JP2538837B2 - コンベアベルト保持機構 - Google Patents
コンベアベルト保持機構Info
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- JP2538837B2 JP2538837B2 JP6059746A JP5974694A JP2538837B2 JP 2538837 B2 JP2538837 B2 JP 2538837B2 JP 6059746 A JP6059746 A JP 6059746A JP 5974694 A JP5974694 A JP 5974694A JP 2538837 B2 JP2538837 B2 JP 2538837B2
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Description
するコンベアベルトの保持機構に関するものである。
ように、通常その両端側がプーリ2によって支えられ、
図1(ロ)に示すような、両端付近の略平面に近い形状
から、図1(ハ)に示すような、中央部分の略円筒形状
を順次形成する為には、上側コンベアベルト1を下側か
ら支え、下側のコンベアベルト1を上側から係合する複
数個のローラ4を、順次略平面に近い形状から、その湾
曲度の度合いを大きくして、略円筒形状(実際には略多
角形状)に配置することが行われており、この点は、た
とえば昭和63年実用新案出願公告第8659号公報に
示されている。
アベルト1を保持する複数のローラ4が、何れも各ロー
ラごとに回転用の中心軸3を設定している。
中心軸3が別個に設けられている構成では、必然的に隣
接し合うローラ間に大きな隙間が生ずる。このため、従
来のコンベアベルト1ではローラの指示位置を交差させ
た状態とし、交差部位では双方のローラがコンベアベル
ト1の進行方向に存在するような構成を採用している
が、このような構成は、設計上煩雑である。複数個のロ
ーラを交差状態を達せずに一列に配列した場合には、前
記のように必然的に隙間が生ずるが、コンベアベルト1
としてゴム(天然ゴム及び合成ゴムの双方を含む)を素
材としている場合において、ゴム特有の弾性に基づく可
塑性を有していたとしても、このような隙間による破損
を免れることは出来なかった。
(味噌、穀類及びこれによる粉等)を運送する場合に
は、厚生省の基準によってゴムではなく、特定のプラス
チックを素材とすることが要請されるが、プラスチック
素材の場合には、コンベアベルトと係合するローラ間に
隙間が生じた場合には、当該隙間部分に必然的に物品の
搬送に伴う折り曲げ応力に対し、ゴムの素材の場合ほど
自由な可塑性が存在しない為、一定期間の使用に伴っ
て、前記折り曲げ応力に伴うベルトの破損の頻度はゴム
の場合よりも更に大きなものとなる。
アベルトを両端のプーリに近い端部から、中央部にかけ
て順次略平面に近い形状から略円筒形状に形成する為、
複数個のローラを配置する為の軸の配置が煩雑である。
決することを目的とするものである。
る為、本願発明の構成は、先端及び末端側のプーリに係
合したコンベアベルトに対し、これを支える複数個の保
持具を設け、該保持具は、少なくとも上側のベルトを下
方から支える部分については、1本の中心軸に対し、所
定の段階まで複数個のローラを嵌合させ、かつ複数のロ
ーラのうち隣り合うローラの側面が接触し合った状態と
なるよう設計し、しかも複数個の中心軸の湾曲の度合い
を該プーリから離れるにしたがって、大きく設定し、該
ベルトを順次略平面状から略円筒状に形成したことに基
づくコンベアベルト保持機構からなる。
なくともベルトの下方部表面においては、1本の軸に複
数個のローラを嵌合させ、当該軸の湾曲の度合いを、ベ
ルトの端部から中央に進にしたがって、ベルトが断面略
円筒形状を呈するに至るまで順次湾曲の度合いを大きく
していく。
回転軸の配置角度を、順次略平面形状に近い状態から円
筒状に近い状態(実際には多角形状)に配置する為の、
煩雑な作用を要しない。
おいては、1本の中心軸を採用している為、ベルトコン
ベアと係合するローラの側面を、接触した状態とするこ
とが可能である為、ローラ間の隣接し合う部位の隙間を
最小限に停めることが可能であり、該隙間における折り
曲げ応力におけるローラの破損の程度を、従来のような
ローラごとに中心軸を設けた場合に比し、少ないものと
することが可能となる。
は、その位置によって、コンベアベルトとの係合状態
(完全に係合して回転するか、又はコンベアベルトの間
で、多少のスリップを生じているか等の状況)が異なる
ので、隣接するローラ間の側面が接触する位置は、ベル
トと係合している外側部分(ローラの径の最も大きい部
分)を避けた方が、ローラ同士の回転速度の相違による
摩耗を少なくするうえで好ましい。
ローラ4の実施例を示す。
ンベアベルト1と係合する状態が異なることから、その
回転速度も相違する場合が多いことを考慮した場合、ロ
ーラ間が接触する部位は、回転速度の小さい部分、即
ち、ローラ4の回転中心に近い部分(ローラ4の径の小
さい部分)とすることが好ましい。
(ロ)に示すように、ローラ4の左右方向の幅につい
て、中心軸と摺動する付近の径の小さい部位について、
左右方向に突出させた形状による構成を採用している。
これによって、隣にあるローラ4は、径の最も小さい付
近となるので、喩え相互の回転速度が異なったとして
も、これによる摩擦を最小限のものとすることが出来
る。
3に嵌合したローラ4が係合するベルト1の外表面は、
下部及び側部並びにその付近に限定され、頂部及びその
付近は除外されているが、これは設計上の都合もさるこ
とながら、頂部においては、ベルト1に対し被搬送物の
重量が加わらない為、必ずしも隣り合うローラ4の側面
がそれぞれ接合していることが必要ではないことに基づ
く。
3及びローラ4の一部拡大図面であるが、これに示すよ
うに、実施例において使用するローラ4は、中心軸3と
接触しかつ摺動する内側面の径を、外側両端に近付くに
したがって大きくなるよう設計している。
態から、略U字型となり、更には、略円筒形に変形され
た場合の何れにおいても、ローラ4が中心軸3と円滑に
係合できる為に他ならない。
軸を共有しているので、コンベアベルトを略平面形状に
近い状態から、円筒形状に形成する為の湾曲の度合いを
順次増加させる設計を極めて容易に行うことが可能とな
り、しかも1本の中心軸を、外部の固定枠と接続するこ
とによって、これを保持することが可能となる。
触させているので、従来のローラの構成に比し、ローラ
間の隙間が少ないので、該隙間においてベルトに生ずる
折り曲げ応力を最小限度とすることになり、ひいてはコ
ンベアベルトの破損を少なくし、かつ延命に資すること
になる。特に、本願発明を可塑性に乏しい合成樹脂ベル
トに使用した場合には、その効果は著しい。
欠点を免れることができるので、その価値は絶大であ
る。
縦方向側断面図 従来技術によるコンベアベルトにおいて、円筒形状が形
成されていく状態を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 先端及び末端側のプーリに係合したコン
ベアベルトに対し、これを支える複数個の保持具を設
け、該保持具は、少なくとも上側のベルトを下方から支
える部分については、1本の中心軸に対し、複数個のロ
ーラを嵌合させ、かつ複数のローラのうち隣り合うロー
ラの側面が接触し合った状態となるよう設計し、しかも
複数個の中心軸の湾曲の度合いを該プーリから離れるに
したがって、所定の段階まで大きく設定し、該ベルトを
順次略平面状から略円筒状に形成したことに基づくコン
ベアベルト保持機構 - 【請求項2】 ベルトを合成樹脂によって形成したこと
を特徴とする請求項1記載のコンベアベルト保持機構 - 【請求項3】 回転ローラの中心軸と摺動する内側面の
径を外側両端に近づくにつれて大きくなるよう設計し、
かつ左右両端面の幅を中心軸と摺動する付近の径の小さ
い部分について、左右両側に突出させたローラを使用す
ることを特徴とする請求項1記載のコンベアベルト保持
機構
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6059746A JP2538837B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | コンベアベルト保持機構 |
TW83103581A TW252965B (ja) | 1994-02-18 | 1994-04-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6059746A JP2538837B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | コンベアベルト保持機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228321A JPH07228321A (ja) | 1995-08-29 |
JP2538837B2 true JP2538837B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=13122118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6059746A Expired - Fee Related JP2538837B2 (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | コンベアベルト保持機構 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538837B2 (ja) |
TW (1) | TW252965B (ja) |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP6059746A patent/JP2538837B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1994-04-22 TW TW83103581A patent/TW252965B/zh active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW252965B (ja) | 1995-08-01 |
JPH07228321A (ja) | 1995-08-29 |
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