタのコレクタ電流は、等しくなる。また、偏向電圧の
正方向遷移のときに、差動対Q31の左側トランジスタ及
び差動対Q32の右側トランジスタがオンし、反対側のト
ランジスタがオフする。偏向電圧の負方向遷移のとき
に、差動対Q31の左側トランジスタ及び差動対Q32の右側
トランジスタがオフし、反対側のトランジスタがオンす
る。上述のように、偏向電圧の正方向遷移のときにトラ
ンジスタQ1のコレクタ電流が増加し、偏向電圧の負方向
遷移のときにトランジスタQ2のコレクタ電流が増加する
ので、スイッチ16は、正方向に変化する差動器12のコレ
クタ電流を差動対Q31及び32により選択できる。
ところで、Z軸駆動器22は負帰還の演算増幅器24を含
んでいるので、演算増幅器24の反転入力端の電位は非反
転入力端の基準電位と同じになる。よって、差動対Q31
及びQ32の左側トランジスタのコレクタに共通接続され
た抵抗器RLの下端の電位は偏向電圧に関係なく基準電
位であるので、抵抗器RLを流れる電流IRLは常に+V/R
Lで、例えば、図示の如く差動器12の電流源の値と同じ
Iとなる。よって、ライン18に流れる電流、即ち、I22
は、(IQ31L)+(IQ32L)−IRLとなり、偏向電圧の
変化率の絶対値の関数である。なお、差動対Q31及びQ32
がバランス状態(偏向電圧に遷移がない状態)以外は、
電流IQ31L及びIQ32Lの一方はゼロである点に留意され
たい。
んでいるので、演算増幅器24の反転入力端の電位は非反
転入力端の基準電位と同じになる。よって、差動対Q31
及びQ32の左側トランジスタのコレクタに共通接続され
た抵抗器RLの下端の電位は偏向電圧に関係なく基準電
位であるので、抵抗器RLを流れる電流IRLは常に+V/R
Lで、例えば、図示の如く差動器12の電流源の値と同じ
Iとなる。よって、ライン18に流れる電流、即ち、I22
は、(IQ31L)+(IQ32L)−IRLとなり、偏向電圧の
変化率の絶対値の関数である。なお、差動対Q31及びQ32
がバランス状態(偏向電圧に遷移がない状態)以外は、
電流IQ31L及びIQ32Lの一方はゼロである点に留意され
たい。
X及びY軸偏向電圧用回路(輝度制御電流発生手段)
の出力電流I22の各々は、ライン18を介してノード20で
加算され、Z軸駆動器22に供給されて、出力電圧を発生
する。この駆動器22の出力信号をCRTの輝度制御グリッ
ドに供給して、遷移期間中の輝度を増加させる。
の出力電流I22の各々は、ライン18を介してノード20で
加算され、Z軸駆動器22に供給されて、出力電圧を発生
する。この駆動器22の出力信号をCRTの輝度制御グリッ
ドに供給して、遷移期間中の輝度を増加させる。
動作において、偏向電圧VX及びVYが一定の間(時点
T1以前、時点T2及びT3間、及び時点T4意向)、即ち、電
子ビームがCRT表示器上で静止している間、上述の如
く、トランジスタQ1及びQ2のコレクタ電流IQ1C及びIQ
2Cは、電流源の値Iであり、差動対Q31及びQ32の各々の
トランジスタのベースには、等しいバイアス電圧が供給
されてバランスしているので、各差動対の各トランジス
タは、トランジスタQ1及びQ2の夫々のコレクタ電流の半
分、即ち、電流I/2を流す。よって、差動対Q31及びQ32
の左側トランジスタのコレクタ電流の和は、I(=I/2
+I/2)に等しくなる。したがって、この和の電流と電
流IRLとの差である電流、即ち、ライン18を駆動器22に
向かって流れる電流I22は、ゼロになる。
T1以前、時点T2及びT3間、及び時点T4意向)、即ち、電
子ビームがCRT表示器上で静止している間、上述の如
く、トランジスタQ1及びQ2のコレクタ電流IQ1C及びIQ
2Cは、電流源の値Iであり、差動対Q31及びQ32の各々の
トランジスタのベースには、等しいバイアス電圧が供給
されてバランスしているので、各差動対の各トランジス
タは、トランジスタQ1及びQ2の夫々のコレクタ電流の半
分、即ち、電流I/2を流す。よって、差動対Q31及びQ32
の左側トランジスタのコレクタ電流の和は、I(=I/2
+I/2)に等しくなる。したがって、この和の電流と電
流IRLとの差である電流、即ち、ライン18を駆動器22に
向かって流れる電流I22は、ゼロになる。
偏向電圧が正方向に変化すると(正方向遷移のと
き)、上述の如く、差動器12の左側トランジスタQ1がよ
り正にバイアスされて、エミッタ電圧が上昇する。一方
のエミッタの電圧上昇が結合コンデンサCcを介して他方
のトランジスタQ2のエミッタに伝わり、トランジスタQ2
のバイアスを効果的に減らす。よって、トランジスタQ1
を流れるコレクタ電流IQ1Cが増加し、トランジスタQ2
を流れるコレクタ電流IQ2Cが減少する。一方、CR微分
器14の正方向に変化する出力電圧VCRにより、差動対Q3
1の左側トランジスタのバイアスが増加して、導通(オ
ン)するので、トランジスタQ1からの増加したコレクタ
電流IQ1Cがこの左側トランジスタによりスイッチされ
る。このとき、差動対Q32の左側トランジスタはオフで
ある。よって、出力電流I22は、抵抗器RLを流れる電流
IRL(=I)と偏向電圧VX(又はVY)に比例する電流
IQ1C(=I+Icc)との差(Icc)となる。したがっ
て、この電流I22に対応するZ駆動器22の出力電圧は、
入力偏向電圧の時間に対する導関数となる。
き)、上述の如く、差動器12の左側トランジスタQ1がよ
り正にバイアスされて、エミッタ電圧が上昇する。一方
のエミッタの電圧上昇が結合コンデンサCcを介して他方
のトランジスタQ2のエミッタに伝わり、トランジスタQ2
のバイアスを効果的に減らす。よって、トランジスタQ1
を流れるコレクタ電流IQ1Cが増加し、トランジスタQ2
を流れるコレクタ電流IQ2Cが減少する。一方、CR微分
器14の正方向に変化する出力電圧VCRにより、差動対Q3
1の左側トランジスタのバイアスが増加して、導通(オ
ン)するので、トランジスタQ1からの増加したコレクタ
電流IQ1Cがこの左側トランジスタによりスイッチされ
る。このとき、差動対Q32の左側トランジスタはオフで
ある。よって、出力電流I22は、抵抗器RLを流れる電流
IRL(=I)と偏向電圧VX(又はVY)に比例する電流
IQ1C(=I+Icc)との差(Icc)となる。したがっ
て、この電流I22に対応するZ駆動器22の出力電圧は、
入力偏向電圧の時間に対する導関数となる。
同様に、入力電圧が減少したとき(負方向遷移のと
き)、上述のように、トランジスタQ2を流れるコレクタ
電流IQ2Cが増加し、差動対Q31の左側トランジスタ及び
差動対Q32の右側トランジスタのバイアスが減少して、
これらトランジスタがオフになると共に、差動対Q31の
右側トランジスタ及び差動対Q32の左側トランジスタが
オンになるので、トランジスタQ2からの増加したコレク
タ電流IQ2Cが、スイッチ16により選択される。よっ
て、出力電流I22は、IQ2C−IRL=(I−Icc)−I=
−Iccとなる。このとき、Iccは負であるので、−Iccは
正である。したがって、偏向電圧の変化方向に関係な
く、出力電圧は、入力偏向電圧の変化率(導関数)の絶
対値となる。
き)、上述のように、トランジスタQ2を流れるコレクタ
電流IQ2Cが増加し、差動対Q31の左側トランジスタ及び
差動対Q32の右側トランジスタのバイアスが減少して、
これらトランジスタがオフになると共に、差動対Q31の
右側トランジスタ及び差動対Q32の左側トランジスタが
オンになるので、トランジスタQ2からの増加したコレク
タ電流IQ2Cが、スイッチ16により選択される。よっ
て、出力電流I22は、IQ2C−IRL=(I−Icc)−I=
−Iccとなる。このとき、Iccは負であるので、−Iccは
正である。したがって、偏向電圧の変化方向に関係な
く、出力電圧は、入力偏向電圧の変化率(導関数)の絶
対値となる。
2つの偏向電圧用回路の出力電流I22を、Z軸駆動器2
2を構成する演算増幅器24の反転入力端に入力する。こ
の演算増幅器24の非反転入力端は、上述の如く、所定電
位(基準電位)に維持されている。偏向電圧が変化した
とき、即ち、遷移期間中、Z軸駆動器22からの出力電圧
は、増加した正電圧であり、CRT表示器の輝度を増加さ
せる。
2を構成する演算増幅器24の反転入力端に入力する。こ
の演算増幅器24の非反転入力端は、上述の如く、所定電
位(基準電位)に維持されている。偏向電圧が変化した
とき、即ち、遷移期間中、Z軸駆動器22からの出力電圧
は、増加した正電圧であり、CRT表示器の輝度を増加さ
せる。
上述の如く、本発明によるXY表示器用輝度制御回路
は、X及びY偏向電圧の変化率、即ち、導関数の絶対値
の和を求め、この和をCRTのXY表示器の輝度制御グリッ
ドに供給することにより、偏向電圧の変化方向に関係な
く、偏向電圧が変化する期間中、電子ビームの輝度を増
加している。したがって、点及びこれら点間の遷移の輝
度を等しくするか、これらの輝度差を減らすことができ
る。
は、X及びY偏向電圧の変化率、即ち、導関数の絶対値
の和を求め、この和をCRTのXY表示器の輝度制御グリッ
ドに供給することにより、偏向電圧の変化方向に関係な
く、偏向電圧が変化する期間中、電子ビームの輝度を増
加している。したがって、点及びこれら点間の遷移の輝
度を等しくするか、これらの輝度差を減らすことができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の好適な一実施例の回路図であり、第2
図は第1図の動作を説明する波形図である。 図において、12は差動手段、14は微分手段、16はスイッ
チ手段、Q1及びQ2は第1作動トランジスタ対、Q31は第
2作動トランジスタ対、Q32は第3トランジスタ対であ
る。
図は第1図の動作を説明する波形図である。 図において、12は差動手段、14は微分手段、16はスイッ
チ手段、Q1及びQ2は第1作動トランジスタ対、Q31は第
2作動トランジスタ対、Q32は第3トランジスタ対であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ジー・ベーカー アメリカ合衆国 オレゴン州 97007 アロア サウスウエスト ワンサウザン ドエイト ハンドレッドセブンティフォ ース 6982 (56)参考文献 特開 昭47−36928(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】X及びY軸偏向電圧に応じた輝度制御電流
を生成するX及びY軸輝度制御電流発生手段と、該X及
びY輝度制御電流発生手段からの上記輝度制御電流を加
算し、電圧に変換して出力するZ軸駆動手段とを具える
XY表示器用輝度制御回路であって、上記X及びY軸輝度
制御電流発生手段の各々は、 一方のトランジスタのベースに偏向電圧が供給され、他
方のトランジスタのベースが基準電位源に接続され、上
記一方及び他方のトランジスタのエミッタがコンデンサ
を介して共通接続されると共に第1及び第2電流源に夫
々接続された第1差動トランジスタ対を有し、上記偏向
電圧に応じた差動出力電流を上記第1差動トランジスタ
対の両コレクタに発生する差動手段と、 上記偏向電圧を微分する微分手段と、 第2及び第3差動トランジスタ対を有し、該第2及び第
3差動トランジスタ対の各々の相互接続されたエミッタ
は上記第1差動トランジスタ対の一方及び他方のトラン
ジスタのコレクタに夫々接続され、該第2及び第3差動
トランジスタ対の各々の一方のトランジスタのベースは
上記微分手段の出力端に共通に接続され、他方のトラン
ジスタのベースは電圧源に共通に接続され、上記第2及
び第3差動トランジスタ対に含まれるトランジスタのう
ちベースが共通接続されない一方の組のトランジスタの
コレクタは共通に抵抗器を介して上記電圧源に接続さ
れ、ベースが共通接続されない他方の組のトランジスタ
のコレクタは上記電圧源に共通に接続され、上記一方の
組のトランジスタのコレクタから上記輝度制御電流を出
力するスイッチ手段と を含むことを特徴とするXY表示器用輝度制御回路。
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---|---|---|---|
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US06/902,989 US4755726A (en) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | XY display transition intensifier |
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---|---|---|---|
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