JP2540772Y2 - 歯車ポンプ用ケース - Google Patents
歯車ポンプ用ケースInfo
- Publication number
- JP2540772Y2 JP2540772Y2 JP1990083113U JP8311390U JP2540772Y2 JP 2540772 Y2 JP2540772 Y2 JP 2540772Y2 JP 1990083113 U JP1990083113 U JP 1990083113U JP 8311390 U JP8311390 U JP 8311390U JP 2540772 Y2 JP2540772 Y2 JP 2540772Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frm
- case
- aluminum alloy
- gear pump
- pump case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Rotary Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はポンプの高圧化に伴い、ケース内周部の材
料強度を上げると共に、歯先のあたり深さを少なくして
リークを減らすため、材料の硬さを上げ、さらに重量を
軽くする目的をもった、外接歯車ポンプに関するもので
ある。
料強度を上げると共に、歯先のあたり深さを少なくして
リークを減らすため、材料の硬さを上げ、さらに重量を
軽くする目的をもった、外接歯車ポンプに関するもので
ある。
(従来の技術) 従来ポンプ組立後のならし運転においては、第2図に
示すようなあたり3が付くようにケースの材質を選定す
るので、一般にはアルミ合金の重力金型鋳物または押出
し成形材、或いはねずみ鋳鉄が用いられていた。
示すようなあたり3が付くようにケースの材質を選定す
るので、一般にはアルミ合金の重力金型鋳物または押出
し成形材、或いはねずみ鋳鉄が用いられていた。
(考案が解決しようとする課題) 近年高圧化に伴い、歯車ポンプ用ケースの内周部の曲
げ強度を上げると共に、歯先クリヤランスからのリーク
量が増えるを防ぐため、ならし運転で付くあたりの深さ
を少なくするように材料の硬さを上げる要求が高まって
きた。
げ強度を上げると共に、歯先クリヤランスからのリーク
量が増えるを防ぐため、ならし運転で付くあたりの深さ
を少なくするように材料の硬さを上げる要求が高まって
きた。
またねずみ鋳鉄を使用した場合、第4図に示すような
多連ポンプでは重量が重くなり、ブラケット4の強度上
実現が困難である等の問題があった。
多連ポンプでは重量が重くなり、ブラケット4の強度上
実現が困難である等の問題があった。
この考案は上記のような要求や問題に対して解決する
ことをその課題とするものである。
ことをその課題とするものである。
(課題を解決するための手段) この考案は上記課題に鑑みなされたもので、セラミッ
ク長繊維をリング状に圧縮形成したものを用い、これを
溶湯鍛造で形成したアルミ合金のケースの内周部に鋳込
むことにより、該内周部のみをFRM化あるいはFRMにした
ケースとする。
ク長繊維をリング状に圧縮形成したものを用い、これを
溶湯鍛造で形成したアルミ合金のケースの内周部に鋳込
むことにより、該内周部のみをFRM化あるいはFRMにした
ケースとする。
この場合は強度を上げるため熱処理もすることができ
る。
る。
また接着強度を増すためには、アルミ合金ベースのFR
Mのリングを鋳ぐるみしたケースとする。
Mのリングを鋳ぐるみしたケースとする。
この場合セラミックの短繊維、粒子で強化したFRMも
製作可能である。
製作可能である。
(作用) アルミ合金のケースの内周部をFRM化又はFRMにしたこ
とにより、強度と硬さは必要な内周部の補強ができるこ
とになるのと、重量が軽くなる。
とにより、強度と硬さは必要な内周部の補強ができるこ
とになるのと、重量が軽くなる。
(実施例) 第1図にこの考案を実施した一つの例を示す。
ハッチング部分2はFRM化あるいはFRMにした範囲を示
し、溶湯鍛造で成形したアルミ合金のケース1の内周部
に鋳込まれ、内周部がFRMになっている。
し、溶湯鍛造で成形したアルミ合金のケース1の内周部
に鋳込まれ、内周部がFRMになっている。
そのためポンプ吐出圧力の高圧化によって高くなった
内周部の曲げ応力に耐えることができる。
内周部の曲げ応力に耐えることができる。
またFRMであるためアルミ合金よりも硬さが高くで
き、あたり3の深さを少なくし、ひいてはリーク量を少
なくできる。
き、あたり3の深さを少なくし、ひいてはリーク量を少
なくできる。
またアルミ合金が主体となっているために、第4図に
示すような多連ポンプの場合でも、ブラケット4にかか
る応力は小さくなり、無理なく製作することができる。
示すような多連ポンプの場合でも、ブラケット4にかか
る応力は小さくなり、無理なく製作することができる。
(考案の効果) この考案は以上述べたように高圧化したポンプに対し
ても、内周部の曲げ強度はFRMの強度によって2〜3割
程高くなると共に、ならし運転で付くあたりの深さはア
ルミ合金のケースの場合よりも0.02〜0.03mmくらいと少
なく、リーク量が少なくて済む。
ても、内周部の曲げ強度はFRMの強度によって2〜3割
程高くなると共に、ならし運転で付くあたりの深さはア
ルミ合金のケースの場合よりも0.02〜0.03mmくらいと少
なく、リーク量が少なくて済む。
また重量的にも軽くなるので多連ポンプが容易に実現
できる。
できる。
第1図はこの考案の要部を示すケースの図面であり、第
2図はならし運転で付くあたりを示し、第3図を外接歯
車ポンプの構造を、第4図は多連ポンプの構造を示す図
面である。 1……ケース、2……FRMの範囲 3……あたり
2図はならし運転で付くあたりを示し、第3図を外接歯
車ポンプの構造を、第4図は多連ポンプの構造を示す図
面である。 1……ケース、2……FRMの範囲 3……あたり
Claims (1)
- 【請求項1】セラミックス長繊維をリング状に圧縮成形
したものを溶湯鍛造で成形したアルミ合金のケースの内
周部に鋳込み、該内周部のみ繊維強化金属(FRM)に置
換して成形し、該繊維強化金属(FRM)にアルミ合金ベ
ースを用いたことを特徴とする歯車ポンプ用ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990083113U JP2540772Y2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 歯車ポンプ用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990083113U JP2540772Y2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 歯車ポンプ用ケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0442275U JPH0442275U (ja) | 1992-04-09 |
JP2540772Y2 true JP2540772Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=31630510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990083113U Expired - Lifetime JP2540772Y2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 歯車ポンプ用ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540772Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61295346A (ja) * | 1985-06-21 | 1986-12-26 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 繊維強化金属の製造方法 |
-
1990
- 1990-08-07 JP JP1990083113U patent/JP2540772Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0442275U (ja) | 1992-04-09 |
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