JP2542872Y2 - 内装材 - Google Patents
内装材Info
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- JP2542872Y2 JP2542872Y2 JP1990072013U JP7201390U JP2542872Y2 JP 2542872 Y2 JP2542872 Y2 JP 2542872Y2 JP 1990072013 U JP1990072013 U JP 1990072013U JP 7201390 U JP7201390 U JP 7201390U JP 2542872 Y2 JP2542872 Y2 JP 2542872Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は内装材の改良に関するものであり、本明細書
において内装材とは例えば壁紙、天井装飾材等の建物の
室内及び自動車の室内などを装飾する材料を総称したも
のである。
において内装材とは例えば壁紙、天井装飾材等の建物の
室内及び自動車の室内などを装飾する材料を総称したも
のである。
(従来の技術) 従来、例えば壁紙等の内装材は、PVC(ポリ塩化ビニ
ル系樹脂)等からなる壁紙基材の表面に、周知の汚れ防
止処理剤等を施したもので、水分の吸放湿性には乏しい
ものであった。
ル系樹脂)等からなる壁紙基材の表面に、周知の汚れ防
止処理剤等を施したもので、水分の吸放湿性には乏しい
ものであった。
(考案が解決しようとする課題) 従って、屋外と室内との温度差の激しい特に冬期等に
あっては、壁紙表面に結露が生じ易くカビ等の発生の原
因となっていた。
あっては、壁紙表面に結露が生じ易くカビ等の発生の原
因となっていた。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは、水分の
吸放湿性を付与して、結露防止を図ると共に商品価値の
向上を図ることである。
なされたものであり、その目的とするところは、水分の
吸放湿性を付与して、結露防止を図ると共に商品価値の
向上を図ることである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案がなした技術的手段
は、基材表面に、ウレタン系表面処理剤にコラーゲンを
添加した処理層を設けたことである。
は、基材表面に、ウレタン系表面処理剤にコラーゲンを
添加した処理層を設けたことである。
(考案の作用効果) 本考案は、基材の表面にウレタン系表面処理剤にコラ
ーゲンを添加した処理層を設けた内装材としたため、屋
外と室内との温度差が激しい季節であっても表面のコラ
ーゲン層が水分を吸収、放出し、内装材表面には結露を
生ぜしめない。
ーゲンを添加した処理層を設けた内装材としたため、屋
外と室内との温度差が激しい季節であっても表面のコラ
ーゲン層が水分を吸収、放出し、内装材表面には結露を
生ぜしめない。
従って、カビ等の発生も抑えられ大変有用であり、更
に結露防止のために、例えば従来のような外壁と内壁と
の間に断熱層を設けるという大掛かりな構造をとらなく
とも安価かつ手軽に結露の防止が図れるため商品的価値
も向上する。
に結露防止のために、例えば従来のような外壁と内壁と
の間に断熱層を設けるという大掛かりな構造をとらなく
とも安価かつ手軽に結露の防止が図れるため商品的価値
も向上する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する
と、図示例では内装材Aを壁紙aとし、PVC等からなる
壁紙基材1を所望長さのシート状に形成し、該基材1の
表面に適宜厚さのウレタン系表面処理剤にコラーゲンを
添加した処理層2を設けてなる。
と、図示例では内装材Aを壁紙aとし、PVC等からなる
壁紙基材1を所望長さのシート状に形成し、該基材1の
表面に適宜厚さのウレタン系表面処理剤にコラーゲンを
添加した処理層2を設けてなる。
尚、基材1をPVCで説明するが、一例を示すにすぎず
これに限定されるものではなく、例えばエチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体など他の樹脂でも良く、布や紙、不織布など
の裏打材のあるもの又は裏打材がないものなど任意に選
択可能である。
これに限定されるものではなく、例えばエチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体など他の樹脂でも良く、布や紙、不織布など
の裏打材のあるもの又は裏打材がないものなど任意に選
択可能である。
処理層2は、所望なウレタン系表面処理剤中にコラー
ゲンを添加してなるコラーゲン壁紙用表面処理剤を前記
基材1上に設けたもので、このコラーゲン壁紙用表面処
理剤の一例を示すと、 ウレタン系表面処理剤(U−803) 100重量部 コラーゲン(CX−260 昭和電工) 20重量部 である。
ゲンを添加してなるコラーゲン壁紙用表面処理剤を前記
基材1上に設けたもので、このコラーゲン壁紙用表面処
理剤の一例を示すと、 ウレタン系表面処理剤(U−803) 100重量部 コラーゲン(CX−260 昭和電工) 20重量部 である。
またウレタン系表面処理剤中に添加されるコラーゲン
は、クロムなめし工程を経ていないものの方が着色がな
く、そして不純物(脂肪、糖類)をほとんど含まず耐熱
性等の物性面に優れているため好ましいが限定されるも
のではない。
は、クロムなめし工程を経ていないものの方が着色がな
く、そして不純物(脂肪、糖類)をほとんど含まず耐熱
性等の物性面に優れているため好ましいが限定されるも
のではない。
従って、上記PVCからなる壁紙基材1の表面に前記コ
ラーゲン壁紙用表面処理剤をコーティングして処理層2
を設け、壁紙aが形成される。
ラーゲン壁紙用表面処理剤をコーティングして処理層2
を設け、壁紙aが形成される。
また、処理層2の厚さは任意であり、更に処理層2の
積層手段はコーティングの代わりに転写もしくはラミネ
ートも可能である。
積層手段はコーティングの代わりに転写もしくはラミネ
ートも可能である。
よって上記壁紙aは、表面のウレタン系表面処理剤中
にコラーゲンを添加してなる処理層2が水分を吸収、放
出するため(従来のPVC壁紙の6.7倍)、表面に結露が発
生しない。
にコラーゲンを添加してなる処理層2が水分を吸収、放
出するため(従来のPVC壁紙の6.7倍)、表面に結露が発
生しない。
尚、本実施例では内装材Aを壁紙aをもって説明した
が、これに限定はされず任意であり、例えば天井装飾材
等であっても結露防止となる。
が、これに限定はされず任意であり、例えば天井装飾材
等であっても結露防止となる。
図面は本考案内装材の一例を示し、第1図は一部切欠い
て示す平面図、第2図は第1図の一部を拡大して示す縦
断正面図である。 尚、図中 A:内装材、a:壁紙、1:基材、2:コラーゲン層
である。
て示す平面図、第2図は第1図の一部を拡大して示す縦
断正面図である。 尚、図中 A:内装材、a:壁紙、1:基材、2:コラーゲン層
である。
Claims (1)
- 【請求項1】基材の表面に、ウレタン系表面処理剤にコ
ラーゲンを添加した処理層を設けてなる内装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990072013U JP2542872Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990072013U JP2542872Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 内装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433699U JPH0433699U (ja) | 1992-03-19 |
JP2542872Y2 true JP2542872Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=31609567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990072013U Expired - Fee Related JP2542872Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | 内装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542872Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3251536B2 (ja) * | 1997-09-05 | 2002-01-28 | 高岡商事株式会社 | 脂取り紙およびその製造法 |
-
1990
- 1990-07-06 JP JP1990072013U patent/JP2542872Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433699U (ja) | 1992-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |