JP2544333Y2 - バンドスイッチ及びこれを取着した携帯用電子機器 - Google Patents

バンドスイッチ及びこれを取着した携帯用電子機器

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JP2544333Y2
JP2544333Y2 JP201691U JP201691U JP2544333Y2 JP 2544333 Y2 JP2544333 Y2 JP 2544333Y2 JP 201691 U JP201691 U JP 201691U JP 201691 U JP201691 U JP 201691U JP 2544333 Y2 JP2544333 Y2 JP 2544333Y2
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JP
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band
switch
film
upper film
conductive pattern
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隆次 松永
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セイコー電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バンド部にスイッチを
設けたバンドスイッチおよびこれを取着した電子機器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来は図6で示したように、上部フィル
ム8−2とスペーサ8−4、下部フィルム8−3とスペ
ーサ8−4を接着固定したものや、実開昭60−156
624号公報、実開昭60−156625号公報のよう
に上部フィルムと下部フィルムを一体化し、中央部で折
り曲げ、その間にスペーサを配置した構造のものが知ら
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし従来のバンドス
イッチでは、平坦な上部フィルムと下部フィルムをスペ
ーサを介して接着している為、バンドが曲げられた時に
は、図7に示すように上部フィルムと下部フィルムとの
隙間が減少もしくは無い状態となり、スイッチがONし
てしまうというスイッチ誤作動の課題があった。スイッ
チ誤作動の過程をより詳細に説明する。バンドが曲げら
れたときのバンド内部は、理想的には、図8に示すよう
に上部フィルムと下部フィルムの隙間が一定に保たれて
いなければならないが、バンドの内側と外側では曲率が
異なる為、下部フィルムよりも上部フィルムの方が円周
方向の長さが長くならなければ隙間を一定に保つことは
できない。実際には、上部フィルムは延びることはない
ので、図7に示すように上部フィルムが下部フィルム側
に引っ張られ両者の隙間が小さくなり、最悪スイッチが
ONしてしまうというものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案では、バンド内部に配置されるスイッチ部材にお
いて、上部フィルム上の下部フィルムとのスイッチング
部分に、エンボス加工を施し、さらに前記エンボス加工
部以外には、弾性部材からなる誤作動防止材を配置し
た。これにより、バンドを曲げた時にスイッチが入って
しまうような誤作動を防止することを図れるようにし
た。
【0005】
【作用】上記のように構成されたバンドスイッチ構造に
おいて、バンドが曲げられた場合には、図2の示すとお
りとなる。屈曲したスイッチ部材の上部フィルムは下部
フィルム側に引っ張られる力が働く。さらに、バンド本
体の一部であるバンドシートも内側に引っ張られる力が
働くために、スイッチ部材のエンボス形状で形成された
スイッチング部分を押すこととなる。しかし、上部フィ
ルム上に設けたエンボス形状によりスイッチストローク
を大きくとることで、スイッチ部材単体での上部フィル
ムの下部フィルムへの接近による誤作動を防止すること
ができる。さらに、上部フィルムのエンボス形状以外に
設けた誤作動防止材により、バンド自体のスイッチ部材
への引っ張られる挙動を防止している。
【0006】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の実施例を示す断面図である。風防
ガラス1と裏ブタ2および内部が空洞になっているバン
ド本体3を具備したケース4の内部に、時計部品の主要
部品であるパネルわく5と、集積回路や電気素子を実装
した回路基板6、さらに電池を保持するための電池わく
7が設けられている。バンド本体3の空洞部には、スイ
ッチ部材8が収納されている。スイッチ部材8は、導電
パターン8−1を形成した上部フィルム8−2と下部フ
ィルム8−3の間にスペーサ8−4を介して接着されて
おり、上部フィルム8−2の表面にはエンボス形状8−
5を避けるように誤作動防止材8−6が接着されてい
る。さらに下部フィルム8−3の一端はスイッチング信
号を回路基板6に伝えるために電池わく7のガイドピン
7−1に係合されて回路基板6と導通をとっている。
【0007】図2は本考案の実施例においてバンド本体
を曲げた時の断面図である。この状態では上部フィルム
8−2が下部フィルム8−3側へ引っ張られるがエンボ
ス形状8−5により、導電パターン8−1の断面隙間は
保たれている。バンド本体3の上部を構成するバンドシ
ート3−1も曲げられることによりバンドベース3−2
側ヘ引っ張られるが、スイッチ部材8の表面の誤作動防
止材8−6により防げられ、バンドベース3−2側への
移動量が規制される。
【0008】図3は本考案によるスイッチ部材の一実施
例の平面図である。上部フィルム8−2にエンボス形状
8−5が施されている。このエンボス形状8−5を避け
るように円形でくり抜かれた誤作動防止材8−6が斜線
で示されている。図4は本考案の他の実施例を示すスイ
ッチ部材の平面図である。上部フィルム8−2にエンボ
ス形状8−5が施されており、このエンボス形状8−5
を避けて、誤動作防止材8−6が分割されるとともにス
イッチ部材の長手方向に接着されている。
【0009】図5は本考案の他の実施例を示すスイッチ
部材の平面図である。上部フィルム8−2上に施された
エンボス形状8−5を避けて、誤動作防止材8−6がス
イッチ部材の長手方向に対して垂直方向に接着されてい
る。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように誤動作防止材を設け
て構成されたバンドスイッチ構造において、バンドが曲
げられた場合にバンド外側と内側の屈曲率の違いにより
バンド外側部がスイッチを作動させてしまうようなこと
がなくなり、携帯性に優れた電子機器を供給することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバンドスイッチ構造の断面図である。
【図2】本考案のバンドスイッチ構造の断面図である。
【図3】本考案のバンドスイッチ部材の平面図である。
【図4】本考案の他の実施例におけるバンドスイッチ部
材の平面図である。
【図5】本考案の他の実施例におけるバンドスイッチ部
材の平面図である。
【図6】従来のバンドスイッチ構造を示す断面図であ
る。
【図7】従来のバンドスイッチ構造の作動後の断面図で
ある。
【図8】従来のバンドスイッチ構造の理想断面図であ
る。
【符号の説明】
1 風防ガラス 2 裏ブタ 3−1 バンドシート 3−2 バンドベース 4 ケース 5 パネルわく 6 回路基板 7 電池わく 8−1 導電パターン 8−2 上部フィルム 8−3 下部フィルム 8−4 スペーサ 8−5 エンボス形状 8−6 誤動作防止材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に空洞を有する弾性部材よりなるバ
    ンド本体と、このバンド本体の空洞内に配置されるスイ
    ッチ部材からなるバンドスイッチ構造において、そのス
    イッチ部材が、導電パターンを形成した上部フィルム
    と、同じく導電パターンを形成した下部フィルム、さら
    にその間のスペーサからなり、さらに下部フィルムの導
    電パターンと接して導通をとる上部フィルムのスイッチ
    ング部にエンボス加工を施し、かつ上部フィルムのスイ
    ッチング部以外の表面には、エンボス加工の高さと略同
    じ厚みからなる誤作動防止材により構成したことを特徴
    とするバンドスイッチ構造。
  2. 【請求項2】 ケース若しくはハウジングに一体成形さ
    れた弾性部材よりなる請求項1のスイッチ構造をもった
    バンドシートを有する携帯用の電子機器。
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