JP2539973B2 - デコ―ダ - Google Patents

デコ―ダ

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JP2539973B2
JP2539973B2 JP3296416A JP29641691A JP2539973B2 JP 2539973 B2 JP2539973 B2 JP 2539973B2 JP 3296416 A JP3296416 A JP 3296416A JP 29641691 A JP29641691 A JP 29641691A JP 2539973 B2 JP2539973 B2 JP 2539973B2
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transistor
line
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ビルニス・クリマニス
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデコーダに関し、特にB
iFET回路(FET及びバイポーラトランジスタを用
いる回路)技術を用いて達成されるデコーダに適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】デコーダは入力ライン及び出力ラインを
有する装置である。デコーダはその入力ラインの値の組
合せに従つてその出力ラインの1本を選択する。1本の
出力ラインを選択するとき、出力ラインがデコーダによ
り選択されないとき出力ラインが高電圧レベルであるか
又は低電圧レベルであるかに基づいて、デコーダが出力
ラインを低電圧値又は高電圧値のいずれかにセツトす
る。この明細書中において用いる用語「選択」及び「イ
ネーブル(enable)」は同じ意味に用いられる。
【0003】デコーダはしばしばメモリ装置のアクセス
コントローラとして用いられる。これは図7に示すよう
に、デコーダ104がメモリ装置108へのアクセスを
制御する。
【0004】デコーダ104はN本の入力ライン102
及び2N 本の出力ライン106を有する(出力ライン1
06はデコーダ104が図7のようにアクセスコントロ
ーラとして用いられるときにはワード/ビツトラインと
も呼ばれる)。メモリ装置108は2N 本のロウ(行ラ
イン)を有し、1ロウ当りW個のメモリセルを有する。
N 本のワード/ビツトライン106及びメモリ装置1
08の2N 本のロウの間には1対1の対応がある。
【0005】通常、デコーダ104はワード/ビツトラ
イン106を非イネーブル状態に維持する。メモリ装置
108のロウ114からの読取り又は書込みを行うとき
には、そのロウ114のアドレスが入力ライン102に
入力される。このアドレスに応じてデコーダ104はロ
ウ114に対応する1本のワード/ビツトライン116
をイネーブル状態にする。デコーダ104は他のワード
/ビツトラインを非イネーブル状態に維持する。ワード
/ビツトライン116がイネーブル状態にされると、デ
ータライン110によりロウ114に関連したメモリセ
ルからの読取り又は書込みができる。選択ライン112
は読取り及び書込み用のロウ114内の特定のメモリセ
ルを選択するために設けられている。
【0006】従来のデコーダ104′を図8に示す。デ
コーダ104′は第1のデコーダ212、214及び第
2のデコーダ202を含む。
【0007】第1の各デコーダ212、214は4本の
入力ライン216、218(これらは図7の入力ライン
102に対応する)及び16本の出力ライン226、22
8を含む。
【0008】図8には1個の第2のデコーダ202のみ
を示すが実際にはデコーダ104′は 256個の第2のデ
コーダ202を含む。第2のデコーダ202は図7のワ
ード/ビツトライン106に対応するワード/ビツトラ
イン224を含む。
【0009】第2のデコーダ202は金属酸化物半導体
電界効果トランジスタ(MOSFET)、特に負電界効
果トランジスタ(NFET)208、210及び正電界
効果トランジスタ(PFET)204、206を含む。
NFET及びPFETを用いる回路は相補金属酸化物半
導体(CMOS)と呼ばれる。
【0010】第2のデコーダ202は2個の入力23
0、232を有する。出力ライン226、228は入力
ノード230、232に接続され、これらノードはNF
ET208、210及びPFET204、206のゲー
トに接続される。第2のデコーダ202のそれぞれは異
なる出力ライン226、228の組合せに接続されて入
力を受ける。
【0011】動作時、8ビツトアドレスは2つの4ビツ
トアドレスに分割される。これら2つの4ビツトアドレ
スは入力ライン216、218を介して第1のデコーダ
212、214に加えられる。通常は、第1のデコーダ
212、214は出力ライン226、228を高い電圧
レベル状態に維持し、出力ライン226、228がイネ
ーブルとされないようにしている。これら4ビツトアド
レスに応じて、第1デコーダ212、214のそれぞれ
はそれらの出力ライン226、228の1本を低い電圧
レベル状態にすることにより、低い電圧レベル状態の出
力ライン226、228がイネーブルとなるようになさ
れている。
【0012】任意の特定の第2デコーダ202につい
て、その入力ノード230、232(出力ライン22
6、228に接続される)のいずれか一方又は両方が高
い電圧レベル状態であれば、NFET208、210の
一方又は両方は導通し、PFET204、206の少な
くとも一方が非導通になる。その結果、ワード/ビツト
ライン224は低電圧となり、ワード/ビツトライン2
24はイネーブルされない。
【0013】入力ノード230、232が共に低い電圧
レベルにあれば、NFET208、210は非導通にな
り、PFET204、206が導通する。その結果、ワ
ード/ビツトライン224は高い電圧レベルとなり、ワ
ード/ビツトライン224はイネーブルされる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】論理演算形式のデコー
ダ104を示したが、従来のデコーダ104′は性能及
び密度に関して欠点がある。特に、従来のデコーダ10
4′はその動作が電界効果トランジスタ(FET)20
4、206、208、210のみを用いるため低速であ
る。一般に、FETは他の形式のトランジスタ(例えば
バイポーラ形トランジスタ)より低速である。また従来
のデコーダ104′はFETが他の形式(バイポーラ)
のトランジスタより大型であるため配列密度が比較的低
い。
【0015】他の従来のデコーダ104″を図9に示
す。このデコーダ104″は第1のデコーダ212、2
14を含む。第1のデコーダ212、214の構造及び
動作は図8について述べたと同様である。
【0016】従来のデコーダ104″はまた第2のデコ
ーダ322を含む。図9には1個の第2のデコーダ32
2を示しているが実際にはデコーダ104″は256個の
第2のデコーダ322を含む。第2のデコーダ322は
ワード/ビツトライン314を含んでおり、このライン
314は図7のワード/ビツトライン106に対応す
る。
【0017】第2のデコーダ322はバイポーラトラン
ジスタ304、306、308だけを含む。第2のデコ
ーダ322は2個の入力ノード324、326を有す
る。出力ライン226、228は入力ノード324、3
26に接続され、これらのノードはバイポーラトランジ
スタ304、306、308のベースに順次接続され
る。第2の各デコーダ322は出力ライン226、22
8の異なる組合せに接続されて入力を受ける。
【0018】動作時、8ビツトアドレスが2個の4ビツ
トアドレスに分割される。これら2個の4ビツトアドレ
スは入力ライン216、218を介して第1のデコーダ
212、214に加えられる。通常は第1のデコーダ2
12、214は出力ライン226、228を高い電圧レ
ベル状態にしており、これにより出力ライン226、2
28はイネーブル状態にされていない。これら4ビツト
アドレスに応じて第1の各デコーダ212、214は出
力ライン226、228の一方を低い電圧レベルにして
出力ライン226、228をイネーブル状態にする。
【0019】バイポーラトランジスタ306、308は
NORゲートを形成する。バイポーラトランジスタ30
4はエミツタホロワである。
【0020】任意の第2のデコーダ322について、入
力ノード324、326の一方又は両方が高い電圧レベ
ル状態にあると、バイポーラトランジスタ306、30
8のうち少なくとも一方が導通する。その結果、バイポ
ーラトランジスタ304のベースは低い電圧レベルにな
る。その結果、ワード/ビツトライン314は低い電圧
レベル状態になり、イネーブルされない。
【0021】入力ノード306、308が共に低い電圧
レベル状態であれば、バイポーラトランジスタ306、
308は非導通になる。そのためバイポーラトランジス
タ304のベースは高い電圧レベル状態になる。その結
果ワード/ビツトライン314が高い電圧レベル状態と
なつてイネーブルされる。
【0022】従来のデコーダ104″は論理演算形式の
デコーダ104を表す。また、それがバイポーラトラン
ジスタ304、306、308のみを用いるためにデコ
ーダ104″は従来のデコーダ104′の性能及び密度
の問題を解決する。その理由はバイポーラトランジスタ
が一般にFETより高速かつ小型であるからである。
【0023】しかしながら、従来のデコーダ104″は
電力消費について欠点がある。図9に示すように、第2
のデコーダ322は常にかなりの量の電流を引き出す。
例えば非イネーブル状態では第2のデコーダ322はバ
イポーラトランジスタ306、308を介して電流を引
き出す(そして電力を消費する)。イネーブル状態にお
いては第2のデコーダ322はバイポーラトランジスタ
304を介して電流を引き出す(そして電力を消費す
る)。
【0024】従つて本発明の目的は高性能、高密度及び
最少電力消費を達成するデコーダを提供することであ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は高性能、高密度
及び低電力消費を得るためにBiFET技術を用いて作
られるデコーダにより構成する。このデコーダはECL
−コンパチブル電圧レベルの信号を導通するための複数
の入力及びCMOS−コンパチブル電圧レベルの信号を
導通するための出力ラインを有する。この出力ラインは
上記入力ライン上のECL−コンパチブル電圧レベル信
号の予定の組合せに応じてイネーブルされる。このデコ
ーダは入力ラインの信号に従つてECL−コンパチブル
電圧レベルのOR出力を発生するゲートを有する。イン
バータがこのORゲートに接続することにより当該OR
出力を反転かつ増幅してCMOS電圧レベルの反転出力
を発生する。ワードライン駆動装置がこのインバータの
出力に接続されることにより上記反転出力に従つて出力
ラインを分離かつ駆動する。電力節約手段がこのインバ
ータに接続されることによりデコーダにおける電力消費
を最少にする。
【0026】好適にはこのORゲートは入力ライン及び
ゲート出力ノードに接続されることによりOR出力を与
える複数のバイポーラトランジスタを具える。インバー
タはこのOR出力に接続された入力を有する電界効果ト
ランジスタを具える。詳細には、これら複数のバイポー
ラトランジスタはNPNトランジスタであり、当該NP
Nトランジスタのベースは入力ラインに接続され、当該
NPNトランジスタのエミツタはゲート出力ノードにお
いて共通に接続される。これら電界効果トランジスタは
1個のPFET及び1個のNFETを含み、これらは直
列に接続されると共にそれらのゲートをOR出力に接続
する。ワードライン駆動回路はバイポーラNPNエミツ
タホロワトランジスタにより構成し、当該NPNエミツ
タホロワトランジスタのベースはインバータ出力に接続
され、当該NPNトランジスタのエミツタは出力ライン
に接続される。この駆動回路はさらに、インバータ出力
が低いレベルのとき出力ラインを低い電圧レベルにプル
ダウンするための第2のNFETを具える。電力節約手
段は第3のNFETトランジスタにより構成し、当該N
FETトランジスタのゲートはクロツク信号入力に接続
され、当該NFETトランジスタのドレンはOR出力に
接続されて、クロツク信号が低いレベルのときデコーダ
内の電流を最少にする。
【0027】さらに詳細に述べると、本発明はアドレス
ライン上の値に従つてワードラインを個々にイネーブル
するために、N個のアドレスライン及び2N 個のワード
ラインを有するN−2N デコーダにより構成する。これ
らアドレスラインはECL電圧レベルの信号を導通し、
ワードラインはCMOS−コンパチブル電圧レベルの信
号を導通する。このデコーダはアドレスライン上の2進
アドレスを16進値に変換するための1個の第1デコーダ
及びワードラインの1本をイネーブルにすることにより
16進値を10進値に変換する2N 個の第2デコーダにより
構成する。第2デコーダのそれぞれはクロツク信号、16
進値を受ける複数の入力ライン、ワードラインの1本に
対応する出力ライン、入力ライン上の値に従つてECL
−コンパチブル電圧レベルをOR出力に発生するORゲ
ート、当該OR出力を反転かつ増幅してCMOS電圧レ
ベルの反転出力を発生するインバータ、この反転出力に
従つて出力ラインを分離かつ駆動するためのワードライ
ン駆動装置及び電力消費を最少にするための電力節約ト
ランジスタにより構成する。
【0028】
【作用】本発明はFETデコーダ及びバイポーラデコー
ダの利点を組み合わせた新規なデコーダを提供する。特
に、本発明のデコーダは高性能、高密度、最少電力消費
を達成するのに有効である。
【0029】本発明の他の特徴はエミツタ結合ロジツク
(ECL)電圧レベル及びECL−コンパチブル電圧レ
ベルをCMOSコンパチブル電圧レベルに変換する際に
有効なデコーダを与えるために金属酸化物半導体(MO
S)電界効果トランジスタ(FET)及びバイポーラト
ランジスタを用いることである。FET及びバイポーラ
トランジスタの両方を用いる回路はしばしばBiFET
回路(又はBiCMOS回路)と呼ばれる。
【0030】本発明のデコーダは複数のCMOS装置例
えばメモリセルを装着し得る長いワードラインを駆動す
る際に有効である。FETを用いることにより本発明の
デコーダは低い電力消費を示す。
【0031】
【実施例】以下図面について本発明の一実施例を詳述す
る。
【0032】本発明はBiFET回路(FET及びバイ
ポーラトランジスタを用いる回路)技術を用いて作られ
るデコーダを目的としている。
【0033】以下の本発明の好適な実施例の説明におい
ては本発明を図7に示すメモリ装置のアクセスコントロ
ーラとして使用した場合を主として述べているが、本発
明の概念の理解及びその応用の理解を容易にするために
選ばれた適用例であり、本発明が他の分野にも利用し得
ることは当該分野の知識を有する者には自明である。従
つてこの実施例が本発明及びその応用を制限するもので
はない。
【0034】本発明の一実施例の構成を図1に示す。図
1の実施例は8−256変換用デコーダ440を示す。
この本発明の内容を8−256以外のサイズのデコーダ
を作る場合に使用するために、どのように用いるかにつ
いては以下の説明により当該分野の知識を有する者には
明らかである。
【0035】本発明のデコーダ440は第1のデコーダ
404及び第2のデコーダ426(426a、426b
……426n)を含む。第1デコーダ404は高位桁4
−16デコーダ406及び低位桁4−16デコーダ40
8を含む。高位桁及び低位桁デコーダ406及び408
はそれぞれ4本の入力ラインすなわちアドレスライン4
02及び438、並びに16本の出力ライン410及び
412を有する。
【0036】図1のデコーダ440は、第2のデコーダ
426(426a、426b……426n)として実際
上256個のデコーダを含み、これらはすべて同じ構造
を有し、かつ同じ形式の動作を実行する。各第2のデコ
ーダ426(426a、426b……426n)は例え
ば第2のデコーダ426aの入力ライン414a及び4
16aと同様に、2個の入力ライン414b及び416
b〜414n及び416nを有する。入力ライン414
a〜414nは低位桁デコーダ408の出力ライン41
2の1本に接続される。他方の入力ライン416a〜4
16nは高位桁デコーダ406の出力ライン410の1
本に接続される。実際には各第2のデコーダ426a〜
426nの入力ライン414a〜414n及び416a
〜416nは4−16デコーダ406及び408の出力
ライン410及び412の異なる組合せに接続する。第
2のデコーダ426b〜426nはまた例えば第2のデ
コーダ426aの出力ライン428aと同様に1つの出
力又はワードライン428b〜428nを有する。
【0037】動作について、8ビツト2進アドレスが第
1のデコーダ404の入力ライン402、438に入力
される。入力ライン402、438の電圧はECLレベ
ル(すなわち約+0.5〜−0.5ポルト)である。入
力ライン402、438上の8ビツト2進アドレスに応
じてデコーダ440は第2デコーダ426(426a、
426b……426n)の出力又はワードライン428
(428a、428b……428n)の1本をイネーブ
ルにする。残りの255本のワードラインは非イネーブ
ルにされる。かくして、デコーダ440は入力ライン4
02、438上の8ビツト2進値をワードライン428
(428a、428b……428n)上の10進値に変
換する。
【0038】本発明のこの実施例においては、イネーブ
ルにされたワードラインは高い電圧レベルにプルアツプ
される。非イネーブルされたワードラインは低い電圧レ
ベルにプルダウンされる。ワードライン428(428
a、428b……428n)の電圧はCMOS−コンパ
チブル電圧レベルである。
【0039】デコーダ440の動作の詳細を次に述べ
る。8ビツト2進アドレスが低位桁4ビツト2進アドレ
ス及び高位桁4ビツト2進アドレスに分割される。低位
桁4ビツトアドレスは低位桁デコーダ408の入力43
8に、高位桁4ビツトアドレスは高位桁デコーダ406
の入力402に加えられる。
【0040】低位桁4ビツトアドレスに応じて低位桁デ
コーダ408はその16本の出力ライン412の1本をイ
ネーブルにする。残りの15本の出力ライン412は非イ
ネーブルにされる。
【0041】同様に、高位桁4ビツトアドレスに応じて
高位桁デコーダ406はその16本の出力ライン410の
1本をイネーブルにする。残り15本は非イネーブルにさ
れる。従つて、8ビツトアドレスにより第1のデコーダ
404は出力ライン410、412のうちの2本をイネ
ーブルにする。
【0042】かくして、第1のデコーダ404は入力ラ
イン402、438上の8ビツト2進値を出力ライン4
10、412上の16進値に変換する。
【0043】この実施例においては第1のデコーダ40
4の出力ライン410、412が非イネーブル状態にお
いて高い電圧レベル(これを「H」レベルと呼ぶ)に上
昇する。出力ライン410、412がイネーブルの状態
において低い電圧レベル(これを「L」レベルと呼ぶ)
に下降する。出力ライン410、412の電圧はECL
−コンパチブルレベル(すなわち約+0.5 〜−1.3 ボル
ト)である。イネーブル状態及び非イネーブル状態に対
応する電圧レベルは第1のデコーダ404に接続される
出力ライン410、412及び第2のデコーダ426に
接続されるワードライン428では異なる。
【0044】第2のデコーダ426の高い電圧レベルに
おける動作を第2のデコーダ426aについて以下に述
べる。
【0045】図1に示すように、第2のデコーダ426
aの入力ライン416a、414aは第1のデコーダ4
04の出力ライン410、412に接続される。入力ラ
イン414a、416aの少なくとも一方の電圧レベル
が「H」レベル(すなわち入力ライン416a、414
aに接続される出力ライン410、412のうちの少な
くとも一方が非イネーブルになる)のとき、第2のデコ
ーダ426aはワードライン428aを非イネーブル状
態に維持する。入力ライン414a、416aの電圧レ
ベルが共に「L」レベル(すなわち入力ライン416
a、414aに接続される出力ライン410、412が
イネーブルにされる)のとき、第2のデコーダ426a
はそのワードライン428aをイネーブルにする。
【0046】一度に出力ライン410、412のうちの
2本のみがイネーブルになり、第2のデコーダ426が
出力ライン410、412の異なる組合せに接続される
ので、ワードライン428のうちの1本のみが入力ライ
ン402、438上に入力された1つの8ビツト2進ア
ドレスによりイネーブルにされることは明らかである。
かくして図1の実施例は8−256デコーダを実現す
る。
【0047】第1のデコーダ404を図2、3及び4に
ついて詳述する。
【0048】図2は第1デコーダ404の低位桁デコー
ダ408の詳細構成を示す。図2はまた低位桁デコーダ
408の出力ライン412への接続を示す。
【0049】図2に示すように、低位桁デコーダ408
は4個の真/補発生器502(502a、502b、5
02c、502d)を含む。各真/補発生器502は異
なる入力ライン438に接続される。また真/補発生器
502はクロツク入力450に接続される。各真/補発
生器502は多数の真出力ライン510a、510b、
510c、510d及び補出力ライン512a、512
b、512c、512dを有する。
【0050】動作時、真/補発生器502は真出力ライ
ン510にそれぞれ入力438の真値を発生する。また
真/補発生器502はそれぞれの補出力ライン512に
それぞれ入力438の補値を発生する。例えば真/補発
生器502aの入力A0が「H」レベルであれば、真出
力ライン510aは「H」レベルになると共に、補出力
ライン512aは「L」レベルになる。
【0051】真出力ライン510及び補出力ライン51
2は1つの異なる出力ライン412が入力ライン438
にある各異なる入力の組合せに対して確実にイネーブル
となるように出力ライン412に接続される。例えば入
力A0=A1=A2=A3=「L」であれば、出力ライ
ン「0」がイネーブルとなる。入力A0=「H」かつA
1=A2=A3=「L」であれば、出力ライン「1」が
イネーブルとなる。出力ライン「0」及び「1」は入力
ライン438上の値の他のすべての組合せに対しては非
イネーブルになされる。
【0052】図3は第1のデコーダ404の高位桁デコ
ーダ406の詳細を示す。また図3は高位桁デコーダ4
06及び出力ライン410の接続を示す。高位桁デコー
ダ406の構造及び動作は低位桁デコーダ408の構造
及び動作と同じである。従つて高位桁デコーダ406の
構造及び動作については低位桁デコーダ408に関する
上述の説明を参照する。
【0053】図4は真/補発生器502、602の詳細
構成を示す。
【0054】真/補発生器502、602はバイポーラ
NPNトランジスタ706、708710、712、7
16、718、722、724、726、730を含
む。真/補発生器502、602はさらに複数のエミツ
タ704、720を有するバイポーラNPNエミッタホ
ロワを含む。さらに真/補発生器502、602はN型
電界効果トランジスタNFET714、728を含む複
数のN型電界効果トランジスタNFETを含む。
【0055】真/補発生器502、602は入力ライン
402、438の一方に対応する入力402/438を
有する。また真/補発生器502、602は真出力ライ
ン510、610群の1つに対応する多数の真出力ライ
ンT1〜T8及び補出力ライン512、612群の1つ
に対応する多数の補出力ラインC1〜C8を有する。さ
らに真/補発生器502、602はクロツク入力450
を有する。
【0056】動作時、真/補発生器502、602は真
出力ラインC1〜C8に入力ライン402/438の真
値を発生し、補出力ラインT1〜T8に入力ライン40
2/438の補値を発生する。
【0057】真/補発生器502、602の動作の詳細
を次に述べる。
【0058】トランジスタ716、718、730は電
流源として動作する。特に、トランジスタ716、71
8、730の全体としての動作により電流が常にトラン
ジスタ710、712、726のうちの少なくとも1つ
を介して流れる(すなわちトランジスタ710、71
2、726のうちの少なくとも1つが常に作動状態であ
る)。
【0059】トランジスタ724、726が作動状態の
とき、それらのエミツタはそれぞれ約− 0.8〔V〕及び
− 1.6〔V〕の電圧に維持される。その理由は(1)ト
ランジスタ724のベースが接地され、(2)トランジ
スタ724及び726がエミツタホロワであり、(3)
バイポーラNPNトランジスタのベース−エミツタ電圧
降下(VBE)がほぼ 0.8〔V〕であるからである。
【0060】入力402及び438が「H」レベル(す
なわち入力402及び438が+0.5〔V〕)のと
き、トランジスタ708、710が作動状態となる。そ
れらのエミツタはそれぞれ約−0.3〔V〕及び−1.
1〔V〕に維持される。
【0061】トランジスタ710、726のエミツタは
共にノード734に接続する。このノードは入力402
及び438が「H」レベルのとき− 1.1〔V〕であるの
で、トランジスタ724、726は完全に作動状態では
ない。
【0062】トランジスタ708、710は作動状態で
ありVCCからVEEに電流を引き込むのでトランジスタ7
04のベース電圧は低下する。トランジスタ704は複
数のエミツタをもつエミツタホロワであるので、補出力
ラインC1〜C8の電圧もまた低下する。かくして、入
力402及び438が「H」レベルのとき補ラインC1
〜C8は「L」レベルである。
【0063】トランジスタ724、726は完全に作動
状態ではなくVCCからVEEに十分な電流を引き入れない
のでトランジスタ720のベースは上昇する。トランジ
スタ720は複数のエミツタによるエミツタホロワであ
るので、真出力ラインT1〜T8もまた上昇する。かく
して入力402及び438が「H」レベルのとき、真出
力ラインT1〜T8は「H」レベルになる。
【0064】入力402及び438が「L」レベルのと
き(すなわち、入力402及び438がほぼ− 0.5
〔V〕のとき)の真/補発生器502、602の動作は
入力402及び438が「H」レベルのときと同様であ
る。
【0065】上述のように、出力ライン410、412
の電圧はECLコンパチブルレベルである。真出力ライ
ンT1〜T8及び補出力ラインC1〜C8の電圧もまた
ECLコンパチブル電圧レベルである。
【0066】本発明の実施例においては第1のデコーダ
404はクロツク入力450が「L」レベルのとき(す
なわちクロツク入力450が約− 0.5〔V〕のとき)に
のみ入力ライン402、438上のアドレスを処理す
る。図4において、トランジスタ712のエミツタはク
ロツク入力450が「L」レベルになるとき、− 1.3
〔V〕に低下しようとする。かくして、トランジスタ7
12はクロツク入力450が「L」レベルのときトラン
ジスタ710、726の動作には影響しない。
【0067】しかしながら、クロツク入力450が
「H」レベルのとき(すなわちクロツク入力450が約
+ 0.5〔V〕のとき)、トランジスタ712は作動状態
にある。この間トランジスタ712のエミツタは約−
0.3〔V〕である。その結果、トランジスタ710、7
26は共に実質的に非作動状態となる。従つて、クロツ
ク入力450が「H」レベルのとき真/補発生器50
2、602は非作動状態になる。クロツク入力450が
「L」レベルのとき真/補発生器502、602は作動
状態にある。
【0068】第2のデコーダ426の構造及び動作を次
に詳述する。
【0069】図5は本発明による第2のデコーダ426
の第1実施例を示す。
【0070】第2のデコーダ426は入力ライン41
4、416及びワードライン428を有する。動作時、
入力ライン414、416のうち少なくとも1本の電圧
レベルが「H」レベルのとき、第2のデコーダ426は
そのワードライン428を非イネーブル状態に維持す
る。入力ライン414、416の電圧レベルが共に
「L」レベルのとき、第2のデコーダ426はそのワー
ドライン428をイネーブルにする。
【0071】図5に示すように、第2のデコーダ426
はバイポーラトランジスタ804、806、812及び
FET808、810、814、816とを含む。かく
して、第2のデコーダ426はBiFET技術を用いて
作られる。
【0072】バイポーラNPNトランジスタ804、8
06は全体として1つのORゲートとして動作する(又
は等価的に負のANDゲートとして動作する)。入力ラ
イン414、416のうちの少なくとも一方が「H」レ
ベルであれば、ノード820の電圧は「H」レベルとな
る。入力ライン414、416が共に「L」レベルであ
れば、ノード820の電圧が「L」レベルになる。
【0073】トランジスタ808はPFET/CMOS
トランジスタである。トランジスタ810はNFET/
CMOSトランジスタである。CMOSトランジスタ8
08、810は全体としてインバータとして動作し、ノ
ード822が当該インバータの出力を示す。CMOSト
ランジスタ808、810のゲートはノード820に、
又は等価的にはトランジスタ804、806により形成
されるORゲートの出力に接続する。ノード820の電
圧が「L」レベルであれば、ノード822の電圧は
「H」レベルになる。同様にノード820の電圧が
「H」レベルであれば、ノード822の電圧は「L」レ
ベルになる。
【0074】バイポーラNPNトランジスタ812はエ
ミツタホロワである。トランジスタ812のベースはノ
ード822に接続する。かくして、ノード822の電圧
が「H」レベルであれば、ワードライン428の電圧は
「H」レベルになる。同様にノード822の電圧が
「L」レベルであればワードライン428の電圧は
「L」レベルになる。
【0075】トランジスタ814はNFETプルダウン
トランジスタである。トランジスタ814はノード82
2の電圧が「L」レベルになつたときワードライン42
8の電圧を高速かつ完全に降下させる。
【0076】NFETトランジスタ816は2つの機能
を有する。第1の機能はトランジスタ816がクロツク
入力802の電圧に応じてデコーダ426を作動状態及
び非作動状態にすることである。第2の機能はトランジ
スタ816がデコーダ426内の電力消費を最少にする
ことである。
【0077】図5に示すように、トランジスタ816の
ゲートはクロツク入力802に接続される。クロツク入
力802が「L」レベルになると、トランジスタ816
は非作動状態となる。この状態において入力ライン41
4、416における値にかかわらずトランジスタ80
4、806、812には電流は流れない。またトランジ
スタ804、806、812においては電力は消費され
ない。かくして、クロツク入力802が「L」レベルで
あれば、トランジスタ816はデコーダ426を非作動
状態とし、デコーダ426における電力消費を最少にす
る。
【0078】クロツク入力802が「H」レベルになる
と、トランジスタ816は作動状態となる。トランジス
タ816が作動状態の間は入力414、416の電圧に
応じてトランジスタ804、806、812に電流が流
れる。その結果、トランジスタ816はクロツク入力8
02が「H」レベルのときデコーダ426を作動状態に
する。
【0079】注意すべきはクロツク信号に対する第1の
デコーダ404及び第2のデコーダ406の動作は異な
ることである。特に、第1のデコーダ404はクロツク
入力450が「L」レベルのとき作動状態となり、クロ
ツク入力450が「H」レベルのとき非作動状態とな
る。逆に第2のデコーダ426はクロツク入力802が
「H」レベルのとき作動状態となり、クロツク入力80
2が「L」レベルのとき非作動状態となる。かくして、
2つのクロツク信号又は1つのクロツク信号のいずれか
及びインバータが図1のデコーダ450を動作させる必
要がある。
【0080】デコーダ426の全体としての動作を次に
詳述する。
【0081】この実施例においては入力ライン414、
416の電圧はECLコンパチブルレベル(すなわち約
+ 0.5〔V〕から− 1.3〔V〕)である。またVCCは+
1.4〔V〕、VEEは− 2.2〔V〕にセツトされる。この
CC及びVEEの値に基づき、CMOSレベルは+ 1.4
〔V〕から− 2.2〔V〕の範囲である。CMOS−コン
パチブルレベルは約+ 0.6〔V〕から−2.2〔V〕の範
囲である。
【0082】クロツク入力802を「H」レベルとす
る。
【0083】入力ライン414、416の少なくとも一
方が「H」レベル(すなわち、ECL−コンパチブル電
圧範囲の上限すなわち約+ 0.5〔V〕)であれば、ノー
ド820の電圧は「H」レベルになる。この実施例にお
いてはノード820の電圧は約− 0.3〔V〕から− 2.1
〔V〕の範囲である。
【0084】ノード820が「H」レベルになると、ト
ランジスタ808、810からなるインバータはノード
822に低い電圧を出力する。インバータとして動作す
ることに加えて、トランジスタ808、810はまた全
体として電圧増幅器として動作する。この実施例におい
てはノード822の電圧はCMOSレベル(すなわち約
+ 1.4〔V〕から− 2.2〔V〕)である。
【0085】ノード822が低い電圧レベルになると、
エミツタホロワ812はプルダウントランジスタ814
と共にワードライン428を低い電圧レベルにすること
によりそれを非作動状態とする。この実施例においては
ワードライン428の電圧はCMOS−コンパチブルレ
ベル(すなわち+ 0.6〔V〕から− 2.2〔V〕)であ
る。また、トランジスタ812のコレクタ−エミツタ電
圧(VCE)は約 0.8〔V〕(これは一般にバイポーラト
ランジスタ804、806、812に共通)である。
【0086】入力ライン414、416が共に「L」レ
ベル(すなわち、ECL−コンパチブル電圧範囲の下
限、すなわち約− 1.3〔V〕)であれば、ノード820
の電圧は「L」レベル(約− 2.1〔V〕)である。
【0087】ノード820が低い電圧レベルになると、
トランジスタ808、810からなるインバータはノー
ド822に高い電圧レベル(すなわちCMOS電圧範囲
の上限、すなわち約+ 1.4〔V〕)を出力する。
【0088】ノード822の電圧が高くなると、エミツ
タホロワ812はワードライン428を高い電圧レベル
(すなわちCMOS−コンパチブル電圧範囲の上限、す
なわち約+ 0.6〔V〕)にすることにより、それを作動
状態とする。
【0089】バイポーラトランジスタの出力インピーダ
ンスが低いのは周知の通りである。このためエミツタホ
ロワ812は多数のCMOS装置の接続する物理的に長
いワードライン428を駆動することができる。
【0090】入力ライン402、438はECLレベル
である。入力ライン414、416はECL−コンパチ
ブルレベルである。ワードライン428はCMOS−コ
ンパチブルレベルである。従つて、デコーダ440は一
般にまた第2のデコーダ426は特に、ECL及びEC
L−コンパチブルレベルをCMOS−コンパチブルレベ
ルに変換する。
【0091】CMOSトランジスタ808、810によ
り形成されるインバータはトランジスタ812のベース
のみを駆動する必要がある。バイポーラトランジスタは
高い入力インピーダンスを有する。従つて、CMOSト
ランジスタ808、810に関連する遅延は小さい。F
ETと共にバイポーラトランジスタを用いることにより
FETの低速性能が抑えられ、第2デコーダ426の総
合電力効率を向上させる。
【0092】上述のように、NFETトランジスタ81
6は第2のデコーダ426が非作動状態の間(すなわち
クロツク入力802が「L」レベルである間)、第2デ
コーダ426においての電力消費を最少にする。かくし
て、バイポーラトランジスタと共にFETを使用するこ
とによりバイポーラトランジスタの電力消費の問題を解
決し、第2デコーダ426の総合電力効率を向上させる
ことができる。
【0093】しかしながら、NFETトランジスタ81
6は第2のデコーダ426が非作動状態の間にその電力
消費を完全になくすものではない。図5において、クロ
ツク入力802が「L」レベルのときPFETトランジ
スタ816は非作動状態でありかつ非導通状態である。
入力ライン414、416のうち少なくとも一方の電圧
レベルが「H」レベルになると、ノード820の電圧は
「H」レベル(約− 0.3〔V〕)になる。トランジスタ
808の閾値電圧は約−0.9〔V〕である。FETは電
圧制御装置(バイポーラトランジスタのような電流制御
装置とは異なる)であるので、ノード820の電圧が
「H」レベルのときにもトランジスタ808のドレン及
びソース間に交差電流が流れる。かくして、第2のデコ
ーダ426はそれが非作動状態であつても常時電力を消
費する。
【0094】しかしながら、常に電流がトランジスタ8
08を流れるので当該トランジスタが非作動状態(部分
的)から作動状態に切り換わる際の遅延は減少する。か
くして、第2のデコーダ426の総合電力効率は改善さ
れる。
【0095】図6には第2のデコーダ426′の第2実
施例を示す。第2実施例のデコーダ426′は第1実施
例のデコーダ426の電力消費の問題を、第2のデコー
ダ426′の作動状態時にのみ電力を消費させて解決す
るものである。
【0096】構造的には第2実施例のデコーダ426′
はPFETトランジスタ902及びそれに関連する接続
を除き第1実施例のデコーダ426と同じである。
【0097】動作時、第2実施例のデコーダ426′は
クロツク入力802が「L」レベルのときのその動作を
除き第1実施例のデコーダ426と同じである。
【0098】特に、クロツク入力802が「L」レベル
のとき、トランジスタ816は非作動状態であり、第2
のデコーダ426′は非動作状態にされる。しかしなが
ら、トランジスタ902が十分に作動状態となると、V
CCからノード820への導通回路を形成する。その結
果、ノード820の電圧はVCCとなり、トランジスタ8
08が完全に非導通になる。トランジスタ808が非導
通になるので、第2のデコーダ426′が非作動状態に
されたときに交差電流が流れない(そして電力は消費さ
れない)。
【0099】クロツク入力802が「H」レベルになる
とき、トランジスタ902は非導通になるので、第2の
デコーダ426′の動作には影響しない。
【0100】上述の通り本発明をその最適な実施例に基
づき特定的に図示、説明したが、本発明の精神及び範囲
から脱することなく、種々の変更を加えてもよい。
【0101】
【発明の効果】上述の通り本発明によれば、エミツタ結
合ロジツク(ECL)電圧レベル及びECLコンパチブ
ル電圧レベルをCMOSコンパチブル電圧レベルに変換
する際に有効なデコーダを与えるために、金属酸化物半
導体(MOS)電界トランジスタ(FET)及びバイポ
ーラトランジスタを用いるようにしたことにより、高性
能、高密度及び最少電力消費を達成できるデコーダを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の概略構成を示す構造
図である。
【図2】図2は本発明の低位デコーダを示す略線図であ
る。
【図3】図3は本発明の高位デコーダを示す略線図であ
る。
【図4】図4は本発明の真/補発生器を示す接続図であ
る。
【図5】図5は本発明の第2デコーダの第1実施例を示
す接続図である。
【図6】図6は本発明の第2デコーダの第2実施例を示
す接続図である。
【図7】図7は本発明を使用し得るハードウエア環境を
示す略線図である。
【図8】図8は従来のFETデコーダを示す接続図であ
る。
【図9】図9は従来のバイポーラデコーダを示す接続図
である。
【符号の説明】
402……アドレスライン、404……第1のデコー
ダ、406……高位桁デコーダ、408……低位桁デコ
ーダ、410、412……出力ライン、414、416
……入力ライン、426……第2のデコーダ、428…
…ワードライン、438……入力ライン、440……デ
コーダ、450……クロツク入力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク・アルフレツド・モンテガリ アメリカ合衆国、ニユーヨーク州12590、 ワツピンガーズ・フオールズ、パイン・ リツジ・ロード (番地なし) (56)参考文献 特開 昭63−272119(JP,A) 特開 平1−164126(JP,A) 特開 昭60−194614(JP,A) 特開 昭60−85624(JP,A) 特開 昭55−123238(JP,A) 特開 昭63−246921(JP,A) 特開 昭53−87187(JP,A) 特開 昭59−217295(JP,A)

Claims (26)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ECL−コンパチブル電圧レベルの信号を
    導通するための複数の入力ラインと、CMOS−コンパ
    チブル電圧レベルの信号を導通するための1本の出力ラ
    インを有し、上記入力ライン上のECL−コンパチブル
    電圧レベル信号の予定の組合せに応じて上記出力ライン
    をイネーブルにするための、高性能、高密度及び低電力
    消費を得るためにBiFET技術を用いて与えられるデ
    コーダにおいて、 上記入力ライン信号に従つてOR出力を発生するバイポ
    ーラトランジスタで構成されたゲート手段と、 上記ゲート手段に接続されることにより上記OR出力を
    反転かつ増幅してCMOS電圧レベルの反転出力を発生
    するCMOSトランジスタで構成されたインバータと、 上記インバータの出力に接続されることにより上記反転
    出力に従つて上記出力ラインを上記反転出力とは分離
    た状態で駆動するワードライン駆動装置と、 上記ゲート手段及び上記インバータに接続することによ
    り上記デコーダにおける電力消費を最少にするための電
    力節約手段と、 を具えることを特徴とするデコーダ。
  2. 【請求項2】さらに、上記デコーダを作動状態及び非作
    動状態にするためのクロツク信号を具えることを特徴と
    する請求項1に記載のデコーダ。
  3. 【請求項3】上記ゲート手段は上記入力ライン及びゲー
    ト出力ノードに接続することにより上記OR出力を与え
    るようになされた複数のバイポーラトランジスタを具え
    ることを特徴とする請求項1に記載のデコーダ。
  4. 【請求項4】上記複数のバイポーラトランジスタはNP
    Nトランジスタであり、当該NPNトランジスタのベー
    スは上記入力ラインに接続され、上記NPNトランジス
    タのエミツタは上記ゲート出力ノードに共通に接続され
    るようになされていることを特徴とする請求項3に記載
    のデコーダ。
  5. 【請求項5】上記インバータは上記OR出力に接続され
    る入力を有する電界効果トランジスタ手段を具えること
    を特徴とする請求項1に記載のデコーダ。
  6. 【請求項6】上記電界効果トランジスタ手段は直列に接
    続しかつ上記OR出力に共通に接続されるゲートを有す
    るPFETトランジスタ及びNFETトランジスタを具
    えることを特徴とする請求項5に記載のデコーダ。
  7. 【請求項7】上記ワードライン駆動装置は上記反転出力
    及び上記出力ラインに接続するバイポーラトランジスタ
    を具えることを特徴とする請求項1に記載のデコーダ。
  8. 【請求項8】上記バイポーラトランジスタはNPNトラ
    ンジスタであり、当該NPNトランジスタのベースは上
    記反転出力に接続され、上記NPNトランジスタのエミ
    ツタは上記出力ラインに接続されるようになされている
    ことを特徴とする請求項7に記載のデコーダ。
  9. 【請求項9】さらに、上記ワードライン駆動装置は上記
    反転出力が低いCMOS電圧レベルのとき上記出力ライ
    ンを低いCMOS−コンパチブル電圧レベルに下げるた
    めの電界効果トランジスタを具えることを特徴とする請
    求項7に記載のデコーダ。
  10. 【請求項10】上記電界効果トランジスタは上記出力ラ
    インに接続されるドレンを有するNFETトランジスタ
    であることを特徴とする請求項9に記載のデコーダ。
  11. 【請求項11】上記電力節約手段は上記クロツク信号に
    接続される入力を有する電界効果トランジスタを具える
    ことを特徴とする請求項2に記載のデコーダ。
  12. 【請求項12】上記電界効果トランジスタはNFETト
    ランジスタであり、当該NFETトランジスタのゲート
    は上記クロツク信号に接続され、上記NFETトランジ
    スタのドレンは上記OR出力に接続されるようになされ
    ていることを特徴とする請求項11に記載のデコーダ。
  13. 【請求項13】さらに、上記デコーダが非作動状態のと
    き上記インバータ内の交差電流を除去するための第2の
    電力節約手段をさらに具えることを特徴とする請求項2
    に記載のデコーダ。
  14. 【請求項14】 ECL電圧レベルの信号を導通するため
    のN本のアドレスライン及びCMOS−コンパチブル電
    圧レベルの信号を導通するための2個のワードライン
    を有し、上記アドレスライン上のECL電圧レベル信号
    の予定の組合せに従つて上記ワードラインをイネーブル
    にするための高性能、高密度及び低電力消費を得るため
    BiFET技術を用いて作られるN−2デコーダに
    おいて、 上記アドレスライン上の2進アドレスを16進値に変換
    するための第1のデコーダと、 上記ワードラインのうちの1つをイネーブルにすること
    により上記16進値を10進値に変換するための2
    の第2のデコーダとを具え、上記各第2のデコーダは、 上記16進値を受け取る複数の入力ラインと、 上記ワードラインのうちの1つに対応する出力ライン
    と、 上記16進値に従つてOR出力を発生するバイポーラト
    ランジスタで構成されたゲート手段と、 上記ゲート手段に接続されることによりCMOS電圧レ
    ベルの反転出力を発生するために上記OR出力を反転か
    つ増幅するCMOSトランジスタで構成されたインバー
    タと、 上記インバータの出力に接続されることにより上記反転
    出力に従つて上記出力ラインを分離かつ駆動するための
    ワードライン駆動装置と、 上記ゲート手段及び上記インバータに接続されることに
    より上記デコーダにおける電力消費を最少にするための
    電力節約手段とを具えることを特徴とするN−2デコ
    ーダ。
  15. 【請求項15】 上記ゲート手段は上記入力ライン及びゲ
    ート出力ノードに接続することにより上記OR出力を与
    える複数のバイポーラトランジスタを含むことを特徴と
    する請求項14に記載のデコーダ。
  16. 【請求項16】 上記複数のバイポーラトランジスタはN
    PNトランジスタであり、当該NPNトランジスタのベ
    ースは上記入力ラインに接続され、上記NPNトランジ
    スタのエミツタは上記ゲート出力ノードに共通に接続さ
    れるようになされていることを特徴とする請求項15
    記載のデコーダ。
  17. 【請求項17】 上記インバータは上記OR出力に接続さ
    れる入力を有する電界効果トランジスタ手段を具えるこ
    とを特徴とする請求項14に記載のデコーダ。
  18. 【請求項18】 上記電界効果トランジスタ手段は直列に
    接続されかつ上記OR出力に共通して接続されるゲート
    を有するPFETトランジスタ及びNFETトランジス
    タを具えることを特徴とする請求項17に記載のデコー
    ダ。
  19. 【請求項19】 上記ワードライン駆動装置は上記反転出
    力及び上記出力ラインに接続されるバイポーラトランジ
    スタを具えることを特徴とする請求項14に記載のデコ
    ーダ。
  20. 【請求項20】 上記バイポーラトランジスタはNPNト
    ランジスタであり、当該NPNトランジスタのベースは
    上記反転出力に接続され、上記NPNトランジスタのエ
    ミツタは上記出力ラインに接続されるようになされてい
    ることを特徴とする請求項19に記載のデコーダ。
  21. 【請求項21】 さらに、上記ワードライン駆動装置は上
    記反転出力が低いCMOS電圧レベルのとき上記出力ラ
    インを低いCMOS−コンパチブル電圧レベルに低下さ
    せるための電界効果トランジスタを具えることを特徴と
    する請求項19に記載のデコーダ。
  22. 【請求項22】 上記電界効果トランジスタはNFETト
    ランジスタであり、上記NFETトランジスタのドレン
    は上記出力ラインに接続されることを特徴とする請求項
    21に記載のデコーダ。
  23. 【請求項23】 さらに、上記第2のデコーダを作動状態
    及び非作動状態にするためのクロツク信号を具えること
    を特徴とする請求項14に記載のデコーダ。
  24. 【請求項24】 上記電力節約手段は上記クロツク信号に
    接続される入力を有する電界効果トランジスタを具える
    ことを特徴とする請求項23に記載のデコーダ。
  25. 【請求項25】 上記電界効果トランジスタはNFETト
    ランジスタであり、当該NFETトランジスタのゲート
    は上記クロツク信号に接続され、上記NFETトランジ
    スタのドレンは上記OR出力に接続されるようになされ
    ていることを特徴とする請求項24に記載のデコーダ。
  26. 【請求項26】 さらに、上記第2のデコーダが非作動状
    態のとき、上記インバータ内の交差電流を除去するため
    の第2の電力節約手段を具えることを特徴とする請求項
    23に記載のデコーダ。
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