JPS5929315Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はキーボード等に使用して有効なスイッチ装置に係
り、簡単な構成で安価な優れたスイッチ装置を提供する
ことを目的とするものである。

一般にキーボード等に使用するスイッチ装置として、印
刷配線板に互に対向するように導体層を形成し、これら
の導体層に対向して内面に導電部を有するキャップ状の
ゴム体を配置し、このゴム体を押圧することにより、上
記導電部が上記導体層を互に短絡するように構成したも
のが知られている。

しかしながら、この種のものでは別個に印刷配線板を必
要とし、印刷配線板とゴム体との相対的な位置関係を正
確に規制しなげればならないという問題があった。

本案は以上のような従来の欠点を除去するものであり、
簡単な構成で安価な優れたスイッチ装置を提供するもの
である。

以下、本案のスイッチ装置について一実施例の図面とと
もに説明する。

図において、１はケースその他の部材で構成される基板
、２は基板１上に配置されたゴム、合成樹脂等の弾性を
有するシート、３はシート２に一体に形成された筒状の
突出部、４は突出部３の先端に一体に形成された頭部、
５はシート２の下面に形成され、かつ突出部３の内面捷
で伸びた導体層、６は頭部４の内面に設けられた導電体
、７はケース、８はケース７に形成された透孔、９は透
孔８の口縁より内方に突出するように上記ケース７に一
体に形成されたガイド体である。

尚、導体層５は突出部３の内面で互に対向するように形
成されており、また頭部４はケース７の透孔８より突出
するように設けられている。

上記実施例において、頭部４を第２図矢印で示すように
押圧すると突出部３はそれぞれ内側に彎曲し、頭部４の
内面に装着された導電体６がそれぞれ突出部３の内面に
伸びた導体層５に接触し、スイッチオンの状態になる。

そして、頭部４への押圧力を解除すると突出部３自体の
弾性力により突出部３及び頭部４が元の状態に戻り、ス
イッチオフの状態になる。

このように、上記実施例によれば別個に印刷配線板を必
要とせず、直接シート２に導体層５を形成しているため
全体としてきわめて簡単に構成することができる。

この場合勿論シート２に回路パターンを同時に形成する
ことも可能である。

そして、シート２に突出部３や頭部４を第３図、第４図
に示すように多数形成し、キーボードとして使用するこ
とも可能である。

以上、実施例より明らかなように、本案のスイッチ装置
はシートに筒状の突出部を一体に形成し、この突出部の
先端に内面に導電体を有する頭部を一体に形成すると共
に上記シートに導体層を形成し、これらの導電層をそれ
ぞれ上記突出部の内面渣で延長させ頭部を押圧したとき
導電体が導体層に接触するように構成したものであり、
別個に印刷配線板を必要とせず、全体としてコストを著
しく低減させることができるものである。

そして、本案によればシート自体に導体層を形成してい
るため、従来のように印刷配線板との位置関係を考慮す
る必要もなく全体としてその製造、組立ても著しく簡単
になるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案のスイッチ装置における一実施例の断側面
図、第２図は同装置の動作説明図、第３図はキーボード
として使用する場合の要部斜視図、第４図は同装置の分
解斜視図である。 １・・・・・・基板、２・・・・・・シート、３・・・
・・・突出部、４・・・・・・頭部、５・・・・・・導
体層、６・・・・・・導電体、７・・・・・・ケース、
８・・・・・・開口、９・・・・・・ガイド体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ゴム等の弾性を有するシートに一体に互に対向する内面
   を有する突出部を形成し、この突出部の先端に内面に導
   電体を有する頭部を一体に形成すると共に上記シートに
   導電層を形成し、この導電層をそれぞれ上記突出部の内
   面まで延長させ、頭部を押圧することにより突出部が内
   側に彎曲し、導電体が導電層間を互に短絡するように構
   成して成るスイッチ装置。