JP2544551B2 - ダンパ―装置 - Google Patents

ダンパ―装置

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JP2544551B2
JP2544551B2 JP3227069A JP22706991A JP2544551B2 JP 2544551 B2 JP2544551 B2 JP 2544551B2 JP 3227069 A JP3227069 A JP 3227069A JP 22706991 A JP22706991 A JP 22706991A JP 2544551 B2 JP2544551 B2 JP 2544551B2
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JP
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support shaft
blade
opening
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damper device
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鉄則 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通気路に取り付けら
れ必要に応じて通気路を開閉するダンパー装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば換気扇に連動するようにしたダン
パー装置は、通気路を開閉する羽根を実開昭63ー46
750号公報に見られるようにロータリソレノイドで動
かすようになっているものが多い。上記公報に開示され
ているものは、通気路を形成する筒状の本体内に羽根を
設け、この羽根に一体の軸をロータリソレノイドによっ
て回動させる構成である。ロータリソレノイドの出力軸
と羽根の軸とは歯車で連結されロータリソレノイドとと
もに本体の通気路中に配設されている。
【0003】上記構成のダンパー装置では、ロータリソ
レノイドにより羽根を気流の方向に平行な向きにするこ
とにより通気路を開放し、羽根を気流の方向に直角な向
きにすることにより通気路を閉止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなダンパー
装置においては、ロータリソレノイド及び動力伝達系が
通気路中にあり、しかも比較的かさの大きい部品である
ことから圧損が高く、部品自体も汚れ易い。また羽根が
通気路内で回転するもので、羽根の円滑な動きを維持す
る必要から、本体の内周面と羽根の外周部とに閉止状態
でも隙間ができやすいといった解決すべき課題を含んで
いる。
【0005】この発明はかかる従来の課題を解決するた
めになされたもので、圧損が低く閉止性が良好で、開閉
動作の安定性が高いダンパー装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るダンパー
装置は、通気路を形成する筒体の一端側の開口部中心に
支持脚によって保持された軸受により、筒体内において
中心線方向への摺動を可能に支持軸を支承させ、この支
持軸の一端に、筒体の一端側の開口部を閉止する羽根を
固定するとともに、支持軸を羽根が閉止する方向に弾性
部材で付勢し、筒体が形成する通気路の外に設けた駆動
モータにより連結索を介して支持軸を弾性部材の付勢に
抗して摺動させ、羽根を筒体の開口部から離反させて開
口部を開放するように構成したもので、特に上記軸受
を、羽根取付側の先端側から支持脚より後端寄りまでの
支持軸を支持する構成となし、その支持脚より後端寄り
の支持軸を支持する部分の後端を先細のテーパにしたも
のである。
【0007】
【作用】この発明におけるダンパー装置においては、通
気路を形成する筒体の外に設けた駆動モータで、通気路
を形成する筒体内の中心線方向に支持させた支持軸を連
結索を介して摺動させることによって、該支持軸を付勢
している弾性部材の付勢により閉止している羽根を開口
部から中心線方向に離反させ、開口部を開放することが
でき、支持軸の軸受による保持部分が長く、弾性部材側
の端部がテーパになっていて弾性部材の引っ掛りがない
ので、支持軸が円滑に振動なく往復直線動することがで
きる。また筒体内の通気路には支持軸と弾性部材が介在
するだけの構成であるから、圧損が低くなり駆動モータ
も汚れにくくなる。
【0008】
【実施例】図はいずれも本発明の一実施例を示したもの
である。図1に断面図を、図2に正面図を示した本例の
ダンパー装置は、直線状の通気路を形成する円筒形の筒
体1に、その通気路を開閉する開閉部材を組み付け、こ
の開閉部材を動かす駆動用のギヤードモータ2を通気路
の外に設けたものである。筒体1の一端側には、一部
(図例では上部)の張り出しを大きく形成したフランジ
3が設けられている。フランジ3には筒体1の開口部の
直径線上を横切る部分と中心部分から下に延びる部分と
からなるT字形をなす支持脚4が形成されている。この
支持脚4にはその端縁の前方への折り曲げにより補強整
流翼5が一体に形成されている。補強整流翼5は支持脚
4を強度の高いチャンネル型又はアングル型にし、同時
に等該部を通過する気流を整流する機能を果たす。支持
脚4の筒体1の中心線上には軸受6が装着され、この軸
受6を内包する一端の閉止した筒状のケース7が筒体1
の中心線上に閉止端を筒体1の後方端(図1における右
方向端)に向けて支持脚4に固定されている。
【0009】軸受6は、図4及び図5により示すように
支持脚4に対する取り付け部6aの両側に長く延びるジ
ャーナル部6bを持つ構成で、ジャーナル部6bの片側
端面は先細のテーパ部6cに形成されている。前記筒体
1のフランジ3の前面側には筒体1の開口部より広い開
口部を形成した開口フランジ8が取り付けられている。
前記軸受6は、テーパ部6cを後方に向けて取り付けら
れ、ケース7内には軸受6に支承され、ケース7の中心
線上を摺動しうる支持軸9が挿通されている。この支持
軸9の先端には、開口フランジ8の開口部に周縁が当た
り、該開口部を蓋状に密閉できる丸皿型の羽根10が固
定されている。そして、上記軸受6の先側のジャーナル
部6bは羽根10が開口部を密閉している状態では当該
部の支持軸9が露出しない長さに突出している。
【0010】支持軸9のケース7内の端部側には、取付
板11がナット12により抜け止めされて装着されてい
る。この取付板11と軸受6の取り付け部6aの間には
弾性部材としてのコイルバネ13が介装され、支持軸9
はこのコイルバネ13のバネ力で羽根10が開口フラン
ジ8の開口部を密閉する位置に押し戻されている。ま
た、支持脚4には、ケース7内において支持軸9に装着
された取付板11に近接して中心線に平行に延びる一対
の対向するガイドプレート14が片持ち状に取り付けら
れている。このガイドプレート14は取付板11が回転
変位しその支持軸9とともに羽根10が回転することを
規制する。
【0011】ギヤードモータ2は、前記フランジ3の張
り出しを大きくした上部側に充電部を覆うカバー2aと
ともに取り付けられている。このギヤードモータ2の出
力軸にはモータプーリ15が装着され、このモータプー
リ15と支持軸9に取り付けられた取付板11の上部と
が連結ワイヤ16で連結されている。連結ワイヤ16は
支持脚4に固定されたプーリ支え金具17に軸支された
プーリ18に掛けられ、ほぼ90度方向転換されてい
る。プーリ支え金具17は支持脚4の直径線上を横切る
部分と中心部分から下に縦に延びる部分とに固定され、
連結ワイヤ16の外れを防ぐワイヤガード19が取り付
けられている。
【0012】上記の構成のダンパー装置は、例えば換気
扇と連動するよう給気ダクト等に対して取り付けられ
る。即ち、換気扇をONすると、ダンパー装置にも通電
され、ギヤードモータ2が回転し、連結ワイヤ16を巻
き上げる。連結ワイヤ16の巻き上げとともに支持軸9
がコイルバネ13の付勢に抗して前方へ引き出され、支
持軸9の端に固定されている羽根10が開口フランジ8
の開口部から中心線方向に離反され、開口部が開放され
る。羽根10が開放状態になると、ギヤードモータ2の
回転は停止されるが、ギヤードモータ2内のクラッチコ
イルへの通電は継続されるので羽根10の開放状態は維
持される。換気扇がOFFされると、ダンパー装置への
通電もOFFになり、コイルバネ13の弾性復帰力で支
持軸9が引き戻され、羽根10が当初の閉止状態にな
る。このダンパー装置では、羽根10が直線上を動いて
開閉するため、閉止状態で隙間ができるようなことはな
く閉止性能が良い。また、通気路中に駆動装置系統の主
要部品がないので圧損が少なく、主要部品の汚れの付着
による動作不良も少なくなる。さらに、軸受6が支持軸
9を広範囲に支承しているので、支持軸9の摺動が円滑
で、振動もなくなる。コイルバネ13は伸び縮みする
が、伸び縮みの際に軸受6に引っ掛ることがなく、支持
軸9の円滑な動きが保証される。
【0013】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うにこの発明によれば、支持軸の軸受による保持部分が
長く、軸受の弾性部材側の端部がテーパになっていて弾
性部材の伸縮時の引っ掛りがないので、支持軸が円滑に
振動なく往復直線動することができ、開閉性能が向上す
る。また通気路には支持軸と弾性部材が介在するだけの
構成であるから、圧損が低くなり駆動モータも汚れにく
くなる効果がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すダンパー装置の断面
図である。
【図2】この発明の一実施例を示すダンパー装置の正面
図である。
【図3】この発明の一実施例を示すフランジの開口部分
の正面図である。
【図4】この発明の一実施例を示す軸受の正面図であ
る。
【図5】この発明の一実施例を示す軸受の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 筒体 2 ギヤードモータ 4 支持脚 6 軸受 6c テーパ部 9 支持軸 10 羽根 13 コイルバネ 16 連結ワイヤ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気路を形成する筒体の一端側の開口部
    中心に支持脚によって保持された軸受、この軸受に支持
    され、上記筒体内において中心線方向への摺動を可能に
    収められた支持軸、この支持軸の一端に固定され、上記
    筒体の一端側の開口部を閉止する羽根、上記支持軸を羽
    根が閉止する方向に付勢する弾性部材、上記筒体が形成
    する通気路の外に設けられた駆動モータ、上記駆動モー
    タと上記支持軸とを連結する連結索、この連結索を掛装
    し、連結索の方向を変えるプーリを備え、上記駆動モー
    タの回転によって連結索を介して支持軸を上記弾性部材
    の付勢に抗して摺動させ、羽根を筒体の開口部から離反
    させて該開口部を開放するように構成したものであっ
    て、上記軸受を、羽根取付側の先端側から支持脚より後
    端寄りまでの支持軸を支持する構成となし、その支持脚
    より後端寄りの支持軸を支持する部分の後端を先細のテ
    ーパにしたことを特徴とするダンパー装置。
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