JP2539703Y2 - 2サイクルエンジン - Google Patents

2サイクルエンジン

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JP2539703Y2
JP2539703Y2 JP1991061003U JP6100391U JP2539703Y2 JP 2539703 Y2 JP2539703 Y2 JP 2539703Y2 JP 1991061003 U JP1991061003 U JP 1991061003U JP 6100391 U JP6100391 U JP 6100391U JP 2539703 Y2 JP2539703 Y2 JP 2539703Y2
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JP
Japan
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spark plug
guard
hole
top cover
cap
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JP1991061003U
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富也 加藤
芳雄 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】この考案は小形2サイクルエンジンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の小形2サイクルエンジンを図5〜
9によって説明する。図5は従来の小形2サイクルエン
ジンのシリンダ頂部の断面図、図6は図5におけるVI−
VI断面図、図7はファスナ取付図、図8は爪取付図、図
9は点火プラグガードの斜視図である。図において13
はシリンダ、12は点火プラグ、14は点火プラグキャ
ップで何れも公知のエンジン部品である。111はシリ
ンダカバーで合成樹脂製で点火プラグ用の穴があけられ
シリンダ13の周囲を覆っている。113はファスナ取
付用穴でシリンダカバー111に設けられている。11
4は引掛け穴でシリンダカバー111にあけられた穴で
2個ある。
【0003】112は点火プラグガードで点火プラグ1
2の周囲をかこいシリンダカバー111に取付けられて
いる。115はファスナで点火プラグガード112の下
面に設けられた先端の太い突起で軸方向に4個の切り割
り121がありファスナ取付用穴113に嵌っている。
121は切割りでファスナ115にその軸方向に設けら
れた可なり巾の広い4個の切り割りである。116は爪
で前記点火プラグガード112の端に設けられ引掛け用
穴114に掛っている。117はU字形切り込みで点火
プラグガード112の底板に設けられた大きなU字形の
切り込みである。118はベースで点火プラグガード1
12の底板でU字形切り込み117があり全体としてU
字形に近い形である。119はガード部で点火プラグガ
ード112のベース118から箱形に立ち上った壁であ
る。120は通風孔でガード部119に設けられた大き
な穴である。
【0004】次に従来例の作用を説明する。爪116を
引掛け用穴114に掛けファスナ115をファスナ用穴
113に押し込んで点火プラグガード112をシリンダ
カバー111に装着する。点火コイルからの高圧コード
はシリンダカバー111に高圧コードが通り得る小穴を
設けグロメットで保護したものがある。エンジンの組
立、分解時シリンダカバーの脱着の際高圧コード先端に
取付けられる点火プラグキャップをはづす。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の例ではエンジン
の分解組立時、シリンダカバー脱着の際高圧コードの先
端に取付られる点火プラグキャップの高圧コードへの脱
着を要し、この場合組付け方によっては点火プラグキャ
ップの信頼性を損なう場合もある問題がある。この考案
の目的は前記問題を解消しシリンダカバー脱着時点火プ
ラグキャップを高圧コードからはづす必要がなく点火プ
ラグキャップの再組付けによる信頼性の低下の心配のな
い2サイクルエンジンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の2サイクルエン
ジンは、冷却ファンを有するフライホイールマグネト2
10の上部に点火コイル206を配置し、これらを含む
ファンケース205上部とシリンダ215を1体的にカ
バーするトップカバー201を備えた2サイクルエンジ
ンにおいて、前記トップカバー201のファンケース2
05上部に対向する位置に、高圧コード207の先端に
装着される点火プラグキャップ208が通過可能な穴2
01aを設けるとともに、該トップカバー201の穴2
01aを塞ぐ点火プラグガード202を設け、前記点火
プラグガード202の高さを点火プラグキャップ208
よりも高く構成するとともに、該点火プラグガード20
2の内側に縦方向のリブ202dを設けたことを特徴と
している。
【0007】
【作用】点火プラグキャップがトップカバーの穴を通る
ことができるので、トップカバーの脱着の際点火プラグ
キャップを高圧コードから取外す必要がなくなる。前記
穴を点火プラグガードにより塞ぎ且前記点火プラグガー
ドにより高圧コード引出しの案内をなす。また点火プラ
グガードを点火プラグキャップよりも高くして、エンジ
ン倒立時に点火プラグ及び点火プラグキャップの保護を
なすとともに点火プラグガードの内側空間を形成するこ
とにより、高圧コードの急激な曲がりを回避し、コード
の破損を防止する。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図1〜3によって説明す
る。図1は本考案を適用した汎用小形2サイクルエンジ
ンの外観図、図2は図1におけるII−II断面部分図、図
3は図2に対応する点火プラグガード装着前の上面図、
図4は本考案に係る実施例の斜視図である。図において
215はシリンダ、216はピストン、210はフライ
ホイールマグネトロータで何れも内燃機関の公知の部品
である。206は点火コイルでクランクケースに取付け
られている。207は高圧コードで点火コイル206か
ら点火プラグに接続されている。
【0009】211はマフラカバー、212は気化器、
213はエアクリーナ、214は燃料タンク、225
停止スイッチ、219は点火プラグで何れも内燃機関の
公知の部品である。218はグロメットで後述する点火
プラグガード202に固定され、中を高圧コード207
が通る。201はトップカバーでエンジン上部を覆う。
202は点火プラグガードで合成樹脂製でトップカバー
201の上に取付けられている。201aは穴でトップ
カバー201に設けられた点火プラグキャップ208
通る大きさの穴で点火コイル206の上に位置し前記点
火プラグガード202で塞がれている。201dはボル
ト穴でトップカバー201と点火プラグガード202に
設けられている。201cは穴でトップカバー201に
設けられている。201bは切欠きでトップカバー20
1に設けられ点火ブラグガード202と嵌合する。20
2cは爪で点火プラグガード202の後端部に設けられ
穴201cに掛る。
【0010】202bは爪で点火プラグガード202に
設けられ切欠き201bに掛る。205はファンケース
で、冷却ファンの外を覆っている。208は点火プラグ
キャップで高圧コードに取付けられ点火プラグと接続す
るものである。204は締付ねじでボルト穴201dと
断熱座203を介してトップカバー201と点火プラグ
ガード202をシリンダ215に締付けている。点火プ
ラグガード202は点火プラグキャップ208よりも図
1のA寸法高く形成され図2に示すように点火プラグガ
ード202の内側に高圧コード207の急激な曲がりを
回避するための空間を確保している。202dは点火プ
ラグガード202に設けられた補強用及び冷却風の逃げ
防止用のリブである。
【0011】次に前記実施例の作用について説明する。
点火プラグガード202の先端部の爪202bを切欠き
201bに嵌合させ点火プラグガード202の後部の爪
202cを穴201cに掛け、ボルト穴201dに断熱
座203を介して締付ねじ204を通しトップカバー2
01と点火プラグガード202をシリンダ215に共締
めする。リブ202dは冷却風が穴201aを通って上
部へ逃げるのを防止する。点火コイル206の上部の点
火プラグガード202の切欠にグロメット218をはめ
その中を高圧コード207を通して点火コイル206か
ら引き出す。点火プラグガード202は点火プラグキャ
ップ208より図1のA寸法だけ高く形成されているの
エンジン倒立時点火プラグ219及び点火プラグキャ
ップ208が地面に当って損傷しないよう保護すること
ができる
【0012】よって刈払機に搭載した場合における、シ
リンダ、コイル部への草詰り等メンテナンス時のトップ
カバーの脱着作業は高圧コード先端に取付けられた点火
プラグキャップを取外すことなく容易に可能となる。従
って点火プラグキャップ組付部の再組による信頼性の低
下はない。又点火プラグガード202組立時においては
前後に嵌合部を有するため、中央部を締付けねじ204
で締付け前の状態においてもトップカバー201との位
置が定まり組立性が向上している。さらに高圧コードの
配線は点火コイルの高圧コード引出し方向のトップカバ
ー201の上部に穴を設けることによりスムーズな配線
が可能となる。
【0013】
【考案の効果】トップカバーのファンケース上部の点火
コイルの上の穴を点火ブラグキャップが通り得るのでト
ップカバー脱着時点火プラグキャップを高圧コードから
取外す必要がないため、点火プラグ部の再組立による信
頼性の低下の心配が排除され極めて容易に脱着可能とな
る。高圧コード引出し方向に穴をあけたことにより高圧
コードの配線上急激な曲折部がなくスムーズに引き回し
でき組立が容易になる。また、トップカバーの穴を塞ぐ
点火プラグガードを点火プラグキャップよりも高く形成
しているので、エンジン倒立時点火プラグ及び点火プラ
グキャップが地面に当って損傷するのを防止できるとと
もに、点火プラグガードの内側に空間を形成できるので
高圧コードの急激な曲がりを回避でき該点火コイルを保
護できる。さらに、点火プラグガードに縦方向のリブを
設けたので、該ガードの剛性が増大するとともに、冷却
風がトップカバーの穴を通って上部へ逃げるのを防止す
ることができる。よってこの考案はトップカバーの脱着
時点火プラグキャップを高圧コードから取外す必要がな
く、点火プラグキャップの再組付による信頼性の低下の
心配のない2サイクルエンジンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る実施例のエンジンの外観図
【図2】図1におけるII〜II断面部分図
【図3】図2に対応する上面図
【図4】本考案に係る実施例のエンジンの斜視図
【図5】従来例の断面図
【図6】図5のVI−VI断面図
【図7】ファスナの取付図
【図8】爪の取付図
【図9】従来例の点火プラグガードの斜視図
【符号の説明】
201 トップカバー 201a 穴 201c 穴 201d ボルト穴 202 点火プラグガード 202b 爪 202c 爪 202d リブ 204 締付ねじ 206 点火コイル 207 高圧コード 208 点火プラグキャップ 210 フライホイールマグネトロータ 215 シリンダ 205 ファンケース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却ファンを有するフライホイールマグ
    ネト(210)の上部に点火コイル(206)を配置
    し、これらを含むファンケース(205)上部とシリン
    ダ(215)を1体的にカバーするトップカバー(20
    1)を備えた2サイクルエンジンにおいて、前記トップ
    カバー(201)のファンケース(205)上部に対向
    する位置に、高圧コード(207)の先端に装着される
    点火プラグキャップ(208)が通過可能な穴(201
    a)を設けるとともに、該トップカバー(201)の穴
    (201a)を塞ぐ点火プラグガード(202)を設
    け、前記点火プラグガード(202)の高さを点火プラ
    グキャップ(208)よりも高く構成するとともに、該
    点火プラグガード(202)の内側に縦方向のリブ(2
    02d)を設けたことを特徴とする2サイクルエンジ
    ン。
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JPH057938U JPH057938U (ja) 1993-02-02
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