JPH0560257U - 養液調製装置 - Google Patents
養液調製装置Info
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- JPH0560257U JPH0560257U JP007459U JP745992U JPH0560257U JP H0560257 U JPH0560257 U JP H0560257U JP 007459 U JP007459 U JP 007459U JP 745992 U JP745992 U JP 745992U JP H0560257 U JPH0560257 U JP H0560257U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡単な構成を有しながら、貯溜養液の
増減にかかわらず長期にわたって安定した養液濃度を維
持可能とする。 【構成】 給水路48中に、養液タンク50中の養液総
量に比して十分小さい単位量aの希釈水10が流れる毎
に1つのパルスS1を発生する流量計64を備える。一
方原液供給部28からは、定量ポンプ46を用いて液肥
原液14を取り出し、養液タンク50中で希釈水10と
混合する。この時、流量計64から1つのパルス信号S
1が出力されたことを確認する毎に、設定時間τ1だけ
ポンプ46を駆動させる。
増減にかかわらず長期にわたって安定した養液濃度を維
持可能とする。 【構成】 給水路48中に、養液タンク50中の養液総
量に比して十分小さい単位量aの希釈水10が流れる毎
に1つのパルスS1を発生する流量計64を備える。一
方原液供給部28からは、定量ポンプ46を用いて液肥
原液14を取り出し、養液タンク50中で希釈水10と
混合する。この時、流量計64から1つのパルス信号S
1が出力されたことを確認する毎に、設定時間τ1だけ
ポンプ46を駆動させる。
Description
【0001】
この考案は、温室の砂耕やロックウール栽培などに使用する灌水養液を希釈し たり、水耕栽培の養液濃度を管理する養液調製装置の改良であって、特に養液タ ンク内に貯溜される養液濃度を長期に亘って略一定に維持可能としたものに関す る。
【0002】
従来この種の養液調製装置は、養液を貯溜するタンク内の液位が設定値を下回 ると、水道水の様な希釈水を補充して液位を定常値に戻すと同時に、補充した希 釈水の量に対応した量の液肥原液を加えることにより、養液濃度を一定値に調製 するものが一般的であった(例えば、実開平1−72053号公報参照)。
【0003】
しかしながら上記した養液調製装置にあっては、安定した養液供給を可能とす るために養液の貯溜タンクに比較的大容量のものを使用する必要がある関係上、 貯溜タンク内における貯溜総量の微小変化を正確に検知することが難しい。そこ で一度に補給される希釈水および原液の量も必然的に多くなり、養液濃度が一定 に落ち着くまでに長時間を要することが避けられず、その結果、栽培ベッドに養 液を供給中であってもこれを強制的に停止しなければならず、ともすると必要量 の液肥が供給できず植物の生育に影響を及ぼす虞れがあった。
【0004】 更に植物の種類によっては、成長の各過程において液肥の濃度を変化させる必 要があるが、従来の様な養液濃度をEC計を用いて検査しながら液肥原液の供給 時間あるいはポンプの吐出量を適宜量に変更する方法にあっては、養液の濃度設 定それ自体が正確に行えないばかりか、維持されるべき濃度の安定化も難しかっ た。
【0005】 本考案者は上記した不都合に対して考察した結果、次のことを知見した。すな わち、希釈水の流量は比較的正確に測定でき、この希釈水の微少な単位量の供給 に対応して液肥原液を設定量づつ供給することにより、養液残量の濃度に大きな 変化をもたらすことなく長期にわたって安定した養液濃度を維持できる。更に、 液肥原液の単位時間当たりの供給量を一定の条件に従って設定することにより、 養液濃度を表わす電気伝導度のEC値(電解導電率)と液肥原液の供給時間とを 直接的に対応させることが可能となり、濃度設定が容易かつ正確に行えるのであ る。
【0006】 本考案は上記した知見に基づいてなされたものであって、養液総量の増減にか かわらず、長期に亘って安定した養液濃度を維持できる養液調製装置を提供する ことを目的とする。 本考案は更に、比較的簡単な構成および操作手順を維持しながら、容易に正確 な養液濃度を維持管理できる養液調製装置を提供することを目的とする。
【0007】
上記した目的を達成するため、本考案に係る養液調製装置にあっては、図1に その概略的な構成を示すように、希釈水10の供給手段12と、液肥原液14の 供給手段16と、上記した各供給手段12・16から送られる希釈水10と液肥 原液14とを混合した養液18を貯溜する養液貯溜手段20と、その養液貯溜手 段20に対する希釈水10の給水量を検知する給水量検知手段22と、装置全体 の制御動作を行う制御手段24とを備えている。
【0008】 上記した給水量検知手段22は、検知した給水量の大きさに対応した信号S1 を制御手段24に向けて出力可能とするものであり、制御手段24は給水量検知 手段22から送られる信号S1に基づき、上記した養液貯溜手段20における養 液18の貯溜総量より十分小さい設定量aの希釈水10が養液貯溜手段20に供 給されたことが確認される毎に、上記した液肥原液供給手段16から設定量bの 液肥原液14を養液貯溜手段20に供給させる様に構成されている。
【0009】 なお、上記した養液貯溜手段20には更に液量検知手段26を備え、養液貯溜 手段20内に貯溜している養液18の貯溜総量が設定値L2を下回ったことを液 量検知手段26が検知するのに対応して、希釈水供給手段12を作動可能とする ことができる。
【0010】 更に、給水量検知手段22を、設定量aの希釈水10を検知する毎に上記した 制御手段24に対して所定の単位信号S1を送出するものとし、液肥原液供給手 段16を、養液貯溜手段20に対して単位時間当たりに供給される液肥原液14 の量を略一定に維持可能とし、制御手段24を、給水量検知手段22から単位信 号S1が入力される毎に液肥原液供給手段16を予め設定した時間τ1だけ作動 させるとともに、液肥原液供給手段16の作動中に次の単位信号S1’が入力さ れると、前の単位信号S1による設定時間τ1が経過するまで希釈水供給手段1 2からの給水を中断させるものとすることができる。
【0011】 更にまた、液肥原液供給手段16から単位時間当たりに供給される液肥原液1 4の量を、目標とする養液濃度の電気伝導度(EC値)と単位信号当たりにおけ る原液の供給時間τ1とが整数倍の関係となる様に設定することが好ましい。
【0012】
上記した構成により、希釈水供給手段12から養液貯溜手段20に向けて希釈 水10が送られると、その給水量が液量検知手段22により検知され、給水量の 大きさに対応した信号S1が制御手段24に送られる。
【0013】 制御手段24では、給水量検知手段22から送られる信号S1から、例えば1 0リットル程度の、養液総量より十分に小さい設定量aが養液貯溜手段20に対 して給水されたことを確認する毎に液肥原液供給手段16を駆動し、必要とする 養液濃度に対応して予め設定してある量の液肥原液14を養液貯溜手段20に向 けて供給させることにより、養液濃度の急激な変化を避けながら養液18が調製 されるのである。
【0014】 上記した様にして必要量の養液18が貯溜されている状態で養液18が消費さ れ、養液貯溜手段20中の液量が設定値L2を下回ると、液量検知手段26によ り検知されて希釈水供給手段12が自動的に給水を再開する。
【0015】 ここで、給水量検知手段22から出力される信号が、予め設定量aの希釈水1 0の供給を検知する毎に単位信号S1を制御手段24に送る一方、液肥原液供給 手段16が単位時間毎に送る液肥原液14の量を一定に維持する様に構成してあ れば、制御手段24では単位信号S1が入力される毎に液肥原液供給手段16を 設定時間τ1だけ作動すれば、希釈水10に対する液肥原液14の割合が一定に 維持される。
【0016】 更にこの時、必要とするEC値と設定時間τ1とが、計算しやすい整数倍に設 定されていれば、EC値から設定時間τ1が暗算でき、その値を例えばタイマに 設定することにより、目標とする養液濃度の設定が終了するのである。
【0017】
本考案は上記の如く、希釈水10が養液総量より十分小さい設定量aだけ供給 されたことを確認する毎に液肥原液14を供給する様に構成したので、液肥原液 14の希釈が比較的正確に行われるとともに両者の混合が即座に行われ、長期に 亘って安定した養液濃度を維持できる。
【0018】 また、給水量検知手段22が設定量aの希釈水10の供給を検知する毎に単位 信号S1を送り、単位信号S1の入力に対応して供給量が一定量に規制された液 肥原液14を設定時間τ1だけ駆動する様に構成したので、比較的簡単な構成お よび操作手順を維持しながら、容易に正確な養液濃度管理が行える。 更に、必要とする養液濃度と液肥原液14の供給時間τ1との関係を簡略化し たので、濃度設定が容易に行え、設定間違いが減少するなど、多くの利点を有す る。
【0019】
以下本考案を、図2に示すかけ流し方式の自動灌水装置に実施した一例を示す がこれに限らず、養液調製機能を単独で実施し、あるいは栽培ベッドを循環式と するなど、適宜変更して実施できることは勿論である。
【0020】 本考案を実施したかけ流し方式の自動灌水装置は、図2にその全体的な構成を 概略的に示す如く、液肥原液14を形成する原液供給部28と、液肥原液14と 希釈水10とを混合して所定濃度の養液18を形成する養液調製部30と、調製 された養液18を電磁弁32のオン動作と連動して栽培ベッド34に送って灌水 する養液供給部36と、養液18の調製および灌水動作を規制する制御部38と を備えている。
【0021】 なお本実施例では簡単のために、流量調整用の流量計40と弁42とを備えた 養液供給部36を1組のみ養液調製部30の出力側に接続した例を示したが、養 液供給部36および栽培ベッド34を直列に繋いだものを複数組並列に接続する 様に構成できる。
【0022】 原液供給部28は、固形あるいは濃縮液状の原肥を、弁43を介して送られる 希釈水10で一次希釈して得られる濃縮状態の液肥原液14(例えば、100倍 液)を原液タンク44内に貯溜するとともに、原液ポンプ46を使用して養液調 製部30に原液タンク44中の液肥原液14を適宜に供給可能とするものである 。
【0023】 本実施例にあっては、かかる原液タンク44を2台備えるとともに、原液ポン プ46にダブルヘッドタイプのものを用いることにより、両原液タンク44中の 液肥原液14を同時に取り出せる様にしている。更に原液ポンプ46を定量ポン プとし、その吐出量を一定値に規制することにより、原液ポンプ46の駆動時間 を設定変更するだけで、液肥原液14の供給量を任意値に変更できる様にしてい る。
【0024】 ところで、原液タンク44から供給される複数種類の液肥原液14の比率が一 定の場合、養液18の目標とするEC値は、希釈水10の単位量aに対する原液 ポンプ46の駆動時間に比例し、更にEC値と原液ポンプ46の駆動時間とは原 液ポンプ46の吐出量に関係する。そこで、例えば養液濃度のEC値の10倍が 原液ポンプ46を駆動させるタイマ70の設定時間と一致する様に原液ポンプ4 6の吐出量を、例えば5ミリリットル/秒程度の一定値に設定している。
【0025】 養液調製部30は、給水路48を通じて送られる希釈水10と、原液供給部2 8から送られる液肥原液14とを養液タンク50中で混合し、所定濃度の養液1 8を調整可能としたものである。養液タンク50は、養液供給部36が有する最 大吐出量よりも十分大きい、例えば250リットル程度の貯溜総量を確保できる だけの内容積を有し、従って養液タンク50からは安定した養液供給が行われる 。
【0026】 養液タンク50中には更に液面計52を備え、養液総量がそれ以下になると警 報を発するとともに、電磁弁32を閉じて栽培ベッド34に対する養液供給を強 制的に停止する下限水位L1と、養液総量がそれ以上になると電磁弁54を閉じ て希釈水10の供給を強制的に停止する上限水位L3に加え、電磁弁54を開い て希釈水10の給水を再開するための制御水位L2とを個別に検知可能とし、制 御部38に向けて対応した検知信号S2を送出する様にしている。
【0027】 また養液タンク50の下部には、上記した養液供給部36と連通する養液ポン プ56および弁58を備えて養液供給路60を構成する。更に、養液ポンプ56 の下流側を分岐したのち、弁61を介して養液タンク50の上部に戻る循環路6 2を形成するとともに、養液ポンプ56を常時駆動することにより、養液タンク 50内の養液18を循環させて撹拌する。
【0028】 一方、養液タンク50に対する希釈水10の給水路48中には流量計64を備 え、養液タンク50中へ送られる希釈水10の供給量を常時検知し、検知内容に 対応した信号が制御部38に送られる様に構成されている。本実施例における流 量計64は、設定量a(例えば、養液タンク50中の養液総量である250リッ トルより十分に少ない10リットル)の希釈水10が供給されたことが確認され る毎に1つのパルス信号S1を制御部38に向けて送出するパルス発信式の流量 計64(例えば、エレポン化工機社製の「MT−25−S」)が使用される。
【0029】 制御部38は、CPUを備えた1チップマイコンが全体の制御手段として使用 され、後記する各種の制御動作をROM内に記憶したプログラムに従って行うも のである。
【0030】 かかる制御部38には、従来と略同様な制御手段に必要な各種装置に加えある いは代えて、手動による各種設定あるいは制御動作を行うための操作盤66と、 各種設定状態あるいは流量計64から送られるパルス信号S1の入力状態を記憶 するメモリ68と、メモリ68の記憶内容に従って設定時間τ1だけ原液ポンプ 46を駆動させるタイマ70とを備えている。
【0031】 次に上記した自動灌水装置につき、図3を参照しながらその操作および動作手 順の一例を説明する。
【0032】 装置の始動初期あるいは養液濃度の変更を行う場合は、必要とする養液濃度の EC値から原液ポンプ46の駆動時間を決め、操作盤66を利用してタイマ70 の設定時間τ1を調整する。しかる後、養液タンク50が空の状態で操作盤66 の手動スイッチを操作し、電磁弁54を開いて希釈水10を養液タンク50内に 導入すると、流量計64から単位水量aが検出される毎に1つのパルス信号S1 が制御部38に送られ、上限水位L3に達するまでに送られたパルス数がメモリ 68に記憶される。かかる動作と並行して、タイマ70は設定時間τ1を更にパ ルスの総数倍した時間だけ連続してオンして原液ポンプ46を駆動し、希釈水1 0の総量に対応した量の液肥原液14を養液タンク50中に導入する結果、養液 タンク50中には設定濃度の養液18が調製貯溜される。
【0033】 一方、24時間を単位として電磁弁32の開閉時期を予め操作盤66を利用し てプログラムしておくと、図3(b)で示す様に、養液供給部36の電磁弁32 は自動的にオンオフされ、養液タンク50に貯溜された養液18は栽培ベッド3 4に灌水される結果、灌水の開始時期(図3の時刻t0)に上限水位L3にあっ た養液タンク50内の養液18の液面は徐々に低下する。
【0034】 液面が検出水位L2を下回る(時刻t1)と、制御部38は電磁弁54をオン して給水路48を通じた希釈水10の供給を再開する。この時、流量計64が単 位量aの希釈水10を検出する毎に1つのパルス信号S1を制御部38に送るの で、タイマ70を始動して原液ポンプ46を設定時間τ1だけ駆動して液肥原液 14を補充する。
【0035】 ここで、希釈水10が単位量aを養液タンク50に供給するのに必要とする時 間τ2を、標準的な養液濃度におけるタイマ70の設定時間にほぼ一致する様に 設定しておくと、設定濃度が低い場合は、流量計64から次のパルス信号S1’ が送られてくる前の時刻t2にタイマ70はオフするので、原液ポンプ46を停 止してパルス信号S1’の入力を待ち、時刻t3に原液ポンプ46を動かす。
【0036】 かかる原液ポンプ46の起動中に上限水位L3に達した場合は、電磁弁54を 閉じる(時刻t4)一方、その時点での検知水量を保存する。時刻t5に希釈水 10の供給を再開したのち、前回分の余りを検出するとパルス信号S1を発生( 時刻t6)して、原液ポンプ46を動かす。
【0037】 上記した場合とは逆に、養液18の設定濃度が標準値よりも高い場合、あるい は図3(c)の時刻t5以降の様に希釈水10の水量が増加してパルス信号S1 の発生間隔が設定時間τ1より短くなった場合には、次のパルス信号S1’が流 量計64から送られた時点(時刻t7)においてもタイマ70はまだタイムアッ プをしていないので、そのパルス信号S1’の入力をメモリ68に記憶するとと もに、電磁弁54をオフして希釈水10を強制的に停止する。タイマ70が時刻 t8にタイムアップすると、メモリ68から信号を送ってタイマ70を再起動す ると同時に電磁弁54を開いて希釈水10の流入を許すことにより、養液タンク 50中の養液濃度を変化させることなく、しかも効率よく養液18の補充が行わ れるのである。
【0038】 なお、液面計52による検知水位L2の検出と連動して電磁弁54の開閉時期 を制御するのに代えて、希釈水10の養液タンク50への流入をボールタップを 用いて規制することができる。また、目標とする養液濃度のEC値からタイマ7 0の設定時間τ1を決めるのに代えて、養液濃度を直接設定し、制御部38内の 演算で必要なタイマ時間を算出する様にしてもよい。
【0039】 更に上記実施例では、希釈水10が単位量aだけ補充されたことを確認する毎 に液肥原液14を設定量bづつ加える様に構成したがこれに限らず、流量計64 で希釈水10の単位時間当たりの流量変化を常時検知し、制御部38で供給量を 演算してタイマ70を始動させたり、原液ポンプ46を可変容量ポンプとし、希 釈水10の流量の大小に対応させて原液ポンプ46の吐出量を制御する様にする こともできる。この場合、希釈水10の検出単位を十分に小さく設定すれば、希 釈水10と液肥原液とをほぼ同時に供給することができ、養液タンク50内の濃 度および貯溜量の変化を更に少なくすることができる。
【図1】本考案の基本的な構成を示す概略図である。
【図2】本考案を自動灌水装置に実施した一例を示す図
であって、全体的な構成を概略的に示す。
であって、全体的な構成を概略的に示す。
【図3】図2における養液調製動作を説明する図であ
る。
る。
10 希釈水 12 希釈水供給手段 14 液肥原液 16 液肥原液供給手段 18 養液 20 養液貯溜手段 22 給水量検知手段 24 制御手段 26 液量検知手段 28 原液供給部 30 養液調製部 36 養液供給部 38 制御部 44 原液タンク 46 原液ポンプ 50 養液タンク 52 液面計 54 電磁弁 64 流量計 68 メモリ 70 タイマ
Claims (2)
- 【請求項1】 希釈水(10)の供給手段(12)と、 液肥原液(14)の供給手段(16)と、 上記した各供給手段(12)(16)から送られる希釈
水(10)と液肥原液(14)とを混合した養液(1
8)を貯溜する養液貯溜手段(20)と、 該養液貯溜手段(20)に対する希釈水(10)の給水
量を検知し、検知した給水量の大きさに対応した信号S
1を出力可能とする給水量検知手段(22)と、 該給水量検知手段(22)から送られる信号S1に基づ
き、上記した養液貯溜手段(20)における養液(1
8)の貯溜総量より十分小さい設定量aの希釈水(1
0)が養液貯溜手段(20)に供給されたことが確認さ
れる毎に、上記した液肥原液供給手段(16)から設定
量bの液肥原液(14)を養液貯溜手段(20)に供給
させる制御手段(24)とを備えた養液調製装置。 - 【請求項2】 上記した養液貯溜手段(20)には更に
液量検知手段(26)を備え、養液貯溜手段(20)内
に貯溜している養液(18)の貯溜総量が設定値L2を
下回ったことを液量検知手段(26)が検知するのに対
応して希釈水供給手段(12)を作動可能とする一方、 上記した給水量検知手段(22)は、設定量aの希釈水
(10)を検知する毎に上記した制御手段(24)に対
して所定の単位信号S1を送出するものであり、 上記した液肥原液供給手段(16)は、養液貯溜手段
(20)に対して単位時間当たりに供給される液肥原液
(14)の量を略一定に維持可能としたものであり、 制御手段(24)は、給水量検知手段(22)から単位
信号S1が入力される毎に液肥原液供給手段(16)を
予め設定した時間τ1だけ作動させるとともに、液肥原
液供給手段(16)の作動中に次の単位信号S1’が入
力されると、前の単位信号S1による設定時間τ1が経
過するまで希釈水供給手段(12)からの給水を中断さ
せるものであり、更に液肥原液供給手段(16)から単
位時間当たりに供給される液肥原液(14)の量を、目
標とする養液濃度の電気伝導度と単位信号S1当たりに
おける液肥原液(14)の供給時間τ1とが互いに整数
倍の関係となる様に設定したことを特徴とする養液調製
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007459U JP2544425Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 養液調製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP1992007459U JP2544425Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 養液調製装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560257U true JPH0560257U (ja) | 1993-08-10 |
JP2544425Y2 JP2544425Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=11666408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992007459U Expired - Lifetime JP2544425Y2 (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 養液調製装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2544425Y2 (ja) |
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JP2014135915A (ja) * | 2013-01-15 | 2014-07-28 | Yoko Tomomitsu | 液肥供給システム及び自動潅水機 |
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-
1992
- 1992-01-24 JP JP1992007459U patent/JP2544425Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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