JP2540454B2 - ベルト式播種機の種子供給装置 - Google Patents

ベルト式播種機の種子供給装置

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JP2540454B2 JP60033291A JP3329185A JP2540454B2 JP 2540454 B2 JP2540454 B2 JP 2540454B2 JP 60033291 A JP60033291 A JP 60033291A JP 3329185 A JP3329185 A JP 3329185A JP 2540454 B2 JP2540454 B2 JP 2540454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は田植機にて植付ける苗マットを植生させる為
の育苗箱へのベルト式播種機の種子供給装置に関する。
(ロ)従来技術 従来から、播種ベルトに開口した凹孔に種子を落下さ
せるベルト式繰り出し装置は公知とされているのであ
る。例えば、特開昭57−194705号公報や、特公昭38−26
914号の如くである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、種子が芒や、枝こうや、発芽中の芽
等があり、1回で100%凹孔に満たすことは無理である
ので、2回3回と種子と凹孔を接触させることにより凹
孔に100%、種子を満たさんとするものである。
ブラシの役目はホッパー側の面によるベルト表面をス
クレープし掻き取る作用と、ホッパー逆側の面による、
潜り抜けた種子を再度補強籾として供給するという作用
を行うものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
する為の構成を説明する。
ホッパー9の下方にて播種ベルト1を移動させ、該播
種ベルト1の外面に穿設した複数列の凹孔1aに一定量の
種子を保持させて搬送し、播種位置にて落下して播種を
行う構成において、ホッパー9の開口位置よりも下方
で、徐々に上方へ傾斜した播種ベルト1の上面の移送方
向上部に、下部ブラシ63と上部ブラシ62を多段に配置
し、該ブラシの先端は播種ベルト1の上面に接当させ、
該ブラシはホッパー側の面で種子を掻き取り、ホッパー
逆側の面でブラシを潜り抜けた後に転がり落ちる種子を
滞留させ、凹孔1aへ該滞留種子を再補給するとともに、
両ブラシ63・62の側端と側板29との間に間隙を設けるよ
う構成し、両ブラシ63・62の上方に空間を設け、該上方
の空間で両ブラシ63・62をアーム65・64により軸65a・6
4aの周囲に回動可能に構成することにより該両ブラシを
播種ベルト1の上面の上方へ解除可能と構成したもので
ある。
(ホ)実施例 本発明の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成と、発明の作用を説明する。
第1図は本発明のベルト式播種機の右側面断面図、第
2図は同じく右側駆動部の側面図、第3図は同じく左側
駆動部の側面図、第4図は同じく前面断面図、第5図は
ベルト式播種機の全体斜視図、第6図は同じく全体平面
図、第7図はシャッター板の前面図、第8図は同じく側
面図、第9図はブラシと播種ベルト端面の弾性板の平面
図である。
次に第1図,第2図,第3図,第4図,第5図,第6
図より育苗箱播種機の全体的を構成を説明する。
左右の走行フレーム32L,32Rを、四角形の枠に構成
し、これに4本の支持脚96,96,96,96を出して地上から
一定の高さに走行フレーム32L,32Rを支持している。
この走行フレーム32L,32Rの四角形の枠内で育苗箱31
の搬出ベルト18R,18Lと、搬入ベルト17R,17Lが回動され
ている。搬出ベルト18L,18RのVプーリー16L,16Rと、搬
入ベルト17L,17RのVプーリー15L,15Rは同じ主軸14上に
固設されている。
そして搬出ベルト18L,18Rが外側に2本巻回され、搬
入ベルト17L,17Rが内側に2本巻回されて育苗箱31を搬
入搬出している。
走行フレーム32L,32Rの下面にモーターボックス33が
固設されており、この中にモーター5が配置されてい
る。育苗箱播種機の本体は、この走行フレーム32L,32R
上に主軸14にて枢支されて、一方は調節ネジ杆51の先端
が載置台50上に載置されて支持されている。
又、育苗箱播種機の本体は左右の側板29L,29Rと、更
に側板29L,29Rの外側で駆動部をカバーする側面カバー3
4,35にて主として構成され、この側板29L,29R間に各種
の軸が渡架され、その前後を前面板と後面板にて被覆固
定している。
又、搬入側の上部角に合成樹脂で透明製のホッパー9
が、載置するだけで固定され、取り付け取り外し自在と
されている。側板29Lの上部に電源スイッチ55が設けら
れている。
このように側板29L,29Rの外側に平行して左右の側面
カバー34,35を固定してこの部分でも枠組構造としてい
るので、側板29L,29Rや側面カバー34,35は薄い鉄板でも
よいのである。
又、左側面図より育苗箱31内の播種床ローラー52につ
いて説明すると、播種床ローラー52は回動アーム83に軸
77で枢支されている。又回動アーム83自体が枢支軸54で
走行フレーム32L,32Rに枢支されており、付勢バネ53に
て育苗箱31の播種床方向へ付勢されている。又、播種床
ローラー52はモーター5から駆動されて回動している。
即ち、主軸14の左側の走行フレーム32L内にスプロケ
ット13が設けられており、該スプロケット13よりチェー
ン76を介してスプロケット75へ回転が伝えられている。
又該スプロケット75の回転が軸54にて逆の側の歯車74と
逆転歯車74aへ伝えられ、スプロケットとチェーン93を
介して上側のスプロケット73を駆動している。スプロケ
ット73にて、軸77ひいては播種床ローラー52が駆動され
ている。
又、調節ネジ杆51と載置台50と調節ネジ49の関係は、
調節ネジ49を回すことにより播種機本体が主軸14を中心
に回動するので、これにより播種ベルト1と播種床の関
係高さを精密に決めるのである。又、育苗箱31の左右位
置を精密に決める為に側面ローラー47が左右から突出さ
れており、調節ネジ48により微調節される。側面ローラ
ー47は左右の側板29L,29Rに固設されている。
次に播種機の本体を駆動系統の順を追っていく。モー
ター5の出力軸10にスプロケット11が固設されており、
チェーン95を介して主軸14上のスプロケット12へ伝えら
れる。主軸14は前述の如く播種機本体の上下回動の中心
であり、又、駆動の中心である。搬入ベルト17L,17R、
搬出ベルト18L,18RのVプーリー15L,15R、16L,16Rが固
設され、播種床ローラー用スプロケット13と歯車19も固
設されている。
歯車19はカウンター軸97上の歯車20と噛合している。
カウンター軸97にはスプロケット21が設けられており、
該スプロケット21と駆動ローラー軸6のスプロケット23
の間にチェーン22が巻回されている。44は緊張ローラー
45,78の緊張ローラーアームであり、付勢バネ79にてチ
ェーン22の緊張方向に付勢している。
そして播種量を調節する場合にはこの上部のスプロケ
ット23を歯数の相違するスプロケットに交換して、駆動
ローラー3の回転数を変えることにより調節するのであ
る。
この時スプロケット23が変更されて径が大きくなった
り、小さくなったりしても緊張ローラー45,78が緊張ロ
ーラー44にて緊張幅を大きくとっているので吸収するこ
とができるのである。
播種ベルト1はベルトの外周に複数列の凹孔1aを一定
間隔を開けて穿設しており、この中に種子が入り、挟持
シート60との間で挟持し下方へ運搬されるのである。そ
して下方の下部ローラー2の位置で挟持シート60が途切
れているのでここで落下され、育苗箱31上へ精密に落下
する。
この時下部ローラー2は大径小径部をそろばん珠状に
構成しており、大径部に丁度凹孔1aが位置するように構
成しているので、凹孔は1a′の如く出口が開き気味に楕
円形に変形し、種子の出を良くするのである。
挟持シート60は弾性のある薄いシートで構成され、下
端を前後に微調整可能な固定板81で固定し、固定板81は
調節板82にて長孔29e内を前後に調整可能としている。
これにより種子の落下位置を調節するのである。又、挟
持シート60の垂れ下がりを防ぐべくガイド板61を中途部
の下から当てている。
又、挟持シート60は駆動ローラー3を3分の1程度巻
回した後、接線方向に離れて屈曲杆91から付勢バネ90の
方へいき、該付勢バネ90にて緊張方向へ付勢されてい
る。
又、前述の下部ローラー2も駆動されている。即ち、
駆動ローラー軸6が右側の側板29Rを出た位置でスプロ
ケット38が設けられており、これに巻回したチェーン46
が下部ローラー軸7のスプロケット39と、回転ブラシ4
の回転ブラシ軸8に設けられたスプロケット37の間に巻
回されてこれを駆動している。このチェーン46にも緊張
ローラー40,41と緊張ローラーアーム42が設けられてお
り、緊張ローラーアーム42が枢支軸43の回りを回動して
いる。
これらのチェーン緊張装置により、チェーン46の大き
な調節を吸収すべく構成している。80は緊張ローラーア
ームの付勢バネである。
このように左右のチェーン22,46に調節幅の大きい緊
張ローラー装置を設けたのは、播種ベルト1の弛みをと
る為やスプロケット13を交換して、播種量を調節する為
に駆動ローラー軸6を緊張解除可能としているからであ
る。そし下部ローラー軸7で播種ベルト1の弛みをとる
ように構成すると、挟持シート60との関係位置が乱れ、
育苗箱との高さも変化し精密播種ができないので、全て
駆動ローラー軸6でこれを可能としているのである。即
ち、左右の側板29L,29Rには長孔29a,29aが開口されてお
り、この中で駆動ローラー軸6が上下動を可能としてい
る。
駆動ローラー軸6の軸受は、側板29L,29Rにではなく
「L」形金具28L,28Rに設けられているのである。この
「L」形金具28L,28Rを付勢バネ27L,27Rを介して、緊張
杆26L,26Rにて上方へ吊り上げている。緊張杆26L,26Rを
吊り上げているのは支点越えアーム25L,25Rであり、こ
のアームは回動軸36に固設されている。該回動軸36の端
部には6角ナット部24が設けられており、オペレーター
は駆動ローラー軸6を解除する時はこの6角ナット部24
にスパナをかけて回動し、支点越えを行わせるのであ
る。これにより簡単な操作で駆動ローラー軸6と駆動ロ
ーラー3とスプロケット23の解除ができるのである。
又、本体の断面図にて示す如く、播種ベルト1の内面
からガイドローラー58,59にてガイドしており、該ガイ
ドローラー58,59の軸56,57は駆動されていないが、播種
ベルト1の内面の抵抗によりガイドローラー58,59は回
転するのである。
そしてガイドローラー58,59の周速は、播種ベルト1
の上部下面も下部上面も同じ速度で回っているので、摩
擦はないのである。又、ガイドローラー58,59の径も略
丁度上下の幅になるような径に構成されている。
又、側板29L,29Rの挟持シート60の下端に該当する部
位に、覗き窓29dが設けられており、この部分の不具合
や詰まりの検出・掻き出しをできるようにしている。
ホッパー9は唯単に上方から載置しているだけで確実
には固定していない。というのはホッパー9と播種ベル
トの間で精密な間隔を構成するのではなく、シャッター
板84と播種ベルト1の上面との間が精密な間隔に構成さ
れているのである。
シャッター板84は流穀板87の下方を形成しており、回
動することにより開閉を可能としている。
85は開閉レバー、94は回動軸、86は支点越えバネであ
る。そして、支点越えバネ86により開閉位置をそのまま
保持すべく構成している。
このシャッター板84の開閉により、ホッパー9のつま
りの清掃や、終了後の清掃が容易に行えるのである。ホ
ッパー6は密閉することで洩れを防ぐというよりも、安
息角を種子に構成させてこぼれないようにしている。特
にシャッター板84の方は密閉しているが上方へは開放状
態で、種子は安息角で安定しているのである。ここを凹
孔1aを開口した播種ベルト1が通過していく間に種子は
凹孔1aに入るのである。
そして、凹孔1aから山盛り状に種子が突出しているの
で、これを下部ブラシ63と上部ブラシ62で掻き落とすの
である。
掻き落とされた種子は、下部ブラシ63の場合はシャッ
ター板84まで転げて落ち、上部ブラシの場合には下部ブ
ラシ63の上面まで落下するのである。そして下部ブラシ
63・上部ブラシ62の上面に溜まった種子は、両ブラシの
側端と側板29L,29Rの間に開いた間隙からシャッター板8
4の方向へ落下する。
下部ブラシ63・上部ブラシ62は凹孔1a内で盛り上がっ
た種子を掻き落とす役目と、逆に種子の入っていない凹
孔1aに種子を補充する役目をもっているのである。
下部ブラシ63はアーム65により軸65aの周囲に回動可
能であり、長孔29cの外側にもアーム70が設けられてい
る。そしてブラシ下端の微調節ネジ71が設けられてい
る。又、支点越えバネ68がアーム70に介装されており、
下部ブラシ63が必要のない場合には上方へ解除可能とし
ている。又、播種ベルト1の上面へ接触している場合に
は、該支点越えバネ68にて押圧状態としている。
同様に上部ブラシ62にもアーム64、軸64a、アーム6
9、支点越えバネ67が設けられており、押圧解除を切換
可能としている。
そして左右の側板29L,29Rと播種ベルト1の間の間隙
には、側板29L,29R側からL字形の弾性板88が突出され
て、播種ベルト1上に摺接されている。
又、播種ベルト1の凹孔1a内に嵌入して、2本の下部
・上部ブラシ63,62を通過した種子は、最終的に播種ベ
ルト1の回動上端で回転する回転ブラシ4により掻きと
られる。この回転ブラシ4にて掻きとられた種子は、転
がり落ちて上部ブラシ62の上面に溜まり、満たされてい
ない凹孔1aの補充に利用されるのである。回動ブラシ4
は回転ブラシ軸8にてスプロケット37から駆動されてい
る。そして跳ね出し規制板92が回転ブラシの上方に配置
されており、回転ブラシ4にて持ち回されて跳ね飛ばさ
れる種子を止めている。
又、回転ブラシ軸8は駆動ベルト1の上面に対して上
下に間隙調節が可能とされており、側板29L,29Rに長孔2
9gが設けられている。
又、第1図に示す如く、上部ブラシ62と対向する播種
ベルト1の裏面に大径ガイドローラー58を設け、下部ブ
ラシ63と対向する播種ベルト1の裏面に小径ガイドロー
ラー59を設けている。これらのガイドローラー58,59は
播種ベルト1の周速と合致する回転数で連れまい回転す
る。このように構成することにより、播種ベルト1の逃
げを無くして種子の掻き取り及びガイド及び搬送を確実
にしている。
又上部ブラシ62、下部ブラシ63をワンタッチで外側か
ら回動解除、又は押圧可能としており、これにより作業
終了時または種子の品種変更時の残種子の取出しが容易
となり、清掃の容易化、播種ベルトを弛めた時のブラシ
の保護が図れるのである。
又、第9図の如く、ブラシ62,63の両端と側板29L,29R
との間に間隙を設けて、この間隔を溜まった種子が落下
すべく構成したのである。これによりブラシを潜り抜け
た種子がブラシの上側に溜まり、再補給用の籾となる
が、量が次第に増加した際に一定量以上はこのオーバー
フローにより下方へ戻すのである。これにより、上部ブ
ラシの働きを妨げることなく、籾を損傷することもない
のである。
さらに、第9図の如く、ブラシ62,63の両端と側板29
L,29Rとの間隙にベルトに沿って弾性板88を設け、この
上を溜まった種子が落下すべく構成しても良いものであ
り、播種ベルト両端の種子洩れを防止する為に弾性板88
をシート部材として一端を播種ベルト1の上面に当接
し、一端を側板29L,29Rの内壁に固定して設けたのでベ
ルトの上面によく追従すると共に、ベルトを弛めた際の
大きさの変動にも対応できるのである。
又、第1図の如く播種ベルトの上方に回転ブラシ4を
上下調節可能に設け、その後部に同じく上下調節可能に
跳ね出し規制板92を設けたので、回転ブラシに付着した
籾が挟持シート60との間に入らないのである。
又、第7図,第8図の如く播種ベルト1の下端にシャ
ッター板84を、ベルトの幅いっぱいにワンタッチで回動
開放可能に設けたので掃除の容易化を図れるのである。
(ヘ)発明の効果 本発明は、ホッパー9の下方にて播種ベルト1を移動
させ、該播種ベルト1の外面に穿設した複数列の凹孔1a
に一定量の種子を保持させて搬送し、播種位置にて落下
して播種を行う構成において、ホッパー9の開口位置よ
りも下方で、徐々に上方へ傾斜した播種ベルト1の上面
の移送方向上部に、下部ブラシ63と上部ブラシ62を多段
に配置し、該ブラシの先端は播種ベルト1の上面に接当
させ、該ブラシはホッパー側の面で種子を掻き取り、ポ
ッパー逆側の面でブラシを潜り抜けた後に転がり落ちる
種子を滞留させ、凹孔1aへ該滞留種子を再補給するとと
もに、両ブラシ63・62の側端と側板29との間に間隙を設
けるよう構成し、両ブラシ63・62の上方に空間を設け、
該上方の空間で両ブラシ63・62をアーム65・64により軸
65a・64aの周囲に回動可能に構成することにより該両ブ
ラシを播種ベルト1の上面の上方へ解除可能と構成した
ものであるから、次のような効果を奏するものである。
第1に、ブラシはホッパー側の面で、凹孔1aから溢れ
た種子の掻き取りを行い、ホッパー逆側の面で、潜り抜
けた後に転がり落ちてくる種子の滞留部を構成し、該滞
留種子を再補給用の種子としたので、凹孔1aへの種子の
充填率を向上することができるのである。
第2に、種子は芒や枝こう等が付着しており、発芽中
の場合には芽も出ており、一度ホッパーの下方を通過し
ただけでは100%充填することは不可能なのである。し
かし、多段のスクレーパー用のブラシにて、再度充填作
用を持たせることにより、多数回にわたり種子の滞留と
接触することにより、凹孔の充填率を100%とすること
ができるものである。
第3に、両ブラシの側端と側板との間に間隙を設ける
よう構成したから、ブラシを潜り抜けた種子がブラシの
上側に溜まり、再補給用の籾となるが、量が次第に増加
した際に一定量以上はこのオーバーフローにより下方へ
戻すことができるものである。これにより、上部ブラシ
の働きを妨げることなく、籾を損傷することもないもの
とすることができるものである。
第4に、両ブラシの上方に空間を設け、該上方の空間
で両ブラシをアームにより軸の周囲に回動可能に構成す
ることにより該両ブラシを播種ベルト1の上面の上方へ
解除可能と構成したから、これにより作業終了時または
種子の品種変更時の残種子の取出しが容易となり、清掃
の容易化、播種ベルトを弛めた時のブラシの保護が図れ
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のベルト式播種機の右側断面図、第2図
は同じく右側駆動部の側面図、第3図は同じく左側駆動
部の側面図、第4図は同じく前面断面図、第5図はベル
ト式播種機の全体斜視図、第6図は同じく全体平面図、
第7図はシャッター板の前面図、第8図は同じく側面
図、第9図はブラシと播種ベルト端面の弾性板の平面図
である。 1……播種ベルト 1a……凹孔 9……ホッパー 29……側板 62……上部ブラシ 63……下部ブラシ 65・64……アーム 65a・64a……軸 88……弾性板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパー9の下方にて播種ベルト1を移動
    させ、該播種ベルト1の外面に穿設した複数列の凹孔1a
    に一定量の種子を保持させて搬送し、播種位置にて落下
    して播種を行う構成において、ホッパー9の開口位置よ
    りも下方で、徐々に上方へ傾斜した播種ベルト1の上面
    の移送方向上部に、下部ブラシ63と上部ブラシ62を多段
    に配置し、該ブラシの先端は播種ベルト1の上面に接当
    させ、該ブラシはホッパー側の面で種子を掻き取り、ホ
    ッパー逆側の面でブラシを潜り抜けた後に転がり落ちる
    種子を滞留させ、凹孔1aへ該滞留種子を再補給するとと
    もに、両ブラシ63・62の側端と側板29との間に間隙を設
    けるよう構成し、両ブラシ63・62の上方に空間を設け、
    該上方の空間で両ブラシ63・62をアーム65・64により軸
    65a・64aの周囲に回動可能に構成することにより該両ブ
    ラシを播種ベルト1の上面の上方へ解除可能と構成した
    ことを特徴とするベルト式播種機の種子供給装置。
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