JPH01198621A - 樹脂状シクロオレフィン単量体の製法および重合体を製造する方法 - Google Patents

樹脂状シクロオレフィン単量体の製法および重合体を製造する方法

Info

Publication number
JPH01198621A
JPH01198621A JP24890688A JP24890688A JPH01198621A JP H01198621 A JPH01198621 A JP H01198621A JP 24890688 A JP24890688 A JP 24890688A JP 24890688 A JP24890688 A JP 24890688A JP H01198621 A JPH01198621 A JP H01198621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cycloolefin
monomer
polymerization
ring
monomers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24890688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3140752B2 (ja
Inventor
Linwood P Tenney
リンウッド・ピー.テニー
Parley C Lane
パーリー シー.レイン
Paul T Stricharczuk
ポール ティー.ストリッチャークズク
George M Benedikt
ジョージ エム.ベネディクト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goodrich Corp
Original Assignee
BF Goodrich Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/122,849 external-priority patent/US4899005A/en
Application filed by BF Goodrich Corp filed Critical BF Goodrich Corp
Publication of JPH01198621A publication Critical patent/JPH01198621A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3140752B2 publication Critical patent/JP3140752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シクロオレフィン単量体から樹脂状単量体を
得る方法および該樹脂状単量体から得られるシクロオレ
フィン重合体組成物に関する。さらに詳しくは、置換基
を有するまたは置換基をもたないシクロオレフィン単量
体の一部が、ディールス・アルダ−付加重合によって得
られるオリゴマーおよび重合体である樹脂状シクロオレ
フィン単量体からなるシクロオレフィン単量体を製造す
る方法、ならびにそのようなシクロオレフィン単量体か
ら導かれる開環重合せる重合体の組成物に関する。
〔従来の技術〕
ノルボルネン基を有するシクロオレフィンの開環重合に
よって得られる重合体は良く知られている。例えば、本
願と同一出願人の米国特許第4.136.249号、同
第4.178,424号、同第4.136.247号お
よび同第4.136.248号にはそのような重合体が
記載されている。
シクロオレフィンの開環重合によって不飽和線状重合体
が得られるが、この重合体は反応性(硫黄加硫可能)で
あり、2官能性単量体と反応して分岐または架橋を生じ
る点で興味深い。この重合体は、例えば、自動車部品、
特に装飾用トリムを始め多くの重合体利用分野において
優れた特性を発揮することが知られている。
例えば、ジシクロペンタジェンおよびシクロペンテンは
、エチレン製造時に副生物として容易に入手されるシク
ロオレフィン単量体であって、開環重合によって重合体
を製造するのに広く用いられるシクロオレフィン単量体
である。最近の米国特許第3,778,420号、同第
3,781.257号、同第3.790.545号、同
第3°、853,830号、同第4.002,815号
および同第4.239,874号にはジシクロペンタジ
ェンの重合体が記載されている。他の良く知られた単量
体には2環ノルボルネン(ビシクロ〔2゜2.1〕−ヘ
プト−2−エン)および置換2環ノルボルネンがあり、
これらはシクロペンタジェンと特定のオレフィンとのデ
ィールス・アルダ−反応によって製造され′る。米国特
許第3.074,918号には2環ノルボルネンおよび
置換2環ノルボルネンを含むシクロオレフィン単量体の
重合が記載されている。さらに、米国特許第3.546
,183号、同第2,721.189号、同第2,83
1,037号、同第2,932,630号、同第3.3
30,815号、同第3.367.924号、同第3.
467.633号、同第3.836.593号、同第3
.879,343号および同第4,020,021号に
も2環ノルボルネンおよび置換2環ノルボルネンの開環
重合により得られる重合体が記載されている。
テトラシクロドデセンおよび置換テトラシクロドデセン
も良く知られた重合体である。これらはシクロペンタジ
ェンと2環ノルボルネンまたは適当な置換2環ノルボル
ネンとのディールス・アルダ−反応によって得られる。
テトラシクロドデセンと他の2環オレフインコモノマー
(ビシクロヘプテンおよび置換ビシクロヘプテン)との
開環重合は米国特許第3,557.072号に記載され
ている。
ジシクロペンタジェンおよびテトラシクロドデセンを開
環重合して得られる重合体は優れたガラス転移温度をも
つことが知られている。しかしながら、これらの溶液重
合重合体のうち、ジシクロペンタジェン含有量の高いも
のは最終製品へ加工するのが困難である。従って、ガラ
ス転移点を高め且つ溶液開環重合重合体の加工を単純化
する試みが続けられている。例えば、米国特許第4.1
78.424号にそのような試みが提案されている。
上記とは対照的に、塊状重合により得られる重合体およ
び共重合体は、メルトフロー性によって代表される加工
性は問題とはならない。すなわち、塊状重合が型中で行
われて目的とする形状をもつ重合体製品が直接得られる
ため、溶融加工の必要がない。ミンチャクの米国特許第
4,426,502号には、ノルボルネン、ジシクロペ
ンタジェン、トリシクロペンタジェン(シクロペンタジ
エン・トリマー)およびテトラシクロドデセンを含むノ
ルボルネン型単量体の塊状重合法が記載されている。
もっとも、塊状重合法による重合体にとって加工性は問
題とはならないが、重合体のガラス転移点を向上するこ
とは望まれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
さらに、向上したガラス転移点を有する重合体は、開環
重合による重合体の新しい分野を開拓するものとして望
まれている。本発明の目的は、このような要望に応える
重合体組成物を提供するにある。
さらに、本発明の目的は、上述のような重合体組成物の
製造に有利に用いられる、ジシクロペンタジェンより高
い分子量を有し、かつ、より多い環構造を有する樹脂状
シクロオレフィン単量体の製造方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、重合原料中の一種または二種以上のシクロオ
レフィン単量体の分子量を増大しかつ環構造の数を増大
せしめる方法を提供する。この方法は、重合原料として
使用するのに適当な純度を有し、少なくとも一つのノル
ボルネン基を有する一種または二種以上のシクロオレフ
ィン単量体の或る量を用意し、次いで、該シクロオレフ
ィン単量体の一部を解離し且つ該解離生成物を該シクロ
オレフィン単量体の成分と反応させるに十分な温度に、
上記の用意された量のシクロオレフィン単量体を加熱す
るとともに、この加熱の間、この用意された量のシクロ
オレフィン単量体に重合触媒および助触媒を実質的に含
ませないことを特徴とする。
本発明は、さらに適当な純度を有する一種または二種以
上のシクロオレフィン単量体の或る量を加熱して、単量
体の分子量を増大するとともに高い環含有量をもつ単量
体の数を増大せしめる開環重合方法を提供する。この方
法によって加熱された単量体は開環重合して高いガラス
転移温度を有する重合体となる。この重合は溶液重合ま
たは塊状重合によって行なうことができる。
本発明は、さらに、上記の方法により製造される高分子
量シクロオレフィン単量体から導かれる開環重合体の組
成物を提供する。この明細書において[高分子量シクロ
オレフィン単量体」とは、ジシクロペンタジェンより高
い分子量とより多い環構造を有するシクロオレフィン単
量体を意味する。
本発明は、シクロオレフィン単量体合計重量の約5重量
%が前記一般式Iまたは■で表わされる化学構造を有す
る一種または二種以上の樹脂状シクロオレフィン単量体
であるシクロオレフィン単量体類から導かれる開環重合
せる重合体から実質的に構成される組成物を提供する。
本発明で使用するJ!31脂状シクロオレフィン単盪体
と、2環ノルボルネン、テトラシクロドデセンおよびジ
シクロペンタジェンのような他のシクロオレフィン単量
体とを共重合することによって、これらのシクロオレフ
ィン単量体を単独重合して得られる重合体と比較して、
ガラス転移点の高い共重合体が得られる。少割合の樹脂
状シクロオレフィン単量体を用いることによって高いガ
ラス転移温度を有する共重合体を容易に得ることができ
る。本発明は、また、樹脂状シクロオレフィン単量体の
単独重合体を提供する。
本発明は、適当な純度を有するシクロオレフィン単量体
を加熱すると、シクロオレフィン単量体の重合能を阻害
することなく、解離を生ぜしめることができるとの知見
を得たことに基づく。このシクロオレフィン単量体の解
離は引続く重合に悪影響を及ぼすことはない。解離によ
る生成物は、一種または二種以上のシクロオレフィン単
量体および必要に応じて非共役α−オレフィンまたは単
環オレフィンなどのシクロオレフィン単量体成分と反応
するからである。
解離生成物はシクロオレフィン単量体のノルボルネン基
と優先的に反応して、シクロオレフィン単量体の分子量
を増大する。シクロオレフィン単量9体全量の中での解
離生成物の量は小さく、そして、この少量の解離生成物
は開環重合におけるシクロオレフィン単量体の性能(例
えば、重合率)に事実上悪影響を及ぼさない。
本発明の方法において分子量を高めることができる一種
または二種以上のシクロオレフィン単量体は、下記式I
で表わされる少くとも一種のノルボルネン基を有してお
り、このノルボルネン基は未置換でも置換されていても
よい。
適当なノルボルネン型単量体の具体例としては置換ノル
ボルネンおよび未置換ノルボルネン、ジシクロペンタジ
ェン、ジヒドロジシクロペンタジェン、シクロペンタジ
ェン三量体、テトラシクロドデセンおよび置換シクロド
デセンが挙げられる。
代表的なシクロオレフィン単量体は次式■およびmaで
表わされる。
上式において、nは1であり、RとR1は同一であって
も相違してもよく、水素、ハロゲン、C1%CI2アル
キル基、02〜CI2アルキレン基、C4〜C1□シク
ロアルキル基、06〜C1□シクロアルキレン基および
06〜CI□アリール基の中から選ばれ、また、RとR
1とはこれらが結合せる2つの環炭素原子と一体になっ
てC4〜C+Z飽和または不飽和環状基(該環炭素原子
は環状基中の4〜12個の炭素原子の一部を構成する)
を形成してもよい。
また、弐maの化合物においてn、> 1であるものお
よび゛下記式mbで表わされるシクロオレフィン単量体
も使用できる。
例えば、シクロペンタジェン四量体(n=2)、シクロ
ペンタジェン五量体(n=3)およびヘキサシクロヘプ
タデセン(n=2)が挙げられる。
前記式■および■で表わされる代表的なシクロオレフィ
ン単量体の具体例としては下記の化合物が挙げられる。
2−ノルボルネン(すなわち、ビシクロ〔2゜2.1)
 −2−ヘプテン)、 5−メチル−2−ノルボルネン、 5.6−シメチルー2−ノルボルネン、5−エチル−2
−ノルボルネン、 5−ブチル−2−ノルボルネン、 5−へキシル−2−ノルボルネン、 5−オクチル−2−ノルボルネン、 5−ドデシル−2−ノルボルネン、 5−イソブチル−2−ノルボルネン、 5−オクタデシル−2−ノルボルネン、5−イソプロピ
ル−2−ノルボルネン、5−フェニル−2−ノルボルネ
ン、 5−p−1−ルイルー2−ノルボルネン、5−α−ナフ
チル−2−ノルボルネン、5−シクロへキシル−2−ノ
ルボルネン、5.5−ジメチル−2−ノルボルネン、ジ
シクロペンタジェン(シクロペンタジェンニ量体)、 ジヒドロジシクロペンタジェン(シクロペンテンシクロ
ペンタジェン、共二量体)、 メチルーシクロペンタジェンニ量体、 エチルーシクロペンタジェンニ量体、 テトラシクロドデセン(すなわち、1.2.3゜4 、
4a 、 5 、8 、8a−オクタヒドロ−1,4:
5.8−ジメタノナフタレン、 9−メチル−テトラシクロ[6,2,1,13・b。
02・7〕−4−ドデセン(すなわち、1 、2 、3
゜4.4a、5,8.8a−オクタヒドロ−2−メチル
−1,4:s、s−ジメタノナフタレン)、9−エチル
−テトラシクロ(6,2,1,13=’。
02・7]−4−ドデセン、 9−プロピル−テトラシクロ(6,2,1013・”、
O”=’)−4−ドデセン、9−シクロヘキシル−テト
ラシクロ(6、2。
1.13°”、O”−’)−4−ドデセン、9−デシル
−テトラシクロ(6,2,1,1’・6゜02“7〕−
4−ドデセン、 9.10−ジメチル−テトラシクロ(6、2。
1.13°6.O”=’1−4−ドデセン、9−エチル
−10−メチル−テトラシクロ〔6゜2.1,13°6
,02°7〕−4−ドデセン、9−シクロヘキシル−テ
トラシクロ(6、2。
1 、1’゛’、02・7〕−4−ドデセン、9−クロ
ロ−テトラシクロ(6,2,1,1’“6゜02°7〕
−4−ドデセン、 9−プロモーテトラシクロ(6,2,1,1″°’。
0”’)−4−ドデセン、 シクロペンタジェン三t1、 メチルシクロペンタジェン三量体。
入手し易さからみて最も好ましいシクロオレフィン単量
体はジシクロペンタジェンである。
適度な純度を有するシクロオレフィン単量体を重合に使
用する。不純分は重合を阻害し、単量体から重合体への
重合率を低減せしめる。シクロオレフィン単量体中に存
在する不純分の量は、シクロオレフィン単量体の重合率
が少くとも90%となるに十分低いことが好ましい。9
0%より高い重合率が好ましくは、100%に近い重合
率が最も好ましい。シクロオレフィン単量体の精製する
には常法に従って1留することにより低沸点成分を除去
すればよい。好ましくは、使用するシクロオレフィン単
量体の純度が90%より大であり、最も好ましくは少く
とも99%である。
本発明の方法における原料フィードにはシクロオレフィ
ン単量体以外の成分を含有せしめることができる。例え
ば、非共役アクリル系オレフィン、単環オレフィンおよ
び単環ジオレフィンをシクロオレフィン単量体混合物中
に含有せしめ、加熱し、溶液または塊状重合することが
できる。非共役アクリル系オレフィンの中では、各2重
結合炭素原子に少くとも一つの水素を有し、且つ2〜1
2個の炭素原子を含むものが適当である。特に、2〜8
個の炭素原子を含み且つ末端に2重粘合をもつ非共役ア
クリル系オレフィンが好ましい。これらの非共役アクリ
ル系オレフィンが溶液重合において分子量調節剤として
作用して、共重合体の一部となって共重合体の加工性を
改良することは知られている。加工性がよいことは適宜
加熱したときに混練可能であるかまたは容易に熱可塑性
となることを意味する。適当な非共役アクリル系オレフ
ィンの具体例としては1−ブテン、3−メチル−1−ブ
テン、4−メチル−2−ペンテン、5−エチル−3−オ
クテン、2−ペンテン等が挙げられる。非共役ジオレフ
ィンの中では1.6−ヘキサジエンが好ましく、トリオ
レフインの中では104.7−オクタトリエンが好まし
い。好ましい非共役アクリル系オレフィンには1−ブテ
ンおよび1−ヘキセンのようなα−オレフィンが含まれ
る。
非共役アクリル系オレフィンは通常、アクリル系オレフ
ィン/シクロオレフィンモル比=0.001 : 1〜
約0.5:1、好ましくは約o、o1:i〜0.3:1
の割合で用いられる。
単環モノオレフィンの中では4〜8個の炭素原子を含む
ものが好適である。その具体例としては、シクロブテン
、シクロペンテン、シクロヘプテン、シクロオクテン、
シクロドデセン、シクロデセン等が挙げられる。単環ジ
オレフィンの中ではシクロドデカジエンおよび1,5−
シクロオクタジエンが適当である。これらの単環オレフ
ィン類の量は重合原料フィード中に存在するシクロオレ
フィン単量体合計重量に基づき約20重量%までに限定
することが好ましい。溶液重合においては、アクリル系
α−オレフィンは重合に際して重合原料フィードから得
られる共重合体の分子量を低減するが、上記の単環オレ
フィン類は共重合体の分子量を低減することはない。
原料フィード中には常用される変性剤、充填剤、耐衝撃
改良剤、難燃化剤等を配合することができる。重合触媒
と助触媒は加熱する間はシクロオレフィン単量体中に存
在せしめずに、加熱の後に加えることが好ましい。加熱
後に、触媒または助触媒は、その両者を存在させること
はできないがゲル化または重合を生起しない限り存在せ
しめることができる。所望ならば、本発明の方法で処理
した2つの別々のシクロオレフィン単量体混合物の一方
に触媒を加え、他方に助触媒を加え、両者を混合して完
全な触媒/助触媒系を完成したうえ重合を開始すること
ができる。溶媒を使用しないときは2成分系の塊状重合
となる。
供給原料の所望な重合の種類によっては、異なる触媒/
共触媒を加熱後に加えてもよい。開環重合が大量に起こ
る場合には、好ましい触媒は溶液開環重合に好ましいも
のとは異なる。溶液重合を意図する場合には、シクロオ
レフィンモノマーは反応の前に好適な溶媒に可溶化して
触媒/共触媒をその時点で好都合に加えることができる
ので、触媒と共触媒とはシクロオレフィンモノマーに存
在する必要はない。
開環溶液重合のためには、触媒はモリプデート若しくは
タングステートからなるのが好ましく、助触媒はジアル
キルアルミニウムハロゲン化tl、アルキルアルミニウ
ムジハロゲン化物、アルキルアルコキシハロゲン化物ま
たはトリアルキルアルミニウムとヨウ素源との混合物か
らなるのが好ましい。これらの成分のいずれも、本発明
の目的を妨げることなくシクロオレフィンモノマーに存
在することができる。
有用なモリブデートおよびタングステートの例には、塩
化物、臭化物、ヨウ化物およびフッ化物のようなハロゲ
ン化物がある。このようなハロゲン化物の具体例には五
塩化モリブデン、六塩化モリブデン、五臭化モリブデン
、大奥化モリブデン、五ヨウ化モリブデン、六フッ化モ
リブデン、六塩化タングステン、六フッ化タングステン
等がある。
その他の代表的な塩には、アセチルアセトネート、硫酸
塩、リン酸塩、硝酸塩等の塩がある。塩の混合物を用い
ることもできる。重合の結果について、更に好ましい塩
はハロゲン化モリブデン、具体的にはMoc l 、の
ような五ハロゲン化モリブデンである。
開環溶液重合の共触媒の具体例にはアルキルアルミニウ
ムハロゲン化物、例えばジエチルアルミニウムヨウダイ
ト、エチルアルミニウムジヨウダイト、プロピルアルミ
ニウムジヨウダイトおよびエチルプロピルアルミニウム
ヨウダイトおよびトリエチルアルミニウムと元素状ヨウ
素との混合物がある。
開環溶液重合にはモリブデン若しくはタングステン塩は
一般的には総七ツマー1モル当たす約0.01〜約50
ミリモル、好ましくは総モノマー1モル当たり約0.5
〜約10ミリモルの水準で用いられ、上記有機アルミニ
ウム化合物は一般的には有機アルミニウム化合物のモリ
ブデンおよび/またはタングステン塩(類)に対するモ
ル比が約10/1〜約1/3、好ましくは約5/1〜約
3/1で用いられる。容液重合の触媒と共触媒は、両方
とも加熱後で且つ重合の時点で添加される。
シクロオレフィンモノマーの塊状重合を意図する場合に
は、本発明の方法によってシクロオレフィンモノマーを
処理した後触媒または共触媒を添加するのが最も好都合
であることがある。しかしながら、これらの化合物が分
解せず且つ異性化、重合またはその他の好ましくない反
応を起こさない時には、本発明の方法による処理中に存
在してもよいことが認められる。
塊状重合触媒の例には、下式 %式%() (式中、0は酸素であり、Mはモリブデンまたはタング
ステンであり、Xおよびyは原子価をモリブデンについ
ては+6、タングステンについては+6および酸素につ
いては−2とした場合の分子中のタングステン/モリブ
デンと酸素原子との数であり、R2とR″′基は同じま
たは異なり、水素、1〜20個の炭素原子を有するアル
キルおよびアルキレン基および5〜16個の炭素原子を
有するシクロ脂肪族基から選択される)を有する有機ア
ンモニウムモリブデン酸塩およびタングステン酸塩があ
る。R2とR3基との総てが水素となることは出来ずま
た炭化水素およびほとんどの有機溶媒に本質的に不溶性
の分子を生じる程炭素原子の数が少なくなることもでき
ない。有機アンモニウムモリブデン酸塩およびタングス
テン酸塩の更に詳細な説明は、本発明と同じ譲受人に上
とされた米国特許第4.426.502号明細書に見ら
れるが、詳細は上記特許明細書を参照されたい。好適な
有機アンモニウムモリブデン酸塩およびタングステン酸
塩の具体例にはトリドデシルアンモニウムモリブデート
およびタングステート、メチルトリカプリルアンモニウ
ムモリブデートおよびタングステート、トリ(トリデシ
ル)アンモニウムモリプデートおよびタングステート、
およびトリオクチルアンモニウムモリプデートおよびタ
ングステートがある。
シクロオレフィンモノマー内にこれらの塊状重合触媒ま
たは共触媒が存在しても、これらが分解し且つ異性化、
重合またはその他の望ましくない反応を生じないならば
、高分子量シクロオレフィンモノマーを提供する本発明
の目的を妨げないようにすべきである。触媒または共触
媒の量は、−船釣には引き続く塊状重合反応と所望な生
成物必要によって決まる。
塊状重合に用いられる共触媒の例は、式(R’O)、R
’b AlXeを有するアリールオキシアルキルアルミ
ニウムハロゲン化物およびアルコキシアルキルアルミニ
ウムハロゲン化物であり、但し、R4は約1〜18個、
好ましくは2〜4個の炭素原子を有するアルキル若しく
はフェニル基であり、R5は1〜18個、好ましくは2
〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、Xは塩素
、ヨウ素、臭素およびフッ素、好ましくは塩素およびヨ
ウ素から選択されるハロゲンであり、「a」はアルコキ
シまたはアリールオキシ基の当量数であり、約0.5〜
約2.5、好ましくは約1〜約1.75まで変化するこ
とができ、rl)」はアルキル基の等置数であり、約0
.25の最小値から約2の最大値まで、好ましくは約0
.5から約1まで変化することができ、「c」はハロゲ
ンの等置数であり、約0.5の最小値から約2の最大値
まで、好ましくは約0.75から約1.25まで変化す
ることができ、aとb(!:Cとの和は3.0に等しく
ならなければならない。
塊状重合のために、モリブデン酸もしくはタングステン
酸またはそれらの混合物は一般に合計シクロオレフィン
モノマー1モルあたりモリブデンもしくはタングステン
約0.01〜50ミリモル、好ましくは0.1−10ミ
リモル使用する。モリブデン酸及び/またはタングステ
ン酸有機アンモニウムに対するアルキルアルミニウムハ
ライドのモル比は臨界的でなく、モリブデンもしくはタ
ングステンに対するアルミニウムの比で約200二1〜
約1:10の範囲、好ましくは10:1〜2:lとする
ことができる。
高分子量シクロオレフィンモノマーを提供する本発明の
目的を損わない限り、常用の添加剤をシクロオレフィン
モノマー中に包含させることができる。これらの常用の
添加剤はエチル(8thyl)33Q、ヒンダードフェ
ノール抗酸化剤等の抗酸化剤;5hell Chemi
ca1社によって提供されるKraton系(一般にス
チレン−ブタジェン−スチレンブロックコポリマーであ
る)等の耐衝撃性改良剤−酸化アンチモン及び有機ハラ
イド〔デカグロモジフェニルエーテル〕等の難燃剤;ガ
ラスもしくは炭素繊維等の充填材;二酸化チタン等の顔
料;等を包含する。存在させる各添加剤の量は仕上げた
重合ポリマーに目的とする添加剤効果を与える量である
ことが好ましい。
重合供給原料として使用するのに適当な純度の1以上の
シクロオレフィンモノマーの1容量を得たら、これを、
これらのモノマーの一部を解離させて、解離産物とそこ
にある成分とを反応させるに十分高い温度に加熱する。
シクロオレフィンモノマーの触媒によってシクロペンタ
ジェン単位が生じ、これが残りのシクロオレフィンモノ
マー上のノルボルネン構造と反応するものと考えられる
解離産物はその1容量のシクロオレフィンモノマー中の
他の成分とも反応する。これは、もしあってもはるかに
少ない程度に、常用の添加剤、すなわち難燃剤、耐衝撃
性改良剤等(これらは重合供給原料を提供する1容量の
シクロオレフィンモノマー中に包含される)と共の、単
環オレフィン、非環式オレフィンを包含する。
1容量のジシクロペンタジェンモノマーについての使用
に好ましい温度範囲は130〜200″Cである。
もっとも好ましくは、ジシクロペンタジェンモノマーの
温度は約140〜175℃である。
該容量のシクロオレフィンモノマーは高めた温度で少な
くとも約0.25時間、好ましくは約1〜24時間維持
する。解離及び反応の程度は用いた時間及び温度によっ
て変わる。高温にするほど解離は急激になり、供給原料
中のより高い分子量のシクロオレフィンモノマーの両分
を増加させる加熱時間が短くなる。
解離の程度は温度または高温への暴露時間をコントロー
ルすることによってコントロールできる。
極端な場合にはもとのシクロオレフィンモノマーの95
%もが解離し、解離産物が反応して新規種を生成するこ
とができる。もとのシクロオレフィンモノマーの約5〜
50重量%を解離し、反応させることは、好ましい範囲
の温度で比較的短時間保持することによって全く容易に
行うことができる。
ジシクロペンタジェンをシクロオレフィンモノマーとし
て用いる場合にはより高い分子量のシクロオレフィン産
物は減少する濃度でトリシクロペンタジェン、テトラシ
クロペンタジェン、ペンタシクロペンタジェン等を優勢
的に包含する。ジシクロペンタジェンを出発原料とし、
加熱時間を12時間より少なくする場合にはペンタシク
ロペンタジェンを越える重合度を有する樹脂状のシクロ
オレフィンモノマーも予想されるが、低濃度のため検出
困難である。
エチリデンノルボルネンはジシクロペンタジェンとの重
合反応に用いるふつうのコモノマーであり、ジシクロペ
ンタジェン液体を室温に維持するのを助ける。存在する
場合エチリデンノルボルネンは解離し及び/または解離
産物と反応してより高分子量のシクロオレフィンモノマ
ーを生ずる。
エチリデンノルボルネンからの典型的産物はエチリデン
テトラシクロドデセン、エチリデンヘキサシクロヘプタ
デセン等を包含する。加熱時間が12時間より短い場合
には存在する量が少ないのでエチリデンヘキサシクロヘ
プタデセンを越えるエチリデンノルボルネンホモログは
検出困難である。
該容量のシクロオレフィンモノマー中に存在する普通の
α−オレフィンはスチレンであって、ジシクロペンタジ
ェンを含有する重合供給原料中にフェニルノルボルネン
、フェニル−テトラシクロドデセン、フェニル−ヘキサ
シクロヘプタデセン等を生成する。
すべての生成物がもとのシクロオレフィンモノマーより
高い分子量のものである訳ではない。単環オレフィン及
び非環式α−オレフィンが存在する場合、シクロペンタ
ジェンの反応によって新規なシクロオレフィンモノマ一
種が生成する。これらのモノマーは、シクロペンタジェ
ンの反応を続けることができるなら結果として出発物質
より高い分子量を達成できるであろう。例えば、重合供
給原料中にジシクロペンタジェンと共に1.4−ブタジ
ェンが存在するならば、ジシクロペンタジェンより低い
分子量のビニルノルボルネンが生成するであろう。この
ビニルノルボルネンは反応を続けてジシクロペンタジェ
ンより高い分子量のビニル−テトラシクロドデセン、ビ
ニル−ヘキサシクロヘプタデセン等を生成するであろう
本発明方法によって得られる供給原料はもとの出発物質
より高い分子量のシクロオレフィンモノマーを含有する
。かかる供給原料はより高い熱変形温度及びより高いガ
ラス転移温度を有するポリマーを提供するであろう。本
発明によって提供される供給原料は溶液もしくは塊状法
での開環重合のために用いることができる。典型的な塊
状重合は反応射出成形(RIM) 、樹脂トランスファ
ー成形(RTM)及び液体射出成形(liquid 1
njection mold−ing) (LIM)技
術を包含する。
本発明はまた開環重合生成物を生成するための方法を提
供する。これらの方法は重合に適した純度の、1容量の
1以上のシクロオレフィンモノマを提供し、これを加熱
して、一部解離させ、解離産物を反応させてより高い分
子量のシクロオレフィンモノマーを生成させる工程を包
含する。早い時期でのポリマー生成を防ぐため、加熱は
重合触媒系の不存在下に行うことが重要である。
本発明の重合法には塊状重合法が含まれ、そこでは少な
くともl容量のシクロオレフィンモノマーの加熱と、そ
れに続く塊状重合触媒及び塊状重合助触媒の添加によっ
て反応性液混合物が生成する。別法として、加熱した1
容量以上のシクロオレフィンモノマーから、触媒を含有
するものと、助触媒を含有するものとの2つの別の液混
合物を生成させることができる。加熱した容量のシクロ
オレフィンモノマーは好ましくは触媒及び/または助触
媒を添加する前に冷却する。
反応性液混合物が生成したら、開環重合を開始させるに
十分高い温度に維持した型に装入する。
触媒と助触媒が別々の液混合物中に存在する場合には、
これらを混合してから型に装入する。これらの別々の液
混合物の混合は前もって十分に行うか、または別々の液
混合物の型への装入と同時に行う。加熱した容量のシク
ロオレフィンは、液混合物または反応性液混合物を生成
させるために触媒および/または助触媒を加える際、シ
クロオレフィンモノマーを解離させるに必要な温度とな
っていてはならない。
適当な触媒は前述のモリブデン酸アンモニウム及びタン
グステン酸アンモニウムであり、適当な助触媒は塊状重
合に適当とされるアルキルアルミニウムハライドである
。適当な成型温度は25〜150℃である。塊状重合の
結果得られるポリマーはその中で反応が起こる型の形と
なる。これらの生成物は意図された適用に本質的に適合
している。
すなわち生成物は器具ケース、自動車フェンダ−または
多くの工業上もしくは自動車用途の1つの型になってい
る。
本発明の重合方法は溶液技術による開環重合生成物の製
造方法を包含する。これらの方法はシクロオレフィンモ
ノマーの分子量を増加させる方法に関し上述した調製及
び加熱工程を包含する。目的とする分子量の増加が得ら
れたら、加熱した容量のシクロオレフィンモノマー、開
環重合触媒及び1以上の有機溶媒を含有する溶液を生成
させる。
塊状重合法の場合と同様、触媒系を添加する際、加熱し
た容量のシクロオレフィンモノマーはシクロオレフィン
モノマーを解離し、反応してモノマー溶液を生成するに
必要な温度となっていてはならない。該容量のシクロオ
レフィンモノマーは触媒、助触媒及び溶媒の添加に先立
って冷却することができる。溶液法に適当な開環重合触
媒は上述のモリブデン及びタングステン塩を包含し、適
当な助触媒は上述のアルコキシアルキルアルミニウムハ
ライド、アルキルアルミニウムハライド及びアリールア
ルミニウムハライドを包含する。
溶液重合に適当な溶媒は炭素数4〜10の脂肪族及び脂
環式炭化水素、例えばシクロヘキサン、シクロオクタン
等;炭素数6〜14で液状のもしくは容易に液化される
芳香族炭化水素溶媒、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン等;及び置換基が不活性である置換炭化水素、例え
ばジクロロメタン、クロロホルム、クロロベンゼン、ジ
クロロベンゼン等を包含する。
溶液重合供給原料への触媒の添加は溶媒の使用によっ、
て助けることができる。モリブデン及びタングステン塩
について好ましい溶媒は少なくとも1つの、飽和のカル
ボン酸もしくはジカルボン酸のアルキルエステルを包含
する。適当な、飽和カルボン酸もしくはジカルボン酸ア
ルキルエステルは典型的には2〜5の炭素原子及びOも
しくは1の臭素もしくは塩素原子を含み、ギ酸メチル、
ギ酸エチル、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、ク
ロロギ酸ブチル、クロロギ酸ブチル、酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n−プロピル、ブロモ
酢酸メチル、ブロモ酢酸エチル、プロピオン酸エチル、
プロピオン酸メチル等が例示される。酢酸エチルを用い
て優れた結果が得られる。上述のエステル溶媒と組み合
わせて補助溶媒を用いることができることが注記される
反応溶液が得られたら、これを開環重合を開始させるに
十分高い温度に加熱する。一般に開環重合温度は約10
〜約100℃で行うが、−11Qには約25〜45℃で
特に良好に進行する。この重合はエタノール等のアルコ
ール、ジエチルアミン、アルカノアミン等のアミン、ま
たは酢酸等のカルボン酸、等を添加して短時間で停止さ
せることができる。
溶液重合の結果、生成したポリマーはアルコール(例え
ばメタノール、エタノール、イソプロパツール)を用い
る凝固及び沈殿化、スチームもしくは熱水ストリッピン
グ等の公知の方法によって単離することができる。ポリ
マーを回収し、さらに水またはアルコールで洗浄し、乾
燥することができる。
触媒成分とシクロオレフィンモノマーの混合は窒素等の
不活性雰囲気中、空気もしくは水の実質的不存在下に行
うのが好ましい。重合はバッチ式でまたは連続操作で行
うことができ、反応温度により要求される圧力でモノマ
ー及び溶媒を液状に保つのに十分な圧力下に行う。選ば
れた特定のエステル溶媒系は用いる反応条件下に液状で
なければならない。
溶液もしくは塊状重合反応において重合活性化剤を用い
ることができる。重合活性化剤の例は水、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコ
ール、フェノール、メチルメルカプタン、2−クロロエ
タノール、1,3−ジクロロプロパツール、p−ブロモ
フェノール、エビクロロヒドリン、エチレンオキサイド
、シクロペンテン−2−ヒドロパーオキシド、クミル−
ヒドロパーオキシド(cumyl−hydropero
xide) 、ターシカリープチルパーオキシド、ベン
ゾイルパーオキシド、及び空気もしくは酸素を包含する
。優れた活性化は活性化剤として空気、パーオキシドま
たはヒドロパーオキシドを用いて、特にベンゾイルパー
オキシド等の有機パーオキシドを用いて得られる。この
活性化剤は有機アルミニウム化合物モルあたり約3モル
より少ない、好ましくは1モルより少ない量使用するの
が好ましい。
本発明はまた本発明の塊状重合及び溶液重合によって生
産されるコポリマーを含有する組成物を包含する。特に
興味深いものは種々のシクロオレフィンモノマーを含有
する開環重合ポリマーである。例えば、約75重量%の
ジシクロペンタジェン、約20重量%のシクロペンタジ
ェントリマー及び約2%の他の「高分子量」モノマーを
含有するポリマーが、一般に180℃を越えるガラス転
移点を示すということから特に興味深い。これはジシク
ロペンタジェンホモポリマーのガラス転移点(160℃
)より有意に高い。本発明のポリマーは典型的には、可
溶性である場合、約0.2〜約10、より一般的には約
0.3〜約2の希釈溶液粘度(DSV)を有する高分子
量生産物である。希釈溶液粘度は以下の式を用いて得ら
れる値を意味する:DSV=ffin(↓/ to) 
/ c式中、toはトルエン流れ時間(flo賀tim
e) 、↓はトルエン中のポリマー溶液の流れ時間(両
者ともオストワルドーフェンスキー粘度計を用いてトル
エン中25℃で測定)、互はポリマー溶液の濃度(25
℃での、トルエンdあたりのポリマーのg)である。D
SVは分子量の目安とされ、di/gで表示される。
本発明の溶液重合法によって生産されるコポリマー生成
物は耐衝撃性改良剤、抗酸化剤、難燃剤、顔料等とブレ
ンドすることができる。塊状重合によって得られるもの
は一般に最終形態であり、添加剤は重合前に導入せねば
ならない。
本発明の組成物はシクロオレフィン単量体類から導かれ
る開環重合せる重合体からなる組成物であって、この単
量体類の一部は次式IおよびIIからなる群から選ばれ
た式で表わされる一種または二種以上の樹脂状シクロオ
レフィン単量体である。
I           If 上記式Iにおいて、nは、1〜10の全数であって、開
環重合せる重合体中の式Iで表わされる樹脂状シクロオ
レフィン単量体単位全体のnの平均値は1より大であり
、また、式■において、mおよびm′はいずれも1〜9
の全数であって、両者は同一であっても相違してもよく
、いずれの樹脂状シクロオレフィン単量体においても(
m+m’ )は10未満であり、開環重合せる重合体中
の式■で表わされる樹脂状単量体単位全体の(m+m’
)の平均値は2より大きい。式Iにおいて、nが2また
はそれ以上の場合、式■中のAおよびBは、同一であっ
ても相違してもよく、両者は水素、ハロゲン、炭素数1
〜12のアルキル基、炭素数2〜12のアルキレン基、
未置換または置換基を有する炭素数6〜20のアリール
基、および未置換または置換基を有する炭素数6〜20
の飽和または不飽和シクロアルキル基から選ばれるか;
または、AとBおよびこれらが詰合せる2つの環炭素原
子とが一体となって、炭素数4〜12の不飽和または飽
和環状基を構成する。式lにおいて、nが1の場合、A
とBおよびこれらが詰合せる2つの環炭素原子とが一体
となって、炭素数4〜12の不飽和または飽和環状基を
構成する。
AとBを表わすハロゲンの中では塩素と臭素が好ましい
。AとBを表わすアルキル基の中では炭素数1〜4の分
枝および直鎖アルキル基が好ましい。AとBを表わすア
ルキレン基の中では2〜3個の炭素原子を有するものが
好ましく、また、置換または未置換アリール基の中では
、スチレンまたは置換スチレンのビニル基とシクロペン
タジェン構造とのディールス・アルダ−反応により生成
するラジカルが好ましい。シクロアルキル基および置換
シクロアルキル基の中では不飽和炭素原子をもつもの、
特にシクロヘキセンが好ましい。
式■中のAとBが、これらが結合せる2つの環炭素原子
と一体となって飽和または未飽和環状基を形成する場合
、AとBは2つの不飽和炭素原子を有するシクロペンテ
ン基を形成することが好ましい。このような構造体はシ
クロペンタジェンのディールス・アルダー二量化、三量
化などによって得られる。
樹脂状シクロオレフィン単量体は、分子量が高く、且つ
分離すると樹脂特性を示す点で特異なシクロオレフィン
単量体である。最も好ましい樹脂状シクロオレフィン単
量体は式■および下記式■。
■および■で表わされるものである。
III       IV       V上式におい
て、nは1〜10の全数であって、式1[1,IVおよ
び■で表わされる樹脂状シクロオレフィン単量体全体の
nの平均値は1より大きいが約6より小さく、Rおよび
R1は同一であっても相違してもよく、これらは水素、
炭素数1〜4のアルキル基および炭素数2〜4のアルキ
レン基から選ばれる。樹脂状シクロオレフィン単量体の
重合度は10以下であることが好ましい。重合度が高い
と重合体製造時に溶解性が乏しい点で問題となる。
式■および■中の全数n、mおよびm′は本発明で用い
る樹脂状シクロオレフィン単量体の重合度を規定する。
これらの数値の範囲は1〜10であるが、シクロペンタ
ジエン・トリマーを単独で重合した場合より高分子量の
重合体が得られるようnの平均値は1より大きく、また
、和(m+m’ )の平均値は2より大きい。
nの値を1より大きく、かつ、(m+m’ )の値を2
より大きくするには樹脂状単量体の一部はシクロペンタ
ジエン・トリマーより高位に重合されなければならない
。シクロペンタジエン・トリマーが使用する樹脂状単量
体の実質的部分を構成することができる。シクロペンタ
ジエン・トリマーは、式Iにおいて、AとBとが不飽和
シクロペンタジェン環を構成し、n=1である場合に相
当する。シクロペンタジエン・トリマーは、また、式■
においてmおよびm′がともに1 (m+m’=2)で
ある場合に相当する。より高分子量の重合体を得るには
、シクロペンタジエン・トリマーを、より大きなnおよ
び(m+m’ )を有するシクロペンタジエン・テトラ
マーおよびペンタマーなどとトリマー共重合することが
できる。最も好ましくは、共重合体中の樹脂状シクロオ
レフィン単量体単位全体中のnの平均値が1より大きく
、2以下の範囲であり、(m+m’ )の平均値が約2
〜3の範囲である。このような重合度を有する樹脂状単
量体を用いると、最終重合体の熱変形温度が向上し、ま
た、重合媒体への溶解性低下という問題を実質的に生じ
ない。
得られる共重合体中の樹脂状シクロオレフィン単量体の
好ましい量は合計単量体に対し約5〜45重量%の範囲
内に入り、生成された共重合体中に存在する合計シクロ
オレフィン単量体に対し約15〜30重量%が最も好ま
しい。このような量はジシクロペンタジェンの如き通常
のシクロオレフィン単量体に所望の熱変形温度の上昇を
得える。
樹脂状シクロオレフィン単量体は、ディールス・アルダ
−反応によるシクロペンタジェンのプレポリマー化によ
り得ることができる。このような反応は触媒なしに進行
でき、熱の適用により促進される。また、所定容量のジ
シクロペンタジェンの加熱はプレポリマー化を与え、樹
脂状シクロオレフィン単量体を生成する。このような樹
脂の生成例を表1に示す。
開環重合せる゛重合体中に混入される樹脂状シクロオレ
フィン単量体の量は該重合体中の合計重量を基準として
少くとも約5重量%である。5重量%を越える量がガラ
ス転位温度の著しい上昇を与えるのに望ましい。これら
の樹脂状単量体の単独重合体、特に式I (式中、nは
2〜5である)の単独重合体が含まれ、それ散型合体を
生成するのに使用される樹脂状シクロオレフィン単量体
の量は合計のシクロオレフィン単量体に対し100重鼠
%位に高くてもよい。合計シクロオレフィン単量体に対
し50重量%を越えるときは、溶液重合により製造する
場合に架橋により加工性に劣る重合体を与え得る。反応
射出成形による塊状重合に関して、重合は所望の生成物
の形状の型中で起こり、それ故架橋はそれが起こる時に
何ら問題を生じない。
濠−一七 99.8%    72    18     4.0
     −*IDCPDはジシクロペンタジェンであ
る。
トリーCPD 、テトラ−CPD 、ペンタ−CPDは
夫々シクロペンタジェン三量体、四量体及び三量体であ
る。
樹脂状シクロオレフィン単体量の混合物が得られること
が留意される。プレポリマー化はシクロペンタジェン三
量体(n=1)を越える重合度をもつシクロオレフィン
単量体を得るように制御し得る。一般に、使用される温
度が高い程、加熱時間が長くなり重合度が大きくなる。
このようなシクロペンタジェン及びジシクロペンタジェ
ンのプレポリマー化は上記の式■及び式■の構成を生じ
る。式■の構造は少くとも三つのシクロペンタジェン基
を含み鎖生長がこの構造のいずれかの末端で続いてもよ
く、あるいは両末端で続いてもよい。
シクロペンタジェンから得られる式■の構造に関して、
鎖生長は分子中のノルボルネン基で起こる。
式■に一致する構造の形成は式■に一致する構造の形成
よりも速く起こり、優勢な生成物は式■に一致する。
選択されたオレフィンとの反応を可能にして式Iに一致
する残存の樹脂状シクロオレフィン単量体を与えるのは
シクロペンタジェン構造である。
これらの選択されたオレフィンはディールス・アルダ−
反応により反応して追加の環構造を形成する。A及びB
の範囲内の基の幾つかの同定はシクロペンタジェン環と
反応するのに選択されるオレフィンにより決定される。
例えば、オレフィンがエチレンである場合には、A及び
Bは共に水素であり、オレフィンがスチレンである場合
には、Aは水素でありBはフェニルである。その他の通
常のオレフィンはブテン、プロピレン、ブタジェン、ペ
ンテン−1、ビニルシクロヘキセン及びイソペンテンで
ある。これらのオレフィンはプレポリマー化の前、後ま
たはその間のいずれかでシクロペンタジェンと反応させ
られてもよい。オレフィンはプレポリマー化中にシクロ
ペンタジェンと反応するように液状であることが好まし
い。これはオレフィンをジシクロペンタジェンとシクロ
ペンタジェンとの混合物に添加し、該混合物を加熱する
ことにより達成し得る。シクロペンタジェンとジシクロ
ペンタジェンとの混合物とオレフィンとのプレポリマー
化の一例を表2に示す。表2に示された試料中に使用さ
れたオレフィンはスチレンである。初期の組成はシクロ
ペンタジェンを含まなかった。加熱によるジシクロペン
タジェンの解離がシクロペンタジェンを与える。
95 5  76  15.9   1.2   5.
6   1.085 15  74  6.0   0
.2  14.0   0.7* I  0CPD=ジ
シクロペンタジエン* 2  ) +J−CPD=シク
ロペンタジェン三量体テトラ−cpo =シクロペンタ
ジェン四量体 *3 スチリル−TD=フェニルテトラシクロドデセン *4 スチリル−HH−フェニルヘキサシクロヘプタデ
セン 表1に示すプレポリマー化について、スチレン含量が少
ない場合には主生成物はシクロペンタジェン三量体であ
る。しかしながら、スチレン含量が増加すると反応混合
物(スチリル=TD、スチリルーHH)の一部がスチレ
ンとの反応により得られ実質的に増加する。スチリル−
TD (フェニルテトラシクロドデセン)は本明細書に
特定されるような樹脂状単量体ではないことに留意され
たい。
樹脂状シクロオレフィン単量体と共重合されるシクロオ
レフィン単量体は下記の式■及び式■に一致する二環式
単量体及び四環式単量体であることが好ましい。
(式中、R2及びR3は水素、ハロゲン、01〜C1□
アルキル基、02〜CI!アルキリデン基を含む02〜
C1□アルキレン基、C,−C,。シクロアルキル基、
06〜C2゜シクロアルキレン基及びC6〜C2゜アリ
ール基から独立に選ばれ、またはR2及びR3は一緒に
なってこれに連結されている二つの環炭素原子とともに
飽和もしくは不飽和の炭素数4〜12個の環式基を形成
する) 二つの環炭素原子は環式基の4〜12個の一部に寄与し
その一部を形成する。それ故、R2及びR3は一緒にな
って2個の炭素原子をシクロブテン構造を形成するのに
寄与することのみ必要とする。
式■及び式■に一致する更に通常のシクロオレフィン単
量体は下記のものを含む。
2−ノルボルネン、 5−メチル−2−ノルボルネン、 5.6−シメチルー2−ノルボルネン、5−エチル−2
−ノルボルネン、 5−エチリデン−2−ノルボルネン、 5−ブチル−2−ノルボルネン、 5−へキシル−2−ノルボルネン、 5−オクチル−2−ノルボルネン、 5−ドデシル−2−ノルボルネン、 5−イソブチル−2−ノルボルネン、 5−オクタデシル−2−ノルボルネン、5−イソプロピ
ル−2−ノルボルネン、5−フェニル−2−ノルボルネ
ン、 5−P−トルイル−2−ノルボルネン、5−α−ナフチ
ル−2−ノルボルネン、5−シクロへキシル−2−ノル
ボルネン、5.5−ジメチル−2−ノルボルネン、ジシ
クロペンタジェン(即ちシクロペンタジエンニ量体)、 ジヒドロジシクロペンタジェン(即ちシクロペンテンー
シクロペンタジ再ン共二量体)、メチルーシクロペンタ
ジエンニ量体、 エチルーシクロペンタジエンニ量体、 テトラシクロドデセン、 9−メチル−テトラシクロ(6,2,1,13°6゜o
2.7)ドデセン−4、(即ちメチル−テトラシクロド
デセン)、 9−エチル−テトラシクロ(6,2,1,1’・6゜0
2″7) ドデセン−4、(即ちエチル−テトラシクロ
ドデセン)、 9−プロピル−テトラシクロ(6,2,1013+ h
、 02°7) ドデセン−4,9−ヘキシル−テトラ
シクロ(6,2,1013・6,02・7) ドデセン
−4,9−デシル−テトラシクロ(6,2,1,13°
6゜021) ドデセン−4, 9,10−ジメチル−テトラシクロ(6、2。
1.13°6,02°7) ドデセン−4,9−メチル
、10−エチル−テトラシクロ(6゜2.1.1’°6
.Q2+7)  ドデセン−4,9−シクロヘキシル−
テトラシクロ(6、2。
1.13・6,02゛?)  ドデセン−4,9−クロ
ロ−テトラシクロ(6,2,1,13=’。
021) ドデセン−4, 9−プロモーテトラシクロ(6,2,1,1’′’。
02°7) ドデセン−4, 9−フルオロ−テトラシクロ(6,2,101’゛’ 
O”’ )  ドデセン−4,9−イソブチル−テトラ
シクロ(6,2,1013・6.02・7) ドデセン
−4,9,10−ジクロロ−テトラシクロ[6、2。
1 、B”、0”°7) ドデセン−4゜式■及び■の
最も好ましいノルボルネン系単量体はジシクロペンタジ
ェン、5−メチル−2−ノルボルネン、5−エチリデン
−2−ノルボルネン、5−フェニル−2−ノルボルネン
、9−メチル−テトラシクロ(6,2,1,1’°60
2°マ) ドデセン−4、(即ちメチル−テトラシクロ
ドデセン)並びにフェニル及びエチリデニル置換テトラ
シクロドデセン及びヘキサシクロヘプタデセンを含む。
樹脂状及び非樹脂状の両者のシクロオレフィン単量体の
混合物が所望により使用し得る。共重合体中に混入され
るシクロオレフィン単量体の比率は反応混合物中のシク
ロオレフィン単量体の比率に近似する。それ故、テトラ
シクロドデセン対5−メチル−2−ノルボルネンの2対
1の比率が類似する比率の単量体単位を有する重合体を
与える。
また非共役の非環式オレフィン、単環式オレフィン及び
単環式ジオレフィンが本発明に使用される樹脂状のシク
ロオレフィン単量体と共重合されてもよい。非共役非環
式オレフィンの中で、少くとも一つの末端二重結合の炭
素原子を有し2〜12個の炭素原子を含有するものが好
適である。
これらは1−オレフィン即ちα−オレフィンである。こ
れらの非共役非環式オレフィンは2〜8個の炭素原子を
含むことが好ましい。これらの非共役非環式オレフィン
は分子量改質剤または溶液重合体の希釈剤として作用す
ることが知られている。
この鎖停止反応はそれらが一部1、なる共重合体の加工
性を助けることができる。容易に加工し得るという用語
は混練可能であることを意味し、さもなくば適当な加熱
により容易に熱可塑性であることを意味する。好適な非
共役非環式モノオレフィンの例は1−ブテン及びヘキセ
ン−1,3−メチル−1−ブテン、4−メチル−2−ペ
ンテン、5−エチル−3−オクテン、2−ペンテン等を
、含む。1−オレフィンが好ましい、。非共役ジオレフ
ィンの中で、1,6−へキサジエンが好ましくトリオレ
フインの中で、1,4.7−オクタトリエンが好ましい
。好ましい非共役非環式モノオレフィンはl−ブテン及
びl−ヘキセンを含む。非共役非環式モノオレフィンは
典型的には約0.0001 :1ん約O,S:t、好ま
しくは約0.01:1〜0.3:lの非環式オレフィン
対環式オレフィンのモル比で使用される。
溶液中でつくられる重合体生成物、二元重合体生成物、
三元共重合体生成物及び四元共重合体生成物に関して、
非環式オレフィン単量体の混入が通常必要とされる。何
となれば反応生成物は通常混練、押出等の追加の処理工
程を必要とするからである。非環式オレフィン単量体が
重合生成物を加工可能な分子量に調節するのに使用され
る。
RIM(反応射出成形) 、RTM(試薬トランスファ
ー成形)及びLIM(液体射出成形)等の如き塊状重合
法に関して、非環式オレフィンの混入は必要とされず、
所望されないことすらあり得る。何となれば非環式オレ
フィンは通常生成物中に全く混入されず、しかも可塑剤
として作用することにより重合生成物の性質に悪影響を
及ぼすかあるいは生成物の表面に望ましくない程移行(
浸出)するからである。またこれらの混入されない非環
式オレフィンは生成重合体のガラス転移温度を低下し、
かくして熱変形温度を低下する。
単環式モノオレフィンの中で、4〜8個の炭素を含むも
のが好適である。例はシクロブテン、シクロペンテン、
シクロヘプテン、シクロオクテン、シクロドデセン、シ
クロデセン等を含む。単環式オレフィンの中で、シクロ
ペンタジェン、シクロドデカジエン及び1.5−シクロ
オクタデセンが好適である。開環重合共重合体を得るの
に使用される合計シクロオレフィン単量体に対してこれ
らの単環式オレフィンを約20重量%に制限することが
好ましい。このような単環式オレフィンの使用は、共重
合体中のシクロオレフィン単量体の大半が二環式単量体
及びそれ以上の多環式単量体である場合に得られる共重
合体のガラス転移温度を低下する。
得られる重合体の共重合体の構造の正確な性質は充分理
解されていないが、下記の式■に示される1、3−シク
ロペンタンビニレン反覆構造を得るためにノルボルネン
基により重合される線状の不飽和共重合体であるものと
思われる。ここで04及びC5炭素原子はA′及びB′
として表わされる、使用されたシクロオレフィン単量体
の残存置換基に結合される。A′及びB′がジシクロペ
ンタジェンをもつような環式オレフィンである場合には
、分岐または架橋が起こることがある。ペンダント不飽
和のその他の型が分岐及び架橋を導き得る。
本発明の共重合体は溶液法または塊状重合法のいずれか
により調製し得る。溶液法により共重合体を調製するの
に好ましい触媒は(1)モリブデンまたはタングステン
の塩及び(2)ジアルキルアルミニウムヨーシトの如き
ジアルキルアルミニウムハライド、アルキルアルミニウ
ムシバライドまたはアルキルアルコキシハライドまたは
トリアルキルアルミニウム化合物とヨウ素源との混合物
を含む。
有用なモリブデン塩及びタングステン塩の例は、塩化物
、臭化物、ヨウ化物及びフッ化物の如きハロゲン化物を
含む。このようなハロゲン化物の特別な例は五塩化モリ
ブデン、六塩化モリブデン、五臭化モリブデン、大奥化
モリブデン、五ヨウ化モリブデン、六フッ化モリブデン
、六塩化タングステン、六フッ化タングステン等を含む
。その他の代表的な塩はアセチルアセトネート塩、硫酸
塩、リン酸塩、硝酸塩等を含む。またこれらの塩の混合
物も使用し得る。−層好ましい塩はハロゲン化モリブデ
ン、特に五塩化モリブデンである。MoCI! sを用
いて優れた結果が得られた。
モリブデン塩またはタングステン塩と組合せて使用され
る好ましいアルキルアルミニウム化合物はジアルキルア
ルミニウムヨーシト、アルキルアルミニウムジョーシト
、またはトリアルキルアルミニウム化合物とヨウ素源と
の混合物であってもよい。各アルキル基は2〜約12個
の炭素原子、好ましくは2〜約4個の炭素原子を含んで
もよい。
このような化合物の特別の例はジエチルアルミニウムヨ
ーシト、エチルアルミニウムジョーシト、プロピルアル
ミニウムジョージド及びエチルプロピルアルミニウムヨ
ージドを含む。またトリアルキルアルミニウム化合物と
元素状ヨウ素の如きヨウ素源との混合物も使用でき、こ
こでアルキル基は上記で特定されるとおりであり、例え
ばトリエチルアルミニウムと元素状ヨウ素との混合物が
挙げられる。その他のヨう素源はニョウ化メチレン、ヨ
ウ化カリウム、四ヨウ化チタン等を含む。ジエチルアル
ミニウムヨーシトを用いて優れた結果が得られた。
モリブデン塩またはタングステン塩は一般に合計モノマ
ー当り約0.O1〜約50ミリモル、好ましくは合計モ
ノマー当り約0,5〜約10ミリモルの濃度で使用され
る。上記の有機アルミニウム化合物は、約10/1〜約
1/3、好ましくは約5/1〜約3/1の有機アルミニ
ウム化合物対モリブデン及び/またはタングステン塩(
1種以上の塩)のモル比で使用される。元素状ヨウ素が
使用される場合には典型的には有機アルミニウム化合物
1モル当り約0.1〜約10モルのヨウ素の範囲で使用
される。その他のヨウ素源が使用される時、触媒中の元
素状ヨウ素の上記の濃度を得るのに充分なヨウ素源が混
入される。
好ましい態様に於いて、モリブデンまたはタングステン
の塩は重合混合物に混入する前に溶媒中に溶解される。
モリブデンまたはタングステンの塩の溶媒の不在下では
、塩の不溶性部分の存在により重合が若干進行し難くな
る。モリブデンまたはタングステンの塩の好ましい溶媒
は飽和のカルボン酸またはジカルボン酸の少くとも一種
のアルキルエステルを含む。エステル溶媒の使用は、モ
リブデンまたはタングステンの塩の単量体混合物への添
加後約1分〜約5分の短かい誘導期間を生じることがわ
かった。このような誘導期間は実質的な重合が開始する
前に反応混合物の全成分の添加を可能にする。結果は、
−層一様なプロセス制御であり、反応容器から一層容易
に回収される、最終的に実質的にゲルを含まない重合体
であり、ゲル化重合体よりも一層容易に加工し得る。
飽和のカルボン酸またはジカルボン酸の好適なアルキル
エステルは典型的には2〜5個の炭素原子及び0〜1個
の臭素原子または塩素原子を含み、ギ酸メチル、ギ酸エ
チル、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、クロロギ
酸ブチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル
、酢酸n−プロピル、ブロモ酢酸メチル、ブロモ酢酸エ
チル、クロロ酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピ
オン酸エチル、2−ブロモプロピオン酸エチル、3−ブ
ロモプロピオン酸エチル、2−クロロプロピオン酸メチ
ル、マロン酸ジメチル等が挙げられる:酢酸エチルを用
いて優れた結果が得られた。
上記エステル溶剤は少くとも一種の不活性溶剤と併用す
ることができる。併用する溶剤の使用量は触媒溶剤の合
計重量に基づき0〜約90重量%である。追加の溶剤を
さらに重合中に利用することができる。この追加の溶剤
の量は通常触媒溶剤合計重量に基づき約500倍以下、
好ましくは約150倍以下である。適当な不活性溶剤の
具体例としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、シクロヘキサン、シクロオクタン等の炭素数約4
〜10の脂肪族または脂環式炭化水素溶剤;ベンゼン、
トルエン、ナフタレン等の液状または容易に液化し得る
炭素数約5〜14の芳香族炭化水素溶剤;ならびにジク
ロロメタン、クロロホルム、クロロゼンベン等の不活性
置換基をもつ炭化水素が挙げられる。中でもベンゼンと
トルエンは最良である。
重合活性剤を用いてもよいが一般には不要である。活性
剤の例としては、水、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、ベンジルアルコール、フェノール、
エチルメルカプタン、2−クロロエタノール、1.3−
ジクロロプロパツール、P−ブロモフェノール、エビク
ロロヒドリン、エチレンオキサイド、シクロペンテン−
2−ハイドロパーオキサイド、キュミルハイドロパーオ
キサイド、ターシャリ−ブチルハイドロパーオキサイド
、ベンゾイルパーオキサイドおよび空気もしくは酸素が
挙げられる。空気またはパーオキサイドもしくはハイド
ロパーオキサイド、とくにベンゾイルパーオキサイドの
ような有機パーオキサイドは優れた活性剤である。
活性剤は有機アルミニウム化合物モル当り約O〜約3モ
ルの範囲で用いられ、より好ましくはモル当り極く微量
から約1モルの範囲で用いられる。
活性剤は装入過程の如何なる時に加えてもよいが、最後
に加えることが好ましい。
塊状重合においては、触媒として米国特許第4、426
.502号に記載される有機アンモニウムモリブデート
およびタングステートを用いることが好ましい。塊状重
合において好ましい助触媒は、上記米国特許に記載され
るアルキルアルミニウムおよびアルキルアルコキシアル
ミニウムである。この特許のアルキルアルミニウムハラ
イドおよびアルキルアルコキシアルミニウムハライド助
触媒と有機アンモニウムモリブデートとタングステート
の記載をここに引用する。
塊状重合のためには、触媒を一般にモノマーの一部分と
予備混合するかまたは若干の溶媒と添加してモノマー中
への分散を促進させる。酸化防止剤をしばしば加えて分
解を防止し、そして好ましくはモノマーを窒素下に維持
する。塊状反応は代表的には約50℃〜約150℃の温
度範囲で進行する。
反応射出成形(RIM)は、重合させるのに充分高い温
度でモノマーを型内に注入する塊状重合の普通の形態で
ある。しばしば、モノマーを2つの供給流に分ける。一
方は触媒を含有するものであり、他方は共触媒を含有す
るものである。両供給流を混合し、そして型へ移す。塊
状での重合にはモノマー用の溶媒を使用せず、モノマー
を用いて触媒および共触媒、更には溶液中に存在させる
ことが望ましい他の添加剤例えば耐衝撃性改良剤及び酸
化防止剤を溶解する。分子量調整剤も必要ではない。触
媒/モノマー溶液と共触媒/モノマー溶液とは、それら
2つの反応性溶液を型内に注入又は移すときまでは、分
離しておくことが重要である。
重合開始前に型への充填及びガラスマット含浸を可能に
する必要がある場合には、成分を反応成分のいずれかに
加えて反応を遅くすることができる。反応成分を充分に
混合することが必要である。
反応成分が酸素及び水分に感受性であることがある。そ
の場合には、これらの成分(水分及び空気)を工程から
排除する。充填剤、強化用材料及び難燃剤を反応性液体
のいずれか又は両方に溶解又は分散させることができる
が、それらを均一な分散状態に維持するための用意が必
要であり、それら添加剤が触媒又は共触媒の活性に悪影
響を与えないようにそれら添加剤を選択しそして処理す
ることが必要である。
溶液重合では、装入操作の任意の段階でモノマーを添加
することができる。好ましい装入操作は以下のとおりで
ある。七ツマ−と溶媒とを最初に反応容器に加える。こ
れらの成分は別々に又は混合物として加えることができ
る。次に、沃化アルキルアルミニウム化合物又はトリア
ルキルアルミニウム化合物と沃素源との混合物を、通常
は前記の共溶媒例えばベンゼン又はトルエン中の溶液と
して加える。続いて、モリブデン塩又はタングステン塩
を前記のエステル溶媒と共溶媒との混合物中の溶液とし
て加え、更に活性剤(使用する場合)を加える。
モリブデン又はタングステン化合物を加える前に、モノ
マーの不純物例えば水(活性剤として用いるのに適した
量よりも多い量)等を除去する。
沃化アルキルアルミニウム化合物又はトリアルキルアル
ミニラ1、化合物と沃素源との混合物を用いてモノマー
又はモノマーと溶媒との滴定を、ピンク色から無色又は
薄い黄色への色変化が認められるまで行うことができる
。次に触媒有効量のアルキルアルミニウム化合物と沃素
源とを加え、更にモリブデン又はタングステン化合物を
加えることができる。滴定の終点の位置を文字通り正確
に指示することは一般に困難である。少量の不純物が存
在する場合に、触媒有効量の10倍及びそれ以上の沃化
アルキルアルミニウム又はトリアルキルアルミニウム化
合物と沃素源との混合物によって不純物を無害化するこ
とができる。
触媒成分の混合及び重合は不活性雰囲気例えば窒素内で
、そして空気又は水の実質的な不在下で実施するのが好
ましい。重合は、バッチ法又は連続操作で実施すること
ができる。重合は、モノマー及び溶媒を液相に維持する
のに充分な圧力下で実施する。必要な圧力は反応温度に
依存する。選択する具体的な溶媒系は、使用する反応条
件下で液体であることが必要である。反応器中の反応混
合物は、各種反応体の添加の開始時点又は添加中の任意
の時点で重合温度へ冷却又は加熱することができる。一
般には重合温度として約り0℃〜約100℃を用いるこ
とができるが、約25℃〜40℃において反応が一般に
特に有効に進行する。重合の停止は、アルコール例えば
エタノール、アミン例えばジエチルアミン、アルカノー
ルアミン例えばエタノールアミン又はカルボン酸例えば
酢酸を加えることによって行うことができる。
重合の終了後に、コポリマーの単離は、当業界に公知の
任意の方法、例えば、減圧下での直接乾燥、アルコール
例えばメタノール、エタノール、イソプロパツール等を
用いる凝固及び沈殿、あるいはスチーム又は熱水ストリ
ッピングによって行うことができる。ポリマーを回収す
る。そして更に水又はアルコールで洗い、続いて乾燥す
ることができる。
本発明のコポリマーは高分子量生成物であり、代表的に
は希薄溶液粘度(DSV)約0.2〜約0.4、より一
般的には約0.4〜約2.0をもつ。希薄溶液粘度とは
、式 %式%) 〔式中、toはトルエン流れ時間であり、tはトルエン
中のポリマー溶液の流れ時間であり、そしてこれらはど
ちらもOstwald−Penske粘度計を用いてト
ルエン中で25℃で測定したものであるものとし、そし
てCはポリマー溶液の濃度(25℃においてトルエン1
d1当りのポリマーのg数で測定)である〕 を用いて得られる値を意味する。この場合に、Cはトル
エンld当りポリマー0.25gであった。
[)SVは分子量の尺度と考えられ、di/gの単位で
報告される。
前記のとおり、樹脂状のシクロオレフィンモノマーは高
いガラス転移温度効果を提供し、その寄与はモル基準及
び重量%基準の両者においてテトラシクロドデセンより
も有意に大である。ノルボルネン型モノマーは、少量の
樹脂状シクロオレフィンモノマーを用いて高い熱変形温
度を達成する点で加工性を維持する。ノルボルネン型モ
ノマー及び樹脂状シクロオレフィンモノマーのモノマー
成分が生成するコポリマーは、満足することのできるガ
ラス転移温度(代表的には約100″C〜約300℃)
、加工性、そして適当に配合した場合に^BS。
ポリカーボネート及びポリフェニレンオキシド等の魅力
的な代替物に前記ポリマーをするのに充分なバランスの
とれた他の性質をもっている。前記の七ツマ−を塊状で
重合させると、その生成物は、剛性ポリウレタン、ポリ
尿素、ポリアミド及びポリエポキシ樹脂の代替物として
適している。
以下、実施例によって本発明の具体的態様を説明する。
以下に説明する態様が本発明のすべてでないことは言う
までもない。
〔実施例〕
実施例1〜9および比較例A−F これらの例では、加熱工程において耐衝撃改良剤を含有
せしめる本発明の方法に従ってシクロオレフィンから得
られる重合体のTg値およびアイゾツト衝撃強度を考察
した。実施例1〜9においてはジシクロペンタジェンを
種々の量のエチリデンノルボルネンと共にまたはエチリ
デンノルボルネンを用いずに加熱し引き続き重合した。
比較例A−Fでは熱処理をしないシクロオレフィンとT
g値およびアイゾツト衝撃強度を比較した。いくつかの
実施例では加熱に先立ってシクロペンタジェン中に耐衝
撃改良剤を混入した。実施例1〜9および比較例A−F
で用いた最初の単量体組成物の詳細を表3に示す。塊状
重合により製造された重合体の衝撃特性およびガラス転
移温度を表3に示す。
比較例A 前もって105℃において少なくとも1時間乾燥し、窒
素気流中で室温に冷却した7オンス飲料ボトルに純度9
9%のジシクロペンタジェン約82.1gを装入した。
エチル(E thy 1) −702抗酸化剤2gを加
え、n−プロパツールをジシクロペンタジェン(DCP
D) / 5−エチリデン−2−ノルボルネン(ENB
) (重量比95:5)に溶解せる1M溶液2In1を
加えた。次いで、ジエチルアルミニウムクロライドをD
CPD/ENB(重量比95:5)に溶解せる0、 5
 Mン容ン夜4 mlを力■え、次いで、シリコンテト
ラクロライドをDCPD/ENB(重量比95:5)に
溶解せる0、25M4d溶液を加えた。ボトルの頭部空
間を排気して気泡の発生が止まるまでlommHgに減
圧した。
式[(C+ zllts) 3NH] 4M0s(h−
で表わされるアミンモリブデートをDCPD/ENB(
重量比95:5)に溶解せる0、0125M溶液約5d
をビンに加え、栄、速に分散せしめた。ボトルをさかさ
にし、窒素圧を利用して液状内容物をあらかじめ約60
℃に加熱した型に移した。1.5分後には発熱が認めら
れ、温度は約160℃に達した。約・5分経過した後、
型をあけ成型物をとり出した。重合率は約97.4%で
あった。
重合率は熱重量分析(TGA)により400″Cにおけ
る重量損失にもとづき測定した。ガラス転移温度は差動
走査熱量法(DSC)により測定し、また熱変形温度は
約264psiの荷重下に測定した。曲げ弾性率は1/
8インチ厚の試料について測定した。その他物性の測定
条件の詳細についてはそれぞれの試料について説明する
ガラス転移温度は約160℃であづた。熱変形温度は2
64psiにおいて約111℃であり、1/8インチ厚
試料の曲げ弾性率は277 、000ps iであり、
100″Cのトルエン中に2時間漫積した後の膨潤量は
109%であった。室温におけるアイゾツト衝撃強度は
約1.59ft−1b/インチであった。
実施■土 1oops iスチーム加熱ジャケットを備えた5ガロ
ンオ一トクレーブ反応器に純度99%のジシクロペンタ
ジェン約4ガロンを装入した。反応器中を窒素置換し、
約150℃に約6時間加熱し、次いで室温に冷却した。
内容物をガスクロマトグラフ(GC)分析した結果、ジ
シクロペンタジェン76.4%、およびジシクロペンタ
ジェンに1または2以上のシクロペンタジェン分子が付
加せる分子量の高いディールス・アルダ−付加反応生成
物22.8%(ポリシクロペンタジェン20.8%およ
びテトラシクロペンタジェン2.0%)であった。この
あらかじめ加熱した混合物的81.2グラムを上記と同
様な方法に従って塊状重合した。ただし、抗酸化剤は用
いず、n−プロパツール溶液1.8 ml、ジエチルア
ルミニウムクロライド溶液4rId1.およびシリコン
テトラクロライド溶液4dを用いた。気泡の発生が止ま
るまで減圧排気した後、アミンモリプデート溶液約5r
dを加え、分散せしめ、次いで混合物をあらかじめ約6
0℃に加熱した型中に射出した。発熱反応により温度は
167℃に達した。
重合率は約97.6%であった。室温におけるアイゾツ
ト衝撃強度(264psi荷重)は約1.57であり、
ガラス転移温度は約182℃であり、熱変形温度は約1
40℃であった。これらの結果を表3に示す。
実JL[Lλ 実施例1の方法を繰り返した。ただし、ジシクロペンタ
ジェンは150″Cにおいて4時間加熱したにとどめた
。結果を表1に示す。実施例1および2の重合体は比較
例へのものと比較して高いTgおよびHDTをもつこと
が判明した。
几較桝旦 比較例Aの方法を繰り返した。ただし、スチレン−エチ
レン−ブチレン−スチレンゴム(Kra tonG−1
652)2.5重量部ジシクロペンタジェンに室温で一
夜にわたって溶解し、得られた混合物を重合した。結果
を表3に示す。
夫旌拠主 実施例1の方法を繰り返して塊状重合を行なった。ただ
し、スチレン−ブタジェン−スチレンゴム(Krato
n D−1101)約5.25重量部をジシクロペンタ
ジェンに加え、その後160’Cで約5時間予熱した。
結果を表3に示す。加熱によってガラス転移温度が向上
するが、加熱工程において耐衝撃改良剤の反応によって
衝撃強度が低下する。
此lu」q上JばL仄 比較例Aの方法を繰り返した。ただし、ジシクロペンタ
ジェンと5−エチリデン−2−ノルボルネン(重量比8
5/15および90/10)を塊状重合した。結果を表
3に示す。
この例ではシクロオレフィン単量体混合物を十分高い温
度に加熱した際の分子量増大について考察する。
ジシクロペンタジェン180gとエチリデンノルボルネ
ン18gの混合物をオートクレーブ中で190℃に約3
0分間加熱した。生成物をガスクロマトグラフ質量分光
測定(GCMS)により分析した結果、フィードは次の
組成を有していた。ジシクロペンタジェン=73重量%
、エチリデンノルボルネン5.4重量%、エチリデンテ
トラシクロドデセン−3重量%、シクロペンタジェン三
量体=16重量%、エチリデンヘキサシクロヘプタデセ
ン=0.25重量%、シクロペンタジェン四量体=1.
5重量%(すべてフィード合計重量にもとづく)。フィ
ード単量体の分子量は実質的に増大していた。
この組成物を実施例1と同様な方法により塊状重合して
円板状試料を製造した。試料のガラス転移温度は177
℃(3番めの測定)であり、アイゾツト衝撃強度は0.
94ft −1bs/インチであった。
実施1 実施例1の方法を繰り返した。ただし、ジシクロペンタ
ジェンと5−エチリデン−2−ノルボルネン(重量比1
00/10)をオートクレーブ中で190℃に約60分
間予熱した。室温まで冷却した後内容物をガスクロマト
グラフィーにより分析した結果ジシクロペンタジェン6
4.3%、5−エチリデン−2−ノルボルネン4.6%
、残り30%はこれらの単量体とシクロペンタジェンと
の分子量の高いディールス・アルダ−付加反応生成物で
あった。
実施例1と同様に塊状重合を行なった。生成物の物性を
測定した結果を表3に示す。加熱しない比較例と比較し
てガラス転移温度がかなり向上している。
此ぷj粁1ム(硼凡 比較例Aの方法を繰り返した。ただし、ジシクロペンタ
ジェンと5−エチリデン−2−ノルボルネンの両者(重
量比9515および90/10)を用い、かつクラトン
G−1652を加えて濃度2.5部のゴムを得た。結果
を表3に示す。
災旌拠l腿圭グ1 実施例1の方法を2回繰り返した。ただし、わずかな修
正を加えて、ジシクロペンタジェンと5−エチリデン−
2−ノルボルネンとの混合物(重量比90/10)とし
た。また、実施例6の組成物にはクラトンD−1101
5,75重量部を配合し、また実施例7の組成物にはツ
ルブレン(Solprene) −1205を5.5重
量部配合した。ツルプレン−1205はスチレン−ブタ
ジェン共重合体ゴムである。混合物は約190℃に約1
時間予熱した。実施例1と同様に塊状重合を行なった。
結果を表3に示す。単量体混合物の加熱によりガラス転
移温度が向上し、衝撃強度が低下した。
ス11ホ声 実施例6の方法を繰り返した。ただし、クラトンD−1
101に代えてに樹脂(フィリップス・ケミカル製ブタ
ジェン−スチレン共重合体)約5.6重量部を用いた。
結果を表3に示す。やはり、Tgが高く衝撃強度の低い
製品が得られた。
尖旌拠ユ 実施例3の方法を繰り返した。ただし、クラトンG −
1657約5.6 ff1tLJ、スチレン−エチレン
−ブチレン−スチレンブロック共重合体およびジシクロ
ペンタジェン100部からなる混合物をオートクし・−
プ中で160℃に約5時間加熱した。結果を表3に示す
。Tgの高い製品が得られた。また、製品の衝撃強度は
高かった。ゴムが飽和されていて単量体とシクロペンタ
ジェンが加熱工程で反応する部位が存在しなかったから
である。
襄− 比較例A  10G   −−99%  0.5   
 −     一実施例1 100  −  −  7
6.4% 20.8   2.0    一実施例2 
100  −  −  83.5% 14.7   1
.0   −比較例B  100  − 2.5″39
9  %  0.5    −     一実施例3 
100  − 5.25°’  81.5% 16.5
   1.4   −比較例CB515085  % 
 −15比較例09010090  %  −10実施
例4 100  10 0    73  % 16 
   1.5   5.4実施例5 100  10 
0    64.3% 22.4   3.1   4
.6比較例E   95  5 2.5リ  95  
%  −5比較例F   9G   10 2.5” 
  90  %  −10実施例6 100  10 
5.75°463.5% 23.5   2.5   
5.75実施例7 100  10 5.5*S67.
3% 20    1.85   6.0実施例8 1
00  10 5.66 68.3% 19.2   
2.0   6.1実施例9 100  − 5.6”
   81.5% 16.5   1.4   −− 
  −      1.59      160   
  111    97.4−   −       
1.57      182     140    
97.6−  −    1.7     178  
 測定せず  96.2−   −      9.8
       166     124    98.
0−  −     1.0     175   1
11   測定せず−−1,1140m定せず  96
.5−  −     1.2     153   
測定せず  97,03  0.25    0.94
    177   測定せず  95.94.3  
0.5      1.0       191   
  121    96.5−   −      1
0.5       168     112    
98.6−   −      11.4      
 156     109    97.74.4  
0.3      0.85      1?6   
  102    97.44.0  0.28   
   0.75      17?       97
    96.74.0  0.3B      1.
0       180     114    97
.4−   −       3.9       1
76     104    97.3表1の注 * l  DCPD=ジシクロペンタジェン、ENB=
5−エチリデン−2−ノルボルネン、Tri−CPD 
=シクロペンタジェン三量体、Te tra −CPD
 =シクロペンタジェン四量体、ETD =エチリデン
テトラシクロドデセン、EHH=エチリデンヘキサシク
ロへブタデセン *2 メタノールを加えてゴムを凝固した後、ガスクロ
マトグラフィーにより測定、 *3 クラトンG−1652、スチレン−エチレン−ブ
チレン−スチレンブロック共重合体(シェル・ケミカル
) *4 クラトンD−1101、スチレン−ブタジェン−
スチレン−ブロック共重合体(シェル・ケミカル) *5 ツルブレン5BR−1205、スチレンブタジェ
ン共重合体ゴム(フィリップス・ケミカル) *6 K樹脂−ブタジェン−スチレン共重合体(フィリ
ップス・ケミカル) *7 クラトンG−1657(G−1652と同様)シ
クロオレフィンの口執″における。′畳゛−土の政泉 実m隻i型 これらの実施例ではシクロオレフィン単量体混合物を加
熱後に耐衝撃改良剤の添加にもとづく効果を考察する。
各実施例において実施例1の一般的方法を繰り返した。
それぞれの実施例においてジシクロペンタジェンを約1
50″Cに加熱した。実施例10ではジシクロペンタジ
ェンを約2時間加熱した。実施例11では加熱時間を4
時間とし、実施例12では加熱時間を6時間とした。シ
クロオレフィン単量体はガスクロマトグラフィーにより
解離の程度を分析し、その結果を表4に示す。各実施例
においてシクロオレフィン単量体を加熱し、室温に冷却
した後シクロオレフィン単量体の合計重量にもとづき約
5重量%のクラトンD−1101耐衝撃改良剤を加えた
。加熱した単量体混合物は実施例1と同様の方法に従っ
て塊状重合を行なった。得られた成型パーツのアイゾツ
ト衝撃強度、1(DTおよびTgを測定した、その結果
を表4に示す。実施例1のデータは比較目的のために再
掲したものであって耐衝撃剤を加えなかった場合の効果
を示している。耐衝撃改良剤を加えることによりTgの
すぐれた生成物が得られ、これらのTgは実施例1のも
のよりすぐれていた。高い衝撃強度を有する生成物が望
まれる場合には加熱後に耐衝撃改良剤を加えることが有
効であることがわかる。
災肯桝上主 実施例1の方法を繰り返した。ただし、ジシクロペンタ
ジェンと5−エチリデン−2−ノルボルネンの混合物(
重量比90/10)を190℃に30分子熱した。予熱
したときの組成は、ジシクロペンタジェン72.5重量
%、5−エチリデン−2−ノルボルネン5.4重量%、
これらの単量体に1または2以上のシクロペンタジェン
分子が付加せる高分子量のディールス・アルダ−付加反
応生成物21.1重量%であった。加熱後に単量体重量
にもとづき約5重量%のクラトンD−1101を加え室
温で溶解した。次いで混合物は、型に移し、実施例1と
同様な方法により重合を行なった。得られた重合生成物
のアイゾツト衝撃強度は5.2ft−1b/インチであ
り、ガラス転移温度は182℃であった。これらのデー
タは表4に示す。通常ENBは生成物のTgを低下せし
めるが、加熱後に加えて得た生成物のTgは高い。加熱
後に所望によりエラストマーを加えることにより高い衝
撃強度を維持することができる。
シクロオレフィンの■ 1および口 ″におけこの例で
はシクロオレフィン単量体の加熱後に耐衝撃性改良剤を
加えることにもとづく効果を考察する。
ジシクロペンタジェン単量体混合物にクラトンD−11
01耐衝撃改良剤を約5重量%加え、実施例3と同様な
手法により約160℃に約5時間予熱した。予熱後追加
のクラトンD−1101耐衝撃改良剤の5重量%を混合
物に加え、−夜溶解した。混合物は実施例1と同様な方
法により重合した。得られた円板状試料のアイゾツト衝
撃強さおよびガラス転移温度を測定した。それらの結果
を、比較目的のため実施例3の結果とともに表5に示す
。実施例14と実施例3との比較から、加熱後に耐衝撃
性改良剤を加えた場合には高い衝撃強度が得られること
、および加熱時にエラストマーが存在し、かつエラスト
マーが反応を受容する不飽和結合を含有する場合にはエ
ラストマー特性が低下しないことがわかる。
3  100.0   5    0   1.0  
   17514  100.0   5    5 
  3.9     176*1 ジシクロペンタジェ
ン *2 クラトンD−1101 実施例15〜19では樹脂状単量体とそれから得られる
重合体の熱特性との関係について考察する。
この効果は後で示す表6のデータに示されている。これ
らの溶液重合による重合体のガラス転移温度(Tg)は
、併用するコモノマーがテトラシクロドデセン(約21
0℃という高い1g値を有する単独重合体を生成する単
量体である。)である場合においてさえ樹脂状単量体含
有量が増大するのに伴って実質的に増大する。
実施例1〜4では、種々の組成を有するヘキサシクロヘ
プタデセン(Hll)とメチルテトラシクロドデセン(
MTD)の共重合体を製造した。実施例5では、同様な
手法によりヘキサシクロヘプタデセンの単独重合体を製
造した。
痘雇畢企抜 乾燥した蓋付き7オンスボトルを用いてシクロヘキサン
中で単量体の重合を行なった。各実施例の単量体の質を
変え、またその量は約10〜20gの範囲で変更した。
ヘキサシクロヘプタデセン(Hll)は約80%の純度
のものを用い、メチルテトラシクロドデセン(MTD)
は約り8%純度のものを用いた。シクロヘキサンの量は
概して約80戒であった。各実施例で用いたシクロヘキ
サンの量(g)は表に示す。重合はエチルアルミニウム
・セスキクロライド助触媒、モリブデンペンタクロライ
ド触媒およびヘキセン−1の存在下に行なった。それぞ
れの実施例において用いた触媒、助触媒および溶剤の量
(g)は表6に示す。重合反応媒体中の合計固形分含有
量は約15重量%であった。触媒に対する単量体の合計
量のモル比は約2.000であり、エチルアルミニウム
・セスキクロライド助触媒に対する触媒のモル比は約5
.0であった。エチルアルミニウム・セスキクロライド
は約25重量%濃度のトルエン溶液として用い、モリブ
デンペンタクロライドは約1.6重量%濃度の酢酸エチ
ル/トルエン(25ニア5重量%)?容液として用いた
重合は約30分間行ない、得られた重合体はエチル(E
thyl)330ヒンダードフエノール抗酸化剤を含有
するイソプロピルアルコール中で沈殿せしめた。重合体
は真空オーブン中で乾燥した。実施例15〜19で用い
たシクロオレフィン単量体は表6に示す。
実−■ 実施例15〜19で得た重合体のガラス転移温度は、差
動走査熱量(DSC)セルを備えたデュポン990また
は1090熱分析計を用いて測定した。測定は窒素気流
下に加熱速度約20℃/分にて行なった。多段加熱を用
いて、試料からの揮発分の除去および応力の開放を測定
した。吸熱曲線の中間点を求めた。
衷−旦 樹脂状単量体と溶液重合生成物の熱的特性との関係(メ
チルテトラシクロドデセンとヘキサシクロヘプタデセン
との共重合体)A/8重量比(重量%’) 25/75
 50150 75/25 85/15 10010ヘ
キセン−Hg)   11.9  12.9  13.
7  14.1  14.6シクロヘキサン(g)  
62.6  60.2  57.8  56.8  5
5.4表6のデータからヘキサシクロヘプタデセンの量
が増大するとTg値が増大することがわかる。
実施例20および21ではジシクロペンタジェンを約1
40℃以上に加熱してシクロオレフィン単量体混合物中
で樹脂状シクロオレフィン単量体を製造する方法を説明
する。
比較例Gでは樹脂状シクロ単量体を用いない重合体の二
次転移温度を示す。実施例20および21では以下に述
べる塊状重合法に従って樹脂状シクロオレフィン単量体
をジシクロペンタジェンと共重合した。比較例Gでは以
下に示す塊状重合法によりジシクロペンタジェンを単独
重合した。
実施例20および21ならびに比較例Gで得られた重合
体のガラス転移温度を表7に示す。
表7に記載される他の樹脂状シクロオレフィン単量体の
量は、ジシクロペシタジエンシクロペンタジエン三量体
およびシクロペンタジェン四量体の量を求めて得た概算
値である。
−ヒ (原料フィードの組成、重量%) 比較例G  99.8             16
0実施例20 80   17.9     2.1 
 17872   22      6.0  182
*1 ジシクロペンタジェン *2 シクロペンタジェン三量体 *3 シクロペンタジェン四量体 改泉 実施例22および23ならびに比較例Hでは得られる共
重合体のガラス転移温度を高めるための樹脂状単量体組
成物の利用方法について説明する。
一般に、エチリデンノルボルネンをジシクロペンタジェ
ンと共に並用するとエチリデンノルボルネンの存在によ
って共重合体のガラス転移温度が低下する。原料中に樹
脂状ポリシクロオレフィンの混合物が存在すると、表8
に示すように塊状重合により得られる共重合体のガラス
転移温度がかなり上昇する。実施例22および23なら
びに比較例Hでは以下に示す方法によって塊状重合を行
なった。
原料フィードの組成(重量%) 比較例H90−10−153 実施例22 73  16  1.5  5.4 3.
25 177実施例23’  64.3 22  3.
1  4.6 4.8 191*1 ジシクロペンタジ
ェン *2 エチリデンノルボルネン *3 シクロペンタジェン三量体 *4 シクロペンタジェン四ffi体 *5 エチリデンテトラシクロドデセン夙」J1会 実施例20ないし23および比較例GおよびHで用いた
サンプルは透明な乾燥フォートボトルに室温でシクロオ
レフィン単量体、抗酸化剤、助触媒および触媒を順次加
えることにより調製した。
各成分の添加順序は変えてもよかったが、トリアルキル
アンモニウム・モリブデート触媒は常に窒素気流下に最
後に加えた。
実施例20および21で用いる樹脂状シクロオレフィン
単量体を作成するためにジシクロペンタジェンを加熱し
現場でこれらの単量体を調製した。
実施例22および23で用いる樹脂状シクロオレフィン
単量体を得るためにジシクロペンタジェンと5−エチリ
デン−2−ノルボルネンとの混合物を加熱して現場で樹
脂状シクロオレフィン単量体とした。
それぞれの実施例および比較例における各成分および量
は以下に示す。各実施例および比較例におけるシクロオ
レフィン単量体組成は表7および8に示す。
(1)シクロオレフィン単量体      70〜80
g(2)ヒンダードフェノール抗酸化剤   1〜3g
(3)助触媒 フォートボトルに添加を完了した時、得られた混合物を
振り、窒素圧力によって55℃に保持された1/8” 
X 8 ” X 8 ”キャビティー容量の型中に射出
した。約1〜2分後発熱反応が始まり温度は150’C
に上昇した。得られた円板状試料を約2〜3分後に型か
らとり出し、重合率およびガラス転移温度を測定した。
ガラス転移温度は表7および8に示す。重合率は一般に
約97〜99%であった。
耐衝撃改良剤を加えることによってこれらの組酸物の耐
衝撃性を改良することができる。最も普通に用いられる
耐衝撃改良剤はタラトンゴム、ブタジェン重合体、ポリ
イソプレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン変性ゴ
ムなどである。その他の変性剤および充填剤、たとえば
、カーボンブラック、酸化チタンその他の顔料、ガラス
繊維その他の補強材および触媒および/または助触媒の
活性に悪影響を影ぼさず好ましい特性を付与する材料を
加えることができる。難燃化剤たとえばデカおよびオク
タブロモジフェニルエーテルをはじめとするハロゲン含
有有機物質と酸化アンチモンとの組合せを用いることが
できる。
表7および8に示すように塊状重合生成物は高分子量樹
脂の使用によってガラス転移温度が向上している。この
塊状重合体は自動車用フェンダ−1事務機器およびコン
ピューターのハウジングのような構造材料として多くの
用途を持っている。溶液重合体はエンジニアリングプラ
スチック材料や低感湿性および低誘電性のプラスチック
としての用途を持っている。得られた重合体はビニレン
−4,5−ポリシクロアルキル−1,3−シクロペンク
ン共重合体ということができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重合原料として使用するのに適当な純度を有し、少
    なくとも一つのノルボルネン基を有する一種または二種
    以上のシクロオレフィン単量体の或る量を用意し、次い
    で、 該シクロオレフィン単量体の一部を解離し且つ該解離生
    成物を該シクロオレフィン単量体の成分と反応させるに
    十分な温度に、上記の用意された量のシクロオレフィン
    単量体を加熱するとともに、この加熱の間、この用意さ
    れた量のシクロオレフィン単量体に重合触媒および助触
    媒を実質的に含ませない ことを特徴とする一種または二種以上のシクロオレフィ
    ン単量体の分子量を増大し且つ環構造の数を増大せしめ
    る方法。 2、該用意された量の一種または二種以上のシクロオレ
    フィン単量体が、加熱前において、ジシクロペンタジエ
    ンを含有する請求項1記載の方法。 3、該用意された量の一種または二種以上のシクロオレ
    フィン単量体が、加熱前において、さらにノルボルネン
    、置換ノルボルネン、テトラシクロドデセン、置換シク
    ロドデセン、シクロペンタジエン・トリマー、シクロペ
    ンタジエン・テトラマー、シクロペンタジエン・テトラ
    マーおよびヘキサシクロヘプタデセンの中から選ばれた
    単量体を含有する請求項2記載の方法。 4、該用意された量の一種または二種以上のシクロオレ
    フィン単量体が、加熱前において、さらに炭素数3〜1
    0のα−オレフィンおよび炭素数5〜10のモノシクロ
    オレフィンの中から選ばれた単量体を含有する請求項2
    記載の方法。 5、該α−オレフィンが1−ヘキセン、スチレン、ビニ
    ルシクロヘキセン、イソプレンおよびブタジエンの中か
    ら選ばれ、且つ、該モノシクロオレフィンがシクロペン
    テンの中から選ばれる請求項4記載の方法。 6、該用意された量の一種または二種以上のシクロオレ
    フィン単量体が、さらに、耐衝撃改良剤、難燃化剤、抗
    酸化剤、充填剤および強化材の中から選ばれた一種また
    は二種以上を含む請求項2記載の方法。 7、該用意された量の一種または二種以上のシクロオレ
    フィン単量体を約130°〜200℃の温度に少なくと
    も0.25時間加熱する請求項2記載の方法。 8、加熱時間が約1〜24時間である請求項7記載の方
    法。 9、ジシクロペンタジエンの5〜50重量%が解離し、
    反応してジシクロペンタジエンより大きい分子量をもつ
    シクロオレフィン生成物を形成する請求項2記載の方法
    。 10、ジシクロペンタジエンより大きい分子量をもつシ
    クロオレフィン生成物が、シクロペンタジエン・トリマ
    ー、シクロペンタジエン・テトラマー、フェニルテトラ
    シクロドデセン、フェニルヘキサシクロヘプタデセン、
    エチリデンヘキサシクロヘプタデセン、エチリデンテト
    ラシクロドデセン、フェニルノルボルネン、シクロペン
    タジエン・ペンタマーおよびメチルヘキサシクロヘプタ
    デセンの中から選ばれるクレーム9記載の方法。 11、該用意された量の一種または二種以上のシクロオ
    レフィン単量体が、反応射出成形、反応トランスファー
    成形および液状射出成形の中から選ばれた開環塊状重合
    のための重合原料である請求項1記載の方法。 12、該用意された量の一種または二種以上のシクロオ
    レフィン単量体が、溶液またはスラリー状開環重合のた
    めの重合原料である請求項1記載の方法。 13、重合原料として使用するのに適当な純度を有し、
    少なくとも一つのノルボルネン基を有する一種または二
    種以上のシクロオレフィン単量体の或る量を少なくとも
    一つ用意し、 開環重合用触媒および助触媒の実質的不存在下に、該シ
    クロオレフィン単量体の一部を解離し且つ該解離生成物
    を該シクロオレフィン単量体の成分と反応させるに十分
    な温度に、上記のそれぞれ用意された量のシクロオレフ
    ィン単量体を加熱し、加熱後に、該加熱された一種また
    は二種以上のシクロオレフィン単量体に塊状重合用触媒
    および塊状重合助触媒を加えて液状反応性混合物を調製
    し、次いで 該液状反応性混合物を、開環重合を熱的に開始するに十
    分高い温度に保持された型中へ移送することを特徴とす
    る開環塊状重合により重合体を製造する方法。 14、重合原料として使用するのに適当な純度を有し、
    少なくとも一つのノルボルネン基を有する一種または二
    種以上のシクロオレフィン単量体の或る量を少なくとも
    一つ用意し、 開環重合触媒および助触媒の実質的不存在下に、該シク
    ロオレフィン単量体の一部を解離し且つ該解離生成物を
    該シクロオレフィン単量体の成分と反応させるに十分な
    温度に、上記のそれぞれ用意された量のシクロオレフィ
    ン単量体を加熱し、加熱後に、該加熱された一種または
    二種以上のシクロオレフィン単量体の一部に塊状重合用
    触媒を加えて液状混合物を調製し、 さらに、該加熱された一種または二種以上のシクロオレ
    フィン単量体の一部に塊状重合用助触媒を加えて、上記
    塊状重合用触媒含有液状混合物とは別の第2の液状混合
    物を調製し、次いで 該2つの液状混合物を一緒にして、開環重合を熱的に開
    始するに十分高い温度に保持された型中へ移送すること
    を特徴とする開環塊状重合により重合体を製造する方法
    。 15、該2つの液状混合物を一緒にする操作と液状混合
    物を型中へ移送する操作とを同時に行う請求項14記載
    の方法。 16、塊状重合用触媒が有機アンモニウムモリブデート
    および有機アンモニウムタングステートの中から選ばれ
    た有機アンモニウム触媒からなり、且つ、塊状重合用助
    触媒がアルコキシアルキルアルミニウムハライドおよび
    アリールオキシアルキルアルミニウムハライドの中から
    選ばれた有機アルミニウム化合物からなる請求項14記
    載の方法。 17、請求項14記載の方法によって得られる共重合体
    からなる組成物。 18、重合原料として使用するのに適当な純度を有し、
    少なくとも一つのノルボルネン基を有する一種または二
    種以上のシクロオレフィン単量体の或る量を用意し、 開環重合用触媒および助触媒の実質的不存在下に、該シ
    クロオレフィン単量体の一部を解離し且つ該解離生成物
    を該シクロオレフィン単量体の成分と反応させるに十分
    な温度に、上記の用意された量のシクロオレフィン単量
    体を加熱し、 加熱後に、該加熱されたシクロオレフィン単量体、開環
    溶液重合用触媒および助触媒、ならびに該加熱されたシ
    クロオレフィン単量体を溶解するに十分な量の一種また
    は二種以上の有機溶剤からなる単量体溶液を調製し、次
    いで 該単量体溶液を、開環重合を開始するに十分高い温度に
    加熱する ことを特徴とする開環重合により重合体を製造する方法
    。 19、開環溶液重合用触媒が塩化モリブデン、臭化モリ
    ブデン、沃化モリブデン、弗化タングステン、沃化タン
    グステンおよび塩化タングステンの中から選ばれた触媒
    からなり、開環溶液重合用助触媒がアルキルアルミニウ
    ムハライド、アルキルアルコキシアルミニウムハライド
    およびアルキルアルミニウム化合物とハロゲン元素との
    組合せの中から選ばれた有機アルミニウムハライドから
    なり、且つ、有機溶剤が1−ヘキセン、トルエン、キシ
    レン、シクロヘキサンおよびそれらの混合物から選ばれ
    る請求項18記載の方法。 20、請求項18記載の方法によって得られる共重合体
    からなる組成物。 21、該用意された量のシクロオレフィン単量体がジシ
    クロペンタジエンからなり、且つ、該加熱されたシクロ
    オレフィン単量体が少なくとも50重量%のジシクロペ
    ンタジエンと少なくとも5重量%のシクロペンタジエン
    ・トリマーからなる請求項16記載の方法。 22、単量体合計重量に基づき少なくとも約50重量%
    のジシクロペンタジエン、少なくとも10重量%のシク
    ロペンタジエン・トリマーおよび少なくとも1重量%の
    シクロペンタジエン・テトラマーからなるシクロオレフ
    ィン単量体から導かれる開環重合せる共重合体からなる
    組成物。 23、さらに、難燃化剤、抗酸化剤、耐衝撃改良剤、顔
    料および強化材の中から選ばれた添加剤を含む請求項2
    2記載の組成物。 24、請求項21記載の方法によって得られる共重合体
    からなる組成物。 25、シクロオレフィン単量体類から導かれる開環重合
    せる重合体からなる組成物であって、該シクロオレフィ
    ン単量体類の少なくとも約5重量%が次式 I およびII
    からなる群から選ばれた式で表される一種または二種以
    上の樹脂状シクロオレフィン単量体であることを特徴と
    する組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ I ▲数式、化学式
    、表等があります▼II 上式において、 (a)式 I 中のnは、1〜10の全数であって、開環
    重合せる重合体中の式 I で表される樹脂状シクロオレ
    フィン単量体単位全体のnの平均値は1より大であり、 (b)式II中のmおよびm′はいずれも1〜9の全数で
    あって、両者は同一であっても相違してもよく、いずれ
    の樹脂状シクロオレフィン単量体においても(m+m′
    )は10未満であり、開環重合せる重合体中の式IIで表
    される樹脂状単量体単位全体の(m+m′)の平均値は
    2より大きく、(c)式 I において、nが2またはそ
    れ以上の場合、式 I 中のAおよびBは (i)同一であっても相違してもよく、両者は水素、ハ
    ロゲン、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数2〜12
    のアルキレン基、未置換または置換基を有する炭素数6
    〜20のアリール基、および未置換または置換基を有す
    る炭素数6〜20の飽和または不飽和シクロアルキル基
    から選ばれるか、または (ii)AとBおよびこれらが結合せる2つの環炭素原
    子とが一体となって、炭素数4〜12の不飽和、飽和ま
    たは不飽和/飽和環状構造を有する環状基を構成し、 (d)式 I において、nが1の場合、AとBおよびこ
    れらが結合せる2つの環炭素原子とが一体となって、炭
    素数4〜12の不飽和、飽和または不飽和/飽和環状構
    造を有する環状基を構成する。 26、開環重合せる重合体中の式 I で表される樹脂状
    単量体単位全体のnの平均値が約1〜約2の範囲である
    請求項25記載の組成物。 27、該一種または二種以上の樹脂状シクロオレフィン
    単量体が次式VIおよびVIIからなる群から選ばれた式で
    表されるシクロオレフィン単量体と共重合している請求
    項25記載の組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼VI▲数式、化学式、
    表等があります▼VII 上式において、R^2およびR^3は (a)同一であっても相違してもよく、両者は水素、ハ
    ロゲン、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数2〜12
    のアルキレン基および炭素数6〜20のアリール基から
    選ばれるか、または (b)R^2とR^3およびこれらが結合せる2つの環
    炭素原子とが一定となって炭素数4〜12の不飽和、飽
    和または不飽和/飽和環状構造を有する環状基を構成す
    る。 28、式 I で表される該一種または二種以上の樹脂状
    シクロオレフィン単量体は、また、次式III、IVおよび
    Vからなる群から選ばれた式で表される請求項27記載
    の組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼III▲数式、化学式
    、表等があります▼IV▲数式、化学式、表等があります
    ▼V 上式において、nは1〜10の全数であって、式III、
    IVおよびVで表される樹脂状シクロオレフィン単量体全
    体のnの平均値は1より大きいが約6より小さく、Rお
    よびR^1は同一であっても相違してもよく、これらは
    水素、炭素数1〜4のアルキル基および炭素数2〜4の
    アルキレン基から選ばれる。 29、該一種または二種以上の樹脂状シクロオレフィン
    単量体と共重合されるシクロオレフィン単量体がテトラ
    シクロドデセン、2−ノルボルネン、ジシクロペンタジ
    エン、トリシクロペンタジエン、5−メチル−2−ノル
    ボルネン、5−エチル−2−ノルボルネン、メチルテト
    ラシクロドデセンおよびエチルテトラシクロドデセンか
    らなる群から選ばれる請求項28記載の組成物。 30、該一種または二種以上の樹脂状シクロオレフィン
    単量体がさらに非共役アクリル系オレフィン単量体と共
    重合されたものである請求項28記載の組成物。 31、さらに、耐衝撃改良剤、難燃化剤、紫外線吸収剤
    、顔料および充填剤からなる群から選ばれた成分を含む
    請求項28記載の組成物。 32、該開環重合せる重合体が、シクロオレフィン単量
    体合計重量に基づき、約15〜30重量%の式III、IV
    およびVで表される一種または二種以上の樹脂状シクロ
    オレフィン単量体と約50〜85重量%の式VIおよびV
    IIで表される一種または二種以上のシクロオレフィン単
    量体とを含むシクロオレフィン単量体混合物から導かれ
    る共重合体である請求項28記載の組成物。 33、さらに、1〜10重量%の耐衝撃改良剤を含む請
    求項32記載の組成物。 34、耐衝撃改良剤がポリブタジエン、ポリイソプレン
    、ポリエチレン、スチレン−ブタジエン−スチレン・ブ
    ロック共重合体および−エチレン−プロピレン−ジエン
    変性共重合体の中から選ばれる請求項33記載の組成物
    。 35、さらに、5〜20重量%の難燃化剤を含む請求項
    32記載の組成物。 36、難燃化剤が酸化アンチモンおよび有機ハロゲン含
    有化合物から選ばれる請求項35記載の組成物。 37、有機ハロゲン含有化合物がデカグロモジフェニル
    エーテルおよびオクタブロモジフェニルエーテルから選
    ばれる請求項36記載の組成物。 38、該開環重合せる重合体が実質的に溶剤の不存在下
    に塊状重合法によって製造される請求項25記載の組成
    物。 39、該開環重合せる重合体が型中で形成される請求項
    38記載の組成物。 40、該開環重合せる重合体が溶剤の存在下に溶液重合
    法によって製造される請求項25記載の組成物。 41、実質的に、 (a)40〜95重量%のジシクロペンタジエン、エチ
    リデンノルボルネン、エチリデンテトラシクロドデセン
    、メチルノルボルネン、メチルテトラシクロドデセン、
    ノルボルネンおよびテトラシクロドデセンからなる群か
    ら選ばれたシクロオレフィン、 (b)5〜25重量%のシクロペンタジエン・トリマー
    、 (c)0.5〜10重量%のシクロペンタジエン・テト
    ラマー、 (d)0〜1重量%のシクロペンタジエン・ペンタマー からなる単量体から導かれる開環せる重合体からなるこ
    とを特徴とする組成物。 42、実質的に、約5〜約100重量%のヘキサシクロ
    ヘプタデセン単量体から導かれる開環重合せる重合体か
    らなることを特徴とする組成物。 43、シクロペンタジエン・トリマー、シクロペンタジ
    エン・テトラマーおよびシクロペンタジエン・ペンタマ
    ーが、シクロペンタジエンとジシクロペンタジエンとの
    デイールス・アンダー反応によって得られたものである
    請求項41記載の組成物。
JP63248906A 1987-10-01 1988-10-01 樹脂状シクロオレフィン単量体の製法および重合体を製造する方法 Expired - Fee Related JP3140752B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10327087A 1987-10-01 1987-10-01
US103270 1987-10-01
US07/122,849 US4899005A (en) 1987-11-19 1987-11-19 Method for preparing cycloolefin copolymers with improved heat stability
US122849 1993-09-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01198621A true JPH01198621A (ja) 1989-08-10
JP3140752B2 JP3140752B2 (ja) 2001-03-05

Family

ID=26800261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63248906A Expired - Fee Related JP3140752B2 (ja) 1987-10-01 1988-10-01 樹脂状シクロオレフィン単量体の製法および重合体を製造する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3140752B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01268718A (ja) * 1988-04-20 1989-10-26 Nippon Oil Co Ltd 重合体の製造法
JPH02153920A (ja) * 1988-12-06 1990-06-13 Nippon Zeon Co Ltd 熱硬化性樹脂の製造法およびその反応原液
JP2004505308A (ja) * 2000-07-28 2004-02-19 グッドリッチ コーポレイション 光学導波管及びその製造法
JP2014005412A (ja) * 2012-06-27 2014-01-16 Nippon Zeon Co Ltd 重合体組成物及びそれを用いてなるシート

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63154726A (ja) * 1986-12-08 1988-06-28 ハーキユリーズ・インコーポレイテツド ジシクロペンタジエンを含有するメタセシス重合性液状混合物の製造法
JPS63227623A (ja) * 1987-02-26 1988-09-21 帝人メトン株式会社 熱的にオリゴマー化されたジシクロペンタジエンのメタセシス重合体およびその製造法
JPS63234017A (ja) * 1987-03-23 1988-09-29 Nippon Zeon Co Ltd 開環重合用モノマ−の製造法
JPS649219A (en) * 1987-03-23 1989-01-12 Nippon Zeon Co Preparation of thermosetting resin

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63154726A (ja) * 1986-12-08 1988-06-28 ハーキユリーズ・インコーポレイテツド ジシクロペンタジエンを含有するメタセシス重合性液状混合物の製造法
JPS63227623A (ja) * 1987-02-26 1988-09-21 帝人メトン株式会社 熱的にオリゴマー化されたジシクロペンタジエンのメタセシス重合体およびその製造法
JPS63234017A (ja) * 1987-03-23 1988-09-29 Nippon Zeon Co Ltd 開環重合用モノマ−の製造法
JPS649219A (en) * 1987-03-23 1989-01-12 Nippon Zeon Co Preparation of thermosetting resin

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01268718A (ja) * 1988-04-20 1989-10-26 Nippon Oil Co Ltd 重合体の製造法
JPH02153920A (ja) * 1988-12-06 1990-06-13 Nippon Zeon Co Ltd 熱硬化性樹脂の製造法およびその反応原液
JP2004505308A (ja) * 2000-07-28 2004-02-19 グッドリッチ コーポレイション 光学導波管及びその製造法
JP2014005412A (ja) * 2012-06-27 2014-01-16 Nippon Zeon Co Ltd 重合体組成物及びそれを用いてなるシート

Also Published As

Publication number Publication date
JP3140752B2 (ja) 2001-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5391658A (en) Method for preparing cycloolefin copolymers with improved heat stability
US4568660A (en) Cycloolefin polymerization catalyst composition
US4696985A (en) Catalyst composition for polymerization of cycloolefins
US4584425A (en) Cycloolefin purification method and polymerization composition
US4598102A (en) Method, composition and product produced by delayed gelation in the polymerization of cycloolefins
JP2542534B2 (ja) 反応射出成形用反応原液
US4943621A (en) Storage stable components of reactive formulations for bulk polymerization of cycloolefin monomers
US4689380A (en) Cycloolefin copolymerization method, feed composition and product
US4748216A (en) Purified cycloolefin polymerization composition
EP0181640B1 (en) Copolymers of dicyclopentadiene
US3459725A (en) High molecular weight unsaturated hydrocarbon homopolymers and process for preparing them
US4020254A (en) Metathesis polymerization of cycloolefins
EP0303246A2 (en) Hydrogenated, ring-opened polymers of cycloolefins
US4699963A (en) Method of cycloolefin polymerization
US4138448A (en) Process for preparing polymers of cyclopentadiene and bicycloheptene mixtures
US3816384A (en) Polyalkenamers and process for the preparation thereof
JPH01198621A (ja) 樹脂状シクロオレフィン単量体の製法および重合体を製造する方法
EP0269948B1 (en) Process for preparing modified polycycloolefins
EP0313838A2 (en) Cycloolefin polymers obtained from resinous monomers
USRE35717E (en) Cycloolefin copolymerization method, feed composition and product
US3945986A (en) Metathesis of cycloolefins
US3772255A (en) Ring-opening polymerization of cycloolefins
CA1325312C (en) Method for enhancing the polymerization activity of crude cycloolefin monomers for bulk polymerization
US3817964A (en) Preparation of polyalkenamers
US5438093A (en) Modified polycycloolefins

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees