JP2541959Y2 - 溶接位置検知装置 - Google Patents

溶接位置検知装置

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JP2541959Y2
JP2541959Y2 JP10006791U JP10006791U JP2541959Y2 JP 2541959 Y2 JP2541959 Y2 JP 2541959Y2 JP 10006791 U JP10006791 U JP 10006791U JP 10006791 U JP10006791 U JP 10006791U JP 2541959 Y2 JP2541959 Y2 JP 2541959Y2
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JP
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welding
welding position
position detector
motor
width dimension
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JP10006791U
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久博 石本
賢二 坪井
昭三 野上
好一 粟野
博 西井
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株式会社ニコテック
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、H鋼などの仕口面或
はウェブ面とコラムとの接合部を溶接する溶接トーチな
どの溶接姿勢を自動的に設定することができる溶接位置
検知装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、H鋼などの仕口
面或はウェブ面と、角筒状に形成されたコラムとを十字
状に仮組みしてなる被溶接部材を本溶接する場合、本溶
接装置に配設された溶接トーチを正確に上記本溶接位置
に位置決めることが、溶接品質を高品質に保つ上で重要
であるが、従来、このような溶接トーチの位置決めは、
専ら作業熟練者などの人手によって行われていたため、
熟練性によって溶接品質にバラツキが生じ易く、また、
かかる作業が非常に煩雑であると共に、これがこの種の
溶接における自動化を阻害する大きな要因となってい
る、という多くの問題を有していた。
【0003】この考案は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、溶接トーチの
位置決めを人手を介することなく自動的に行うことで、
溶接品質を常に均一化・高品質化することができると共
に、この種の溶接作業を自動化することも容易となる溶
接位置検知装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案に係る溶接位置検知装置は、仕口面或はウ
ェブ面とコラムとの接合部を溶接する溶接トーチの溶接
姿勢を、相互に近接する方向へ移動して仕口の幅寸法を
検知する幅寸法位置検出体からの信号と、上下動可能な
高さ位置検出体からの信号と、により自動的に制御する
ように構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基き、この
考案を詳細に説明する。
【0006】図1と図2に示すように、この実施例に係
る溶接位置検知装置は、角筒状に形成されたコラムBの
フランジ部bと仕口Aとが仮溶接されてなる仕口Aの幅
寸法と高さ寸法とを検知するもので、モータ1と、この
モータ1の回転軸に取り付けられた駆動ギア2と噛合す
るスクリューロッド3と、このスクリューロッド3の回
転によって相互に接近方向或は離間方向に移動可能な一
対の幅寸法位置検出体4,4と、この幅寸法位置検出体
4,4により検知された移動量を幅寸法信号として制御
装置(図示せず)などに出力する信号受信装置5と、ス
クリューロッド3に遊嵌され、かつ、ロッド6により回
り止めされた高さ位置検知体7,7と、図示はしない
が、公知の構成からなる制御装置(CPU)と、から構
成されている。
【0007】このように構成されてなる溶接位置検知装
置は、図示外の昇降装置によってレール8に沿って上下
動可能に構成されてなる支持体9に取り付けられている
と共に、溶接トーチ10は、上記高さ位置検知体7,7
にボルト固定されてなる溶接ヘッドDに首振り可能に、
かつ、図中X,Y方向に移動可能に取り付けられてい
る。
【0008】また、上記レール8は、図中X方向に伸縮
自在な公知の機構からなる多段アーム11と、この多段
アーム11の最上段アームに固着され図中Y方向に伸縮
自在な公知の機構からなる多段アーム12と、で構成さ
れてなるアーム部材Eの上記多段アーム12の先端部に
固定されている。
【0009】尚、上記溶接トーチ10は、例えば、ウェ
ブ溶接のときのスミ肉溶接等の時に駆動されるトーチ角
度自動調整用モータ(図示せず)と、エンドタブ(フラ
ックスタブのコーナー部)溶接時に各トーチを首振り駆
動させる角度振りモータ13およびウィービングモータ
14等からなるモータ機構によって、各種溶接に対応し
て、その溶接姿勢を適宜設定できるように構成されてい
る。
【0010】従って、被溶接体が所定の溶接位置にセッ
トされスタートスイッチがオンされると、図2に示すよ
うに、上記溶接位置検知装置の昇降装置が作動して上記
支持体9が下降し、高さ位置検知体7,7の下端が仕口
Aの上面に当接することで高さ検出スイッチ或はセンサ
ー(図示せず)が作動して、上記支持体9の移動量が高
さ位置として検出され、該検出信号は、図示しない制御
装置へと送られ、被溶接体のセット時における高さ位置
の確認作業が行われる。
【0011】また、上記高さ位置検出作業と同期して、
上記モータ1が作動し、スクリューロッド3が回転して
幅寸法位置検出体4,4を相互に接近する方向に移動さ
せ、該幅寸法位置検出体4,4を仕口の両側面に突き当
てる。信号受信装置5は、この幅寸法位置検出体4,4
の移動開始位置から停止位置までの距離を幅検知信号と
して取り出し、該幅検知信号は信号受信装置5から上記
制御装置へと送られて幅寸法の確認作業、即ち、溶接位
置の始点と終点が決定される。
【0012】制御装置は、これらの高さ位置検出信号と
幅寸法の検出信号に基き、上記アーム部材Eや支持体9
の駆動機構を制御し、溶接トーチ10が適正な溶接位置
の始点にセットされるように、各機構の移動量を駆動制
御した後、溶接トーチ10を作動させ、上記検知した始
点から終点までの本溶接作業を制御する。勿論、このと
き、必要であれば、上記制御装置は、角度振りモータ1
3およびウィービングモータ14等からなる各モータ機
構を駆動制御して、予め入力されたデータに基き、上記
溶接トーチ10の溶接姿勢制御も行うように構成されて
いる。
【0013】尚、上記実施例では、この考案を仕口溶接
の場合に適用した場合を例にとり説明したが、この考案
にあってはこれに限定されるものではなく、例えば、ウ
ェブ溶接などの場合にも適用できること勿論である。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係る溶
接装置にあっては、被溶接体の溶接位置に関する幅寸法
と高さを自動的に検出し、該検出信号に基き溶接トーチ
の姿勢制御を行うように構成したので、溶接品質を容易
に均一化・高品質化することができると共に、この種の
溶接作業を自動化することができる、という優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る溶接位置検知装置の
概略的な構成を示す分解斜視図である。
【図2】同溶接位置検知装置の作動状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
A 仕口 B コラム b フランジ面 1 モータ 3 スクリューロッド 4 幅寸法位置検出体 7 高さ位置検出体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 粟野 好一 東京都世田谷区玉川田園調布1丁目15番 12号 日本コネチカットソー株式会社内 (72)考案者 西井 博 東京都世田谷区玉川田園調布1丁目15番 12号 日本コネチカットソー株式会社内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕口面或はウェブ面とコラムとの接合部
    を溶接する溶接トーチの溶接姿勢を、相互に近接する方
    向へ移動して仕口の幅寸法を検知する幅寸法位置検出体
    からの信号と、上下動可能な高さ位置検出体からの信号
    により制御することを特徴とする溶接位置検知装置。
JP10006791U 1991-09-30 1991-09-30 溶接位置検知装置 Expired - Lifetime JP2541959Y2 (ja)

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JPH0565481U JPH0565481U (ja) 1993-08-31
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