JP2542994B2 - オリゴヌクレオチド、並びにc型肝炎ウイルスのジェノタイプ鑑別方法 - Google Patents
オリゴヌクレオチド、並びにc型肝炎ウイルスのジェノタイプ鑑別方法Info
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Description
ならびにこれをプライマーとして使用する、ポリメラー
ゼチエインリアクション法(以下「PCR法」と略記す
る)を利用したC型肝炎ウイルス(以下「HCV」と略
記する)のジェノタイプ鑑別方法に関する。
体が解明されその診断法や予防法が確立したものとして
A型肝炎、B型肝炎がある。これ以外は一括して、非A
非B型肝炎(以下「NANB肝炎」という)と呼ばれて
きた。日本における輸血後肝炎は、B型肝炎の検出法が
輸血血液のスクリーニングに導入された後は格段に減少
したが、なお、年間推定28万例が、NANB肝炎ウイ
ルスにより発症していると考えられてきた。
D型、E型と命名され、その病原体についての研究が進
展し、撲滅に向けての努力が世界的に進められるように
なった。輸血後肝炎に関して、1988年アメリカのカ
イロン社がC型肝炎ウイルスのRNAウイルスゲノムの
クローン化に成功したと発表し、これを基に組換え体を
用いたHCV(C100−3)抗体のELISA法測定
系を開発した。現在、C100−3抗体測定系は、輸血
血液のスクリーニングや肝疾患患者の診断に、日本を始
めとして各国で用いられている。このC100−3抗体
は急性および慢性NANB肝炎の多くの症例との間に関
連性が認められる。しかし、キャリアや慢性肝炎の捕捉
率は約70%にすぎず、また急性NANB肝炎の急性期
における抗体検出ができない等重大な問題点が残されて
いる。したがって、カイロン社の前記開発によってもN
ANB肝炎への対処は依然として解決されていない。
ウイルス、すなわちHCVはプラスの一本鎖RNAを持
ち、その遺伝子構造からフラビウイルスやペスティウイ
ルスとの関連性が推定されている。それらウイルスのゲ
ノム構造比較により、コア(核)蛋白、エンベロープ
(外殻)蛋白、非構造蛋白のそれぞれをコードすると推
定される領域がHCVにも認められ、HCV抗体ELI
SAはこのうち非構造蛋白の一部(NS3/NS4境界
領域)に対する抗体を検出していると考えられている。
染によっても持続感染化(キャリア化)し、慢性肝炎に
進展することが確認されている。また、肝硬変、肝がん
へ進展するケースも多いと予想され、一日も早く、診断
法、治療法、予防法を確立することが望まれている。
社のHCV抗体検出キット(C100−3抗体検出系)
では捕捉されないNANB肝炎が多数存在する。このこ
とから、HCV感染の判別診断には、カイロン社の前記
検出キットのような非構造蛋白に対する抗体ではなく、
コア蛋白に対する抗体を検出する事が重要であるとの考
え方があり、コア領域の遺伝子、およびこれにコードさ
れる蛋白質の研究が盛んに行われている。
し、その塩基配列を比較すると、保存性の高いといわれ
るコア領域においてすら相同性が90%以下である場合
が見いだされた。
領域ではさらに変異が激しく、塩基の相同性が60%以
下を示す株も少なからず存在する事が明らかになった。
これら株間の変異の原因はHCVがRNAウイルスであ
るためと考えられる。
イプに、簡易、迅速に分類することができるならば、診
断、治療、予防のうえで極めて有益である。すなわち、
HCVをジェノタイプに分類することにより、 垂直感染(母児間感染)、水平感染における感染経路
を解明できる、 ジェノタイプ別に進行状況、症状の特色等を追跡する
ことができ、予後を予測したり、治療の指針とすること
ができる、 ジェノタイプ間の塩基配列、アミノ酸配列の異同を解
明し、核酸検出系または抗体検出系によるHCVの検出
率を高める、 変異の著しいエンベロープ領域中に、ジェノタイプに
特異的な共通配列を見いだすことにより、ジェノタイプ
に特異的な免疫グロブリン(lgG)やワクチンを製造
することができる。 投与対象のジェノタイプを迅速に判別することによ
り、これに投与すべきlgGやワクチンを選択でき、効
果的な予防手段を直ちに講ずることができる、 等の応用を行うことができるので、その医学的、社会的
意義はきわめて大きい。
型肝炎の検出、治療、予防、感染経路判定ならびに疫学
調査に有用なHCVのジェノタイプ鑑別方法、ならびに
これに用いるオリゴヌクレオチドプライマーを見いだす
ために、ヒト及びチンパンジーキャリアの血清より種々
のHCVゲノムのRNAを単離し、非コード領域及びコ
ア蛋白質、エンベロープ蛋白質をコードする領域を含む
遺伝子のcDNAをクローン化してその塩基配列を決定
した(特願平3−196175号、特願平3−2874
02号、特願平3−360441号)。その結果、HC
Vゲノムは、比較的保存性の高いと考えられてきたコア
領域においてもあるグループに特徴的な塩基配列の変異
が認められ、さらにエンベロープ領域では変異が著しい
事が明らかとなった。
いて研究を進めることにより、コア領域における塩基配
列を基準として分類することにより、HCVをいくつか
のグループに分別しうるとの見解に達した。
CVのジェノタイプに関して更なる研究を進めた結果、
HCVが塩基配列の相同性から4種のジェノタイプに分
類しうることを解明し、各ジェノタイプに共通のオリゴ
ヌクレオチド、および各ジェノタイプ毎に特異的なオリ
ゴヌクレオチドを各々特定し、これを合成した。
オチドの全部または1種以上をプライマーとして使用
し、PCR法によりcDNAを増幅することによりHC
Vゲノムを簡便、迅速かつ確実に鑑別する方法を確立し
た。
PCR法により増幅したcDNAの分子長を測定するこ
とによっても行うことができる。
C型肝炎に対する薬物治療適性を判定することができ
る。
オリゴヌクレオチド#132、#133、#134、#
135、#104、#23、#256、#186、#2
96を合成した。
は次のとおりである。本発明者らはヒト及びチンバンジ
ーより得た血清、血漿39検体よりHCV−RNAを単
離し、そのcDNAのコア領域の塩基配列を決定した。
それらの配列の中から連続する20塩基で、全てのHC
V−RNAにおいて保存性の高い領域として、nt14
8〜167、nt126〜145、nt139〜158
およびnt391〜410の各オリゴヌクレオチドを特
定した。
存性がきわめて高く(塩基の変異が、原則として2塩基
以下)、他の株では保存性が低い(塩基の変異が、原則
として3塩基以上で、特に5′末端に変異が多い)領域
を見い出し、nt185〜204、nt272〜29
1、nt302〜321、nt251〜270、nt1
77〜196の各オリゴヌクレオチドを特定した。
リゴヌクレオチドの保存性の程度にもとづいてHCVを
グループ分けすることにより、全てのHCV−RNA
を、重複することなく4種のジェノタイプに分類できる
ことを解明した。
配列を有するオリゴヌクレオチド#104(nt148
〜167)、#23(nt126〜145)、#256
(nt139〜158)、#186(nt391〜41
0)、ならびにジェノタイプに特異的な前記5領域のオ
リゴヌクレオチドに相補的な配列を有するオリゴヌクレ
オチド#132(nt185〜204)、#133(n
t272〜291)、#134(nt302〜32
1)、#135(nt251〜270)、#296(n
t177〜196)をCyclone Plus DN
A合成機を使用して、常法により化学合成した。
オチド#132、#296、#133、#134、#1
35をアンチセンスプライマーとして使用し、PCR法
によりcDNAを増幅することによりHCVゲノムのジ
ェノタイプを鑑別する方法を発明した。
ては、保存性の高いオリゴヌクレオチド#23、#10
4または#256を使用するのが好適である。
いオリゴヌクレオチド#23または#256をセンスプ
ライマー、#186をアンチセンスプライマーとして使
用し、cDNAを増幅させたのちに、第2段階として、
前記PCR法を実施するのも望ましい。
により分離し、その分子長を測定することによりHCV
−RNAゲノムを鑑別することができる。
本発明の方法を適用して分類すると、HCVゲノムは、
I型、II型、III型、IV型の4種に重複なく分類
されることが解明された。
2または#296をアンチセンスプライマーに使用して
cDNAが増幅されるタイプをI型、同様に#133で
増殖されるタイプをII型、#134で増殖されるタイ
プをIII型、#135で増殖されるタイプをIV型と
した。
既に開示されたHC−J1、HC−J4、HC−J5、
HC−J6、HC−J7、HC−J8について、本発明
の方法を適用して分類すると、HC−J1はI型に、H
C−J4はII型に、HC−J5とHC−J6はIII
型に、HC−J7、HC−J8はIV型に分類されるこ
とが解明された。
ンバンジーから得た血清、血漿39検体よりHCV−R
NAを単離し、本発明の鑑別方法を適用したところ、重
複なく全てI〜IV型の4タイプに分類された。
ノムのコア領域nt146〜486における塩基配列の
相同性を調べた。その結果、同一の型に属する株同士の
相同性は95.1〜97.5%であるのに対し、異なる
型に属する株同士の相同性は77.9〜91.0%であ
った。このことから本発明の鑑別方法によって、HCV
のジェノタイプを適確に分類できることが裏付けられた
(表1)。
ィングフレーム開始(ATGのAを1とする)からの塩
基番号を、nc−ntは、非コード領域を含む5′末端
からの塩基番号を各々示す。
CV陽性血清を測定した。その結果は、無症候性キャリ
ア(健常人)群では、II型が82%と圧倒的に多く、
ついでIII型が10%、I型4%、IV型4%であっ
た。これに反し、肝疾患患者群ではII型が60%、I
II型が23%であった(表2)。このように肝炎発症
の危険性がHCVジェノタイプにより有意に異なること
が解明された。この例に示されるように、本発明の鑑別
方法は、肝炎の予防、予後予測のうえでも有用であるこ
とが示された。
用いることにより、HCV重複感染の確認やHCV感染
経路の追跡を行うこともできる。また、実施例5に示す
ように、本発明の方法によりHCVジェノタイプ鑑別を
経たC型慢性肝炎患者に対するIFN投与による治療効
果の検査結果から、II型とIII型の間には有意な差
が認められた。これにより、本発明の方法がC型肝炎に
対する薬物治療効果の適性を事前に判定できることが明
らかとなった。
ジェノタイプに分類することから、ヌクレオチド検出
系、抗体検出系の感度を向上させ、またジェノタイプ特
異性の高いIgG、ワクチンの開発、およびその投与手
法の確立等への応用範囲がきわめて広い。
速かつ確実にジェノタイプへ分類することができる。本
発明の鑑別方法は、C型肝炎に対する薬物治療効果を事
前に判定することができる。また、本発明のオリゴヌク
レオチドは、本発明の鑑別方法において、アンチセンス
プライマーまたはセンスプライマーとして使用すること
ができる。
とより本発明がこれら実施例に限定されるものではな
い。
34、#135、#104、#23、#256、#18
6、#296を次のように特定した。 (1)RNAの抽出 オーソHCVAbELISAキット(オーソ・ダイアグ
ノスティック・システムズ社)によりHCV抗体陽性と
判定されたヒト血清および血漿、並びに上記HCV抗体
は陰性であるが、非A非B型肝炎の感染を確認したチン
パンジーから得た血漿から各々次のようにしてRNAを
抽出した。血清または血漿に150mMNaCl、10
mM EPTAを含むトリス塩酸緩衝液(50mM、p
H8.0)を等量加え、90×103rpmで15分間
遠心した。得られたペレットに200mM NaCl、
10mM EDTA、2%(w/v)ドデシル硫酸ナト
リウム(SDS)、および1mg/mlのプロテナーゼ
Kを含むトリス塩酸緩衝液(50mM、pH8.0)を
加え、60℃で1時間加温し、フェノール/クロロホル
ムで抽出した後、エタノール沈澱を行い、RNAを得
た。
(PCR)法による5′非コード領域RNAおよびコア
領域RNAの検出 上記(1)で得られたRNAを70℃で1分間加熱変性
させ、これを鋳型として合成プライマー#36(5′−
AACACTACTCGGCTAGCAGT−3′、n
c−nt246−265:アンチセンス)と逆転写酵素
Superscript(BRL社;アメリカ)とを用
いてcDNAを合成しPCRに供した。Gene Am
p DNA増幅試薬キット(パーキンエルマー・シータ
ス社)を用いたSaikiらの方法(Science
239,487−491,1988)により、DNAサ
ーマルサイクラー(パーキンエルマー・シータス社)に
て遺伝子の増幅を行った。5′非コード領域に特異的な
プライマーとして1段階目に#32A(5′−CTGT
GAGGAACTACTGTCTT−3′、nc−nt
45−64:センス)と#36の組み合わせを、2段階
目にはその内側の#33(5′−TTCACGCAGA
AAGCGTCTAG−3′、nc−nt63−82:
センス)と#48(5−GTTGATCCAAGAAA
GGACCC−3′、nc−nt188−207:アン
チセンス)の組み合わせを用いて、2段階のPCRを行
った。PCR法により5′非のコード領域HCV−RN
Aの存在が確認された、日本人供血者の血奨から得た2
8検体、および慢性NANB肝炎患者から得た10検体
およびNANB型肝炎の感染を確認したチンパンジーか
ら得た1検体の合計39検体について、さらにコア領域
の遺伝子増幅を行った。各検体からオリゴヌクレオチド
#122(5′−AGGTTCCCTGTTGCATA
ATT−3′、nt487−506:アンチセンス)を
プライマーとして合成したcDNAについてプライマー
#23と#122を用いたPCRによりコア領域の約3
分の2に相当するnt126−506部分(381b
p)を増幅し、それらの塩基配列を決定した。反応サイ
クルは、変性(94℃ 1分間)、プライマーのアニー
ル(55℃1分30秒)プライマーの伸長(72℃ 2
分間)の工程で行った。得られた反応生成物をT4ポリ
ヌクレオチドキナーゼ(宝酒造)で処理し、M13mp
19ファージベクターのHincIIサイトにクローニ
ングした。cDNAクローンの塩基配列はSequen
ase version 2.0(ユナイテッドステー
ツ・バイオケミカル社)を用いて両方向からジデオキシ
ターミネーション法により決定した。
ー、ならびにジェノタイプに特異的なプライマーを次の
ように特定した。得られた塩基配列から連続した20塩
基で、プライマーとして好適な、比較的保存性の高い部
分(20塩基中、置換が2塩基以下)を選びだした。こ
のうち全株共通の部分はnt126−145、nt13
9−158、nt148−167、nt391−410
に存在した。他方nt177−196、nt185−2
04、nt251−270、nt272−291、nt
302−321はそれぞれ数株で良く保存されていなが
ら、それ以外の株では共通性が認められず、ジェノタイ
プ特異的な部分であることが解明された(図1、図
6)。各領域におけるコンセンサスシークエンスをもと
にして各ジェノタイプに共通するプライマーとなるオリ
ゴヌクレオチド#104(配列番号5、nt148−1
67:センス)、#23(配列番号6、nt126−1
45:センス)、#256(配列番号7、nt139−
158:センス)および#186(配列番号8、nt3
91−410:アンチセンス)が特定された。次に、ジ
ェノタイプに特異的なプライマーとなるオリゴヌクレオ
チド#132(配列番号1、nt185−204:アン
チセンス)、#133(配列番号2、nt272−29
1:アンチセンス)、#134(配列番号3、nt30
2−321:アンチセンス)、#135(配列番号4、
nt251−270:アンチセンス)および#296
(配列番号9、nt177−196:アンチセンス)が
特定された。
れたオリゴヌクレオチド#104、#23、#256、
#186、#132、#133、#134、#135な
らびに#296を、CyclonePlus DNA合
成機を用いて常法により合成した。
別 実施例1で得られた各プライマーを用いてHCVジェノ
タイプ判別を行った。実施例1に用いた血清、血漿39
検体からプイラマー#186によりcDNAを合成し
た。反応サイクルは変性(94℃ 1分間)、プライマ
ーのアニール(55℃ 1分間30秒)、およびプライ
マーの伸長(72℃ 2分間)の工程で35サイクル繰
り返した。第1段階PCRはジェノタイプ共通のプライ
マー#256と#186を用いてcDNA合成と同じ条
件で35サイクル繰り返し、nt139−410の27
2塩基を増幅した。反応生成物の50分の1量を第2段
階PCRにかけた。センスプライマーとして共通プライ
マー#104を、アンチセンスプライマーとしてジェノ
タイプ特異プライマーの#132、#133、#13
4、#135の等量混合物を用い、変性(94℃ 1分
間)、プライマーのアニール(60℃ 1分間)、およ
びプライマーの伸長(72℃ 1分30秒)の工程で3
5サイクル繰り返した。得られた反応生成物について
1.5%NuSieve、1.5%SeaKem(いず
れもFMC社、BioProducts社 アメリカ)
の混合アガロースゲルで電気泳動し、臭化エチジウム染
色の後、紫外線照射下でバンドを確認し、上記のいずれ
のプライマーによって増幅されたものであるかを判定し
た。すなわち、#132をアンチセンスに用いて増幅し
た場合、PCR産物の塩基数は57bpであり、同様に
#133、#134、#135ではそれぞれ144b
p、174bp、123bpとなり(図2)、電気泳動
における泳動距離から何れのプライマーによる増副産物
であるかが判定できる(図3)。その結果、39検体の
HCVジェノタイプ判定結果は実施例1−(3)におい
て分類した結果(図1)と全く一致し、本発明のジェノ
タイプ判別に用いるプライマーの特異性が証明された。
以下ジェノタイプ名は、使用したアンチセンスプライマ
ー#132、#133、#134、#135によってそ
れぞれI型、II型、III型、IV型とした。
として、#256にかえて、#23を使用したほかは、
上記(1)と同様にしてPCR産物を得た。結果は上記
(1)と同様であった。
イマーとして、#104にかえて、#23を使用したほ
かは、上記(1)と同様にしてPCR産物を得た。結果
は上記(1)と同様であった。
として、#104にかえて、#256を使用したほか
は、上記(1)と同様にしてPCR産物を得た。結果は
上記(1)と同様であった。
分類された39検体についてコア領域のnt146−4
86の塩基配列の相同性を比較した。その結果を表1に
示す。同じジェノタイプに分類されたグループ、すなわ
ち同じプライマーによって増幅される検体間は95.1
〜97.5%と非常に高い相同性を示すのに対し、異な
るジェノタイプに分類されるグループ、すなわち異なる
プライマーによって増幅される検体間は77.9〜9
1.0%と低い相同性を示すにすぎなかった(表1)。
許出願に開示されたHCVゲノムである、HC−J1、
HC−J4、HC−J5、HC−J6、HC−J7のc
DNAについて本発明の鑑別方法を実施した。実施に際
しては、#132、#133、#134、#135をア
ンチセンスプライマーとして使用した。その結果、HC
−J1がI型、HC−J4がII型、HC−J5とHC
−J6がIII型、HC−J7がIV型に分類されるこ
とが解明された。
II型、IV型と判定された血清検体No.1、2、
3、4について、アンチセンスプライマーとして#29
6、#133、#134、#135の等量混合物を用い
たPCR法によりジェノタイプ鑑別を行った。cDNA
合成および2段階PCRは、第2段階PCRのアンチセ
ンスプライマーの#132を#296に換えた他は実施
例2(1)の方法に従って行った。得られた反応生成物
を2%NuSieve、2%SeaKemの混合アガロ
ースゲルで電気泳動し、臭化エチジウム染色後紫外線照
射下でバンドを確認した(図8)。その結果、検体N
o.1では#296により増幅させたPCR産物(塩基
数49bp)が確認され、また、No.2〜3について
もそれぞれ#133、#134、#135により増幅さ
せたバンドが確認され、#296を用いた方法でも#1
32の場合と同様にHCVのジェノタイプを鑑別できる
(I型)ことが明らかとなった。
CVジェノタイプ分布を調べるため、供血者159例、
NANB肝炎患者80例、および血友病患者11例につ
いて、実施例1の方法に従ってサンプル血漿からHCV
−RNAを抽出した後、実施例2の方法に従ってcDN
Aを合成し、ジェノタイプ鑑別のPCRを行った。その
結果、表2に示す如く供血者群に於いては8割以上がI
I型であった。これに対し、NANB肝炎患者群ではI
I型が80例中48例、60%と少なく、有意差が認め
られた(P<0.01)。特に肝ガンでは、II型は4
8%のみであり、供血者に少ないI型、III型、IV
型がそれぞれ11%、18%、18%と多くを占めてい
た。III型について供血者群とNANB肝炎患者群で
比較しても、前者で159例中16例、10%であるの
に対し、後者では80例中18例、23%で同じく有意
差があった(P<0.01)。有意差の検定はX2法に
より行った。血友病患者群では重複感染と見られる例を
含めて、I型が5例、II型が4例見いだされ、感染源
が輸入血液製剤であることが示唆される結果となった。
以上の結果により、本発明のジェノタイプ鑑別方法によ
りHCVゲノムのジェノタイプ鑑定が非常に簡便かつ確
実に行えることが明らかとなると共に、ジェノタイプの
違いにより感染後の肝炎予後に差があることが示され、
NANB肝炎の治療、予防に本発明のジェノタイプ鑑別
方法が有用であることが明らかとなった。
に、合計4例に認められた。その内訳は、前記血友病患
者2例(I型とII型:レーン3、およびI型とIII
型:レーン4)のほかに慢性肝炎患者1例(I型とII
型:レーン1)、肝ガン患者1例(II型とIII型:
レーン2)であった。これらが異なるジェノタイプのH
CV重複感染であることを証明するため、各検体より複
数個のHCVゲノムのcDNAを釣り上げ、nt146
−486のコア領域341bpの配列の相同性を確認し
た。血友病患者の1例(レーン3)から得られたクロー
ンは塩基配列の相同性からI型に近い群とII型に近い
群に分類され、それらの相同性は同一群内では99%以
上であったのに対し、2群間では88.8%と低値であ
った。同様に血友病患者の他の1例(レーン4)、慢性
肝炎患者例、肝ガン患者例でも、得られたクローンは2
群に分類され、異なる群間の相同性は各々79.4%、
90.1%、80.3%であった。以上の結果、実施例
2−(2)、表1に示す結果と比較しても、2クローン
が異なるジェノタイプに分類されることが明らかとなっ
た。従来の技術では1検体から複数のcDNAをクロー
ニングしてそれぞれ塩基配列を決定した上、それらの配
列の相同性を計算しなければジェノタイプが異なるゲノ
ムの存在を確認することができなかったが、本発明によ
り簡便かつ確実にジェノタイプの異なるHCVの重複感
染を検出することが可能となった。
および水平感染(針刺し事故)による感染と見られる症
例1例について、それぞれ被感染者と感染源と推定され
る人の血清を採取し、HCVゲノムのジェノタイプを鑑
別した。実施例2の方法に従ってcDNAを合成し、ジ
ェノタイプ鑑別のPCR産物を電気泳動にかけた結果を
図5に示す。レーン1〜4は垂直感染と見られる2例
で、レーン1、2およびレーン3、4がそれぞれの同一
家系の母と児の血清より得られたHCVゲノムであり、
そのジェノタイプはII型およびIII型で母児間の一
致を見た。レーン5、6は水平感染が疑われた例で、感
染源(レーン5)被感染者(レーン6)共にIV型であ
り、ジェノタイプの一致をみた。以上の結果により、本
発明のジェノタイプ鑑別法がNANB肝炎の感染経路追
跡に有用であることが明らかとなった。
HC−J2、HC−J3(Japan.J.Exp.M
ed.60:167−177,1990)およびHC−
J8(特願平3−360441号)について、本発明の
ジェノタイプ鑑別法を実施した。実施に際しては第1段
階PCRは#256をセンスプライマーとして、#18
6をアンチセンスプライマーとして使用し、第2段階P
CRは#104をセンスプライマーとして、#132、
#133、#134、#135をアンチセンスプライマ
ーとして使用した他は実施例2−(1)の方法に従って
行った。また、前記HCV株HC−J1、HC−J4、
HC−J6を比較のために同時に測定に供した。その結
果、図7に示す電気泳動パターンが得られ、これよりH
C−J2とHC−J3がHC−J4と同じII型、HC
−J8がIV型と分類されることが解明された。
2に関しYはT、RはGとし、#133に関しRはG、
WはT、YはCとし、#134に関し5塩基目のRは
G、16塩基目のRはAとし、#135に関し1塩基目
および19塩基目のRはA、13塩基目のRはG、Yは
Cとし、#104に関し3塩基目、6塩基目、18塩基
目のRはG、7塩基目のRはA、SはCとし、#256
に関してはMはA、NはT、15塩基目のRはG、16
塩基目のRはAとし、#186に関し、YはT、RはG
を各々選択したものについて実験し、上記の結果を得
た。つぎに、配列表記載のもう1つの塩基を選択した場
合についても、実質的に同一の結果を得た。
るPCR法によってHCV−RNAの存在が確認され、
かつ肝生検で組織学的に診断されたC型慢性肝炎患者9
6名について、実施例2(1)の方法に従ってジェノタ
イプ鑑別を行った。その結果は、II型:69名(72
%)、III型:21名(22%)、IV型:6名(6
%)の内訳となりI型は見出されなかった。上記96名
の全員に対して、インターフェロンα投与による治療を
行った。組換えIFN−α2a(商品名「ロフェロン
A」、日本ロシュ社製)を皮下注射により6MU×7日
間連続投与し、続いて3MU×週3回×23週間投与し
た。投与終了直後、5′非コード領域のプライマーを用
いたPCR法によりHCV−RNAを測定したところ、
II型の14名(20%)、III型の14名(67
%)、IV型の2名(33%)の患者でRNAが陰性化
していることがわかった。このHCV−RNA陰性化率
を比較すると、III型はII型よりも統計的に有意に
高かった(p<0.001、Wilcoxon′s t
estによる)。また、表3に示すとおり、HCV−R
NA定量値(表中、定量値1、2、、、はそれぞれ10
0、101、、、CIU(チンパンジー感染価)/ml
を表す)を比較した場合も、II型、IV型に比してI
II型においてはIFN投与終了後に著しく低い値とな
ったことが明らかとなった。この結果より、本発明のH
CVジェノタイプ鑑別方法により分類されたタイプ間で
IFN投与に対する感受性が異なることが確認され、本
発明の鑑別方法がC型肝炎に対する薬物治療の適性を予
め判定するためにも有用であることが明らかとなった。
易、迅速かつ確実にジェノタイプへ分類することができ
る。このため、ヌクレオチド検出系、抗体検出系の感度
を向上させ、またジェノタイプ特異性の高いIgG、ワ
クチンの開発、およびその投与手段、治療指針の確立等
への応用範囲がきわめて広い。さらに、本発明のジェノ
タイプ鑑別方法を用いることにより、HCV重複惑染の
確認やHCV感染経路の追跡を行うことができ、HCV
の研究、HCV肝炎の診断、予防、治療に広く応用する
ことができる。
果。
おけるHCV39検体の塩基配列。
I、IVはHCVのジェノタイプI型、II型、III
型、IV型を示す。1,2,3,4,5,6は電気泳動
におけるレーンを示す。
T。)
たはG)
Claims (12)
- 【請求項1】配列番号1記載の塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチド#132、配列番号2記載の塩基配列を有
するオリゴヌクレオチド#133、配列番号3記載の塩
基配列を有するオリゴヌクレオチド#134、配列番号
4記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオチド#13
5、配列番号9記載の塩基配列を有するオリゴヌクレオ
チド#296から選ばれた1種以上をアンチセンスプラ
イマーとし、配列番号5記載の塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチド#104、配列番号6記載の塩基配列を有
するオリゴヌクレオチド#23、配列番号7記載の塩基
配列を有するオリゴヌクレオチド#256から選ばれた
1種以上をセンスプライマーとして使用し、ポリメラー
ゼチェインリアクション法によりcDNAを増幅するこ
とを特徴とするC型肝炎ウイルスゲノムのジェノタイプ
鑑別方法。 - 【請求項2】配列番号6記載の塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチド#23、または配列番号7記載の塩基配列
を有するオリゴヌクレオチド#256をセンスプライマ
ー、配列番号8記載のオリゴヌクレオチド#186をア
ンチセンスプライマーとして使用して第1次ポリメラー
ゼチェインリアクション法によりcDNAを増幅したの
ち、請求項1記載の増幅を行うジエノタイプ鑑別方法。 - 【請求項3】増幅されたcDNAの分子長を測定する請
求項1または2記載のジェノタイプ鑑別方法。 - 【請求項4】請求項1ないし3記載の鑑別方法を使用す
るC型肝炎の薬物治療適性判定方法。 - 【請求項5】配列番号1記載の塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチドから成り、請求項1ないし3記載の鑑別方
法に用いるアンチセンスプライマー#132。 - 【請求項6】配列番号2記載の塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチドから成り、請求項1ないし3記載の鑑別方
法に用いるアンチセンスプライマー#133。 - 【請求項7】配列番号9記載の塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチドから成り、請求項1ないし3記載の鑑別方
法に用いるアンチセンスプライマー#296。 - 【請求項8】配列番号5記載の塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチドから成り、請求項1ないし3記載の鑑別方
法に用いるセンスプライマー#104。 - 【請求項9】配列番号6記載の塩基配列を有するオリゴ
ヌクレオチドから成り、請求項1ないし3記載の鑑別方
法に用いるセンスプライマー#23。 - 【請求項10】配列番号7記載の塩基配列を有するオリ
ゴヌクレオチドから成り、請求項1ないし3記載の鑑別
方法に用いるセンスプライマー#256。 - 【請求項11】請求項1ないし3記載の鑑別方法にアン
チセンスプライマーとして使用可能な配列番号3記載の
塩基配列を有するオリゴヌクレオチド#134。 - 【請求項12】請求項1ないし3記載の鑑別方法にアン
チセンスプライマーとして使用可能な配列番号4記載の
塩基配列を有するオリゴヌクレオチド#135。
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Publications (2)
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ID=26435220
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9346586B2 (en) | 2012-12-12 | 2016-05-24 | Kunimori Kagaku Co., Ltd. | Container |
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JP5216721B2 (ja) * | 1995-02-01 | 2013-06-19 | 株式会社エスアールエル | C型肝炎ウイルスのジェノタイプの判別方法 |
JP4689968B2 (ja) * | 2004-03-25 | 2011-06-01 | 株式会社エスアールエル | B型肝炎ウイルスのジェノタイプaのサブタイプの判別方法 |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP4276502A patent/JP2542994B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-09-08 CA CA002077709A patent/CA2077709A1/en not_active Abandoned
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
PROC.NATL.ACAD.SCI.,1990〜87!(米)P.9524−9528 |
PROC.NATL.ACAD.SCI.,1991〜88!(米)P.2451−2455 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9346586B2 (en) | 2012-12-12 | 2016-05-24 | Kunimori Kagaku Co., Ltd. | Container |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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CA2077709A1 (en) | 1993-03-10 |
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