JP2542454Y2 - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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JP2542454Y2
JP2542454Y2 JP1993056025U JP5602593U JP2542454Y2 JP 2542454 Y2 JP2542454 Y2 JP 2542454Y2 JP 1993056025 U JP1993056025 U JP 1993056025U JP 5602593 U JP5602593 U JP 5602593U JP 2542454 Y2 JP2542454 Y2 JP 2542454Y2
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fabric
cloth
design
pigment
decorative board
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JP1993056025U
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Inventor
敏文 深井
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敏文 深井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建材や家具或いは各種
用途に使用できる化粧板に関するものであり、詳しく
は、布地を用いて意匠を施す化粧板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】各種用途に用いられる化粧板の中には意
匠模様に布地を利用するものがある。これは、従来の化
粧板のように、主に木質や木目を生かした意匠模様では
独創性に欠け、この点に鑑み、より自由で多様な意匠を
創出できる布地を利用せんとするものである。
【0003】布地を利用して意匠模様とする化粧板とし
ては、例えば実開昭63ー95852号があり、基板の
表面に布を直接貼着し、布の表面に保護用の樹脂を塗布
し、更に中塗り、仕上げ塗装を施したものが開示されて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
ては、布地を直接基材に貼着するものであるから、貼着
時に布地が伸長しにくく、布地事態の伸縮によってズレ
たり、貼着が容易でなかったり、或いは貼着後にズレが
生じたりする問題があった。
【0005】又、布は日光に対する堅牢度が悪く、時間
の経過によって当初の模様(色彩)が変化し、長期の使
用に耐えられず、布地の意匠模様の多様性を利用しよう
とした目的が達成できないのである。
【0006】そこで、本考案は斯かる各問題点に鑑み、
これらの問題点を解消することのできる布地を利用した
化粧板の構造を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、基材の表面に
紙を裏打ちした意匠布を接着し、意匠布の表面に樹脂層
を設けて、表面にUV塗装を施したことを特徴とするも
のである。又、意匠布の表面に顔料を塗布し、更に樹脂
層を設けてもよい。
【0008】
【作用】本考案の作用を述べると、布地には紙を裏打ち
してあるから布地は張り、縮むことがなく、貼着につい
ては、紙は各種材質の基材に良く接着し、かつ布地と紙
が一体化し扱い易く、当着も容易となる作用を奏する。
又、仕上げのUV塗装は光沢と高硬度化作用を奏するの
である。そして、布地表面に塗布した顔料は布地に浸漬
し、日光堅牢度を高める作用を為す。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。基材1は使用目的に応じた大きさ、形状等を設定す
ればよく、材質は木、金属、ガラス、樹脂等、適宜選択
でき、特定のものに限定されるものでない。
【0010】基材1の表面には紙2を裏打ちした布地3
が接着剤により貼着してある。布地3は織布、絹布或い
は不織布であってもよく、更には布地3の模様は布構成
糸によって現出されても、染色加工によって形成された
ものであってもよい。又、裏打ちの方法は各布地により
適宜方法及び糊を使用して行うものである。
【0011】布地3の表面には顔料層4を付着又は染着
して形成し、日光堅牢度を高めている。顔料は、例えば
染料より粒子の大きいものを使用することで日光堅牢度
が強くなり、膠着剤は人工のバインダーが好ましく、又
樹脂顔料はアクリル樹脂顔料が適している。
【0012】更に、顔料層4の上面には中塗層である樹
脂層5があり、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂又
はエナメル樹脂等を塗布して形成するものである。そし
て、この樹脂層5の表面を研磨した表面にUV塗装6が
施してある。UV塗装6は紫外線硬化性塗料を塗布し、
紫外線を照射して光重合を行い、乾燥させ硬化するもの
であり、表面保護と同時に漆塗りに似た光沢を得られる
のである。
【0013】
【考案の効果】以上のように、本考案は基材の表面に意
匠布の貼着したため、従来にない模様を有する化粧板と
なり、布地の柔らかさや、布地の独特の意匠を活用でき
る効果を有するのである。
【0014】そして、意匠布の裏面に紙を裏打ちしてあ
るため、布地の伸縮を防止して張設でき、基材との接着
を確実にし、接着後のズレ等も防止できる効果を有する
のである。
【0015】更に、意匠布面には顔料を塗布したため日
光堅牢度を高め、模様の退色を防止し、仕上げ面にはU
V塗装を施したため高硬度を有し、意匠布を保護すると
同時に漆塗りに似た光沢を得られ、意匠布を一層引き立
たせる効果を発揮するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 紙 3 布地 4 顔料層 5 樹脂層 6 UV塗装

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に紙を裏打ちした意匠布を接
    着し、意匠布の表面に樹脂層を設けて、表面にUV塗装
    を施したことを特徴とする化粧板。
  2. 【請求項2】 意匠布の表面に顔料を塗布し、更に樹脂
    層を設けた請求項1記載の化粧板。
JP1993056025U 1993-09-21 1993-09-21 化粧板 Expired - Lifetime JP2542454Y2 (ja)

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JPH0718837U JPH0718837U (ja) 1995-04-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04348944A (ja) * 1991-01-14 1992-12-03 Toppan Printing Co Ltd 化粧板の製造方法

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JPH0718837U (ja) 1995-04-04

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