JP2541541Y2 - 防犯感知器 - Google Patents

防犯感知器

Info

Publication number
JP2541541Y2
JP2541541Y2 JP10075990U JP10075990U JP2541541Y2 JP 2541541 Y2 JP2541541 Y2 JP 2541541Y2 JP 10075990 U JP10075990 U JP 10075990U JP 10075990 U JP10075990 U JP 10075990U JP 2541541 Y2 JP2541541 Y2 JP 2541541Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
capacitor
power supply
signal
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10075990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0458795U (ja
Inventor
雅吾 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP10075990U priority Critical patent/JP2541541Y2/ja
Publication of JPH0458795U publication Critical patent/JPH0458795U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541541Y2 publication Critical patent/JP2541541Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、防犯感知器の改良に係り、更に詳しくは、
瞬間的な電源電圧の降下に対しても誤動作を生じないよ
うにしたことに特徴を有したものに関する。
[従来の技術] 近時、防犯スイッチを有した防犯感知器を窓や扉など
に取り付け、窓や扉が開かれて防犯スイッチが発報する
と、防犯受信機側に発報信号を伝送して警報報知を行う
ようにした防犯システムが開発されている。
第5図は、このようなシステムに使用される防犯感知
器100を示したものであり、図において、101は信号処理
部、102は防犯センサー(防犯スイッチ)を有した検知
回路、103は電源供給線Sを介して伝送された電源電圧
を定電圧化する電源回路、104は信号処理部101から出力
される制御信号に応じてラッチングリレー105を制御す
るリレー駆動回路、106は電源回路103の電源電圧が基準
レベルErよりも低下したときには信号処理部101側に電
圧低下信号を出力する電圧レベル監視回路である。
このような防犯感知器100では、電源電圧が供給され
ると、信号処理部101の制御端子T3から制御信号が出力
され、リレー駆動回路104では、トランジスタQ1がオ
ン、トランジスタQ2がオフして、電源電圧からラッチン
グリレー105の駆動コイルLを通じてコンデンサC1を充
電し、この充電電流によってラッチングリレー105のリ
レー接点ryが接点a側に切換えられ、閉成状態に保持さ
れ、これによって、信号線lPを介して防犯受信機(不図
示)側との間で検知ループが形成されて防犯監視が開始
される。尚、コンデンサが完全充電されると駆動コイル
Lに流れる電流が停止する(第6図(a),(b),
(d)〜(f)参照)。
また、防犯監視中に検知回路102から発報信号が信号
処理部101の発報入力端子T1に伝送されたり、あるい
は、電源回路103から供給される電源電圧が基準レベルE
rよりも低下して、電圧レベル監視回路106から電圧低下
信号が信号処理部101の電圧端子T2に伝送されたときに
は、信号処理部101の制御端子T3から出力される制御信
号が停止するので、リレー駆動回路104のトランジスタQ
1がオフ、トランジスタQ2がオンし、これによって、コ
ンデンサC1に蓄積された充電電荷が駆動コイルLを介し
て放電され、この放電電流によってラッチングリレー10
5のリレー接点ryが接点b側に切換えられ、開成状態に
保持され、これによって、信号線lPを介して形成されて
いた検知ループが遮断されて、防犯受信機側に発報信号
が伝送され、警報を報知するようになっている(第6図
(a)〜(f)参照)。
ところが、このような構成のラッチングリレーを用い
た防犯感知器において、電源電圧が瞬間的に低下し、直
ちに元の電圧に復帰するような瞬時停電が生じると、電
源電圧が基準レベルErよりも低下するので、電圧レベル
監視回路106は信号処理部101側に電圧低下信号を送出
し、信号処理部101はリレー駆動回路104への制御信号の
送出を停止する。このため、リレー駆動回路104では、
コンデンサC1の充電電荷を放電させてラッチングリレー
105のリレー接点ryを接点b側に切換えて、開成保持し
て防犯受信機側に発報信号を送出するが、この後に、電
源電圧レベルが瞬時に復帰して基準レベルErを越えるの
で、信号処理部101は再度リレー駆動回路104に制御信号
を伝送する。
この結果、リレー駆動回路104では、コンデンサC1を再
び充電しリレー接点ryを接点a側に切換えて、閉成保持
させようとするが、コンデンサC1の電荷が完全に放電さ
れていない状態で、再び充電しようとするために充電電
流が低下し、リレー接点ryを駆動することができないな
どの問題を生じていた(第6図(a),(b),(d)
〜(f)参照)。
したがって、瞬時停電が生じ、電源電圧が直ちに復帰
しても、継続して発報信号が防犯受信機側に出力される
ため誤発報となり、防犯感知器の信頼性を低下させる要
因となっていた。
[考案が解決しようとする課題] 上記事情に鑑みて提案される本考案は、停電によって
ラッチングリレーが発報側に切換えられ、その直後に瞬
時に電源電圧が復帰するような瞬時停電が発生した場合
でも、ラッチングリレーの切換えを確実に行って誤発報
を防止し、これによって信頼性を向上させた防犯感知器
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される本考案は、電源
回路の電圧レベルが基準レベルよりも低下したときに
は、電圧低下信号を直ちに出力する一方、この電圧レベ
ルが低下した後、基準レベルまで回復しても、所定の遅
延時間の間は、電圧低下信号を出力保持する電圧レベル
監視手段と、この電圧レベル監視手段から電圧低下信号
を受けていない期間あるいは上記防犯センサーから発報
信号を受けていない期間は、上記ラッチングリレー側へ
制御信号を送出する一方、これらの電圧低下信号あるい
は発報信号を受けている期間は、上記ラッチングリレー
への制御信号の出力を停止させる信号処理部と、上記制
御信号を受けている期間は、電源回路から上記ラッチン
グリレーの駆動コイルを介してコンデンサを充電させ、
このときの充電電流によってラッチングリレーのリレー
接点を閉成保持側に切換える一方、上記制御信号が停止
したときには、上記コンデンサに蓄積された電荷を上記
駆動コイルを介して放電させることによって上記ラッチ
ングリレーのリレー接点を閉成保持側に切換えるリレー
駆動回路と、このリレー駆動回路によって、上記ラッチ
ングリレーのリレー接点が閉成保持されたときには、防
犯受信機と信号線との間で検知ループを形成する一方、
上記ラッチングリレーのリレー接点が開成保持されたと
きには、防犯受信機と信号線との間で検知ループを開い
て発報させる構成としている。
また、請求項2に記載の本考案は、上記電圧レベル監
視手段が、電源ラインと接地電位との間に、該電源ライ
ン側にカソードの接続されたダイオードと抵抗とを並列
接続したものとコンデンサとを直列接続して成る保持回
路と、該保持回路のコンデンサ端子電圧が予め定められ
た基準レベルよりも低い期間には上記信号処理部側に電
圧低下信号を出力させる電圧レベル判別回路とを有した
構成とされている。
請求項3に記載の本考案は、上記電圧レベル監視手段
が、電源ラインと接地電位との間に直列接続された抵抗
およびコンデンサで成る保持回路と、上記電源電圧が予
め定められた基準レベルよりも低下している期間は、上
記保持回路のコンデンサを強制的に放電させて上記信号
処理部側へ電圧低下信号を出力させる電圧レベル判別回
路とを有した構成とされている。
[作用] 請求項1に記載の本考案の基本動作を説明すると、電
源回路の電源が投入され、電源電圧が基準レベルに達す
ると、電圧レベル監視手段は、信号処理部に電圧低下信
号を出力しなくなるので、信号処理部はリレー駆動回路
への制御信号を出力する。
この結果、リレー駆動回路は、電源回路からラッチン
グリレーの駆動コイルを介してコンデンサを充電し、こ
のときの充電電流によってリレー接点を閉成保持側に切
換えて検知ループを形成し、以後はその状態が保持さ
れ、監視状態になる。
このようにして、監視状態にあるときに、瞬時停電が
生じると、電源回路の電源電圧が直ちに基準レベルより
低下するので、電圧レベル監視手段は、電圧低下信号を
出力する。このため、信号処理部は制御信号の出力を停
止し、これによって、コンデンサに充電されていた電荷
は放電を開始する。
そして、この放電の途中において、停電が復旧し、電源
電圧が基準レベルまで瞬時に回復すると、電圧レベル監
視手段は、電圧低下信号を出力した後は、所定の遅延時
間の間、電圧低下信号を保持する構成になっているの
で、電圧低下信号の出力は直ちには停止されず、そのた
め、信号処理部も制御信号の出力を停止した状態を保持
する。このため、コンデンサの放電は継続してなされ、
放電が完全に終了した時点で、電圧レベル監視手段が電
圧低下信号の出力を停止すると、この時点で信号処理部
も停止していた制御信号を出力する。
したがって、このような防犯感知器によれば、電源電
圧が急激に低下した後、瞬時に元の電圧レベルまで復帰
するような瞬時停電を生じた場合も、コンデンサは充電
によって蓄積された電荷が十分に放電されてから、再び
充電を開始するので、コンデンサの充電電流を充分に確
保することができ、ラッチングリレーの切換え動作を確
実にすることが可能となる。
請求項2に記載の本考案では、電源電圧が低下すると
電圧レベル監視手段のコンデンサの充電電圧がダイオー
ドを介して電源回路側に放電されるので、コンデンサの
端子電圧は電源電圧に追従して低下し、電源電圧が基準
レベルよりも低下すると電圧レベル判別回路から信号処
理部側に直ちに電圧低下信号が出力される。一方、電源
電圧が基準レベルよりも低下した後に再び上昇すると、
ダイオードが逆バイアスされてオフし、コンデンサは抵
抗を通じて充電されるため、コンデンサの端子電圧は所
定の時定数で上昇する。このため、電源電圧が基準レベ
ルを越えてから所定の時間が経過した後に、コンデンサ
の端子電圧が基準レベルを越えるため、この所定の時間
だけ継続して電圧低下信号が信号処理部側に出力され、
これによって、リレー駆動回路ではコンデンサの充電電
荷を充分に放電することが可能となる。
請求項3に記載の本考案では、電源電圧が低下して基
準レベルよりも低下すると、電圧レベル判別回路で判別
してコンデンサの充電電荷を強制的に放電させ、これに
よって、保持回路から電圧低下信号が出力される。一
方、電源電圧が基準レベルよりも低下した後に上昇し、
電源電圧が基準レベルを越えると、電圧レベル判別回路
で判別して保持回路のコンデンサの放電を解除するの
で、コンデンサは抵抗を通じて電源電圧で充電されて端
子電圧が上昇していく。そして、コンデンサの端子電圧
が信号処理部側で定まる閾値を越えると、信号処理部に
入力される電圧低下信号が停止するので、電源電圧が基
準レベルを越えてからも所定時間だけ電圧低下信号が継
続されることになり、これによって、リレー駆動回路で
はコンデンサの充電電荷を充分に放電することが可能と
なる。
[実施例] 以下に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案の防犯感知器1の内部構成例を示し
たものであり、信号処理部101、検知回路102、電源回路
103、リレー駆動回路104およびラッチングリレー105に
ついては従来の防犯感知器100(第5図参照)と同一で
あるので同一の符号を付して説明を省略する。
この防犯感知器1では、従来の電圧レベル監視回路10
6に代えて、保持回路11と電圧レベル判別回路12とを有
した電圧レベル監視手段10を備えた構成とされている
(請求項2に対応)。
保持回路11は、電源ラインlVと接地電位との間に、電
源ラインlV側にカソードの接続されたダイオードDと抵
抗R1とを並列接続したものとコンデンサC2とを直列接続
して成り、電源電圧の降下時には、ダイオードDを通じ
てコンデンサC2の充電電圧を電源ラインlV側に放電さ
れ、これによって、コンデンサC2の端子電圧が電源電圧
に追従して瞬時に低下するようになっている。一方、電
源電圧の上昇時には、ダイオードDが逆バイパスになっ
てオフになるため、コンデンサC2は抵抗R1を通じて電源
電圧で充電され、抵抗R1とコンデンサC2で定まる時定数
でコンデンサC2の端子電圧が上昇するようになっている
ので、電源電圧が瞬時に上昇してもコンデンサC2の端子
電圧はすぐには上昇せず、後述する基準レベルErに達す
るまでは所定の遅延時間を要するようになっている。
電圧レベル判別回路12には、保持回路11のコンデンサ
C2の端子電圧が加えられており、コンデンサC2の端子電
圧と予め設定された基準レベルErとを比較し、コンデン
サC2の端子電圧が基準レベルErより低下したときには、
電圧低下信号を出力し、コンデンサC2の端子電圧が基準
レベルErより高いときには、電圧低下信号を出力する構
成となっている。
このような構成の防犯感知器1の動作を、第2図のタ
イムチャートを参照して説明する。尚、検知回路102か
ら発報信号が伝送された場合の動作については、従来の
場合と同一であるので省略する。
1.電源通電時の動作。
電源供給線lSに電源を供給すると、電源回路103から
内部回路各部に電源が供給され、保持回路11のコンデン
サC2は抵抗R1を介して充電されて端子電圧が上昇する
(第2図(a),(b)参照)。
コンデンサC2の端子電圧レベルが基準電圧Erに達する
と、電圧レベル判別回路12は電圧低下信号の出力を停止
するので、信号処理部101は、接続端子T3からリレー駆
動回路104に制御信号を出力する(第2図(b)〜
(d)参照)。
リレー駆動回路104は、このようにして制御信号を受
けると、トランジスタQ1をオン、トランジスタQ2をオフ
して、ラッチングリレー105の駆動コイルLを通じてコ
ンデンサC1を充電し、このときの充電電流によってラッ
チングリレー105のリレー接点ryを駆動して接点a側に
切換え、信号線lPを介して防犯受信機側との間で検知ル
ープを形成し、つまり閉成保持側に切換えて防犯監視状
態に入る(第2図(e),(f)参照)。
2.瞬時停電発生時の動作。
瞬時停電が発生して電源電圧が低下すると、保持回路
11のコンデンサC2の端子電圧も追従して低下する。そし
て、コンデンサC2の端子電圧が基準レベルErよりも低下
すると、電圧レベル判別回路12から電圧低下信号が信号
処理部101の電圧端子T2に出力される(第2図(a)〜
(c)参照)。
信号処理部101が、この電圧低下信号を受けると、制
御端子T3からリレー駆動回路104に出力している制御信
号を停止する。
リレー駆動回路104では、制御信号の入力が停止する
と、トランジスタQ1をオフ、トランジスタQ2をオンして
コンデンサC1に蓄積された電荷を駆動コイルLを介して
放電し、このときの放電電流によってラッチングリレー
105のリレー接点ryを接点b側に切換えて、検知ループ
を開き、つまり閉成保持側に切換えて発報状態に入る。
その後、電源電圧が瞬時に復帰すると、保持回路11の
ダイオードDがオフとなっているので、コンデンサC2は
抵抗R1を通じて所定の時定数で電源電圧で充電され、端
子電圧が上昇していく。そして、コンデンサC2の端子電
圧が基準レベルErを越えると、電圧レベル判別回路12は
電圧低下信号の出力を停止するので、信号処理部101は
リレー駆動回路104に再び制御信号が出力する。
リレー駆動回路104は、制御信号を受けると、トラン
ジスタQ1をオン、トランジスタQ2をオフし、駆動コイル
Lを介してコンデンサC1を充電し、この充電電流によっ
てリレー接点ryを接点a側に切換え、再び検知ループを
形成し、つまり閉成保持側に切換えて発報を解除してか
ら監視状態に入る。
このように、本考案の防犯感知器では、電源電圧が基
準レベルよりも低下し、その後瞬時に基準レベルに復帰
しても、電圧レベル監視手段が電源電圧が基準レベルよ
り低下したと判断したときから所定の遅延時間(第2図
(a),(b)のTHに相当)だけ電圧低下信号の出力を
継続させるので、リレー駆動回路のコンデンサC1の蓄積
電荷を充分放電することが可能となり、これによって、
電源電圧が基準レベルまで復帰したときに流れるコンデ
ンサの充電電流を十分に増加させて、ラッチングリレー
の切換えを安定して行うことが可能となる。
第3図は、請求項3に記載した本考案の防犯感知器2
の内部構成例を示したものであり、上述した防犯感知器
1の電圧レベル監視手段10に代えて、保持回路11′と電
圧レベル判別回路12′とを有した電圧レベル監視手段1
0′を設けた点が異なっており、他の構成については同
一であるので同一の符号を付して説明を省略する。
保持回路11′は、電源ラインlVと接地電位との間に、
抵抗R2とコンデンサC3とを直列接続して成る。
また、電圧レベル判別回路12′は、トランジスタQ3,Q
4、ツエナー電圧VZD(基準レベル)を有するツエナーダ
イオードZDを有して成り、電源電圧がツエナー電圧VZD
(正確には、(ツエナー電圧VZD)+(トランジスタQ4
のベース・エミッタ間電圧VBE))よりも低下したとき
には、トランジスタQ4をオフ、トランジスタQ3をオンし
て、コンデンサC3に蓄積された電荷を強制的に放電さ
せ、逆に、電源電圧がツエナー電圧VZDを越えたときに
は、トランジスタQ4をオン、トランジスタQ3をオフし、
コンデンサC3を抵抗R2を介して充電させる動作を行うよ
うになっている。
このような構成の防犯感知器2の動作を、第4図のタ
イムチャートを参照して説明する。尚、検知回路102か
ら発報信号が伝送された場合の動作については、従来の
場合と同一であるので省略する。
1.電源通電時の動作。
電源供給線lSに電源を供給すると、電源回路103から
内部回路各部に電源が供給され、電圧レベル判別回路1
2′のトランジスタQ4がオン、トランジスタQ3がオフし
て、保持回路11′のコンデンサC3は抵抗R2を介して充電
されて端子電圧が上昇する(第4図(a)〜(c)参
照)。
コンデンサC3の端子電圧レベルが信号処理部101の電
圧端子T2の閾値ET(本実施例では、略VCC/2)に達する
と、信号処理部101では制御端子T3からリレー駆動回路1
04に制御信号を出力する(第4図(c),(d)参
照)。
リレー駆動回路104では、制御信号を受けてトランジ
スタQ1をオン、トランジスタQ2をオフして、ラッチング
リレー105の駆動コイルLを通じてコンデンサC1を充電
し、この充電電流によってリレー接点ryを駆動して接点
a側に切換接続する。これによって、信号線Pを介して
防犯受信機側との間で検知ループを形成して防犯監視状
態に入る(第4図(e),(f)参照)。
2.瞬時停電発生時の動作。
瞬時停電が発生して電源電圧が基準レベルであるツエ
ナー電圧VZDよりも低下すると、トランジスタQ4がオ
フ、トランジスタQ3がオンして、コンデンサC3に蓄積さ
れた電荷が瞬時に放電される(第4図(a)〜(c)参
照)。
信号処理部101では、電圧端子T2の入力電圧が低下す
ると制御端子T3からリレー駆動回路104に出力している
制御信号を停止する。
リレー駆動回路104では、制御信号が停止するとトラ
ンジスタQ1をオフし、トランジスタQ2をオンしてコンデ
ンサC1に蓄積された電荷を駆動コイルLを介して放電
し、この放電電流によってリレー接点ryを接点b側に切
換接続して発報信号を送出する。
一方、電源電圧が復帰して上昇し出し、電源電圧レベ
ルがツエナー電圧VZDを越えると、トランジスタQ4がオ
ン、トランジスタQ3がオフし、コンデンサC3は抵抗R2を
介して充電されて端子電圧が上昇する。そして、コンデ
ンサC3の端子電圧レベルが信号処理部101の電圧端子T2
の閾値ETを越えると、制御端子T3からリレー駆動回路10
4へ制御信号が出力される。
リレー駆動回路104では、トランジスタQ1をオン、ト
ランジスタQ2をオフし、駆動コイルLを介してコンデン
サC1を充電し、この充電電流によってリレー接点ryを接
点a側に切り換え接続して発報状態を解除してから監視
状態に切り換える。
このように、本考案の防犯感知器2においても、電源
電圧が低下した後に再び上昇して基準レベルを越えたと
きから所定時間TH(第4図(a)〜(c)参照)だけ電
圧低下信号の出力を継続させるので、リレー駆動回路の
コンデンサC1の蓄積電荷を充分放電させることが可能と
なり、これによって、充電電流レベルを増加させて安定
したラッチングリレー駆動を行うことができる。
[考案の効果] 請求項1に記載した本考案によれば、電源電圧が瞬間
的に低下するような瞬時停電が発生した場合であって
も、電源電圧が復帰すればラッチングリレーを確実に駆
動させて発報信号の送出を解除させることができるの
で、誤発報を防止し、信頼性を向上させた防犯感知器を
提供できる。
また、請求項2、3に記載した本考案によれば、簡単
な構成によって、請求項1に記載の防犯感知器を効果的
に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防犯感知器の内部構成例図、第2図
(a)〜(f)はその動作を説明するタイムチャート、
第3図は本考案の防犯感知器の別の内部構成例図、第4
図(a)〜(f)はその動作を説明するタイムチャー
ト、第5図は従来の防犯感知器の内部構成例図、第6図
(a)〜(f)はその動作を説明するタイムチャートで
ある。 [符号の説明] 1,2……防犯感知器 10,10′……電圧レベル監視手段 11,11′……保持回路 12,12′……電圧レベル判別回路 101……信号処理部 104……リレー駆動回路 105……ラッチングリレー C1……コンデンサ Er……基準レベル L……駆動コイル ry……リレー接点

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】防犯センサーの発報時や、電源電圧が所定
    レベルよりも低下したときには、ラッチングリレーを切
    換え駆動して、警報報知するようにした防犯感知器にお
    いて、 電源回路の電圧レベルが基準レベルよりも低下したとき
    には、電圧低下信号を直ちに出力する一方、この電圧レ
    ベルが低下した後、基準レベルまで回復しても、所定の
    遅延時間の間は、電圧低下信号を出力保持する電圧レベ
    ル監視手段と、 この電圧レベル監視手段から電圧低下信号を受けていな
    い期間あるいは上記防犯センサーから発報信号を受けて
    いない期間は、制御信号を送出する一方、これらの電圧
    低下信号あるいは発報信号を受けている期間は、制御信
    号の出力を停止させる信号処理部と、 上記制御信号を受けている期間は、電源回路から上記ラ
    ッチングリレーの駆動コイルを介してコンデンサを充電
    させ、このときの充電電流によってラッチングリレーの
    リレー接点を閉成保持側に切換える一方、上記制御信号
    が停止したときには、上記コンデンサに蓄積された電荷
    を上記駆動コイルを介して放電させ、このときの放電電
    流によって上記ラッチングリレーのリレー接点を開成保
    持側に切換えるリレー駆動回路と、 このリレー駆動回路によって、上記ラッチングリレーの
    リレー接点が閉成保持側に切換えられたときには、防犯
    受信機と信号線との間で検知ループを形成する一方、上
    記ラッチングリレーのリレー接点が開成保持側に切換え
    られたときには、上記検知ループを開いて防犯受信機よ
    り警報を出力させる構成とした防犯感知器。
  2. 【請求項2】上記電圧レベル監視手段が、 電源ラインと接地電位との間に、該電源ライン側にカソ
    ードの接続されたダイオードと抵抗とを並列接続したも
    のとコンデンサとを直列接続して成る保持回路と、 該保持回路のコンデンサ端子電圧が予め定められた基準
    レベルよりも低い期間には上記信号処理部側に電圧低下
    信号を出力させる電圧レベル判別回路とを有して構成さ
    れたことを特徴とする、請求項1に記載の防犯感知器。
  3. 【請求項3】上記電圧レベル監視手段が、 電源ラインと接地電位との間に直列接続された抵抗およ
    びコンデンサで成る保持回路と、 上記電源電圧が予め定められた基準レベルよりも低下し
    ている期間は、上記保持回路のコンデンサを強制的に放
    電させて上記信号処理部側に電圧低下信号を出力させる
    電圧レベル判別回路とを有して構成されたことを特徴と
    する、請求項1に記載の防犯感知器。
JP10075990U 1990-09-25 1990-09-25 防犯感知器 Expired - Lifetime JP2541541Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10075990U JP2541541Y2 (ja) 1990-09-25 1990-09-25 防犯感知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10075990U JP2541541Y2 (ja) 1990-09-25 1990-09-25 防犯感知器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0458795U JPH0458795U (ja) 1992-05-20
JP2541541Y2 true JP2541541Y2 (ja) 1997-07-16

Family

ID=31843655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10075990U Expired - Lifetime JP2541541Y2 (ja) 1990-09-25 1990-09-25 防犯感知器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541541Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109917210B (zh) * 2019-03-29 2023-11-14 江苏核电有限公司 一种钠离子浓度表输出电流模拟装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0458795U (ja) 1992-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5465094A (en) Two terminal micropower radar sensor
JPH077696A (ja) 消費者用電子装置用の電流供給回路及びレコーダー
JP2626562B2 (ja) 集合充電器
JP2721916B2 (ja) 火災報知設備の断線監視装置
GB2336455A (en) Detecting device and alarm system
JP2541541Y2 (ja) 防犯感知器
US20020113697A1 (en) Household security and surveillance system utilizing a video recorder
US4725821A (en) Device for generating an alarm signal
EP0502437B1 (en) A device for determining the charge condition of batteries, in particular on board a vehicle
JP2775063B2 (ja) 多重伝送を利用した火災監視方法及びシステム
JP3256512B2 (ja) 伝送装置
JP3382364B2 (ja) 火災報知設備の短絡制御ユニット
JPH0720506B2 (ja) 防災設備の断線監視装置
JPH0333005Y2 (ja)
JPH035987Y2 (ja)
JP3497611B2 (ja) 検出装置
JPH0416724A (ja) 振動検出装置
JPH0319034Y2 (ja)
JPH035988Y2 (ja)
JP2542814B2 (ja) 蓄積回路を有する2信号型煙感知器
JPH0319032Y2 (ja)
JPH0431674Y2 (ja)
KR100376912B1 (ko) 텔리 원격 제어 장치 및 그의 전원 제어 방법
KR870001479Y1 (ko) 비데오 테이프 레코더의 전원 절환회로
JPS639039Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term