JP2544902Y2 - 農用トラクタにおけるハーネスケーブルのジョイント構造 - Google Patents

農用トラクタにおけるハーネスケーブルのジョイント構造

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JP2544902Y2
JP2544902Y2 JP9286691U JP9286691U JP2544902Y2 JP 2544902 Y2 JP2544902 Y2 JP 2544902Y2 JP 9286691 U JP9286691 U JP 9286691U JP 9286691 U JP9286691 U JP 9286691U JP 2544902 Y2 JP2544902 Y2 JP 2544902Y2
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joint
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agricultural tractor
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harness
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賢一 藤本
英機 神山
修一 戸上
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Yanmar Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Yanmar Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、農用トラクタにおける
ハーネスケーブルのジョイント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農用トラクタにおいて、自動接続
機構を具備するヒッチ装置では、ハーネスケーブルを1
個のカップリング式ジョイントを介して接続するものが
存在している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来形
においては、1個のカップリング方式のジョイントを介
して、駆動モータやリヤカバーセンサなどのハーネスケ
ーブルを接続するために、接続端子が多数必要となり、
同接続端子を均一状態で押圧することができないもので
あった。
【0004】したがって、カップリング方式のジョイン
トの端子側では、各端子の接合が不安定であると共に、
ハーネスケーブルの接続が確実にできないために、セン
サなどが作動不能となることがあった。
【0005】また、同一のカップリング式ジョイントに
て、強電流と信号系の電流が通電されるために、ノイズ
が発生して作動部が誤作動するなどの問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、自動接続機構
を具備するヒッチ装置を介して、農用トラクタの機体と
作業機を連結自在とすると共に、同作業機側には補助駆
動手段を作動させる駆動モータ、及び作業装置の各種状
況を検出する検出用センサを設け、かつ、同駆動モータ
及び検出用センサはハーネスケーブルを介して機体側と
接続自在とした農用トラクタにおいて、上記自動接続機
構を具備するヒッチ装置に、前後方向に二分割できるカ
ップリング方式のジョイント体を2個並設し、一方のジ
ョイント体には、駆動モータ用の強電側ハーネスケーブ
ルを接続し、他方のジョイント体には検出用センサ側の
信号系ハーネスケーブルを接続したことを特徴とする農
用トラクタにおけるハーネスケーブルのジョイント構造
を提供せんとするものである。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づき具体的に説明
すると、1は農用トラクタの機体で、後部にトップリン
ク取付ブラケット2およびロアリンク取付ピン3を固着
して、これにトップリンク4及びロアリンク5を連結し
ている。6はトップリンク4及びロアリンク5の後端に
連結するヒッチ装置で、自動接続機構7を具備しながら
作業機Bを自動的に装着可能としている。8は自動接続
機構7を構成する背面視門形状のヒッチフレームで、上
部をトップリンク4に連結していると共に、下部はロア
リンク5と連結して上下に昇降自在に構成されている。
【0008】9はリフトアーム、10はリフトリンクであ
って、リフトアーム9とロアリンク5を連結している。
11は機体1側のPTO軸12とクラッチケース13側のドッ
ククラッチ14とを自在に接続するユニバーサルジョイン
トである。
【0009】また、上記ヒッチフレーム8の上部には、
作業機Bであるロータリ作業機15のL字状アッパーアー
ム16を支持するU字状軸受部17を固着していると共に、
同ヒッチフレーム8の下部両側には、ロータリ作業機15
の下部両側に設けるロアリンクピン18,18 を係脱自在に
嵌合するフック部19,19 を固着している。16-1はアッパ
ーアーム16の上部に設ける支点ピン、20はフック部19,1
9 に設ける後向き開口部である。
【0010】また、21はロアリンクピン18,18 を固定状
態と開放状態に嵌合するロック機構で、自動接続機構7
を構成していると共に、上部には操作レバー22を設けて
いる。23は操作レバー22に作用する戻しバネである。
【0011】また、24はロータリ爪で、同ロータリ爪24
の上部はロータリカバー25により覆われていると共に、
同ロータリカバー25は耕うん深さに対応して前後方向に
回動自在となっている。26はロータリカバー25を前後方
向に回動させる電動アクチュエータで、駆動モータ27に
より伸縮自在となっている。尚、駆動モータ27は、ロー
タリカバー25に限らず各種の補助駆動手段27A を駆動自
在としている。
【0012】28はロータリカバー25の後部に連結するリ
ヤカバーであって、同リヤカバー28はロータリカバー25
に対して擺動自在となっている。29はリヤカバー28の回
動角度などの作業装置B-1 の状況を検出する検出用セン
サである。また、同検出用センサ29はポテンショメータ
29A より構成されている。
【0013】また、30は自動接続機構7のヒッチフレー
ム8側の下部に横方向に設けるジョイント用ブラケット
であって、カップリング方式の2個の前部ジョイント3
1,32を並設している。
【0014】33は3個の雌端子34,34,34を有する雌側
の端子ケースであって、ジョイント用ブラケット30にボ
ルト35により固着されている。36はロータリ側に設ける
ジョイント用ブラケットで、カップリング方式の2個の
後部ジョイント37,38 を並設している。39は3個の雄端
子40,40,40を有する雄側の端子ケースであって、ジョイ
ント用ブラケット36に対して前後方向に摺動可能に装着
されている。
【0015】41は端子ケース39を摺動自在に支持するボ
ルト、42は同端子ケース39を前後に押圧して付勢するコ
イルバネである。
【0016】そして、上記カップリング方式の前部ジョ
イント31,32 と後部ジョイント37,38 によりジョイン
ト体31A,32A を構成し、一方のジョイント体31A には、
前記駆動モータ27用の強電側ハーネスケーブル43,44
と、ポテンショメータ29A の電源用ハーネスケーブル45
が接続されている。
【0017】また、他方のジョイント体32A にはポテン
ショメータ29A の信号を伝達する信号系ハーネスケーブ
ル46,47 とアース用ハーネスケーブル48が接続されてい
る。
【0018】49A は雌側の端子ケース33の外周に固着す
る防水カバーで、防水カバー49A の後部は雄側の端子ケ
ース39の外周まで延設されている。49B は雄側の端子ケ
ース39に設けるOリングである。
【0019】本考案の実施例は上記のように構成されて
おり、農用トラクタの機体1後部に、作業機Bを接続す
る場合は、ロック機構21の操作レバー22を操作して同ロ
ック機構21を固定側にセットすると共に、リフトアーム
9及びリフトリンク10を降下させながらロアリンク5を
下方に下げる。
【0020】そして、ヒッチフレーム8をロータリ作業
機15の高さに合致させた状態で機体1を後退させなが
ら、同ヒッチフレーム8に設けるU字状軸受部17に、ロ
ータリ作業機15側のアッパーアーム16の支点ピン16-1を
嵌合させる。次に、リフトアーム9を上方に回動させる
とヒッチフレーム8が上昇し、これに伴ってロータリ作
業機15側のロアリンクピン18,18 がフック部19,19 に嵌
合して、自動接続機構7により両者は連結固定されるも
のである。
【0021】また、これと同時に、ハーネスケーブル用
の両ジョイント体31A,32A が接続されるが、この場合
に、後部ジョイント37,38 はコイルバネ42により端子ケ
ース39全体が前側に付勢されているので、雄端子40,40,
40が雌端子34,34,34に対して確実に当接して接続される
ものである。
【0022】以上の如く、上記実施例によれば、自動接
続機構7を介して農用トラクタの機体1と作業機Bとを
連結自在とすると共に、同作業機B側にはロータリカバ
ー25などの補助駆動手段27A を駆動させる駆動モータ27
及びリヤカバー28などの作業装置B-1 の各種状況を検出
する検出用センサ29を設け、かつ、同駆動モータ27及び
検出用センサ29をハーネスケーブルを介して機体1側と
接続自在とした農用トラクタにおいて、自動接続機構7
を具備するヒッチ装置6に、前後方向に二分割できるカ
ップリンク方式のジョイント体31A,32A を2個並設し、
一方のジョイント体31A には駆動モータ27用の強電側ハ
ーネスケーブル43,44 を接続し、他方のジョイント体32
には検出用センサ29側の信号系ハーネスケーブル46,47
を接続したものであるから、ハーネスケーブルを強電側
と信号系側とを分離してジョイント体に接続でき、した
がって、強電側に発生するノズルが信号系側に影響を及
ぼすようなことがないので信号系側に障害が発生しない
ものである。また、これにより作動部の機能停止などが
防止されて農用トラクタによる各種作業を能率的に行う
ことができるものである。
【0023】また、図5に示すものは、ハーネスケーブ
ル用のジョイント体の他の実施例を示すものであって、
50A はヒッチフレーム側に設けるジョイント用ブラケッ
ト、50は前部ジョイントで、同前部ジョイント50は押圧
バネ51により常時後部側へ付勢されている。52は前部ジ
ョイント50に設ける雌端子、53は前部ジョイント50を前
後摺動可能に支持する支持杆である。
【0024】また、54はロータリ側に設けるジョイント
用ブラケットで、後部ジョイント55を固着している。そ
して、同後部ジョイント55は前部ジョイント50に対応し
た状態で位置していると共に、同後部ジョイント55に設
ける雄端子56は、各々押圧バネ57により前側に押圧付勢
されている。
【0025】58は後部ジョイント55をジョイント用ブラ
ケット54に固着する固定用ボルト、59はハーネスケーブ
ルである。
【0026】また、60は自動着脱部を構成するジョイン
ト用ブラケット54に一体的に設ける電子回路部で、ノイ
ズ対策回路61や、センサー用プリアンプ62を設けること
ができるものである。
【0027】したがって、上記実施例によれば、端子の
接続部が前側の押圧バネ51と後側の押圧バネ57の両方に
よって押付けられるので、接続の信頼性が高くなるもの
である。
【0028】また、製作が容易であるからコストが安く
できるものである。
【0029】そして、自動着脱部を構成するジョイント
用ブラケット54に電子回路部60を一体的に設けた場合
は、センサー等のプリアンプを設けられるので、センサ
ーの信頼性が向上するものである。
【0030】また、ノイズの発生源に近いところにノイ
ズ対策回路を設けることができるのでノイズが飛散する
ことを防止することができるものである。
【0031】
【考案の効果】本考案によれば、自動接続機構を介して
農用トラクタの機体と作業機とを連結自在とすると共
に、同作業機側には補助駆動手段を作動させる駆動モー
タ及び作業装置の各種状況を検出する検出用センサを設
け、かつ、同駆動モータ及び検出用センサをハーネスケ
ーブルを介して機体側と接続自在とした農用トラクタに
おいて、自動接続機構を具備するヒッチ装置に、前後方
向に二分割できるカップリンク方式のジョイント体を2
個並設し、一方のジョイント体には駆動モータ用の強電
側ハーネスケーブルを接続し、他方のジョイント体には
検出用センサ側の信号系ハーネスケーブルを接続したも
のであるから、ハーネスケーブルを強電側と信号系とを
分離してジョイント体に接続でき、したがって、強電側
に発生するノズルが信号系側に影響をおよぼすようなこ
とがないので信号系側に障害が発生しないものである。
また、これにより作動部の機能停止などが防止されて農
用トラクタの各種作業を能率的に行うことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】農用トラクタの機体と作業機の連結部を示す側
面図。
【図2】ハーネスケーブルのジョイント部の一部断面側
面図。
【図3】同断面背面図。
【図4】同断面平面図。
【図5】ハーネスケーブルのジョイント部の他の実施例
を示す一部断面側面図。
【符号の説明】
B 作業機 B-1 作業装置 1 機体 6 ヒッチ装置 7 自動接続機構 25 ロータリカバー 27 駆動モータ 27A 補助駆動手段 28 リヤカバー 29 検出用センサ 31A ジョイント体 32A ジョイント体 43 強電側ハーネスケーブル 44 強電側ハーネスケーブル 46 信号系ハーネスケーブル 47 信号系ハーネスケーブル
フロントページの続き (72)考案者 神山 英機 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マーディーゼル株式会社内 (72)考案者 戸上 修一 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工 業株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動接続機構7を具備するヒッチ装置6
    を介して、農用トラクタの機体1と作業機Bを連結自在
    とすると共に、同作業機B側には補助駆動手段27A を作
    動させる駆動モータ27、及び作業装置B-1 の各種状況を
    検出する検出用センサ29を設け、かつ、同駆動モータ27
    及び検出用センサ29はハーネスケーブルを介して機体1
    側と接続自在とした農用トラクタにおいて、 上記自動接続機構7を具備するヒッチ装置6に、前後方
    向に二分割できるカップリング方式のジョイント体31A,
    32A を2個並設し、一方のジョイント体31A には、駆動
    モータ27用の強電側ハーネスケーブル43,44 を接続し、
    他方のジョイント体32A には検出用センサ29側の信号系
    ハーネスケーブル46,47 を接続したことを特徴とする農
    用トラクタにおけるハーネスケーブルのジョイント構
    造。
JP9286691U 1991-11-13 1991-11-13 農用トラクタにおけるハーネスケーブルのジョイント構造 Expired - Lifetime JP2544902Y2 (ja)

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JP5684017B2 (ja) * 2010-03-25 2015-03-11 松山株式会社 農作業機の給電システム
JP5557860B2 (ja) * 2012-02-08 2014-07-23 株式会社クボタ 作業機連結装置
JP5993316B2 (ja) * 2013-01-31 2016-09-14 株式会社マキタ 操作棹を有する作業機
JP5758972B2 (ja) * 2013-11-27 2015-08-05 株式会社クボタ 作業機連結装置

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