JP2544425Y2 - 養液調製装置 - Google Patents

養液調製装置

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JP2544425Y2 JP1992007459U JP745992U JP2544425Y2 JP 2544425 Y2 JP2544425 Y2 JP 2544425Y2 JP 1992007459 U JP1992007459 U JP 1992007459U JP 745992 U JP745992 U JP 745992U JP 2544425 Y2 JP2544425 Y2 JP 2544425Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、温室の砂耕やロック
ウール栽培などに使用する灌水養液を希釈したり、水耕
栽培の養液濃度を管理する養液調製装置の改良であっ
て、特に養液タンク内に貯溜される養液濃度を長期に亘
って略一定に維持可能としたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の養液調製装置は、養液を貯
溜するタンク内の液位が設定値を下回ると、水道水の様
な希釈水を補充して液位を定常値に戻すと同時に、補充
した希釈水の量に対応した量の液肥原液を加えることに
より、養液濃度を一定値に調製するものが一般的であっ
た(例えば、実開平1−72053号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記した
養液調製装置にあっては、安定した養液供給を可能とす
るために養液の貯溜タンクに比較的大容量のものを使用
する必要がある関係上、貯溜タンク内における貯溜総量
の微小変化を正確に検知することが難しい。そこで一度
に補給される希釈水および原液の量も必然的に多くな
り、養液濃度が一定に落ち着くまでに長時間を要するこ
とが避けられず、その結果、栽培ベッドに養液を供給中
であってもこれを強制的に停止しなければならず、とも
すると必要量の液肥が供給できず植物の生育に影響を及
ぼす虞れがあった。
【0004】更に植物の種類によっては、成長の各過程
において液肥の濃度を変化させる必要があるが、従来の
様な養液濃度をEC計を用いて検査しながら液肥原液の
供給時間あるいはポンプの吐出量を適宜量に変更する方
法にあっては、養液の濃度設定それ自体が正確に行えな
いばかりか、維持されるべき濃度の安定化も難しかっ
た。
【0005】本考案者は上記した不都合に対して考察し
た結果、次のことを知見した。すなわち、希釈水の流量
は比較的正確に測定でき、この希釈水の微少な単位量の
供給に対応して液肥原液を設定量づつ供給することによ
り、養液残量の濃度に大きな変化をもたらすことなく長
期にわたって安定した養液濃度を維持できる。更に、液
肥原液の単位時間当たりの供給量を一定の条件に従って
設定することにより、養液濃度を表わす電気伝導度のE
C値(電解導電率)と液肥原液の供給時間とを直接的に
対応させることが可能となり、濃度設定が容易かつ正確
に行えるのである。
【0006】本考案は上記した知見に基づいてなされた
ものであって、養液総量の増減にかかわらず、長期に亘
って安定した養液濃度を維持できる養液調製装置を提供
することを目的とする。本考案は更に、比較的簡単な構
成および操作手順を維持しながら、容易に正確な養液濃
度を維持管理できる養液調製装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本考案に係る養液調製装置にあっては、図1にそ
の概略的な構成を示すように、希釈水10の供給手段1
2と、液肥原液14の供給手段16と、上記した各供給
手段12・16から送られる希釈水10と液肥原液14
とを混合した養液18を貯溜する養液貯溜手段20と、
その養液貯溜手段20に対する希釈水10の給水量を検
知する給水量検知手段22と、装置全体の制御動作を行
う制御手段24とを備えている。
【0008】上記した給水量検知手段22は、検知した
給水量の大きさに対応した信号S1を制御手段24に向
けて出力可能とするものであり、制御手段24は給水量
検知手段22から送られる信号S1に基づき、上記した
養液貯溜手段20における養液18の貯溜総量より十分
小さい設定量aの希釈水10が養液貯溜手段20に供給
されたことが確認される毎に、上記した液肥原液供給手
段16から設定量bの液肥原液14を養液貯溜手段20
に供給させる様に構成されている。
【0009】なお、上記した養液貯溜手段20には更に
液量検知手段26を備え、養液貯溜手段20内に貯溜し
ている養液18の貯溜総量が設定値L2を下回ったこと
を液量検知手段26が検知するのに対応して、希釈水供
給手段12を作動可能とすることができる。
【0010】更に、給水量検知手段22を、設定量aの
希釈水10を検知する毎に上記した制御手段24に対し
て所定の単位信号S1を送出するものとし、液肥原液供
給手段16を、養液貯溜手段20に対して単位時間当た
りに供給される液肥原液14の量を略一定に維持可能と
し、制御手段24を、給水量検知手段22から単位信号
S1が入力される毎に液肥原液供給手段16を予め設定
した時間τ1だけ作動させるとともに、液肥原液供給手
段16の作動中に次の単位信号S1’が入力されると、
前の単位信号S1による設定時間τ1が経過するまで希
釈水供給手段12からの給水を中断させるものとするこ
とができる。
【0011】更にまた、液肥原液供給手段16から単位
時間当たりに供給される液肥原液14の量を、目標とす
る養液濃度の電気伝導度(EC値)と単位信号当たりに
おける原液の供給時間τ1とが整数倍の関係となる様に
設定することが好ましい。
【0012】
【作用】上記した構成により、希釈水供給手段12から
養液貯溜手段20に向けて希釈水10が送られると、そ
の給水量が液量検知手段22により検知され、給水量の
大きさに対応した信号S1が制御手段24に送られる。
【0013】制御手段24では、給水量検知手段22か
ら送られる信号S1から、例えば10リットル程度の、
養液総量より十分に小さい設定量aが養液貯溜手段20
に対して給水されたことを確認する毎に液肥原液供給手
段16を駆動し、必要とする養液濃度に対応して予め設
定してある量の液肥原液14を養液貯溜手段20に向け
て供給させることにより、養液濃度の急激な変化を避け
ながら養液18が調製されるのである。
【0014】上記した様にして必要量の養液18が貯溜
されている状態で養液18が消費され、養液貯溜手段2
0中の液量が設定値L2を下回ると、液量検知手段26
により検知されて希釈水供給手段12が自動的に給水を
再開する。
【0015】ここで、給水量検知手段22から出力され
る信号が、予め設定量aの希釈水10の供給を検知する
毎に単位信号S1を制御手段24に送る一方、液肥原液
供給手段16が単位時間毎に送る液肥原液14の量を一
定に維持する様に構成してあれば、制御手段24では単
位信号S1が入力される毎に液肥原液供給手段16を設
定時間τ1だけ作動すれば、希釈水10に対する液肥原
液14の割合が一定に維持される。
【0016】更にこの時、必要とするEC値と設定時間
τ1とが、計算しやすい整数倍に設定されていれば、E
C値から設定時間τ1が暗算でき、その値を例えばタイ
マに設定することにより、目標とする養液濃度の設定が
終了するのである。
【0017】
【考案の効果】本考案は上記の如く、希釈水10が養液
総量より十分小さい設定量aだけ供給されたことを確認
する毎に液肥原液14を供給する様に構成したので、液
肥原液14の希釈が比較的正確に行われるとともに両者
の混合が即座に行われ、長期に亘って安定した養液濃度
を維持できる。
【0018】また、給水量検知手段22が設定量aの希
釈水10の供給を検知する毎に単位信号S1を送り、単
位信号S1の入力に対応して供給量が一定量に規制され
た液肥原液14を設定時間τ1だけ駆動する様に構成し
たので、比較的簡単な構成および操作手順を維持しなが
ら、容易に正確な養液濃度管理が行える。更に、必要と
する養液濃度と液肥原液14の供給時間τ1との関係を
簡略化したので、濃度設定が容易に行え、設定間違いが
減少するなど、多くの利点を有する。
【0019】
【実施例】以下本考案を、図2に示すかけ流し方式の自
動灌水装置に実施した一例を示すがこれに限らず、養液
調製機能を単独で実施し、あるいは栽培ベッドを循環式
とするなど、適宜変更して実施できることは勿論であ
る。
【0020】本考案を実施したかけ流し方式の自動灌水
装置は、図2にその全体的な構成を概略的に示す如く、
液肥原液14を形成する原液供給部28と、液肥原液1
4と希釈水10とを混合して所定濃度の養液18を形成
する養液調製部30と、調製された養液18を電磁弁3
2のオン動作と連動して栽培ベッド34に送って灌水す
る養液供給部36と、養液18の調製および灌水動作を
規制する制御部38とを備えている。
【0021】なお本実施例では簡単のために、流量調整
用の流量計40と弁42とを備えた養液供給部36を1
組のみ養液調製部30の出力側に接続した例を示した
が、養液供給部36および栽培ベッド34を直列に繋い
だものを複数組並列に接続する様に構成できる。
【0022】原液供給部28は、固形あるいは濃縮液状
の原肥を、弁43を介して送られる希釈水10で一次希
釈して得られる濃縮状態の液肥原液14(例えば、10
0倍液)を原液タンク44内に貯溜するとともに、原液
ポンプ46を使用して養液調製部30に原液タンク44
中の液肥原液14を適宜に供給可能とするものである。
【0023】本実施例にあっては、かかる原液タンク4
4を2台備えるとともに、原液ポンプ46にダブルヘッ
ドタイプのものを用いることにより、両原液タンク44
中の液肥原液14を同時に取り出せる様にしている。更
に原液ポンプ46を定量ポンプとし、その吐出量を一定
値に規制することにより、原液ポンプ46の駆動時間を
設定変更するだけで、液肥原液14の供給量を任意値に
変更できる様にしている。
【0024】ところで、原液タンク44から供給される
複数種類の液肥原液14の比率が一定の場合、養液18
の目標とするEC値は、希釈水10の単位量aに対する
原液ポンプ46の駆動時間に比例し、更にEC値と原液
ポンプ46の駆動時間とは原液ポンプ46の吐出量に関
係する。そこで、例えば養液濃度のEC値の10倍が原
液ポンプ46を駆動させるタイマ70の設定時間と一致
する様に原液ポンプ46の吐出量を、例えば5ミリリッ
トル/秒程度の一定値に設定している。
【0025】養液調製部30は、給水路48を通じて送
られる希釈水10と、原液供給部28から送られる液肥
原液14とを養液タンク50中で混合し、所定濃度の養
液18を調整可能としたものである。養液タンク50
は、養液供給部36が有する最大吐出量よりも十分大き
い、例えば250リットル程度の貯溜総量を確保できる
だけの内容積を有し、従って養液タンク50からは安定
した養液供給が行われる。
【0026】養液タンク50中には更に液面計52を備
え、養液総量がそれ以下になると警報を発するととも
に、電磁弁32を閉じて栽培ベッド34に対する養液供
給を強制的に停止する下限水位L1と、養液総量がそれ
以上になると電磁弁54を閉じて希釈水10の供給を強
制的に停止する上限水位L3に加え、電磁弁54を開い
て希釈水10の給水を再開するための制御水位L2とを
個別に検知可能とし、制御部38に向けて対応した検知
信号S2を送出する様にしている。
【0027】また養液タンク50の下部には、上記した
養液供給部36と連通する養液ポンプ56および弁58
を備えて養液供給路60を構成する。更に、養液ポンプ
56の下流側を分岐したのち、弁61を介して養液タン
ク50の上部に戻る循環路62を形成するとともに、養
液ポンプ56を常時駆動することにより、養液タンク5
0内の養液18を循環させて撹拌する。
【0028】一方、養液タンク50に対する希釈水10
の給水路48中には流量計64を備え、養液タンク50
中へ送られる希釈水10の供給量を常時検知し、検知内
容に対応した信号が制御部38に送られる様に構成され
ている。本実施例における流量計64は、設定量a(例
えば、養液タンク50中の養液総量である250リット
ルより十分に少ない10リットル)の希釈水10が供給
されたことが確認される毎に1つのパルス信号S1を制
御部38に向けて送出するパルス発信式の流量計64
(例えば、エレポン化工機社製の「MT−25−S」)
が使用される。
【0029】制御部38は、CPUを備えた1チップマ
イコンが全体の制御手段として使用され、後記する各種
の制御動作をROM内に記憶したプログラムに従って行
うものである。
【0030】かかる制御部38には、従来と略同様な制
御手段に必要な各種装置に加えあるいは代えて、手動に
よる各種設定あるいは制御動作を行うための操作盤66
と、各種設定状態あるいは流量計64から送られるパル
ス信号S1の入力状態を記憶するメモリ68と、メモリ
68の記憶内容に従って設定時間τ1だけ原液ポンプ4
6を駆動させるタイマ70とを備えている。
【0031】次に上記した自動灌水装置につき、図3を
参照しながらその操作および動作手順の一例を説明す
る。
【0032】装置の始動初期あるいは養液濃度の変更を
行う場合は、必要とする養液濃度のEC値から原液ポン
プ46の駆動時間を決め、操作盤66を利用してタイマ
70の設定時間τ1を調整する。しかる後、養液タンク
50が空の状態で操作盤66の手動スイッチを操作し、
電磁弁54を開いて希釈水10を養液タンク50内に導
入すると、流量計64から単位水量aが検出される毎に
1つのパルス信号S1が制御部38に送られ、上限水位
L3に達するまでに送られたパルス数がメモリ68に記
憶される。かかる動作と並行して、タイマ70は設定時
間τ1を更にパルスの総数倍した時間だけ連続してオン
して原液ポンプ46を駆動し、希釈水10の総量に対応
した量の液肥原液14を養液タンク50中に導入する結
果、養液タンク50中には設定濃度の養液18が調製貯
溜される。
【0033】一方、24時間を単位として電磁弁32の
開閉時期を予め操作盤66を利用してプログラムしてお
くと、図3(b)で示す様に、養液供給部36の電磁弁
32は自動的にオンオフされ、養液タンク50に貯溜さ
れた養液18は栽培ベッド34に灌水される結果、灌水
の開始時期(図3の時刻t0)に上限水位L3にあった
養液タンク50内の養液18の液面は徐々に低下する。
【0034】液面が検出水位L2を下回る(時刻t1)
と、制御部38は電磁弁54をオンして給水路48を通
じた希釈水10の供給を再開する。この時、流量計64
が単位量aの希釈水10を検出する毎に1つのパルス信
号S1を制御部38に送るので、タイマ70を始動して
原液ポンプ46を設定時間τ1だけ駆動して液肥原液1
4を補充する。
【0035】ここで、希釈水10が単位量aを養液タン
ク50に供給するのに必要とする時間τ2を、標準的な
養液濃度におけるタイマ70の設定時間にほぼ一致する
様に設定しておくと、設定濃度が低い場合は、流量計6
4から次のパルス信号S1’が送られてくる前の時刻t
2にタイマ70はオフするので、原液ポンプ46を停止
してパルス信号S1’の入力を待ち、時刻t3に原液ポ
ンプ46を動かす。
【0036】かかる原液ポンプ46の起動中に上限水位
L3に達した場合は、電磁弁54を閉じる(時刻t4)
一方、その時点での検知水量を保存する。時刻t5に希
釈水10の供給を再開したのち、前回分の余りを検出す
るとパルス信号S1を発生(時刻t6)して、原液ポン
プ46を動かす。
【0037】上記した場合とは逆に、養液18の設定濃
度が標準値よりも高い場合、あるいは図3(c)の時刻
t5以降の様に希釈水10の水量が増加してパルス信号
S1の発生間隔が設定時間τ1より短くなった場合に
は、次のパルス信号S1’が流量計64から送られた時
点(時刻t7)においてもタイマ70はまだタイムアッ
プをしていないので、そのパルス信号S1’の入力をメ
モリ68に記憶するとともに、電磁弁54をオフして希
釈水10を強制的に停止する。タイマ70が時刻t8に
タイムアップすると、メモリ68から信号を送ってタイ
マ70を再起動すると同時に電磁弁54を開いて希釈水
10の流入を許すことにより、養液タンク50中の養液
濃度を変化させることなく、しかも効率よく養液18の
補充が行われるのである。
【0038】なお、液面計52による検知水位L2の検
出と連動して電磁弁54の開閉時期を制御するのに代え
て、希釈水10の養液タンク50への流入をボールタッ
プを用いて規制することができる。また、目標とする養
液濃度のEC値からタイマ70の設定時間τ1を決める
のに代えて、養液濃度を直接設定し、制御部38内の演
算で必要なタイマ時間を算出する様にしてもよい。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本的な構成を示す概略図である。
【図2】本考案を自動灌水装置に実施した一例を示す図
であって、全体的な構成を概略的に示す。
【図3】図2における養液調製動作を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10 希釈水 12 希釈水供給手段 14 液肥原液 16 液肥原液供給手段 18 養液 20 養液貯溜手段 22 給水量検知手段 24 制御手段 26 液量検知手段 28 原液供給部 30 養液調製部 36 養液供給部 38 制御部 44 原液タンク 46 原液ポンプ 50 養液タンク 52 液面計 54 電磁弁 64 流量計 68 メモリ 70 タイマ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希釈水(10)の供給手段(12)と、 液肥原液(14)の供給手段(16)と、 上記した各供給手段(12)(16)から送られる希釈
    水(10)と液肥原液(14)とを混合した養液(1
    8)を貯溜する養液貯溜手段(20)と、 該養液貯溜手段(20)に対する希釈水(10)の給水
    量を検知し、検知した給水量の大きさに対応した信号S
    1を出力可能とする給水量検知手段(22)と、 該給水量検知手段(22)から送られる信号S1に基づ
    き、上記した養液貯溜手段(20)における養液(1
    8)の貯溜総量より十分小さい設定量aの希釈水(1
    0)が養液貯溜手段(20)に供給されたことが確認さ
    れる毎に、上記した液肥原液供給手段(16)から設定
    量bの液肥原液(14)を養液貯溜手段(20)に供給
    させる制御手段(24)とを備えた養液調整装置であっ
    て、 上記した養液貯溜手段(20)には更に液量検知手段
    (26)を備え、養液貯溜手段(20)内に貯溜してい
    る養液(18)の貯溜総量が設定値L2を下回ったこと
    を液量検知手段(26)が検知するのに対応して希釈水
    供給手段(12)を作動可能とするとともに、 上記した給水量検知手段(22)は、設定量aの希釈水
    (10)を検知する毎に上記した制御手段(24)に対
    して所定の単位信号S1を送出可能とする一方、 上記した液肥原液供給手段(16)は、養液貯溜手段
    (20)に対して単位時間当たりに供給される液肥原液
    (14)の量を略一定に維持可能とし、 上記した制御手段(24)は、給水量検知手段(22)
    から単位信号S1が入力される毎に液肥原液供給手段
    (16)を予め設定した時間τ1だけ作動させるととも
    に、液肥原液供給手段(16)の作動中に次の単位信号
    S1’が入力されると、前の単位信号S1による設定時
    間τ1が経過するまで希釈水供給手段(12)からの給
    水を中断させることを特徴とする 養液調整装置。
  2. 【請求項2】肥原液供給手段(16)から単位時間
    当たりに供給される液肥原液(14)の量を、目標とす
    る養液濃度の電気伝導度と単位信号S1当たりにおける
    液肥原液(14)の供給時間τ1とが互いに整数倍の関
    係となる様に設定したことを特徴とする請求項1記載の
    養液調整装置。
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