JP2542879B2 - 積層コアの製造装置 - Google Patents

積層コアの製造装置

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JP2542879B2 JP62308964A JP30896487A JP2542879B2 JP 2542879 B2 JP2542879 B2 JP 2542879B2 JP 62308964 A JP62308964 A JP 62308964A JP 30896487 A JP30896487 A JP 30896487A JP 2542879 B2 JP2542879 B2 JP 2542879B2
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洋美 伊藤
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Kuroda Precision Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気ヘッドなどに用いる積層コアの製造装
置に関する。
(従来技術) 従来からこのような積層コアとしては、例えば特開昭
62−75908号に示すように、複数枚の磁気ヘッドコア片
を互いに係着しあう手段即ちかしめ手段により一体的に
積層したものが公知である。このような従来の積層コア
では、かしめ方向は垂直な方向にのみ実施されているも
のであった。従って、積層コアの端面即ちテープの走行
面などを斜めに形成する場合、該端面を研削により成形
しなければならず、そのためコア片一枚毎に走行面とな
る面積が異なってしまい、磁気特性上あるいは電気特性
の低下を招いてしまう欠点を有していた。そこで、最近
になってこのような磁気特性上あるいは電気特性などの
低下を防ぐ意味から、コア片を一枚毎に所定の直線方向
にわずかにずらして積層固着させることが要求されてき
た。
(例えば、0.01mmとか0.05mm程度)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような要請に対して、前述のよう
な従来のかしめ積層方法では垂直にしか積層出来なかっ
た。このため、まずプレス金型にてコア片を一枚づつ打
ち抜き、それを必要枚数数え上げ、続いて人手により所
定量ずらして積層すると共に、その後接着剤等により固
着することにより必要な積層コアを得ていた。そのため
積層時に専用の治具を用意したりする必要があり、大変
面倒でしかも多大の労力と時間を費やしていた。また、
積層後の研削時に接着が剥がれる等の危険性をも有して
いた。
(発明の目的) 本発明はかかる問題を解決するためになされたもの
で、前述したような磁気ヘッド等の積層コアを金型内に
おいて一体に製造する装置を提供することにその目的が
ある。
(問題点を解決しようとする手段) 本発明はそのため、順送り金型装置において、隣合う
コア片を係着するかしめ手段を形成するパンチの外側寸
法をダイの内側寸法より大きく形成すると共に、積層ダ
イをプレスストローク毎に該パンチとダイの寸法差分の
範囲で所定の直線方向へ移動させることにより、順送り
金型内で所定枚数のコア片を前記かしめ手段を用いて、
コア片一枚毎に所定の直線方向へわずかにずらして積層
固着することによって前述の問題点を解決しようとする
ものである。
(発明の実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を例示的に詳し
く説明する。
第1図は本願により製造した積層コアの製品断面を示
す概略説明図であり、N枚のコア板1をかしめ用の切り
起こし突起3により一枚毎にわずかにずらしてかしめ積
層したものであり、最初の一枚のコア片1aは貫通穴2を
形成してあり、二枚以降のコア片1b〜1nつまりN−1枚
はコア片1b〜1nの切り起こし突起3…において、切り起
こし部3a…の外側寸法D1を穴部3b…内側寸法D2より大き
く形成してあり、この寸法差分(D1−D2)の範囲で所定
量一枚ずつずらして第1図のように積層される。図中、
貫通穴2は切り起こし部3aと同一寸法(D1)で形成して
ある。
このような製品を製造するための金型装置について次
に説明する。
第2図乃至第4図は積層コアを製造する順送り金型に
よる実施例であり、図中10は下型装置、20は上下動自在
に設けた上型装置、30は上型装置20の上下動に連動して
移動するストリッパであり、ガイドポスト40にてその上
下動をガイドする構造である。また、図中21は、第1図
に示すコア片1aの係合用貫通孔2を打ち抜く計量パンチ
であり、所定枚数毎にカム22により作動してパンチ先端
位置を切り換え可能に上型の工程(b)に装備してある
ものである。更に23は隣合うコア片1…相互をかしめ結
合させるための切り起し突起3…を形成する半抜き用パ
ンチであり、同様に上型の工程(b)に装備してあるも
のである。また、11は前記切り起し突起3…を形成する
半抜き用パンチに対応するダイであり、第3図に示すよ
うにダイ11の内側寸法D2に対してパンチ23の外側寸法D1
を大きく形成して装着配置してある。従って切り起し部
の形状は板厚の1/2程度にて形成してある。50は外形抜
き用パンチであり、12が該外形抜き用パンチ50に対応す
る積層ダイである。この積層ダイ12部は第4図に示すよ
うに直線方向に移動出来るように形成してなるもので、
即ちこの積層ダイ12の内形のうち移動方向の長さ(面12
aと面12b間距離)を外形抜き用パンチ50の長さに対して
充分な長さ分即ち最大移動量以上に形成してある。従っ
て該外形抜き用パンチ50によって抜き込まれたコア片1
…は、前記移動方向と直角な面(面12cと面12d間)によ
ってのみ保持されてかしめ積層されていく。
この積層ダイ12に、下型側に装備された直線方向移動
装置(ずらし手段)120が連結される。この直線方向移
動装置について説明する。積層ダイ12はカムフォロア12
1に一体化したロッド122に連結してあり、このカムフォ
ロア121はステップモータ123の出力軸へ装着されたカム
124面へ当接状態にある。このカム124は中心からの距離
がR1〜R7とそれぞれ移動量相当分ずつ違えたカム面を等
間隔で形成してあり、プレスストロークに同期して動作
するステップモータ123の所定回転による直線方向移動
量がカムフォロア121を介して前記積層ダイ12の移動と
して変換されるよう構成されている。この実施例では、
R1−R2=R2−R3=R3−R4=R4−R5=R5−R6=R6−R7=ず
らし量αというように構成してある。また、この積層ダ
イ12のロッド122連結側と反対側の下型1内には圧縮ば
ね125が配置してあり、通常積層ダイ12を一方向(カム
側)へ押圧している。なお、カム123はずらし量の変更
に伴って交換して用いるよう構成してある。
次に第2図及び第4図から、本実施例装置の動作を説
明していく。本実施例装置はカム形状からもわかるよう
に7枚積みの装置であり、最終工程(c)で7枚目を抜
き込んだ状態を示している。この時、上型が上昇端にく
ると、次いで、ステップモータ123を所定角度(360/7
°)回転させる。カム124のカム面はR7からR1に移動す
るので、積層ダイ12は圧縮ばねに抗して左方最端位置へ
移動する。そして上型が下降して貫通孔を有する一枚目
のコア片が積層ダイ12内へ抜き込まれて先に積層されて
いるコア片の上へ位置する。続いて上型が上昇端にいっ
た時にステップモータ123を所定角度(360/7°)回転さ
せ、カム124のカム面をR1からR2に移動させる。するとR
1−R2分積層ダイ12が右方へ移動する。従って次に積層
ダイ12内へ抜き込まれるコア片と、その前に抜き込まれ
たコア片とはR1−R2分即ち前記ずらし分α直線方向にず
れることになる。このようにして二枚目以降所定枚数が
ずらして積層かしめされて製品となる。
以上の実施例では、直線方向移動装置(ずらし手段)
120としてステップモータとカムとの組合わせ例を示し
たが、それに限らず、例えば制御用モータで直接または
間接にカムを回転させることも可能であり、更にカムを
介せずに積層型圧電アクチュエータを前記積層ダイに連
結させて、その伸縮量を電気的に制御することによって
も同様に実施できることは勿論である。
更に、前記直線方向移動装置120を用いてコア片をず
らす方向は、第2図に示すような金型のコア板送り方向
に平行でも、あるいは直角でも同様に実施できるもので
ある。そしてまた、ずらし量の調整も前述のかしめ手段
を形成するパンチの外側寸法とダイの内側寸法との寸法
差分の範囲で、カムの交換によって簡単に実施できる。
勿論このカムの交換によって積層枚数の変更も容易であ
ることは言うまでもない。
(ト).発明の効果 以上のように構成したので、磁気ヘッド等の積層コア
を順送り金型を用いて金型内で所定枚数の鉄心板をかし
め手段を用いて、鉄心板一枚毎に所定の直線方向へわず
かにずらして積層固着することが可能となり、そのため
従来に比べ専用の治具の必要もなく、直線方向へわずか
にずらした積層コアが容易に達成でき、テープの走行面
などのために端面を研削した時、コア片一枚毎の走行面
となる面積をほぼ等しく形成できるので、電気特性上及
び磁気特性上からも優れた製品を提供できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願により製造した積層コアの製品断面を示
す概略説明図、第2図乃至第4図は積層コアを製造する
順送り金型による実施例であり、第2図は、順送り金型
の部分断面図、第3図は、かしめ結合用切り起こし突起
を形成している状態を示す説明図、第4図は、第2図の
金型装置の下型に構成した直線方向移動装置(ずらし手
段)の説明図をそれぞれ示す。 (符号の説明) 12……積層ダイ 120……直線方向移動装置(ずらし手段) 121……カムフォロア、122……ロッド 123……ステップモータ、124……カム 125……圧縮ばね

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順送り金型装置において、隣合うコア片を
    係着するかしめ手段を形成するパンチの外側寸法をダイ
    の内側寸法より、所定の直線方向へのみ大きく形成する
    と共に、積層ダイをプレスストローク毎に該パンチとダ
    イの寸法差範囲で所定の直線方向へ移動させることによ
    り、順送り金型内で所定枚数のコア片を前記かしめ手段
    を用いて、コア片一枚毎に所定の直線方向へわずかにず
    らして積層固着することを特徴とする積層コアの製造装
    置。
  2. 【請求項2】前記ずらし方向が、金型のコア板送り方向
    と平行であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の積層コアの製造装置。
  3. 【請求項3】前記ずらし方向が、金型のコア板送り方向
    と直角であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の積層コアの製造装置。
  4. 【請求項4】前記積層ダイをプレスストローク毎に所定
    の直線方向へ移動させる手段が、プレスストロークに連
    動するカム割り出し装置であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の製造装置。
  5. 【請求項5】前記積層ダイをプレスストローク毎に所定
    の直線方向へ移動させる手段が、積層ダイに連結した圧
    電アクチュエータであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の製造装置。
JP62308964A 1987-12-07 1987-12-07 積層コアの製造装置 Expired - Lifetime JP2542879B2 (ja)

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JPH01150425A JPH01150425A (ja) 1989-06-13
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