JP2543726B2 - 液体洗剤 - Google Patents

液体洗剤

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JP2543726B2 JP62275557A JP27555787A JP2543726B2 JP 2543726 B2 JP2543726 B2 JP 2543726B2 JP 62275557 A JP62275557 A JP 62275557A JP 27555787 A JP27555787 A JP 27555787A JP 2543726 B2 JP2543726 B2 JP 2543726B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、非水性の液体洗浄製品、特に微粒固体塩を
含有する洗剤組成物に係る。非水性液体とは、水を殆ど
又は全く含まない液体である。
液体洗剤一般、特に織物洗濯用液体洗剤においては、
洗濯中に有利な補助効果を与える微粒固体、例えば水の
硬度を中和する洗浄力ビルダー及び漂白剤を懸濁させる
ことが望ましい。固体を懸濁状態に維持するためには、
ある種の安定化系が必要である。水性液体洗剤(即ち、
かなりの量の水を含有する洗剤)においては、これらの
安定化系はしばしば、「外的構造形成」、即ち網状構造
形成ポリマーのごとき追加成分を添加することによって
得られるか、又は、活性洗浄剤自体と液体中の水との相
互作用を用いて固体を支持する「内的構造」を形成する
ことによって得られる。しかしながら、水を殆ど又は全
く含まない非水性液体は、水性形成ではしばしば相互に
相溶性でない種々の成分のベヒクルとして作用し得るの
で極めて有利である。このような成分の主な例は、互い
に分解し易い酵素及び漂白剤である。
非水性液体中の固体に懸濁特性を与えるために種々の
方法が提案された。これらは水性系で使用される外的構
造形成技術にある程度類似している。即ち、微粒固体と
該固体を懸濁させる液体とに加えて、構造形成剤を使用
し、この構造形成剤は1つの手段又は別の手段によって
限られた期間だけ固体の安定な懸濁を維持するのに貢献
する。本明細書中で使用される「構造形成剤(structur
ant)」なる用語は、特に注釈がなければ、この最も広
い意味で理解されたい。
従来技術において、多数の構造形成系が開示されてい
る。出願人等は、いくつかの場合には、これらの系の作
用メカニズムが誤解又は少なくとも一部誤解されている
と思料した。即ち、ある場合には、材料が非水性系に予
め混合されているが構造形成剤として作用することは認
識されていないと判断した。
本発明の範囲を定義する前に、従来技術の背景の中で
本発明の位置付けを明らかにする必要があろう。しかし
ながら、本発明が出願人等が知見した現象に基づくこ
と、及び、この知見から極めて広範囲の非水性液体洗剤
製品の調製が可能になることを最初に説明しておくと、
従来技術の考察がより判り易いと思われる。その結果、
成分の選択に関する制約も従来よりはるかに少なくな
る。従って、これまでは避けられなかった多くの問題、
例えば好ましくないレオロジー特性又は環境汚染もしく
はコストの面で好ましくない材料等の問題を回避するこ
とに重点をおいて成分の選択を行なうことが可能であ
る。
前記出願人等が知見した現象を簡単に説明すると、こ
の現象は、溶媒中に存在する粒子間の斥力を生じると考
えられる溶媒/構造形成剤の組み合わせを使用すること
によって生じる。これに関してはより詳細に後述する
が、ここで留意すべきは、この「力」は見掛け効果だけ
であり、出願人がこの現象の説明に便宜上用いた理論的
な力にすぎない。従ってこの説明は本発明の範囲を限定
又は制限するものではなく、本発明の理解を助けるため
のものである。
見掛けの力は、個々の粒子間のアフィニティを減少又
は破壊させ、その結果、個々の粒子は、凝集してフロッ
クを形成する代わりにストークスの法則で決定された速
度でできるだけゆっくりと沈降する。見掛け力はまた、
粒子による網状構造の形成を十分に抑制するか又は完全
に阻害する。即ち、この力がなければ粒子は固化(sett
ing)(凝固)する筈である。網状構造形成の程度及び
該網状構造を破壊すべく作用する力の程度次第では、固
化が部分的もしくは完全に可逆的であったり又は不可逆
的であったりする。見掛け力は、また粒子間の斥力によ
って沈降が阻止されるために十分な強さであり、従って
プラスの懸濁力として作用するであろう。見掛け力の作
用の仕方は、使用材料(溶媒、固体及び構造形成剤)の
量及び種類に従って多様に異なっているが、また、種々
の効果全部が夫々異なる相対程度で同時に生じるような
場合も存在するであろう。
いずれにしても、本発明の多くの実施例について出願
人等は綿密な検討を行なった。いずれの場合にも、長期
間保存による沈降又は人為的な沈降促進の後でさえ粒子
が実質的に凝集せず、ばらばらな状態を維持し所定の最
小距離以内に相互接近できないことが観察された。この
ため出願人等はこの現象を「解膠(deflocculation)」
と指称する。
最後に、誤解を生じないように付記するが、本明細書
中で溶媒なる用語は特に注釈がなければ、微粒固体を構
造形成剤によって分散又は懸濁させている液体を意味す
る。溶媒は、液体界面活性剤のみから成ってもよく又は
溶媒の一部が界面活性剤から成ってもよく、又は溶媒が
非界面活性剤から成ってもよい。溶媒が完全に非界面活
性剤から成るときは溶媒に懸濁又は溶解した形態の界面
活性剤が任意に存在してもよい。
次に従来技術を考察すると、これまでに記載された非
水性液体洗剤のいくつかは、これまでに理解又は説明さ
れたことはないが解膠効果によって安定に分散又は懸濁
した固体を含有すると考えられる。従ってこれらの例は
勿論本発明の範囲から除外される。
非水性系中で固体の安定な懸濁液を得るための初期の
提案では、溶媒として非イオン性界面活性剤を使用し固
体を懸濁させる網状構造を形成するために無機キャリヤ
ー材料特に大容量シリカを添加していた。このシリカは
極めて小さい粒度をもつので極めて大容量であり従って
表面積が大きい。これは英国特許第1205711号及び第127
0040号に記載されている。これらの組成物に関する重要
な問題は、長期保存中に固化することである。微粒鎖構
造型クレーを使用して同様の構造形成を行なうことも提
案された。これは欧州特許公開第34387号に記載されて
いる。
英国特許第1292352号に記載のごとく、無機キャリヤ
ー材料で構造形成された系の水溶解速度は少量の陽子供
与酸物質の添加によって改良される。これまで認識され
てはいなかったが出願人等はその研究中に、これらの系
においては陽子供与酸物質が本発明の組成物中で解膠/
構造形成剤が果たすのと同じ機能を果たすことを知見し
た。
その後、非イオン性ベースの非水性組成物中で安定剤
として使用された別の酸物質は、マレイン酸無水物とエ
チレン又はビニルメチルエーテルとの水解可能なコポリ
マーであり、該コポリマーの30%以上が加水分解してい
た。これは欧州特許公開第28849号に記載されている。
これらの組成物に関する問題は、再現可能な製品安定性
を得るための製造の制御が難しいことである。
より最近には、非水性液体洗剤組成物のよりすんだ改
良を開示した2組の特許出願が現れた。第1グループの
出願の出願人はColgateである。このグループに属する
出願を以下に示し本文中では以後これらの出願を便宜上
括弧内の記号で示す。
(C1)GB2158453A (C8)GB2177716A (C2)GB2158454A (C9)GB2178753A (C3)GB2158838A (C10)GB2178754A (C4)GB2168995A (C11)GB2179346A (C5)GB2169613A (C12)GB2179365A (C6)GB2172897A (C13)GB2180551A (C7)GB2173224A (C14)GB2187199A (C15)DE3704903A 明細書(C1)−(C7)は本出願の優先権主張出願日以
前に公開され、(C8)−(C15)は以後に開示された。
同じ時期に同じく非水性液体洗剤に係る以下の出願が
Nippon Oils and Fats名義で公開された(これも便宜上
括弧内の符号で指称する)。
(N1)J61227828 (N2)J61227829 (N3)J61227830 (N4)J61227831 (N5)J61227832 これらはすべて本発明の優先権日以前に公開された。
Colgateの出願はすべて、非イオン性界面活性剤から
成る溶媒中の洗浄力ビルダー及び任意にその他の材料の
分散液に係る。多くの場合、これらのビルダーはリン酸
塩又はアルミノケイ酸塩タイプである。しかしながら、
ビルダーがヘプトン酸又はアルギン酸アルカリ金属塩で
ある系は(C9)に記載され、アルミノケイ酸塩/ニトリ
ロトリアセテート(NTA)の組み合わせを含む系は(C1
0)に記載され、(C13)はビルダーが低級ポリカルボン
酸のアルカリ金属塩から成る系を開示し、(C14)はビ
ルダーが長い(リン原子20〜30個の)直鎖状縮合ポリリ
ン酸又はそのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩から成
る系を開示している。また、(C2)及び(C3)は、金属
イオン封鎖剤としてのナトリウム塩の使用、即ち、ある
種の酢酸又はリン酸誘導体の使用を開示している。これ
らは構造形成剤として記載されていないがある程度の酸
特性をもつ。
これらのColgateの系においては、例えば(C3)の特
許請求の範囲に記載されているように粒度10μ未満の固
体を使用して沈降を阻止するのが好ましい。これはま
た、少なくとも1つのそれ以前の文献たる欧州特許公開
第30096(ICI)号の主題である。「安定性」は種々の沈
降防止剤によって強化されると考えられている。(C1)
によれば、かかる沈降防止剤の1つが酸性−POH基をも
つ有機リン化合物である。これはまた(N5)の主要な開
示内容である。(C6)によれば、沈降防止剤は高級脂肪
続カルボン酸のアルミニウム塩であり、(C11)によれ
ばカチオン性第四アミン塩界面活性剤、ウレア又は置換
ウレア又は置換グアニジンである。置換ウレアは(N2)
に分散剤として開示され、また同様の目的での置換ウレ
タンの使用が(N3)の主題である。
Colgateの開示によれば、かかる沈降防止剤は組成物
の降伏価を向上させる。降伏価は、粘性液体に対して剪
断応力が徐々に加えられるときに測定可能な流動が生じ
たときの「臨界降伏価」(見掛け無限粘度)を基準とす
る。剪断応力が降伏価を上回ると流動が始まり粘度がほ
ぼ直線状に減少する。実際多くのレオロジー学者は今
や、「降伏応力」即ち「降伏価」の存在が単なる見掛け
効果にすぎないこと、及び、実験的に決定された粘度対
剪断速度のプロットから得られた結果に過ぎないことを
理解している。より正確に定義すれば、静止から低剪断
速度まで漸増する間は粘度減少が極めて非直線状であ
る。しかしながら「沈降防止剤」の使用によって降伏価
の上昇が観察されるとき、低剪断速度で液体の粘度が実
質的に上昇すると推測できる。
対照的に、本発明は(より詳細に後述するごとく)、
通常は特に低剪断速度で粘度を低下させる構造形成剤の
使用を含む。前記のごとき従来の開示ではまた、沈降防
止剤が微粒固体の表面により親油性を与える「湿潤剤」
として機能すると推定されている。
Colgateの明細書で例示された多くの組成物はまた、
水と接触したときの分散性を改良するある種のゲル化防
止剤を使用している。これらは未稀釈組成物の粘度を低
下させる付加的特性を与えるとされている。多くの実施
例で使用されたゲル化防止剤の種類は(C2)の特許請求
の範囲に記載されている。これらのゲル化防止剤はポリ
エーテルカルボン酸である。(C8)は、約6個以上の脂
肪族炭素原子を含む脂肪族直鎖状ジカルボン酸又はカル
ボン酸基の1つが環炭素原子に直結し他方が約3個以上
の炭素原子を含むアルキル鎖もしくはアルケニル鎖を介
してモノサイクル環に結合している脂肪族モノサイクル
ジカルボン酸をゲル化剤として使用することを特許請求
の範囲に記載している。更に、(C15)によれば、第四
アンモニウム塩カチオン性界面活性剤と(粘度調整のた
めに任意に過剰の)酸との組み合わせ又は錯体が織物柔
軟化効果を生じる。
本発明の出願人は、前記発明の出願人等によって認識
されていないが、これらのカルボン酸誘導体が本発明で
使用された構造形成剤と同様に構造形成剤として作用す
ると考える。実際、(N1)は実際には分散剤としてジカ
ルボン酸の脂肪酸アルカノールアミドジエステルの使用
を特許請求の範囲に記載している。また、同様の分散剤
でエステルが任意に部分的にのみエステル化されたカル
ボキシル化ポリマーによって形成されたもの(その塩の
形態も含む)は(N5)の主題である。
第一の特徴によれば、本発明は、非水性有機溶媒と溶
媒に分散した固体材料粒子と前記粒子を実質的に解膠す
るに十分な量の1種類以上の解膠剤から成る界面活性剤
とを含む実質的に非水性の液体洗剤製品を提供する。但
し、溶媒が非イオン性界面活性剤を含み粒子が洗浄力ビ
ルダーを含むときは、 (A)組成物が構造形成に有効な量よりも少ないの無機
キャリヤー材料(前記に定義)を含有すること、及び、 (B)構造形成剤が (a)酸性−POH基をもつ有機リン化合物、 (b)高級脂肪族カルボン酸のアルミニウム塩、 (c)カチオン性第四アンモニウム塩界面活性剤単独又
はこれと酸末端非イオン性界面活性剤との混合物又は両
者の複合体であって、前記酸性非イオン性界面活性剤は
前記カチオン性界面活性剤又は前記複合体よりも過剰に
存在し得る、 (d)ウレア又は置換ウレア、置換ウレタン又は置換グ
アニジン、 (e)ポリエーテルカルボン酸又は約6個以上の脂肪族
炭素原子を含む脂肪族直鎖状ジカルボン酸又は1つのカ
ルボキシル基が環炭素原子に直径しもう1つのラウボキ
シル基が約3個以上の炭素原子のアルキル鎖又はアルケ
ニル鎖を介してモノサイクル環に結合したモノサイクル
ジカルボン酸又はジカルボン酸の脂肪酸アルカノールア
ミドジエーテル、 (f)実質的に全部の酸置換基がカルボキシル基である
か又は実質的に全部のカルボキシル基が脂肪酸ジアルカ
ノールアミド基でエステル化された任意の酸性ポリマー
材料、及び、 (g)酢酸又はリン酸の誘導体のナトリウム塩から構成
されるか、又は、直鎖状の長鎖縮合ポリリン酸又はその
アルカリ金属もしくはアンモニウム塩から成る金属イオ
ン封鎖剤 から選択されない1種類以上の材料を含むことを条件と
する。
前記条件は、前記で解説した従来技術に開示された構
造化非水性組成物をすべて除外するための条件である。
特に、従来技術の関連文献で構造形成剤として説明され
ているか否かに拘わりなくこれまでに記載された該当す
る物質をすべて除外する。
条件(A)は英国特許第1292352号に関係し「無機キ
ャリヤー」材料なる用語は該明細書で与えられた意味で
使用されている。言い替えると、これは「粒度1〜100m
μ、平均表面積50〜80m2/g及び嵩密度10〜180g/lをもつ
大容量金属酸化物又はメタロイド酸化物」を意味する。
このことは、微細シリカ及び同様の材料をマイナー成分
特に防腐剤として、(英国特許第1205711号及び第12700
40号に記載の種類の構造形成を生じる量未満の)少量で
使用することを除外するものではない。
条件(B)はすべて、前記に詳細に解説したようなCo
lgate及びNippon Oils and Fatsの開示に関係する。但
し(f)は欧州特許公開第28849号に記載の組成物にも
関係する。
本発明の第一の特徴は、少なくとも1種類の解膠剤の
使用を必要とすることであり、これは本発明のこの特徴
の基盤となる基本条件である。
出願人は解膠効果を実験し、特定の理論又は解釈に束縛
されたくはないが、1つの例としてこの現象を以下のご
とく説明してもよいと考える。
無機キャリヤー材料(大容量金属酸化物又はメタロイ
ド酸化物)を構造形成剤として使用する従来技術の組成
物は、少量の陽子供与酸物質を添加しないと水分散性が
よくない(英国特許第1292352号)。実際、出願人の知
見によれば、かかる酸が存在しないとかかる組成物は長
期保存中に固化(凝固)する欠点をもち、かかる酸を使
用したときもかかる系は長期間では固化する傾向を示
す。出願人等は更に、極めて多くの有機溶媒中で、殆ど
すべての分散固体粒子は(たとえ少量でも)次第にまば
らな網状構造を形成し、溶媒中の微細固体の体積分率が
十分に高いと最終的には固化するとを知見した。これら
の潜在的固化性をもつ系を調製するときに解膠剤を添加
すると、かかる固化が阻止(即ち遅延又は無限に阻止)
されることが知見された。解膠剤は粒子をばらばらの状
態に維持して網状構造の形成を阻止すると考えられる。
体積分率のレベルが低いとき、粒子は単なる凝集傾向
(これは相分離を促進する)を示すが、解膠剤はこの凝
集をも阻止する。
解膠は固体粒子の表面での効果によると考えてよい。
即ちイオン交換効果が生じて表面に正味電荷が与えられ
てその結果互いの反発が生じる。斥力の作用の強さ及び
距離はクローンの法則によって支配される。この理論
は、誘電定数の低い溶媒中で解膠効果が特に顕著である
という事実によって裏付けられる。また、得られた組成
物に静電場を作用させると種移行が生じることが観察さ
れる。
イオン交換プロセスに代替又は付加して、解膠は粒子
の表面分子層が形成されこれにより粒子間の摩擦相互作
用が低減し分子立体(steric)効果によって粒子がばら
ばらの状態に維持されることによると考えてもよい。
解膠剤と同様に溶媒自体もイオン交換又は分子層形成
に1つの役割を果たし得る。
解膠の結果は2つの効果のいずれか一方又は双方によ
って判明する。第一に、個々の粒子は(凝集に対抗し
て)ストークスの法則で予測された速度でゆっくりと沈
降する。粒子が十分小さいとこの沈降は極めて遅い。小
粒子の緩慢な沈降現象自体は従来技術の明細書(C3)及
び欧州特許公開第30096号に記載されている。この極め
て緩慢な沈降が実用面では安定性と考えられる(相分離
に対する抵抗性と定義してもよい)。
しかしながら、いずれにしても、粒子が沈降するとき
(沈降は、液相の粘度、固体の体積分率及び粒子のサイ
ズ次第でおそかれはやかれ生じる)、粒子は最終沈降体
積となりこの状態でも解膠された挙動を維持する。即
ち、粒子は容易に相対移動し、沈降層の粘度が極めて低
い。解膠によって粒子が所定最小分離距離以内に相互接
近することが阻止されるので、粒子が稠密な層として固
化することはない。このこと自体が粒子間の摩擦の見掛
け欠如の理由であり、最小摩擦相互作用で互いに相対移
動できるのは前記で仮定した分子層の性質に起因するも
のであろう。
この挙動の正しい原因が何であっても、製品の3つの
形態が可能である。第一の形態では粒子サイズが十分に
小さく溶媒が十分に粘性なので粒子極めてゆっくりと沈
降し1容量%以下の相分離が1週間、好ましくは1箇
月、より好ましく3箇月観察される系を生じる。かかる
製品は、固体の低い体積分率が要求され、製造から保存
を通じて使用までの期間にわたり目に見える相分離が最
小しか許容されない場合に最も適している。
第二の形態は固体の低い体積分率が要求され目に見え
る相分離が許容される場合である。この場合には粒子サ
イズ/溶媒粘度の組み合わせによって迅速な沈降が生じ
特に1週間で1容量%を上回る相分離が生じる。
しかしながら、例えば使用直前に攪拌又は震盪するこ
とによって液体を実質的に均質化し得る。
前記の2つの製品形態のいずれにおいても、解膠剤は
網状構造の形成または溶媒に容易に再分散しない稠密沈
降固体層の形成によって液体バルクの固化を阻止すると
いう利点を与える。双方の製品形態において、固体の沈
降速度にかかわりなく、固体の沈降速度は解膠効果によ
って最小に抑制され個々の粒子が大きいフロックに凝集
しより急速に沈降することが阻止される。
第三の製品形態は最初の2つの製品形態の液体のいず
れかが静置されたときに最終的に得られる最終沈降層の
組成に対応する。この層の最小体積は時間の経過にほぼ
近い。しかしながら実用化のために、最初の2つの製品
形態のサンプルを十分な時間静置した後にいかなる場合
でも沈降層の体積は実質的にそれ以上減少しない。次に
当業者に公知の手段によって該層の組成を分析し得る。
これは実質的に第三の製品形態の液体の組成物を構成す
る。
従って、最後の形態の製品を調製するためには、主要
固体全部を余剰溶媒に分散させ後述する手段によって解
膠剤の量を最適にするのが好ましい。この分散液を最終
沈降体積まで静置し次にその組成を分析する。この調製
方法で形成された新規な組成物中に微量成分全部を溶解
及び/又は分散させ得る。成分の相溶性を決定するため
にサンプルを保存し、またレオロジー、性能及び製造コ
ストの所望のバランスを得るために固体、溶媒及び構造
形成剤の量及び種類を任意に微調整する。
しかしながら、まず必要なことは、解膠が生じるよう
な固体と溶媒と構造形成剤との組み合わせを選択するこ
とである。本発明によれば、これらの成分の各々が原則
として極めて広い範囲から選択され得ることが理解され
よう。調製すべき所与の製品に関して、製品の所望の用
途に適した幾つかのクラスから溶媒及び固体を選択する
ことが望ましい。固体は好ましくは前記のごときクラス
から極めて小さい粒度例えば10μ未満の粉末として選択
される。かかる微細形態で入手できないときはより粗い
形態の固体を選択し適当なボールミルのごとき適当な手
段によって微粉砕する。次に所要のクラスから選択され
た溶媒に固体を(攪拌を伴って)徐々に添加しかなりの
粘度向上が観察されるまで(即ち肉眼でみて混合物の増
粘が生じるまで)十分に添加する。次に有効と思われる
構造形成剤のサンプルを解膠が検出されるまで徐々に添
加する。この構造形成剤がいかなるレベルになっても解
膠が観察されないときは、この材料はこの特定固体/溶
媒系には不適当であると判断し別の材料を試す。
解膠が極めて顕著に生じるときは、攪拌を伴う構造形
成剤の添加中のある時点で容易に選別できる粘度低下に
よって解膠が明らかになる。しかしながら解膠の定量的
検出の主要な手段は、適当なレオメータで測定された低
剪断速度(例えば約5s -1)における粘度低下の確認であ
る。本明細書において、「解膠剤」なる用語は、低剪断
速度でかかる粘度低下試験に合格する材料と定義され
る。好ましくは、少なくともある程度の構造形成剤レベ
ルでかかる剪断速度において25%の粘度低下が観察され
る必要がある。50%及び1桁に及ぶ粘度低下は構造形成
剤が優れた解膠特性をもつことをより十分に示す。解膠
剤は系の粘度を低下させるにもかかわらず、本発明の多
数の製品は低剪断速度でまだ極めて粘性であるが(例え
ば>1Pas)、極めて剪断希釈性で(shear thinning)、
従って比較的流動性がよい。
幾つかの場合、解膠効果が固化を遅らせるに十分なだ
けであり、有効使用期間に相当する有限時間だけ流動性
を維持するような製品でもよい。言い替えると、解膠効
果が固化を長期間阻止するほど強力でなくてもよい。し
かしながら、多くの好ましい具体例では、本発明の組成
物が実質的に非固化性である。サンプルを約50℃で48時
間、64時間又はそれ以上の期間保存し凝固が生じるか否
かを観察し最終的に固化するサンプルを除去してもよ
い。本明細書において、「非固化性」なる用語は、調整
直後から50℃で64時間保存後剪断速度5s -1又はそれ以上
で粘度10Pas未満を示す組成物を意味する。出願人は、
前記のColgateの明細書に記載された「沈降防止剤」が
室温又はより高い温度で保存すると最終的に固化を生じ
る組成物を与えることを知見した。
第二の特徴によれば、本発明は、非水性有機溶媒と該
溶媒に分散した固体材料粒子と構造形成剤とを含む非固
化性液体洗剤製品を提供する。ある種の公知の粘度低下
用カルボキシレート(カルボキシ、ジカルボキシ又は環
状ジカルボキシ)ゲル化防止剤はこれまで認識されては
いなかったが有効な構造形成剤として作用すると出願人
が知見たことは前記に説明した。しかしながら実施例で
後述するようにこれらの物質による粘度低下は単に一時
的であり前記のごとき試験では固化が生じる。
(本発明によって提供される組成物で使用可能な)適
当な解膠剤を固定できれば、予め選択された固体/溶媒
組み合わせに対する構造形成剤の添加量を増減し各添加
量での沈降速度を測定することによって構造形成剤の最
適量を決定し得る。測定シリンダ又はその他の適当な容
器で液体を静置し沈降層の上面の沈下速度を測定するこ
とによって沈降速度を測定し得る。構造形成剤の各レベ
ルに対し固体の種々の体積分率レベルでこれらの実験を
繰り返し、体積分率レベルに対する沈降速度をプロット
し、プロットを固体0の軸まで外挿する。この軸切点が
溶媒中に単離している単一粒子の沈降速度の予想値であ
る。ストークスの法則を使用して例えばA J G Van Diem
en等、J、Colloid&Interface Sci、104(1985)87−9
4から見掛け粒度(粒子サイズ)を算出し得る。
見掛け粒度は一般に、近似プラトーに到達するまでは
構造形成剤レベルの増加に伴って減少することが判明し
た。近似プラトーの開始は該当固体/溶媒系中で構造形
成剤が最適濃度であることを示す。
注目すべきは、見掛け粒度の低下が真の解膠効果の指
標となることである。このことは例えば技術文献「Inle
iding in de Reologie」、Dr Ir C Blom等、Kluwer Tec
hnische Boeken、Deventer、1986、P.147より公知であ
る。これは本発明を説明するために出願人が試みた理論
の裏付けとなる。出願人はまた、前記第三製品の形態の
実施例を研究することによっても出願人等の理論の有力
な傍証を得た。これらはかかる系に混和し得る固体の最
大体積分率を示す。混和以前の固体の平均粒度に関する
知識をもち粒子の最適充填率を考慮に入れると液体中の
「計算粒度」を既知の液体総量から算出し得る。この計
算粒度はストークスの法則で算出された見掛け粒度より
やや大きいことが知見された。
この比較によって、粒子の許容最接近距離の半径が各
粒子の物理的境界よりもやや大きいことが判明し、ま
た、各粒子の周囲に静電気又は分子「シールド」が生じ
たことが示唆される。
可能な固体/溶媒/解膠剤の組み合わせを選択し適当
な最終製品を前記のごとく調整し得る。しかしながら、
使用可能な成分の代表的な好ましいクラス及びサブクラ
スをここで記載するのが適当であろう。但しこれらは単
なる例であり本発明の範囲を限定するものではない。本
発明の特許請求の範囲から除外した従来技術を除く本発
明の最も広義の定義において出願人は、選択すべき溶
媒、固体及び構造形成剤の化学的クラスを予め条件付け
ない。唯一の基準は、前記の解膠試験に合格する組み合
わせを用いることである。しかしながら、成分の好まし
いグループ、及び、解膠試験で所望の結果を与える組み
合わせの発見に特に有効であると出願人等が知見した材
料選択の一般法則をある程度以下に示す。
本発明の組成物はすべて液体洗剤である。これらの組
成物は予定の用途に従って極めて広範囲の特定形態で調
製され得る。即ち、(任意に研摩剤を伴って)硬質表面
のクリーナーとして調製されてもよく、又は、手もしく
は機械的手段による食器洗剤(皿、ナイフ類の洗浄)と
して調製されてもよく、又は、外科器具もしくは入れ歯
用の特殊洗浄剤製品の形態に調製されてもよい。また、
織物の洗浄及び/又はコンディショニング剤として調製
されてもよい。
硬質表面洗浄の場合、組成物は主洗浄剤として調製さ
れてもよく、又は、主洗浄剤の除去以前即ち主洗浄剤を
拭き取る前の予備処理製品又は主洗浄処理の一部として
噴霧又は清拭で用いられる予備処理製品として調製され
てもよい。
食器洗浄の場合にも、組成物は主洗浄剤又は予備処理
製品のいずれでもよく、例えば噴霧によって適用される
か又はその水溶液及び/又は懸濁液に食器類を浸漬して
使用される。
織物の洗濯及び/又はコンディショニングに使用され
る製品は本発明の特に好ましい形態である。何故なら、
かかる製品では種々の固体をかなりの量で混和できるこ
とが要求されるからである。これらの組成物は例えば、
希釈されるかそのままで織物の予備処理(例えばしみの
除去)に使用されるタイプでもよく、また、これを濯い
でから織物の主洗浄が行なわれるタイプでもよい。組成
物はまた、織物と接触する水に溶解及び/又は分散され
る洗濯用主洗剤製品として調製されてもよい。この場
合、組成物は単独洗浄剤でもよく、又は、別の洗剤製品
に対する添加剤でもよい。本明細書において「洗剤製
品」なる用語は、濯ぎ水にだけ添加される織物コンディ
ショナー(織物柔軟仕上げ剤を含む)として使用される
種類の組成物を包含する(ときには「リンスコンディシ
ョナー」とも指称される。
従って組成物は、予定の用途に従って選択された(種
々の)対象物の洗浄及び/又はコンディショニングを促
進する物質を少なくとも1種類含有する。通常は、この
物質は界面活性剤、酵素、漂白剤、殺菌剤、(織物用)
織物柔軟仕上げ剤及び(硬質表面洗浄の場合)研摩剤か
ら選択される。勿論多くの場合、これらの物質の1種類
以上が存在してもよく、また、このような製品形態で常
用の別の成分が存在してもよい。
組成物は(種々の)処理対象物に有害な物質を実質的
に含まない。例えば、組成物は、顔料又は染料を含まな
い。勿論液体洗剤製品に好ましい色を与えるために少量
の染料(又は着色剤)、蛍光剤、青み付け剤等を添加す
ることは可能である。
実質的に界面活性剤を含まない本発明の製品の例は、
織物のしみを除去する酵素ベースの予処理製品、及びい
くつかの国では洗浄処理の途中で洗浄液に添加するのが
適当な種類の漂白製品である。かかる製品は双方とも界
面活性剤を含有する形態に調製されてもよい。
構造形成剤以外の総ての成分は添加以前に液体又は固
体である。液体の場合、組成物の溶媒の全部又は一部を
構成する。固体の場合、組成物中で溶媒中に解膠粒子と
して分散するか又は溶媒に溶解している。従って本明細
書において固体なる用語は、組成物に添加され固体形態
で組成物中に分散し溶媒に溶解している固相材料、及
び、組成物中で(相変化を生じて)凝固し組成物中に分
散する液相材料を意味する。
ある主の液体は単独では、固体及び解膠剤のいかなる
組み合わせに対しても溶媒の機能を果たすには適さな
い。しかしながら、所要の特性をもつ別の液体と併用さ
れると使用が可能である。溶媒が2種類以上の液体を含
むときの唯一の条件は、これらの液体が完全組成物中で
混和性であるか、又は一方の液体が他方の液体に微細液
滴の形態で分散できることである。
従って、界面活性剤が固体のとき、これらは通常は溶
媒に溶解又は分散している。界面活性剤が液体のとき、
これらは通常は溶媒の全部又は一部を構成する。しかし
ながら、ある場合には、溶媒が組成物中で相変化を生じ
る。詳細に後述するごとくある種の界面活性剤は解膠剤
としても極めて適当である。一般に、これらは任意のク
ラス、サブクラス及び特に以下の文献に記載された特定
材料から選択される。「Surface Active Agents」、Vo
l.I、Schwartz&Perry、Interscience1949及び「Surfac
e Active Agents」、Vol.II、Schwartz、Perry&Berch
(Interscience 1958)、McCutche−on′s Emulsifiers
&Detergents」、McCutcheon division of Manufacturi
ng Confectioners Companyの現行判、又は「Tensid−Ta
schenbuch」、H.Stache、第2版、Carl Hanser Verla
g、Munchen&Wien、1981。
本発明の組成物中の成分の例として本文中で言及され
たすべての界面活性剤材料及びすべての成分について特
に注釈がなければ、アルキルなる用語は、炭素原子1〜
30個を含む直鎖状又は分枝状アルキル基を意味する。ま
た、低級アルキル基なる用語は炭素原子1〜4個を含む
直鎖状又は分枝状アルキル基を意味する。これらの定義
は(例えばアルアルキル種の一部として)組み込まれた
アルアルキル種にも通用する。アルケニル(オレフィ
ン)及びアルキニル(アセチレン)種も(炭素原子の数
及び立体配置に関して)アルキレン、アルキニレン及び
アルケニレン結合と等価であると解釈してよい。粉らわ
しくないように、低級アルキル即ちC1〜C4アルキルなる
用語は(本文中に例外記述がなければ)すべて、アルキ
ル基が(分子中に存在し得る別の任意のアルキル基とか
かわりなく)メチル、エチル、イソプロピル、n−プロ
ピル、n−ブチル、イソブチル及びt−ブチルを示す各
種を意味しており、低級(即ちC1〜C4)アルキレンも同
様の意味であると理解されたい。
液体界面活性剤は特に好ましいクラスの溶媒であり、
特にポリアルコキシ化タイプ、特にポリアルコキシ化非
イオン性界面活性剤が好ましい。
一般的に、出願人等は、有機溶媒として選択すべく最
も適当な液体は極性分子をもつ溶媒であることを知見し
た。特に、比較的親油性の部分と比較的親水性の部分、
特に孤立電子対に富む親水性部分とを含む液体が最適で
あることを知見した。これは、液体界面活性剤等にポリ
アルコキシ化非イオン性液体界面活性剤が好ましい溶媒
のクラスであるという観察と完全に一致している。
非イオン性洗剤界面活性剤は当業界で公知である。こ
れらは通常、例えばアルキルキ基に炭素原子約6〜約12
個をもつアルキルフェノール又は各アルキル基に炭素原
子6〜12個をもつジアルキルフェノール、好ましくは炭
素原子8〜20個をもつ第一、第二もしくは第三脂肪族ア
ルコール(又はそのアルキルキャップ(alkyl−cappe
d)誘導体)、アルキル基に炭素原子10〜約24個をもつ
モノカルボン酸及びポリオキシプロピレンから誘導され
た有機疎水性基と化学結合した水溶性ポリアルコキシレ
ン又はモノ−もしくはジ−アルカノールアミド基から成
る。また、脂肪酸基のアルキル基に炭素原子約10〜20個
をもちアルキロイル基に炭素原子1〜3個をもつ脂肪酸
モノ−及びジアルカノールアミドもよく使用されてい
る。いかなるモノ−及びジアルカノールアミド誘導体に
おいても、分子の疎水性部分と接合するポリオキシアル
キレン基が存在してもよい。すべてのポリアルコキシレ
ン含有界面活性剤において、ポリアルコキシレン基は好
ましくは、2〜20個のエチレンオキシド基又はエチレン
オキシド基とプロピレンオキシド基とから構成され得
る。後者のクラスのうちで、出願人の欧州特許公開第22
5654号に記載の物質は溶媒の全部又は一部として特に好
ましく使用される。また、炭素原子9〜15個をもつ脂肪
アルコールと3〜11モルのエチレンオキシドとの縮合物
たるエトキシル化非イオン性界面活性剤も好ましい。こ
れらの物質の例は、C11〜13のアルコールと(例えば)
3〜7モルのエチレンオキシドとの縮合物である。これ
らは溶媒の全部又は一部として単独非イオン性界面活性
剤として使用されてもよく又は前出の欧州特許に記載の
界面活性剤と併用されてもよい。
別のクラスの適当な非イオン性界面活性剤は、アルキ
ル多糖類(ポリグリコシド/オリゴ糖)を含む。これら
の例は、米国特許第3640998号、第3346558号、第422312
9号、欧州特許公開第92355号、第99183号、欧州特許第7
0074号、第70075号、第70076号、第75994号、第75995号
及び第7596号に記載されている。
非イオン性洗剤界面活性剤は通常、分子量約300から
約11,000である。混合物が室温で液体である限り種々の
非イオン性洗剤界面活性剤の混合物を使用し得る。ま
た、非イオン性洗剤界面活性剤とアニオン性、カチオン
性又は両性の洗剤界面活性剤のごとき別の洗剤界面活性
剤及び石鹸との混合物の使用も可能である。かかる混合
物を使用する場合、混合物は室温で液体でなければなら
ない。
適当なアニオン性洗剤界面活性剤の例は、アルキル基
に10〜18個の炭素原子をもつアルキルベンゼンスホネー
ト、アルキル基に10〜24個の炭素原子をもつアルキル及
びアルキルエーテルスルホネート、1〜5個のエチレン
オキシド基をもつアルキルエーテルスルホネート、C10
〜C24のαオレフィンのスルホン化とスルホン化反応生
成物の中和及び水解を順次行って調製されたオレフィン
スルホネートのアルカリ金属塩、アンモニウム塩又はア
ルカノールアミン塩である。
使用可能な別の界面活性剤は、脂肪酸、好ましくは炭
素原子12〜18個の脂肪酸のアルカリ金属石鹸である。か
かる酸の代表例は、オレイン酸、リシノール酸、及び、
ヒマシ油、ナタネ油、ピーナッツ油、ヤシ油、パーム核
油又はその混合物から誘導された脂肪酸である。これら
の酸のナトリウム及びカリウム石鹸の使用も可能であ
る。石鹸は界面活性剤の機能を果たし同時に洗浄力ビル
ダー又は織物コディショナーとして作用し得る。別の例
に関してはより詳細に後述する。注目すべきは、ここで
列挙した油はそれ自体で溶媒の全部又は一部を構成でき
るが、対応する低分子量脂肪酸(トリグリセリド)は固
体として分散するか又は構造形成剤として機能し得るこ
とである。
また、本文中で引用した界面活性剤の総合文献に記載
されているようなカチオン性、両極性及び両性界面活性
剤の使用も可能である。カチオン性洗剤界面活性剤の例
は、脂肪族又は芳香族のアルキル−ジ(アルキル)アン
モニウムハライドであり、石鹸の例はC12〜C14脂肪酸の
アルカリ金属塩である。両性洗剤界面活性剤は例えばス
ルホベタインである。最適の構造形成及び/又は洗浄性
能を得るために同じクラス又は異なるクラスから選択さ
れた界面活性剤を併用してもよい。
溶媒として適当な非界面活性剤は、前記のごとき好ま
しい分子形態をもつものであるが、別の種類の使用も可
能であり、特にこれを前者のより好ましいタイプのもの
と併用する。一般に、非界面活性剤溶媒を単独で使用す
るか又は液体界面活性剤と併用する。前者のより好まし
い種類に含まれる分子構造をもつ非界面活性剤溶媒は、
エーテル、ポリエーテル、アルキルアミン及び脂肪アミ
ン(特に、ジ−及びトリ−アルキル−及び/又は脂肪−
N−置換アミン)、アルキル(又は脂肪)アミド及びそ
のモノ−及びジ−N−アルキル置換誘導体、アルキル
(又は脂肪)カルボン酸低級アルキルエステル、ケト
ン、アルデヒド及びグイセリドである。夫々の特定例
は、ジ−アルキルエーテル、ポリエチレングリコール、
アルキルケトン(例えばアセトン)及びグリセロールト
リアルキルカルボキシレート(例えばグリセリルトリア
セテート)、グリセロール、プロピレングリコール及び
ソルビトールである。
新水性を殆ど又は全くもたない多くの軽量溶媒はそれ
自体では多くの系で適当でない(例えばこれらの溶媒中
では解膠が生じない)。これらの例は、低級アルコール
例えばエタノール、又は高級アルコール例えばドデカノ
ール及びアルカン及びオレフィンである。しかしなが
ら、これらは前記の好ましい種類の分子構造をもつ界面
活性剤又は非界面活性剤から成る別の溶媒材料と併用す
ることはできる。解膠プロセスには役に立たないように
見えても、製品の粘度低下及び/又は洗浄中の泥汚れの
除去を助けるためにこれらの使用が好ましい。
好ましくは、本発明の組成物は、組成物総量の10重量
%以上の有機溶媒(液体界面活性剤を任意に含有)を含
有し得る。組成物中に存在する溶媒の量は約90%に達し
てもよいが、多くの場合、実際の量は組成物の20〜70重
量%、好ましくは20〜50重量%である。
原則として前記の解膠試験に合格し且つ得られた組成
物が本発明の第一の特徴の定義における条件(A)と
(B)とによって除外されない限り、解膠剤としていか
なる材料を使用してもよい。物質が解膠剤として作用し
得る能力の一部は固体/溶媒の組み合わせに左右される
ことに留意されたい。
しかしながら、特に好ましい解膠剤は酸である。これ
は、最も狭義には、水性媒体中で解離して水素イオン
(H+)を発生する物質と考えてよい。水素イオンは水性
系中でH3O+の形態で存在すると考えられる。非水性系で
は酸をこのように定義することは特に有意義ではない
が、本発明の目的のためにはこのように定義するのが便
利である。また、陽子(H+)を失う物質はしばしば「Br
onsted酸」と指称される。また、より広義に、一対の電
子を受容し得る物質であると定義することも可能であ
る。本発明の定義によればかかる酸はしばしばルイス酸
と指称される。
ブロンステッド(Bronsted)酸は、好ましいグループ
の酸解膠剤、特に無機鉱酸、アルキル−、アルケニル
−、アルアルキル−及びアルアルケニル−スルホン酸又
はモノ−カルボン酸及びそのハロゲン化誘導体及びこれ
らの酸性塩(特にアルカリ金属塩)である。(前記のご
とき)無機キャリヤー材料を実質的に含有せず非水性有
機溶媒と溶媒に分散した固定材料粒子と前記グループか
ら選択された1種類以上の構造形成剤とを含む組成物が
本発明の第三の特徴によって提供される。
前記グループの代表例のいくつかは、アルカノール
酸、例えば酢酸、プロピオン酸及びステアリン酸とそれ
らのハロゲン化物、例えばトリクロロ酢酸及びトリフル
オロ酢酸、及びアルキル(例えばメタン)スルホン酸及
びアルアルキル(例えばパラトルエン)スルホン酸であ
る。
適当な無機鉱酸及びその塩の例は塩酸、炭酸、亜硫
酸、硫酸及びリン酸、硫酸一水素カリウム、硫酸一水素
ナトリウム、リン酸一水素カリウム、リン酸二水素カリ
ウム、リン酸一水素ナトリウム、ピロリン酸二水素カリ
ウム、トリリン酸一水素四ナトリウムである。
本発明の第三の特徴によって定義された酸及び酸性塩
の構造形成剤以外に、別の有機酸、例えば蟻酸、乳酸、
クエン酸、アミノ酢酸、安息香酸、サリチル酸、フタル
酸、ニコチン酸、アスコルビン酸、エチレンドアミン四
酢酸、アミノホスホン酸、並びに長鎖脂肪族カルボキシ
レート及びトリグリセリド例えばオレイン酸、ステアリ
ン酸、ラウリン酸等も解膠剤として使用され得る。ペル
カルボン酸及びペルスルホン酸のごとき過酸の使用も可
能である。
酸解膠剤のクラスは更に、無機及び有機酸の無水物の
ごときルイス酸を含む。これらの例は、無水酢酸、無水
マレイン酸、無水フタル酸及び無水琥珀酸、三酸化イオ
ウ、五酸化二リン、三フッ化ホウ素、五塩化アンチモン
である。
これらのルイス酸構造形成剤は未変性状態で分散粒子
の表面で作用して解膠を生起してもよく、又は、液体中
の微量の水と反応するか溶媒自体と反応することによっ
てBronsted酸を形成してもよい。最も広義には、酸解膠
剤は、組成物中で通常は酸性の物質をin situで形成す
る任意の物質及び物質の組み合わせを意味する。多少の
程度に塩基性をもつ固体の構造形成剤として酸が特に適
当であるが、固体自体が酸性の系では塩基を使用しても
よい。
最も広義には「解膠剤」は、生成物中でin situ変換
されて解膠を生起する別の物質を形成するいかなる物質
をも含み、また、形成された別の物質をも含む。また好
ましくは、解膠剤を別個に添加せず製品の別の成分の1
つ例えば溶媒に不純物として存在させておく。本文に記
載のすべての解膠/構造形成剤は、別個に添加されるか
又は混合物として存在するかかかわりなく、2種以上の
かかる材料を含有する生成物として調製することが可能
である。
また塩も適当な解膠剤として使用され得る。水素含量
が高く陽子を放出し得る塩例えばアルカリ金属リン酸水
素塩及び硫酸水素塩については既に記載した。しかしな
がら固体/溶媒の組み合わせの性質次第ではその他の有
機塩及び無機塩の使用も可能である。これらの塩はルイ
ス酸として有効に作用するか、又は、それ自体で固体粒
子の表面でイオン交換メカニズムを促進し得ると考えら
れる。
出願人等の知見によれば、通常は、固体の主要成分の
カチオンとは異なるカチオン、特により電気陽性のカチ
オンをもつ塩を選択するのが好ましい。しかしながら、
このことが通用しない場合もある。また、塩構造形成剤
のアニオンが溶媒に可溶であるのが好ましい。従って例
えば、固体が主としてアルカリ金属塩から成るとき、塩
化第二鉄又は塩化マンガンのごとき遷移金属の塩を選択
するのが好ましい。また、構造形成剤のアニオンは有機
であるのが好ましく、溶媒が界面活性剤のとき構造形成
剤のアニオンは脂肪族又は長鎖カルボン酸の残渣から成
るのが好ましい。この場合例えば、ステアリン酸、オレ
イン酸、パルミチン酸等の第二銅塩を使用し得る。
また、複合体形成能力のよい少なくとも1つの部分、
例えば第四アンモニウムイオン又は適当な遷移金属イオ
ンをもつ塩を選択するのが好ましい。この理由は恐ら
く、前節で特定した塩が所望の解膠効果を生じるからで
あろう。
優れた複合体形成能力をもつ塩はしかしながら、とき
どき(恐らくはその特性によって)最初は解膠を生起す
るにもかかわらず長期間では固化(凝固)し易い。従っ
てある場合には、後述する種類の界面活性構造形成剤と
併用するのが好ましい。
この目的に適う塩の別の好ましいクラスは、例えば商
標Aerosol OTで市販されているアルカリ金属スルホ琥珀
酸ジ−アルキル誘導体である。これらを使用する場合、
解膠を開始させるために製品を加熱する必要がある。使
用可能なジ−アルキルスルホ琥珀酸塩としてはまた、ア
ンモニウム及びアルカリ金属塩を含む欧州特許公開第20
8,440号に記載の塩がある。また、遊離酸ジ−アルキル
スルホ琥珀酸の使用も可能である。更に、実質的に無水
のアルミノケイ酸塩(ゼオライトを含む)を構造形成/
解膠剤として使用してもよい。これらはときには「活性
化した」タイプと指称される。このような活性化ゼオラ
イト4AはDegussaにより市販されている。これらはま
た、部分水和又は完全水和したアルミノケイ酸塩を解膠
することさえ可能である。組成物中の微量の水によって
網状構造の形成が促進され実質的に無水のアルミノケイ
酸塩だけがこれを吸収するといわれているが、これは主
要な効果ではない。何故なら極めて顕著な吸水能力をも
つ無水塩化カルシウムを使用しても同様の挙動は観察さ
れなかったからである。
また有機カチオンをもつ塩の使用も可能である。
溶媒が液体界面活性剤(又は脂肪残基をもつ同様の物
質)から成るとき、「脂肪性」アニオンは極めて適当な
構造形成剤であるという観察から、出願人等は特に好ま
しいクラスの構造形成剤がアニオン性界面活性剤から成
ることを知見した。アルカリ又はその他の金属の塩から
成るアニオンを使用し得るが(特に固体及び解膠剤カチ
オンの前記の好ましい相対電気極性に関して)、これら
の界面活性剤の遊離酸形態(その金属カチオンがH+カチ
オン即ち陽子で置換されている形態)が特に好ましい。
従って、本発明の別の特徴によれば、アニオン性界面活
性剤(Colgate又はNippon Oil and Fatsによって記載さ
れたポリエーテルカルボキシレート、ジーカルボキレー
ト又はモノサイクリックカルボキシレート非イオン性誘
導体ゲル化防止剤以外の構造形成剤の成分少なくとも1
種類)を含む構造形成剤によって微粒固体が有機溶媒中
に分散している系が提供される。
これらのアニオン性界面活性剤は、界面活性剤に関す
る前出の総合文献即ちSchwartz&Perry、Schwartz Perr
y&Berch及びBerch、McCutcheon′s、Tensid−Taschen
buchに記載すべてのクラス及びサブクラス及びこの特定
形態及びその遊離酸の形態を含む。多くのアニオン性界
面活性剤は既に前述した。構造形成剤の機能を果たすに
は一般にこれらの遊離酸形態が好ましい。
かかるアニオン性界面活性剤の特に好ましいサブクラ
スは式(I) R−L−A−Y (I) 〔式中、Rは炭素原子8〜24個をもつ飽和又は不飽和の
直鎖状又は分枝状炭化水素基を示し、 Lは欠如しているか又は−O−、−S−、−Ph−、又は
−Ph−O−(但しPhはフェニレン)又は式−CON(R1
−、−CON(R1)R2−又は−COR2−(但しR1は直鎖状又
は分枝状C1〜C4のアルキル、R2は炭素原子1〜5個をも
つアルキレンで任意にヒドロキシ基で置換されている)
を示し、 Aは欠如しているか又は別々に選択された1〜12個のア
ルケニルオキシ基を示し、 Yは−SO3H又は−CH2SO3H又は式−CH(R3)COR4(式中R
3は−OSO3H又は−SO3H、R4は別々に−NH2又は式−OR
5(式中R5は水素又は直鎖状もしくは分枝状C1〜C4アル
キル基を示す〕 で示される化合物及びその塩、特に金属塩、特に好まし
くはアルカリ金属塩である。しかしながらその遊離酸の
形態が最も好ましい。
特に好ましい遊離酸の形態は、式中のLが欠如してい
るか又は−O−、−Ph−、又は−Ph−O−を示し、Aが
欠如しているか又は3〜9のエトキシ例えば−(CH22
O−もしくはプロポキシ例えば−(CH23O−を示すか又
は混合エポキシ/プロポキシ基を示し、Yが−SO3H又は
−CH2SO3Hを示す形態である。
アルキル及びアルキルベンゼンスルフェート及びスル
ホネート並びにそのエトキシル化形態並びにアルキル鎖
が部分不飽和の類似体が特に好ましい。
Rの定義は8〜24個の炭素原子をもつ鎖を包含する
が、多くの市販の界面活性剤は狭い範囲の複数の炭素鎖
長例えばC9〜C11、C12〜C15及びC13〜C15等をもつ混合
物であり、1つの鎖長又は2つの鎖長又は狭い範囲の混
合鎖長をもつアニオン性界面活性剤が一般式(I)に包
含される。特に、ある主の好ましいサブクラス及び例
は、C10〜C22の脂肪酸及びその二量体、C8〜C18のアル
キルベンゼンスルホン酸、C10〜C18のアルキル−又はア
ルキルエーテル硫酸モノエステル、C12〜C18のパラフィ
ンスルホン酸、脂肪酸スルホン酸、ベンゼン−、トルエ
ン−、キシレン−及びクメンスルホン酸等である。限定
はされないが特に好ましいスルホン酸はC12〜C18の直鎖
状アルキルベンゼンスルホン酸である。ここで日本特許
第61042579号(Kao)が非水性ペースト製品中の遊離ア
ルキルベンゼンスルホン酸を使用を記載していることに
触れておきたい。該特許系においては、酸は解膠剤とし
て作用するのではない。該酸は組成物中でナトリウム塩
をin situ形成し濃厚なアニオン性/非イオン性二元系
を形成する。実際には完全な凝固を阻止するために空気
を噴射する必要がある。
両極性の界面活性剤をアニオン性界面活性剤と同様に
構造形成/解膠剤として使用することも可能である。こ
れらは前出の界面活性剤の総合文献に記載されている。
好ましい一例はレシチンである。(C1)に記載の酸性−
POH基をもつ有機化合物と違ってレシチンは式 −O−P−(→0)(0-)−0− のリン結合を含む。
界面活性/構造形成/解膠剤、特にアニオン性遊離酸
及び両極性の形態は、長期間保存中に固化(凝固)せず
別の解膠剤(例えば遷移金属塩)がそれ自体では十分な
凝固防止作用を果たさないときにもかかる系の凝固を阻
止し得るという利点をもつ。
組成物中の解膠剤材料のレベルは前記の手段によって
最適化され得るが多くの場合0.01%以上、通常は0.1%
以上、好ましくは1重量%以上であり、15重量%まで使
用できる。実用のためには多くの場合、この量は最終組
成物重量の2〜12%好ましくは4〜10%である。
液体洗剤製品では、前記の成分、即ち溶媒(界面活性
剤及び非界面活性剤の双方)、解膠剤(構造形成剤)及
び微粒固体に属する界面活性剤以外に、多くの混和可能
な別の成分が使用される。
前記のごとくいかなる液体成分も溶媒の全部又は一部
を構成し、いかなる固体成分も液体中に分散及び/又は
溶解する。もちろん本発明では、少なくともある程度の
固体を分散させる必要がある。組成物に添加されると凝
固し次に微細粒子として分散する液体も「固体」に属す
る。別の成分に関する以下の記載中、大部分は上記の意
味の「固体」に属するが液体に属するものも多い。ま
た、前記試験で確認すると溶媒/固体組み合わせ次第で
解膠剤として作用するものもある。
かかる別の成分は極めて多岐にわたり製品の所望用途
に従って選択される。しかしながら、織物の洗浄及び/
又はコンディショニング用製品の種類が最も多様であ
る。このための多くの成分はまた別の用途の製品(例え
ば硬質表面クリーナー及び液体食器洗剤)の製品にも使
用される。
単なる便宜上の理由から別の成分を主成分と副成分
(又は少量成分)とに分類する。
主成分は洗浄力ビルダー、漂白剤又は漂白系及び(硬
質表面クリーナーでは)研摩剤である。
洗浄力ビルダーは、カルシウム及びその他のイオン、
水硬度の効果を沈殿又は金属イオン封鎖効果によって緩
和する物質である。これらは無機ビルダーでもよく有機
ビルダーでもよい。またリン含有型とリン非含有型とに
分類される。環境汚染に対する配慮が重要なときはリン
非含有型が好ましい。
一般に、無機ビルダーは種々のリン酸塩、炭酸塩、ケ
イ酸塩、ホウ酸塩、アルミノケイ酸塩型材料、特にアル
カリ金属塩の形態である。これらの混合物の使用も可能
である。
リン含有無機ビルダーが存在するときその例は、水溶
性塩特に、アルカリ金属ピロリン酸塩、オルトリン酸
塩、ポリリン酸塩及びホスホン酸塩である。無機リン酸
塩ビルダーの例は、トリポリリン酸、リン酸及びヘキサ
メタリン酸のナトリウム及びカリウム塩を含む。
リン非含有無機ビルダーが存在するときその例は、水
溶性アルカリ金属炭酸塩、炭酸水素塩、ホウ酸塩、ケイ
酸塩、メタケイ酸塩、及び結晶質及び非晶質のアルミノ
ケイ酸塩を含む。特定例は炭酸ナトリウム(任意にカル
サイト種晶を含む)、炭酸カリウム、ナトリウム及びカ
リウムの炭酸水素塩、ケイ酸塩及びゼオライトである。
無機ビルダーの例は、アルカリ金属、アンモニウム及
び置換アンモニウムにクエン酸塩、琥珀酸塩、マロン酸
塩、脂肪酸スルホン酸ネート、カルボキシメトキシスク
シネート、アンモニウムポリアセテート、カルボキシレ
ート、ポリカルボキシレート、アミノポリカルボキシレ
ート、ポリアセタールカルボキシレート及びポリヒドロ
キシスルホネートである。特定例は、エチレンジアミン
四酢酸、ニトリロ三酢酸、オキシジ琥珀酸、メリチン
酸、ベンゼンポリカルボン酸及びクエン酸のナトリウ
ム、カリウム、リチウム、アンモニウム及び置換アンモ
ニウムの塩である。別の例は、Deguestシリーズの商標
でMonsantoにより市販されている有機ホスホネート型金
属イオン封鎖剤及びアルカンヒドロキシホスホネートで
ある。
別の適当な有機ビルダーは、ビルダー特性をもつこと
が知られている高分子量ポリマー及びコポリマー、例え
は適当なポリアクリル酸、ポリマレイン酸、ポリアクリ
ル/ポリマレイン酸コポリマー及びそれらの塩、例えば
商標SokalanでBASFにより市販されている塩である。
非リン無機ビルダーの特に好ましいクラスはアルミノ
ケイ酸塩である。これらは例えば一般式 NaZ(AlO2Z(SiO2YXH2O 〔式中、Z及びYは6以上の整数、Z対Yのモル比は1.
0〜0.5、Xは6〜189の整数である〕 をもち、含水率約4〜約20重量%(本文中で部分水和と
指称される)の結晶質又は非晶質の材料である。この含
水率は液体中で最良のレオロジー特性を与える。このレ
ベルより高くなると(例えば含水率約19〜28重量%)、
水のレベルは網状構造の形成を生起する。このレベルよ
り低くなると(例えば含水率0〜約6重量%)になる
と、材料の気孔にトラップされたガスが移動し発泡を生
じてこれも粘度上昇を誘発する。しかしながら、留意す
べきは無水材料(即ち含水率0〜約6重量%の材料)を
構造形成剤として使用し得ることである。好ましい範囲
のアルミノケイ酸塩は無水物に基づいて約12〜約30%で
ある。アルミノケイ酸塩は好ましくは粒度約0.1〜100μ
であり、理想的には0.1〜10μであり、カルシウムイオ
ン交換能力は炭酸カルシウム200mg/g以上である。
別の成分の第二の主成分は漂白剤である。これら漂白
剤はハロゲン、特に塩素漂白剤から成り、アルカリ金属
ハイポハライト例えばハイポクロライトの形態で与えら
れる。織物洗浄に使用される場合、例えば好ましくは活
性剤との無機過酸塩の形態で与えられるか又はペルオキ
シ酸化合物として与えられる酸素漂白剤が好ましい。
無機過酸塩漂白剤の場合、活性剤は低温例えば室温か
ら約60℃までの範囲での漂白効果を向上させる。従って
かかる漂白系は低温漂白系として知られており当業界で
公知である。過ホウ酸ナトリウムのごとき無機過酸塩
は、一水和物及び四水和物の双方の形態で溶液中に活性
酸素を遊離し、活性剤は通常は1つ以上の反応性アシル
残基をもつ有機化合物である。これは過酸塩の形成を生
起し、ペルオキシ漂白化合物単独の場合よりも低温でよ
り有効な漂白効果を与える。ペルオキシ漂白化合物対活
性剤の重量比は約15:1から約2:1、好ましくは約10:1か
ら約3.5:1である。漂白系の量即ちペルオキシ漂白化合
物と活性剤との量は、液体総量の約5〜約35重量%の範
囲で調整し得るが、好ましくは漂白系を形成する成分を
約6〜約30%使用する。従って、組成物中のペルオキシ
漂白化合物の好ましいレベルは約0.5%〜約27重量%で
あり、活性剤の好ましいレベルは約0.5〜約40重量%、
最も好ましくは約1%〜約5%の範囲である。
適当なペルオキシ漂白化合物の代表例は、アルカリ金
属過ホウ酸塩の四水和物及び一水和物、アルカノ金属の
過炭酸塩、過ケイ酸塩及び過リン酸塩である。特に過ホ
ウ酸ナトリウムが好ましい。
ペルオキシ漂白化合物の活性剤は、英国特許第836988
号、第855735号、第907356号、第907358号、第907950
号、第1003310号、及び第1246339号、米国特許第333288
2号、第4128494号、カナダ特許第844481号及び南アフリ
カ特許第68/6344号のごとき種々の文献に記載されてい
る。
かかる活性剤の正確な作用モードはまだ解明されてい
ないが、活性剤と無機ペルオキシ化合物との反応によっ
て過酸が形成され、この過酸が分解によって活性酸素を
遊離すると考えられる。
これらは一般に、分子中にN−アシル又は0−アシル
残基を含み液体洗剤中のペルオキシ化合物と接触すると
該化合物を活性化する化合物である。
これらのグループの活性剤の代表例は、N,N,N1,N1
テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、N,N,N1,N1
−テトラアセチルメチレンジアミン(TAMD)のごときポ
リアシル化アルキレンジアミン、テトラアセチルグリコ
ールウリル(TAGU)のごときアシル化グリコールウリ
ル、トリアセチルシアヌレート及びナトリウムスルホフ
エニルエチル炭酸エステルである。
特に好ましい活性剤は、N,N,N1,N1−テトラアセチル
エチレンジアミン(TAED)である。
活性剤は微粒子として混合されてもよく又は出願人の
英国特許公開第2053998号に記載のごとく顆粒形態で混
合されてもよい。より詳細には、平均粒度150μm未満
の活性剤の使用が好ましくこれにより漂白効果がかなり
改良される。平均粒度150μm未満の活性剤を使用する
と沈降損が実質的に減少する。活性剤の平均粒度が100
μm未満のときは漂白性能が更に向上する。しかしなが
ら粒度が余りにも小さいと分解が進み易くまた処理以前
の取り扱いの問題が生じる。しかしながらこの粒度は溶
媒中での分散要件を充たす(前記の第一製品形態では実
用限度内でできるだけ小さい粒子が必要であった)。ま
た後述するごとき液体活性剤の使用も可能である。
(ときには構造形成/解膠剤としても作用する)有機
ペルオキシ酸化合物漂白剤は、好ましくは室温で固体で
あり、融点50℃以上が好ましい。最も普通にはこれらは
一般式 〔式中、Rは炭素原子1〜20個を含むアルキレン又は置
換アルキレン基又は炭素原子6〜8個を含むアリーレン
基、Yは水素、ハロゲン、アルキル、アリール又は水溶
液中でアニオン基を与える任意の基を示す〕 で示される有機ペルオキシ酸及びその水溶性塩である。
かかるY基は例えば、 〔式中、MはH又は水溶性塩形成カチオン〕 を含み得る。
本発明で使用し得る有機ペルオキシ酸及びその塩は、
1つ又は2つ以上のペルオキシ基を含み脂肪族又は芳香
族のいずれでもよい。有機ペルオキシ酸が脂肪族のとき
未置換の酸は一般式、 〔式中、 YはH、−CH3、−CH2Cl、 であり、nは60〜20の整数である〕 で示される。ペルオキシドデカン酸、ペルオキシテトラ
デカン酸及びペルオキシヘキサデカン酸がこの種の最も
好ましい化合物であり、特に1,12−ジペルオキシドデカ
ンジオール酸(時にはDPDAとして公知)、1,14−ジペル
オキシテトラデカンジオール酸及び1,16−ジペルオキシ
ヘキサデカンジオール酸が好ましい。この種の別の好ま
しい化合物の例は、ジペルオキシアゼライン酸、ジペル
オキシアジピン酸及びジペルオキシセバシン酸である。
有機ペルオキシ酸が芳香族のとき未置換の酸は一般式 〔式中、Yは例えば水素、ハロゲン、アルキル、 を示す〕 で示される。
ペルカルボキシ基及びY基は芳香環の周囲でいかなる
相対位置関係でもよい。環及び/又はY基は、(アルキ
ルのとき)任意の非干渉置換基例えばハロゲン又はスル
ホネート基を含み得る。適当な芳香族ペルオキシ酸及び
その塩の適当な例は、モノペルオキシフタル酸、ジペル
オキシテレフタル酸、4−クロロジペルオキシフタル
酸、ジペルオキシイソフタル酸、ペルオキシ安息香酸及
び環置換ペルオキシ安息香酸、例えばペルオキシαナフ
トン酸である。好ましい芳香族ペルオキシ酸はジペルオ
キシイソフタル酸である。
水分散/分散適性を強化すべく添加される過酸素化合
物の別の好ましいクラスは、出願人の欧州特許公開第21
7454号にこの目的で記載されている無水過ホウ酸塩であ
る。
組成物中に漂白剤又は漂白系の安定剤、例えばエチレ
ンジアミンテトラメチレンホスホネート及びジエチレン
トリアミンペンタメチレンホスホネート又はその他の適
当な有機ホスホネート又はその塩例えば前記のDeguest
シリーズを含ませるのが好ましい。これらの安定剤は酸
又は塩の形態、例えばカルシウム、マグネシウム、亜鉛
又はアルミニウム塩の形態で存在し得る。安定剤は約1
重量%以下のレベル、好ましくは約0.1〜約0.5重量%の
レベルで使用され得る。
出願人はまた、液体漂白剤プレカーサ例えばフリセロ
ールトリアセテート及びエチリデンヘプタノエートアセ
テート、イソプロペニルアセテート等が溶媒としても適
当に機能し、このため例えば粘度調製のための比較的揮
発性の溶媒例えば低級アルカノール、パラフィン及びグ
リコールエーテル等の追加が不要になるかまたはこの必
要量が減少することを知見した。
別の成分の第三の主成分は研摩剤等に硬質表面クリー
ナー(液体研摩クリーナー)に添加される研摩剤であ
る。これらは微粒固体として添加せざるを得ない。これ
らは水不溶性材料例えば方解石でもよい。この種の適当
な材料は、水性媒体中に懸濁したかかる研摩剤に関する
出願人の欧州特許公開第50887号、第80221号、第140452
号、第214540号及び欧州特許第9942号に記載されてい
る。
研摩剤は水溶性でもよく、特に、例えば無機ビルダー
として後述する任意の水溶性固体塩の粒子の形態でもよ
い。織物洗濯中に粉末洗剤中の増量剤として以外の特別
の機能をもたない不活性微粒固体塩例えば硫酸ナトリウ
ムが研摩剤として使用されてもよい。特に好ましいもの
は、出願人の欧州特許公開第193375号に記載の水溶性研
摩剤である。
別の成分の副(少量)成分は、液体洗剤製品中で使用
され得るその他の成分、例えば織物コンディショニング
剤、酵素、香料(脱臭剤も含む)、殺菌剤、着色剤、蛍
光剤、土懸濁剤(再汚染防止剤)、防腐剤、酵素安定
剤、消泡剤である。
織物用液体洗剤又は水洗用コンディショナーとして使
用され得る織物コンディショニング剤は、織物柔軟仕上
げ剤、例えば織物柔軟化用クレー、第四アンモニウム
塩、イミダゾリニウム塩及び脂肪アミンである。代表的
な適当な第四アンモニウム塩及びイミダゾリニウム塩は
欧州特許公開第122141号に記載されており、適当な脂肪
アミンは英国特許第1514276号に記載されている。その
他の織物コンディショナーはセルラーゼのごときけば立
ち防止剤(anti−harshening agent)、帯電防止剤及び
しわ加工剤(drape imparting agent)である。
一般に織物柔軟化クレーは2:1の層構造をもつフィロ
シリケートクレーであり、この定義は、ピィプロフィラ
イト(pyprophyllite)クレー、スメクタイト又はモン
モリロナイトクレー、サポナイト、バーミキュライト及
びマイカを含む。織物柔軟化に適さないことがわかって
いるクレー材料はクロライト及びカオリナイトである。
層構造をもたない別のアルミノシリケート材料例えばゼ
オライトも織物柔軟化クレー材料として適当でない。特
に適当なクレー材料は、米国特許第3959155号(Mongome
ry等の発明、The Procter & Gamble Companyに譲渡)
に詳細に記載されているスメクタイトクレー、米国特許
第3936537号(Baskerville)に記載されているスメクタ
イトクレーである。これらの特許の記載は本明細書に含
まれるものとする。また欧州特許公開第26528号(Proct
er & Gamble Limited)も織物柔軟化に適したクレー材
料に関する開示を含む。
最も好ましい織物柔軟化クレー材料はベントナイト由
来の材料である。ベントナイトは種々の不純物を含有す
る主としてモンモチロナイトタイプのクレーであり、不
純物のレベル及び種類はクレー材料のソースに依存す
る。
本発明組成物中の織物柔軟化クレー材料のレベルは織
物に柔軟化効果を与えるに十分でなければならない。好
ましいレベルは組成物の1.5〜35重量%でありより好ま
しくは4〜15重量%である。これらの割合はクレー材料
だけの割合である。特に不純なソースから原料が取り出
されるときは前記の値よりも高いレベルのクレー原料が
必要である。
セルラーぜけば立ち防止剤は5〜11.5の範囲の最適pH
をもつ細菌又は真菌セルラーゼでもよい。しかしなが
ら、アルカリ性pH値で最適活性をもつセルラーゼ、例え
ば英国特許公開第2075028号(Novo Industrie A/S)、
第2095275号(Kao Soap Co Ltd)及び第2094826号(Kao
Soap Co Ltd)に記載のセルラーゼが好ましい。
かかるアルカリ性セルラーゼの例は、Humicolainsole
nsHumicola grisea var themoidea)株、特にHumicol
a菌DSM1800株によって産生されるセルラーゼ、真菌又は
バチルス(Bacillus)Nによって産生されるセルラーゼ
又はアエロモナス(Aeromonas)属のセルラーゼ−212産
生真菌によって産生されるセルラーゼ、又は、海中軟体
動物の肝膵から抽出されたセルラーゼ(Dolabella Auri
cula Solander)である。
本発明の組成物に添加されるセルラーゼは、非飛散性
顆粒の形態例えば「marumes」又は「プリル」の形態で
液体に添加されてもよく、又は、例えば非イオン性界面
活性剤に懸濁するかもしくは別の非水性媒体に溶解した
セルラーゼ濃縮液として液体の形態で添加されてもよ
い。セルラーゼ活性は、英国特許公開第2075028号に記
載の標準条件下で測定すると250レギュラーCxセルラー
ゼ活性単位/gである。かかる濃縮液の液体成分は溶媒の
一部として混合され得る。
本発明組成物中のセルラーゼの量は一般に、いかなる
形態でも約0.1〜10重量%である。セルラーゼ活性に関
しては、液体製品のg当たり0.25〜150又はそれ以上の
レギュラーCxセルラーゼ活性単位に対応する量のセルラ
ーゼを使用するのが好ましい。
添加可能な適当な静電防止剤は、式 〔R1R2R3R4N〕+Y- 〔式中、R1、R2、R3及びR4の2つ以下で少なくとも1つ
が、C16〜C22脂肪族基、又はアルキル鎖に10〜16個の原
子を含むアルキルフェニルもしくはアルキルベンジル基
から選択された基を含む有機基であり、残りの基は炭素
原子1〜約4個を含むヒドロカルビル基又はC2〜C4のヒ
ドロキシアルキル基及び窒素原子が環の一部を形成する
環状構造から選択され、Yはハライド、メチルスルフェ
ート又はエチルスルフェートのごときアニオンである〕
で示される。
前記の定義において、有機基R1中の疎水性基(即ちC
16〜C22脂肪族、C10〜C16のアルキルフェニル又はアル
キルベンジル基)は、第四窒素原子に直結しているか又
はアミド、エステル、アルコキシ、エーテル等の基を介
して間接的に結合している。
第四アンモニウム帯電防止剤は当業界で公知の種々の
方法によって調製され得る。かかる材料の多くが市販さ
れている。
本発明の液体中で使用され得る酵素は、タンパク質分
解酵素、澱粉分解酵素及び脂肪分解酵素(リパーゼ)を
含む。種々のタイプのタンパク質分解酵素及び澱粉分解
酵素が当業界で公知であり市販されている。これらはセ
ルラーゼに関して前述したごとく「プリル」又は「maru
mes」等として混合される得る。
本発明の液体洗剤製品に使用され得る蛍光剤はよく知
られており、かかる蛍光剤の多くが市販されている。適
当なクラスの1つはジアミノスチルベンジスルホネート
シアヌリッククロライド(DAS/CC)誘導体である。DAS/
CCタイプの蛍光剤の主成分は、4,4′−ビス[(4−ア
ニリノ−6−置換−1.3.5トリアジン−2−イル)アミ
ノ]スチルベン−2,2′ジスルホン酸及びその塩特にア
ルカリ金属塩又はアルカノールアミノ塩であり、これら
塩の置換基はモルフィリノ、ヒドロキシエチルメチルア
ミノ、ヒドロキシエチルアミノ、メチルアミノ又はジヒ
ドロキシエチルアミノである。蛍光剤の特定例を以下に
示す。
(a)4,4′−ジ(2″−アニリノ−4″−モルフォリ
ノトリアジン−6″−イルアミノ)−スチルベン−2,
2′−ジスルホン酸及びその塩、 (b)4,4′−ジ(2″−アニリノ−4″−N−メチル
エタノールアミノトリアジン−6″−イルアミノ)−ス
チルベン−2,2′−ジスルホン酸及びその塩、 (c)4,4′−ジ(2″−アニリノ−4″−ジエタノー
ルアミノトリアジン−6″−イルアミノ)−スチルベン
−2,2′−ジスルホン酸及びその塩、 (d)4,4′−ジ(2″−アニリノ−4″−ジメチルア
ミノトリアジン−6″−イルアミノ)−スチルベン−2,
2′−ジスルホン酸及びその塩、 (e)4,4′−ジ(2″−アニリノ−4″−ジエチルア
ミノトリアジン−6″−イルアミノ)−スチルベン−2,
2′−ジスルホン酸及びその塩、 (f)4,4′−ジ(2″−アニリノ−4″−モノエタノ
ールアミノトリアジン−6″−イルアミノ)−スチルベ
ン−2,2′−ジスルホン酸及びその塩、 (g)4,4′−ジ(2″−アニリノ−4″−(1−メチ
ル−2−ヒドロキシ)エチルアミノトリアジン−6″−
イルアミノ)−スチルベン−2,2′−ジスルホン酸及び
その塩、 (h)4,4′−ジ(2″−メチルアミノ−4″−p−ク
ロロアニリノトリアジン−6″−イルアミノ)−スチル
ベン−2,2′−ジスルホン酸及びその塩、 (i)4,4′−ジ(2″−ジエチルアミノ−4″−スル
ホアニリノトリアジン−6″−イルアミノ)−スチルベ
ン−2,2′−ジスルホン酸及びその塩、 (j)4,4′−ジ(3−スルホスチリル)ジフェニル及
びその塩 (k)4,4′−ジ(4−フェニル−1,2,3−トリアゾール
−2−イル)−スチルベン−2,2′−ジスルホン酸及び
その塩(l)1−(p−スルホンアミドフェニル)−3
−(p−クロロフェニル)−Δ−ピラゾリン。
一般に、これらの蛍光剤はアルカリ金属塩例えばナト
リウム塩の形態で供給され使用される。これらの蛍光剤
に加えて、本発明のの液体洗剤は別のタイプの所望の蛍
光剤を任意に含有し得る。洗剤組成物中で使用される1
種類以上の蛍光剤の総量は一般に0.02〜2重量%であ
る。
液体洗剤製品に再汚染防止剤を含有させたいときはそ
の量は液体組成物の総量の通常は約0.1〜約5重量%、
好ましくは約0.2〜約2.5重量%である。好ましい再汚染
防止剤は、糖及びセルロースのカルボキシ誘導体、例え
ばカルボキシメチルセルロースナトリウム、アニオン性
ポリ電解質特に重合脂肪族カルボキシレート、又は有機
ホスホネートである。
使用可能な好ましいクラスの防腐剤は微細シリカであ
る。これらは、固体ビルダーを含む非イオン性界面界面
活性剤ベースの系においては少量使用され、英国特許第
1205711号及び第1270040号に記載の種類の構造形成を開
始するに十分な量では使用されない。従ってかかる系に
おいては、これらの防腐剤は一般に製品総量の2重量%
以下、特に1重量%以下で使用される。別の好ましい防
腐剤はアルカリ金属シリケート、特にナトリウムのオル
ト−、メタ−又は好ましくは中性又はアルカリ性のシリ
ケートであり、例えば液体製品総量の約1重量%以上、
好ましくは約5〜約15重量%のレベルで使用される。
一般に、製品の固体含量は極めて広い範囲でもよく、
例えば最終組成物の重量の1〜90%、通常は10〜80%、
好ましくは15〜70%、特に15〜50%である。アルカリ性
塩は微粒形態で存在する必要があり、平均粒度は300μ
以下、好ましくは200μ以下、より好ましくは100μ以
下、特に10μ以下である。粒度がサブミクロンのサイズ
でもよい。適当な粒度を得るためには、適当な粒子サイ
ズの材料を使用するか、又は、全生成物を適当な粉砕装
置で微粉砕する。
組成物は実質的に非水性、即ち遊離水を殆ど又は全く
含まない。遊離水は組成物総重量の5%以下、好ましく
は3%以下、特に1%以下である。出願人等の知見によ
れば、含水率が高いほど粘度が高くなり易いか、又は固
化が生じ易い。しかしながら、より多量の又はより有効
な構造形成/解膠剤を使用することによってこの欠点の
一部は是正できる。
非水性液体の目的は一般に、調剤器において、成分に
対する水のマイナスの影響、例えば機能成分の不相溶性
が生じることを阻止することであるから、製品のいかな
る保存段階でも故意であるか事故であるかにかかわりな
く水の混入を阻止する必要がある。このような理由か
ら、製造手順及び消費者に渡される包装の設計には特別
の配慮が必要である。
従って製造中には、すべての原料が乾燥状態であり、
(水和性塩の場合には)低水和状態であり、例えば組成
物中で使用されるリン酸塩ビルダーは無水であり、過ホ
ウ酸ナトリウムは一水和物であり、方解石研摩剤は乾燥
しているのが好ましい。好ましい方法においては、乾燥
容器において、乾燥した実質的に無水の固体を溶媒と混
合する。固体の沈降速度を最大限抑制するために、この
混合物を粉砕ミルに通すか、又は、例えばコロイドミル
とコランダムディスクミルと水平又は垂直攪拌ボールミ
ルとの組み合わせミルに通し、0.1〜100μ、好ましくは
0.5〜50μ、理想的には1〜10μの粒度にする。かかる
ミルの好ましい組み合わせは、コロイドミルと水平ボー
ルミルとを順次並べた組み合わせであり、この場合、最
終製品中のサイズ分布を小さくするための所要条件下で
処理できる。勿論既に所望の粒度をもつ微粒材料にはこ
の処理が不要であり、該材料を所望であれば製造工程の
もっと後の段階で添加してもよい。
この粉砕処理中に、導入されるエネルギは製品の温度
上昇を生じ、且つ固体成分の粒子中又は粒子間にトラッ
プされている空気を逃がす。従って、熱感受性成分は粉
砕工程と該工程に続く冷却工程との後に製品に混合され
るのが好ましい。また、これらの(通常は少量の)成分
の添加以前又は方法の任意の別の段階で製品の脱泡を行
なうのが好ましい。この段階で添加される代表的な成分
は香料及び酵素であるが、最終組成物中で存在させたい
極めて温度感受性の漂白剤成分又は揮発性溶媒成分もこ
れらに含まれる。しかしながら、揮発性材料は脱泡段階
後に導入されるのが好ましい。適当な冷却装置(例えば
熱変換装置)及び脱泡装置は当業者に公知であろう。
また、本発明方法に使用されるすべての装置は完全に
乾燥していることが必要であり、いかなる洗浄処理後に
も特別な配慮が必要である。その後の保存装置及び包装
装置に関しても同様である。
前記のごとく製品に対する水の混入を最大限抑制でき
る包装が要求される。このために特に適当な設計は南ア
フリカ特許出願第87/2272号に記載されている。該特許
出願においては、製品が単位量の計量供給チャンバに充
填され、該チャンバはキャップ除去以前の容器のボディ
と連通している。キャップ除去作業中にはこの連通路が
閉鎖されユーザーが予め計量された単位量を振り出す。
この計量供給チャンバの洗浄中に水が製品のバルク中に
逆流する恐れはない。キャップをはめ直すと計量供給チ
ャンバと容器のボディとの間の連通路が再度開き、(例
えば容器を傾けることによって)次の充填作業が行なわ
れる。
特に適当な別の包装形態は、オリフィス直径0.5〜8m
m、好ましくは1〜5mm、特に2〜3mmの狭い注ぎ口をも
ち、(任意に容器ボディの圧迫を伴って)この注ぎ口か
ら製品を振り出す。ユーザーがこの注ぎ口から内容物に
水を混入することできない。一般には、製品がかかる狭
い開口を通ると圧迫によって生じる製品の剪断速度が高
いので製品の粘度が十分に低下し容易に流動する程度に
なる。高剪断速度で低粘度をもつ本発明製品のこの特徴
は前記に説明しまた実施例でも説明した。
非水性液体と共に調製できるある種の製品(例えば織
物洗剤又は食器洗剤)に適した別の包装形態は、単位用
量の製品を収容した開封デバイスをもつタイプの袋又は
小ポットである。開封後、かかる包装の内容物全体が1
回の使用で消費される。ユーザーが個々の作業毎に製品
の使用量を任意に調節できる融通性をある程度与えるた
めに1回の使用に2〜4個必要な大きさの包装にしても
よい。本発明の非水性液体に特に適した別の包装形態で
は、袋又は小ポットのシーラントフィルムを水溶性ポリ
マー材料から製造し、容器全体を洗濯液に入れ、袋又は
フィルムの溶解に伴って内容物が放出される。このため
の特に適当な重合材料は包装材料として良く知られたポ
リビニルアルコールである。目的に適うグレードのアル
コールが入手可能である。
ポンプ作用を行なう振出器をもつ容器の使用も可能で
ある。これらは製品への水の混入を有効に阻止つつ製品
の振り出しを行なうことが可能である。
本発明を実施例に基づいて以下に詳細に説明する。
実施例で使用した多くの材料は商品名で示されてい
る。これらは具体的に以下の物質である。
Synperonic A3: 平均3モルのエチレンオキシドでアルコキシル化したC1
3〜C15の脂肪アルコールを含む非イオン性界面活性剤
(ex ICI)、 Synperonic A5: 平均5モルのエチレンオキシドでアルコキシル化したC1
3〜C15の脂肪アルコールを含む非イオン性界面活性剤
(ex ICI) Dobanol 91−5T: 平均5モルのエチレンオキシドでアルコキシル化したC9
〜C11の脂肪アルコールを含む非イオン性界面活性剤(e
x Shell)、 Dobanol 91/6: 平均6モルのエチレンオキシドでアルコキシル化したC9
〜C11の脂肪アルコールを含む非イオン性界面活性剤(e
x Shell)、 Plurafac RA30: 平均4〜5モルのエチレンオキシドと2〜3モルのプロ
ピレンオキシドとでアルコキシル化したC13〜C15の脂肪
アルコールを含む非イオン性界面活性剤(ex ICI)、 Versa TL3: ポリスチレン無水マレイン酸スルホン酸ナトリウム塩
(ex National Adhesives and Resins Limited)、 Sokalan CP5: アクリル酸/マレイン酸コポリマー、平均分子量70,00
0、アクリル酸対マレイン酸比1:1、 PEG 200: ポリエチレングリコールHO(CH2CH2O)nH 平均分子量200(ex Merck)、 Aerosil: 英国特許第1205711号、第1270040号及び第1292352号に
記載の微粒子(高体積)シリカキャリヤー、 Aerosil OT: ジオクチルスルホ琥珀剤ナトリウム(ex Merck/Cyanami
d)、 Arosurf: ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド第四アミ
ンカチオン性界面活性剤(ex Sherex)。
実施例1 以下の非水性液体洗剤組成物を調製した。
組成物Bは本発明の組成物であり、組成物Aは英国特
許第1270040号及び第1292352号に記載のごとき大容量シ
リカによって構造形成されたものである。
以下の物理的データは(指示がある場合以外は)3箇
月後に測定したものである。
A B 初期粘度(21sec -1のmPas、室温) 730 2092
室温保存後の粘度(21sec -1のmPas) 875 1609
沈降(%) <1 <1
固化(%) 75 0
相分離(%、室温) 5.0 9.0
相分離(%、37℃) 5.0 11.0
*固化の測定は、37℃で2週間保存後、製品収容壜を水
平状態に配置し未変化状態を維持した製品の割合を測定
することによって行なった。この固化は震盪可逆性であ
った。
実施例2 本発明によって以下の製品を製造した。
これらの製品は以下の物理的データを示した(実施例1
と同条件)。
C C 室温での初期年度(21s -1のmPas) 3113 2547 54日間保存後の粘度 2925 1912 沈降(%) 1 1 固化(%) 0 0 室温での相分離(%) 3.4 − 37℃での相分離(%) 4.2 5 実施例3 実施例1Aの組成物のシリカ含量0.6%を0.4%に代えた
組成物にドデシルベンゼンスルホン酸を添加しても低剪
断速度での粘度に有意な影響はなかった。しかしシリカ
非含有組成物は低剪断速度で有意な粘度低下を示した。
実施例4 実施例1Bの組成物のドデシルベンゼンスルホン酸全部
を以下の表に示す夫々の使用量の構造形成剤に代えて組
成物を製造した。実質的に製造直後、1週間後、2週間
後及び4週間後の各液体の室温での粘度を剪断速度20s-
1で測定した。全部の場合に低剪断速度での粘度は特定
構造形成剤が欠如している以外は同じ組成の系の粘度に
比較して顕著に低下していた。但し、より長期間保存し
た場合ある程度の粘度上昇を示す配合もあった。
実施例5 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム全量を以下の
表に示す夫々特定された量の構造形成剤に代えて実施例
2Dの組成物の調製を繰り返した。実施例4と同じ測定を
行なった。
(加熱及び溶解後) 固体、溶媒及び構造形成剤を更に変更したときの効果
を測定するために、「モデル」系、即ちこれらの3つの
成分だけを含有する系を用いて実験を行なった。すべて
の場合に、固体の体積分率は解膠の効果が十分に明白と
なるような値に選択し、異なる系間の比較ができるよう
にした。
基本実験は、種々の剪断速度での粘度の測定と、該当
サンプルを測定シリンダに静置することによって測定さ
れる沈降速度(mm/時)の測定とから成る。留意すべき
は、比較が容易な組成を選択したので、成分の相対比率
が必ずしも商業用製品には適していないことである。従
って、ここで記録された沈降速度はしばしば極めて速
い。しかしながら、商業用製品の組成は下部の(まだ流
動性の)分離層の分析から判明する成分の相対比率に基
づいて選択される。長期間に固化を生じる系もある。
沈降速度のデータには2つの傾向に分かれる。第一の
傾向は、(構造形成剤が存在しないときに)見掛け網状
構造形成の開始が急速に生じる系で観察される。このよ
うな網状構造は沈降を生じない。従って、網状構造を破
壊する筈の構造形成剤を添加すると沈降速度が実際に増
加する。その後、個々の粒子が最終安定容量が得られる
までストークスの法則の予測通りに沈降する。第二の傾
向は、構造形成剤が存在しないときに網状構造形成が実
質的に直後には開始されない系で観察される。この場
合、粒子は直ちに凝集してフロックを形成しこのフロッ
クは次第に増大して急激に沈降する。構造形成剤を添加
して粒子をばらばらに解膠すると沈降速度の低下が生じ
る。
本発明によれば、(構造形成剤を含まない系に比較し
て)少なくとも調製直後は低剪断速度での粘度低下を示
す系だけが得られる。従ってこのような系において、
「構造形成剤」が塩化ナトリウムである系は多くの場合
除外される。但し、別の固体/溶媒の組み合わせを用い
るときはこれも適当であろう。
実施例6〜19では以下の記号を使用する。
数値又はその他の項目に付記された記号 * 発泡 (s)長期間固化 数値と同じ場所の記号 S 長期間固化 − 測定不実施 (+)装置測定不能 実施例6〜9 これらの各実施例においては、夫々I〜XXの番号をつ
けて以下の表に示す構造形成剤と微粒固体との20種類の
組み合わせを試験した。各実施例毎に異なる溶媒を使用
し固体の重量/体積分率も変更した。各場合に、構造形
成剤の添加量は2重量%であった。
TCA=トリクロロ酢酸 ABSA=アルキル(例えばドデシル)ベンゼンスルホン酸
(遊離酸) STP 0.aq=トリポリリン酸ナトリウム(無水) 実施例6 溶媒としてSyperonicA3を用いた。
A.種々の剪断速度での粘度測定固体 重量分率(%) 体積分率(%) STP 0.aq 70 46 水和ゼオライト 58 39 過ホウ酸Na一水和物 52 33 Na2CO3 58 33 B.沈降速度固体 重量分率(%) 体積分率(%) STP 0.aq 56 32 水和ゼオライト 31 17 過ホウ酸Na一水和物 28 15 Na2CO3 31 14 実施例7 溶媒としてDobanol 91/6を用いた。
A.種々の剪断速度での粘度測定固体 重量分率(%) 体積分率(%) STP 0.aq 70 48 水和ゼオライト 58 40 過ホウ酸Na一水和物 52 35 Na2CO3 58 30 B.沈降速度固体 重量分率(%) 体積分率(%) STP 0.aq 37 19 水和ゼオライト 31 18 過ホウ酸Na一水和物 28 16 Na2CO3 43 22 実施例8 溶媒としてPEG200を用いた。
A.種々の剪断速度での粘度測定固体 重量分率(%) 体積分率(%) STP 0.aq 65 46 水和ゼオライト 48 34 過ホウ酸Na一水和物 46 32 Na2CO3 54 33 注:これらの系の多くにおいては、構造形成剤が存在し
ないときでも組成物の低剪断粘度はすでに十分に小さ
い。これは(例えば)溶媒中の不純物によって構造形成
が生じるからである。いずれにしてもこの溶媒材料は界
面活性剤溶媒材料との併用に極めて適している。
B.沈降速度固体 重量分率(%) 体積分率(%) STP 0.aq 52 33 水和ゼオライト 38 26 過ホウ酸Na一水和物 − − Na2CO3 − − 実施例9 溶媒としてPlurafac RA30を用いた。
A.種々の剪断速度での粘度測定固体 重量分率(%) 体積分率(%) STP 0.aq 63 39 水和ゼオライト 40 25 過ホウ酸Na一水和物 48 31 Na2CO3 59 35 B.沈降速度固体 重量分率(%) 体積分率(%) STP 0.aq 33 16 水和ゼオライト 21 12 過ホウ酸Na一水和物 26 14 Na2CO3 31 15 実施例10 非イオン性界面活性剤の効果 構造形成剤を含有しない実施例6〜9のサンプルを使
用し約1週間保存後の粘度を測定した。結果を次の表に
示す。
すべての場合に低剪断粘度の測定値がポリエチレング
リコールサンプルで最も低い値であることが理解されよ
う。この理由は部分的にはこの溶媒の固有粘度が低いこ
とにあるが、溶媒中の不純物及び/又は溶媒分子の末端
−OH基の酸性によって部分的解膠が生じることによるも
のでもあろう。別の溶媒に関しては、STP以外のすべて
の固体に対して解膠性能はPlufac RA30>Dobanol 91/6
>Synperonic A3であり、STPに対しては全く逆の傾向を
示す。
実施例11 実施例6〜9において、解膠が低剪断速度での粘度の
低下によって検出されることが判明した。しかしなが
ら、沈降速度の測定値からその効果を直ちに予測するこ
とはできない。本文中で前記に説明したごとく、固体の
種々の体積分率で沈降速度を測定し、固体の体積分率が
実質的に0となる速度に外挿し、単離した単一の解膠粒
子の沈降速度を決定することが可能である(単離した解
膠粒子という表現はあまり適当ではないが)。外挿され
た速度からストークスの法則によって見掛け粒度を算出
し得る。
この方法では酸の添加量の増加によって得られる効果
を証明し、これによって構造形成剤の最適濃度を決定で
きる。
固体としてSTP、溶媒としてPlurafac RA30及び構造形
成剤(解膠剤)としてドデシルベンゼンスルホン酸を使
用し、固体の種々の体積分率でABSAの添加量増加によっ
て得られる効果を観察した。この措置で解膠を示すに十
分な高い固体レベル(63w/w%、39v/v%)で得られた
(低剪断速度及び高剪断速度での)粘度の測定値を次の
表に示す。この表ではまた、固体含量をやや減らした
(36v/v%)ときの沈降速度測定値も示すが、この変動
傾向は明らかでない。しかしながら、外挿された沈降速
度の結果と計算された見掛け粒度の変動の傾向は極めて
明確である。構造形成剤の最適レベルは約2〜5%であ
り、この上限に近いレベルでは粘度上昇が少し生じる。
実施例12 アセトン及びジイソプロピルエーテルの2つの溶媒を
用い構造形成剤として2%のABSAを添加した場合と添加
しない場合とについて73w/w%(54v/v%)のSTPを使用
し、界面活性特性を全くもたない溶媒を使用したときに
得られる結果を調べた。低剪断粘度の低下により求めた
解膠効果は両方の溶媒において非常に顕著であった。ア
セトンは実験中に部分蒸発するのでアセトン中では構造
形成剤に関する正確な測定値を得ることはできない。両
方の溶媒は低粘度をもつため急激に沈降し、流動性を維
持する底部層の組成が理想的な安定生成物を構成する。
実施例13 Plurafac RA30とアセトンとの重量比9:1の混合物を使
用して実施例12と同様に試験した。低剪断速度での粘度
低下によって解膠効果を測定した。この結果を100%非
イオン性界面活性剤を使用した場合と比較した。固体は
73w/w%のSTP。構造形成剤は2%のABSA。
実施例14 構造形成剤:2%ステアリン酸銅[Cu(St)]、 溶媒:Plurafac RA30 固体:水和ゼオライト(40w/w%;25v/v%)。
実施例15 固化の傾向を測定するために、Plurafac RA30中に63
重量/重量%(39容量/容量%)のSTPを含む材料に種
々の構造形成剤を2重量%添加して試験を行なった。50
℃で65時間保存の前後に壜から注ぎ出してその流動性を
測定した。また、実施例1に記載の壜傾斜方法による試
験も行なった。この結果は表の右端に示す。
非イオン性界面活性剤 *Dobanol 91/6で半エステル化した無水琥珀酸。
ウレア、Arosurf、ステアリン酸アルミニウム、Empipho
s及びカルボキシ非イオン性界面活性剤はすべてColgate
の従来技術に記載された材料である。
実施例16 液体研磨洗剤モデル 2重量%のABSAを使用してPlurafac RA30中の35重量
/重量%(16容量/容量%)の方解石を解膠した。
実施例17 2重量%のレシチンを使用してPlurafac RA30中で以
下の量の固体を解膠した。
実施例18 2重量%の無水(活性化)ゼオライトを使用しPluraf
ac RA30中で以下の量の固体を解膠した。
実施例19 Plurafac RA30中の水和ゼオライト(33重量/重量%;
20容量/容量%)について種々の構造形成剤の解膠パラ
メータ(低剪断速度の粘度低下によって測定)に対する
効果を測定した。どの場合にも構造形成剤を2重量%使
用した。
試験したパラメータは(a)親油性鎖の長さ、(b)
酸濃度及び(c)錯体形成能力であった。
(a)親油性鎖の長さ (b)酸濃度 (c)錯体形成能力 実施例20 2重量%のAerosol OTを使用してPlurafac RA30中の6
3重量/重量%(39容量/容量%)のSTPを解膠した。粘
度測定の前に組成物を100℃で約1時間加熱し室温まで
放冷した。種々の剪断速度で粘度を測定した。比較のた
めに実施例9の構造形成剤非含有の場合も示す。
実施例21:別のリン酸塩ビルダー含有完全配合物 実施例22:別のリン酸塩ビルダー非含有完全配合物
フロントページの続き (72)発明者 アリエ・フアン・デル・リンデン オランダ国、3607・セー・エム・マール ツセン、フアザンテンカンプ・257 (72)発明者 ピーテル・フエルスルイス オランダ国、3132・セー・デー・フラー ルデインゲン、ヘールト・ヘローテラー ン・243 (72)発明者 テレンス・アラン・クラルケ オランダ国、2252・ヘー・エヌ・フオー ルシヨーテン、コニンギン・ウイルヘル ミナラーン・16 (56)参考文献 特開 昭63−61095(JP,A) 特公 昭47−41082(JP,B1) 仏国特許1551810(FR,A)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非水性有機溶媒と該溶媒に分散した固体材
    料粒子とを含む実質的に非水性で非固化性の液体洗剤で
    あって、該洗剤が、 i)遷移金属塩、 ii)実質的に無水のアルミノケイ酸塩、 iii)無機鉱酸、 iv)レシチン、 v)遊離酸形態のアニオン界面活性剤、及び、 vi)それらの混合物 から選択される1種以上の構造形成剤を含み、 但し、前記構造形成剤がi)〜iii)に定義されるもの
    である場合か又は、前記構造形成剤がv)に定義される
    ものであって且つ炭素数8〜20の炭化水素基をもつ脂肪
    酸並びにアルキル、アルケニル、アリール、アルアルキ
    ル及びアルアルケニルスルホン酸又はモノカルボン酸及
    びそのハロゲン化誘導体から選択されるものである場
    合、前記洗剤が、粒径1〜100μm、平均表面積50〜800
    m2/g及びかさ密度10〜180g/lの大容量金属酸化物又はメ
    タロイドオキシドである無機キャリヤー材料を実質的に
    含まない、 ことを特徴とする前記洗剤。
  2. 【請求項2】前記iii)が、塩酸、炭酸、亜硫酸、硫酸
    及びリン酸から選択される、特許請求の範囲第1項記載
    の洗剤。
  3. 【請求項3】前記v)が、炭素原子数1〜10のアルカン
    部分をもつもの又はそのハロゲン化誘導体である、特許
    請求の範囲第1項記載の洗剤。
  4. 【請求項4】前記v)が、式(I): R−L−A−Y (I) [式中、Rは炭素原子8〜24個をもつ飽和又は不飽和の
    直鎖状又は分枝状炭化水素基を示し、 Lは欠如しているか又は−O−,−S−,−Ph−又は−
    Ph−O−(但し、Phはフェニレンである)又は式−CON
    (R1)−,−CON(R1)R2−又は−COR2−(但し、R1
    直鎖状又は分枝状C1〜C4のアルキル基、R2は炭素原子1
    〜5個をもつアルキレン結合で任意にヒドロキシ基で置
    換されている)を示し、 Aは欠如しているか又は別々に選択された1〜12個のア
    ルケニルオキシ基を示し、Yは−SO3H又は−CH2SO3H又
    は式−CH(R3)COR4(式中、R3は−OSO3H又は−−SO
    3H、R4は別々に−NH2又は式−OR5(式中、R5は水素又は
    直鎖状もしくは分枝状C1〜C4アルキル基を示す)を示
    す] の化合物である、特許請求の範囲第1項記載の洗剤。
  5. 【請求項5】式(I)中、Lが欠如しているか又は−O
    −,−Ph−又は−Ph−O−を示し、Aが欠如しているか
    又は3〜9のエトキシ即ち−(CH22O−もしくはプロ
    ポキシ即ち−(CH23O−基を示すか又は混合エトキシ
    /プロポキシ基を示し、Yが−SO3H又は−CH2SO3Hを示
    す、特許請求の範囲第4項記載の洗剤。
  6. 【請求項6】前記化合物がアルキル−又はアルキルベン
    ゼン−硫酸エステル又は−スルホン酸である、特許請求
    の範囲第4又は5項記載の洗剤。
  7. 【請求項7】前記化合物がドデシルベンゼンスルホン酸
    である、特許請求の範囲第4〜6項のいずれか一項に記
    載の洗剤。
  8. 【請求項8】前記化合物がアルキルポリエトキシル化−
    又はアルキルベンジルポリエトキシル化−硫酸エステル
    又は−スルホン酸である、特許請求の範囲第4〜7項の
    いずれか一項に記載の洗剤。
  9. 【請求項9】前記構造形成剤がジアルキルスルホ琥珀酸
    を含む、特許請求の範囲第4〜8項のいずれか一項に記
    載の洗剤。
  10. 【請求項10】前記溶媒が非イオン性界面活性剤を含
    む、特許請求の範囲第1〜9項のいずれか一項に記載の
    洗剤。
  11. 【請求項11】前記固体が洗浄力ビルダー、漂白剤、漂
    白系及び研磨材粒子から選択される1種以上の成分を含
    む、特許請求の範囲第1〜10項のいずれか一項に記載の
    洗剤。
  12. 【請求項12】前記洗剤が0.01〜15重量%の構造形成剤
    を含む、特許請求の範囲第1〜11項のいずれか一項に記
    載の洗剤。
  13. 【請求項13】非水性有機溶媒と該溶媒に分散した固体
    材料粒子を含む実質的に非水性の液体洗剤の製造方法で
    あって、 i)遷移金属塩、 ii)実質的に無水のアルミノケイ酸塩、 iii)無機鉱酸、 iv)レシチン、 v)遊離酸形態のアニオン界面活性剤、及び、 vi)それらの混合物 から選択される1種以上の構造形成剤を、前記非水性有
    機溶媒に加えることを特徴とし、 但し、前記構造形成剤がi)〜iii)に定義されるもの
    である場合か又は、前記構造形成剤がv)に定義される
    ものであって且つ炭素数8〜20の炭化水素基をもつ脂肪
    酸並びにアルキル、アルケニル、アリール、アルアルキ
    ル及びアルアルケニルスルホン酸又はモノカルボン酸及
    びそのハロゲン化誘導体から選択されるものである場
    合、前記洗剤が、粒径1〜100μm、平均表面積50〜800
    m2/g及びかさ密度10〜180g/lの大容量金属酸化物又はメ
    タロイドオキシドである無機キャリヤー材料を実質的に
    含まない、ことを特徴とする前記方法。
  14. 【請求項14】前記構造形成剤が0.01〜15重量%の量で
    加えられる、特許請求の範囲第13項に記載の方法。
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