JP2538076B2 - マイクロフイルム検索装置 - Google Patents

マイクロフイルム検索装置

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JP2538076B2 JP1278238A JP27823889A JP2538076B2 JP 2538076 B2 JP2538076 B2 JP 2538076B2 JP 1278238 A JP1278238 A JP 1278238A JP 27823889 A JP27823889 A JP 27823889A JP 2538076 B2 JP2538076 B2 JP 2538076B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は外周に切欠のある第1のカートリツジ又は外
周に切欠のない第2のカートリツジのいずれか一方が装
填され、当該カートリツジ内からマイクロフイルムを巻
き出して検索するマイクロフイルム検索装置に関する。
〔従来の技術〕
マイクロフイルム検索装置では、各種のカートリツジ
の共用化が望まれている。たとえば、カートリツジに
は、外周に切欠のあるもの(一例として3M社製のもの、
以下「切欠付カートリツジ」と称する。)や外周に切欠
のないもの(ANSI規格によるもの、以下「切欠無カート
リツジ」と称する。)があり、これらのいずれのカート
リツジであってもカートリツジ内からマイクロフイルム
を巻き出して検索できるようにすることが望まれてい
る。
ところで、切欠付カートリツジでは、成形時に金型の
間隙に成形材料が流れて生じたであろうバリがマイクロ
フイルム収容部内壁の切欠周辺部部分に突出しているも
のがある。このようなバリのあるカートリツジでは、カ
ートリツジ内からマイクロフイルムを巻き出すときにマ
イクロフイルムがバリに当たって引っ掛かりを生じるこ
ととなる。特に、この種の切欠付カートリツジでは、マ
イクロフイルムの先端部に腰の強いリーダが取りつけら
れ、カートリツジ内からマイクロフイルムを巻き出すと
きにリーダがバリに引っ掛かると、場合によってはカー
トリツジ内からマイクロフイルムを巻き出せなくなる。
そこで、この種の切欠付カートリツジが適用されるマイ
クロフイルム検索装置にあっては、カートリツジの装填
口に固定のローラ等を突出させてカートリツジの装填動
作で切欠を通してローラ等をマイクロフイルム収容部内
壁の内側に位置させ、切欠周辺部部分ではローラ等によ
ってマイクロフイルムの巻き出しを案内してマイクロフ
イルムをバリと干渉することなくカートリツジ内から円
滑に巻き出せるようにすることが考えられている。
このことからローラ等をカートリツジの装填口に突出
する位置から装填口から退避する位置まで移動できるよ
うにして切欠付カートリツジと切欠無カートリツジのい
ずれであっても適用できるようにすることが考えられ
る。すなわち、切欠無カートリツジの装填時にはカート
リツジがローラ等と干渉しないようにローラ等を装填口
から退避させれば、ローラ等によってカートリツジの装
填が妨げられることがなく、切欠付カートリツジだけで
なく、切欠無カートリツジであっても適用できることと
なる。このための手段としては、切欠の有無によってカ
ートリツジの種類を判別してローラ等をモータ等で駆動
することが考えられる。
ところが、この場合には、カートリツジの切欠の有無
を検出する検出手段やモータ等の駆動手段に加えて検出
手段からの情報に基いて駆動手段を制御する制御手段が
必要となり、構造が複雑で、コスト高となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記事実を考慮し、モータ等の駆動手段やこ
の駆動手段を制御する制御手段等が不要な簡単な構造
で、外周に切欠のあるカートリツジ又は外周に切欠のな
いカートリツジのいずれであっても適用できるマイクロ
フイルム検索装置を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は外周に切欠のある第1のカートリツジ又は外
周に切欠のない第2のカートリツジのいずれか一方が装
填され、当該カートリツジ内からマイクロフイルムを巻
き出して検索するマイクロフイルム検索装置であって、
第1のカートリツジ又は第2のカートリツジのいずれか
一方が装填される装填口と、カートリツジ装填方向に沿
う面内で装填口に突出する位置と装填口から退避する位
置に回転されて装填口に突出する位置で第1のカートリ
ツジの装填動作によって切欠を通してマイクロフイルム
収容部内壁の内側に位置されてマイクロフイルムの巻き
出し時にマイクロフイルムの先端部の巻き出しを案内す
るレバーと、レバーを装填口に突出する方向に付勢して
装填口へのカートリツジ非装填状態でレバーを装填口に
突出させる付勢手段と、を備えることを特徴としてい
る。
〔作用〕
上記構成の本発明によれば、装填口へのカートリツジ
非装填状態では付勢手段の付勢力でレバーが装填口に突
出される。
そして、第1のカートリツジの装填時にはこの装填動
作によって切欠を通して第1のカートリツジのマイクロ
フイルム収容部内壁の内側にレバーが位置され、マイク
ロフイルムの巻き出し時には切欠周辺部部分でレバーに
案内されてマイクロフイルムが巻き出される。これによ
り、切欠の周辺部内周にバリが突出している第1のカー
トリツジであっても切欠周辺部部分でレバーによってマ
イクロフイルムの先端部の巻き出しを案内してマイクロ
フイルムをバリと干渉することなくカートリツジ内から
円滑に巻き出すことができる。なお、マイクロフイルム
の先端部にリーダが取り付けられる場合には、リーダが
マイクロフイルムの先端部となる。
一方、第2のカートリツジの装填時にはこの装填動作
によって第2のカートリツジに押圧されてレバーが付勢
手段の付勢力に抗して装填口から退避される。これによ
り、レバーが第2のカートリツジの装填の妨げとなるこ
とがない。
したがって、モータ等の駆動手段やこの駆動手段を制
御する制御手段等が不要な簡単な構造で、第1のカート
リツジ又は外周に切欠のない第1のカートリツジのいず
れであっても適用できる。
〔実施例〕
第1図から第7図には、本発明が適用されたマイクロ
フイルム検索装置10が示されている。
第6図に示される如くマイクロフイルム検索装置10で
は、装置手前側(第7図右側)にカートリツジ装填部12
が設けられ、装置手前側からカートリツジ装填部12にカ
ートリツジ14が装填されるようになっている。カートリ
ツジ装填部12には、リール軸16が設けられ、カートリツ
ジ14が装填されると、リール軸16にカートリツジ14のカ
セツトリール18が嵌合されるようになっている。カート
リツジ14には、カセツトリール18にあらかじめマイクロ
フイルム20が巻き取られ、カートリツジ装填部12への装
填後に図示しないローデイング機構によってマイクロフ
イルム20の先端部がカセツトリール18から巻き出されつ
つ装置奥方(第7図左側)の巻取リール22に巻き付けら
れるようになっている。
リール軸16は第6図に示されるサプライモータ26の駆
動力で回転されてマイクロフイルム20をカセツトリール
18に巻き取る方向(第7図反時計方向)にカセツトリー
ル18を回転できるようになっている。
一方、巻取リール22には、第6図に示される如くマイ
クロフイルム20の巻取部外周の一部に無端ベルト28の外
周が当接し、無端ベルト28との間にマイクロフイルム20
が巻き取られるようになっている。無端ベルト28はテー
クアツプモータ30の駆動力で回転されてマイクロフイル
ム20を巻取リール22に巻き取る方向(第7図時計方向)
に巻取リール22を回転できるようになっている。
したがって、巻取リール22へのマイクロフイルム20の
巻き付け後は、無端ベルト28を介して巻取リール22をテ
ークアツプモータ30の駆動力で回転して巻取リール22に
マイクロフイルム20を巻き取ってカセツトリール18から
引き出せるようになっている。また、リール軸16をサプ
ライモータ26の駆動力で回転してカセツトリール18にマ
イクロフイルム20を巻き取れるようになっている。これ
により、マイクロフイルム20をカセツトリール18から巻
き出す動作、又は逆にマイクロフイルム20をカセツトリ
ール18に巻き取る動作でリール軸16と巻取リール22との
間にマイクロフイルム20に記録された各画像を通過でき
るようになっている。
リール軸16と巻取リール22との間には、第7図に示さ
れる如くマイクロフイルム20の搬送路に対向して光源32
(第6図にも図示)が設けられ、この光源32からマイク
ロフイルム20に光を照射してマイクロフイルム20に記録
された各画像をレンズ34(第6図にも図示)及び複数の
反射ミラー36で構成される光学系を通してスクリーン38
に投影し、これによってマイクロフイルム20を検索でき
るようになっている。また、必要に応じてマイクロフイ
ルム20に記録された各画像をミラー40で複写装置42に投
影して複写できるようになっている。なお、ミラー40は
マイクロフイルム20に記録された画像をスクリーン38に
投影するときには第7図に実線で示される配置となって
光源32の光路から退避し、マイクロフイルム20に記録さ
れた画像を複写装置42に投影するときには第7図に二点
鎖線で示される配置となって光源32の光路に入り込むよ
うになっている。
このように構成されるマイクロフイルム検索装置10で
は、第4図、第5図に示される二種類のカートリツジ14
A、カートリツジ14Bのいずれであっても適用できるよう
にカートリツジ装填部12が構成されている。
カートリツジ14A、14Bは第4図、第5図に示される如
くケース44の内側にカセツトリール18を収納するととも
にケース44の装填方向(矢印X方向)端部片側に誤装填
防止用の凹部46が形成されている点においては基本的に
同一構造となっているが、ケース44の外形形状及び適用
されるマイクロフイルム20の先端部構造が異なる点にお
いて両者の構造が相違している。すなわち、第4図に示
される如くカートリツジ14Aのケース44には、凹部46に
対応して装填方向(矢印X方向)端部表面に半円状の切
欠48が形成されているのに対してカートリツジ14Bのケ
ース44には、第5図に示される如くカートリツジ14Aの
切欠48と対応するような切欠が形成されていない。ま
た、カートリツジ14Aに適用されるマイクロフイルム20
の先端部には、腰の強いリーダ49が取りつけられている
のに対してカートリツジ14Bに適用されるマイクロフイ
ルム20の先端部には、このようなリーダ49は取りつけら
れていない。
なお、カートリツジ14Aのような構造のカートリツジ
としては、3M社製のものがあり、中には成形時に金型の
間隙に成形材料が流れて生じたであろうバリがケース44
の切欠48の周辺部内周に突出しているものがある。一
方、カートリツジ14Bのような構造のカートリツジとし
ては、ANSI規格のものがある。
カートリツジ装填部12について詳しく説明すると、第
1図に示される如く上方に開口する装填口50が設けら
れ、この装填口50に上方からカートリツジ14A、14Bが差
し込まれるようになっている。
装填口50へのカートリツジ14A、14Bの装填状態では、
装填口50の底壁50Aにケース44が当接してカートリツジ1
4A、14Bが装填方向(矢印X方向)の所定位置に位置決
めされるようになっている。なお、装填口50の底壁50A
には、図示しないマイクロフイルム通過用のフイルム取
出口が設けられ、このフイルム取出孔を通してカートリ
ツジ14A、14B内からマイクロフイルム20が巻き出され、
または巻き取られるようになっている。
この装填口50の上部(カートリツジ14A、14Bの入口側
部分)には、一方の側壁50Bにピン56を介して蓋体58が
回転可能に取りつけられ、この蓋体58の回転動作で装填
口50の上部が開閉されるようになっている。ピン56に
は、ねじりコイルスプリング60が巻装され、このねじり
コイルスプリング60の付勢力で蓋体58が装填口50の上部
を閉止する方向に付勢されている。
この付勢力を受けてカートリツジ非装填状態では蓋体
58が第1図に二点鎖線で示される如く装填口50の上部を
閉止して装填口50の内方に埃やゴミ等が入らないように
なっている。また、カートリツジ装填時にはカートリツ
ジ14A、14Bの装填動作でカートリツジ14A、14Bに押圧さ
れて蓋体58が装填口50を開放する方向に回転し、この蓋
体58の回転動作で装填口50の内方にカートリツジ14A、1
4Bが装填されるようになっている。また、カートリツジ
装填状態では、蓋体58が第1図に実線で示される如くカ
ートリツジ装填方向(矢印X方向)に対して斜めに位置
され、蓋体58に押圧されてカートリツジ14A、14Bが装填
方向と交差する方向の片側(第1図右側)に幅寄せされ
て装填方向と交差する方向(第1図左右方向)の所定位
置に位置決めされるようになっている。
この蓋体58の下方には、装填口50の側壁50Bに板ばね6
2が取りつけられている。板ばね62はカートリツジ装填
方向(矢印X方向)に延在されてカートリツジ装填方向
一端部が装填口50の側壁50Bに片持支持されているとと
もにカートリツジ装填方向中間部が装填口50の内側に突
出する側(第1図右側)に湾曲され、カートリツジ装填
時にカートリツジ14A、14Bの装填方向(矢印X方向)先
端部が湾曲部62Aに当接してカートリツジ14A、14Bの装
填を案内するようになっている。また、カートリツジ装
填時に湾曲部62Aにカートリツジ14A、14Bの装填方向先
端部が当接した後は、その後のカートリツジ14A、14Bの
装填動作でカートリツジ14A、14Bに押圧されて第1図に
二点鎖線で示される自由状態から第1図に実線で示され
る状態に撓み、カートリツジ14A、14Bの装填状態で蓋体
58とともにカートリツジ14A、14Bを装填方向と交差する
方向の片側(第1図右側)に幅寄せされて装填方向と交
差する方向(第1図左右方向)の所定位置に位置決めす
るようになっている。
また、蓋体58の下方には、板ばね62に対向して装填口
50の側壁50Cから第2図に示される如く突起64が装填口5
0の内側に突出されている。突起64はカートリツジ装填
時にカートリツジ14A、14Bの凹部46と対応してカートリ
ツジ装填状態でカートリツジ14A、14Bの凹部46の内側に
入り込むようになっている(第3図参照)。しかし、カ
ートリツジ14A、14Bが正規の向きと異なる表裏逆向きに
装填口50の内側に差し込まれた場合には突起64にケース
44の外周が当接してカートリツジ14A、14Bの表裏逆向き
の誤装填が防止されるようになっている。なお、カート
リツジ14Aの装填状態では切欠48を通して突起64が凹部4
6の内側に入り込むようになっている また、蓋体58の下方には、第2図に示される如く突起
64に隣接して装填口50の側壁50Cにレバー66が取りつけ
られている。レバー66は装填口50の外側部分で装填口50
の側壁50Cにカートリツジ装填方向(矢印X方向)に沿
う面内で回転可能(矢印Y方向)に軸支されている。こ
のレバー66には、自由端側の端部にローラ68が取りつけ
られているとともに装填口50の側壁50Cへの軸支部まわ
りにねじりコイルスプリング70が巻装されている。
ローラ68はレバー66の回転動作で第1図に示される如
く装填口50に突出する位置から装填口50からその外側に
退避する位置まで変位されるようになっている。
ねじりコイルスプリング70はローラ68が装填口50の内
側に突出する方向にレバー66を付勢している。この付勢
力を受けてローラ68がカートリツジ非装填状態で装填口
50の内側に突出されるようになっている。そして、カー
トリツジ14Aの装填時には、この装填動作で切欠48を通
してローラ68がカートリツジ14Aのケース44の内側に入
り込み、カートリツジ14Aの装填状態で第3図に示され
る如くケース44のマイクロフイルム収容部内壁44Aの内
側にローラ68が位置されてマイクロフイルム20の巻き出
し時には切欠48の周辺部分でローラ68に案内されてリー
ダ49がケース44のマイクロフイルム収容部内壁44Aに当
接することなくカートリツジ14Aからマイクロフイルム2
0が巻き出されるようになっている。一方、カートリツ
ジ14Bの装填時には、この装填動作によってローラ68に
カートリツジ14Bのケース44の外周が当接し、カートリ
ツジ14Bの装填状態でケース44に押圧されてローラ68が
装填口50からその外側に退避されるようになっている。
なお、図中、矢印Z方向はマイクロフイルム巻き出し
方向である。
次に本実施例の作用を説明する。
マイクロフイルム検索装置10では、マイクロフイルム
20の検索時には装置手前側(第7図右側)からカートリ
ツジ装填部12にカートリツジ14が装填される。
そして、カートリツジ装填部12へのカートリツジ14の
装填後は図示しないローデイング機構によりカセツトリ
ール18からマイクロフイルム20の先端部が巻き出されて
装置奥方(第7図左方)の巻取リール22に巻き付けられ
る。
巻取リール22にマイクロフイルム20を巻き付け後は、
無端ベルト28を介して巻取リール22をテークアツプモー
タ30の駆動力で回転してマイクロフイルム20をカセツト
リール18から巻き出す動作、又は逆にリール軸16をサプ
ライモータ26の駆動力で回転してマイクロフイルム20を
カセツトリール18に巻き取る動作により、マイクロフイ
ルム20の所望の画像を光源32の光軸上に停止させて光学
系を通してスクリーン38に投影し、これによってマイク
ロフイルム20の所望の画像をスクリーン38に投影して検
索でき、また必要に応じて所望の画像をミラー40で複写
装置42に投影して複写できる。
ここで、カートリツジ装填部12へのカートリツジ14の
装填時には、カートリツジ14として第4図、第5図に示
されるカートリツジ14A又は14Bのいずれか一方が用いら
れる。
カートリツジ装填部12へのカートリツジ14Aの装填時
には、第1図に示される如く装填口50の底壁50Aにケー
ス44が当接するまで装填口50にその上方からカートリツ
ジ14Aが差し込まれる。
この差し込み時には、蓋体58にカートリツジ14Aが当
接し、カートリツジ14Aに押圧されて蓋体58が装填口50
を開放する方向に回転され、この回転動作で装填口50に
カートリツジ14Aが差し込まれる。
また、カートリツジ14Aの装填方向(矢印X方向)先
端部が装填口50の内方で板ばね62の湾曲部62Aに当接し
て板ばね62の湾曲部62Aに案内されてカートリツジ14Aが
装填口50に差し込まれる。
また、カートリツジ14Aの凹部46(第4図に図示)に
突起64(第2図に図示)が対応してカートリツジ14Aの
凹部46の内側に切欠48を通して突起64が入り込む。しか
し、カートリツジ14Aが正規の向きと異なる表裏逆向き
に装填口50に差し込まれた場合には突起64にケース44の
外周が当接する。したがって、カートリツジ14Aを正規
の向きと異なる表裏逆向きに装填口50に差し込んだとき
には、カートリツジ14Aのケース44が装填口50の底壁50A
に当接するまでカートリツジ14Aを装填口50に差し込む
ことができず、カートリツジ14Aの表裏逆向きの誤装填
が防止される。
また、カートリツジ14Aの切欠48を通してローラ68が
カートリツジ14Aのケース44の内側に入り込む。
そして、カートリツジ14Aの装填状態では、装填口50
の底壁50Aにケース44が当接してカートリツジ14Aが装填
方向(矢印X方向)の所定位置に位置決めされる。
また、蓋体58がカートリツジ装填方向(矢印X方向)
に対して斜めに位置されるとともに、板ばね62の湾曲部
62Aがカートリツジ14Aに押圧されて弾性的に撓み、蓋体
58及び板ばね62の両者に押圧されてカートリツジ14Aが
装填方向(矢印X方向)と交差する方向の片側に幅寄せ
されて装填方向と交差する方向の所定位置に位置決めさ
れる。これによって、カートリツジ装填部12に装填方向
とこれに交差する方向の両方向にカートリツジ14Aが位
置決めされる。
また、ケース44のマイクロフイルム収容部内壁44Aの
内側にローラ68が位置されて切欠48の周辺部分ではロー
ラ68によってリーダ49がケース44のマイクロフイルム収
容部内壁44Aから確実に離間される。すなわち、ローラ6
8に押し上げられてリーダ49がケース44のマイクロフイ
ルム収容部内壁44Aから確実に離間される。したがっ
て、マイクロフイルム20の巻き出し時には切欠48の周辺
部分でローラ68に案内されてリーダ49がケース44のマイ
クロフイルム収容部内壁44Aに当接することなくカート
リツジ14Aからマイクロフイルム20が巻き出され、切欠4
8の周辺部内周、例えば第3図に図示のSの部位にバリ
が突出しているカートリツジ14Aであってもリーダ49と
バリとの干渉を避けてマイクロフイルム20をカートリツ
ジ14A内から円滑に巻き出して検索できる。なお、マイ
クロフイルム20の巻き出し時にはリーダ49の先端がロー
ラ68に当接してもリーダ49の腰の強さでリーダ49がロー
ラ68を乗り越え、ローラ68にリーダ49が引っ掛かること
がない。
一方、カートリツジ14Bの装填時には、カートリツジ1
4Aと同様にしてカートリツジ14Bが装填口50に差し込ま
れ、突起64によってカートリツジ14Bの表裏逆向きの誤
装填が防止される。しかし、ローラ68はカートリツジ14
Bのケース44の外周と当接し、カートリツジ14Bの装填状
態でケース44に押圧されてレバー66の回転動作で装填口
50からその外側に退避される。これにより、ローラ68が
カートリツジ14Bの装填の妨げとなることがなく、カー
トリツジ14Bが装填される。
そして、カートリツジ14Bの装填状態では、カートリ
ツジ14Aと同様にして装填口50の底壁50Aにケース44が当
接してカートリツジ14Bが装填方向(矢印X方向)の所
定位置に位置決めされる。また、カートリツジ14Aと同
様にして蓋体58及び板ばね62によって装填方向(矢印X
方向)とこれに交差する方向にカートリツジ14Aが位置
決めされる。
このように本実施例では、モータ等の駆動手段やこの
駆動手段を制御する制御手段等が不要な簡単な構造で、
カートリツジ14A又は14Bのいずれであっても適用でき
る。
なお、本実施例では、レバー66にローラ68を取りつけ
たが、ローラ68を省略してカートリツジ14Aの装填状態
でケース44のマイクロフイルム収容部内壁44Aの内側に
レバー66を位置させてレバー66で直接リーダ49の巻き出
しを案内するようにしてもよい。この場合、レバー66に
は、マイクロフイルム20の巻出時にリーダ49を引っ掛り
なくケース44のマイクロフイルム収容部内壁44Aから離
間させる円弧面や傾斜面等の案内面が形成される。
〔発明の効果〕
以上に説明した如く、本発明に係るマイクロフイルム
検索装置では、モータ等の駆動手段やこの駆動手段を制
御する制御手段等が不要な簡単な構造で、外周に切欠の
あるカートリツジ又は外周に切欠のないカートリツジの
いずれであっても適用できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図は本発明が適用されたマイクロフイル
ム検索装置を示し、第1図は第7図のI−I線に沿う断
面図、第2図は第1図の要部分解斜視図、第3図は第1
図のIII−IIIに沿う断面図、第4図、第5図はそれぞれ
第7図のカートリツジとして適用されるカートリツジの
構造を示す分解斜視図、第6図は第7図のカートリツジ
装填部まわりの概略構造を示す斜視図、第7図は装置全
体の概略構造を示す縦断面図である。 10……マイクロフイルム検索装置、 14A……カートリツジ(第1のカートリツジ)、 14B……カートリツジ(第2のカートリツジ)、 20……マイクロフイルム、 50……装填口、 66……レバー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に切欠のある第1のカートリツジ又は
    外周に切欠のない第2のカートリツジのいずれか一方が
    装填され、当該カートリツジ内からマイクロフイルムを
    巻き出して検索するマイクロフイルム検索装置であっ
    て、第1のカートリツジ又は第2のカートリツジのいず
    れか一方が装填される装填口と、カートリツジ装填方向
    に沿う面内で装填口に突出する位置と装填口から退避す
    る位置に回転されて装填口に突出する位置で第1のカー
    トリツジの装填動作によって切欠を通してマイクロフイ
    ルム収容部内壁の内側に位置されてマイクロフイルムの
    巻き出し時にマイクロフイルムの先端部の巻き出しを案
    内するレバーと、レバーを装填口に突出する方向に付勢
    して装填口へのカートリツジ非装填状態でレバーを装填
    口に突出させる付勢手段と、を備えることを特徴とする
    マイクロフイルム検索装置。
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