JP2538391Y2 - Nc装置の工具軌跡表示装置 - Google Patents

Nc装置の工具軌跡表示装置

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JP2538391Y2
JP2538391Y2 JP2788791U JP2788791U JP2538391Y2 JP 2538391 Y2 JP2538391 Y2 JP 2538391Y2 JP 2788791 U JP2788791 U JP 2788791U JP 2788791 U JP2788791 U JP 2788791U JP 2538391 Y2 JP2538391 Y2 JP 2538391Y2
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誠 伊川
明 斉藤
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、NCデータによる工作
物に対する工具の軌跡を画面上に表示させることができ
るNC装置の工具軌跡表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、工作物と工具との干渉状態などを加
工前に画面上に表示させシミュレーションすることがで
きるNC装置の工具軌跡表示装置が知られている。上記
工具軌跡表示装置では、先ず、NCデータの読み込まれ
た1ブロック毎の内容が解析される。そして、工作物に
対する工具の表示のために、予め指定された一定速度に
応じて工具の補間された位置が算出される。その算出さ
れた位置に基づいて工作物に対する工具の画像データが
作成される。そして、その画像データがCRT表示装置
の画面上に表示される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、CRT
表示装置の画面上における工作物に対する工具の表示速
度は、NCデータに対して予め指令された一定速度であ
る。ここで、上記表示速度を速くすると、工作物と工具
との干渉状態などが発生する又は発生しないという詳細
なチェックができないことになる。一方、上記表示速度
を遅くすると、全体的にシミュレーション速度が遅くな
り、チェックに余分な時間を費やしてしまうこととな
る。
【0004】本考案は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、必要に応
じて予め指定された表示速度を変更でき、工作物に対す
る工具の軌跡の詳細なチェック及びチェック時間の短縮
が可能なNC装置の工具軌跡表示装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の考案の構成は、NCデータによる工作物に対する工具
の軌跡を画面上に表示させ前記工作物と前記工具との干
渉状態などをシミュレーションすることができるNC装
置の工具軌跡表示装置において、前記工作物に対する前
記工具の表示のための移動速度を予め指定された移動速
度から変更して指令する速度変更手段と、前記速度変更
手段にて指令された移動速度に応じて前記NCデータの
読み込まれた1ブロックに基づく移動の始点と終点との
間を補間して前記工具の位置を算出する位置演算手段
と、前記位置演算手段にて算出された前記工具の位置に
基づいて前記工作物に対する前記工具の画像データを作
成する画像作成手段と、前記画像作成手段にて作成され
た前記工作物に対する前記工具の画像データを表示する
画像表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】速度変更手段により工作物に対する工具の表示
のための移動速度が予め指定された移動速度から変更さ
れ指令される。次に、位置演算手段により上記速度変更
手段にて指令された移動速度に応じてNCデータの読み
込まれた1ブロックに基づく移動の始点と終点との間が
補間され上記工具の位置が算出される。次に、画像作成
手段により上記位置演算手段にて算出された上記工具の
位置に基づいて上記工作物に対する上記工具の画像デー
タが作成される。そして、画像表示手段により上記画像
作成手段にて作成された上記工作物に対する上記工具の
画像データが表示される。上記移動速度の変更は装置の
起動途中で工作物と工具との干渉状態などの細かなチェ
ックが必要であると判断された場合やラフなチェックで
良いと判断された場合などその都度、作業者等により行
われる。
【0007】
【実施例】以下、本考案を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本考案に係るNC装置の工具軌跡表示装
置の構成を示したブロックダイヤグラムである。CPU
10には制御プログラムを記憶したROM20と各種デ
ータを記憶するRAM30とが接続されている。上記C
PU10には速度変更手段を達成するファンクションキ
ー40が接続されている。このファンクションキー40
には、予め指定された工具軌跡の表示速度をN(Nomal)
としてそれより速い表示速度となるH(High)、それより
遅い表示速度となるL(Low) の2つのキーが配設されて
いる。又、CPU10には作成された後述の合成画像デ
ータを記憶するビットマップメモリ50が接続されてい
る。そして、画像表示手段を達成するCRTコントロー
ラ60により上記ビットマップメモリ50に記憶された
合成画像データが読み込まれCRT表示装置70に工作
物Wに対する工具Tの軌跡が表示される。上記ROM2
0内には工具軌跡の表示を制御するプログラムを記憶す
る表示制御プログラム領域21が形成されている。又、
上記RAM30内には工作物Wの形状を記憶する工作物
形状データ領域31、工具Tの形状を記憶する工具形状
データ領域32、予め指定された工具軌跡の表示速度を
記憶する表示速度データ領域33とが形成されている。
【0008】次に、本実施例装置で使用されているCP
U10の処理手順を示した図2のフローチャートに基づ
き、図3のNCプログラムの一例を示した説明図を参照
して説明する。先ず、ステップ100でRAM30の工
作物形状データ領域31に予め記憶された工作物Wの形
状データを読み込む。次にステップ102に移行して、
図3のNCプログラムから1ブロックを読み込む。そし
て、ステップ104でNCプログラムの全ブロックが終
了であるか否かが判定され、ステップ102で読み込ま
れた1ブロックにプログラム終了コードがなければ、ス
テップ106に移行する。ステップ106では、ステッ
プ102で読み込まれたNCデータが解析される。この
処理としては、NCデータの1ブロックに記載された内
容から工具軌跡の始点位置(X0,0) 及び終点位置(X
e,e) が算出される。次にステップ108に移行し
て、補間点 No.I=1とされる。次にステップ110に
移行して、ファンクションキー40がオンであるか否か
が判定される。ステップ110で上記ファンクションキ
ー40のH又はLのキーが押されていると、ステップ1
12に移行する。ステップ112では、押されているキ
ーがL(Low) であるか否かが判定される。この時、ファ
ンクションキー40のLのキーの方が押されていると、
ステップ114に移行し、予め指定されたN(Nomal) で
ある工具軌跡の表示速度(Vx,y) が、L(Low) である
工具軌跡の表示速度(VLx,Ly) に変更される。又、ス
テップ112でファンクションキー40のHのキーの方
が押されていると、ステップ116に移行し、予め指定
されたN(Nomal) である工具軌跡の表示速度(Vx,y)
がH(High)である工具軌跡の表示速度(VHx,Hy) に変
更される。次にステップ118に移行して、次式により
工具Tの基準点座標(X,Y) が算出される。 (X,Y)=(X0,0)+(Vx,y)・(I−1) 次にステップ120に移行して、ステップ118で算出
された工具Tの基準点座標(X,Y) が上述のステップ1
06で算出された終点位置(Xe,e) に到達したか否か
が判定される。ステップ120で工具Tの基準点座標
(X,Y) が終点位置(Xe,e) に到達したときは、ステ
ップ122に移行し、工具Tの基準点座標(X,Y) を
(Xe,e) とする。そして、未だ、工具Tの基準点座標
(X,Y) が終点位置(Xe,e) に到達していないとき
は、工具Tの基準点座標(X,Y) はステップ118で算
出された基準点座標(X,Y) として、ステップ124に
移行する。ステップ124では、RAM30の工具形状
データ領域32に予め記憶された工具Tの形状データを
読み込み、その基準点座標を(X,Y) と移動した画像デ
ータとステップ100で読み込まれた工作物形状データ
の画像データとを合成した合成画像データを作成する。
そして、ステップ126に移行し、ステップ124で作
成された合成画像データをビットマップメモリ50に出
力する。次にステップ128で一定時間、例えば、 0.5
秒が経過するのを待って、ステップ130に移行する。
ステップ130では、ステップ102で読み込まれた1
ブロックの動作が完了したか否かが判定される。ステッ
プ130で工具Tの基準点座標(X,Y) が終点位置(X
e,e) まで至っておらず1ブロックの動作が完了して
いない場合には、ステップ132で補間点 No.Iが更新
されてステップ110に戻り、上述と同様の処理が繰り
返される。そして、ステップ130で1ブロックの動作
が完了と判定されると、ステップ102に戻り、NCプ
ログラムの新たな1ブロックが読み込まれて上述と同様
の処理が実行される。尚、位置演算手段は上述のステッ
プ106〜118にて、又、画像作成手段はステップ1
24にて達成される。
【0009】図4は上述のプログラムにおける工作物に
対する工具の軌跡の表示速度の違いを二次元的に表現し
て示した説明図である。ここで、図4(a) は予め指定さ
れた工具軌跡の表示速度がN(Nomal) で、例えば、 5mm
/sec.の場合、図4(b) は工具軌跡の表示速度がH(Hig
h)と変更された、例えば、N(Nomal) の2倍の速さの10
mm/sec.の場合、図4(c) は工具軌跡の表示速度がL(L
ow) と変更された、例えば、N(Nomal) の1/2の速さ
の 2.5mm/sec.の場合を示している。つまり、ファンク
ションキー40のL(Low) のキーが押されていると、予
め指定された工具軌跡の表示速度がN(Nomal) の 5mm/
sec.から 2.5mm/sec.とされ工具Tの基準点座標の発生
回数がN(Nomal) のときの2倍となる。又、ファンクシ
ョンキー40のH(High)のキーが押されていると、予め
指定された工具軌跡の表示速度がN(Nomal) の 5mm/se
c.から10mm/sec.とされ工具Tの基準点座標の発生回数
がN(Nomal) のときの1/2倍となる。
【0010】このようにして、工作物Wに対する工具T
の軌跡の表示速度は、作業者等の判断によりファンクシ
ョンキー40を操作されることにより適切に変更され
る。すると、図5にCRT表示装置70の画面上の表示
状態を示したように、工具Tの工具軌跡は工作物Wの外
形形状と離れた位置では速く、工作物Wに近づいた位置
では遅く表示することができる。従って、本考案のNC
装置の工具軌跡表示装置においては、工作物Wと工具T
との干渉状態が詳細且つ、正確に確認できる。又、シミ
ュレーション速度が速くすることができるので、工作物
Wに対する工具Tの軌跡のチェックに費やす時間を少な
くすることができる。
【0011】
【考案の効果】本考案は、工作物に対する工具の表示の
ための移動速度を予め指定された移動速度から変更して
指令する速度変更手段と、その指令された移動速度に応
じてNCデータの読み込まれた1ブロックに基づく移動
の始点と終点との間を補間して工具の位置を算出する位
置演算手段と、その算出された工具の位置に基づいて工
作物に対する工具の画像データを作成する画像作成手段
と、その作成された工作物に対する工具の画像データを
表示する画像表示手段とを備えており、本考案のNC装
置の工具軌跡表示装置においては、必要に応じて予め指
定された表示速度が変更でき、工作物に対する工具の工
具軌跡の詳細なチェック及びチェック時間の短縮が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の具体的な一実施例に係るNC装置の工
具軌跡表示装置の構成を示したブロックダイヤグラムで
ある。
【図2】同実施例装置で使用されているCPUの処理手
順を示したフローチャートである。
【図3】NCプログラムの一例を示した説明図である。
【図4】同実施例装置に係る工作物に対する工具の軌跡
の表示速度の違いを二次元的に表現して示した説明図で
ある。
【図5】同実施例に係るCRT表示装置の画面上の表示
状態を示した説明図である。
【符号の説明】
10−CPU 20−ROM 30−RAM 40−ファンクションキー 50−ビットマップメモ
リ 60−CRTコントローラ 70−CRT表示装置 W−工作物 T−工具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NCデータによる工作物に対する工具の
    軌跡を画面上に表示させ前記工作物と前記工具との干渉
    状態などをシミュレーションすることができるNC装置
    の工具軌跡表示装置において、前記工作物に対する前記
    工具の表示のための移動速度を予め指定された移動速度
    から変更して指令する速度変更手段と、前記速度変更手
    段にて指令された移動速度に応じて前記NCデータの読
    み込まれた1ブロックに基づく移動の始点と終点との間
    を補間して前記工具の位置を算出する位置演算手段と、
    前記位置演算手段にて算出された前記工具の位置に基づ
    いて前記工作物に対する前記工具の画像データを作成す
    る画像作成手段と、前記画像作成手段にて作成された前
    記工作物に対する前記工具の画像データを表示する画像
    表示手段とを備えたことを特徴とするNC装置の工具軌
    跡表示装置。
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JPH04120105U JPH04120105U (ja) 1992-10-27
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