JP2538837B2 - コンベアベルト保持機構 - Google Patents

コンベアベルト保持機構

Info

Publication number
JP2538837B2
JP2538837B2 JP6059746A JP5974694A JP2538837B2 JP 2538837 B2 JP2538837 B2 JP 2538837B2 JP 6059746 A JP6059746 A JP 6059746A JP 5974694 A JP5974694 A JP 5974694A JP 2538837 B2 JP2538837 B2 JP 2538837B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor belt
belt
rollers
roller
holding mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6059746A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07228321A (ja
Inventor
久 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ROODO ENJINIARINGU KK
Original Assignee
ROODO ENJINIARINGU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ROODO ENJINIARINGU KK filed Critical ROODO ENJINIARINGU KK
Priority to JP6059746A priority Critical patent/JP2538837B2/ja
Priority to TW83103581A priority patent/TW252965B/zh
Publication of JPH07228321A publication Critical patent/JPH07228321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2538837B2 publication Critical patent/JP2538837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体、粘性体等を搬送
するコンベアベルトの保持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンベアベルト1は、図1(イ)に示す
ように、通常その両端側がプーリ2によって支えられ、
図1(ロ)に示すような、両端付近の略平面に近い形状
から、図1(ハ)に示すような、中央部分の略円筒形状
を順次形成する為には、上側コンベアベルト1を下側か
ら支え、下側のコンベアベルト1を上側から係合する複
数個のローラ4を、順次略平面に近い形状から、その湾
曲度の度合いを大きくして、略円筒形状(実際には略多
角形状)に配置することが行われており、この点は、た
とえば昭和63年実用新案出願公告第8659号公報に
示されている。
【0003】しかしながら、従来の技術では、各コンベ
アベルト1を保持する複数のローラ4が、何れも各ロー
ラごとに回転用の中心軸3を設定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転の
中心軸3が別個に設けられている構成では、必然的に隣
接し合うローラ間に大きな隙間が生ずる。このため、従
来のコンベアベルト1ではローラの指示位置を交差させ
た状態とし、交差部位では双方のローラがコンベアベル
ト1の進行方向に存在するような構成を採用している
が、このような構成は、設計上煩雑である。複数個のロ
ーラを交差状態を達せずに一列に配列した場合には、前
記のように必然的に隙間が生ずるが、コンベアベルト1
としてゴム(天然ゴム及び合成ゴムの双方を含む)を素
材としている場合において、ゴム特有の弾性に基づく可
塑性を有していたとしても、このような隙間による破損
を免れることは出来なかった。
【0005】特に、粉体粘性体の状態となっている食品
(味噌、穀類及びこれによる粉等)を運送する場合に
は、厚生省の基準によってゴムではなく、特定のプラス
チックを素材とすることが要請されるが、プラスチック
素材の場合には、コンベアベルトと係合するローラ間に
隙間が生じた場合には、当該隙間部分に必然的に物品の
搬送に伴う折り曲げ応力に対し、ゴムの素材の場合ほど
自由な可塑性が存在しない為、一定期間の使用に伴っ
て、前記折り曲げ応力に伴うベルトの破損の頻度はゴム
の場合よりも更に大きなものとなる。
【0006】しかも、前記の如き従来技術では、コンベ
アベルトを両端のプーリに近い端部から、中央部にかけ
て順次略平面に近い形状から略円筒形状に形成する為、
複数個のローラを配置する為の軸の配置が煩雑である。
【0007】本発明は、このような従来技術の課題を解
決することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の如き課題を解決す
る為、本願発明の構成は、先端及び末端側のプーリに係
合したコンベアベルトに対し、これを支える複数個の保
持具を設け、該保持具は、少なくとも上側のベルトを下
方から支える部分については、1本の中心軸に対し、所
定の段階まで複数個のローラを嵌合させ、かつ複数のロ
ーラのうち隣り合うローラの側面が接触し合った状態と
なるよう設計し、しかも複数個の中心軸の湾曲の度合い
を該プーリから離れるにしたがって、大きく設定し、該
ベルトを順次略平面状から略円筒状に形成したことに基
づくコンベアベルト保持機構からなる。
【0009】
【発明の作用】前記のように、本願発明においては、少
なくともベルトの下方部表面においては、1本の軸に複
数個のローラを嵌合させ、当該軸の湾曲の度合いを、ベ
ルトの端部から中央に進にしたがって、ベルトが断面略
円筒形状を呈するに至るまで順次湾曲の度合いを大きく
していく。
【0010】この為、従来技術のように、各ローラ毎の
回転軸の配置角度を、順次略平面形状に近い状態から円
筒状に近い状態(実際には多角形状)に配置する為の、
煩雑な作用を要しない。
【0011】しかも、少なくともベルトの下方部表面に
おいては、1本の中心軸を採用している為、ベルトコン
ベアと係合するローラの側面を、接触した状態とするこ
とが可能である為、ローラ間の隣接し合う部位の隙間を
最小限に停めることが可能であり、該隙間における折り
曲げ応力におけるローラの破損の程度を、従来のような
ローラごとに中心軸を設けた場合に比し、少ないものと
することが可能となる。
【0012】但し、コンベアベルトと係合する各ローラ
は、その位置によって、コンベアベルトとの係合状態
(完全に係合して回転するか、又はコンベアベルトの間
で、多少のスリップを生じているか等の状況)が異なる
ので、隣接するローラ間の側面が接触する位置は、ベル
トと係合している外側部分(ローラの径の最も大きい部
分)を避けた方が、ローラ同士の回転速度の相違による
摩耗を少なくするうえで好ましい。
【0013】
【実施例】図2(イ)、(ロ)は、本願発明に使用する
ローラ4の実施例を示す。
【0014】上記のように、隣接し合うローラ4が、コ
ンベアベルト1と係合する状態が異なることから、その
回転速度も相違する場合が多いことを考慮した場合、ロ
ーラ間が接触する部位は、回転速度の小さい部分、即
ち、ローラ4の回転中心に近い部分(ローラ4の径の小
さい部分)とすることが好ましい。
【0015】この為、本実施例では、図2(イ)、
(ロ)に示すように、ローラ4の左右方向の幅につい
て、中心軸と摺動する付近の径の小さい部位について、
左右方向に突出させた形状による構成を採用している。
これによって、隣にあるローラ4は、径の最も小さい付
近となるので、喩え相互の回転速度が異なったとして
も、これによる摩擦を最小限のものとすることが出来
る。
【0016】尚図2(イ)、(ロ)では、1本の中心軸
3に嵌合したローラ4が係合するベルト1の外表面は、
下部及び側部並びにその付近に限定され、頂部及びその
付近は除外されているが、これは設計上の都合もさるこ
とながら、頂部においては、ベルト1に対し被搬送物の
重量が加わらない為、必ずしも隣り合うローラ4の側面
がそれぞれ接合していることが必要ではないことに基づ
く。
【0017】図3は、図2(イ)、(ロ)に示す中心軸
3及びローラ4の一部拡大図面であるが、これに示すよ
うに、実施例において使用するローラ4は、中心軸3と
接触しかつ摺動する内側面の径を、外側両端に近付くに
したがって大きくなるよう設計している。
【0018】これは、中心軸3が、略平面形状に近い状
態から、略U字型となり、更には、略円筒形に変形され
た場合の何れにおいても、ローラ4が中心軸3と円滑に
係合できる為に他ならない。
【0019】
【発明の効果】以上の如き本願発明では、ローラの中心
軸を共有しているので、コンベアベルトを略平面形状に
近い状態から、円筒形状に形成する為の湾曲の度合いを
順次増加させる設計を極めて容易に行うことが可能とな
り、しかも1本の中心軸を、外部の固定枠と接続するこ
とによって、これを保持することが可能となる。
【0020】他方、隣り合うローラの側面を部分的に接
触させているので、従来のローラの構成に比し、ローラ
間の隙間が少ないので、該隙間においてベルトに生ずる
折り曲げ応力を最小限度とすることになり、ひいてはコ
ンベアベルトの破損を少なくし、かつ延命に資すること
になる。特に、本願発明を可塑性に乏しい合成樹脂ベル
トに使用した場合には、その効果は著しい。
【0021】このように、本願発明は、前記従来技術の
欠点を免れることができるので、その価値は絶大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)、(ロ)、(ハ):横方向側面図並びに
縦方向側断面図 従来技術によるコンベアベルトにおいて、円筒形状が形
成されていく状態を示す。
【図2】(イ)、(ロ):縦方向側断面図 本願発明の実施例の構成及び作用を示す。
【図3】:縦方向部分側断面図 本願発明の実施例に示すローラの構成を示す。
【符合の説明】
1:コンベアベルト 2:プーリ 3:中心軸 4:ローラ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端及び末端側のプーリに係合したコン
    ベアベルトに対し、これを支える複数個の保持具を設
    け、該保持具は、少なくとも上側のベルトを下方から支
    える部分については、1本の中心軸に対し、複数個のロ
    ーラを嵌合させ、かつ複数のローラのうち隣り合うロー
    ラの側面が接触し合った状態となるよう設計し、しかも
    複数個の中心軸の湾曲の度合いを該プーリから離れるに
    したがって、所定の段階まで大きく設定し、該ベルトを
    順次略平面状から略円筒状に形成したことに基づくコン
    ベアベルト保持機構
  2. 【請求項2】 ベルトを合成樹脂によって形成したこと
    を特徴とする請求項1記載のコンベアベルト保持機構
  3. 【請求項3】 回転ローラの中心軸と摺動する内側面の
    径を外側両端に近づくにつれて大きくなるよう設計し、
    かつ左右両端面の幅を中心軸と摺動する付近の径の小さ
    い部分について、左右両側に突出させたローラを使用す
    ることを特徴とする請求項1記載のコンベアベルト保持
    機構
JP6059746A 1994-02-18 1994-02-18 コンベアベルト保持機構 Expired - Fee Related JP2538837B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6059746A JP2538837B2 (ja) 1994-02-18 1994-02-18 コンベアベルト保持機構
TW83103581A TW252965B (ja) 1994-02-18 1994-04-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6059746A JP2538837B2 (ja) 1994-02-18 1994-02-18 コンベアベルト保持機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07228321A JPH07228321A (ja) 1995-08-29
JP2538837B2 true JP2538837B2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=13122118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6059746A Expired - Fee Related JP2538837B2 (ja) 1994-02-18 1994-02-18 コンベアベルト保持機構

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2538837B2 (ja)
TW (1) TW252965B (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
TW252965B (ja) 1995-08-01
JPH07228321A (ja) 1995-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5475989B2 (ja) 可変傾斜ローラ型ベルト及びコンベヤ
CN101678958B (zh) 分层式单排机
AU2007302032B8 (en) Conveyor
US6360869B1 (en) Transverse conveyance apparatus for roller conveyors and a lift device
AU2007265273B2 (en) Roller-belt conveyor with infeed pull-away
CN209922175U (zh) 一种缝隙紧密的输送结构
JP2538837B2 (ja) コンベアベルト保持機構
US3902588A (en) Direction changing roller conveyor
EP1291303A1 (en) Automatic belt skirt for conveyor
US4067439A (en) Curved-path belt conveyor
JPH11334848A (ja) スラットコンベヤ用リターンローラ
TWI306077B (ja)
JP4885472B2 (ja) ターンテーブル及びそれを用いたターンコンベア並びにコンベア用受け皿
JP2020132324A (ja) 搬送装置
JPS6233167B2 (ja)
JP7401745B2 (ja) ベルトコンベア
JPH042893Y2 (ja)
KR102132916B1 (ko) 컨베이어의 방향 조절장치
CN213169807U (zh) 一种用于陶瓷瓦片传送的可变向传送带装置
JP3168505B2 (ja) 捩じれ搬送面を有するベルトコンベア
JPH0741125A (ja) ベルトコンベヤ装置
CA1057688A (en) Curved-path belt conveyor
KR200384720Y1 (ko) 컨베이어
JPS61267607A (ja) チエ−ンコンベヤ
JP2753856B2 (ja) ベルトコンベア装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070708

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees