JP2541811Y2 - コード巻取り装置 - Google Patents
コード巻取り装置Info
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- JP2541811Y2 JP2541811Y2 JP1987193002U JP19300287U JP2541811Y2 JP 2541811 Y2 JP2541811 Y2 JP 2541811Y2 JP 1987193002 U JP1987193002 U JP 1987193002U JP 19300287 U JP19300287 U JP 19300287U JP 2541811 Y2 JP2541811 Y2 JP 2541811Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はリールの胴部に電源コード線を巻取るように
したコード巻取り装置に関する。
したコード巻取り装置に関する。
(従来の技術) 一般に、電動工具,作業灯等の電気器具を電源コンセ
ントから離れた場所で使用する場合には、コード巻取り
装置が用いられる。この種のコード巻取り装置は、コン
セントに接続された電源コード線をリールの胴部に巻取
った構成で、必要長だけ電源コード線を引出してその差
込みプラグを電源コンセントに差込み接続するものであ
る。
ントから離れた場所で使用する場合には、コード巻取り
装置が用いられる。この種のコード巻取り装置は、コン
セントに接続された電源コード線をリールの胴部に巻取
った構成で、必要長だけ電源コード線を引出してその差
込みプラグを電源コンセントに差込み接続するものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の構成によれば、電源コード線はリールの胴部か
ら必要長だけ引出されて使用されるものであるから、該
胴部には電源コード線が巻取られた状態で残っている場
合が多く、このような状態で長時間にわたって使用され
ると、電源コード線の胴部に巻取られている部分の放熱
が悪くなり、該部分が加熱状態になって発火する問題が
ある。
ら必要長だけ引出されて使用されるものであるから、該
胴部には電源コード線が巻取られた状態で残っている場
合が多く、このような状態で長時間にわたって使用され
ると、電源コード線の胴部に巻取られている部分の放熱
が悪くなり、該部分が加熱状態になって発火する問題が
ある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、電源コード線の加熱状態による発火を防止すること
ができるコード巻取り装置を提供するにある。
は、電源コード線の加熱状態による発火を防止すること
ができるコード巻取り装置を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、電源コンセントに差込まれる差込みプラグ
及びリールの胴部に巻取られる電源コード線並びにこれ
らを介して電源が供給されるコンセントを備えたコード
巻取り装置において、前記胴部に巻取られた電源コード
線の温度を検知してこれがしゃ断設定温度になった時に
作動して前記コンセントに対する電源の供給をしゃ断す
るしゃ断用熱動スイッチを前記胴部の外周部に設け、前
記胴部に巻取られた電源コード線の温度を検知してこれ
が前記しゃ断設定温度より低い警報設定温度になった時
に作動する警報用熱動スイッチを前記胴部の外周部に設
け、そして、この警報用熱動スイッチの作動により鳴動
する鳴動器を前記リールの胴部内に突出する支持片に設
ける構成に特徴を有する。
及びリールの胴部に巻取られる電源コード線並びにこれ
らを介して電源が供給されるコンセントを備えたコード
巻取り装置において、前記胴部に巻取られた電源コード
線の温度を検知してこれがしゃ断設定温度になった時に
作動して前記コンセントに対する電源の供給をしゃ断す
るしゃ断用熱動スイッチを前記胴部の外周部に設け、前
記胴部に巻取られた電源コード線の温度を検知してこれ
が前記しゃ断設定温度より低い警報設定温度になった時
に作動する警報用熱動スイッチを前記胴部の外周部に設
け、そして、この警報用熱動スイッチの作動により鳴動
する鳴動器を前記リールの胴部内に突出する支持片に設
ける構成に特徴を有する。
(作用) 本考案のコード巻取り装置によれば、リールの胴部に
巻取られている電源コード線の温度が警報設定温度まで
上昇すると警報用熱動スイッチが作動して鳴動器を鳴動
させるようになり、その後、前記温度がしゃ断設定温度
まで上昇するとしゃ断用熱動スイッチが作動してコンセ
ントに対する電源の供給をしゃ断するようになる。この
場合、警報用熱動スイッチ及びしゃ断用熱動スイッチ
は、リールの胴部の外周部に設けられていて、胴部に巻
取られた電源コード線の温度を直接検知するので、検知
応答性がよく、確実な検知を行なうことができる。そし
て、鳴動器はリールの胴部内に突出する支持片に配設さ
れているので、鳴動器の外部への音としては騒々しい音
とはならず所謂高音成分がカットされた如きソフトな音
になり、周囲に対して騒音となる問題はない。加えて、
鳴動器の鳴動時には振動が発生するが、この振動は胴部
内に突出するように設けられた支持片によって吸収され
るので、振動音所謂ビビリ音の発生も防止することがで
きる。
巻取られている電源コード線の温度が警報設定温度まで
上昇すると警報用熱動スイッチが作動して鳴動器を鳴動
させるようになり、その後、前記温度がしゃ断設定温度
まで上昇するとしゃ断用熱動スイッチが作動してコンセ
ントに対する電源の供給をしゃ断するようになる。この
場合、警報用熱動スイッチ及びしゃ断用熱動スイッチ
は、リールの胴部の外周部に設けられていて、胴部に巻
取られた電源コード線の温度を直接検知するので、検知
応答性がよく、確実な検知を行なうことができる。そし
て、鳴動器はリールの胴部内に突出する支持片に配設さ
れているので、鳴動器の外部への音としては騒々しい音
とはならず所謂高音成分がカットされた如きソフトな音
になり、周囲に対して騒音となる問題はない。加えて、
鳴動器の鳴動時には振動が発生するが、この振動は胴部
内に突出するように設けられた支持片によって吸収され
るので、振動音所謂ビビリ音の発生も防止することがで
きる。
(実施例) 以下本考案の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
る。
まず全体を示す第2図において、1は支持体で、下部
に脚部2を有し、上部に把手部3を有し、又、中間部に
軸部4を有している。5はその軸部4に回転自在に支持
されたリールで、これは、円筒状をなす合成樹脂製の胴
部6と、この胴部6の両端部に位置する略円板状をなす
前,後両端板7,8とを連結棒9及びこれに螺着した袋ナ
ット10により連結してなり、その胴部6の外周部に一端
部に差込みプラグ11を有する電源コード線12を巻取るよ
うになっている。又、上記両端板7,8のうち前端板7
は、環状をなす鉄板製の端板主部13と、この端板主部13
の中央部に位置した合成樹脂製のコンセント支持盤14と
からなり、一方、後端板8は円板状をなす鉄板製の一枚
板からなる。コンセント支持盤14の裏面には、中央部に
位置して上記軸部4に回転自在に嵌合する軸筒部15が突
設されているとともに、その周囲部に位置して例えば3
個のコンセント16(第1図参照)がねじ止めされてい
る。
に脚部2を有し、上部に把手部3を有し、又、中間部に
軸部4を有している。5はその軸部4に回転自在に支持
されたリールで、これは、円筒状をなす合成樹脂製の胴
部6と、この胴部6の両端部に位置する略円板状をなす
前,後両端板7,8とを連結棒9及びこれに螺着した袋ナ
ット10により連結してなり、その胴部6の外周部に一端
部に差込みプラグ11を有する電源コード線12を巻取るよ
うになっている。又、上記両端板7,8のうち前端板7
は、環状をなす鉄板製の端板主部13と、この端板主部13
の中央部に位置した合成樹脂製のコンセント支持盤14と
からなり、一方、後端板8は円板状をなす鉄板製の一枚
板からなる。コンセント支持盤14の裏面には、中央部に
位置して上記軸部4に回転自在に嵌合する軸筒部15が突
設されているとともに、その周囲部に位置して例えば3
個のコンセント16(第1図参照)がねじ止めされてい
る。
一方、17はコンセント支持盤14に先端部が胴部6内の
中央部に突出するように取付けられた支持片であり、そ
の先端部には鳴動器たるブザー18が取付け支持されてい
る。従って、ブザー18はリール5の胴部6内に配設され
ていることになる。19はリール5における胴部6の外周
部に取付けられたしゃ断用熱動スイッチたるバイメタル
スイッチであり、これは、しゃ断設定温度例えば80℃を
検知するとオフ作動し、復帰温度例えば60℃を検知する
とオン復帰する。この場合、しゃ断用バイメタルスイッ
チ19としては、しゃ断設定温度で±3℃及び復帰温度で
±5℃の誤差範囲が許容される安価なものが用いられて
いる。20は同じくリール5における胴部6の外周部に取
付けられた警報用熱動スイッチたるバイメタルスイッチ
であり、これは、前記しゃ断設定温度より低い警報設定
温度例えば68℃を検知するとオン作動し、復帰温度例え
ば58℃を検知するとオフ復帰する。この場合、警報用バ
イメタルスイッチ20としては、警報設定温度で±4℃及
び復帰温度で±5℃の誤差範囲が許容される安価なもの
が用いられている。21はコンセント支持盤14に取付けら
れたネオンランプからなるパイロットランプである。
中央部に突出するように取付けられた支持片であり、そ
の先端部には鳴動器たるブザー18が取付け支持されてい
る。従って、ブザー18はリール5の胴部6内に配設され
ていることになる。19はリール5における胴部6の外周
部に取付けられたしゃ断用熱動スイッチたるバイメタル
スイッチであり、これは、しゃ断設定温度例えば80℃を
検知するとオフ作動し、復帰温度例えば60℃を検知する
とオン復帰する。この場合、しゃ断用バイメタルスイッ
チ19としては、しゃ断設定温度で±3℃及び復帰温度で
±5℃の誤差範囲が許容される安価なものが用いられて
いる。20は同じくリール5における胴部6の外周部に取
付けられた警報用熱動スイッチたるバイメタルスイッチ
であり、これは、前記しゃ断設定温度より低い警報設定
温度例えば68℃を検知するとオン作動し、復帰温度例え
ば58℃を検知するとオフ復帰する。この場合、警報用バ
イメタルスイッチ20としては、警報設定温度で±4℃及
び復帰温度で±5℃の誤差範囲が許容される安価なもの
が用いられている。21はコンセント支持盤14に取付けら
れたネオンランプからなるパイロットランプである。
さて、第1図に従って電気回路の構成につき述べる。
即ち、差込みプラグ11は電圧側(雄形)端子11a,接地側
(雄形)端子11b及びグランド(雄形)端子11cを有する
三端子形のものである。電源コード線12は電圧側線12a,
接地側線12b及びグランド線12cからなる。そして、これ
らの電圧側線12a,接地側線12b及びグランド線12cの各一
端部は前記差込みプラグ11の電圧側端子11a,接地側端子
11b及びグランド端子11cに夫々接続されている。3個の
コンセント16は夫々電圧側(雌形)端子16a,接地側(雌
形)端子16b及びグランド(雌形)端子16cを有する三端
子形のものである。そして、これらの電圧側端子16a,接
地側端子16b及びグランド端子16cには前記電源コード線
12の電圧側線12a,接地側線12b及びグランド線12cの各他
端部が夫々接続されている。この場合、電源コード線12
における電圧側線12aの各コンセント16側の部位にはし
ゃ断用バイメタルスイッチ19が介在されている。そし
て、電圧側線12aのしゃ断用バイメタルスイッチ19より
コンセント16側の部位と接地側線12bとの間には、抵抗
器22とパイロットランプ21との直列回路及び警報用バイ
メタルスイッチ20とブザー18との直列回路が夫々接続さ
れている。
即ち、差込みプラグ11は電圧側(雄形)端子11a,接地側
(雄形)端子11b及びグランド(雄形)端子11cを有する
三端子形のものである。電源コード線12は電圧側線12a,
接地側線12b及びグランド線12cからなる。そして、これ
らの電圧側線12a,接地側線12b及びグランド線12cの各一
端部は前記差込みプラグ11の電圧側端子11a,接地側端子
11b及びグランド端子11cに夫々接続されている。3個の
コンセント16は夫々電圧側(雌形)端子16a,接地側(雌
形)端子16b及びグランド(雌形)端子16cを有する三端
子形のものである。そして、これらの電圧側端子16a,接
地側端子16b及びグランド端子16cには前記電源コード線
12の電圧側線12a,接地側線12b及びグランド線12cの各他
端部が夫々接続されている。この場合、電源コード線12
における電圧側線12aの各コンセント16側の部位にはし
ゃ断用バイメタルスイッチ19が介在されている。そし
て、電圧側線12aのしゃ断用バイメタルスイッチ19より
コンセント16側の部位と接地側線12bとの間には、抵抗
器22とパイロットランプ21との直列回路及び警報用バイ
メタルスイッチ20とブザー18との直列回路が夫々接続さ
れている。
次に、本実施例の作用につき説明する。
先ず、電源コード線12をリール5の胴部6から所定長
だけ引出した後、差込みプラグ11の電圧側端子11a,接地
側端子11b及びグランド端子11cを図示しない電源コンセ
ントの対応する端子に差込み接続する。この場合、しゃ
断用バイメタルスイッチ19がオンしているので、パイロ
ットランプ21には電圧側線12a及び接地側線12b間の電圧
が抵抗器22を介して印加されるようになり、パイロット
ランプ21が通電されて発光する。そこで、図示しない電
動工具,作業灯等の電気器具の差込みプラグ(いずれも
図示せず)をコンセント16に差込み接続することによ
り、該電気器具に給電するものである。
だけ引出した後、差込みプラグ11の電圧側端子11a,接地
側端子11b及びグランド端子11cを図示しない電源コンセ
ントの対応する端子に差込み接続する。この場合、しゃ
断用バイメタルスイッチ19がオンしているので、パイロ
ットランプ21には電圧側線12a及び接地側線12b間の電圧
が抵抗器22を介して印加されるようになり、パイロット
ランプ21が通電されて発光する。そこで、図示しない電
動工具,作業灯等の電気器具の差込みプラグ(いずれも
図示せず)をコンセント16に差込み接続することによ
り、該電気器具に給電するものである。
而して、以上のような電気器具の使用中即ち給電中に
おいては、リール5の胴部6に電源コード線12が巻取ら
れた状態で多く残存していることか往々にしてある。こ
のような状態で、電気器具が長時間にわたって使用され
ると、電源コード線12の胴部6に巻取られている部分の
放熱が悪くなって、その部分において発熱を生じ、該部
分の温度が上昇するようになる。このように、電源コー
ド線12におけるリール5の胴部6に巻取られている部分
の温度が上昇するようになると、該電源コード線12と接
するバイメタルスイッチ19及び20がその温度を検知する
ようになる。そして、先ず、警報用バイメタルスイッチ
20が警報設定温度たる68℃を検知すると、該警報用バイ
メタルスイッチ20がオン作動してブザー18に通電して鳴
動させるようになり、使用者に電源コード線12が過熱状
態になることを予報するようになる。ここで、バイメタ
ルスイッチ19及び20は、リール5の胴部6の外周部に取
付けられていて、電源コード線12の温度を直接検知する
ので、検知応答性がよく、確実な検知を行ない得るもの
である。この場合、ブザー18はリール5の胴部6内に配
設されているので、ブザー18の外部への音としては騒々
しい音とはならず所謂高音成分がカットされた如きソフ
トな音になり、周囲に対して騒音となることはない。し
かも、ブザー18が鳴動すると、ブザー18の取付け部分た
る支持片17に振動が発生するようになるが、この振動は
胴部6内に突出する支持片17によって吸収されるので、
振動音所謂ビビリ音の発生をも防止することができる。
おいては、リール5の胴部6に電源コード線12が巻取ら
れた状態で多く残存していることか往々にしてある。こ
のような状態で、電気器具が長時間にわたって使用され
ると、電源コード線12の胴部6に巻取られている部分の
放熱が悪くなって、その部分において発熱を生じ、該部
分の温度が上昇するようになる。このように、電源コー
ド線12におけるリール5の胴部6に巻取られている部分
の温度が上昇するようになると、該電源コード線12と接
するバイメタルスイッチ19及び20がその温度を検知する
ようになる。そして、先ず、警報用バイメタルスイッチ
20が警報設定温度たる68℃を検知すると、該警報用バイ
メタルスイッチ20がオン作動してブザー18に通電して鳴
動させるようになり、使用者に電源コード線12が過熱状
態になることを予報するようになる。ここで、バイメタ
ルスイッチ19及び20は、リール5の胴部6の外周部に取
付けられていて、電源コード線12の温度を直接検知する
ので、検知応答性がよく、確実な検知を行ない得るもの
である。この場合、ブザー18はリール5の胴部6内に配
設されているので、ブザー18の外部への音としては騒々
しい音とはならず所謂高音成分がカットされた如きソフ
トな音になり、周囲に対して騒音となることはない。し
かも、ブザー18が鳴動すると、ブザー18の取付け部分た
る支持片17に振動が発生するようになるが、この振動は
胴部6内に突出する支持片17によって吸収されるので、
振動音所謂ビビリ音の発生をも防止することができる。
その後、電源コード線12の温度がしゃ断設定温度たる
80℃になると、しゃ断用バイメタルスイッチ19がオフ作
動して電圧用線12aをきる即ちコンセント16に対する電
源の供給をしゃ断するようになり、ブザー18も断電され
て鳴動を停止する。このように、コンセント16に対する
電源の供給がしゃ断されると、電源コード線12の自然冷
却が行なわれるので、ある時間経過すれば電源コード線
12の温度がしゃ断用バイメタルスイッチ19の復帰温度た
る60℃まで下降して該しゃ断用バイメタルスイッチ19が
オフ復帰するようになり、コンセント16に対する電源の
供給が復旧する。従って、リール5の胴部6に巻取られ
た電源コード線12の過熱状態による発火が確実に防止さ
れ、極めて安全性の高いものとなる。
80℃になると、しゃ断用バイメタルスイッチ19がオフ作
動して電圧用線12aをきる即ちコンセント16に対する電
源の供給をしゃ断するようになり、ブザー18も断電され
て鳴動を停止する。このように、コンセント16に対する
電源の供給がしゃ断されると、電源コード線12の自然冷
却が行なわれるので、ある時間経過すれば電源コード線
12の温度がしゃ断用バイメタルスイッチ19の復帰温度た
る60℃まで下降して該しゃ断用バイメタルスイッチ19が
オフ復帰するようになり、コンセント16に対する電源の
供給が復旧する。従って、リール5の胴部6に巻取られ
た電源コード線12の過熱状態による発火が確実に防止さ
れ、極めて安全性の高いものとなる。
尚、ブザー18の鳴動後しゃ断用バイメタルスイッチ19
のオフ作動によりコンセント16に対する電源の供給がし
ゃ断された場合、電源コード線12のリール5の胴部6に
巻取られている残存部分を全て引出すようにすれば、自
然放熱による冷却が促進されることになって、しゃ断用
バイメタルスイッチ19のオン復帰が速やかに行なわれる
ことになる。
のオフ作動によりコンセント16に対する電源の供給がし
ゃ断された場合、電源コード線12のリール5の胴部6に
巻取られている残存部分を全て引出すようにすれば、自
然放熱による冷却が促進されることになって、しゃ断用
バイメタルスイッチ19のオン復帰が速やかに行なわれる
ことになる。
又、ブザー18が鳴動した時点において、使用者が適切
な処置たるしゃ断用バイメタルスイッチ19による電源し
ゃ断前に電気器具の使用を中止した場合特には電源コー
ド線12のリール5の胴部6に巻取られている残存部分を
引出した場合(通常の使用者はこのようにするのが一般
的である。)には、ブザー18は警報用バイメタルスイッ
チ20がオフ復帰するまで鳴動することになり、従って、
使用者はブザー18の鳴動停止をもって使用再開可能にな
ったことを知ることができる。
な処置たるしゃ断用バイメタルスイッチ19による電源し
ゃ断前に電気器具の使用を中止した場合特には電源コー
ド線12のリール5の胴部6に巻取られている残存部分を
引出した場合(通常の使用者はこのようにするのが一般
的である。)には、ブザー18は警報用バイメタルスイッ
チ20がオフ復帰するまで鳴動することになり、従って、
使用者はブザー18の鳴動停止をもって使用再開可能にな
ったことを知ることができる。
尚、上記実施例ではリール5の胴部6を合成樹脂製と
したが、代わりに鉄製としてもよい。
したが、代わりに鉄製としてもよい。
その他、本考案は上記し且つ図面に示す実施例にのみ
限定されるものではなく要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変形して実施し得ることは勿論である。
限定されるものではなく要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変形して実施し得ることは勿論である。
[考案の効果] 本考案のコード巻取り装置は以上説明したように、リ
ールの胴部に巻取られた電源コード線の温度を検知して
これがしゃ断設定温度になった時に作動してコンセント
に対する電源の供給をしゃ断するしゃ断用熱動スイッチ
を前記胴部の外周部に設け、前記胴部に巻取られた電源
コード線の温度を検知してこれが前記しゃ断設定温度よ
り低い警報設定温度になった時に作動する警報用熱動ス
イッチを前記胴部の外周部に設け、そして、この警報用
熱動スイッチの作動により鳴動する鳴動器を設けるよう
にしたので、電源コード線が過熱状態になって発火する
以前にコンセントに対する電源の供給がしゃ断されるこ
とになって極めて安全であり、しかも、電源の供給がし
ゃ断される前に鳴動器が鳴動することになるので、使用
者は電源の供給のしゃ断が行なわれることを事前に知る
ことができて適切な処置をほどこすことができるもので
あり、更に、警報用熱動スイッチ及びしゃ断用熱動スイ
ッチは、リールの胴部の外周部に設けられているので、
胴部に巻取られた電源コード線の温度を直接検知するこ
とができて、検知応答性がよく、確実な検知を行なうこ
とができるものであり、そして、鳴動器をリールの胴部
内に突出する支持片に配設するようにしたので、鳴動器
の外部への音としては騒々しい音とはならず所謂高音成
分がカットされた如きソフトな音となって、周囲に対し
て騒音となるような問題はなく、しかも、鳴動器の鳴動
時の振動は支持片によって吸収されて振動音所謂ビビリ
音の発生をも防止することができる、という実用上優れ
た効果を奏するものである。
ールの胴部に巻取られた電源コード線の温度を検知して
これがしゃ断設定温度になった時に作動してコンセント
に対する電源の供給をしゃ断するしゃ断用熱動スイッチ
を前記胴部の外周部に設け、前記胴部に巻取られた電源
コード線の温度を検知してこれが前記しゃ断設定温度よ
り低い警報設定温度になった時に作動する警報用熱動ス
イッチを前記胴部の外周部に設け、そして、この警報用
熱動スイッチの作動により鳴動する鳴動器を設けるよう
にしたので、電源コード線が過熱状態になって発火する
以前にコンセントに対する電源の供給がしゃ断されるこ
とになって極めて安全であり、しかも、電源の供給がし
ゃ断される前に鳴動器が鳴動することになるので、使用
者は電源の供給のしゃ断が行なわれることを事前に知る
ことができて適切な処置をほどこすことができるもので
あり、更に、警報用熱動スイッチ及びしゃ断用熱動スイ
ッチは、リールの胴部の外周部に設けられているので、
胴部に巻取られた電源コード線の温度を直接検知するこ
とができて、検知応答性がよく、確実な検知を行なうこ
とができるものであり、そして、鳴動器をリールの胴部
内に突出する支持片に配設するようにしたので、鳴動器
の外部への音としては騒々しい音とはならず所謂高音成
分がカットされた如きソフトな音となって、周囲に対し
て騒音となるような問題はなく、しかも、鳴動器の鳴動
時の振動は支持片によって吸収されて振動音所謂ビビリ
音の発生をも防止することができる、という実用上優れ
た効果を奏するものである。
第1図は本考案の一実施例を示す電気回路図、第2図は
同実施例の要部を断面して示す全体の側面図である。 図面中、5はリール、6は胴部、11は差込みプラグ、12
は電源コード線、16はコンセント、17は支持片、18はブ
ザー(鳴動器)、19はしゃ断用バイメタルスイッチ(し
ゃ断用熱動スイッチ)、20は警報用バイメタルスイッチ
(警報用熱動スイッチ)を示す。
同実施例の要部を断面して示す全体の側面図である。 図面中、5はリール、6は胴部、11は差込みプラグ、12
は電源コード線、16はコンセント、17は支持片、18はブ
ザー(鳴動器)、19はしゃ断用バイメタルスイッチ(し
ゃ断用熱動スイッチ)、20は警報用バイメタルスイッチ
(警報用熱動スイッチ)を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】電源コンセントに差込まれる差込みプラグ
及びリールの胴部に巻取られる電源コード線並びにこれ
らを介して電源が供給されるコンセントを備え、前記胴
部の外周部に設けられその胴部に巻取られた電源コード
線の温度を検知してこれがしゃ断設定温度になった時に
作動して前記コンセントに対する電源の供給をしゃ断す
るしゃ断用熱動スイッチと、前記胴部の外周部に設けら
れその胴部に巻取られた電源コード線の温度を検知して
これが前記しゃ断設定温度より低い警報設定温度になっ
た時に作動する警報用熱動スイッチと、この警報用熱動
スイッチの作動により鳴動する鳴動器とを具備し、この
鳴動器を前記リールの胴部内に突出するように設けられ
た支持片に配設したことを特徴とするコード巻取り装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987193002U JP2541811Y2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | コード巻取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987193002U JP2541811Y2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | コード巻取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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1987
- 1987-12-18 JP JP1987193002U patent/JP2541811Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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JPH0196478U (ja) | 1989-06-27 |
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