JP2542276B2 - 番組案内装置 - Google Patents

番組案内装置

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JP2542276B2
JP2542276B2 JP2156128A JP15612890A JP2542276B2 JP 2542276 B2 JP2542276 B2 JP 2542276B2 JP 2156128 A JP2156128 A JP 2156128A JP 15612890 A JP15612890 A JP 15612890A JP 2542276 B2 JP2542276 B2 JP 2542276B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、視聴・録画あるいは録音すべき番組を複数
又は単数の番組情報提供源への自発的な電話照会により
自動的にタイマー予約するための番組案内装置に関する
ものである。
[従来の技術] 一般に視聴者は新聞の番組案内欄や週刊の放送ガイド
などを見て視聴する番組を決める。そして、その番組の
放送時間にテレビ又はラジオをスイッチ・オンし、その
番組を受信するようにチャンネル又はチューニングを設
定する。また、放送時間中に番組を視聴できない場合、
あるいは視聴忘れを防止したい場合には、番組タイマー
を用いた留守録機能によりテープに録画又は録音する。
ところが、番組タイマーの設定を忘れることがあった。
また、番組の放送予定の変更を外出先で知ることがあっ
た。そこで、従来、電話回線を介して遠隔制御により自
宅のビデオの番組タイマーを設定して留守録を行うビデ
オ・テレコントローラ(商品名)が提案されている。こ
の装置はワイヤレスリモコンを備えており、ビデオの制
御はワイヤレスで行われている。
なお、毎日一定時刻に電話回線を通じて放送受信機の
番組情報を伝送する技術としては、視聴率調査会社の番
組モニター装置があるが、この装置では、視聴者が放送
受信機により視聴した番組を内蔵メモリーに記録し、毎
日一定時刻になると、視聴率調査会社のコンピュータに
電話回線を通じて転送するものであり、番組案内装置と
しての機能は有さない。
[発明が解決しようとする課題] 従来のビデオ・テレコントローラでは外部から電話を
受けないと番組タイマーを設定することができず、言わ
ば受動的な番組タイマーとなっていた。これに対して、
番組タイマーの側から「視聴者に見せる良い番組は無い
か」という照会を複数又は単数の番組情報提供源に対し
て能動的に行うことができれば、視聴者のニーズに合っ
た番組を視聴者の労を煩わすことなく提供できると考え
られる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、番組タイマーの側から番組情
報提供源に対して能動的に番組情報の電話照会を行うこ
とができる番組案内装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る番組案内装置にあっては、上記の課題を
解決するために、第1図に示すように、番組の放送開始
時刻と放送終了時刻を特定するための番組時刻の情報
と、当該番組の放送局を特定するための情報とを少なく
とも含んで成る番組情報を、例えば応答用電話機13より
なる番組情報提供源から電話回線6を通じて提供される
番組案内装置であって、番組情報提供源の電話番号を記
憶するための電話番号記憶手段1と、番組情報を照会す
る時刻を記憶するための照会時刻記憶手段2と、現在時
刻を計時するための計時手段3と、計時手段3の出力と
照会時刻記憶手段2に記憶された照会時刻とを比較する
ことにより照会の要否を判定する照会時刻判定手段4
と、照会の必要があると判定されたときに電話番号記憶
手段1に記憶された電話番号にダイヤルするためのダイ
ヤル手段5と、番組情報提供源から電話回線6を通じて
送られて来る信号を受信するためのモデム手段7と、モ
デム手段7により受信された信号に基づいて番組情報を
記憶するための番組情報記憶手段8と、番組情報記憶手
段8に記憶された番組時刻と計時手段3の出力とを比較
することにより記憶された番組が放送中か否かを判定す
る番組時刻判定手段9と、番組情報記憶手段8に記憶さ
れた番組情報と番組時刻判定手段9の判定出力に基づい
て放送中と判定された番組を受信するように放送受信機
11を制御するための放送受信機制御手段10とを備えるこ
とを特徴とするものである。
ここで、放送受信機11としては、例えば、テレビ受信
機、テレビチューナ付きのビデオテープレコーダ、ラジ
オ受信機、ラジオチューナ付きのオーディオテープレコ
ーダなどが用いられものであり、ワイヤレス・リモコン
式の受信機を採用することが好ましい。
また、放送受信機制御手段10は放送受信機11とは別体
のワイヤレス・リモコン手段よりなり、該ワイヤレス・
リモコン手段は、リモコン信号をワイヤレス伝送するた
めのキャリア発生手段と、このキャリア発生手段が発生
するキャリアをパルス変調するパルス変調手段と、パル
ス変調手段による変調方式を任意の放送受信機に適合す
るように設定する記憶手段とを含むことが好ましい。こ
こで、キャリア発生手段としては、赤外線発光素子が好
適であるが、超音波や電波をキャリアとして用いても構
わない。
[作用] 以下、本発明の作用を第1図により説明する。電話番
号記憶手段1には、番組情報提供源の電話番号が記憶さ
れており、照会時刻記憶手段2には電話照会を行うべき
時刻が記憶されている。計時手段3は現在時刻を計時し
ており、現在時刻が照会時刻になると、照会時刻判定手
段4の判定出力によりダイヤル手段5が動作し、番組情
報提供源の電話番号にダイヤルする。これにより電話回
線6、電話交換機12を介して、応答用電話機13が呼び出
され、応答用電話機13から応答メッセージとして番組情
報が返信される。この番組情報は、番組の放送開始時刻
と放送終了時刻を特定するための番組時刻の情報(例え
ば、21時から23時まで等)と、当該番組の放送局(例え
ば、テレビの10チャンネル等)を特定するための情報と
を少なくとも含んで成り、プッシュホン信号で返信され
ることが好ましいが、パソコン通信用あるいはキャプテ
ン端末用の信号であっても良い。この信号はモデム手段
7により受信され、その受信内容に応じて番組情報記憶
手段8に番組情報が記憶される。計時手段3で計時され
る現在時刻が、番組時刻に達すると、番組時刻判定手段
9の判定出力と、番組情報記憶手段8の記憶内容に応じ
て放送受信機制御手段10により放送受信機11が制御さ
れ、指定された番組が指定された時間帯に受信される。
なお、照会時刻記憶手段2及び照会時刻判定手段4に
代えて、又はこれらと共に、番組情報記憶手段8に番組
情報が新たに記憶される毎に計数値がカウントアップさ
れる番組個数計数手段と、放送中と判定された番組の受
信が完了したときに番組個数計数手段の計数値をカウン
トダウンする減算手段と、番組個数計数手段の計数値が
所定値以下のときに照会が必要と判定する番組個数判定
手段を設ければ、受信完了していない番組個数が所定個
数以下のときに電話照会を行うことができる。
[実施例] 第2図は本発明の一実施例のブロック回路図である。
図中、20はマイコンであり、CPUとRAM、ROMを内蔵し、
後述のフローチャートに従って動作する。21は表示回
路、22は数値表示部であり、マイコン20から表示回路21
に表示データを転送し、この表示データを表示回路21で
7セグメント型の数値表示部22の表示制御信号に変換し
て、4桁の数値を表示可能としている。23は時計用ICで
あり、マイコン20に現在時刻に知らせるために使用され
る。この時計用IC23の現在時刻はマイコン20により初期
設定可能とされている。24はPB信号送受信回路であり、
マイコン20の制御下でプッシュボタン信号(PB信号)を
送受信する機能を有している。25は切替器であり、マイ
コン20の制御下で電話回線6をPB信号送受信回路24又は
電話機26のいずれか一方に切り替え接続する。27はワイ
ヤレス式のリモコンであり、赤外線発光素子28をパルス
変調信号により駆動して、リモコン信号をワイヤレス送
信するものである。マイコン20の入力ポートには、テン
キー“0"〜“9"に対応するスイッチS0〜S9と、機能キー
“#",“*”に対応するスイッチSa,Sb、及びリセット
用のスイッチSRが接続されている。マイコン20の各入力
ポートは、内蔵の抵抗を介して電源電圧VCCのレベルに
プルアップされており、各スイッチがオフのときは対応
する入力ポートは“High"レベルであり、オンのときは
対応する入力ポートは“Low"レベルとなる。
以下、本実施例の動作を第3図以降のフローチャート
を用いて説明する。電源が投入されたとき、又は、電源
投入後にリセット用スイッチSRがONされて、その後、こ
のスイッチSRがOFFされたときには、第3図に示す初期
化処理が実行される。まず、#1ではすべてのフラグ、
変数が初期設定される。このとき、時計用IC23は00時00
分にリセットされる。#2では表示データとして現在時
刻をセットし、#3で表示ルーチンを実行する。表示ル
ーチンでは、マイコン20の内部メモリにセットされた表
示データを表示回路21のレジスタに転送し、表示回路21
の制御下で7セグメント型の数値表示部22を駆動して、
4桁の数値を表示させるものである。#5では機能キー
“#”に対応するスイッチSaがOFFからONに変化したか
否かを判定する。
ここで、マイコン20はスイッチSaが以前にONであった
かOFFであったかを記憶するためのフラグMaを備えてい
る。このフラグMaは初期設定時にMa=0にリセットされ
ており、Ma=0であればスイッチSaは以前にOFFであっ
たことを意味し、Ma=1であればスイッチSaは以前にON
であったことを意味する。#5では、スイッチSaに対応
する入力ポートが“High"レベルか“Low"レベルかでス
イッチSaのON/OFFを判定し、スイッチSaがONで、しかも
フラグMaが0のときにのみ、スイッチSaはOFFからONに
変化したと判定する。そして、スイッチSaがONであれば
フラグMaを1とし、OFFであればフラグMaを0とする。
他のスイッチSb及びS0〜S9についても同様のフラグMb及
びM0〜M9が用意されている。
#5でスイッチSaがOFFからONに変化したのであれば
#10に進み、その他の場合には#2に戻り、#2,#3で
現在時刻を表示しながら、#5の判定を繰り返す。#10
ではテンキー“1"に対応するスイッチS1がOFFからONに
変化したか否かを判定する。スイッチS1がOFFからONに
変化したのであれば、#15で“現在時刻設定”のサブル
ーチンを実行する。その他の場合には、#20に進み、テ
ンキー“2"に対応するスイッチS2がOFFからONに変化し
たか否かを判定する。スイッチS2がOFFからONに変化し
たのであれば、#25で“照会時刻設定”のサブルーチン
を実行する。その他の場合には、#30に進み、テンキー
“3"に対応するスイッチS3がOFFからONに変化したか否
かを判定する。スイッチS3がOFFからONに変化したので
あれば、#35で“電話番号設定”のサブルーチンを実行
する。その他の場合には、#40に進み、テンキー“4"に
対応するスイッチS4がOFFからONに変化したか否かを判
定する。スイッチS4がOFFからONに変化したのであれ
ば、#45で“電話照会”のサブルーチンを実行した後、
#50で“番組タイマー”のサブルーチンを実行し、以
後、#45,#50の処理を繰り返す。その他の場合には、
#10に戻る。
つまり、初期化ルーチンでは、フラグや変数をすべて
初期設定し、数値表示部22では現在時刻“00:00"を表示
し、機能キー“#”の入力待ちとなる。そして、機能キ
ー“#”を操作すればモード選択状態となり、その後、
テンキー“1"を操作すれば現在時刻設定モード、テンキ
ー“2"を操作すれば照会時刻設定モード、テンキー“3"
を操作すれば電話番号設定モード、テンキー“4"を操作
すればタイマーモードとなる。
次に、第4図により現在時刻、照会時刻及び電話番号
の各設定ルーチンについて説明する。#15で“現在時刻
設定”のサブルーチンがコールされると、#17でF=1
として#55に進み、#25で“照会時刻設定”のサブルー
チンがコールされると、#27でF=2として#55に進
み、#35で“電話番号設定”のサブルーチンがコールさ
れると、#37でF=3として#55に進む。#55では、電
話番号の桁数を示す変数Kを0とする。#60ではデータ
設定用のシフトレジスタをクリアし、その下4桁を#65
で表示データとしてセットし、#70で表示ルーチンをコ
ールする。これにより数値表示部22には、これから設定
すべきデータが“0000"として表示される。#75では機
能キー“*”に対応するスイッチSbがOFFからONに変化
したか否かを判定する。ここでは、機能キー“*”はデ
ータ入力終了を示すキーとして使用している。#75でス
イッチSbがOFFからONに変化したのであれば、第5図の
#100へ進み、その他の場合には、#80でスイッチS0〜S
9のいずれかがOFFからONに変化したか否かを判定する。
スイッチS0〜S9のうち、OFFからONに変化したスイッチ
がなければ、#75に戻る。また、スイッチS0〜S9のう
ち、いずれかがOFFからONに変化したのであれば、その
スイッチS0〜S9に対応するテンキー“0"〜“9"の数値を
入力データとして変数Iに代入し、#85に抜ける。#85
ではデータ設定用のシフトレジスタのデータを1回左シ
フトして、データを1桁分だけ上位に移動させる。そし
て、#90で変数Iをシフトレジスタの最下桁に代入し、
桁数を示す変数Kを#95で1つカウントアップして、#
65に戻る。以下、同じ処理を繰り返すことにより、シフ
トレジスタの各桁にデータがセットされて行く。例え
ば、#15からの現在時刻設定モード(F=1)におい
て、キー“1",“2",“3",“4",“*”を同順に操作する
と、シフトレジスタの下4桁に“1234"のデータが入力
され、数値表示部22で表示された状態で、第5図の#10
0へ抜ける。また、例えば、#15からの照会時刻設定モ
ード(F=2)において、キー“0",“4",“0",“0",
“*”を同順に操作すると、シフトレジスタの下4桁に
“0400"のデータが入力され、数値表示部22で表示され
た状態で、第5図の#100へ抜ける。また、例えば、#3
5からの電話番号設定モード(F=3)において、キー
“3",“0",“1",“4",“8",“3",“8",“*”を同順に
操作すると、シフトレジスタの下7桁に“3014838"のデ
ータが入力され、その下4桁“4838"が数値表示部22で
表示された状態で、第5図の#100へ抜ける。このと
き、電話番号の桁数を示す変数は、K=7となってい
る。
第5図の#100では、変数Fにより現在時刻、照会時
刻、電話番号の各設定モードを判定する。F=1であれ
ば現在時刻設定モードであるから、#110でシフトレジ
スタの下4桁を現在時刻として時計用IC23に初期設定す
る。F=2であれば照会時刻設定モードであるから、#
120でシフトレジスタの下4桁を照会時刻としてマイコ
ン20の内蔵RAM又はE2PROMに書き込む。F=3であれば
電話番号設定モードであるから、#130でシフトレジス
タの下K桁を照会先の電話番号としてマイコン20の内蔵
RAM又はE2PROMに書き込む。そして、#110,#120,#130
からリターンして、#2に戻る。
以上の説明から明らかなように、例えば、現在時刻が
12時34分で、照会時刻が04時00分、電話番号が“301483
8"であれば、まず、リセット用スイッチSRを操作した
後、“#",“1"とキー操作して現在時刻設定モードと
し、“1",“2",“3",“4",“*”とキー操作することに
より現在時刻が設定され、次に、“#",“2"とキー操作
して照会時刻設定モードとし、“0",“4",“0",“0",
“*”とキー操作することにより照会時刻が設定され、
さらに、“#",“3"とキー操作して電話番号設定モード
とし、“3",“0",“1",“4",“8",“3",“8",“*”と
キー操作することにより電話番号が設定される。現在時
刻、照会時刻、及び電話番号の設定順序は入れ換えても
良いし、途中で何度も設定し直しても良い。そして、各
データの設定を終了した後、“#",“4"とキー操作する
ことにより、タイマーモードに移行する。
本実施例では、電話照会の時刻を判定する第1のタイ
マーモードと、番組の放送時刻を判定する第2のタイマ
ーモードがある。第1のタイマーモードは#45の“電話
照会”のサブルーチンに対応し、第2のタイマーモード
は#50の“番組タイマー”のサブルーチンに対応してい
る。
まず、#45の“電話照会”のサブルーチンを第6図に
示し説明する。このサブルーチンでは、#200で照会時
刻を読み取り、#205で現在時刻を読み取って、#210で
両者を比較する。現在時刻が照会時刻になっていないと
きには、#205で現在時刻を読み取り、#210で照会時刻
と比較する処理を繰り返す。なお、#205と#210の間
に、第3図の#2,#3と同じ処理を挿入すれば、数値表
示部23では現在時刻が常に表示されることになる。#21
0で現在時刻が照会時刻になったと判定されたときに
は、#215で電話番号を読み取り、#220で切替器25をセ
ットし、PB信号送受信回路24を電話回線6に接続する。
ただし、電話機26が通話中であれば、電話機26が通話終
了した時点で、PB信号送受信回路24を電話回線6に接続
する。なお、この切替器25は電源投入時又はリセット時
には電話機26を電話回線6に接続するように初期設定さ
れている。#225では変数Rをリダイヤル回数のカウン
タとして使用するべく、R=1とする。そして、#230
で照会先の電話番号にダイヤル処理を行う。ここでは、
PB信号送受信回路24を送信モードとし、照会先の電話番
号に従ってPB信号を時系列的に発生させるものである。
#232ではリダイヤルの回数を判定し、10回を越えてい
れば、#233に進んで照会時刻を変更する。例えば、照
会時刻を15分遅らせるように変更する。そして、#234
で切替器25をリセットする。つまり、電話機26を電話回
線6に接続する。切替器25をリセットすることにより、
#230でのダイヤル処理は無効となるが、無用なダイヤ
ル処理を省略したい場合には、#230と#232の順序を入
れ替えれば良い。また、#233,#234の処理を行う代わ
りに、#1に戻って“エラー扱い”としても構わない。
さて、リダイヤルの回数が10回以内であれば、#232
から#235に進み、話中か否かを判定する。話中であれ
ば、#240でリダイヤル回数のカウンタRを1つカウン
トアップして、#230に戻り、再度のダイヤル処理を行
う。#235で話中で無ければ、応答用の電話機13から電
話回線6を介して送られて来るPB信号を#245で受信す
る。この#245では、PB信号送受信回路24を受信モード
とし、電話回線6を介して音響信号として送られて来る
PB信号を“0"〜“9",“#",“*”のいずれかのデータ
に変換し、マイコン20に内蔵されたバッファにデータの
時系列として格納するものである。次に、#250でバッ
ファのデータをデコードして番組情報として登録する。
この#250のサブルーチンでは、番組情報が正常に登録
された場合にのみ、変数Rを0としてリターンする。#
255では、変数Rを判定し、R=0でなければ#240に戻
り、リダイヤル回数のカウンタRを1つカウントアップ
し、#230で再度のダイヤル処理を行う。#255でR=0
であれば、正常に番組情報が登録されたとして、#260
で切替器25をリセットした後、リターンする。
第7図は#245でコールされる“PB信号受信”のサブ
ルーチンの内容を示している。このサブルーチンでは、
まず、受信したデータの個数を示す変数nを#300でn
=1とする。そして、受信されたPB信号が“*”か否か
を#310で判定する。受信されたPB信号が“*”であれ
ば、#315で時計用IC23の秒カウンタを30秒にセットす
る。これは、応答用電話機の時計と番組案内装置の時計
を同期させるためであり、応答用電話機の秒カウンタが
30秒となったとき又はその直前に、電話回線6を介して
“*”のPB信号を送り、これを受信した番組案内装置で
は、自己の秒カウンタを強制的に30秒にセットするもの
である。仮に、時計用IC23が日差±10秒の精度であれ
ば、毎日の電話照会時において、秒カウンタは20秒〜40
秒の範囲内でばらつくことになるが、これを強制的に30
秒に戻すことにより、精度の悪い時計用ICを使用しなが
ら、応答用電話機の時計と秒単位で同期を取ることがで
きる。この“*”のPB信号は受信したデータの個数には
数えないので、#345をスキップして、#310に戻る。
#310で受信されたPB信号が“*”でなければ、
“#”か否かを#320で判定する。“#”であれば#325
でデータDnに−1を代入し、“#”でなければ“0"〜
“9"であるから、#330〜#338でデータDnに0〜9を代
入する。そして、#340で終了音の有無を判定する。こ
の終了音としては、例えば、留守番電話機の応答メッセ
ージの最後に挿入される“ピーッ”という約1秒の音響
信号を用いれば良い。#340で終了音が受信されなけれ
ば、#345でデータ数のカウンタnを1つカンウントア
ップして、#310に戻る。#340で終了音が受信されれ
ば、#350に進んで、受信データ総数Nにカウンタnの
値を代入し、#355でデータ数のカウンタnを1つカウ
ントアップして、#360でデータDnに−1を代入し、リ
ターンする。このデータDnをn=1,2,3,…,N,N+1につ
いて記録するメモリ空間が上述のバッファに相当する。
なお、本サブルーチンでは、要するに電話回線6を介
して受信されたPB信号をマイコン20の内部のバッファに
データ列として格納する機能を達成できれば良く、その
機能をハードウェアのみで実現しても良い。むしろ、電
話の通話時間を短縮するためには、ハードウェアを積極
的に用いて処理を高速化する方が好ましい。
ここで、本発明の番組情報提供源について説明する。
番組情報提供源は、例えば、応答メッセージを録音可能
な電話機で簡単に構成できる。例えば、市販の留守番電
話機の応答メッセージ録音機能と、プッシュホン信号発
生機能を使用し、応答メッセージとしてプッシュホン信
号を所定の時系列に従って録音するだけでも実現でき
る。番組情報提供源の電話番号はフリーダイヤルであっ
ても良いし、課金される電話番号であっても良い。
以下、番組情報提供源から番組案内装置に応答メッセ
ージとして送られるプッシュホン信号(PB信号)のフォ
ーマットを例示する。例えば、テレビ番組の情報提供源
からの“お勧め”の番組が、第10図に示すように、2チ
ャンネルで08:15〜08:30、36チャンネルで10:00〜11:0
0、8チャンネルで13:00〜14:00、6チャンネルで17:00
〜17:30、19チャンネルで18:30〜18:59、4チャンネル
で19:00〜19:30、10チャンネルで21:00〜23:00であると
する。この場合、番組情報は以下のプッシュホン信号の
時系列として提供される。#000208150830#0036100011
00#000813001400#000617001730#001918301859#0004
19001930#001021002300#。以上のプッシュホン信号に
続けて終了音が送出される。これを受信側で読み取るこ
とにより、チャンネル、番組開始時刻、番組終了時刻を
知ることができる。ここでは、テレビ放送のVHFのチャ
ンネル1〜12を0001〜0012の数値で表し、UHFのチャン
ネル13〜62を0013〜0062の数値で表しているが、SHFの
衛星第1,第2のチャンネルは0100,0200の数値で表すこ
とができる。また、ラジオ放送の場合は、AM放送であれ
ば525KHz〜1600KHzを0525〜1600の数値で表すことがで
き、FM放送であれば76MHz〜96MHzを7600〜9600の数値で
表すことができる。これにより、すべての可視聴番組を
4桁の数値で表すことができる。
なお、番組情報の提供に要する時間は1分を越えるこ
とが多いと考えられるので、番組情報提供源の秒カウン
タが30秒のときに番組案内装置の時計用ICの秒カウンタ
が30秒にセットされるようなタイミングで、時刻セット
用のコマンド“*”を挿入しても良い。なお、時計セッ
トのコマンドは機能の低い番組情報提供源では挿入しな
くても構わない。
以上のようなフォーマットでプッシュボタン信号によ
り送られて来る番組情報は、#245でコールされる“PB
信号受信”のサブルーチン(第7図参照)でマイコン20
のバッファに取り込まれる。そして、#250でコールさ
れる“番組情報登録”のサブルーチン(第8図参照)で
バッファの内容を解読し、番組情報として登録する。以
下、この“番組情報登録”のサブルーチンを第8図に示
し説明する。
まず、#400では受信したデータの個数を示すカウン
タnと、登録される番組の個数を示すカウンタZをそれ
ぞれ1とする。そして、#405で最初のデータDnが−1
か否かを判定する。Dn=−1でなければ、最初のデータ
が“#”でないということであるから、受信データ異常
と判定し、リターンする。#405でDn=−1であれば、
次に続く12桁の数値データDnを配列変数P(X,Y,Z)に
取り込む。ここで、Xはデータの内容を示すコードであ
り、X=1であれば放送局コード、X=2であれば番組
開始時刻、X=3であれば番組終了時刻を意味する。ま
た、Yは各データの第1〜第4の桁を示す変数である。
#410〜#450では、X=1,2,3、Y=1,2,3,4について、
データDnを配列変数P(X,Y,Z)に代入する。データDn
が0〜9の範囲でなかったり、途中でデータDnが終了
(n=N)となれば、受信データ異常と判定し、それぞ
れ#425,#435からリターンする。次に、#460,#470で
は、12桁の数値列で表される各番組情報の間に、“#”
のデータが挿入されているか否かを判定し、“#”のデ
ータが挿入されていない場合には、どこかで受信データ
がずれている可能性があるので、受信データ異常と判定
し、#470からリターンする。#475では、データ終了
(n=N)か否かを判定し、データ終了でなければ、#
480で登録される番組の個数を示すカウンタZを1つカ
ウントアップし、#410に戻って、次の12桁の数値列を
配列変数P(X,Y,Z)に取り込む。#475でデータ終了
(n=N)であれば、正常に番組情報の登録が終了した
ことになるので、#480で変数Rを0としてリターンす
る。この場合にのみ#255から#260に進むことになる。
次に、第3図の#50でコールされる“番組タイマー”
のサブルーチンを第9図に示し説明する。このサブルー
チンでは、まず、登録されている番組の個数Zを#500,
#502で変数j,iにそれぞれ代入する。変数jは未だ受信
完了していない番組の個数を示すカウンタであり、変数
iは#505〜#580の処理をi=Z,Z−1,…2,1の各場合に
ついて繰り返すためのカウンタである。#505〜#515で
は、i番目の番組情報について、放送局、番組開始時
刻、番組終了時刻を示す配列変数P(1,Y,i)、P(2,
Y,i)、P(3,Y,i)を放送局C、番組開始時刻T1、番組
終了時刻T2の各変数に取り込む。また、#520では、時
計用IC23から現在時刻Tを読み込む。この#520の直後
に、第3図に示す#2,#3と同様の処理を挿入すれば、
数値表示部22では現在時刻を常に表示することができ
る。次に、#525では、現在時刻Tが番組開始時刻T1
番組終了時刻T2の間にあるか否かを日付の変更も含めて
判定する。そして、現在時刻Tが番組開始時刻T1と番組
終了時刻T2の間にあれば、i番目の番組を受信中である
ことを示すフラグFiを#530で判定し、Fi=1であれば
#570に進み、Fi=0であれば#540に進んで、Fi=1と
し、#545でリモコン27により放送局Cの受信命令を放
送受信機11にワイヤレス送信し、#570に進む。また、
#525で現在時刻Tが番組開始時刻T1と番組終了時刻T2
の間になければ、i番目の番組を受信中であることを示
すフラグFiを#550で判定し、Fi=0であれば#570に進
み、Fi=1であれば#555に進んで、Fi=0とし、受信
完了していない番組数を示すカウンタjを1つカウント
ダウンして、#560でリモコン27により受信終了命令を
放送受信機11にワイヤレス送信し、#570に進む。ここ
で、放送受信機がテレビやラジオであれば、放送局Cの
受信命令が出てから受信終了命令が出るまで放送局Cの
受信が行われるものであり、ビデオ又はオーディオテー
プレコーダであれば、その間の受信内容の録画・録音が
行われるものである。
次に、#570ではスイッチSiのON/OFFを判定する。ス
イッチSiがOFFであれば何もせずに#585に進み、スイッ
チSiがONであれば、#580に進んで、疑似バーコード発
生用のサブルーチンを実行した後、#585に進む。この
#580のサブルーチンは、予約された番組の内容を疑似
バーコードで出力するために使用される。本実施例で
は、番組予約装置が自動的に電話照会した番組をタイマ
ーにセットするので、使用者は予約された番組の内容を
知る必要はない。しかしながら、どうしても番組の内容
を知りたい場合には、スイッチS1〜S9のいずれかをONす
れば良い。例えば、登録されている番組数がZ=7であ
れば、スイッチS1〜S7のいずれかをONしたときに、#58
0に進んで、番組情報が疑似バーコードで出力されるこ
とになる。近年、バーコード予約機能を備えたビデオテ
ープレコーダが広く普及しているが、これはチャンネ
ル、日付、番組開始時刻、番組終了時刻を紙上にバーコ
ードで表示し、これをハンドスキャナでなぞって入力す
るものである。このハンドスキャナは、一般に液晶表示
部を備えており、入力されたチャンネル、日付、番組開
始時刻、番組終了時刻を表示することができる。そこ
で、放送局Cとダミーの日付、及び番組開始時刻T1、番
組終了時刻T2を、リモコン27の赤外線発光素子28のパル
ス駆動により明暗の時系列に変換し、ハンドスキャナの
光入力部に入力する。この明暗の時系列は、ハンドスキ
ャナで本物のバーコードをなぞったときにハンドスキャ
ナで受光される明暗の時系列と同じとすることは言うま
でもない。一般にハンドスキャナに用いられるフォトダ
イオードは赤外線に対して感度を有しているので、リモ
コン27の赤外線発光素子28を流用してハンドスキャナへ
の疑似バーコードの入力を行うことができる。なお、ハ
ンドスキャナのフォトダイオードが赤外線に対して感度
を有していない場合には、リモコン27の赤外線発光素子
28と並列的又は直列的に可視光の発光素子を接続すれば
良い。
次に、#585,#590では、カウンタiを1つカウント
ダウンし、i=0となるまで、#505〜#580の処理を繰
り返す。これにより、i=Z,Z−1,Z−2,…,2,1の各場合
について、#505〜#580の処理が繰り返されることにな
る。#590でi=0となれば、#595で受信完了していな
い番組の個数jを判定し、j=0でなければ#502に戻
って、同じ処理を繰り返す。j=0となれば、リターン
して、#45に戻り、電話照会のサブルーチンを実行す
る。
ところが、本実施例では、#45の電話照会のサブルー
チンによる第1のタイマーモードと、#50の番組タイマ
ーのサブルーチンによる第2のタイマーモードを備えて
いる。このうち、第1のタイマーモードは、主として電
話照会を深夜に行うことにより、遠距離への電話照会時
の通話料金を節約すること、並びに電話機26が使用され
ていない時間帯を狙って電話照会を行うことにより、電
話機26の使用に支障を来たさないことを目的としてい
る。したがって、電話照会の時刻を指定する必要が無い
場合には、第1のタイマーモードは省略できる。第1の
タイマーモードを省略するには、#200のステップで、
照会時刻を読み取る代わりに、現在時刻を読み取り、常
に照会時刻と現在時刻が一致するように1箇所だけプロ
グラムを書き替えれば良い。このようにすれば、受信終
了していない番組の個数jが所定値(例えば0個)以下
になったときに、電話照会が行われて、次の番組情報が
自動的に取り込まれるものである。
なお、番組案内装置が放送受信機11に内蔵されている
ような場合には、受信される放送局の数が少なくなって
きたことを検出して、深夜の放送休止時間帯に電話照会
を行うことも考えられる。このように、放送受信機11を
併用できる場合には、番組放送予定の変更にも対応する
ことができる。例えば、野球放送は中止になったり、延
長になることが多いが、このような場合には、音声多重
放送の副音声その他の多重伝送方式により番組放送予定
の中止又は延長に関する情報を番組案内装置に入力し、
番組タイマーの予約を解除又は変更したり、既に録画を
開始したVTRにポーズを掛けて、テープの無駄や不足が
生じないようにすることも可能となる。また、放送局が
本来の放送を終了した後、次の放送を開始するまでの間
に、番組案内情報を放送すれば、電話による番組案内情
報の照会は不要になると考えられるが、この場合、放送
局は自局の番組しか案内しないので、番組情報提供源と
しては適切なものではない。
次に、番組情報提供源の具体例を列挙する。
まず、視聴率調査会社が番組情報提供源となって、視
聴率1位の番組情報を提供すれば、人気の高い番組を常
に受信できる。したがって、食堂や銀行、ホテルのロビ
ー等の各種施設に設置される大衆向けのテレビ受像機又
はラジオ受信機の番組選択に利用すれば、最大公約数的
な番組を受信できるので、大多数の人にとっては好適で
ある。
また、週刊放送ガイドの編集社には、すべての番組情
報がコンピュータに登録されているから、それらの番組
情報を分野別、視聴者の年代別、性別、職業別等に分類
して検索すれば、2次加工された番組情報を簡単に提供
することができる。
分野別の番組情報としては、例えば、スポーツ番組、
音楽番組、御笑い番組、映画番組、教養番組、政治経済
番組、投資情報番組、健康管理番組などの分類ができ
る。また、例えば、スポーツ番組の中でも、ゴルフ、テ
ニス、野球などの細分類が可能であり、音楽番組の中で
も、演歌、クラシック、歌謡曲などの細分類が可能であ
る。
趣味別の番組情報としては、例えば、料理番組などは
民放でもNHKでも様々な時間帯で放送されているが、放
送時間の比較的短い番組が多いので、見逃しやすい。そ
こで、料理番組の情報を電話照会して番組タイマーに予
約すれば、短い料理番組を長時間のビデオテープに多数
編集して蓄積しておくことができる。これを、早送りし
ながらサーチすれば、献立に悩んだときなどに活用でき
る。
また、例えば、英語講座については、NHKのみなら
ず、民放でも日常会話のための短い英会話番組を多数放
送している。さらに、2ケ国語放送や衛星放送、ラジオ
番組も含めれば、1日中何処かで英語の番組が放送され
ている。そこで、英語で放送される番組の情報を電話照
会して番組タイマーに予約し、テレビ受像機やラジオ受
信機で受信してバックグラウンドとして流せば、浴びる
ように生きた英語を聞くことができ、語学の学習効果が
高くなる。
また、年代別の番組情報としては、幼児、児童、学
生、若年、中年、老人などの分類が可能であり、これに
性別による分類を付け加えることもできる。さらに、職
業別の番組情報としては、農業関係者、金融関係者、受
験期の高校生、就職活動期の大学生などの分類が可能で
ある。これらの分類された視聴者はそれぞれ異なるニー
ズを有していると考えられるから、そのニーズに適合し
た番組情報を提供すれば良い。
次に、特定の事業を営む者が番組情報提供源となれ
ば、自己の事業に関連している番組の情報を提供するこ
とができる。例えば、芸能プロモータ事務所が番組情報
提供源となれば、特定の芸能人が出演しているすべての
番組の情報を提供することが可能となる。歌番組にもド
ラマにもバラエティ番組にも対談番組にもラジオのDJに
も出演するような人気タレントが存在するが、これらを
ファンが見逃さない、聞き逃さないように情報提供する
ことにより、効果的なプロモート活動が可能となる。
また、上述の時計合わせのコマンドを用いた場合に
は、番組情報提供源の時計と視聴者の時計が日差何秒と
いうオーダーで正確に一致する。このような正確な時計
機能と、ビデオのポーズ機能とを併用し、放送時間の情
報を秒単位で提供すれば、放送時間が極めて短い雑多な
情報を1本のビデオに編集することも可能となる。
例えば、自動車工業会が番組情報提供源となって自動
車のCMを1本のビデオに編集するための情報を提供し、
自動車のビデオカタログを提供するようなことが可能と
なる。また、特定の企業が番組情報提供源となって自社
製品CMを1本のビデオに収録し、自社のビデオカタログ
を提供するようなことも可能となる。さらに、就職時期
の学生に対する会社のCMを1本のビデオカタログに編集
するようなことも可能となる。
さらに、映画配給会社が番組情報提供源となれば、上
映中の映画の予告編をビデオカタログとして編集するこ
とができる。これは深夜に「映画情報」という形式で放
送されていることから分かるように、確固たるニーズが
存在する。同様に、音楽のコンサート情報やレコードの
新譜情報なども1本のテープに編集することができる。
以上のような各種の番組情報の電話番号は、電話帳に
一覧表として掲載されることが好ましいが、番組情報提
供源が個別に自己の電話番号を宣伝しても構わない。
上述の実施例では、既設の電話機に番組案内装置を外
付けする構成を例示したが、電話機に番組案内装置を内
蔵しても構わない。このようにすれば、電話機の電話番
号ボタンを番号案内装置のテンキーとして利用できる。
また、留守番電話機のような多機能電話機では、電話を
受けた時刻を記録するための時計用ICを内蔵しているこ
とが多いので、この時計用ICを番組案内装置の時計手段
として兼用することもできる。
なお、時計用ICは24時間タイマーとすれば、1日1回
(例えば深夜に)電話照会することになるが、週間プロ
グラムタイマー又は月間プログラムタイマーを使用すれ
ば、1週間又は1箇月に1回の電話照会で済むという利
点がある。
週間又は月間プログラムタイマーを使用する場合にお
いて、録画も同時に行うときには、長時間の録画が必要
となるので、複数台のVTRによるリレー録画の機能を持
たせることが好ましい。この場合、リモコン手段として
は、リモコン信号が互いに干渉しない複数台のVTRを個
別に制御できるように構成すれば、1つのVTRから他のV
TRへのリレー録画を実現できる。また、同一の時間帯に
番組が重複する場合にも、1つのVTRで番組を録画しな
がら、他のVTRで裏番組を録画することが可能となる。
同様の考え方に基づいて、テレビ放送とラジオ放送の番
組案内を1台の装置で実現することも可能となる。
そのほか、電話番号を複数個登録可能とし、個々の視
聴者のニーズの高さに応じて各電話番号に優先順位を与
えておけば、まず、優先順位が第1順位の番組情報を登
録し、余った時間帯に、第2順位の番組情報を上位の番
組情報とは重複しないように登録し、以下、第3順位、
第4順位の番組情報を順次埋めて行くことが可能とな
る。これにより、チャンネルレスのテレビやチューナー
レスのラジオを提供することができる。何故なら、視聴
者は視聴している番組に対するニーズが乏しければ、チ
ャンネルやチューナーを操作して別の放送局からの番組
をサーチし、最もニーズが高い番組を選択して視聴する
からである。本発明によれば、視聴者のニーズを予め番
組案内装置に登録しておくことにより、この番組選択作
業を自動化することができるのである。
[発明の効果] 請求項1又は2記載の発明によれば、番組案内装置か
ら番組情報提供源に対して番組情報を電話照会し、その
番組情報に基づいて放送受信機を制御するようにしたか
ら、視聴者のニーズに合った番組を視聴者の労を煩わす
ことなく提供することができるという効果がある。
特に、請求項1記載の発明によれば、番組情報の電話
照会を行う時刻を指定できるので、既存の電話回線の有
効利用と通話料金の低減が可能になるという効果があ
る。
また、請求項2記載の発明によれば、電話照会を行う
時刻が拘束されないので、1日に何回も電話照会した
り、長期間にわたり電話照会を休止したりすることが可
能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、第2図は
本発明の一実施例のブロック回路図、第3図乃至第9図
は同上の動作説明のためのフローチャート、第10図は本
発明に用いる番組情報の一例を示す図である。 1は電話番号記憶手段、2は照会時刻記憶手段、3は計
時手段、4は照会時刻判定手段、5はダイヤル手段、6
は電話回線、7はモデム手段、8は番組情報記憶手段、
9は番組時刻判定手段、10は放送受信機制御手段、11は
放送受信機、12は電話交換機、13は応答用電話機であ
る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】番組の放送開始時刻と放送終了時刻を特定
    するための番組時刻の情報と、当該番組の放送局を特定
    するための情報とを少なくとも含んで成る番組情報を電
    話回線を通じて番組情報提供源から提供される番組案内
    装置であって、番組情報提供源の電話番号を記憶するた
    めの電話番号記憶手段と、番組情報を照会する時刻を記
    憶するための照会時刻記憶手段と、現在時刻を計時する
    ための計時手段と、計時手段の出力と照会時刻記憶手段
    に記憶された照会時刻とを比較することにより照会の要
    否を判定する照会時刻判定手段と、照会が必要と判定さ
    れたときに電話番号記憶手段に記憶された電話番号にダ
    イヤルするためのダイヤル手段と、番組情報提供源から
    電話回線を通じて送られて来る信号を受信するためのモ
    デム手段と、モデム手段により受信された信号に基づい
    て番組情報を記憶するための番組情報記憶手段と、番組
    情報記憶手段に記憶された番組時刻と計時手段の出力と
    を比較することにより記憶された番組が放送中か否かを
    判定する番組時刻判定手段と、番組情報記憶手段に記憶
    された番組情報と番組時刻判定手段の判定出力に基づい
    て放送中と判定された番組を受信するように放送受信機
    を制御するための放送受信機制御手段とを備えることを
    特徴とする番組案内装置。
  2. 【請求項2】番組情報記憶手段に番組情報が新たに記憶
    される毎に計数値がカウントアップされる番組個数計算
    手段と、放送中と判定された番組の受信が完了したとき
    に番組個数計数手段の計数値をカウントダウンする減算
    手段と、番組個数計数手段の計数値が所定値以下のとき
    に照会が必要と判定する番組個数判定手段を、前記照会
    時刻記憶手段及び照会時刻判定手段に代えて備えること
    を特徴とする請求項1記載の番組案内装置。
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