JP2537969Y2 - 自動洗酢供給装置 - Google Patents

自動洗酢供給装置

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JP2537969Y2
JP2537969Y2 JP1992094487U JP9448792U JP2537969Y2 JP 2537969 Y2 JP2537969 Y2 JP 2537969Y2 JP 1992094487 U JP1992094487 U JP 1992094487U JP 9448792 U JP9448792 U JP 9448792U JP 2537969 Y2 JP2537969 Y2 JP 2537969Y2
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久夫 源
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株式会社源
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、押鮨用の魚肉片を連
続的に食酢に浸すときの酢洗装置における自動洗酢供給
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】押鮨用の魚肉片は、食するまでの数日
間、或いは拾数日間まで変質したり腐敗しないように保
存しなければならないため、魚肉片を数枚づつ頂酢槽に
入れた食酢内に浸し、魚肉片に食酢が適度に浸った頃を
見計らい、これを食酢内より取出して酢洗を終了した
後、酢洗した魚肉片を鮪飯上に載せ、食するまで加圧し
ていたが、魚肉片を頂酢槽に入れてから、魚肉片に食酢
が浸透し、食酢の浸透した魚肉片を取出すまで、次の魚
肉片を酢洗することができないため、大量に魚肉片を酢
洗する際には、数個の頂酢槽に各々1名の作業員が付い
て、食酢に魚肉片を浸さなければならなかった。しかも
魚肉片の浸し時間が一定しない不都合があった。そこ
で、出願人は、実公昭57−53174号公報で、コン
ベアによって魚肉片を連続的に移送すると共に、魚肉片
の移送中にその魚肉片が頂酢槽を通過するようにして、
魚肉片の酢洗を省力化し得るように提案した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記魚肉片の移送中通過する頂酢槽において、頂
酢槽内の洗酢量を常に一定量以上に保つために、手作業
で洗酢を補充していた点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、頂酢槽内に
洗酢となる食酢量を検知する食酢量検知装置を配設する
ことにより、食酢量が一定量減少すると、最低レベル検
知部が開放され、食酢収容タンクから頂酢槽内ヘ食酢が
自動的に供給されることを可能とするものである。所定
量供給されると最高レベル検知部が閉鎖され、食酢収容
タンクからの食酢の供給が停止することを特徴とする装
置である。
【0005】
【実施例】図1は、この考案の自動洗酢供給装置の一実
施例を示す正面図で、機体1の前部に駆動軸2Aを、ま
た、後部に前記駆動軸2Aと平行する従動軸2Bを支承
し、駆動軸2Aの両端部に鎖車2a、2aを、従動軸2
Bの両端部に鎖車2b、2bを各々設け、駆動軸2Aの
鎖車2aと従動軸2Bの鎖車2b間に、及び他方の鎖車
2aと2b間に各々無端鎖3A、3Bを張設し、平行状
態に張設する無端鎖3A、3Bの内側の相対向位置に、
無端鎖3A、3Bより内側に突出する支持棒4A、4B
を一定間隔Pで取付け、相対向する支持棒4A、4B間
に魚肉片Fの受皿5を揺動可能に軸支し、左右の無端鎖
3A、3Bと、その無端鎖3A、3B間に軸支する受皿
5とによつてコンベア2を構成する。
【0006】一方、コンベア2の下側の受皿5が通過す
る下部に、受皿の巾より僅かに広く、受皿5が沈むだけ
の深さを有する頂酢槽7を設け、頂酢槽7の後部に魚肉
片Fの供給台8を、また前部に魚肉片Fの取出台9を設
け、頂酢槽7の供給台8側を深く、取出台9側を除々に
浅くなるようにし、供給台8側の底7aに排水管12を
設け、コンベア2の上部に食酢収容タンク10を備え、
そのタンク10より頂酢槽7に食酢Sの供給管11を配
設している。コンベア2の無端鎖3A、3B間に軸支す
る受皿5は無数の貫通孔5eを穿設した底壁5Eより前
縁5Cと後縁5Dの上部が開脚し、両側にコンベア2の
無端鎖3A、3Bより突出している支持棒4A、4Bに
軸支する支持腕5A、5Bを設け、受皿5全体が舟底型
を成し、受皿5の上部に取外し自在の目皿6を数個載置
するものである。
【0007】上記頂酢槽7には洗酢として食酢Sが収容
され、食酢Sは上記食酢収容タンク10より頂酢槽7に
食酢Sを補充するが、頂酢槽7の側壁に食酢量検知装置
13が配設されており、頂酢槽7内の食酢Sの量が一定
量減少すると最低レベル検知部14が開放されることに
より、上記食酢量検知装置13が作動し、供給菅11に
形成されたバルブ15を開放し、食酢収容タンク10よ
り食酢Sが頂酢槽7内へ自動的に供給されることにな
る。所定量供給されると最高レベル検知部16が閉鎖さ
れ、食酢量検知装置13が作動し、上記バルブ15を閉
鎖し、食酢Sの供給を停止することになる。
【0008】また食酢収容タンク10内の底部に近接し
た側壁には警報装置17が配設され、食酢Sの量が減少
したことを第3者に知らせることができる。更に機体1
の適所には受皿5の通過個数を計数するカウンター装置
18が配設され、受皿5が所定個数通過すると排出管1
2に形成されたバルブ18が開放し、頂酢槽7内の食酢
Sを外部へすべて排出する。この際(バルブ15が開放
されたとき)上記食酢量検知装置13はその作動が停止
状態とされ、且つ駆動軸2Aの駆動も停止されコンベア
の移動は停止されている。カウンター装置18が作動状
態となるときは受皿が10,000個程度通過したとき
が適切な回数である。
【0009】
【作用】この考案の自動洗酢供給装置は、食肉片Fを酢
洗するために、頂酢槽7に適量の食酢Sを収容すると共
に、食酢収容タンク10より頂酢槽7内に食酢Sを常に
一定量以上確保できることになる。この状態で、コンベ
ア2が始動しているので、受皿5はコンベア2の緊張側
と弛緩側の区別なく、常に自重によって底壁5Eが下に
なるように垂下しており、機体1後部の従動軸2B側よ
り前部の駆動軸2A側に移行する際、従動軸2B側で頂
酢槽7の食酢S内に深く沈み、駆動軸2A側に達するに
従って食酢S内より徐々に浮上し、駆動軸2Aに達する
と食酢S内より離脱し、駆動軸2A側より従動軸2B側
に移行する際、頂酢槽7の上部を通過する。上記の如く
コンベア2を始動した後、供給台8側で順次移行してく
る受皿5の目皿6上に魚肉片Fを載置すれば受皿5は魚
肉片Fを載置したまま頂酢槽7に収容されている食酢S
内を通過し、その間に受皿5の貫通孔5eより目皿6に
浸入した食酢S、或いは受皿5の前後縁5C、5Dを乗
り越えて浸入した食酢Sにより、魚肉片Fが万遍無く酢
洗される。受皿5が駆動軸2A側に接近するに従って浮
上すると、受皿5内に浸入していた食酢Sは貫通孔5e
より頂酢槽7内に排出し魚肉片Fに浸透していた食酢S
の一部も振り落され、駆動軸2A部に達した所で食酢S
内より離脱し、取出台9側で順次移行してくる受皿5よ
り魚肉片Fを載置した目皿6を取外す。受皿5より取外
した目皿6上の酢洗された魚肉片Fを鮨飯上に移し換
え、目皿6を再び元の受皿5に載置して、連続的に魚肉
片Fを酢洗する。
【0010】
【考案の効果】以上のように、この考案の自動洗酢供給
装置によれば、機体の後部で受皿に魚肉片を供給する作
業員と、前部で酢洗された魚肉片を取出す作業員の2名
で、魚肉片を連続的に酢洗することができるため、魚肉
片の酢洗を省力化して作業能率を著しく向上することが
できる。しかも酢洗する魚肉片は、回動速度の一定する
コンベアによって移行される間に、頂酢槽の食酢内を通
過するため、魚肉片の酢洗度は均一にされ、勘によつて
行われていた酢洗のように高度の熟練も要しない。ま
た、コンベアの回動速度を緩急調整することにより、気
候の変化に応じて酢洗度を替えることもできるし、保存
に適した酢洗を行なうこともできる。更に、食酢量検知
装置により頂酢槽内の食酢量を常に一定状態以上に保持
できるので、作業員を使用としない省力化が達成でき
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】酢洗装置全体を示す略正面図である。
【図2】目皿を載置した受皿の拡大断面図である。
【図3】食酢量検知装置の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 機体 2 コンベア 2A 駆動軸 2B 従動軸 2a、2b 鎖車 3A、3B 無端鎖 4A、4B 支持棒 5 受皿 6 目皿 7 頂酢槽 8 供給台 9 取出台 10 食酢収容タンク 11 供給管 12 排水管 13 食酢量検知装置 14 最低レベル検知部 15 バルブ 16 最高レベル検知部 17 警報装置 18 カウンター装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部の駆動軸と後部の従動軸間に無
    端鎖を平行に張設し、両無端鎖の内側より相対向方向に
    突出する支持棒を一定間隔で設け、相対向する支持棒間
    に受皿を揺動可能に軸支し、無端鎖と受皿によりコンベ
    アを構成する一方、コンベア下側の受皿通過下部に、前
    部が後部より徐々に浅くなる頂酢槽を設け、受皿に収容
    する目皿とそれに載置する魚肉片を沈む状態より浮上す
    るまで移送し得るようにし、頂酢槽の前部に取出台を、
    後部に供給台を設け、後部の底に排出口を、コンベアの
    上部に食酢収容タンクを備え、上記タンクより頂酢槽に
    供給管を配設した酢洗装置において、 上記頂酢槽に洗酢となる食酢量を検知する最低レベル検
    知部と最高レベル検知部とより成る食酢量検知装置を配
    設し、食酢量が一定量減少すると上記食酢収容タンクか
    ら該頂酢槽内へ食酢を自動的に供給し、所定量供給する
    とその供給を停止するように構成し上記食酢収容タンク内底部に近接した側壁に、食酢量の
    減少を知らせる警報装置を配設し、 受皿の通過個数を計数するカウンター装置を上記機体に
    取り付け、該通過個数が所定数に達したときに上記排出
    口を開放して上記頂酢槽内の食酢を排出するとともに、
    上記食酢量検知装置の作動及び上記駆動軸の駆動を停止
    するように構成した ことを特徴とする自動洗酢供給装
    置。
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JPS596304Y2 (ja) * 1980-09-11 1984-02-27 日東工器株式会社 太陽熱利用の温水器に於ける給水弁制御装置

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