JP2544713Y2 - ハンガー送給用のスクリューコンベア - Google Patents

ハンガー送給用のスクリューコンベア

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JP2544713Y2
JP2544713Y2 JP1989125960U JP12596089U JP2544713Y2 JP 2544713 Y2 JP2544713 Y2 JP 2544713Y2 JP 1989125960 U JP1989125960 U JP 1989125960U JP 12596089 U JP12596089 U JP 12596089U JP 2544713 Y2 JP2544713 Y2 JP 2544713Y2
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hanger
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充 熊谷
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石見機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、縫製工場やクリーニング工場等において使
用されるハンガー送給用のスクリューコンベアに関す
る。
〔従来の技術〕
例えば、衣服製造工場においては、完成した衣服をハ
ンガーに吊り掛けた状態で搬送し、仕上げプレス、検
査、袋掛け等を経て製品保管を行う。ハンガーの搬送に
際しては種々のコンベアを用いるが、ハンガーを一定間
隔置きに送るような場合には、搬送軸の周面にねじを形
成したスクリューコンベアを使用していた。
従来のこの種コンベアは、第6図に示すように、搬送
軸40の長手方向全長にわたってねじ41が形成されてい
た。その搬送軸40は、ハンガー42の送り方向に向かって
緩やかな下り傾斜姿勢に支持し、その傾斜上端にモータ
43が、傾斜下端にハンガー42を次の搬送路44に誘導案内
するガイド棒45がそれぞれ設けられていた。そして、モ
ータ43を起動すると搬送軸40が回転し、ねじ41の螺進作
用によってハンガー42を送っていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の従来コンベアでは、ねじ41の螺進速度およびそ
のピッチによって、ハンガー42の移行速度と移動間隔に
制限を受ける。そのため、大量のハンガー42を搬送する
際の搬送速度、および吊掛け可能なハンガー本数に限度
がある。ハンガー42の搬送本数が少ない場合でも、搬送
し終わるのに一定の時間を要する不利があり、全体とし
て能率的な搬送を行えない点に問題があった。
本考案は、上記の問題点を解消するにあり、搬送軸構
造を改良し、以てこの種コンベアによる搬送能率の向上
を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案では、搬送軸14の出口16の近傍部分に限ってね
じ24を形成し、ハンガー送給を効率的に行うにある。
詳しくは、第1図に示すように、搬送軸14をハンガー
Hの送り方向に向かって下り傾斜姿勢で支持し、搬送軸
14の出口16の近傍部分を限ってハンガーHを強制的に送
り操作するねじ24を形成し、他の部分はハンガーHの滑
り移動を許すシュート部25としたものである。
〔作用〕
ねじ24を搬送軸14の出口16の近傍に限って設けたの
は、搬送軸14の長手方向の多くの部分を占めるシュート
部25において、ハンガーHをその送り方向に向かって滑
らせながら送給するためである。つまり、ねじ24の螺進
速度やピッチとは無関係に、より速い速度でハンガーH
を送り、しかもねじピッチの制約を受けることなく、大
量のハンガーHを密接状に吊り掛けられるようにするた
めである。
〔考案の効果〕
本考案のスクリューコンベアでは、搬送軸14の多くの
部分を占めるシュート部25において、ハンガーHを滑り
移動させるので、ハンガーHがねじ24の形成部に達する
までは、搬送軸14上での移動を迅速に行え、しかもシュ
ート部25上に大量のハンガーHを吊り掛け支持できる。
従って、従来コンベアに比べて、大量のハンガーHを能
率良く搬送でき、さらにハンガー本数が少ない場合でも
速やかに搬送できることになり、全体としてハンガーH
の搬送作業を能率良く行える。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本考案に係るスクリューコンベ
アの実施例を示す。
第2図に本考案のスクリューコンベア8を適用したス
トックシステムを示す。このストックシステムは、仕上
げヤードA、検査ヤードB、およびストックヤードCと
からなり、各ヤード間にわたって縫製の完了した衣服が
一着ずつハンガーに吊り掛けられた状態で搬送される。
仕上げヤードAには、図外の縫製ラインから送られて
来たハンガーを吊り下げ搬送する分配コンベア1と、こ
の分配コンベア1の下手側両脇に配備された複数のプレ
ス作業部2a〜2gと、プレス処理が終了した製品をハンガ
ーに掛け戻して搬送回収し、次の検査ヤードBへ送り込
む回収コンベア3を備えている。
検査ヤードBには、回収コンベア3で搬送されてきた
ハンガーを滑動案内する下り傾斜状の搬送レール4と、
2箇所の検査台5a・5bと、不良品用のレール6と、良製
品にカバー掛けをするカバー掛け作業部7と、カバー掛
けした製品を次のストックヤードCに送り出す3本のス
クリューコンベア8とを備えている。スクリューコンベ
ア8から送り出された製品は、上がり傾斜姿勢に設置さ
れた単一の供給コンベア9に受け継がれて、ストックヤ
ードCの入口C1に送られる。
ストックヤードCは、前記供給コンベア9から受け取
ったハンガーを、図上右方に向けて水平移送する上下2
段の分配用コンベア10と、各分配用コンベア10の各所か
らハンガーを分岐誘導して縦列状に吊り下げストックす
る多数の吊り下げレール11群と、各吊り下げレール11の
端部よりハンガーを取り出してストックヤードCの出口
C2に導く取り出し用吊り下げラインDとを備えている。
供給コンベア9で送られるハンガーは、原則として上
段側の分配用コンベア10に受け渡されるが、ハンガーを
下段側の分配用コンベア10へ移行させるために、ストッ
クヤードCの入口C1にハンガー移行装置12を有する。上
下の両分配コンベア10・10と、これらから分岐される上
下の各吊下げレール11群との間にも、同様のハンガー移
行装置12を設けてある。
検査工程を経た衣服は色柄、サイズ、デザイン等に応
じて識別され、それぞれの群ごとにスクリューコンベア
8を介して供給コンベア9へ送給される。前記ハンガー
移行装置12を選択操作することにより、移送すべき特定
の吊り下げレール11にハンガーを自動的に送り込める。
図では上下18個ずつの吊下げレール11のいずれか一個
に、一群の完成衣服を送り込み、そこで出荷までの間ス
トックする。
第1図においてスクリューコンベア8は、供給コンベ
ア9側に向かって緩やかな下り傾斜姿勢で支持される搬
送軸14と、この搬送軸14を回転駆動するモータ15と、搬
送軸14の出口16に連続して設けられるシュート軸17など
を含み、図外のフレームで吊腕18を介して吊り下げ支持
されている。
第3図および第4図おいて、搬送軸14はステンレス製
の丸パイプからなり、その傾斜上端がモータ15の出力軸
19とジョント20を介して接続される。また、搬送軸14の
出口16側は管内に入り込むシュート軸17でベアリング21
を介して回転のみ自在に支持する。そのシュート軸17は
吊腕18に固定のブラケット22上に溶接固定されている。
従って、搬送軸14はモータ15を起動すると、シュート軸
17を中心にして回転する。
搬送軸14でのハンガーHの移送を能率良く行うため
に、ハンガーHを強制的に送り操作するねじ24が出口16
の近傍周面に限って形成されている。つまり、搬送軸14
の殆どをハンガーHの送り方向への滑り移動を許すシュ
ート部25としている。図では、搬送軸14を1200〜1600mm
とするとき、出口16側の150mmの範囲に限ってねじ24を
形成した。ねじ24は搬送軸14の周面を広幅に切削して断
面矩形状に形成し、その山高さを約0.5mmとした。ねじ
条数は単数と複数のいずれでもよい。
第4図および第5図において、シュート軸17は搬送軸
14外で供給コンベア9に向かって下り傾斜しており、さ
らに供給コンベア9の進行方向に向かってへ字形に折り
曲げられている。これにより、ハンガーHはシュート軸
17を滑落する間に吊り下げ姿勢が変わり、搬送軸14と直
交状に配置した供給コンベア9のレール26上に乗り移
る。
供給コンベア9は、ハンガーHを吊り下げ姿勢で支持
するレール26と、このレール26上において垂直面に沿っ
て周回するチェーンコンベア27と、コンベアフレーム28
と、チェーンコンベア27に一定間隔置きに固定されてハ
ンガーHを同行操作するハンガー爪29などからなる。ハ
ンガー爪29の下端は、丸パイプからなるレール26の上面
に開口した溝30内に嵌まり込んでおり、ハンガーHをレ
ール26上で滑らせながら同行操作する。
2個のハンガーHが同時にレール26上へ乗り移ること
を防ぐために、第5図に示すごとく2個の制御用スイッ
チ33・34が、シュート軸17の傾斜上端の近傍と、レール
26のハンガー移動軌跡に臨む個所とにそれぞれ配置され
ている。モータ15は図外の起動スイッチをオン操作する
ことにより起動し、ハンガーHがシュート軸17に乗り移
ると前者スイッチ33がオン操作されて停止する。さら
に、前記ハンガーHがハンガー爪29に捕捉されレール26
上を上昇し始めると、後者スイッチ34が操作されてモー
タ15を再び起動させる。
次にスクリューコンベア8の搬送動作を説明する。
既に説明したように、ハンガーHは色柄やサイズごと
に識別され、それぞれのハンガーHが所属する群ごとに
3個のスクリューコンベア8のいずれかに吊り掛けられ
る。作業者はハンガーHを搬送軸14のシュート部25上に
吊り掛け、その状態のままで軽く押し出し操作する。こ
れでハンガーHはシュート部25を滑ってねじ24の側に近
付く。
同様にして、次々とハンガーHを搬送軸14に吊り掛け
るが、シュート部25にはねじ山がないので、隣接するハ
ンガーHを密接させることができ、大量のハンガーHを
吊り掛けることができる。ハンガー群の全体を操作し
て、その最前位のハンガーをねじ24の形成始端に臨ませ
ることができる。
一群のハンガーHの吊り掛けが終了した段階で、その
スクリューコンベア8のみが起動され、ハンガーHが供
給コンベア9へと一定間隔置きに移し換えられる。搬送
軸14が回転すると、ハンガーHはシュート部25において
も前進する。搬送軸14は緩やかに下り傾斜しており、し
かも表面が滑性に優れたステンレスパイプで搬送軸14が
形成されているからである。そのため、ハンガーHは前
位側から順にねじ24の形成部へと進入し、以後はねじ24
の強制的な送り操作で前進移動し、1個ずつシュート軸
17を介してレール26上へ乗り移る。
一群のハンガーHの全てが供給コンベア9に移し換え
られるまでの間、他のスクリューコンベア8に対して、
他のハンガー群の吊り掛け作業を行う。そして、ハンガ
ー群の全てを吊り掛け終わった後、上記と同様にスクリ
ューコンベア8を起動して供給コンベア9へのハンガー
移し換えが行われる。
各スクリューコンベア8からのハンガー移し換えが終
了し、その一群の最後尾ハンガーHが所定の吊り下げレ
ール11に導入案内された段階で、ハンガー移行装置12の
上下段選択と、対応する吊り下げレール11に付属するハ
ンガー移行装置12を選定し、これを導入姿勢に遠隔切換
え操作することによって、一群のハンガーHを目的位置
へと自動搬送できる。
〔別実施例〕
ねじ24はシュート部25の周面より突出する突条として
形成することができる。また、ねじ24を滑性に優れたプ
ラスチック材で形成し、これを搬送軸14に外嵌装着して
スクリューコンベア8を構成してもよい。
モータ15の出力軸19は、搬送軸14の中心軸線上に設け
る必要はない。例えば、搬送軸14の両端をベアリングを
介して回転自在に支持し、搬送軸14の外に位置する出力
軸19の動力を、ギヤやベルト等を介して搬送軸14に伝動
してもよい。
本考案のスクリューコンベア8は、ストックシステム
以外にクリーニングシステムや、毛皮加工ライン等の、
製品または半製品をハンガーHに掛けて移送する搬送シ
ステムの全てに適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係るスクリューコンベア
の実施例を示しており、 第1図は要部の正面図、 第2図は全体のストックシステムの平面図、 第3図はモータとの接続構造を示す断面図、 第4図は一部を破断したコンベア要部の正面図、 第5図は第4図のコンベア要部の平面図である。 第6図は従来コンベアの概略正面図である。 8……スクリューコンベア、14……搬送軸、15……モー
タ、16……搬送軸の出口、24……ねじ、25……シュート
部、H……ハンガー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンガー(H)を吊り掛け状態で送り操作
    する搬送軸(14)と、 この搬送軸(14)を回転駆動するモータ(15)とを備え
    ており、 搬送軸(14)はハンガー(H)の送り方向に向かって下
    り傾斜姿勢で支持してあり、 搬送軸(14)は、出口(16)の近傍部分を限ってハンガ
    ー(H)を強制的に送り操作するねじ(24)を形成して
    あるが、他の部分はハンガー(H)の滑り移動を許すシ
    ュート部(25)としたことを特徴とするハンガー送給用
    のスクリューコンベア。
JP1989125960U 1989-10-27 1989-10-27 ハンガー送給用のスクリューコンベア Expired - Lifetime JP2544713Y2 (ja)

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