JP2538206Y2 - 化学センサー及びセンサープレート - Google Patents
化学センサー及びセンサープレートInfo
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- JP2538206Y2 JP2538206Y2 JP1991087605U JP8760591U JP2538206Y2 JP 2538206 Y2 JP2538206 Y2 JP 2538206Y2 JP 1991087605 U JP1991087605 U JP 1991087605U JP 8760591 U JP8760591 U JP 8760591U JP 2538206 Y2 JP2538206 Y2 JP 2538206Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、血液等を検査する、特
に使い捨て型の簡易型化学センサープレート及びこれを
利用した化学センサーに関する。
に使い捨て型の簡易型化学センサープレート及びこれを
利用した化学センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】使い捨て型の簡易型検査用化学センサー
としては、従来いくつかの化学センサーが知られてい
る。例えば図11に示すように、基板31上にイオン感
応膜を設けた基準電極32と検体液測定電極33を一対
にして3組設け、 これらの電極の先端側に窓部を形成
するように絶縁膜34で覆い、これらの窓部に基準液、
検体液を滴下し、それぞれの電極を測定回路に接続して
検体液の3種のイオン濃度を同時に測定しようとするも
のが知られている。
としては、従来いくつかの化学センサーが知られてい
る。例えば図11に示すように、基板31上にイオン感
応膜を設けた基準電極32と検体液測定電極33を一対
にして3組設け、 これらの電極の先端側に窓部を形成
するように絶縁膜34で覆い、これらの窓部に基準液、
検体液を滴下し、それぞれの電極を測定回路に接続して
検体液の3種のイオン濃度を同時に測定しようとするも
のが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記タ
イプの構造は平板状構造のため、滴下できる液量は10
μl〜50μlと限定されていた。それ以上の量滴下し
た場合には、検体液や基準液がこぼれたり、混じり合っ
て正確な検体液のイオン濃度を測定できない。
イプの構造は平板状構造のため、滴下できる液量は10
μl〜50μlと限定されていた。それ以上の量滴下し
た場合には、検体液や基準液がこぼれたり、混じり合っ
て正確な検体液のイオン濃度を測定できない。
【0004】この不都合を回避するには、図11に示す
専用ピペット35を用い、その一方の先端ピペット35
aに基準液、他方の先端ピペット35bに検体液を目盛
を見ながら規定量吸い取り、これを小さな窓をめがけて
滴下する必要があった。そのため、検査しようとして注
射器で採血された血液は上記の専用ピペットが利用でき
る専用試験管に移さざるを得なかった。このように、専
用ピペットを用いたり、専用試験管を用いるのは面倒で
あり、緊急を要する場合などには大変な手間となってい
た。
専用ピペット35を用い、その一方の先端ピペット35
aに基準液、他方の先端ピペット35bに検体液を目盛
を見ながら規定量吸い取り、これを小さな窓をめがけて
滴下する必要があった。そのため、検査しようとして注
射器で採血された血液は上記の専用ピペットが利用でき
る専用試験管に移さざるを得なかった。このように、専
用ピペットを用いたり、専用試験管を用いるのは面倒で
あり、緊急を要する場合などには大変な手間となってい
た。
【0005】また、上記の専用ピペットを用いても、基
準液に対する検体液の電位差を求める差動式構造の化学
センサーでは、その原理や精度上、基準液と検体液を同
時に吸い上げて上記窓部に供給する必要があり、これも
面倒であり、緊急を要する場合には利用できないという
問題があった。
準液に対する検体液の電位差を求める差動式構造の化学
センサーでは、その原理や精度上、基準液と検体液を同
時に吸い上げて上記窓部に供給する必要があり、これも
面倒であり、緊急を要する場合には利用できないという
問題があった。
【0006】本考案の目的は、専用ピペット等を用いる
ことなく、検体液及び基準液を所定電極に互いに液が混
じり合うようなことがないように供給し、かつこれらの
電極部分等を必要最小限を残して内装したセンサープレ
ート及びこれを利用した化学センサーを提供することに
ある。また、本考案は、基準液を予め備え、検体液を供
給する際に基準液も同時に供給できる構造の化学センサ
ー及びセンサープレートを提供することにある。
ことなく、検体液及び基準液を所定電極に互いに液が混
じり合うようなことがないように供給し、かつこれらの
電極部分等を必要最小限を残して内装したセンサープレ
ート及びこれを利用した化学センサーを提供することに
ある。また、本考案は、基準液を予め備え、検体液を供
給する際に基準液も同時に供給できる構造の化学センサ
ー及びセンサープレートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、化学感応膜を被覆した検体液測定電極
と、基準電極を一対にして少なくとも一組有するセンサ
ープレート本体を設け、このセンサープレート本体に測
定回路を接続して検体液の特定物の濃度を測定できるよ
うにした化学センサーにおいて、上記センサープレート
本体を収容する凹窪部を有する下部外装セルと、上記検
体液測定電極に検体液を供給する流通路、上記基準電極
に基準液を供給する流通路をそれぞれ専用に形成し、そ
れぞれの流通路に連通する検体液投入部、基準液投入部
を有し、少なくとも基準液の上記流通路は密封自在に形
成され、その密封状態で基準液を上記基準液投入部に溜
め、使用時に開封して該基準液投入部の基準液を該流通
路に流通させて上記基準電極に供給可能であり、かつ上
記検体液測定電極と基準電極とをイオン移動により導電
可能とした上部外装セルを設け、上記センサープレート
本体を上記上部外装セル及び下部外装セルにより内装
し、上記検体液測定電極と基準電極を上記上部外装セ
ル、下部外装セルの少なくとも一方に設けた挿入孔を介
して上記測定回路に接離自在とした化学センサーを提供
するものである。
決するために、化学感応膜を被覆した検体液測定電極
と、基準電極を一対にして少なくとも一組有するセンサ
ープレート本体を設け、このセンサープレート本体に測
定回路を接続して検体液の特定物の濃度を測定できるよ
うにした化学センサーにおいて、上記センサープレート
本体を収容する凹窪部を有する下部外装セルと、上記検
体液測定電極に検体液を供給する流通路、上記基準電極
に基準液を供給する流通路をそれぞれ専用に形成し、そ
れぞれの流通路に連通する検体液投入部、基準液投入部
を有し、少なくとも基準液の上記流通路は密封自在に形
成され、その密封状態で基準液を上記基準液投入部に溜
め、使用時に開封して該基準液投入部の基準液を該流通
路に流通させて上記基準電極に供給可能であり、かつ上
記検体液測定電極と基準電極とをイオン移動により導電
可能とした上部外装セルを設け、上記センサープレート
本体を上記上部外装セル及び下部外装セルにより内装
し、上記検体液測定電極と基準電極を上記上部外装セ
ル、下部外装セルの少なくとも一方に設けた挿入孔を介
して上記測定回路に接離自在とした化学センサーを提供
するものである。
【0008】また、化学感応膜を被覆した検体液測定電
極と、基準電極を一対にして少なくとも一組を基板上に
設けたセンサープレート本体と、このセンサープレート
本体を収容する凹窪部を有する下部外装セルと、上記検
体液測定電極に検体液を供給する閉じた流通路と、上記
基準電極に基準液を供給する閉じた流通路をそれぞれ上
記基板面上に形成し、それぞれの流通路に連通する検体
液投入部、基準液投入部を有し、少なくとも基準液の上
記流通路は密封自在に形成され、その密封状態で基準液
を上記基準液投入部に溜め、使用時に開封して該基準液
投入部の基準液を該流通路に流通させて上記基準電極に
供給可能であり、かつ上記検体液測定電極と基準電極と
をイオン移動により導電可能とした上部外装セルを備
え、上記センサープレート本体を上記上部外装セル及び
下部外装セルにより内装し、上記検体液測定電極と基準
電極に上記上部外装セル、下部外装セルの少なくとも一
方に設けた挿入孔を介して露出する外部接続端子を形成
したセンサープレートを提供するものである。
極と、基準電極を一対にして少なくとも一組を基板上に
設けたセンサープレート本体と、このセンサープレート
本体を収容する凹窪部を有する下部外装セルと、上記検
体液測定電極に検体液を供給する閉じた流通路と、上記
基準電極に基準液を供給する閉じた流通路をそれぞれ上
記基板面上に形成し、それぞれの流通路に連通する検体
液投入部、基準液投入部を有し、少なくとも基準液の上
記流通路は密封自在に形成され、その密封状態で基準液
を上記基準液投入部に溜め、使用時に開封して該基準液
投入部の基準液を該流通路に流通させて上記基準電極に
供給可能であり、かつ上記検体液測定電極と基準電極と
をイオン移動により導電可能とした上部外装セルを備
え、上記センサープレート本体を上記上部外装セル及び
下部外装セルにより内装し、上記検体液測定電極と基準
電極に上記上部外装セル、下部外装セルの少なくとも一
方に設けた挿入孔を介して露出する外部接続端子を形成
したセンサープレートを提供するものである。
【0009】
【0010】
【作用】検体液感応電極、基準電極のいずれにも専用の
流通路を介して投入部よりそれぞれ検体液、基準液を供
給されるので、それぞれの電極部から他の電極部にこぼ
れたりすることがない。また、基準液については予め流
通路を密封状態にしておいて投入部に収容しておくと、
開封して通気させることにより流通路に流通させること
ができ、基準電極に供給することができる。また、セン
サープレート本体は下部外装セルに収容し、その上に上
部外装セルを用いるので電極等はその必要最小限を残し
て内装される。
流通路を介して投入部よりそれぞれ検体液、基準液を供
給されるので、それぞれの電極部から他の電極部にこぼ
れたりすることがない。また、基準液については予め流
通路を密封状態にしておいて投入部に収容しておくと、
開封して通気させることにより流通路に流通させること
ができ、基準電極に供給することができる。また、セン
サープレート本体は下部外装セルに収容し、その上に上
部外装セルを用いるので電極等はその必要最小限を残し
て内装される。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図1〜3に示すように、紙ポリエステル基板
1上に所定形状の銅電極(図示省略)が相対して3組形
成され、それぞれの銅電極には銀メッキ層2a、2bが
形成され、それぞれの銀メッキ層2a、2bの相対する
端部側には塩化銀層(図示省略)が形成されている。
る。まず、図1〜3に示すように、紙ポリエステル基板
1上に所定形状の銅電極(図示省略)が相対して3組形
成され、それぞれの銅電極には銀メッキ層2a、2bが
形成され、それぞれの銀メッキ層2a、2bの相対する
端部側には塩化銀層(図示省略)が形成されている。
【0012】上記塩化銀層の相対する端部側に窓部4
a、4bが形成され、かつそれぞれの他端部の銀メッキ
層2a、2bが露出されて外部電極となるように樹脂か
らなる絶縁層6が形成され、さらにこの絶縁層6に重ね
て上記窓部4a、4b及びその間を含む部分を残し、こ
れに対応する細長孔7を有する堤体8が形成されてい
る。この細長孔7のそれぞれの中に異なる3種のイオン
感応膜用樹脂溶液が滴下され、乾燥されることによりイ
オン感応膜が上記塩化銀層上に形成される。
a、4bが形成され、かつそれぞれの他端部の銀メッキ
層2a、2bが露出されて外部電極となるように樹脂か
らなる絶縁層6が形成され、さらにこの絶縁層6に重ね
て上記窓部4a、4b及びその間を含む部分を残し、こ
れに対応する細長孔7を有する堤体8が形成されてい
る。この細長孔7のそれぞれの中に異なる3種のイオン
感応膜用樹脂溶液が滴下され、乾燥されることによりイ
オン感応膜が上記塩化銀層上に形成される。
【0013】さらに、上記イオン感応膜の感応部位(窓
部4a、4bに対応する)上に液供給孔9a、9bを有
するスペーサー10が重ねて形成される。
部4a、4bに対応する)上に液供給孔9a、9bを有
するスペーサー10が重ねて形成される。
【0014】このようにして出来上がったセンサープレ
ート本体をアクリル系又はスチロール系樹脂の好ましく
は透明樹脂からなる下部外装セル11の凹窪部11aに
填め込んで収容する。また、この下部外装セル11の上
に上部外装セル12を設けて上記センサープレート本体
を覆い、これらの上部外装セル12及び下部外装セル1
1によりセンサープレート本体を内装する。
ート本体をアクリル系又はスチロール系樹脂の好ましく
は透明樹脂からなる下部外装セル11の凹窪部11aに
填め込んで収容する。また、この下部外装セル11の上
に上部外装セル12を設けて上記センサープレート本体
を覆い、これらの上部外装セル12及び下部外装セル1
1によりセンサープレート本体を内装する。
【0015】この上部外装セル12は、上記液供給孔9
a、9bを覆い、さらに基板1側に伸びる偏平細長箱状
の流通路を有し、この流通路は液供給孔9a側と9b側
を仕切る仕切り壁13aにより検体液流通路13b、基
準液流通路13cに分けられており、その基準側の先端
にそれぞれ投入部としての検体液貯溜部14、基準液貯
溜部15が設けられ、これらの貯溜部は上記仕切り壁を
延長拡大して仕切られている。16a、16bは上記電
極の銀メッキ層2a、2bに対応してそれぞれ3個設け
られた貫通する外部端子挿入孔である。
a、9bを覆い、さらに基板1側に伸びる偏平細長箱状
の流通路を有し、この流通路は液供給孔9a側と9b側
を仕切る仕切り壁13aにより検体液流通路13b、基
準液流通路13cに分けられており、その基準側の先端
にそれぞれ投入部としての検体液貯溜部14、基準液貯
溜部15が設けられ、これらの貯溜部は上記仕切り壁を
延長拡大して仕切られている。16a、16bは上記電
極の銀メッキ層2a、2bに対応してそれぞれ3個設け
られた貫通する外部端子挿入孔である。
【0016】図2に示すように、上記検体液流通路13
b、基準液流通路13cの底部は全面開口され、第1図
に示す各組の液供給孔9a、9bを介してイオン感応膜
がこれらの開口に露出している。上記検体液貯溜部1
4、基準液貯溜部15は底部が全面開口され、上記それ
ぞれの流通路13b、13cに連通する。
b、基準液流通路13cの底部は全面開口され、第1図
に示す各組の液供給孔9a、9bを介してイオン感応膜
がこれらの開口に露出している。上記検体液貯溜部1
4、基準液貯溜部15は底部が全面開口され、上記それ
ぞれの流通路13b、13cに連通する。
【0017】図3に示すように、上記流通路13b、1
3cの上面には通気孔13d、13d・・が上記検体液
流通路13b、基準液流通路13cのそれぞれに連通し
て設けられ、粘着シート17が剥離自在に貼着されてい
る。また、上記仕切り壁13aの先端には液が流通する
液絡孔13eが設けられている。なお、上部外装セル1
2は両面テープ又は粘着剤により基板1に取り付けても
良い。
3cの上面には通気孔13d、13d・・が上記検体液
流通路13b、基準液流通路13cのそれぞれに連通し
て設けられ、粘着シート17が剥離自在に貼着されてい
る。また、上記仕切り壁13aの先端には液が流通する
液絡孔13eが設けられている。なお、上部外装セル1
2は両面テープ又は粘着剤により基板1に取り付けても
良い。
【0018】このような構造において、不使用時は基準
液貯溜部15には基準液を満たしておき、一方検体液貯
溜部14は空にしておき、これらの検体液貯溜部14、
基準液貯溜部15の上部をプラスチックフイルムを張り
合わせたアルミ箔等の封止シート18で密封すると通気
孔13dは密封されているから、基準液貯溜部15の基
準液は流出しない。
液貯溜部15には基準液を満たしておき、一方検体液貯
溜部14は空にしておき、これらの検体液貯溜部14、
基準液貯溜部15の上部をプラスチックフイルムを張り
合わせたアルミ箔等の封止シート18で密封すると通気
孔13dは密封されているから、基準液貯溜部15の基
準液は流出しない。
【0019】使用時は貼着シート17を剥がし、通気す
ると基準液は基準液流通路13cに流通し、3組の液供
給孔9bを順次満たして行き、基準液はそれぞれの細長
孔7を介してイオン感応膜に供給される。この状態で採
血した血液の入っている注射器の針を検体液貯溜部14
上面の封止シート18に刺しこんで血液を注入すると、
血液は検体液流通路13bに流通し、3組のそれぞれの
液供給孔9aに順次充填され、血液はそれぞれの細長孔
7を介してイオン感応膜に供給される。なお、この際仕
切り壁13aの下方のスペーサ10を介した堤体8の細
長孔7の空隙を小さく、すなわち堤体8の厚さを薄くし
ておくと、イオン感応膜は水をはじくので検体液、基準
液の横断は避けられ、両者が混じることなく、それぞれ
の液は直進することができる。
ると基準液は基準液流通路13cに流通し、3組の液供
給孔9bを順次満たして行き、基準液はそれぞれの細長
孔7を介してイオン感応膜に供給される。この状態で採
血した血液の入っている注射器の針を検体液貯溜部14
上面の封止シート18に刺しこんで血液を注入すると、
血液は検体液流通路13bに流通し、3組のそれぞれの
液供給孔9aに順次充填され、血液はそれぞれの細長孔
7を介してイオン感応膜に供給される。なお、この際仕
切り壁13aの下方のスペーサ10を介した堤体8の細
長孔7の空隙を小さく、すなわち堤体8の厚さを薄くし
ておくと、イオン感応膜は水をはじくので検体液、基準
液の横断は避けられ、両者が混じることなく、それぞれ
の液は直進することができる。
【0020】この後、上記3組の銀メッキ層2a、2b
に測定回路の外部端子をそれぞれ対応する挿入孔16
a、16bに挿入することにより接触させて接続するこ
とにより血液の3種のイオン濃度を同時に測定すること
ができる。
に測定回路の外部端子をそれぞれ対応する挿入孔16
a、16bに挿入することにより接触させて接続するこ
とにより血液の3種のイオン濃度を同時に測定すること
ができる。
【0021】上記は基準液流通路13cは同じ幅であっ
たが、図4に示すように基準液貯溜部15側に細長溝1
3fを設けて不使用時の基準液の流出を効果的に防止す
るようにしても良い。
たが、図4に示すように基準液貯溜部15側に細長溝1
3fを設けて不使用時の基準液の流出を効果的に防止す
るようにしても良い。
【0022】また、図5に示すように蛇行溝13gとし
ても良く、このようにすると、不使用時の基準液の流出
がさらに良く防止される。
ても良く、このようにすると、不使用時の基準液の流出
がさらに良く防止される。
【0023】また、図6のように通気孔13d−1、1
3d−2をそれぞれ検体液貯溜部14、基準液貯溜部1
5の前に設け、それぞれと検体液流通路13b、基準液
流通路13cに連通する通気溝19a、19bを形成
し、通気孔13d−1、13d−1に上記貼着テープ1
7と同様な貼着テープを剥離自在に貼付しても良い。
3d−2をそれぞれ検体液貯溜部14、基準液貯溜部1
5の前に設け、それぞれと検体液流通路13b、基準液
流通路13cに連通する通気溝19a、19bを形成
し、通気孔13d−1、13d−1に上記貼着テープ1
7と同様な貼着テープを剥離自在に貼付しても良い。
【0024】また、図7に示すように図6と同様の通気
孔13d−1、13d−2のそれぞれと連通する通気溝
20a、20bのそれぞれを検体液流通路13b、基準
液流通路13cとそれぞれの先端中央で連通し、かつ両
者を連絡溝20cで連通し、連絡溝20cにより液絡さ
せるようにしても良い。
孔13d−1、13d−2のそれぞれと連通する通気溝
20a、20bのそれぞれを検体液流通路13b、基準
液流通路13cとそれぞれの先端中央で連通し、かつ両
者を連絡溝20cで連通し、連絡溝20cにより液絡さ
せるようにしても良い。
【0025】また、図8に示すように仕切り壁13aを
通して基準液流通路13c、検体液流通路13bの両方
に突出するように濾紙、抄紙、不織布等の多孔性イオン
透過性材料からなるイオン透過体21を設けても良い。
通して基準液流通路13c、検体液流通路13bの両方
に突出するように濾紙、抄紙、不織布等の多孔性イオン
透過性材料からなるイオン透過体21を設けても良い。
【0026】また、図9に示すように、基準液流通路1
3c、検体液流通路13bの両方に不織布等の液輸送材
22を入れ、これらの流通路先端をこの液輸送材で連絡
し液絡させるようにしても良い。
3c、検体液流通路13bの両方に不織布等の液輸送材
22を入れ、これらの流通路先端をこの液輸送材で連絡
し液絡させるようにしても良い。
【0027】また、図10に示すように、図1に示す堤
体8にスリット23を入れ、スペーサ10にこのスリッ
トの両端に対応して透孔24a、24bを設け、これら
の透孔から入った液をスリット23の毛細管現象により
接触させ液絡させても良い。
体8にスリット23を入れ、スペーサ10にこのスリッ
トの両端に対応して透孔24a、24bを設け、これら
の透孔から入った液をスリット23の毛細管現象により
接触させ液絡させても良い。
【0028】上記スリット23の代わりに細い糸のよう
なイオン透過性を有する部材を固定して設け、液絡をさ
せるようにしても良い。なお、図6〜10までは検体液
貯溜部14、基準液貯溜部15上の封止シート18は省
略されている。
なイオン透過性を有する部材を固定して設け、液絡をさ
せるようにしても良い。なお、図6〜10までは検体液
貯溜部14、基準液貯溜部15上の封止シート18は省
略されている。
【0029】
【考案の効果】本考案によれば、検体液測定電極及び基
準電極に対してそれぞれれ専用の流通路を設け、この流
通路を介して検体液、基準液を供給するようにしたの
で、それぞれの電極にそれぞれ所定の検体液、基準液を
供給し、それぞれが電極から溢れて互いに混じり合う等
のことを避けることができる。
準電極に対してそれぞれれ専用の流通路を設け、この流
通路を介して検体液、基準液を供給するようにしたの
で、それぞれの電極にそれぞれ所定の検体液、基準液を
供給し、それぞれが電極から溢れて互いに混じり合う等
のことを避けることができる。
【0030】この際、それぞれの流通路を閉じ、密封し
て、この密封を解いたときのみ基準液が流通するように
したので、予め基準液をその貯溜部に溜めておき、使用
時にこれを流通させることができるので、密封を解くだ
けの作業を行うだけで、基準液を供給する作業を省くこ
とができ、校正作業を能率化することができる。
て、この密封を解いたときのみ基準液が流通するように
したので、予め基準液をその貯溜部に溜めておき、使用
時にこれを流通させることができるので、密封を解くだ
けの作業を行うだけで、基準液を供給する作業を省くこ
とができ、校正作業を能率化することができる。
【0031】このように専用の流通路を設けて検体液、
基準液を供給すると、専用のピペットや試験管を必要と
することなく、例えば採血した注射器よりこれらの液を
それぞれが混じらないように供給でき、極めて作業が簡
単になる。
基準液を供給すると、専用のピペットや試験管を必要と
することなく、例えば採血した注射器よりこれらの液を
それぞれが混じらないように供給でき、極めて作業が簡
単になる。
【0032】また、センサープレート本体を上部外装セ
ル、下部外装セルにより内装し、電極等は最小限を残し
て露出しないようにしたので、電極等を保護することが
できるとともに、外観を良くすることができる。
ル、下部外装セルにより内装し、電極等は最小限を残し
て露出しないようにしたので、電極等を保護することが
できるとともに、外観を良くすることができる。
【図1】本考案の一実施例のセンサープレートの分解斜
視図である。
視図である。
【図2】上記実施例のセンサープレートの上部外装セル
の底面斜視図である。
の底面斜視図である。
【図3】上記上部外装セルの底面図である。
【図4】本考案の第2の実施例の上部外装セルの底面図
である。
である。
【図5】本考案の第3の実施例の上部外装セルの底面図
である。
である。
【図6】本考案の第4の実施例の上部外装セルの底面図
である。
である。
【図7】本考案の第5の実施例の上部外装セルの底面図
である。
である。
【図8】本考案の第6の実施例の上部外装セルの低面図
である。
である。
【図9】本考案の第7の実施例の上部外装セルの底面図
である。
である。
【図10】本考案の第8の実施例のセンサープレート本
体のスペーサーと堤体の斜視図である。
体のスペーサーと堤体の斜視図である。
【図11】従来の化学センサーを使用している状態を示
す一部の斜視図である。
す一部の斜視図である。
1 基板 2a 検体液測定電極としての銀メッキ層 2b 基準電極としての銀メッキ層13b 検体液流通路13c 基準液流通路 13d 通気孔 13e 液絡孔 14 検体液貯溜部 15 基準液貯溜部 17 貼着シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−93651(JP,A) 特開 昭62−9264(JP,A) 特開 昭58−140635(JP,A) 実開 昭62−152257(JP,U) 実開 昭62−111655(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 化学感応膜を被覆した検体液測定電極
と、基準電極を一対にして少なくとも一組有するセンサ
ープレート本体を設け、このセンサープレート本体に測
定回路を接続して検体液の特定物の濃度を測定できるよ
うにした化学センサーにおいて、上記センサープレート
本体を収容する凹窪部を有する下部外装セルと、上記検
体液測定電極に検体液を供給する流通路、上記基準電極
に基準液を供給する流通路をそれぞれ専用に形成し、そ
れぞれの流通路に連通する検体液投入部、基準液投入部
を有し、少なくとも基準液の上記流通路は密封自在に形
成され、その密封状態で基準液を上記基準液投入部に溜
め、使用時に開封して該基準液投入部の基準液を該流通
路に流通させて上記基準電極に供給可能であり、かつ上
記検体液測定電極と基準電極とをイオン移動により導電
可能とした上部外装セルを設け、上記センサープレート
本体を上記上部外装セル及び下部外装セルにより内装
し、上記検体液測定電極と基準電極を上記上部外装セ
ル、下部外装セルの少なくとも一方に設けた挿入孔を介
して上記測定回路に接離自在とした化学センサー。 - 【請求項2】 化学感応膜を被覆した検体液測定電極
と、基準電極を一対にして少なくとも一組を基板上に設
けたセンサープレート本体と、このセンサープレート本
体を収容する凹窪部を有する下部外装セルと、上記検体
液測定電極に検体液を供給する閉じた流通路と、上記基
準電極に基準液を供給する閉じた流通路をそれぞれ上記
基板面上に形成し、それぞれの流通路に連通する検体液
投入部、基準液投入部を有し、少なくとも基準液の上記
流通路は密封自在に形成され、その密封状態で基準液を
上記基準液投入部に溜め、使用時に開封して該基準液投
入部の基準液を該流通路に流通させて上記基準電極に供
給可能であり、かつ上記検体液測定電極と基準電極とを
イオン移動により導電可能とした上部外装セルを備え、
上記センサープレート本体を上記上部外装セル及び下部
外装セルにより内装し、上記検体液測定電極と基準電極
に上記上部外装セル、下部外装セルの少なくとも一方に
設けた挿入孔を介して露出する外部接続端子を形成した
センサープレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991087605U JP2538206Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 化学センサー及びセンサープレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991087605U JP2538206Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 化学センサー及びセンサープレート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514910U JPH0514910U (ja) | 1993-02-26 |
JP2538206Y2 true JP2538206Y2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=13919603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991087605U Expired - Lifetime JP2538206Y2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 化学センサー及びセンサープレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538206Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58140635A (ja) * | 1982-02-16 | 1983-08-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 液体移送分配装置およびイオン活量測定器具 |
JPS629264A (ja) * | 1985-07-05 | 1987-01-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | イオン活量測定方法および測定器具 |
JPS6293651A (ja) * | 1985-10-19 | 1987-04-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 液体試料分析器具 |
JPS62152257U (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-26 | ||
JPS62111655U (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-16 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP1991087605U patent/JP2538206Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0514910U (ja) | 1993-02-26 |
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Legal Events
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