JP3106665B2 - 陰極線管のカソード電流検出装置 - Google Patents

陰極線管のカソード電流検出装置

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JP3106665B2
JP3106665B2 JP04057695A JP5769592A JP3106665B2 JP 3106665 B2 JP3106665 B2 JP 3106665B2 JP 04057695 A JP04057695 A JP 04057695A JP 5769592 A JP5769592 A JP 5769592A JP 3106665 B2 JP3106665 B2 JP 3106665B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョン受
像機において、陰極線管のカソード電流を検出し、ドラ
イブアンプの直流オフセットやゲインを制御することに
よって、温度や経度変化によるホワイトバランスの変化
を補正するホワイトバランス安定化装置に用いられる。
陰極線管カソード電流検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーテレビジョン受像機の高性
能化のために、または無調整化のためにCRT陰極線管
カソード電流を検出し、ホワイトバランスを安定化制御
することが行なわれている。このホワイトバランス安定
化の技術においては、カソード電流の検出が重要な要素
技術であって、一般に100V程度となるカソード電圧
と無関係に、数μA〜数百μAのカソード電流を検出す
ることが求められる。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来のCRT
カソード電流検出装置について説明する。
【0004】図3は従来のCRTカソード電流検出装置
の一構成例である。11はドライブアンプ、12はPN
P型トランジスタ、13はダイオード、14はCRTで
ある。以上の各構成要素により構成されたCRTカソー
ド電流検出装置について、以下、各構成要素の関係と動
作を説明する。
【0005】入力された映像信号はドライブアンプ11
で増幅され、PNP型トランジスタ12によるエミッタ
ホロワ型アンプを通してCRT14のカソードをドライ
ブする。エミッタホロワ型アンプの電圧利得はほぼ1で
あるのでカソード電圧はドライブアンプ11の出力電圧
にほぼ等しい。一方カソード電流はPNP型トランジス
タ12のエミッタからコレクタへと流れ、ベース側へは
ほとんど流れないため、カソード電流はコレクタに流れ
る電流として検出できる。
【0006】なお、CRTカソードは容量性負荷である
ため、ドライブアンプ11の出力が急激に上昇したとき
にPNP型トランジスタ12が遮断状態となる。このと
きダイオード13が導通状態となりカソード電圧の立ち
上がり応答特性の劣化を防いでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
よな構成では、入力映像信号にウィンドウパターンを入
力した場合、CRT画面上のウィンドウの右側に白く尾
を引く現象が現れる。この現象は一般にストリーキング
と呼ばれる。図2はCRT画面上のウィンドウパターン
を表しており、斜線で示した部分にストリーキングが発
生する。
【0008】以下、図3の従来のCRTカソード電流検
出装置において、ストリーキングが発生する原理につい
て図3、,図2そして図4を用いて説明する。図4は入
力映像信号にウィンドウパターンを与えたときの、図2
のCRT画面図における点線Bで示した水平ラインに対
する各部電圧波形を表している。図4において、実線は
ドライブアンプ11の出力電圧Vi点線はカソード電圧
oである。図4の各時間において、図3の各部の動作
を説明する。
【0009】aの期間、PNP型トランジスタ12はエ
ミッタホロワ型アンプとして働き、カソード電流を検出
する。ダイオード13は遮断状態である。カソード電圧
oはドライブアンプ11の出力電圧ViよりもPNP型
トランジスタ12のVBE(約0.7V)分だけ高い。
【0010】bの期間、カソード容量CKを充電するた
めダイオード13が導通状態となる。PNP型トランジ
スタ12は遮断状態である。カソード電圧Voはドライ
ブアンプ11の出力電圧Viよりダイオード13の順方
向電圧(ゲルマニュウムダイオードの場合約0.1V)
だけ低い。
【0011】cの期間、カソード容量CKが放電され、
aの状態へ戻る。図4において、bおよびcの期間に生
じるカソード電圧のずれ(約0.8V)がCRT画面上
でストリーキングとなって現れる。以上がストリーキン
グ発生の原理である。
【0012】本発明は、上記課題を解決するもので、簡
単な回路でストリーキングを低減することのできる陰極
線管のカソード電流検出装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のカソード電流検出装置は、入力映像信号を増
幅するドライブアンプと、第1のPNP型トランジスタ
と、第2のトランジスタと、ダイオードと、同期信号を
入力としたカソード電流検出のタイミングパルスを出力
するタイミング発生回路と、電圧制御電流源とを備え、
第1のPNP型トランジスタのベースと第2のトランジ
スタのエミッタとダイオードのアノードとをドライブア
ンプ出力に接続し、第1のPNP型トランジスタのエミ
ッタと第2のトランジスタのコレクタとダイオードのカ
ソードとを陰極線管カソードに接続し、第2のトランジ
スタのベースと電圧制御電流源の出力とを接続し、電圧
制御電流源の制御入力とタイミング発生回路の出力とを
接続し、第1PNP型トランジスタのコレクタをカソー
ド電流検出出力とする構成を有する。
【0014】
【作用】本発明は、上記の構成において、カソード電流
を検出する時間のみPNP型トランジスタのエミッタホ
ロワ型アンプを動作させ、カソード電流を検出しない時
間はエミッタホロワ型アンプの入力と出力を短絡し、ド
ライブアンプ出力とエミッタホロワのカソード電圧との
電圧誤差を小さくしたので、ストリーキングが低減され
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1を用
いて説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例におけるカソード
電流検出装置のブロック図である。1は入力映像信号を
増幅するドライブアンプ、2は第1のPNP型トランジ
スタ、3は第2のトランジスタ、4はダイオード、5は
タイミング発生回路、6は電圧制御電流源、7は第3の
トランジスタ、8は第1の抵抗、9は第2の抵抗、10
はCRTである。
【0017】以上の構成要素より構成されたカソード電
流検出装置について各構成要素の関係と動作を図1,図
2および図4を用いて説明する。タイミング発生回路5
は同期信号を入力とし、垂直帰線期間の終了後に水平ラ
イン数本分のカソード電流検出タイミングパルスを出力
する。このタイミングをCRT画面上に対応づけるなら
ば、図2に点線Aで示した画面上部のオーバスキャンで
見えない部分に当たる。タイミングパルスはカソード電
流を検出する期間中、Lレベルになるものとする。
【0018】まず、前記タイミングパルスがLのときに
ついて説明する。このとき、第3のトランジスタ7は遮
断状態となり、電圧制御電流源6の出力電流はほぼ零と
なる。さらに、このとき、第2のトランジスタ3も遮断
状態となるため、第1のPNP型トランジスタ2および
ダイオード4は従来例のカソード電流検出装置と同様に
動作し、第1のPNP型トランジスタ2のコレクタから
カソード電流を検出できる。
【0019】次に、タイミングパルスがHのときについ
て説明する。このとき、第3のトランジスタ7は飽和状
態となり、電圧制御電流源6の出力電流が発生し、第2
のトランジスタ3が飽和状態となるため、ドライブアン
プ1の出力電圧とカソード電圧との電圧差は第2のトラ
ンジスタ2のコレクタ・エミッタ間飽和電圧となる。
【0020】第2のトランジスタ3にコレクタ・エミッ
タ間飽和電圧の低いトランジスタを使用すると、図4の
bおよびcの期間に発生するドライブアンプ出力電圧と
カソード電圧のずれを約0.2Vと小さくすることがで
き、ストリーキングを低減できる。
【0021】このように本発明の実施例の陰極線管のカ
ソード電流検出装置によると、第2のトランジスタのエ
ミッタとコレクタをそれぞれカソード電流検出用の第1
のトランジスタのベースとエミッタに接続し、カソード
電流を検出しない期間は第2のトランジスタを導通状態
(オン)にして第1のトランジスタの入出力電圧差を小
さく抑えるようにタイミング発生回路、電圧制御電流源
を配してあるので、ストリーキングを小さくすることが
できる。
【0022】なお、第2のトランジスタ3のコレクタと
エミッタを逆に接続してもよい。さらに、第2のトラン
ジスタ2をNPN型とし、電圧制御電流源の出力電流の
極性を逆にしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によると、入力映像信号を増幅するドライブアンプと、
第1のPNP型トランジスタと、第2のトランジスタ
と、ダイオードと、同期信号を入力としカソード電流検
出のタイミングパルスを出力するタイミング発生回路
と、電圧制御電流源とを備え、第1のPNP型トランジ
スタのベースと、第2のトランジスタのエミッタとダイ
オードのアノードとドライブアンプ出力に接続し、第1
のPNP型トランジスタのエミッタと第2のトランジス
タのコレクタとダイオードのカソードとを陰極線管カソ
ードに接続し、第2のトランジスタのベースと電圧制御
電流源の出力とを接続し、電圧制御電流源の制御入力と
タイミング発生回路の出力とを接続し、第1のPNP型
トランジスタのコレクタをカソード電流検出出力として
あるので、簡単な回路でストリーキングを低減すること
ができる陰極線管のカソード電流検出装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における陰極線管のカソード
電流検出装置のブロック図
【図2】CRT画面上で見たウィンドウパターンの模式
【図3】従来のカソード電流検出装置のブロック図
【図4】従来のカソード電流検出装置の各部電圧波形図
【符号の説明】
1 ドライアンプ 2 第1のPNP型トランジスタ 3 第2のトランジスタ 4 ダイオード 5 タイミング発生回路 6 電圧制御電流源

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号を増幅するドライブアンプ
    と、第1のPNP型トランジスタと、第2のトランジス
    タと、ダイオードと、同期信号を入力としカソード電流
    検出のタイミングパルスを出力するタイミング発生回路
    と、電圧制御電流源とを備え、前記第1のPNP型トラ
    ンジスタのベースと前記第2のトランジスタのエミッタ
    と前記ダイオードのアノードとを前記ドライブアンプ出
    力に接続し、前記第1のPNP型トランジスタのエミッ
    タと前記第2のトランジスタのコレクタと前記ダイオー
    ドのカソードとを陰極線管カソードに接続し、前記第2
    のトランジスタのベースと前記電圧制御電流源の出力と
    を接続し、前記電圧制御電流源の制御入力と前記タイミ
    ング発生回路の出力とを接続し、前記第1のPNP型ト
    ランジスタのコレクタをカソード電流検出出力とした陰
    極線管のカソード電流検出装置。
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