JP2542534B2 - 反応射出成形用反応原液 - Google Patents

反応射出成形用反応原液

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JP2542534B2 JP2412821A JP41282190A JP2542534B2 JP 2542534 B2 JP2542534 B2 JP 2542534B2 JP 2412821 A JP2412821 A JP 2412821A JP 41282190 A JP41282190 A JP 41282190A JP 2542534 B2 JP2542534 B2 JP 2542534B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/02Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes
    • C08G61/04Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms
    • C08G61/06Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms prepared by ring-opening of carbocyclic compounds
    • C08G61/08Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms prepared by ring-opening of carbocyclic compounds of carbocyclic compounds containing one or more carbon-to-carbon double bonds in the ring

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、複分解触媒を用いる
ノルボルネン系モノマーの反応射出成形のための反応原
液に関する。
【従来の技術】ノルボルネンタイプのモノマーの製法は
周知である。ジシクロペンタジエンはディールス−アル
ダー反応によりシクロペンタジエンを二量化することに
より製造でき、一方ジヒドロジシクロペンタジエンはシ
クロペンタジエン及びシクロペンテンのディールス−ア
ルダー反応により製造できる。ノルボルネン類はシクロ
ペンタジエンと適当なオレフィンとのディールス−アル
ダー反応により製造でき、ノルボルネン又は置換ノルボ
ルネン類を与える。テトラシクロドデセン化合物はシク
ロペンタジエン及びノルボルネン類のディールス−アル
ダー反応から得られる副生成物である。シクロペンタジ
エンの対称及び非対称トリマー及びテトラマーは、同様
にシクロペンタジエンのディールス−アルダー反応によ
り製造できる。ノルボルネン部分を含有するモノマー、
すなわち、環状オレフィン類から得られる高分子材料は
エラストマーとして使用でき、これは室温で軟質であ
り、あるいは室温で硬質となり得るプラスチックとして
使用できる。それらはカレンダー加工及び熱成形するこ
とができ、硬質の自動車用製品たとえばグローブボック
スカバー、ホイールキャップ、及び非自動車用製品とす
ることができる。さらに詳しくは、環状オレフィンのポ
リマーは、少なくとも一種のアルキルアルミニウムハロ
ゲン化物助触媒及び少なくとも一種のタングステンもし
くはモリブデン化合物触媒、好ましくはタングステン及
びモリブデンハロゲン化物を含んでなる複分解触媒の存
在下で、オレフィンの開環重合により製造できる。これ
は環状オレフィンを炭化水素溶剤と混合し、次いで混合
物を反応器に装入することにより実施される。次いで、
非共役非環式オレフィンから選ばれた分子量調節剤を反
応器に加え、続いてアルキルアルミニウムハロゲン化物
助触媒及び触媒として作用する少なくとも一種のタング
ステンもしくはモリブデン化合物を添加する。触媒は飽
和カルボン酸のアルキルエステルに溶解した溶液として
添加される。重合反応は約0℃〜200℃、好ましくは
25℃〜100℃の温度で攪拌しながらおこなうことが
でき、発熱はほとんど生じない。反応完結時間は短く、
すなわち2時間未満のオーダーであり、そして反応生成
物は溶剤に分散されたポリマーを含んでなる平滑な粘性
を有する物質である。反応はエタノールの様なアルコー
ル類を添加することにより連鎖停止される。
【発明が解決しようとする課題】アルキルエステル溶剤
にタングステンもしくはモリブデン触媒を溶解する理由
は、この触媒が炭化水素反応溶剤に本質的に不溶性であ
るという事実に基づく。アルキルエステル溶剤に触媒を
溶解した溶液を製造する必要性は、経費的な面、時間の
消費及び付加的工程を必要とすることばかりでなく、さ
らに連続重合プロセスにおいて厄介な問題を生じる。そ
のような連続プロセスが進行すると、少量のアルキルエ
ステル溶剤は所定期間にわたって蓄積し、その除去のた
めの作業が必要となる。環状オレフィンを重合する現在
の方法においては他の固有の不利益が存在する。タング
ステンもしくはモリブデン触媒は空気中で不安定であ
り、かつ湿気の存在下に劣化するので、それが空気及び
湿気と接触するのを防止するため特別な注意が必要とさ
れる。水の存在下では、触媒は反応し、水酸化物と塩酸
を形成し、これは金属性パイプ、ポンプ及びそれが接触
する他の金属性材料を腐蝕する。現在使用されているタ
ングステンもしくはモリブデン触媒については他の問題
がある。モノマーと混合された場合、この触媒は、長時
間のうちにモノマーの非常に遅いがモノマーの重合をも
たらす。このことは望ましくない。なぜならばアルキル
アルミニウムハロゲン化物助触媒が、添加されるまで、
まったく不安定な触媒であることは明白な利点だからで
ある。環状オレフィンを塊状で重合する方法も従来から
周知であるが、この方法においてモノマー及び触媒を一
つのタンク中に貯蔵しそしてモノマー及びアルキルアル
ミニウムハロゲン化物助触媒を他のタンクに貯蔵し、二
つのタンクから混合物を別々に反応器に移し次いで該反
応器で混合し反応を開始させる、という原理に基づいた
プロセス設計、すなわち、反応射出成形プロセスが実現
できれば生産性の点で極めて有利である。しかしなが
ら、現在使用されているモリブデンもしくはタングステ
ン触媒はモノマーに溶解しない。そのために環状オレフ
ィンをモノマーとする反応射出成形はこれまで実用化さ
れていない。
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
種のアルキルアルミニウムハロゲン化物助触媒をノルボ
ルネン系モノマーに溶解してなる反応射出成形用反応原
液に関する。かかる反応原液は、ノルボルネン系モノマ
ーに可溶性の触媒と該モノマーとからなる他の反応原液
と組合せて反応器(モールド)に供給し、そこで重合反
応を行うことにより成形品を得ることができる。本発明
で説明される重合プロセスは、前記のような二つの反応
原液を混合し、次いでモノマー反応混合物を反応器に装
入することにより行なうことができる。触媒含有反応原
液の調製に用いられる触媒はモノマー可溶性のものであ
り、例えば、次式で示される有機アンモニウムモリブデ
ン酸塩及びタングステン酸塩が挙げられる。 [RN](2y−6x) [R NH](2y−6x (式中、Oは酸素を表わし;Mはモリブデン又はタング
ステンのいずれかを表わし;x,yはモリブデンに対し
+6、タングステンに対し+6及び酸素に対し−6の原
子価を基準にして分子中にあるM及びO原子の数を表わ
し;R及びRは同一でもあるいは異っていても良く、
水素、1〜20個の炭素原子を有するアルキル及びアル
キレン基ならびに5〜16個の炭素原子を有する脂環式
基から選ばれる)R及びRのすべてが水素であった
り、また炭素原子数が小さいものであってはならない。
なぜならば、分子を炭化水素及び多くの有機溶剤に本質
的に不溶とするからである。好ましい態様において、R
はそれぞれ炭素数1〜18のアルキル基から選ばれ、こ
こにおいてすべてのRに対する炭素原子の合計は20〜
72、さらに好ましくは25〜48である。好ましい態
様において、Rは1〜18個の炭素原子を有するアル
キル基から選ばれ、ここにおいてすべてのRに対する
炭素原子の合計は15〜54、さらに好ましくは21〜
42である。有機アンモニウムモリブデン酸塩及びタン
グステン酸塩が次式 [RN](2y−6x) (式中すべてのRは同じである)によって表わされる場
合、各々のRは4〜18個の炭素原子を含有できること
を見い出した。3個のRが同じである場合それぞれのR
は7〜18個の炭素原子を有し、残りのRは1〜18個
の炭素原子を有するか、またはそれぞれRは4〜6個の
炭素原子を有し、残りのRは4〜18個の炭素原子を有
することができる。4個のRのうち2個が同じである場
合、2個の同じRはそれぞれ12〜18個の炭素原子を
有し、そして残りの2個のRは1〜18個の炭素原子を
有し、これらの残りの2個のRは1〜18個の炭素原子
を有する限り同じでもあるいは異なってもよい。すべて
のRが異なっている場合、それらの炭素原子の合計は2
0〜72個の範囲内にありうる。同様のことは次式: [R NH](2y−6x) で表わされる有機アンモニウムモリブデン酸塩及びタン
グステン酸塩にも適用される。仮にRが余りにも小さ
いならば、この化合物は炭化水素反応溶剤及び/又はノ
ルボルネンタイプのモノマーに溶解しないであろう。す
べてのRが上記式において同じであるならば、各々の
は5〜18個の炭素原子を有することができる。2
個のRが同じであるか又はすべてのRが異なってい
る場合、各々のRは1〜18個の炭素原子を含有する
ことができ、そしてそれらの合計は15〜72個の炭素
原子の範囲内にあることができる。本発明においては、
1個のRが水素であり、残りの2個のRがそれぞれ
12個あるいはそれ以上、すなわち12〜18個の炭素
原子を有する化合物も生まれる。使用する有機アンモニ
ウムモリブデン酸塩及びタングステン酸塩の特別な例と
しては、トリドデシルアンモニウムモリブデン酸塩及び
タングステン酸塩、メチルトリカプリルアンモニウムモ
リブデン酸塩及びタングステン酸塩、トリ−(トリデシ
ル)アンモニウムモリブデン酸塩及びタングステン酸
塩、並びにトリオクチルアンモニウムモリブデン酸塩及
びタングステン酸塩が含まれる。本発明の反応原液はノ
ルボルネン系モノマーにアルキルアルミニウムハロゲン
化物助触媒を溶解したものである。使用されるアルキル
アルミニウムハロゲン化物は、モノアルキルアルミニウ
ムジハロゲン化物RAlX、ジアルキルアルミニウム
モノハロゲン化物RAlX、アルキルアルミニウムセ
スキハロゲン化物RAl、及びこれらの混合物
から選ばれる。アルキルアルミニウムハロゲン化物助触
媒を表わす式において、RはC〜C12、好ましくは
約C〜Cのアルキル基であり、そしてXは塩素、ヨ
ー素、臭素及びフッ素から選ばれるハロゲンである。そ
のようなアルキルアルミニウムハロゲン化物の例とし
て、エチルアルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニ
ウムモノクロリド、エチルアルミニウムセスキクロリ
ド、ジエチルアルミニウムイオダイド、エチルアルミニ
ウムジイオダイド、ヨウ素原子を有するトリアルキルア
ルミニウム化合物、プロピルアルミニウムジクロリド、
プロピルアルミニウムジアイオダイド、イソブチルアル
ミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジブロミド、
メチルアルミニウムセスキクロリド、及びメチルアルミ
ニウムセスキブロミドが選ばれる。アルミニウムはアル
キルアルミニウムハロゲン化物助触媒中好ましい還元剤
であるけれども、他の有機金属ハロゲン化物還元剤も同
様に機能しうる。適当な有機金属助触媒を形成する金属
には、リチウム、マンガン、ホウ素、鉛、亜鉛、スズ、
ケイ素及びゲルマニウムが含まれる。また、金属水素化
物で有機金属助触媒の全て又は一部分を置換できる。有
機アンモニウムモリブデン酸塩もしくはタングステン酸
塩又はこれらの混合物は、全モノマー1モルに対し約
0.01〜50ミリモルのモリブデン又はタングステ
ン、好ましくは0.1〜10ミリモルのレベルで用いら
れる。有機アンモニウムモリブデン酸塩及び/又はタン
グステン酸塩に対するアルキルアルミニウムハロゲン化
物のモル比は、限定されないが、モリブデンもしくはタ
ングステンに対するアルミニウムの約200:1又はそ
れ以上ないし1:10の範囲、好ましくは10:1〜
2:1の範囲にある。従って、2つの反応原液は触媒と
助触媒の比率が上記の範囲に入るように調製され、かつ
混合される。本発明に従って重合されるノルボルネンタ
イプのモノマー、すなわち、環状オレフィンは次式VI
II:
【化2】 によって構造的に定義されるノルボルネン基の存在によ
り特徴づけられる。この定義に従って、適当なノルボル
ネンタイプのモノマーには、置換及び未置換のノルボル
ネン、ジシクロペンタジエン、ジヒドロペンタジエン、
シクロペンタジエンのトリマー及びテトラシクロドデセ
ンが含まれる。ノルボルネンタイプの好ましいモノマー
は次式VI及びVII:
【化3】 (式中、R及びRは、水素及び1〜20個の炭素原子
を有するアルキル基の中から独立に選ばれ、また、R及
びRはそれに結合している2個の環炭素原子と一緒に
なって4〜7個の炭素原子を有する飽和または不飽和の
環状炭化水素基を形成してもよい。)によって表される
モノマーであり、好ましくは、R及びRが水素及び1
〜3個の炭素原子を有するアルキル基から選ばれるか、
またはR及びRがそれに結合している2個の環炭素原
子とともに形成せるモノ不飽和環状炭化水素基から独立
に選ばれる。式IIIに関し、R及びRは水素及び
1〜20個、好ましくは1〜3個の炭素原子を有するア
ルキルから独立に選ばれる。本発明で使用されるモノマ
ーの例としては、ジシクロペンタジエン、メチルテトラ
シクロドデセン、2−ノルボルネン及び他のノルボルネ
ンモノマー、例えば5−メチル−2−ノルボルネン、
5,6−ジメチル−2−ノルボルネン、5−エチル−2
−ノルボルネン、5−ブチル−2−ノルボルネン、5−
ヘキシル−2−ノルボルネン、5−オクチル−2−ノル
ボルネン及び5−ドデシル−2−ノルボルネンがあげら
れる。本発明は、メチルノルボルネン、メチルテトラシ
クロドデセン及びジシクロペンタジエンのホモポリマ
ー、コポリマー及びターポリマーの製造に好適であり、
特にメチルテトラシクロドデセンのホモポリマー及びメ
チルテトラシクロドデセン及びメチルノルボルネンのコ
ポリマーの製造に好適である。メチルテトラシクロドデ
セン及びメチルノルボルネンのコポリマーは1〜75重
量%のメチルノルボルネンを有するモノマー混合物から
重合され、そしてコポリマーは重合されたメチルノルボ
ルネン1〜75重量%を含有する。ターポリマーは、1
〜75重量%のメチルノルボルネン及び25〜99重量
%のメチルテトラシクロドデセン残りがジシクロペンタ
ジエンであるモノマー混合物から重合される。ターポリ
マーは重合されたメチルノルボルネン1〜75重量%及
び重合されたメチルテトラシクロドデセン25〜99重
量%を含有する。ノルボルネンタイプのモノマー又はそ
の混合物は少なくとも一種の他の重合可能なモノマーを
それらの約20重量%まで含有できる。そのような他の
重合可能なモノマーは4〜12個の炭素原子、好ましく
は4〜8個の炭素原子を含有するモノ−及びジシクロオ
レフィンから好ましく選ばれ、それらの例としてシクロ
ブテン、シクロペンテン、シクロペンタジエン、シクロ
ヘプテン、シクロオクテン、1,5−シクロオクタジエ
ン、シクロデセン、シクロドデセン、シクロドデカジエ
ン及びシクロドデカトリエンがあげられる。7〜16個
の炭素原子及び1〜4個の二重結合、好ましくは8〜1
2個の炭素原子及び2〜3個の二重結合を含有する二環
式オレフィン、たとえばノルボルナジエンが適当であ
る。重合活性剤は使用できるが一般には必要でない。そ
のような活性剤の例には水、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、ベンジルアルコール、フェノール、
エチルメルカプタン、2−クロロエタノール、1,3−
ジクロロプロパノール、p−ブロモフェノール、エピク
ロロヒドリン、エチレンオキシド、シクロペンテン−2
−ヒドロペルオキシド、クミルヒドロペルオキシド、第
3ブチルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド及び空
気又は酸素が含まれる。活性剤として空気又はペルオキ
シド又はヒドロペルオキシドを使用することにより、特
にベンゾイルペルオキシドのごとき有機ペルオキシドを
用いることによりすぐれた活性が得られる。活性剤はア
ルキルアルミニウムハロゲン化物助触媒1モルに対し約
0〜約3モル、さらに好ましくは1モルに対し約0〜約
1モルの範囲で用いられる。活性剤はいずれの反応原液
に添加してもよく、例えば、有機アンモニウムモリブデ
ン酸塩もしくはタングステン酸塩触媒と共に添加され
る。アルキルアルミニウムハロゲン化物はノルボルネン
系モノマーに可溶であり、そのモノマー溶液は長期間に
わたって安定である。従って、有機アンモニウムモリブ
デン酸塩及びタングステン酸塩などのごときモノマー可
溶性の触媒との組合せによって反応射出成形プロセスが
可能となる。
【実施例】以下、本発明を具体例について説明する。参考例1 この例は、0.1モルのモリブデンに相当するトリドデ
シルアンモニウムモリブデン酸塩をシクロヘキサンに溶
解した溶液及び0.5モルのアルミニウムに相当するエ
チルアルミニウムセスキクロリド、(CAl
Clをシクロヘキサンに溶解した溶液を用いて、シ
クロヘキサン反応溶剤に溶解したメチルテトラシクロド
デセンのホモポリマーを製造する方法を示す。475m
lのシクロヘキサン、100mlのメチルテトラシクロ
ドデセン及び25mlのヘキセン−1をガラス性反応器
に添加した。続いて触媒成分として0.5mlのエチル
アルミニウムセスキクロリド溶液及び0.15mlのト
リドデシルアンモニウムモリブデン酸塩溶液を反応器に
添加した。この時点における反応器の内容物の温度は6
7°Fであり、この温度は約18分の反応時間中にわず
かに約130゜Fに増加した。反応が進行する間、さら
にエチルアルミニウムセスキクロリド及びトリドデシル
アンモニウムモリブデン酸塩を反応器に添加した。使用
した全触媒量は、エチルアルミニウムセスキクロリド溶
液1.0ml及びトリドデシルアンモニウムモリブデン
酸塩溶液0.30mlであった。メチルテトラシクロド
デセンモノマーの1モルを基準にして、使用した全触媒
成分量はエチルアルミニウムセスキクロリドがアルミニ
ウムとして0.07ミリモルであり、トリドデシルアン
モニウムモリブデン酸塩溶液がモリブデンとして0.0
04ミリモルであった。反応はイソプロパノール4ml
を添加することにより連鎖停止した。得られた、セメン
ト、すなわち溶剤中のポリマーをブレンダーに投入し、
次いで少なくとも1容積のイソプロパノールを混合し
た。混合物を約1分間ブレンドしポリマーを微細な小片
の形状で得、次いで漏戸内の濾紙上に投入した。約2容
積のイソプロパノールで固形物を洗浄し、パン内に移
し、その上にトルエンを注ぎ、口形物をおおい、次いで
エチル330(酸化防止剤)3.0gを混合した。パン
にフタをし、次いで数時間放置してポリマーを膨潤せし
め、次いでトルエンに溶解した。次いでフタを取り除き
フード内で一日夜溶剤を蒸発するにまかせ、90〜95
%の乾燥度を得た。次いで、ポリマーを50〜60℃の
乾燥炉内に投入し、次いで水流ポンプで8〜16時間減
圧にした。回収されたポリマーの量は115gであり、
その内の3gは酸化防止剤であり、約12gは除去され
ない溶剤であったが、この量はモノマーが100%転化
されたと仮定したことに基づくものである。一般に実際
の転化率は98〜99%である。ポリマーはゲル状態か
ら解放され、トルエン100mlに溶解したポリマー
0.1gの溶液として20℃で測定して固有粘度1.0
を有した。参考例2 この例はトルエンに溶解された3種のアルキルアルミニ
ウムモリブデン酸塩の溶解性の程度を実証する。3種の
試料を調製したが、それらの各各はトルエン50mlの
他に、テトラフェニルアンモニウムモリブデン酸塩1.
0g(試料A)、トリオクチルアンモニウムモリブデン
酸塩(試料B)及びメチルトリカプリルアンモニウムモ
リブデン酸塩(試料C)を含んでいた。試料の調製は約
198gのガラスピンを窒素でパージし、空気中で触媒
をビン内に移し、乾燥トルエンを添加し、次いでビンの
フタをすることにより行われた。最初は、すべての3種
の触媒は室温である程度溶解性を有していたがビンを約
35分間シェーカー上で盪蕩すると、以下の観察が見ら
れた: 試料A−固形物が存在し、そして液体はかすんだ黄色と
なった: 試料B−固形物が存在せず溶液はかすんだ黄色であっ
た: 試料C−黄色味を有する澄明な溶液であった。 上記の与えられた結果から、テトラフェニルアンモニウ
ムモリブデン酸塩触媒は室温でトルエンに溶解しないよ
うに思われるが、トリオクチル及びトリカプリルアンモ
ニウムモリブデン酸は室温でトルエンに溶解する。触媒
は室温で溶剤に本質的に不溶であるけれども、このこと
は、事実上触媒が不適当であることを示すものでない。
もし、触媒が反応温度で溶剤に十分な可溶性を有するな
らば、触媒は適当なものとなる。参考例3 この例では、メチルテトラシクロドデセン(MTD)を
重合せしめるため、トルエンに溶解したエチルアルミニ
ウムジクロリドの0.5モル溶液と共に触媒としてエチ
ルトリカプリルアンモニウムモリブデン酸塩(試料A)
またはトリオクチルアンモニウムモリブデン酸塩(試料
B)を用いて、触媒の適応性を実証する。先の例で述べ
た手法に従って実験した。各々の試料の成分の量は以下
の表に示す。該表中MTCAM溶液は0.1モルのモリ
ブデンに相当するメチルトリカプリルアンモニウムモリ
ブデン酸塩のトルエン溶液を表わし、TOAM溶液は
0.1モルのモリブデンに相当するトリオクチルアンモ
ニウムモリブデン酸塩のトルエン溶液を表わし、Et
AlCl溶液は0.5モルのアルミニウムに相当す
るエチルアルミニウムセスキクロリドのトルエン溶液を
表わす。 参考例4 この例では、0.1モルのモリブデンに相当するトリオ
クチルアンモニウムモリブデン酸塩(TOAM)のトル
エン溶液及びエチルアルミニウムセスキクロリド触媒
(EtAlCl)を用い、トルエン溶媒中でメチ
ルノルボルネンポリマーを製造する方法を示す。アルキ
ルアルミニウムハロゲン化物は0.5モルのアルミニウ
ムに相当するトルエン溶液として用いた。次の成分を下
記に示す量で用いた。 トルエン −95ml メチルノルボルネン −20ml ヘキセン−1 − 5ml (EtAlCl)溶液 −0.2ml TOAM溶液 −0.2ml 約160分後にメタノール1mlを用いて反応を連鎖停
止させ、次いで参考例1に記載した方法によりポリマー
17.8gを回収した。ポリマーの希釈溶液粘度は1.
0でありゲル状態でなかった。参考例5 この例においては、トルエン溶媒中でジシクロペンタジ
エン(DCPD)の溶液重合を行った。0.1モルのモ
リブデンに相当するトリオクチルアンモニウムモリブデ
ン酸塩(TOAM)のトルエン溶液0.5モルのアルミ
ニウムに相当するエチルアルミニウムセスキクロリド
(EtAlCl)のトルエン溶液及び0.5モル
のアルミニウムに相当するトリエチルアルミニウム(E
Al)のトルエン溶液を用いた。重合は下記の成分
の存在下に行った。 トルエン −95ml DCPD −20ml ヘキセン−1 − 5ml TOAM溶液 −0.6ml EtAlCl溶液 −0.45ml EtAl溶液 −0.3ml 参考例1の回収手法をくり返して、ポリマー15.5g
を得た。この例においてトリエチルアルミニウムを用い
たけれども、その使用は余分であり、重合反応に悪影響
を与えることなく完全に省略出来ると考えられる。参考例6 この例においては、0.1モルのモリブデンに相当する
トリオクチルアンモニウムモリブデン酸塩(TOAM)
のトルエン溶液及び0.5モルのアルミニウムに相当す
るエチルアルミニウムセスキクロリド(EtAl
)のトルエン溶液を用いて、シクロヘキサン溶媒中
でメチルノルボルネン(MNB)ホモポリマーを製造す
る方法を示す。重合は次の成分の存在下に行なった。 シクロヘキサン −95ml MNB −20ml ヘキセン−1 − 5ml TOAM溶液 −0.1ml EtAlCl溶液 −0.2ml 反応時間は約0.5時間であり、得られた溶液は粘性の
セメントポリマーであった。実施例1 この例は、0.1モラーのモリブデントリドデシルアン
モニウム(TDAM)モリブデン酸塩のメチルテトラシ
クロドデセン(MTD)溶液及び0.5モラーのエチル
アルミニウムセスキクロリド(EtAlCl)の
MTD溶液を用いて溶剤を用いないMTDの塊状重合を
示す。重合は次の成分を用いて行なった。 MTD −20ml ポリガードAO −0.1ml TDAM溶液 −0.1ml EtAlCl溶液 −0.2ml 酸化防止剤を含有するMTDを反応器へ添加し、続いて
一月にわたって熟成したエチルアルミニウムセスキクロ
リド溶液及びTDAM溶液を添加した。初期温度は室温
であり、その後約60℃に増加した。約180分経過後
素材が固化しプラスチックポリマーが生成した。なお、
TDAMのMTD溶液は室温で30日間放置しても重合
物を生ずることなく、安定であった。実施例2 メチルテトラシクロドデセン(MTD)に代えてジシク
ロペンタジエン(DCP)を用いること以外実施例7と
同様にして実験を行った。初期温度は室温であり、約1
60分経過後、原料が固化し硬質プラスチックが生成し
た。なお、TDAMのDCP溶液は室温で30日間放置
しても重合物を生ずることがなく安定であった。参考例7 メチルテトラシクロドデセン(MTD)又はジシクロペ
ンタジエン(DCP)50mlに第1表に示す有機アン
モニウムモリブデン酸塩1gを溶解し、室温で1日間放
置したのち、系の状態を観察した、結果を第1表に示
す。
【表1】 実施例3 MTD又はDCP50mlに第2表に示すアルキルアル
ミニウムハロゲン化物1gを溶解し、室温で1日間放置
したのち、系の状態を観察した。結果を第2表に示す。
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ジョン ミンチャク アメリカ合衆国,オハイオ 44130,パ ーマ ハイツ,ウッドビュウ ボウレバ ード 11954 (56)参考文献 特開 昭53−12999(JP,A) 特開 昭53−8700(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複分解触媒を用いるノルボルネン系モノ
    マーの反応射出成形に用いる反応原液であって、ノルボ
    ルネン系モノマーにアルキルアルミニウムハロゲン化物
    助触媒を溶解してなる反応射出成形用反応原液。
  2. 【請求項2】 前記アルキルアルミニウムハロゲン化物
    助触媒が次式I,II及びIII: RAlX (I) RAlX (II) RAlX (III) (式中、R,R及びRは1〜12個の炭素原子を
    有するアルキル基であり、Xはハロゲンである)で表わ
    される化合物から選ばれ、また、複分解触媒は次式IV
    及びV: [RN](2y−6x)(IV)[R NH](2y−6x)(V) (式中、R及びRは独立して、水素、1〜20個の炭
    素原子を有するアルキル及びアルキレン基ならびに5〜
    16個の炭素原子を有する脂環式基から選ばれ;該R基
    によってあらわされるすべての炭素原子の合計が20〜
    72であり、そして該R基によって表わされるすべて
    の炭素原子の合計が15〜54であり;Mはモリブデン
    (VI)及びタングステン(VI)から選ばれ;そして
    x及びyは分子中のM及びO原子の数を表わす)で表わ
    される有機アンモニウム化合物から選ばれる請求項1記
    載の反応原液。
  3. 【請求項3】 前記ノルボルネンタイプのモノマーが次
    式VI及びVII: 【化1】 (式中、R及びRは水素及び1〜20個の炭素原子を
    有するアルキル基の中から独立に選ばれ、またR及びR
    はそれらに結合している2個の環炭素原子と一緒にな
    って4〜7個の炭素原子を有する飽和または不飽和環状
    炭化水素基を形成してもよく、R及びRは水素及び
    1〜20個の炭素原子を有するアルキル基から選ばれ
    る)で表されるモノマー及びそれらの混合物から選ばれ
    る請求項1記載の反応原液。
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