JP2539740Y2 - エアモジュレータユニット - Google Patents

エアモジュレータユニット

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JP2539740Y2
JP2539740Y2 JP2694791U JP2694791U JP2539740Y2 JP 2539740 Y2 JP2539740 Y2 JP 2539740Y2 JP 2694791 U JP2694791 U JP 2694791U JP 2694791 U JP2694791 U JP 2694791U JP 2539740 Y2 JP2539740 Y2 JP 2539740Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両に搭載されるエアオ
ーバ・ハイドロリック・ブレーキシステムの小型化に適
用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエアモジュレータの従来技術と
しては、一方にエアピストン2、他方にハイドロリック
ピストン22が内蔵されたエアオーバ・ハイドロリック
シリンダを備え、空気圧を液圧に変換して、ホイルシリ
ンダ3の液圧を制御する機構が知られている。
【0003】ところで、前記モジュレータ9には、モジ
ュレータ9の空気室側へのエアの吸入・保持・排出を制
御するソレノイドバルブ(ホールドバルブ・ディケイバ
ルブ)を一体のユニット化(バルブユニット6)にして
装着することが考えられる。
【0004】このようなモジュレータ9に装着されるバ
ルブユニット6の構造を図6および図7に示す。このバ
ルブユニット6の主要構成について説明すると、バルブ
ユニット6内には第1の弁装置としてのホールドバルブ
4と、第2の弁装置としてのディケイバルブ5とが並列
に配置されており、それぞれの弁部を構成するバルブブ
ロック7と、電磁力を発生するソレノイドブロック8と
は貫通ボルト19により一体的に固定されている。
【0005】ホールドバルブ4にはソレノイドコイル2
0aの中空部を軸方向に移動可能なホールドプランジャ
23を備えており、このホールドプランジャ23の下部
にはバルブブロック7よりホールドスプリング24によ
って上方に付勢されたバルブピン25の上端が当接して
おり、このバルブピン25の下端はホールドバルブ弁室
11(第1バルブ弁室)内において拡径されて、その最
下端面にはバルブゴム26が装着されてホールドバルブ
弁本体15が形成されている。第1バルブ弁室としての
ホールドバルブ弁室11内において、バルブピン25の
下方にはバルブ受け体13が配置されており、このバル
ブ受け体13の内部にはエアインレット10と連通され
たエア導入通路12が軸方向に穿設されその上端面で前
記ホールドバルブ弁本体15に対向して開口部14を形
成している。そしてこのバルブ受け体13の周面には第
1Oリング34が嵌合され、バルブ閉塞時のホールドバ
ルブ弁室11側へのエア漏れを防止している。
【0006】前記バルブ受け体13の下面には、ホール
ドバルブ弁室11からエアインレット10側へのエアの
流れのみを許可するリターンバルブ28がリターンスプ
リング30によって図中上方に付勢されている。
【0007】なお、前記ホールドバルブ弁室11には図
6および図7に示すように、モジュレータ9のエアチャ
ンバ1に連通されるチャンバ通路31aの通路口32が
開口されている。
【0008】なお、前記ホールドバルブ4と並設されて
いるディケイバルブ5については説明は省略する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記図6お
よび図7にも示すように、ホールドバルブ弁室11の内
周面の一部は、径が部分的に拡大されたいわゆるリセス
加工部33が形成されているが、このようなリセス加工
部33を設けた理由は以下による。
【0010】すなわち、前記バルブユニット6を組み立
てる場合には、まず金属材料からなるバルブブロック7
を所定形状に加工してホールドバルブ弁室11および各
種通路を穿孔した後、ホールドスプリング24、リター
ンバルブ28およびバルブ受け体13等を組み込んでさ
らにこのバルブブロック7に対してソレノイドブロック
8を組み付けていた。この工程において、バルブ受け体
13をホールドバルブ弁室11内に挿入する際に、バル
ブ受け体13の周面に第1Oリング34を装着した状態
でこの挿入を行うことになるが、第1Oリング34がホ
ールドバルブ弁室11の内周面に形成されたチャンバ通
路31aの通路口32のバリに引掛かりこの第1Oリン
グ34の周面が損傷されて、該弁室11のエア漏れを生
じてしまい、信頼性の高い制御が困難となることが懸念
されていた。
【0011】そのため、ホールドバルブ弁室11を穿設
する際に、図6および図7に示すように、少なくとも前
記通路口32までの部分の該弁室11の内周面を拡径す
るいわゆるリセス加工部33を形成して、バルブ受け体
13の挿入時における第1Oリング34とバリとの接触
を防止していた。
【0012】ところが、前記のようなホールドバルブ弁
室11の内周面の一部のみを拡径するリセス加工部33
は、加工が複雑であり、高い加工精度を必要とするた
め、製造工程を複雑化し、コスト高となっていた。
【0013】そのため、複雑なリセス加工を行わずに、
ホールドバルブ弁室11の開口径を単に大きくすること
も考えられるが、このようにホールドバルブ弁室11の
開口径が大きくなることにより、該弁室11からのエア
漏れを防止するための第2Oリング35ならびにOリン
グ収容溝36も大きくなり、バルブユニット全体が大型
化せざるを得なかった。
【0014】本考案は、前記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、弁室11におけるリセス加工等を
行うことなく、バルブ受け体13の挿入を可能とし、小
型なバルブユニット6を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案は、エアチャンバ
1に供給されるエアによってエアチャンバ1内にその一
端が配置されたエアピストン2を作動させて、このエア
ピストン2の他端でホイルシリンダ3への液圧を制御す
るエアモジュレータユニットの前記エアチャンバ1への
エアの供給を制御するホールドバルブ4(第1の弁装
置)と、エアチャンバ1からの排気を制御するディケイ
バルブ5(第2の弁装置)とが内設されたバルブユニッ
ト6において、以下のような構成とした。
【0016】すなわち、バルブユニット6はバルブブロ
ック7とソレノイドブロック8との分割構造を備え、バ
ルブブロック7のホールドバルブ4側にはエアインレッ
ト10と連通されたホールドバルブ弁室11(第1バル
ブ弁室)と、このホールドバルブ弁室11に収容されエ
アインレット10からのエアをホールドバルブ弁室11
内に導くエア導入通路12が形成されたバルブ受け体1
3と、このバルブ受け体13の開口部14に対向して配
置されこの開口部14を開閉するホールドバルブ弁本体
15(第1バルブ弁本体)とを備え、ディケイバルブ5
側にはエアチャンバ1からエキゾーストバルブ16への
排気を制御するディケイバルブ弁本体17(第2バルブ
弁本体)を収容したディケイバルブ弁室18(第2バル
ブ弁室)とを有する構成とし、ソレノイドブロック8に
は各弁本体を作動させる電磁力を発生するソレノイドコ
イル20a,20bと、前記バルブブロック7との当接
面において前記ホールドバルブ弁室11とディケイバル
ブ弁室18とを連通する溝状のバルブ間通路21を備え
た構成とした。
【0017】
【作用】前記した手段によれば、ホールドバルブ弁室1
1からエアチャンバ1への連通は、ソレノイドブロック
面に設けられた溝状のバルブ間通路21を通じてディケ
イバルブ弁室18を経て実現されている。したがって、
ホールドバルブ弁室11の内周面にエアチャンバ1への
通路口32は不要である。
【0018】そのため、該弁室の内周面にリセス加工部
33を設けておかなくても、第1Oリング34を損傷す
ることなくバルブ受け体13を該弁室内に組み込むこと
ができる。
【0019】したがってホールドバルブ弁室11を小径
にでき、バルブユニット6全体を小型化できる。
【0020】
【実施例】図1は、本考案の一実施例であるモジュレー
タにおけるバルブユニットの内部構造を示す側断面図、
図2は図1におけるIIーII線からみたソレノイドブロッ
ク8の底面図、図3はバルブブロックの平断面図、図4
はモジュレータの全体構成を示す正断面図、図5はこの
モジュレータ9を用いたブレーキ系統図である。
【0021】本考案のモジュレータ9についてまず説明
すると、このモジュレータ9は車両ブレーキ系統におい
て図5に示すように配置されている。
【0022】すなわち、エアタンク37からブレーキバ
ルブ38に至るエア供給路40はその途中部分で分岐さ
れてトラクション制御バルブ41に接続されている。こ
のトラクション制御バルブ41はエア供給路40によっ
て後輪側のモジュレータ9と接続されている。一方、ブ
レーキバルブ38は、エア供給路40によって同じくモ
ジュレータ9と接続されている。
【0023】また、ブレーキバルブ38はさらに別のエ
ア供給路40によって前輪側のモジュレータ9と接続さ
れている。
【0024】前輪および後輪にはスピードセンサ42が
配置されており、各車輪の回転を検知し、検知信号を集
中制御部43(ECU)に送出するようになっている。
【0025】集中制御部43では、スピードセンサ4
2、ブレーキペダルからの検知信号の状態によってトラ
クション制御バルブ41ならびにモジュレータ9を作動
させて各車輪のブレーキ状態を制御するようになってい
る。
【0026】このように用いられるモジュレータ9につ
いて図4を中心に説明する。モジュレータ9はモジュレ
ータユニット44とバルブユニット6とで構成されてお
り、モジュレータユニット44は、エアシリンダ45と
ハイドロリックハウジング46とで構成されている。
【0027】エアシリンダ45の内部にはその軸方向に
移動可能なエアピストン2と、このエアピストン2に連
動して移動可能なピストンロッド47とを有している。
【0028】前記エアピストン2は、通常の状態では、
ハイドロリックハウジング46の内端面にその一端を係
止されたピストンリターンスプリング48によってバル
ブユニット6側に付勢されており、エアピストン2とバ
ルブユニット6との間に形成されたエアチャンバ1を圧
縮するように作用している。また、このエアピストン2
の周面にはエアカップ50が嵌装されており、エアチャ
ンバ1からのエア漏れを防止している。
【0029】ハイドロリックハウジング46は前記エア
シリンダ45よりも小径のハイドロリックシリンダ52
を有しており、このハイドロリックシリンダ52にはピ
ストンロッド47の端部に連結されたハイドロリックピ
ストン22がこのシリンダ内を移動可能に取り付けられ
ている。このハイドロリックシリンダ52の先端側には
ホイルシリンダ3に連通されるハイドロリックアウトレ
ット53が開口されている。
【0030】また、前記ハイドロリックハウジング46
の段付部分には、前記ハイドロリックシリンダ52に対
して、図示しない外部のリザーバと連通されたハイドロ
リックインレット54が設けられている。このハイドロ
リックインレット54を通じてブレーキ液がリザーバ
(図示せず)よりハイドロリックシリンダ52内に供給
される構造となっている。
【0031】また、ハイドロリックインレット54内に
はチェック弁が内嵌されており、ホイルシリンダ(W/
C)3に一定の残圧を与えている。
【0032】次に、バルブユニット6の構造について説
明する。本実施例のバルブユニット6は、図1におい
て、ホールドバルブ4が右側、ディケイバルブ5が左側
にそれぞれ配置されており、バルブブロック7とソレノ
イドブロック8とが分割可能な構造を有している。そし
て、ソレノイドブロック8は、貫通ボルト19によって
バルブブロック7に対して固定されている。
【0033】ホールドバルブ4側にはソレノイドコイル
20aの中空部を軸方向に移動可能なホールドプランジ
ャ23を備えており、このホールドプランジャ23の下
部にはバルブブロック7方向からホールドスプリング2
4によって図中上方に付勢されたバルブピン25の上端
が当接している。このバルブピン25の下端は、ホール
ドバルブ弁室11内において拡径されており、その最下
端面にはバルブゴム26が装着されてホールドバルブ弁
本体15を構成している。
【0034】ホールドバルブ弁室11内において、前記
バルブピン25の下方にはバルブ受け体13が配置され
ており、このバルブ受け体13の内部には、一端をエア
インレット10と連通されたエア導入通路12が軸方向
に穿設されている。そしてこのエア導入通路12の他端
(上端)は前記バルブ受け体13の上端面で開口部14
を形成している。このバルブ受け体13の周側面には第
1Oリング34が嵌合されており、バルブ閉塞時のエア
インレット10からホールドバルブ弁室11側へのエア
漏れを防止している。
【0035】前記バルブ受け体13の下面には、ホール
ドバルブ弁室11からエアインレット10方向へのエア
の流れのみを許可するリターンバルブ28がリターンス
プリング30によって上方に付勢された状態で取り付け
られている。またホールドバルブ弁室11内において、
前記バルブ受け体13の周囲には貫通窓55を設けたカ
ラー56が装着されており、さらにバルブ受け体13と
該弁室の段付部との間にはウェーブワッシャ57が挿入
されて前記カラー56を上方付勢してそのがたつきを防
止している。
【0036】前記ホールドバルブ4のホールドバルブ弁
本体15は、ソレノイドコイル20aに通電が行われて
いない状態では前記ホールドスプリング24により上方
に付勢されており、弁本体が開口部14から離れてお
り、いわゆる常開型の制御弁を構成している。
【0037】ディケイバルブ5側にはディケイスプリン
グ58によって下方に付勢されたディケイプランジャ6
0を有しており、このディケイプランジャ60の下端は
ディケイバルブ弁室18内において拡開部を有してお
り、この拡開部の先端面にはバルブゴム26が装着され
てディケイバルブ弁本体17を構成している。
【0038】前記ディケイバルブ弁本体17は、ソレノ
イドコイル20bへの通電がなされていない状態ではエ
キゾーストバルブ16への連通口61に当接しており、
常閉型の制御弁を構成している。またディケイバルブ弁
室18は図3に示すように、エアチャンバ1に通じるチ
ャンバ通路31bと連通されているが、前記のように通
常の状態ではディケイバルブ弁本体17は閉じているた
め、エアチャンバ1内のエアはエキゾーストバルブ16
側には流れない。
【0039】ソレノイドブロック8には、前述のように
ホールドバルブ4側のソレノイドコイル20aとディケ
イバルブ5側のソレノイドコイル20bとがそれぞれボ
ビンに巻回された状態で一体的に樹脂モールドされてい
る。そして、このソレノイドブロック8の底面には、図
2に示すように、両弁室11,18からのエアの漏れを
防止する第2Oリング35を嵌め込むための長円形状の
Oリング収容溝36が、両弁室11,18の開口部14
周囲を囲むようにして形成されている。そして、本実施
例では、このソレノイドブロック8の底面に、ホールド
バルブ弁室11とディケイバルブ弁室18とを連通する
溝状のバルブ間通路21が形成されている。このバルブ
間通路21によって前記ホールドバルブ弁室11はディ
ケイバルブ弁室18→チャンバ通路31bを経てエアチ
ャンバ1と連通されている。
【0040】このように、本実施例では、従来技術で説
明したような、ホールドバルブ弁室11からエアチャン
バ1に直接連通されるホールドバルブ弁室11側のチャ
ンバ通路31aは設けられてはいない。そのため、本実
施例では該弁室の内周面にバリ等が突出しておらず、リ
セス加工部33を設けなくても、第1Oリング34を損
傷することなく、バルブ受け体13を該弁室11内に挿
入することができる。
【0041】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、ブレーキ制動時において、スピードセンサ42か
らの信号により集中制御部43が車輪のロックの可能性
を検知すると、前述のバルブユニット6におけるホール
ドバルブ4側のソレノイドコイル20aに所定電圧の通
電を行い、ホールドバルブ弁本体15を閉じてエアチャ
ンバ1へのエアの供給を停止する。これとともに、ディ
ケイバルブ5側のソレノイドコイル20bにも通電を行
い、ディケイバルブ弁本体17を開く。これによって、
エアチャンバ1のエアがチャンバ通路31b→ディケイ
バルブ弁室18→エキゾーストバルブ16の経路で排気
され、モジュレータ9内のエアピストン2がピストンリ
ターンスプリング48の付勢力によってエアチャンバ1
を圧縮する方向に移動する。そして、ハイドロリックピ
ストン22もこれに連動するため、ホイルシリンダ3内
のブレーキ液がモジュレータ9方向に吸引されて減圧さ
れ車輪のロックを防止する。
【0042】そして、前記ホイルシリンダ3内の液圧の
保持を行う場合には、ホールドバルブ弁本体15および
ディケイバルブ弁本体17の両者を閉じてエアチャンバ
1内のエアを封じ込める。
【0043】さらに、ホイルシリンダ3内を再加圧する
場合には、前記ディケイバルブ弁本体17を閉じた状態
のままホールドバルブ弁本体15を開き、エアインレッ
ト10からのエアをホールドバルブ弁室11→バルブ間
通路21→ディケイバルブ弁室18→チャンバ通路31
bの経路を経てエアチャンバ1に供給する。これによっ
てエアチャンバ1内が再加圧されてエアピストン2がハ
イドロリックピストン22方向に移動し、圧液がアウト
レットよりホイルシリンダ3に供給される。
【0044】
【考案の効果】本考案によれば、ホールドバルブ弁室か
らエアチャンバへの連通は、ソレノイドブロック面に設
けられた溝状のバルブ間通路を通じてディケイバルブ弁
室を経て実現されており、ホールドバルブ弁室の内周面
にエアチャンバへの通路口を設ける必要がない。そのた
め、該弁室の内周面のリセス加工等が不要となり、第1
Oリングを損傷することなくバルブ受け体を該弁室内に
組み込むことができる。
【0045】したがってホールドバルブ弁室を小径にで
き、バルブユニット全体を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるモジュレータにおける
バルブユニットの内部構造を示す側断面図
【図2】実施例であるモジュレータにおいて、図1にお
けるIIーII線からみたソレノイドブロックの底面図
【図3】実施例におけるバルブユニットの平断面図
【図4】実施例におけるモジュレータの全体構成を示す
正断面図
【図5】実施例における車両ブレーキ系統を示すブロッ
ク図
【図6】従来技術におけるバルブユニットの構造を示す
側断面図
【図7】従来技術におけるバルブユニットの構造を示す
正断面図
【符号の説明】
1・・エアチャンバ 2・・エアピストン 3・・ホイルシリンダ 4・・ホールドバルブ(第1の弁装置) 5・・ディケイバルブ(第2の弁装置) 6・・バルブユニット 7・・バルブブロック 8・・ソレノイドブロック 10・・エアインレット 11・・ホールドバルブ弁室(第1バルブ弁室) 12・・導入通路 13・・バルブ受け体 14・・開口部 15・・ホールドバルブ弁本体(第1バルブ弁本体) 16・・エキゾーストバルブ 17・・ディケイバルブ弁本体(第2バルブ弁本体) 18・・ディケイバルブ弁室(第2バルブ弁室) 20a,20b・・ソレノイドコイル 21・・バルブ間通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアチャンバ(1)に供給されるエアに
    よってエアチャンバ(1)内にその一端が配置されたエ
    アピストン(2)を作動させて、このエアピストン
    (2)の他端でホイルシリンダ(3)への液圧を制御す
    るエアモジュレータユニットにおいて、前記エアチャン
    バ(1)へのエアの供給を制御する第1の弁装置(4)
    と、エアチャンバ(1)からの排気を制御する第2の弁
    装置(5)とが内設されたバルブユニット(6)を有
    し、このバルブユニット(6)はバルブブロック(7)
    とソレノイドブロック(8)との分割構造を備え、バル
    ブブロック(7)の第1の弁装置(4)側にはエアイン
    レット(10)と連通された第1バルブ弁室(11)
    と、この第1バルブ弁室(11)に収容されエアインレ
    ット(10)からのエアを第1バルブ弁室(11)内に
    導くエア導入通路(12)が形成されたバルブ受け体
    (13)と、このバルブ受け体(13)の開口部(1
    4)に対向して配置されこの開口部(14)を開閉する
    第1バルブ弁本体(15)とを備え、前記第2の弁装置
    (5)側にはエアチャンバ(1)からエキゾーストバル
    ブ(16)への排気を制御する第2バルブ弁本体(1
    7)を収容した第2バルブ弁室(18)とを有してお
    り、ソレノイドブロック(8)には各弁本体を作動させ
    る電磁力を発生するソレノイドコイル(20a,20
    b)と、前記バルブブロック(7)との当接面において
    前記第1バルブ弁室(11)と第2バルブ弁室(18)
    とを連通する溝状のバルブ間通路(21)を備えている
    ことを特徴とするエアモジュレータユニット。
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