JP2541601Y2 - 写真ハガキ貼着装置 - Google Patents

写真ハガキ貼着装置

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JP2541601Y2
JP2541601Y2 JP1990061928U JP6192890U JP2541601Y2 JP 2541601 Y2 JP2541601 Y2 JP 2541601Y2 JP 1990061928 U JP1990061928 U JP 1990061928U JP 6192890 U JP6192890 U JP 6192890U JP 2541601 Y2 JP2541601 Y2 JP 2541601Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は焼付け処理した長尺の帯状写真印画紙のベ
ース面(裏面)に接着剤を施し、この接着剤面にハガキ
を接合貼着し順次裁断してフォトポストカードとする写
真ハガキ貼着装置に関し、詳しくは写真ハガキ貼着装置
において帯状印画紙上のN.G.プリント部、ペーパースプ
ライト部などの貼着不要部分を飛ばし除いて接着剤を施
し必要部分にのみハガキを貼着する機構ノンストップ機
構を備え、さらにハガキ供給、ハガキの重送防止、カー
ル防止などの各機構を改善して貼着効率の向上を図る改
良考案に関する。
(従来の技術) 従来のこの種貼着装置は、焼付け処理された長尺の帯
状写真印画紙に間欠的に連続してハガキを貼着する機構
として、帯状印画紙のベース面(裏面)に長さに沿って
全体に接着剤を塗布し、また両面接着テープを全体に連
続して貼付して所要箇所(適正プリント部分)のみに合
せてハガキを貼着し、他の部分にはダミーハガキを接合
するよう作動し、これに関連して貼着するハガキを供給
する機構として、走行路部の帯状印画紙(接着剤)面に
積層収容状態のハガキが接面状に進出作動して接合すべ
くし、ロールによる圧着装置を経て接合された帯状印画
紙を所定の大きさにカットする裁断装置を備え、順次一
連に作動すべく成るものがあった。
(考案が解決しようとする課題) このように従来の貼着装置は、焼付け処理された帯状
の写真印画紙に長さ方向に沿って隙間なく連続して接着
剤を施し、所要(適正プリント)箇所にはハガキを、そ
の他のN.G.プリント、ペーパースプライス部などの不要
箇所にはダミーハガキをそれぞれ接合して押圧した後、
裁断装置に送り不要部分を切落して所要の大きさ(ハガ
キ大)にカットしてフォトポストカードを形成する機構
上、接着剤量を無駄に多用してその分ダミーハガキが必
要である。しかも、貼着作動中、接合作動および裁断作
動の際に、これら接合および裁断機構から流れを停止さ
せて作動するため、貼着装置全体の他の機構もすべて連
係してストップすると共に、接合の度に進退運動をする
作動音が騒々しく、さらにハガキ重送防止機構では同様
に貼着装置全体の流れを一連にストップさせる構成であ
るため、貼着装置の処理過程が煩雑となって処理能力が
低く、フォトポストカード貼着作成のコスト高を招いて
いた。また接着剤、ことに糊料を用いて接合する装置で
は印画紙の紙質に糊料が馴染み難く、緊密且つ均一な糊
料塗布が難しいため、印画紙へのハガキ貼着力は充分で
なかったと共に、糊料が有する水分または溶液分の影響
により起こるフォトポストカードのカールを強制的に矯
正することを余儀なくされていて、煩雑さおよびコスト
高を更に助長していた等の問題があった。
(課題を解決するための手段) この考案は上記目的を達成するため、焼付け処理され
た長尺の帯状写真印画紙を搬送する走行路部に、印画紙
の裏面に接着剤を施す装置、付着された接着剤面にハガ
キを間欠的に連続して供給する装置、供給されたハガキ
を印画紙接着剤面の所定位置に圧着接合する装置、ハガ
キを接合した帯状写真印画紙の所定位置をハガキの大き
さに合せてカットする裁断装置を順次配設して連動作動
すべくして成る貼着装置において、接着剤を付着させる
装置を印画紙表面側で印画紙の走行路軸線から対向側に
押出変位すべく作動する前後に間隔をおいて軸支した一
対の圧接ローラーと、これに対面する印画紙裏面側に前
記圧接ローラーの前後相互間に相当する位置に配し、且
つ圧接ローラーの押出位置で回転駆動すべく軸支した接
着剤塗布ローラーを設けて成ることで、連続プリント処
理した帯状写真印画紙の所定箇所(適正プリント部分)
のみに糊づけすることが可能となり、この部分のみにハ
ガキを貼着することができる。
接着剤を施す装置と圧着接合装置との間における接着
剤を付着させた帯状写真印画紙を搬送させる走行路部に
乾燥室を設けた写真ハガキ貼着装置では、貼着過程にお
いて糊料に含まれている水分を強制的に適度に除去し
て、一連のハガキ貼着工程に要する時間を短縮すると共
に、貼着形成されたフォトポストカードがカールするこ
とを防止する。
ハガキ供給装置を、互いに向き合って進退する移動枠
台と、押出すべく所定の力で付勢した押支枠とから成る
ハガキ収納部の押支枠に、重送を阻むためのゴム材など
から成る摩擦体を対設して駆動する給紙ローラーを設
け、センサーを設けて押支枠の進出量が大きくなり過ぎ
ると検出して移動枠台が進出作動すべくすることで、ハ
ガキ供給の際に重送を防止すると共に、ハガキ収容量の
増大を可能にして連続供給が拡大する。
ハガキ供給装置に続く走行路にハガキの重送を検出す
るセンサーを設け、これに連動して先端が振分け移動す
る分別ガイドを設けて、重送されている余分なハガキを
剥ぎ分け分離させてストックすることで、貼着装置全体
のラインが連係してストップすることがない。
圧着接合装置を駆動ローラーと押圧ローラーとから成
るロール方式とし、この圧着接合装置と裁断装置との間
の走行路部で、搬送する接合帯状写真印画紙をループ状
に弛ませる搬送部を設けることにより、帯状写真印画紙
をカットする際に起きる一旦停止の影響を前半の貼着工
程に与えることを解消する。等の各部における手段をそ
れぞれ提案する。
(作用) 帯状写真印画紙のベース(裏)面に接着剤を施す装置
では、印画紙の走行軸線よりも控えて駆動軸支した固定
せる接着剤塗布剤ローラーに対し、印画紙の走行軸線か
ら前記塗布ローラー側に押出変位する前後一対の圧接ロ
ーラーが走行する印画紙の所定箇所で印画紙の走行張力
を抗して進出作動して印画紙のベース面を塗布ローラー
に前後から跨がる状態で押しつけて接着剤を塗布した
後、圧接ローラーが元の走行軸線位置に後退して印画紙
はその走行張力で塗布ローラーから離れて走行し、印画
紙のベース面に接着剤を塗布しない部分を形成する。
接着剤を施す装置と圧着接合装置との間の走行路部に
乾燥室を設けて接着剤を施した印画紙を経由させること
で、接着剤に含まれている水分、溶液分を強制的に適度
に除去して最も接着力が増した状態でハガキを貼着させ
る。
ハガキ供給装置では、離合方向に進退すべく付勢した
押支枠と収容ハガキの量により進出する移動枠台間に供
給ハガキを積載状に収容し、押支枠の付勢および移動枠
台の押出力に加え、押支枠に設けた給紙ローラーに対設
せる摩擦体の摩擦抵抗力とを利用して積載状のハガキを
一枚ずつ確実に剥ぎ離して重送を阻止しながらハガキを
静かに送出し、付勢された押支枠の進出度合をセンサー
で検出して対向する移動枠台が押出枠側に移動すべく作
動し、押支枠を付勢力を抗して後退させて給紙ローラー
の送出し位置を自動調節する。
ハガキ供給装置に続く走行路に重送検出センサーと分
別ガイドを連係して設けることにより、給紙ローラーの
摩擦体で阻止できなかった重送ハガキを更に重送検出セ
ンサーで検知して走行路上に振出した分別ガイドの先端
で余分に重なったハガキを剥ぎ離して走行路から外しス
トックさせる。
ロール方式の圧着接合装置と裁断装置との間の走行路
部に設けた弛緩搬送部で走行する連続帯状の接合写真印
画紙を弛み遊ばせ、この弛緩搬送部により裁断装置で起
きる接合帯状印画紙走行の断続的一旦停止による流れの
ストップ動向を吸収して、圧着接合装置以前の各部の作
動に影響を与えない。
(実施例) 次に、この考案に係る写真ハガキ貼着装置の実施例を
それぞれ図面を用いて説明する。
第1図および第2図はこの考案を実施せる写真ハガキ
貼着装置を表わす図、第3図乃至第9図は同上貼着装置
における各部を表わす図で、この考案の一実施例を第1,
2図により説明すると、写真ハガキ貼着装置1は、焼付
け処理した長尺の帯状写真印画紙25を収納するロールペ
ーパー部24から両側辺をガイドされ遊動,駆動の各搬送
ローラー27,27で繰り出させて搬送する走行路部に、接
着剤として糊料を塗布する装置2,乾燥室7,ハガキ供給装
置9,ハガキ重送防止装置15,圧着接合装置18,弛緩搬送部
19,裁断装置21を順次配設してこれら各装置が一連に連
係して作動するようにして成る。
第3〜5図で接着剤塗布装置2の一例を示し、下面に
二つの圧接ローラー4,4を前後に適当な間隔をおいて平
行に軸支したホルダー4aの圧接ローラー4に沿う端辺部
に支持シャフト4bを偏位固着し、この支持シャフト4bの
延長部に設けたアーム5a上に支持シャフト4bを回動作動
させるべくコイルバネ5bとソレノイド5を装着して、写
真印画紙25の走行路の上側に圧接ローラー4が跨ぐ状態
でホルダー4aが支持シャフト4bを支点として下方に揺動
押出すべくボス6で支持し、このホルダー4aの圧接ロー
ラー4,4間に当る走行路の下側(印画紙ベース面側)に
糊料を塗布するローラー3を走行路から離れ控えて軸支
して成り、ソレノイド5への通電作動でアーム5aを押し
離してホルダー4aを下方に揺動させ圧接ローラー4,4が
走行路に揺動押出して走行する帯状写真印画紙25の所定
箇所を走行張力を抗して塗布ローラー3面の前後に跨が
る状態に押接させて所定の長さ接着剤を塗布した後、ソ
レノイド5への通電を遮断作動してコイルバネ5bでアー
ム5aを引上げてホルダー4aが復帰し圧接ローラー4,4が
走行路上側の元の位置に後退するため、印画紙25は押接
から解放されてその走行張力で塗布ローラー3面から離
れて元の走行位置に戻り所定箇所への接着剤塗布が終了
し引続き次の装置へと走行する。この場合の作動操作
は、この装置2に連係すべく手前に印画紙25上のN.G.マ
ーク(スプライスマーク)を検出する検出部と、カット
マークを検出する検出部を設けて各々に検出して順次連
動して自動作動させる(図示省略)。
第6図は乾燥室7の一例を示すもので、この乾燥室7
は接着剤塗布装置2に続いて設置し、隔壁にて縦長の部
屋に形成して走行路に沿って入口7bと出口7cを設け、内
部は搬送ローラー27,27で帯状写真印画紙25のベース
(裏)面を壁面に向けて倒U字状に搬送させるべくし、
これに沿った両側壁7a,7a面に走行する印画紙25のベー
ス(接着剤塗布)面に向けて噴射する熱風吹出部8,8を
設けて成り、塗布された接着剤が有する接合に余分な水
分、溶液分を乾燥させて除去し、最良の接着力を有する
状態にして圧着接合装置18へと搬送させる。
第7図はハガキ供給装置9の一例を示すもので、移動
枠台10上に充分なスペースのハガキ収納部9aをおいた上
方に、ウエイト11aによる重圧で下方に付勢せる押支枠1
1を偏位軸支11bして対設し、この押支枠11の給紙側に、
ハガキ26の厚味に相当する間隔をおいて対設せるゴムな
どの摩擦抵抗の大きい資材から成る摩擦体13を有する給
紙ローラー12を設置し、この供給装置9の上部にセンサ
ー14を設けてハガキ26の収納部9aでの送出しによるハガ
キ量の減少で押支枠11の下降限度を検出して移動枠台10
を上昇作動させ、移動枠台10が上昇して押支枠11の上昇
限度をセンサー14で検出して移動枠台10の上昇を停止さ
せるべくして成り、給紙ローラー12に対設した摩擦体13
の摩擦抵抗力を利用して、ハガキ26を一枚ずつ剥ぎ離し
て確実に送付して、ハガキ供給装置9での重なった送出
しを阻むと共に、大きい量のハガキ26を収容することを
可能にし、ハガキ量の減少による給紙ローラー12部の上
下移動に伴い一定の範囲で修正調節して連続供給し、後
設の圧着接合装置18へと搬送する。
第8図はハガキ搬送部における重送防止装置15の一例
を示すもので、二個一組の搬送ローラー27,27を受けて
先端17aをハガキ送行軸線に向って振り動くべくした分
別ガイド17を設置し、前記搬送ローラー27,27の前側に
設けた重送検出センサー16で重送を検出して分別ガイド
17を作動させるべくして成り、前記給紙ローラー12に対
設した摩擦体13による重送阻止機能で防止しきれずに重
送された余分なハガキ26aを更にハガキ搬送部から振り
分け離して回収ボックス15aに収容させてハガキの重送
をダブル制御し、貼着装置1全体の流れをストップさせ
ることがない。
第9図は弛緩搬送部19の一例を示すもので、この弛緩
搬送部19は二個一組の圧着ローラー18a,18aから成る圧
着接合装置18と裁断装置21と間の搬送部に設置し、上方
に開放せる深さのある搬送室19aの上縁の圧着接合装置1
8側から接合帯状写真印画紙25が搬入し何ら制約のない
倒U字形の宙にぶら下ったループ状態に弛んで裁断装置
21側へと上がり搬出させるべくして成り、搬送室19aの
流れに沿って対面する側壁に上下三段階のセンサー20a,
20b,20cから成る弛緩検出装置20を設けて、搬送室19aで
の接合帯状写真印画紙25の弛み加減が中段のセンサー20
bで検出すれば裁断装置21は作動し、上段のセンター20a
で検出できなくなると停止し、通常はこの範囲で弛み量
を調節しながら連続して作動する。下段のセンサー20c
は弛み量が異常に多くなり過ぎた場合、例えば裁断装置
21の異常の場合、これを検出して圧着接合装置18以前の
各装置を停止させて制御するもので、実際のテストで従
来の100%増の能率を上げている。
このような構成からこの考案の写真ハガキ貼着装置に
おける貼着工程を前記実施例に基いて順次説明すると、
操作パネル28を操作してロールペーパー部24から繰り出
された焼付け処理済の帯状写真印画紙25を接着剤塗布装
置2に送込んで印画紙25のベース(裏)面25aのN.G.プ
リント、コマ間などの不要部分を除いた所要箇所(適正
プリントのコマ部分)のみに順次各別に糊つけし、糊つ
けした接着剤の不要の水分、溶液分を乾燥室7で強制的
に乾燥除去して圧着ローラー18a,18aから成る圧着接合
装置18に送込む。これに検出符号すべく別途にハガキ供
給装置9の摩擦体13を対設せる給紙ローラー12で確実に
一枚ずつ送出されたハガキ26はハガキ搬送部を走行中に
更に重送防止装置15を経て重送を検出された余分なハガ
キ26aは正規のハガキ26から分離されハガキ搬送部から
別路に弾き出されて回収ボックス15aに収容され、一方
正規のハガキ26は重送検出されないハガキ26と共に前記
帯状写真印画紙25の糊づけ部分を順次検出し符号させて
圧着接合装置18に送込み圧着接合する。ハガキ26を接合
した帯状写真印画紙25は倒U字形のループ状に垂れ下っ
たフリー状態に弛んで搬送する弛緩搬送部19を経て、サ
イドカッター22および駒カッター23から成る裁断装置21
で各フォトポストカードに裁断されて切屑は切屑収容部
30で落し受け、貼着写真ハガキは順次ストッカー29に収
容する一連の工程によって貼着写真ハガキが形成され
る。これら工程が前記各部を一連に連係して装置するこ
とにより写真ハガキ貼着装置における貼着効率を倍加さ
せるものであるが、前記説明するようにこれら各部装置
は各別単独で独自の作用を為すものであることから、既
往の貼着装置にこの考案の一部装置を個別に組込み改良
することにより、その作用を活用してその効果を得るこ
とは可能である。
(考案の効果) この考案の写真ハガキ貼着装置はこのような構成から
成り、押出変位する前後一対の圧接ローラーと接着剤塗
布ローラーとから成る接着剤を施す装置を備えて、帯状
写真印画紙のハガキを貼着する所定箇所にのみ接着剤を
施すことが可能となり、接着剤の量およびダミーハガキ
を節約し、その工程を省くことができる。
ことに、前後一対の圧接ローラーから跨がる状態で押
接し、印画紙は塗布ローラー面の広い範囲に亘って弧状
に強力に纏い付く状態で圧着するため、接着剤は印画紙
裏面に強力に、しかも緊密且つ均一に塗布されてハガキ
の印画紙への貼着力が増大する。
接着剤を施す装置と圧着接合装置との間の走行路に、
乾燥室を設けて接着剤を施した帯状写真印画紙を経由さ
せて熱風吹きつけにより強制的に乾燥させる貼着装置で
は、貼着形成された写真ハガキが反り返えるカール現象
の原因である印画紙面の接着剤に含まれる過剰の水分、
溶液分を強制的に乾燥させて除去し、最も接着力の強い
適度の水分、溶液分を含んだ状態に乾燥させて接合する
ため、前記の接着剤塗布ローラーに対するツイン圧接ロ
ーラーによる接着剤の塗布作用と相俟って一層強力な貼
着が得られると共に、強制乾燥により一連の貼着工程に
要する時間を大幅に短縮することができる。しかも、貼
着形成された写真ハガキがカールすることをなくし、強
制的に矯正することの煩わしさおよび工程が解消した。
互いに相寄る方向に体面させて移動枠台と付勢した押
支枠とで積重ね状に挾持収容したハガキを、押支枠の摩
擦体を持つ給紙ローラーで付勢力を利用して送出し、ハ
ガキの収容量により移動枠台を進出させるハガキ供給装
置を備えた貼着装置では、ハガキ収納部でのハガキ収容
量を大きく確保し、且つ移動枠台の進出によって連続供
給を可能にしたと共に、摩擦体を有する給紙ローラーで
静かに、且つ重送を防止しながら送出すことができる。
センサーと振分け移動する分別ガイドとによるハガキ
重送防止装置を備えた貼着装置では、重送された余分な
ハガキは剥ぎ離されて別路で回収されるため、貼着装置
全体の主ラインを止めることなくハガキの重送を防止す
ることができ、貼着効率を向上させる。
ロール圧着接合装置と裁断装置との間の走行路に、弛
緩搬送部を設けた貼着装置では、裁断装置の機構上カッ
ト時に起きる帯状写真印画紙の走行が一時ストップする
流れ停止の影響を弛緩搬送部で吸収して、それ以前の各
装置のラインに及ぶことを阻止するため、全体の貼着能
率を著しく増大させる。等の効果を奏し、各装置を一連
に連係して配設し写真ハガキ貼着装置を構成することに
より、その相剰作用で貼着能率が更に増大し、接着剤、
ダミーハガキなどの省資材、省工程による効率の向上で
コストの面からも格段に優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施せる写真ハガキ貼着装置の正面
図、第2図は同上の要部を切欠いて示した正面図、第3
図は写真ハガキ貼着装置における接着剤塗布装置部の斜
視図、第4図は同上の作動時の接着剤塗布状態を示す正
面図、第5図は同上接着剤塗布後の状態を示す正面図、
第6図は写真ハガキ貼着装置における乾燥室部の正面
図、第7図は写真ハガキ貼着装置におけるハガキ供給装
置部の斜視図、第8図は写真ハガキ貼着装置におけるハ
ガキ重送防止装置部の正面図、第9図は写真ハガキ貼着
装置における弛緩搬送部の正面図である。 1……貼着装置、2……接着剤塗布装置、3……塗布ロ
ーラー、4……圧接ローラー、5……ソレノイド、7…
…乾燥室、9……ハガキ供給装置、10……移動枠台、11
……押支枠、11a……ウエイト、12……給紙ローラー、1
3……摩擦体、14……上下限検出センサー、15……ハガ
キ重送防止装置、16……重送検出センサー、17……分別
ガイド、17a……先端、18……圧着接合装置、18a……圧
着ローラー、19……弛緩搬送部、20……弛緩検出装置、
21……裁断装置、25……帯状写真印画紙、26……ハガ
キ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−318560(JP,A) 特開 昭62−212653(JP,A) 特開 昭60−40333(JP,A) 特開 昭62−131261(JP,A) 実開 昭58−92234(JP,U) 実開 昭52−135142(JP,U) 接着技術便覧編集委員会編「接着技術 便覧」、第2版、昭和38年7月20日発 行、日刊工業新聞社、第18頁〜第20頁

Claims (8)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼付け処理された帯状写真印画紙の走行路
    部に、印画紙の裏面に接着剤を施す装置、付着接着剤面
    にハガキを間欠的に連続供給する装置、供給されたハガ
    キを印画紙裏面に圧着接合する装置、接合された帯状写
    真印画紙を所定の大きさにカットする裁断装置を順次配
    置して成る貼着装置において、接着剤を施す装置は印画
    紙表面側で印画紙の走行軸線を押出変位させるべく作動
    する前後に間隔をおいて軸支した一対の圧接ローラー
    と、これに相対して印画紙裏面側で前記一対の圧接ロー
    ラー間に相当する位置に配し、且つ印画紙の走行軸線か
    ら控えて回転駆動すべく軸支した接着剤塗布ローラーと
    から成る写真ハガキ貼着装置。
  2. 【請求項2】前記貼着装置は、接着剤を施す装置と圧着
    接合装置との間の走行路部に、乾燥室を設けて成る請求
    項1記載の写真ハガキ貼着装置。
  3. 【請求項3】前記ハガキ供給装置は、互いに向き合って
    進退する移動枠台と、押出すべく付勢した押支枠とから
    成るハガキ収納部の押支枠に、摩擦体を対設して駆動す
    る給紙ローラーを設け、且つ押支枠の進出量を検出する
    センサーを設けて移動枠台を進出作動させるべくして成
    る請求項1または2記載の写真ハガキ貼着装置。
  4. 【請求項4】前記ハガキ供給装置の押支枠の付勢機構
    は、移動枠台を上下に昇降すべくし、上方から重力で押
    支枠を押圧すべくして成る請求項3記載の写真ハガキ貼
    着装置。
  5. 【請求項5】前記貼着装置は、ハガキ供給装置に続く走
    行路に重送検出センサーを設け、これに連係して作動す
    る先端が振分け移動する分別ガイドを設けて成る請求項
    1乃至4のいずれか1に記載の写真ハガキ貼着装置。
  6. 【請求項6】前記貼着装置は、ロール圧着接合装置と裁
    断装置との間の走行路部に、走行する接合帯状写真印画
    紙をループ状に弛ませる弛緩搬送部を形成して成る請求
    項1乃至5のいずれか1に記載の写真ハガキ貼着装置。
  7. 【請求項7】前記弛緩搬送部は、ループ検出センサーを
    設けて弛み度合を調節作動すべくして成る請求項6記載
    の写真ハガキ貼着装置。
  8. 【請求項8】焼付け処理された帯状写真印画紙の走行路
    部に、印画紙の裏面に接着剤を施す装置、付着接着剤面
    にハガキを間欠的に連続供給する装置、供給されたハガ
    キを印画紙裏面に圧着接合する装置、接合された帯状写
    真印画紙を所定の大きさにカットする裁断装置を順次配
    置して成る貼着装置において、接着剤を施す装置は印画
    紙表面側で印画紙の走行軸線を押出変位させるべく作動
    する前後に間隔をおいて軸支した一対の圧接ローラー
    と、これに相対して印画紙裏面側で前記一対の圧接ロー
    ラー間に相当する位置に配し、且つ印画紙の走行軸線か
    ら控えて回転駆動すべく軸支した接着剤塗布ローラーと
    から成り、この接着剤を施す装置と圧着接合装置との間
    の走行路部に乾燥室を設けて成り、ハガキ供給装置は互
    いに向き合って進退する移動枠台と、押出すべく付勢し
    た押支枠とで成るハガキ収納部の押支枠に、摩擦体を対
    設して駆動する給紙ローラーを設け、且つ押支枠の進出
    量を検出するセンサーを設けて移動枠台を進出作動させ
    るべくして成り、このハガキ供給装置に続く走行路に重
    送検出センサーとこれに連動して先端が振分け移動する
    分別ガイドを設けて成り、圧着ローラーから成る圧着接
    合装置と裁断装置との間の走行路部に、走行する接合帯
    状写真印画紙をループ状に弛ませ、ループ検出センサー
    により弛み度合を調節作動すべくした弛緩搬送部を設け
    て成ることを特徴とする写真ハガキ貼着装置。
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