JP2542331B2 - 自走式1人乗用型農作業機 - Google Patents

自走式1人乗用型農作業機

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JP2542331B2 JP5157825A JP15782593A JP2542331B2 JP 2542331 B2 JP2542331 B2 JP 2542331B2 JP 5157825 A JP5157825 A JP 5157825A JP 15782593 A JP15782593 A JP 15782593A JP 2542331 B2 JP2542331 B2 JP 2542331B2
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は苗や種芋の植え付け、収
穫物の掘り取り、その他の農作業に適する自走式の1人
乗用型農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の根菜類、球根類、そ菜類等
を食用或いは観賞用の作物として栽培している。その
際、適宜苗や種芋の植え付け、収穫物の掘り取り、その
他の農作業を必要とするが、栽培面積が広い場合等には
労力負担の軽減と作業能率の向上を考慮して、それ等の
作業に適した機械をそれぞれ使用する。しかも、それ等
の機械はいずれも車体に回転動力を用いた装置を備える
ことにより、回転動力を利用して植え付けや掘り取り等
を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、植え付
けや掘り取りに回転動力を利用すると、機械のコストが
非常に高くなる。しかも、植付機では畝の状態例えばマ
ルチングシートの有無によって作業能率が大きく影響を
受け、能率の悪い状態で植え付けをしなければならない
場合がある。そして、田植機やポット苗移植機等のよう
な1人で植え付けをするもの以外、植付装置に苗を1本
1本載せたり、種芋を1個1個補給する等の人手を必要
とする。又、掘取機でも掘取装置で掘り上げた収穫物を
選別する等の人手を必要とする。それ故、植え付けや掘
り取りに常時2人以上の人間が必要となる。しかし、今
日のように若い農業後継者が激減している状況では、実
際には老人が1人で農作業する場合が多く、植え付けや
掘り取りに複数の人手を掛けることができない。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、股を開いた楽な姿勢で乗ったま
ま、畝の真上から1人で植え付けや掘り取り等の農作業
を能率的に行える安価な自走式農作業機を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による自走式1人乗用型農作業機10では走
行用駆動車輪14を有する車体12に運転席16を設置
する。そして、その車体12の運転席16の前側に車体
12を構成する部材18、20で仕切って広く形成した
農作業用開口部24を設け、更にその農作業用開口部2
4の前側に走行車輪30を有する足乗せ部材32付き方
向舵28を設置し、その足乗せ部材32を農作業用開口
部24の内部に臨ませる。
【0006】又、その車体12に掘取刃支持枠74を装
着し、その掘取刃76を農作業用開口部24の内部に設
置すると好ましくなる。又、農作業用開口部24の周囲
にある車体12の枠18にコンテナ台34を装着すると
よい。
【0007】
【作用】上記のように構成すると、運転席16に腰掛
け、足を足乗せ部材32に乗せ、股を開いた状態で、畝
の真上に乗ったまま、その前側に広く開いている車体1
の農作業用開口部24を通して両足の間から畝に手を
伸ばし、直接手で苗や種芋の植え付け或いは収穫物の掘
り取り等を行える。その際、農作業機を植え付け、掘り
取り等に適した速度で走行させ、足乗せ部材32に乗せ
た足で方向舵28を操作してかじ取りし、畝に沿わせて
進ませる。
【0008】又、車体12に掘取刃支持枠74を装着
し、その掘取刃76を農作業用開口部24の内部に設置
しておくと、掘取刃76で土中から収穫物を地面上に掘
り上げた後、それ等を直ちに手で拾える。又、農作業用
開口部24の周囲にある車体12の枠18にコンテナ台
34を装着しておくと、苗や種芋等を収納したコンテナ
を近くに置けるため、そこから苗や種芋を適宜小分けし
て手に持ち、長時間に亘る植え付けを行える。或いは掘
り上げた収穫物を次々とコンテナに入れて長時間に亘る
掘り取りを行える。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
を説明する。図1は本発明を適用した自走式1人乗用型
農作業機の掘取刃支持枠を取り外した状態を示す斜視図
である。図中、10は自走式1人乗用型農作業機、12
はその車体、14(14a、14b)は車体12の中央
より少し後方寄りの両側にそれぞれ備え付けた大型の走
行用駆動車輪、16は車体12の中央より少し前方寄り
の車体12の上に備え付けた運転席である。この車体1
2は管製の前後に長い長方形状枠18とその左右に配置
した枠18a、bの所定箇所間を連結する多数の桟2
0、22とで構成する。しかも、長方形状枠18に対
し、その前枠18cより少し後方に1本の桟20を配置
し、運転席16の付近より後方の全体にその他の桟22
を分配する。すると、車体12には運転席16の前側に
車体12を構成する左右の枠18a、bと桟20で仕切
って広い農作業用開口部24を形成できる。
【0010】そこで、車体12の最前部の下側に桟20
の中央穴に挿入する支点となる軸26を備えた方向舵2
8を設置する。この方向舵28は枠体に2個の小型走行
車輪30(30a、30b)を並べて人間の肩幅より少
し広く離して備え付け、各車輪30の上側に足乗せ部材
32(32a、32b)をカバー状にそれぞれ設けたも
のである。しかも、足乗せ部材32は農作業用開口部2
4の内部に臨ませる。そして、車体12の農作業用開口
部24の周囲にある右枠18bの一部にコンテナ台34
を装着する。なお、このようなコンテナ台は農作業用開
口部24の周囲にある左枠18a、前枠18c等にも適
宜装着できる。
【0011】又、車体12の最後部上に燃料タンク36
付きのエンジン38を据え付ける。そして、エンジン3
8より前側の運転席16との間の車体12の上にウォー
ムギヤ内蔵の減速機(副ミッション)40を設置し、更
に正逆切換用ミッション42付きの車輪駆動用の速度切
換ミッション(主ミッション)44を設置する。それ
故、エンジン38で発生した回転動力をプーリ46、4
8、Vベルト50等を介して減速機40に伝え、減速機
40で例えば20分の1に減速した後、回転軸52を介
して、正逆切換用ミッション42から車輪駆動用ミッシ
ョン44に伝えて、両車輪14の駆動軸54に伝達でき
る。なお、車体12の最後部上の隅部付近には適宜バラ
ンスウェート(重り)56を設置する。
【0012】更に、車体12の運転席16の近傍には運
転に必要な操作用のレバー、ハンドルとして、左側後方
寄りに車輪駆動用ミッション44の減速比を変えるレバ
ー58、左側真横にVベルト50を張ったり緩めたりす
るクラッチテンション60を操作するレバー62をそれ
ぞれ設置し、右側後方寄りに正逆切換用ミッション42
を操作し、両車輪14の回転方向を前進、後退に切り換
えるレバー64、右側真横の肘掛部材66上の前部にエ
ンジン38の回転を上げ下げするスロットルレバー6
8、その上部に両車輪14を同時に回転させるスリップ
脱出用のデフロックハンドル70をそれぞれ設置する。
なお、右側真横にあるレバー72は後述する掘取刃昇降
用レバーであるが、掘取刃支持枠を装着してないので、
操作の必要がない。
【0013】植付時、作業者は畝の端に自走式1人乗用
型農作業機10を置き、先ず運転席16に腰掛け、両足
を伸ばして足乗せ部材32にそれぞれ乗せ、股を開いた
楽な姿勢で乗車する。すると、前側に広く開いている
体12の農作業用開口部24を通して両足の間から畝ま
で手を伸ばすと、直接手で苗や種芋の植え付けを行える
体勢になる。なお、方向舵28の車輪30を小型化した
上で、車体12を中央で少し折り曲げて運転席16より
前側の部分を後部より一段下げると、手を楽に畝に近付
けることができる。そこで、農作業機10を苗や種芋の
植え付けに適した速度で走行させ、足乗せ部材32に乗
せた足で方向舵28を操作して舵取りし、畝に沿わせて
進ませる。すると、例えば畝にマルチングしたビニール
シートの穴に対し、直接手で苗や種芋の植え付けを順次
行える。その際、農作業用開口部24の周囲にある車体
12の右枠18bの一部にコンテナ台34を装着してお
くと、苗や種芋を収納したコンテナを近くに置けるた
め、そこから苗や種芋を適宜小分けし、素速く手に持っ
て順次植え付けを行える。それ故、長時間に亘る植え付
けが可能になる。
【0014】畝の端に達したら、作業者は走行を停止し
て降り、車体12の前枠18cの付近を手で持ち上げ、
農作業機10の方向を変えて隣の畝の端に移動する。そ
して、苗や種芋の植え付けを続けて同様に行う。なお、
このような農作業機10を用いると、苗や種芋の植え付
けばかりでなく、土中から直接手で収穫物の掘り取り、
そ菜類の間引き、草取り等、その他の農作業を適宜行え
る。
【0015】図2は本発明を適用した自走式1人乗用型
農作業機の掘取刃支持枠を装着した状態を示す斜視図で
ある。図中、74は掘取刃支持枠、76はその先端部に
備え付けた掘取刃、78は土振るい用のフォークであ
る。この掘取刃支持枠74は掘り取りの際に、その後端
部を運転席16の少し前側の車体12の下部に設けた取
付具80(80a、80b)に装着して用いる。それ
故、取付具80は植え付け時には掘取刃支持枠74の後
端部を取り外し、掘り取り時には装着できるように装着
脱自在の構造にする。
【0016】掘取時、作業者はやはり畝の端に自走式1
人乗用型農作業機10を置き、同様な姿勢で乗車する。
そして、掘取刃昇降用レバー72を操作し、掘取刃76
を降下させる。そこで、農作業機10を掘り上げた収穫
物の拾い上げに適した速度で走行させ、足で方向舵28
を操作して舵取りし、畝に沿わせて進ませる。すると、
掘取刃76により地中から収穫物が次々と掘り上げら
れ、フォーク78で土振るいされるので、それらを順次
地面上から拾い上げ、近くに置いたコンテナ内に収納し
て行く。畝の端に達したら走行を停止し、作業者が降
り、農作業機10の方向を変えて隣の畝の端に移動す
る。そして、収穫物の掘り取りを続けて同様に行う。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項1
では運転席に腰掛け、足を足乗せ部材に乗せ、股を開い
た状態で、畝の真上に乗ったまま、その足で方向舵を操
作して舵取りしながら走行させ、その前側に広く開いて
いる車体の農作業用開口部を通して両足の間から畝に手
を伸ばして、直接手で苗や種芋の植え付け或いは収穫物
の掘り取り等を行える。それ故、股を開いた楽な姿勢で
乗ったまま、畝の真上から1人で植え付けや掘り取り等
の農作業を能率的に行えるし、製品も安価なため、老人
が1人で農作業に従事しなければならないような現在の
農業状況にも対応できる。
【0018】請求項2では掘取刃で土中から収穫物を地
面上に掘り上げた後、それ等を直ちに手で拾えるため、
掘取作業を一層能率的に行える。請求項3では農作業用
開口部の近くにコンテナ台を置けるため、そのコンテナ
に植え付け用の苗や種芋等を収納しておけば、或いは掘
り上げた収穫物をコンテナに入れると、長時間に亘る植
え付けや掘り取り等の農作業を能率的に行えて好都合と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自走式1人乗用型農作業機の
掘取刃支持枠を取り外した状態を示す斜視図である。
【図2】同自走式1人乗用型農作業機の掘取刃支持枠を
装着した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…自走式1人乗用型農作業機 12…車体 14…
走行用駆動車輪 16…運転席 18…枠 20、22
…桟 24…農作業用開口部 26…支点軸 28…方向舵 30…走行車輪 32…足乗せ部材 3
4…コンテナ台 38……エンジン 40…減速機 4
2…正逆切換用ミッション 44…車輪駆動用ミッショ
ン 54…駆動軸 72…掘取刃昇降用レバー 74…
掘取刃支持枠 76…掘取刃 80…取付具

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用駆動車輪を有する車体に運転席を
    設置してなる自走式1人乗用型農作業機において、上記
    車体の運転席の前側に車体を構成する部材で仕切って
    形成した農作業用開口部を設け、更にその農作業用開
    口部の前側に走行車輪を有する足乗せ部材付き方向舵を
    設置し、その足乗せ部材を農作業用開口部内に臨ませる
    ことを特徴とする自走式1人乗用型農作業機。
  2. 【請求項2】 車体に掘取刃支持枠を装着し、その掘取
    刃を農作業用開口部内に設置することを特徴とする請求
    項1記載の自走式1人乗用型農作業機。
  3. 【請求項3】 農作業用開口部の周囲にある車体の枠に
    コンテナ台を装着することを特徴とする請求項1又は2
    記載の自走式1人乗用型農作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5841792B2 (ja) * 1976-06-11 1983-09-14 株式会社東芝 単分域化単結晶の製造方法
JPS5813657B2 (ja) * 1976-07-09 1983-03-15 東レ株式会社 嵩高糸

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