JP2537946Y2 - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2537946Y2
JP2537946Y2 JP1991113649U JP11364991U JP2537946Y2 JP 2537946 Y2 JP2537946 Y2 JP 2537946Y2 JP 1991113649 U JP1991113649 U JP 1991113649U JP 11364991 U JP11364991 U JP 11364991U JP 2537946 Y2 JP2537946 Y2 JP 2537946Y2
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JP
Japan
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vending machine
conductor
door
alarm
main body
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JP1991113649U
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JPH0559578U (ja
Inventor
徳行 阪本
Original Assignee
山村商事株式会社
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種飲料、煙草、スナ
ック類などの嗜好品や軽食類の他、雑誌や新聞、乾電池
などを無人によって販売する自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動販売機において扱う商品は、
上述のように多岐にわたっていると共に、その設置場所
も、一般道路脇、街頭、公園、高速道路のドライブイ
ン、駅構内、ビル、工場など多種多様である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の自動
販売機は昼夜稼動されると共に、特に夜間などにおいて
は全く無人の状態で設置された状態になることが多いた
め、不心得な者による盗難の対象になりやすい。例えば
強力なハンマーやバールなどの工具やそれに代わる器具
などを用いて、扉の取付け部分である蝶番部分、錠部
分、商品取り出し部などを破壊したり、扉の遊端側をこ
じ開けたりするなどして、自動販売機本体内に格納され
ている売上金や商品を奪うのである。
【0004】従来の自動販売機は、このような破壊的行
為による盗難に対しては、全く無防備であり、このよう
な行為を行う者の思うがままであった。
【0005】本考案は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、ハンマーなどの器具
によって強い衝撃力が加えられると、警報音や光などを
発して、盗難を未然に防止できるとともに、盗難行為以
外に、いたづら、出来心等による自動販売機本体および
/または扉の外面を壊す行為を未然に防止できる自動販
売機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る自動販売機は、自動販売機本体および
の外面の適宜箇所に、広い範囲をカバーできる単一の
回路からなる薄厚の導電体を、それぞれ敷設し、敷設さ
れたいずれかの前記導電体が断線した場合に警報を発す
る警報手段を設けるとともに、この導電体の存在が外部
から識別されないように、導電体の表面を塗装仕上げし
た点に特徴がある。
【0007】
【作用】本考案に係る自動販売機においては、広い範囲
をカバーできる単一の回路からなる薄厚の導電体を、
動販売機本体および扉の外面の適宜箇所、つまり、自動
販売機の扉の外面でも蝶番部分、錠部分、商品取り出し
部は勿論のこと、それ以外の部分や、自動販売機本体の
外面に敷設するようにし、敷設された複数の導電体のい
ずれかが断線した場合に警報を発する警報手段を設けた
ので、例えばハンマーによって自動販売機本体および/
または扉の導電体設置箇所に強い衝撃力が加えられる
と、当該破壊予定箇所の導電体が容易に断線し、この断
線を断線検出回路器が検出して、警報回路を動作させ、
これによって、例えば大きな警告音や音声あるいは光な
を発することができ、自動販売機本体および/または
扉の破壊的行為をも未然に防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。
【0009】図1は、本考案を適用した飲料の自動販売
機の一例を示し、この図において、1は自動販売機本
体、2はその前面に設けられる扉である。自動販売機本
体1および扉2は、鋼板などの金属で形成されている。
扉2の上部には外観形状が販売物品と類似したダミー体
3を複数個展示するための商品展示部4が形成されてい
る。扉2および展示部4は開閉自在で、販売物品の補充
やダミー体3の交換ができるように構成されている。
【0010】また、扉2には、商品展示部4の下方に、
複数のキーよりなる商品選択部5、紙幣挿入部6、コイ
ン投入部7、釣銭部8、商品取り出し部9、扉2のキー
穴10などが適宜形成されている。なお、11は扉2を
枢支するための蝶番である。ここまでの構成は、従来の
自動販売機と変わるところがない。
【0011】本考案に係る自動販売機が従来のものと大
きく異なる点は、自動販売機本体1および扉2の外面の
適宜箇所に、広い範囲をカバーできる単一の回路からな
薄厚の導電体12を、それぞれ敷設し、敷設されたい
ずれかの前記導電体12が断線した場合に警報を発する
警報手段を設けるとともに、この導電体12の存在が外
部から識別されないように、導電体12の表面を塗装仕
上げしたことである。
【0012】すなわち、図1において、仮想線で示す箇
所A〜Gは、従来から比較的狙われやすい箇所である
が、これらの箇所A〜Gに、平面視が例えば図3に示す
ように、一本の導線を蛇行させることによって広い範囲
をカバーできる単一の回路からなる導電体12を敷設す
るのである。つまり、自動販売機の扉2の外面でも蝶番
部分A,B、錠部分D、商品取り出し部Eは勿論のこ
と、それ以外の部分C,Fや、自動販売機本体1の外面
Gに敷設するようにしている。しかも、自動販売機本体
1や扉2の外面を広い範囲に渡ってカバーできるよう導
電体12自体が薄厚で、大きい面積を有するよう構成さ
れている。この導電体12の厚みは、後述するように、
金属部分13の表面に貼着される合成樹脂フィルム19
(図5参照)や、導電体12を挟持する一対の合成樹脂
フィルム21,22(図6参照)の厚みと略同じ厚みを
有する。
【0013】つまり、前記導電体12としては、例えば
ファインカーボン(炭素の微粉末)などの導電性塗料や
アルミニウムなどの金属よりなる細い導線を用いること
ができ、例えば図4に示すように、自動販売機本体1ま
たは扉2の金属部分13の表面に下地塗装14を施した
後、導電体12を設け、その後、導電体12の表面およ
び他の部分に上地塗装15を施して仕上げることによ
り、導電体12の存在が外部から目視や手触りなどによ
って識別されないようにするのである。
【0014】そして、前記複数の導電体12の両端部1
2a,12bは、図2に示すように接続されている。す
なわち、この図おいて、16は各導電体12に対応して
設けられる断線検出回路で、導電体12に断線が生ずる
と、所定の信号を出力するよう構成されている。17は
複数の断線検出回路16の何れかの出力により動作する
警報器駆動回路、18はブザーなどの警報器である。こ
れらの部材16〜18は、通常、自動販売機本体1内に
設けられるが、警報器18のみを自動販売機本体1外に
設けてもよい。
【0015】上述のように構成された自動販売機におい
ては、扉2の外周面の蝶番部分A,B、錠部分D、商品
取り出し部E、導電体12を敷設しているので、例え
ばハンマーによって蝶番部分Aに強い衝撃力が加えられ
た場合、この部分Aに設けられている導電体12が断線
する。これによって、前記導電体12に接続された断線
検出回路16から所定の信号が出力されて、警報器駆動
回路17が動作し、警報器18が大きな警報音を発し、
自動販売機に異常(盗難)が発生しつつあることを周囲
に知らせることができるとともに、予め扉2の外面部分
C,Fや、自動販売機本体1の外面Gにも導電体12を
敷設しているので、自動販売機本体1および扉2の破壊
的行為をも未然に防止できる。
【0016】本考案は、上述の実施例に限られるもので
はなく、種々に変形して実施することができる。以下の
実施例でも、自動販売機本体および扉の外面の適宜箇所
に、広い範囲をカバーできる単一の回路からなる薄厚の
導電体12を、それぞれ敷設 するもので、これにより、
導電体設置箇所に強い衝撃力が加えられると、当該破壊
予定箇所の導電体が容易に断線して警報を発することが
できるとともに、盗難行為以外に、いたづら、出来心等
による自動販売機本体や扉の外面を壊す行為をも大幅に
抑止することができる。例えば、導電体12を自動販売
機本体1または扉2の金属部分13に設ける場合、図5
に示すように、前記金属部分13の表面に合成樹脂フィ
ルム19を貼着し、このフィルム19の上に導電体12
を設けた後、導電体12の表面および他の部分に塗装2
0を施して仕上げてもよく、また、図6に示すように、
合成樹脂フィルム21,22間に導電体12を挟持させ
たものを金属部分13の表面に貼着した後、フィルム2
1の表面および他の部分に塗装23を施して仕上げるよ
うにしてもよい。
【0017】なお、図示は省略するが、導電体12を絶
縁物を介して前記金属部分13に埋設するようにしても
よい。
【0018】そして、警報器18としては、前記大きな
警報音の他、「盗難発生」、「ドロボー」などのメッセ
ージを大きな声で発生させるようにしてもよく、また、
自動販売機本体1の外部に設けた回転表示灯などによっ
て警報を発するようにしてもよい。さらに、これらの手
段を適宜組み合わせるようにしてもよい。
【0019】また、これらの警報の代わりに、断線検出
回路16が動作すると、自動販売機に異常(盗難)が発
生しつつあることを、無線によって自動販売機の管理集
中センターに通報させるようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
従来のように自動販売機が全く無防備ではなく、警報を
発するので、完全とまではいかないまでも、不心得な者
による盗難行為、すなわち、自動販売機本体内に格納さ
れている売上金や商品を奪う目的で、例えば強力なハン
マーやバールなどの工具やそれに代わる器具などを用い
て、扉の取付け部分である蝶番部分、錠部分、商品取り
出し部などを含む扉を破壊したり、扉の遊端側をこじ開
けたり、扉および副扉間に形成される隙間にバール等を
さし込み扉の側面を内側にへこませてこじ開けるような
盗難行為以外に、いたづら、出来心等による自動販売機
本体および/または扉の外面を壊す行為をも大幅に抑止
することができる。特に、本考案は、盗難行為よりも多
発し易い、いたづら、出来心等による破壊的行為、すな
わち、いたづら、出来心等による自動販売機本体や扉の
外面を壊すような行為も予想して警報を発する機能を有
するよう構成されたものであって、そのため、広い範囲
をカバーできる単一の回路からなる薄厚の導電体、例え
ば、平面視が図3に示すように、一本の細い導線を蛇行
させることによって面積の広い単一の回路からなる導電
体を、自動販売機本体および扉の、壊され易い可能性の
ある適宜箇所にできるだけ多く敷設するようにし、敷設
された複数の導電体のいずれかが断線した場合に警報を
発する警報手段を設けたものである。 つまり、本考案に
おいては、自動販売機の扉の外面でも蝶番部分、錠部
分、商品取り出し部は勿論のこと、それ以外の部分や、
自動販売機本体の外面に薄厚の導電体を敷設することに
よって、例えばハンマーによって自動販売機本体および
/または扉の導電体設置箇所に強い衝撃力が加えられる
と、当該破壊予定箇所の導電体が容易に断線し、この断
線を断線検出回路器が検出して、警報回路を動作させ、
これによって、例えば大きな警告音や音声あるいは光な
どを発することができ、自動販売機本体および/または
扉の破壊的行為をも未然に防止できる。この場合、仮に
薄厚で無い導電体を、自動販売機本体および扉の、壊さ
れ易い可能性のある適宜箇所の広い範囲に敷設し、この
敷設された導電体の表面を隠蔽のために塗装仕上げを行
うよりも、本考案のように薄厚の導電体を用いる方が、
設置箇所が目立ち難いよう自然な形で塗装できる上に、
面積の小さい導電体に比しても、本考案の方が導電体の
1つ1つの面積を広く取れて敷設の手間が省ける利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動販売機の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】警報装置の回路構成を概略的に示す図である。
【図3】導電体の一例を示す平面図である。
【図4】導電体を自動販売機本体および扉の外面に敷設
する一態様を示す図である。
【図5】導電体を自動販売機本体および扉の外面に敷設
する他の態様を示す図である。
【図6】導電体を自動販売機本体および扉の外面に敷設
するさらに他の態様を示す図である。
【符号の説明】
1…自動販売機本体、2…扉、12…導電体、16…断
線検出回路、17…警報器駆動回路、18…警報器、
〜G…導電体の敷設箇所。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機本体および扉の外面の適宜箇
    所に、広い範囲をカバーできる単一の回路からなる薄厚
    導電体を、それぞれ敷設し、敷設されたいずれかの前
    記導電体が断線した場合に警報を発する警報手段を設け
    るとともに、この導電体の存在が外部から識別されない
    ように、導電体の表面を塗装仕上げしたことを特徴とす
    る自動販売機。
JP1991113649U 1991-12-28 1991-12-28 自動販売機 Expired - Lifetime JP2537946Y2 (ja)

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JPH0559578U JPH0559578U (ja) 1993-08-06
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3383786B2 (ja) 2000-02-09 2003-03-04 株式会社エヌアンドエス 断線検知シート

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