JP2540151B2 - 陰極線管のアノ−ド電圧調整回路 - Google Patents

陰極線管のアノ−ド電圧調整回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は陰極線管(以下、CRTと称する)のアノー
ド電圧調整回路に係り、特に磁界集束形CRTの最適フォ
ーカス点を得るためのアノード電圧調整回路に関する。
〔従来の技術〕
従来、磁界集束形CRTとして、カソードK、第1グリ
ッドG1、第2グリッドG2およびアノードAからなる電極
構造を有するものが知られている。この種のCRTにおい
て、一般に第1グリッドG1、カソードKに対してはビデ
オ信号等の制御信号を入力し、アノードAに対してはフ
ライバックトランスの2次巻線に発生するアノード電圧
を印加するよう回路構成される。例えば、フライバック
トランスの1次側において、水平ドライブパルスを供給
することにより偏向ヨークを駆動すると同時に水平帰線
期間に共振コンデンサと偏向ヨークとにより共振したフ
ライバックパルスをフライバックトランスの1次巻線に
供給することにより、その2次巻線に所定のアノード電
圧を生成させるよう回路構成することができる。
しかるに、この種のCRTにおいて、高圧を一定にする
ために水平帰線パルスを高圧巻線の低圧部に加えること
が一般に採用されるが、この場合に高圧を一定にする程
度のパルスを積上げると、高圧巻線の中間タップから取
出しているフォーカス電圧が変動する傾向がある。そこ
で、この場合、CRTの最適フォーカス点を得るために、
例えばフライバックトランスによるフライバック電圧幅
を変化させたり、電源電圧を変化させる方式が提案され
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前者のフライバック電圧幅を変化させ
る方式では、一般に取扱電圧が高いために円滑な調整が
できないばかりでなく、調整幅も十分にならない難点が
ある。また、後者の電源電圧を変化する方式によれば、
電力損失を生じるばかりでなく、CRTにおける偏向寸法
がばらつき適正な映像を再生できなくなる。
また、フライバックトランスの1次側で得られるフラ
イバックパルスは、偏向ヨーク、共振コンデンサ、フラ
イバックトランス等の影響を受けて、パルス幅およびそ
の波高値がばらつき、従ってフライバックトランスの2
次側に生成するアノード電圧もCRTに必要な許容値内に
入り難い。
そこで、本発明の目的は、フライバックトランスの1
次側巻線よりタップを取り、これによって得られる電圧
をCRTのグリッド電圧として利用すると共に、これを調
整電圧としてフライバックトランスの2次側巻線より導
出されるアノード電圧に重畳することにより、最適フォ
ーカス点の調整を容易にしかも電力損失を生じることな
く達成することができる陰極線管のアノード電圧調整回
路を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本発明に係る陰極線管のア
ノード電圧調整回路は、フライバックトランスの第1巻
線と第2巻線とから各々第1、第2のフライバックパル
スを取り出すと共に、前記第2のフライバックパルスを
整流および平滑して得た電圧を、そのレベルを調整して
前記第1のフライバックパルスに重畳し、該調整された
電圧を重畳された第1のフライバックパルスを整流およ
び平滑して陰極線管のアノード電圧とし、第2グリッド
に一定電圧を供給した状態で前記電圧のレベルを調整し
てアノード電圧を調整することにより、フォーカスを調
整するように回路構成したことを特徴とする。
〔作用〕
本発明に係る陰極線管(CRT)のアノード電圧調整回
路によれば、フライバックトランスの1次側におけるフ
ライバックパルスの変動によりCRTへ供給するアノード
電圧が変動し、CRTのフォーカス調整が不適正となる場
合に、フライバックトランスの1次側にCRTのグリッド
に供給する一定電圧を得るための巻線を設け、このよう
にして得られる一定電圧を調整抵抗によって調整可能と
してフライバックトランスの2次側巻線に生じるアノー
ド電圧に対して重畳することにより、アノード電圧を常
に適正な状態に保持してCRTの最適フォーカス点を容易
に得ることができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る陰極線管(CRT)のアノード電圧
調整回路の実施例につき、添付図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
第1図は、本発明に係るCRTのアノード電圧調整回路
の典型的な一実施例を示す要部回路図である。第1図に
おいて、参照符号10は磁界集束形CRTを示し、その電極
構成は、カソードK、第1グリッドG1、第2グリッドG2
およびアノードAからなる。また、参照符号12はフライ
バックトランスを示し、このトランス12の1次側巻線L1
には水平ドライブパルスを供給するトランジスタTr、偏
向ヨークDY、直流阻止コンデンサC1、共振コンデンサC2
およびダンパダイオードD1が接続される。
しかるに、本発明においては、フライバックトランス
12の1次側に補助巻線L4を設け、この補助巻線L4に発生
する誘導電流を整流用ダイオードD2および平滑用コンデ
ンサC3を介して整流し、第2グリッドG2への供給電圧V
G2を得るよう回路構成する。また、前記ダイオードD2
よびコンデンサC3の出力ラインにブリーダ抵抗器R1を設
け、このブリーダ抵抗器R1によって得られる調整電圧を
フライバックトランス12の2次側巻線L2に誘起されるア
ノード電圧に重畳するよう回路構成する。従って、この
ようにして得られたアノード電圧は、整流回路Recfを介
してCRT10のアノードに印加される。なお、CRT10の第1
グリッドG1には、コンデンサC4および抵抗器R2を介して
ビデオ信号が供給される。
このように構成することにより、CRTの第2グリッドG
2に一定電圧を供給すると共に、この電圧をアノード電
圧の調整電圧として有効に利用することができる。
〔発明の効果〕
前述した実施例から明らかなように、本発明によれ
ば、フライバックトランスの1次側巻線より簡便にCRT
のグリッドへ供給する定電圧を得ることができると共
に、この電圧を利用してこれを調整可能とし、アノード
電圧の調整電圧とすることにより、CRTの最適フォーカ
ス点を適正かつ円滑に設定することができる。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る陰極線管(CRT)のアノード電圧
調整回路の一実施例を示す回路図である。 10……CRT 12……フライバックトランス L1……1次側巻線 L2……2次側巻線 L3……巻線 Tr……トランジスタ D1……ダンパダイオード DY……偏向ヨーク C1……直流阻止コンデンサ C2……共振コンデンサ D2……整流用ダイオード C3……平滑用コンデンサ R1……ブリーダ抵抗器 Recf……整流回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−140324(JP,U) 実開 昭51−75129(JP,U) 長谷川皓一「トランジズタ・カラーテ レビ回路動作の系統的解析(下)」(昭 56−6−26)電子技術出版P.134

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フライバックトランスの第1巻線と第2巻
    線とから各々第1、第2のフライバックパルスを取り出
    すと共に、前記第2のフライバックパルスを整流および
    平滑して得た電圧を、そのレベルを調整して前記第1の
    フライバックパルスに重畳し、該調整された電圧を重畳
    された第1のフライバックパルスを整流および平滑して
    陰極線管のアノード電圧とし、第2グリッドに一定電圧
    を供給した状態で前記電圧のレベルを調整してアノード
    電圧を調整することにより、フォーカスを調整するよう
    に回路構成したことを特徴とする陰極線管のアノード電
    圧調整回路。
JP62093208A 1987-04-17 1987-04-17 陰極線管のアノ−ド電圧調整回路 Expired - Fee Related JP2540151B2 (ja)

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JPS5813997Y2 (ja) * 1977-07-18 1983-03-18 東レ・エンジニアリング株式会社 廃水処理装置の散気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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長谷川皓一「トランジズタ・カラーテレビ回路動作の系統的解析(下)」(昭56−6−26)電子技術出版P.134

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