JP2540006Y2 - カセットハ−フの2色成形用金型 - Google Patents

カセットハ−フの2色成形用金型

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JP2540006Y2
JP2540006Y2 JP3908791U JP3908791U JP2540006Y2 JP 2540006 Y2 JP2540006 Y2 JP 2540006Y2 JP 3908791 U JP3908791 U JP 3908791U JP 3908791 U JP3908791 U JP 3908791U JP 2540006 Y2 JP2540006 Y2 JP 2540006Y2
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mold
cassette half
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JP3908791U
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Inventor
治喜 安達
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昭和精機工業株式会社
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気録音テ−プを収納
するカ−トリッジケ−ス、いわゆるカセットハ−フを射
出成形するための金型に関し、特に、カセットハ−フの
2色成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、カセットハ−フの2色
成形用金型は、例えば特開昭63−293024号公報
で紹介されている。この公報によれば、それ迄、カセッ
トハ−フを2色成形(本体とその本体に設けた窓部とを
2色の樹脂原料を用いて成形するもの)するには、1個
の雄型を、その型開き方向と直交する平面内で回転移動
させて、一次成形用雌型および二次成形用雌型の2個の
雌型に交互に蓋合わせして、2段成形をしていたが、こ
れでは、2個の雌型が必要であるばかりでなく、一次成
形用樹脂表面が空気に一旦触れる結果、二次成形用樹脂
との境界面が剥離し易い、という問題があったので、こ
の公報では、次のような提案をしている。すなわち、1
個の雄型に設けられ、かつ、その型開き方向に移動可能
なコア型体と、1個の雌型に設けられ、かつ、その型開
き方向に移動可能なキャビ型体とを一次成形用樹脂原料
を充填する時には、それぞれ雌型方向および雄型方向へ
突出させてその彫刻面を合わせることにより、一次成形
用樹脂が窓部に充填されないようにし、その後、二次成
形用樹脂原料を窓部に充填する時には、これらのコア型
体とキャビ型体とを雄型および雌型の彫刻面の位置に迄
戻すようにしたカセットハ−フの2色成形用金型が提案
されている。しかしながら、かかる提案の2色成形用金
型では、一次成形用のホットランナ−に連通するゲ−ト
は、通例のごとくカセットハ−フの前歯といわれる前壁
に落とされているが、二次成形用ホットランナ−に連通
するゲ−トは、窓部表面に直接落とされているので、透
明な窓部表面にゲ−ト跡を残すという、問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、かかる
問題を解決するために案出されたもので、その要旨とす
るところは、カセットハ−フの本体を一次成形した後、
該本体の上面中央に形成され、かつ、1対のハブ穴を開
口した窓部を透明樹脂により二次成形するカセットハ−
フの2色成形用金型において、前記窓部に開口したいず
れか一方のハブ穴の上側に、二次成形用ノズルを設ける
と共に、その下側にスプル−ロックピンを備えた回転突
き出しピンを設け、該回転突き出しピンの上面に、前記
ノズルからの樹脂を受けるランナ−を凹設し、該ランナ
−を前記ハブ穴の開口端底面に開口したゲ−トに連通さ
せることを特徴とするカセットハ−フの2色成形用金型
にある。
【0004】
【実施例】本考案の構成を作用とともに、添付図面に示
す実施例により詳細に述べる。図1は本考案の実施例の
断面図、図2はカセットハ−フの斜視図である。先ず、
第2図にもとづいてカセットハ−フの概略について述べ
ると、図示外の磁気録音テ−プが収納されたカセットハ
−フは、上、下の本体1(図示は上本体のみ)が重合さ
れて偏平な箱体を形成している。この本体1には前歯2
が設けられていると共に、その上面中央には透明な窓部
3が形成され、磁気録音テ−プの動きが見えるようにな
っている。この窓部3には磁気録音テ−プを巻付ける円
筒状の巻き枠、つまりハブが取付けられる2個のハブ穴
4,4が開口している。ところで、この本体1は一般に
は不透明な合成樹脂で成形され、窓部3は透明な合成樹
脂で成形されるので、全体として、いわゆる2色成形と
なっている。さて、この2色成形をするための本実施例
の金型は、図1に示すようになっている。すなわち、雄
型10と雌型11とは合わされてカセットハ−フの本体
1の成形空間12を形成している。この本体用成形空間
12における前歯2に該当する部位に、図示外の一次成
形用ホットランナ−に連通したサブマリンゲ−ト13が
設けられている。また、雄型10には、コア型体14が
雄型10の動きとは別の動きにより上下動ができるよう
に挿入されている。一方、雌型11にもキャビ型体15
が上下動できるように挿入されている。これらのコア型
体14とキャビ型体15の各彫刻面で窓部3の成形空間
を形成している。以上の構成は公知であるが、本実施例
では特に次のように構成している。すなわち、前記キャ
ビ型体15におけるハブ穴4に該当する部位上側には、
二次成形用のホットランナ−用ホットチップ16をその
中心に内蔵したキャビ側中子17が設けられ、キャビ側
中子17の先端でハブ穴4を形成するようにしている。
この二次成形用ホットチップ16は、ランナ−外筒18
と、このランナ−外筒18に挿入された加熱用ヒ−タ1
9とから構成され、この加熱用ヒ−タ19の先端がノズ
ル口20を開閉するようにしている。このノズル口20
の直下には、回転突き出しピン21の上面にランナ−2
2が凹設されている。この回転突き出しピン21の中心
にはZピン形のスプル−ロックピン23が上下摺動自在
に挿入されている。また、前記ランナ−22は回転突き
出しピン21の上面に設けた複数個のゲ−ト24に連通
しており、このゲ−ト24はハブ穴4の開口端底面25
で開口している。次に、本実施例の作用を述べれば、一
次成形時には、コア型体14とキャビ型体15とはそれ
ぞれ雄型10と雌型11から突き出されてその彫刻面が
接合している。したがって、一次成形用樹脂は窓部用成
形空間には充填されず、本体用成形空間12のみに導入
され、本体1が成形される。次いで、コア型体14とキ
ャビ型体15とを雄型10と雌型11の各彫刻面の位置
に迄後退させ、二次成形用ホットチップ16から透明と
なる二次成形用樹脂をランナ−22、ゲ−ト24を介し
て導入すると、窓部3が成形できる。そこで、雄型10
と雌型11とを型開きする前に、スプル−ロックピン2
3と共に回転突き出しピン21をその軸心を中心に回転
させれば、ゲ−ト24は窓部3より切り離される。その
後、型開きを行い、回転突き出しピン21を押上げると
製品の突き出しができる。次いで、スプル−ロックピン
23を更に押上げるとランナ−成形品の突き出しができ
る。なお、本実施例は、窓部用成形空間にコア型体14
とキャビ型体15とを用いているが、本考案はこれに限
らず、いわゆる回転式成形金型を適用することができ
る。また、スプル−ロックピン23はZピン形とは限ら
ず、逆テ−パ付形スプル−ロックピンなどであってもよ
い。
【0005】
【考案の効果】本考案によれば、ハブ穴の下面側に設け
た回転突き出しピンの上面に凹設したランナ−と、ハブ
穴の開口端底面に開口したゲ−トとを連通したので、ゲ
−ト跡がハブ穴の開口端底面に残り、成形されたカセッ
トハ−フの外側から見えないようにすることができる。
しかも、回転突き出しピンの上面にランナ−を設けたの
で、この突き出しピンが回転すればゲ−ト切れが正確に
でき、切れ跡も美麗にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の断面図である。
【図2】セットハ−フの斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 3 窓部 4 ハブ穴 16 二次成形用ホットチップ 21 回転突き出しピン 23 スプル−ロックピン 24 ゲ−ト 25 開口端底面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットハ−フの本体を一次成形した
    後、該本体の上面中央に形成され、かつ、1対のハブ穴
    を開口した窓部を透明樹脂により二次成形するカセット
    ハ−フの2色成形用金型において、前記窓部に開口した
    いずれか一方のハブ穴の上側に、二次成形用ノズルを設
    けると共に、その下側にスプル−ロックピンを備えた回
    転突き出しピンを設け、該回転突き出しピンの上面に、
    前記ノズルからの樹脂を受けるランナ−を凹設し、該ラ
    ンナ−を前記ハブ穴の開口端底面に開口したゲ−トに連
    通させることを特徴とするカセットハ−フの2色成形用
    金型。
JP3908791U 1991-04-25 1991-04-25 カセットハ−フの2色成形用金型 Expired - Lifetime JP2540006Y2 (ja)

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JPH04124617U JPH04124617U (ja) 1992-11-13
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