JPH0750317B2 - フィルムカセット - Google Patents
フィルムカセットInfo
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- JPH0750317B2 JPH0750317B2 JP2210149A JP21014990A JPH0750317B2 JP H0750317 B2 JPH0750317 B2 JP H0750317B2 JP 2210149 A JP2210149 A JP 2210149A JP 21014990 A JP21014990 A JP 21014990A JP H0750317 B2 JPH0750317 B2 JP H0750317B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- cassette
- leading portion
- spool
- light
- Prior art date
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C3/00—Packages of films for inserting into cameras, e.g. roll-films, film-packs; Wrapping materials for light-sensitive plates, films or papers, e.g. materials characterised by the use of special dyes, printing inks, adhesives
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/28—Locating light-sensitive material within camera
- G03B17/30—Locating spools or other rotatable holders of coiled film
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/26—Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
- G03B2217/266—Thrust-type cartridges
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Photographic Developing Apparatuses (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は写真技術に関し、特に、ロールフィルムを収納
するフィルムカセットに関する。詳細には、本発明は、
カセットシェル内のフィルムスプールの巻き出し回転に
応じて、カセットシェルから突出していないフィルム先
導部分をカセットシエルの外部へ自動的に前進させるこ
とのできるフイルムカセットに関する。
するフィルムカセットに関する。詳細には、本発明は、
カセットシェル内のフィルムスプールの巻き出し回転に
応じて、カセットシェルから突出していないフィルム先
導部分をカセットシエルの外部へ自動的に前進させるこ
とのできるフイルムカセットに関する。
[従来の技術] 米国のイーストマンコダック社(Eastman Kodak Co.)
や富士写真フィルム株式会社により製造された如き従来
の35mmフィルムカセットにおいては、フィルムストリッ
プは円筒状シェル内に回転支持されたフランジ付きスプ
ールに巻かれている。通常「フィルム先導部分」と呼ば
れるフィルムストリップの先端部分(先端から約2 1/3
インチ(約59mm)の長さを有する)は通常カセットシェ
ルの遮光スリット即ち出口から突出している。スプール
の一端はカセットシェルから突出した短い軸方向延長部
を有し、手動でのスプールの回転を可能にする。スプー
ルを最初にフィルム巻出し方向に回転させたときには、
カセットシェル内部のフィルムロールは、フィルムスト
リップの内端がスプールに固定されているため、半径方
向に膨径するが、遮光スリットから突出した不透明なフ
ィルム先導部分は静止状態で維持する。フィルムロール
の最外側巻き部分とカセットシェルの湾曲した内壁との
間にフィルム滑り無し関係が確立されるまで、フィルム
ロールは半径方向に膨径する。このフィルム滑り無し関
係が発生すると、フィルムロールとカセットシェルとの
間で結合効果が生じ、フィルム巻出し方向へのスプール
の更なる回転を阻止される。従って、フィルム巻出し方
向へのスプールの回転によっては、フィルムストリップ
をカセットシェル外へ前進させることができなくなり、
典型的な35mmカメラにおいては、カセットシェル外へフ
ィルムストリップを引き出すために突出したフィルム先
導部分に係合する手段が必要となる。
や富士写真フィルム株式会社により製造された如き従来
の35mmフィルムカセットにおいては、フィルムストリッ
プは円筒状シェル内に回転支持されたフランジ付きスプ
ールに巻かれている。通常「フィルム先導部分」と呼ば
れるフィルムストリップの先端部分(先端から約2 1/3
インチ(約59mm)の長さを有する)は通常カセットシェ
ルの遮光スリット即ち出口から突出している。スプール
の一端はカセットシェルから突出した短い軸方向延長部
を有し、手動でのスプールの回転を可能にする。スプー
ルを最初にフィルム巻出し方向に回転させたときには、
カセットシェル内部のフィルムロールは、フィルムスト
リップの内端がスプールに固定されているため、半径方
向に膨径するが、遮光スリットから突出した不透明なフ
ィルム先導部分は静止状態で維持する。フィルムロール
の最外側巻き部分とカセットシェルの湾曲した内壁との
間にフィルム滑り無し関係が確立されるまで、フィルム
ロールは半径方向に膨径する。このフィルム滑り無し関
係が発生すると、フィルムロールとカセットシェルとの
間で結合効果が生じ、フィルム巻出し方向へのスプール
の更なる回転を阻止される。従って、フィルム巻出し方
向へのスプールの回転によっては、フィルムストリップ
をカセットシェル外へ前進させることができなくなり、
典型的な35mmカメラにおいては、カセットシェル外へフ
ィルムストリップを引き出すために突出したフィルム先
導部分に係合する手段が必要となる。
従来のフィルムカセットとは異なり、フィルムスプール
をフィルム巻出し方向へ回転させることによりフィルム
先導部分をカセットシェル外へ自動的に前進させるよう
に作動できる35mmフィルムカセットが提案された。この
カセツトにおいては、フィルム先導部分は最初から全体
的にカセットシェル内に位置している。特に、米国特許
第4,423,943号明細書に開示されたフィルムカセットに
おいては、フィルムスプールに巻かれたフィルムロール
の最外側巻き部分を、フィルムスプールの2つの軸方向
に離間したフランジの円周方向スカート部により半径方
向で拘束されていて、カセットシェルの湾曲内壁に接触
できないようになっている。フィルムストリップの後端
はフイルムスプールに固定され、フィルムストリップの
前端は僅かに傾斜していて、円周方向スカート部から自
由に延出でき、カセットシェルの外部への非遮光フィル
ム通路の内側の位置においてカセットシェルの壁に接し
た状態で位置する。フィルムスプールの初期のフィルム
巻出し回転期間中、フィルムストリップの前端は、フィ
ルム通路への内側入口に到達するまで、カセットシェル
の壁に沿つて前進する。次いで、フィルムストリップ前
端はフィルム通路を通過し、カセットシェルの外部へ出
る。フィルム通路はフィルムストリツプの幅よりも狭い
幅を有し、このため、フィルムスプールから巻出される
ときにフィルムストリップは横断方向(幅方向)に湾曲
し、これによってフランジの対応する円周方向スカート
部でのフィルムの両長手方向縁の運動を容易にする。し
かし、円周方向スカート部でのフィルムの両長手方向縁
の運動を容易にするためにフィルムストリップを横断方
向に曲げ過ぎると、フィルムストリップを損傷させる危
険性がある。
をフィルム巻出し方向へ回転させることによりフィルム
先導部分をカセットシェル外へ自動的に前進させるよう
に作動できる35mmフィルムカセットが提案された。この
カセツトにおいては、フィルム先導部分は最初から全体
的にカセットシェル内に位置している。特に、米国特許
第4,423,943号明細書に開示されたフィルムカセットに
おいては、フィルムスプールに巻かれたフィルムロール
の最外側巻き部分を、フィルムスプールの2つの軸方向
に離間したフランジの円周方向スカート部により半径方
向で拘束されていて、カセットシェルの湾曲内壁に接触
できないようになっている。フィルムストリップの後端
はフイルムスプールに固定され、フィルムストリップの
前端は僅かに傾斜していて、円周方向スカート部から自
由に延出でき、カセットシェルの外部への非遮光フィル
ム通路の内側の位置においてカセットシェルの壁に接し
た状態で位置する。フィルムスプールの初期のフィルム
巻出し回転期間中、フィルムストリップの前端は、フィ
ルム通路への内側入口に到達するまで、カセットシェル
の壁に沿つて前進する。次いで、フィルムストリップ前
端はフィルム通路を通過し、カセットシェルの外部へ出
る。フィルム通路はフィルムストリツプの幅よりも狭い
幅を有し、このため、フィルムスプールから巻出される
ときにフィルムストリップは横断方向(幅方向)に湾曲
し、これによってフランジの対応する円周方向スカート
部でのフィルムの両長手方向縁の運動を容易にする。し
かし、円周方向スカート部でのフィルムの両長手方向縁
の運動を容易にするためにフィルムストリップを横断方
向に曲げ過ぎると、フィルムストリップを損傷させる危
険性がある。
上記米国特許第4,423,923号明細書に開示されてフィル
ムカセットと同様の型式のものが米国特許第4,834,306
号及び同第4、848、693号各明細書に開示されており、
このフィルムカセットも、フィルム巻出し方向へのフィ
ルムスプールの回転に応じて突出していないフィルム先
導部分をカセットシェル外へ自動的に前進させることが
できるものである。ただし、このカセットにおいては、
フィルムロールは一対の離間した別個に回転可能な同軸
的なフランジ間でスプール上に巻かれている。これら2
つのフランジはそれぞれ円周方向の環状スカート部を有
しており、これらのスカート部は、前端を含むフィルム
ロールの最外側巻き部分がカセットシェルの内壁に接触
するように膨径(クロックスプリング)するのを阻止す
る。スプールを最初にフィルム巻出し方向に回転させた
とき、フィルムロールは、その内端がスプールに固定さ
れているため、半径方向に膨張して最外側巻き部分と環
状スカート部との間に強固なフィルム滑り無し関係を確
立する。フイルム滑り無し関係が確立すると、スプール
の引き続きの回転によりフランジも同様に回転する。こ
のため、静止の内側スプレッダが環状スカート部の連続
する部分をフィルム幅より大きな軸方向の寸法まで撓ま
せ、フィルムロールの前端及びこれに続く部分を環状ス
カート部による半径方向の拘束から解放し、遮光フィル
ム通路を通過させてカセツトシェルの外部へ前進させ
る。ストリッパガイドがフィルム通路への内側入口に隣
接して位置しており、フィルムロールの前進をフィルム
通路内へ導く。これを達成するためには、ストリッパガ
イドはフィルムロールの前端と外から2番目の巻き部分
との間に進入しなければならない。
ムカセットと同様の型式のものが米国特許第4,834,306
号及び同第4、848、693号各明細書に開示されており、
このフィルムカセットも、フィルム巻出し方向へのフィ
ルムスプールの回転に応じて突出していないフィルム先
導部分をカセットシェル外へ自動的に前進させることが
できるものである。ただし、このカセットにおいては、
フィルムロールは一対の離間した別個に回転可能な同軸
的なフランジ間でスプール上に巻かれている。これら2
つのフランジはそれぞれ円周方向の環状スカート部を有
しており、これらのスカート部は、前端を含むフィルム
ロールの最外側巻き部分がカセットシェルの内壁に接触
するように膨径(クロックスプリング)するのを阻止す
る。スプールを最初にフィルム巻出し方向に回転させた
とき、フィルムロールは、その内端がスプールに固定さ
れているため、半径方向に膨張して最外側巻き部分と環
状スカート部との間に強固なフィルム滑り無し関係を確
立する。フイルム滑り無し関係が確立すると、スプール
の引き続きの回転によりフランジも同様に回転する。こ
のため、静止の内側スプレッダが環状スカート部の連続
する部分をフィルム幅より大きな軸方向の寸法まで撓ま
せ、フィルムロールの前端及びこれに続く部分を環状ス
カート部による半径方向の拘束から解放し、遮光フィル
ム通路を通過させてカセツトシェルの外部へ前進させ
る。ストリッパガイドがフィルム通路への内側入口に隣
接して位置しており、フィルムロールの前進をフィルム
通路内へ導く。これを達成するためには、ストリッパガ
イドはフィルムロールの前端と外から2番目の巻き部分
との間に進入しなければならない。
[発明が解決しようとする課題] しかし、極端に高温及び(又は)高湿度条件下でフィル
ムカセットを使用した場合は、環状スカート部による半
径方向の拘束から解放された後のフイルムの前端は内側
へ大きくカールする可能性がある。その結果、フィルム
前端は2番目の巻き部分から十分に分離するような充分
なるクロックスプリングを有さず、ストリッパガイド上
へ動くことができない。従って、スプールがフィルム巻
出し方向に回転したとき、フィルム前端はストリッパガ
イドにより摘出されず、フィルム通路内へ案内されな
い。別の問題は、環状スカート部から解放された後にフ
ィルム前端がその横断方向で僅かに湾曲することであ
る。従って、フィルム前端がストリツパガイド上で動い
たとき、フィルム前端がフィルム通路への内側入口で突
き当たってしまう。
ムカセットを使用した場合は、環状スカート部による半
径方向の拘束から解放された後のフイルムの前端は内側
へ大きくカールする可能性がある。その結果、フィルム
前端は2番目の巻き部分から十分に分離するような充分
なるクロックスプリングを有さず、ストリッパガイド上
へ動くことができない。従って、スプールがフィルム巻
出し方向に回転したとき、フィルム前端はストリッパガ
イドにより摘出されず、フィルム通路内へ案内されな
い。別の問題は、環状スカート部から解放された後にフ
ィルム前端がその横断方向で僅かに湾曲することであ
る。従って、フィルム前端がストリツパガイド上で動い
たとき、フィルム前端がフィルム通路への内側入口で突
き当たってしまう。
本発明の目的は、ロールフィルムを収納するフイルムカ
セットを提供することである。
セットを提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、スプールが回転可能な状態でカセット
シェル内に収納されており;フィルム先導部分を構成す
る最外側巻き部分を備えたフィルムロールがスプールの
まわりでコイル状に巻かれており;一対のフランジがス
プール上で同軸的に配置されていて、その周辺部に周辺
スカート部を有し、該スカート部とカセットシェルの湾
曲内壁との間の環状空間内にフイルム先導部分が進むの
を実質的に阻止するため、周辺スカート部内でフイルム
ロールを半径方向において通常拘束しており;フィルム
ストリッパがフィルム先導部分とフィルムロールの外側
から2番目の巻き部分との間に受入れられて、フィルム
巻出し方向へのスプールの回転に応じてフィルム先導部
分の連続する部分をフランジから引き離してカセットシ
ェルの外部へ通じる実質上湾曲していない遮光通路内へ
フィルム先導部分を導くようにしたフィルムカセットが
提供される。そして、このフィルムカセットの特徴とす
るところは、湾曲していない遮光通路内へのフィルム先
導部分の進入運動及び同遮光通路内でのフイルム先導部
分の引き続きの運動を容易にすべく、フイルム先導部分
の連続する部分を実質上平坦な状態で支持するため、遮
光通路及びフィルムストリッパの近傍においてのみカセ
ットシェルの湾曲内面から環状空間内へ突出させた状態
で湾曲内面に形成されたフィルム平坦化手段を備えたこ
とである。
シェル内に収納されており;フィルム先導部分を構成す
る最外側巻き部分を備えたフィルムロールがスプールの
まわりでコイル状に巻かれており;一対のフランジがス
プール上で同軸的に配置されていて、その周辺部に周辺
スカート部を有し、該スカート部とカセットシェルの湾
曲内壁との間の環状空間内にフイルム先導部分が進むの
を実質的に阻止するため、周辺スカート部内でフイルム
ロールを半径方向において通常拘束しており;フィルム
ストリッパがフィルム先導部分とフィルムロールの外側
から2番目の巻き部分との間に受入れられて、フィルム
巻出し方向へのスプールの回転に応じてフィルム先導部
分の連続する部分をフランジから引き離してカセットシ
ェルの外部へ通じる実質上湾曲していない遮光通路内へ
フィルム先導部分を導くようにしたフィルムカセットが
提供される。そして、このフィルムカセットの特徴とす
るところは、湾曲していない遮光通路内へのフィルム先
導部分の進入運動及び同遮光通路内でのフイルム先導部
分の引き続きの運動を容易にすべく、フイルム先導部分
の連続する部分を実質上平坦な状態で支持するため、遮
光通路及びフィルムストリッパの近傍においてのみカセ
ットシェルの湾曲内面から環状空間内へ突出させた状態
で湾曲内面に形成されたフィルム平坦化手段を備えたこ
とである。
本発明の別の特徴によれば、フランジが実質上可撓性と
なっていて、フィルムストリッパをフィルム先導部分と
外側から2番目の巻き部分との間に受入れた状態でスプ
ールをフィルム巻出し方向へ回転させたときに、フイル
ム先導部分が周辺スカート部においてフランジを互いに
離れる方向へ撓ませ、フィルム先導部分の連続する部分
をフランジから解放するようになっている。
なっていて、フィルムストリッパをフィルム先導部分と
外側から2番目の巻き部分との間に受入れた状態でスプ
ールをフィルム巻出し方向へ回転させたときに、フイル
ム先導部分が周辺スカート部においてフランジを互いに
離れる方向へ撓ませ、フィルム先導部分の連続する部分
をフランジから解放するようになっている。
[実施例] 以下、35mmフィルムカセットとして具体化したものにつ
き本発明を説明する。この種のフィルムカセットの一般
的な特徴は周知なので、以下の記述においては、例示の
実施例を構成し、これに直接関連する素子について専ら
説明する。しかし、特に図示せず説明しない他の素子に
ついては、当業者にとって既知のものを適宜選択でき
る。
き本発明を説明する。この種のフィルムカセットの一般
的な特徴は周知なので、以下の記述においては、例示の
実施例を構成し、これに直接関連する素子について専ら
説明する。しかし、特に図示せず説明しない他の素子に
ついては、当業者にとって既知のものを適宜選択でき
る。
添付図面を参照すると、第1、2図は改良した35mmフィ
ルムカセット1を示し、このカセットは遮光カセットシ
ェル3と、カセットシェル内でフィルム巻出し方向U及
びフィルム巻取り方向Wに軸線Xのまわりで回転できる
フィルムスプール5とを有する。カセットシェル3は、
溝付き縁部11及び段付き縁部13に沿って嵌合する2つの
シェル半部分7、9を有する。嵌合したシェル半部分
7、9は、スプールコア23の対向した比較的短い端部延
長部19及び比較的長い端部延長部21をそれぞれ収容する
ための上方及び下方の整合した円形開口15、17を画定
し、また、カセットシエル3の外部へ通じる比較的真っ
すぐな狭いフィルム通路25をも画定する。スプールコア
23の短い端部延長部19及び長い端部延長部21はそれぞ
れ、対応する開口15、17の対応する縁部29に嵌合する環
状の溝27を有し、これにより、フィルム巻出し方向U及
びフィルム巻取り方向Wへ軸線Xのまわりで回転できる
ようにフィルムスプール5を回転支持する。既知の黒色
のビロード即ちフラシ天材料31でフィルム通路25の内部
を内張りし、周囲の光がフィルム通路内へ侵入するのを
阻止する。
ルムカセット1を示し、このカセットは遮光カセットシ
ェル3と、カセットシェル内でフィルム巻出し方向U及
びフィルム巻取り方向Wに軸線Xのまわりで回転できる
フィルムスプール5とを有する。カセットシェル3は、
溝付き縁部11及び段付き縁部13に沿って嵌合する2つの
シェル半部分7、9を有する。嵌合したシェル半部分
7、9は、スプールコア23の対向した比較的短い端部延
長部19及び比較的長い端部延長部21をそれぞれ収容する
ための上方及び下方の整合した円形開口15、17を画定
し、また、カセットシエル3の外部へ通じる比較的真っ
すぐな狭いフィルム通路25をも画定する。スプールコア
23の短い端部延長部19及び長い端部延長部21はそれぞ
れ、対応する開口15、17の対応する縁部29に嵌合する環
状の溝27を有し、これにより、フィルム巻出し方向U及
びフィルム巻取り方向Wへ軸線Xのまわりで回転できる
ようにフィルムスプール5を回転支持する。既知の黒色
のビロード即ちフラシ天材料31でフィルム通路25の内部
を内張りし、周囲の光がフィルム通路内へ侵入するのを
阻止する。
35mmフィルムストリップFのロール33はスプールコア23
のまわりにコイル状に巻かれ、多重のフィルム巻部分を
形成する。第3図に示すように、フィルムロール33は前
端37を有するフィルム先導部分35を備えた最外側巻き部
分を含んでおり、最外側巻き部分のすぐ内側でコイル状
に巻かれた外側から2番目の巻き部分39をも含んでい
る。フィルムロール33の最内側巻き部分(図示せず)の
内端即ち後端はスプールコア23に固定してある。
のまわりにコイル状に巻かれ、多重のフィルム巻部分を
形成する。第3図に示すように、フィルムロール33は前
端37を有するフィルム先導部分35を備えた最外側巻き部
分を含んでおり、最外側巻き部分のすぐ内側でコイル状
に巻かれた外側から2番目の巻き部分39をも含んでい
る。フィルムロール33の最内側巻き部分(図示せず)の
内端即ち後端はスプールコア23に固定してある。
一対の上方及び下方の同形の極めて薄い可撓性の拘束フ
ランジ41、43は、第1、2、8図に示すように、スプー
ルコア23に沿って同軸的に離間している。2つのフラン
ジ41、43は、一体のディスク45、47と、ディスクから円
周方向に延びた一体の環状リップ部即ちスカート部49、
51とを有する。2つのディスク45、47はフィルムロール
33の各巻き部分の側縁53、55により画定されたフィルム
ロールの平坦な側面(図示せず)を覆う。また、ディス
クは中央開口(図示せず)をそれぞれ備え、これらの開
口を通ってスプールコア23が軸方向に延出し、フランジ
41、43に関するスプールコアの回転を許容する(第8
図)。環状スカート部49、51は、フィルムロール33のフ
ィルム先導部分(最外側巻き部分)35の両側縁53、55の
半径方向外側でフルム先導部分に重なり、フィルム先導
部分を半径方向で拘束し、フィルム先導部分が半径方向
に膨張してカセットシェル3の湾曲内壁57に接触するの
を阻止する。スカート収納ノッチ(切欠き)59が前端37
の比較的近傍で長手縁55に沿ってフィルム先導部分(最
外側巻き部分)35に形成してあり、このノッチは環状ス
カート部51の周辺部分51′を受け入れる。このため、前
端37とノッチ59とを接続するフィルム先導部分(最外側
巻き部分)35の比較的短い縁区分61が半径方向外側で環
状スカート部51に重なり、フィルムロール33の2番目の
巻き部分39から距離Dだけ半径方向に離れた状態で前端
37を維持する(第4、9図)。前端37は、最前端チップ
部65を形成するようにフィルム先導部分(最外側巻き部
分)35の長手縁53からフィルム先導部分の長手縁55へ向
かって傾斜した前縁63を有し、このチップ部65は、縁区
分61と同様に、半径方向外側で環状スカート部51に重な
る(第1、2、8、9図)。
ランジ41、43は、第1、2、8図に示すように、スプー
ルコア23に沿って同軸的に離間している。2つのフラン
ジ41、43は、一体のディスク45、47と、ディスクから円
周方向に延びた一体の環状リップ部即ちスカート部49、
51とを有する。2つのディスク45、47はフィルムロール
33の各巻き部分の側縁53、55により画定されたフィルム
ロールの平坦な側面(図示せず)を覆う。また、ディス
クは中央開口(図示せず)をそれぞれ備え、これらの開
口を通ってスプールコア23が軸方向に延出し、フランジ
41、43に関するスプールコアの回転を許容する(第8
図)。環状スカート部49、51は、フィルムロール33のフ
ィルム先導部分(最外側巻き部分)35の両側縁53、55の
半径方向外側でフルム先導部分に重なり、フィルム先導
部分を半径方向で拘束し、フィルム先導部分が半径方向
に膨張してカセットシェル3の湾曲内壁57に接触するの
を阻止する。スカート収納ノッチ(切欠き)59が前端37
の比較的近傍で長手縁55に沿ってフィルム先導部分(最
外側巻き部分)35に形成してあり、このノッチは環状ス
カート部51の周辺部分51′を受け入れる。このため、前
端37とノッチ59とを接続するフィルム先導部分(最外側
巻き部分)35の比較的短い縁区分61が半径方向外側で環
状スカート部51に重なり、フィルムロール33の2番目の
巻き部分39から距離Dだけ半径方向に離れた状態で前端
37を維持する(第4、9図)。前端37は、最前端チップ
部65を形成するようにフィルム先導部分(最外側巻き部
分)35の長手縁53からフィルム先導部分の長手縁55へ向
かって傾斜した前縁63を有し、このチップ部65は、縁区
分61と同様に、半径方向外側で環状スカート部51に重な
る(第1、2、8、9図)。
カセットのシェル半部分7の内壁57から突出したフィル
ムストリッパガイド67はフィルム通路25への内側入口の
すぐ内方に位置していて、フィルム先導部分(最外側巻
き部分)35の最前端チップ部65の近傍でフィルム先導部
分の前端37と2番目の巻き部分39との間に受入れられ、
フィルム巻出し方向Uへのフィルムスプール5の回転に
応じて、前端37を摘出しフィルム通路25内へ案内する
(第1、4−7図)。前端37は、2番目の巻き部分39か
ら半径方向に距離Dだけ隔たっているため、ストリッパ
ガイドと2番目の巻き部分との間では案内されずに、ス
トリッパガイド67上で前進しフィルム通路25内へ入る。
従って、第4図に示すように、前端37は、2番目の巻き
部分39から半径方向に距離Dだけ隔たっているため、ス
トリッパガイド67の範囲内に位置する。
ムストリッパガイド67はフィルム通路25への内側入口の
すぐ内方に位置していて、フィルム先導部分(最外側巻
き部分)35の最前端チップ部65の近傍でフィルム先導部
分の前端37と2番目の巻き部分39との間に受入れられ、
フィルム巻出し方向Uへのフィルムスプール5の回転に
応じて、前端37を摘出しフィルム通路25内へ案内する
(第1、4−7図)。前端37は、2番目の巻き部分39か
ら半径方向に距離Dだけ隔たっているため、ストリッパ
ガイドと2番目の巻き部分との間では案内されずに、ス
トリッパガイド67上で前進しフィルム通路25内へ入る。
従って、第4図に示すように、前端37は、2番目の巻き
部分39から半径方向に距離Dだけ隔たっているため、ス
トリッパガイド67の範囲内に位置する。
フィルム先導部分(最外側巻き部分)35の前端37がフィ
ルム巻出し方向Uへのフィルムスプール5の回転に応じ
てストリッパガイド67上で前進すると、フィルム先導部
分の縁53、55は、第11図に示すように、2つのフランジ
41、43の湾曲部分を互いに軸方向に離れるように徐々に
撓ませ、まずノッチ59をスカート部の周辺部分51′から
分離させ、次いでフィルム先導部分の長手方向の連続す
る部分をフランジ間からカセットシェル3の外部へ延出
させる。フィルムの縁53、55間のフィルムの幅WFが環
状スカート部49、51間の軸方向間隔ASより若干大きい
ため、フランジ41、43の局部的な撓みが生じる。更に、
フィルムロール33の多重の巻き部分は、局部的な撓みに
対するフランジ41、43の抵抗よりも大きな曲げ抵抗を有
する。一対の弓形の平坦な部材69がカセットシェル3の
内壁57から突出していて(第1、2図)、フランジ41、
43が互いに軸方向に離れるように局部的に撓んだときに
2つのディスク45、47の湾曲部分に対して平坦に接し、
それによってフランジの撓んだ部分を元の撓んでいない
状態に戻すのを保証する。
ルム巻出し方向Uへのフィルムスプール5の回転に応じ
てストリッパガイド67上で前進すると、フィルム先導部
分の縁53、55は、第11図に示すように、2つのフランジ
41、43の湾曲部分を互いに軸方向に離れるように徐々に
撓ませ、まずノッチ59をスカート部の周辺部分51′から
分離させ、次いでフィルム先導部分の長手方向の連続す
る部分をフランジ間からカセットシェル3の外部へ延出
させる。フィルムの縁53、55間のフィルムの幅WFが環
状スカート部49、51間の軸方向間隔ASより若干大きい
ため、フランジ41、43の局部的な撓みが生じる。更に、
フィルムロール33の多重の巻き部分は、局部的な撓みに
対するフランジ41、43の抵抗よりも大きな曲げ抵抗を有
する。一対の弓形の平坦な部材69がカセットシェル3の
内壁57から突出していて(第1、2図)、フランジ41、
43が互いに軸方向に離れるように局部的に撓んだときに
2つのディスク45、47の湾曲部分に対して平坦に接し、
それによってフランジの撓んだ部分を元の撓んでいない
状態に戻すのを保証する。
フィルム平坦化部材71はフィルム通路25への内側入口及
びストリッパガイド67の近傍でシエル半部分9の内壁57
から突出しており、前端37から始まるフィルム先導部分
35の長手方向の連続する部分を(これらの部分がフラン
ジ41、43から解放されたときに)実質上平坦に支持し、
フィルム通路内への前端の運動を容易にする(第6、7
図)。フィルム通路25内の遮光フラシ天31はフィルム通
路の長手方向中心線Lを僅かに越えた状態でフィルム通
路に沿って延びている。第3図に示すように、フィルム
平坦化部材71はほぼ中心線Lまで延びていて、中心線位
置においてフィルム先導部分35の連続する部分を実質上
平坦に支持する(第6、7図)。平坦化部材71の実質上
平面的なフィルム支持面73は中心線Lまで届かず、0.00
5ないし0.030インチ(約0.13ないし0.76mm)だけ隔たっ
ているのが好ましく、第1図に示すようにフィルム通路
25の幅方向に延びている。
びストリッパガイド67の近傍でシエル半部分9の内壁57
から突出しており、前端37から始まるフィルム先導部分
35の長手方向の連続する部分を(これらの部分がフラン
ジ41、43から解放されたときに)実質上平坦に支持し、
フィルム通路内への前端の運動を容易にする(第6、7
図)。フィルム通路25内の遮光フラシ天31はフィルム通
路の長手方向中心線Lを僅かに越えた状態でフィルム通
路に沿って延びている。第3図に示すように、フィルム
平坦化部材71はほぼ中心線Lまで延びていて、中心線位
置においてフィルム先導部分35の連続する部分を実質上
平坦に支持する(第6、7図)。平坦化部材71の実質上
平面的なフィルム支持面73は中心線Lまで届かず、0.00
5ないし0.030インチ(約0.13ないし0.76mm)だけ隔たっ
ているのが好ましく、第1図に示すようにフィルム通路
25の幅方向に延びている。
前端37の実質上近傍においてフィルム先導部分35に長孔
(スロット)75を形成する。カセツトのシェル半部分7
の内壁57に固定した歯77は尖った先端79を有し、この先
端79は、フィルムスプール5を第3図に示すようなフィ
ルム巻取り方向Wに回転させたときには長孔75内に収容
されてフィルム先導部分(最外側巻き部分)35に係合
し、フィルムスプールを第4図に示すようなフィルム巻
出し方向Uに回転させたときには長孔から離脱してフィ
ルム先導部分から離れるように位置決めされている。フ
ィルム巻取り方向Wへのフィルムスプール5の回転に応
じてフィルム先導部分(最外側巻き部分)35と歯77とが
係合すると、フィルム先導部分の前端37はストリッパガ
イド67と2番目の巻き部分39との間へ置かれなくなる。
(スロット)75を形成する。カセツトのシェル半部分7
の内壁57に固定した歯77は尖った先端79を有し、この先
端79は、フィルムスプール5を第3図に示すようなフィ
ルム巻取り方向Wに回転させたときには長孔75内に収容
されてフィルム先導部分(最外側巻き部分)35に係合
し、フィルムスプールを第4図に示すようなフィルム巻
出し方向Uに回転させたときには長孔から離脱してフィ
ルム先導部分から離れるように位置決めされている。フ
ィルム巻取り方向Wへのフィルムスプール5の回転に応
じてフィルム先導部分(最外側巻き部分)35と歯77とが
係合すると、フィルム先導部分の前端37はストリッパガ
イド67と2番目の巻き部分39との間へ置かれなくなる。
スプールコア23がフィルム巻出し方向Uへ最初に回転す
ると、2つのフランジ41、43は一時的に静止状態を維持
し、フィルムロール33は、その内端がスプールコアに固
定されているため、半径方向に膨張(クロックスプリン
グ)してフィルム先導部分(最外側巻き部分)35とフラ
ンジの環状スカート部49、51との間にフィルム滑り無し
関係を確立する。次いで、スプールコア23が更に回転す
ると、フランジ41、43も同様に回転する。その結果、フ
ィルム先導部分(最外側巻き部分)35の前端37はストリ
ッパガイド67上で前進し、フランジ41、43の連続する湾
曲部分を軸方向に互いに離れるように撓ませる(第11
図)。このため、まずノッチ59がスカート部の周辺部分
51′から離脱し、次いでフィルム先導部分35の長手方向
の連続する部分がフランジ間からカセットシェル3の外
部へ出る。ストリッパガイド67は最前端チップ部65の近
傍においてフィルム先導部分35の前端37を最初に摘出す
るので、前端の前縁63はカセットのシェル半部分7の内
壁57の一端を形成する狭い隆起部81に沿って最初に支持
される。しかし、前端37は隆起部81から離れて平坦化部
材71のフィルム支持面73に接して動く傾向を有する(第
6図)。
ると、2つのフランジ41、43は一時的に静止状態を維持
し、フィルムロール33は、その内端がスプールコアに固
定されているため、半径方向に膨張(クロックスプリン
グ)してフィルム先導部分(最外側巻き部分)35とフラ
ンジの環状スカート部49、51との間にフィルム滑り無し
関係を確立する。次いで、スプールコア23が更に回転す
ると、フランジ41、43も同様に回転する。その結果、フ
ィルム先導部分(最外側巻き部分)35の前端37はストリ
ッパガイド67上で前進し、フランジ41、43の連続する湾
曲部分を軸方向に互いに離れるように撓ませる(第11
図)。このため、まずノッチ59がスカート部の周辺部分
51′から離脱し、次いでフィルム先導部分35の長手方向
の連続する部分がフランジ間からカセットシェル3の外
部へ出る。ストリッパガイド67は最前端チップ部65の近
傍においてフィルム先導部分35の前端37を最初に摘出す
るので、前端の前縁63はカセットのシェル半部分7の内
壁57の一端を形成する狭い隆起部81に沿って最初に支持
される。しかし、前端37は隆起部81から離れて平坦化部
材71のフィルム支持面73に接して動く傾向を有する(第
6図)。
フィルムストリップの実質上全長がカセットシエル3の
外部へ出る前にフィルムスプール5をフイルム巻取り方
向Wへ回転させた場合に、フィルムストリップの残りの
使用可能部分を後で使いたいときには、長孔75が歯77の
先端79を収容してフィルム先導部分(最外側巻き部分)
35を歯に係合させるまで、フィルムスプールを回転させ
る。その後、フィルムストリップの残りの使用可能部分
を使用する場合は、フィルムスプール5をフィルム巻出
し方向Uに回転させてフィルム先導部分(最外側巻き部
分)35を歯77から離脱させ、フィルムストリップをカセ
ットシェル3の外部へ再度前進させる。
外部へ出る前にフィルムスプール5をフイルム巻取り方
向Wへ回転させた場合に、フィルムストリップの残りの
使用可能部分を後で使いたいときには、長孔75が歯77の
先端79を収容してフィルム先導部分(最外側巻き部分)
35を歯に係合させるまで、フィルムスプールを回転させ
る。その後、フィルムストリップの残りの使用可能部分
を使用する場合は、フィルムスプール5をフィルム巻出
し方向Uに回転させてフィルム先導部分(最外側巻き部
分)35を歯77から離脱させ、フィルムストリップをカセ
ットシェル3の外部へ再度前進させる。
第12図はフィルム平坦化部材の別の実施例を示す。この
実施例によれば、フィルム平坦化部材71′はそのフィル
ム支持面73′上に一対の僅かに隆起したリブ83を有し、
これらのリブは、フィルム先導部分35の長手方向の連続
する部分とフィルム支持面73′との接触に緊密度を減少
させるために長手縁53、55の近傍においてフィルム先導
部分の長手方向の連続する部分を支持するように配置さ
れている。リブ83はフィルム支持面73′から0.005ない
し0.010インチ(約0.13ないし0.25mm)だけ隆起してい
るのが好ましい。
実施例によれば、フィルム平坦化部材71′はそのフィル
ム支持面73′上に一対の僅かに隆起したリブ83を有し、
これらのリブは、フィルム先導部分35の長手方向の連続
する部分とフィルム支持面73′との接触に緊密度を減少
させるために長手縁53、55の近傍においてフィルム先導
部分の長手方向の連続する部分を支持するように配置さ
れている。リブ83はフィルム支持面73′から0.005ない
し0.010インチ(約0.13ないし0.25mm)だけ隆起してい
るのが好ましい。
以上、特定の実施例につき本発明を説明したが、本発明
の要旨を逸脱することなく種々の変形、修正が可能であ
ることは言うまでもない。
の要旨を逸脱することなく種々の変形、修正が可能であ
ることは言うまでもない。
[発明の効果] 本発明によれば、ロールフィルムを収納するフイルムカ
セットに関する上述の諸問題点で解決できる。
セットに関する上述の諸問題点で解決できる。
第1図は本発明の好ましい実施例に係るフィルムカセッ
トの分解部品斜視図、 第2図は、フィルムスプール上にコイル状に巻かれたフ
ィルムロールを明示するためカセットシエルを開いた状
態で示すフィルムカセットに立面図、 第3図は、フィルムロールがフィルムスプール上に最初
に装着された状態を示す、カセットシェル、フィルムロ
ール及びフィルムスプールの横断面端面図、 第4図、第5図、第6図及び第7図は、第3図と同様の
端面図であるが、フィルムロールがフィルムスプールか
ら巻出される状態を示す図、 第8図及び第9図は、フィルムロールがフィルムスプー
ル上に最初に装着された状態を示す、フィルムロール及
びフィルムスプールに立面図、 第10図及び第11図は、第8図及び第9図と同様の立面図
であるが、フィルムロールがフィルムスプールから巻出
される状態を示す図、 第12図は第1図と同様の分解部品斜視図であるが、本発
明の別の実施例を示す図である。 符号の説明 1:フィルムカセット、3:カセットシェル 5:フィルムスプール、25:フィルム通路 31:フラシ天、33:フィルムロール 35:フィルム先導部分 39:2番目の巻き部分 41、43:フランジ 49、51:スカート部、57:湾曲内壁 67:フィルムストリッパ 71:フィルム平坦化部材、83:リブ
トの分解部品斜視図、 第2図は、フィルムスプール上にコイル状に巻かれたフ
ィルムロールを明示するためカセットシエルを開いた状
態で示すフィルムカセットに立面図、 第3図は、フィルムロールがフィルムスプール上に最初
に装着された状態を示す、カセットシェル、フィルムロ
ール及びフィルムスプールの横断面端面図、 第4図、第5図、第6図及び第7図は、第3図と同様の
端面図であるが、フィルムロールがフィルムスプールか
ら巻出される状態を示す図、 第8図及び第9図は、フィルムロールがフィルムスプー
ル上に最初に装着された状態を示す、フィルムロール及
びフィルムスプールに立面図、 第10図及び第11図は、第8図及び第9図と同様の立面図
であるが、フィルムロールがフィルムスプールから巻出
される状態を示す図、 第12図は第1図と同様の分解部品斜視図であるが、本発
明の別の実施例を示す図である。 符号の説明 1:フィルムカセット、3:カセットシェル 5:フィルムスプール、25:フィルム通路 31:フラシ天、33:フィルムロール 35:フィルム先導部分 39:2番目の巻き部分 41、43:フランジ 49、51:スカート部、57:湾曲内壁 67:フィルムストリッパ 71:フィルム平坦化部材、83:リブ
Claims (5)
- 【請求項1】スプールが回転可能な状態でカセットシェ
ル内に収納されており;フィルム先導部分を構成する最
外側巻き部分を備えたフィルムロールが前記スプールの
まわりでコイル状に巻かれており;一対のフランジが前
記スプール上で同軸状に配置されていて、その周辺部に
周辺スカート部を有し、該スカート部と前記カセットシ
ェルの湾曲内壁との間の環状空間内に前記フィルム先導
部分が進むのを実質的に阻止するため、同周辺スカート
部内で前記フイルムロールを半径方向において通常拘束
しており;フィルムストリッパが前記フィルム先導部分
と前記フィルムロールの外側から2番目の巻き部分との
間に受入れられて、フィルム巻出し方向への前記スプー
ルの回転に応じて同フィルム先導部分の連続する部分を
フランジから引き離して前記カセットシェルの外部へ通
じる実質上湾曲していない遮光通路内へ同フィルム先導
部分を導くようにしたフィルムカセットにおいて、 前記湾曲していない遮光通路内への前記フィルム先導部
分の進入運動及び同遮光通路内での同フイルム先導部分
の引き続きの運動を容易にすべく、同フィルム先導部分
の連続する部分を実質上平坦な状態で支持するため、同
遮光通路及び前記フィルムストリッパの近傍においての
み前記カセットシェルの前記湾曲内面から前記環状空間
内へ突出させた状態で同湾曲内面に形成されたフィルム
平坦化手段を備え; 前記フランジが実質上可撓性となっていて、前記フィル
ムストリッパを前記フィルム先導部分と前記外側から2
番目の巻き部分との間に受入れた状態で前記スプールを
フィルム巻出し方向へ回転させたときに、フイルム先導
部分が前記周辺スカート部において同フランジを互いに
離れる方向へ撓ませ、同フィルム先導部分の連続する部
分を同フランジから解放するようにした; ことを特徴とするフィルムカセツト。 - 【請求項2】請求項1に記載のフィルムカセットにおい
て、前記湾曲していない遮光通路が、少なくとも同遮光
通路の長手方向中心線まで同遮光通路内で突出した遮光
フラシ天で内張りされており;前記フィルム平坦化手段
が、実質上前記遮光通路の長手方向中心線において前記
フィルム先導部分の連続する部分を支持するため、前記
カセットシェルの前記湾曲内面からほぼ同長手方向中心
線まで突出したフィルム平坦化部材を有するフィルムカ
セット。 - 【請求項3】請求項2に記載のフィルムカセットにおい
て、前記フィルム平坦化部材が、前記フィルム先導部分
の連続する部分を実質的に平坦に支持するため、同遮光
通路の幅方向において延びる平坦なフィルム支持面を有
するフィルムカセット。 - 【請求項4】請求項3に記載のフィルムカセットにおい
て、前記フィルム支持面が、前記フィルム先導部分連続
する部分と同フィルム支持面との間の接触の緊密度を減
少させるように同フィルム先導部分の両側縁近傍で同フ
ィルム先導部分の連続する部分を支持するため、同フィ
ルム支持面上に配置された一対の僅かに隆起したリブ状
部材を有するフィルムカセット。 - 【請求項5】請求項1に記載のフィルムカセットにおい
て、前記フィルム平坦化手段が、前記フィルム先導部分
の連続する部分を前記フィルムストリッパ上で動かした
ときに同フィルム先導部分の連続する部分を実質上平坦
に支持するため、同フィルムストリッパに対向して配置
された平坦なフィルム支持面を有するフィルムカセッ
ト。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/415,750 US4948063A (en) | 1989-10-02 | 1989-10-02 | Film cassette |
US415750 | 1989-10-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03126029A JPH03126029A (ja) | 1991-05-29 |
JPH0750317B2 true JPH0750317B2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=23647042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2210149A Expired - Lifetime JPH0750317B2 (ja) | 1989-10-02 | 1990-08-07 | フィルムカセット |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4948063A (ja) |
EP (1) | EP0421097B1 (ja) |
JP (1) | JPH0750317B2 (ja) |
KR (1) | KR930010217B1 (ja) |
CN (1) | CN1017191B (ja) |
AU (1) | AU623325B2 (ja) |
BR (1) | BR9003962A (ja) |
CA (1) | CA2022389A1 (ja) |
DE (1) | DE69008292T2 (ja) |
HK (1) | HK125294A (ja) |
MY (1) | MY107104A (ja) |
RU (1) | RU1836652C (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE69131609T2 (de) * | 1990-02-02 | 2000-03-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photographische Filmkassette |
JP2781295B2 (ja) * | 1990-09-10 | 1998-07-30 | 富士写真フイルム株式会社 | 写真フイルムパトローネ |
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JPH04350649A (ja) * | 1991-05-28 | 1992-12-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真フイルムパトローネ並びにその組付方法 |
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EP1133157A3 (en) | 1999-12-28 | 2004-10-27 | Sony Corporation | Image commercial transactions system and method, image transfer system and method, image distribution system and method, display device and method |
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1990
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- 1990-08-10 BR BR909003962A patent/BR9003962A/pt unknown
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