JP2537832Y2 - 鉄骨仕口材溶接装置 - Google Patents

鉄骨仕口材溶接装置

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JP2537832Y2
JP2537832Y2 JP1991010800U JP1080091U JP2537832Y2 JP 2537832 Y2 JP2537832 Y2 JP 2537832Y2 JP 1991010800 U JP1991010800 U JP 1991010800U JP 1080091 U JP1080091 U JP 1080091U JP 2537832 Y2 JP2537832 Y2 JP 2537832Y2
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welding
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洋 軽部
宜也 村田
欽一 荒枝
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Topy Industries Ltd
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Topy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄骨仕口材を溶接組立
するための溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接トーチをロボットのハンドに
支持させて、ロボットのアームをコンピュータ制御で動
かして溶接作業を行う溶接ロボットは知られている。従
来の溶接ロボットは、直交3軸方向の移動と直交3軸ま
わりの回転との6自由度を有し、溶接トーチは3次元空
間において任意の位置および姿勢をとることができるよ
うにされている。一方、鉄骨仕口材(鉄骨の梁や柱の交
差部を構成するユニット部材)は、通常、図5に示すよ
うな構造を有し、A、B、Cが溶接さるべき溶接線とな
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の6自由度を有す
る溶接ロボットで鉄骨仕口材を溶接する場合、溶接可能
範囲は溶接ロボットのハンドの移動範囲に限られる。し
たがって、溶接仕口材が大形状寸法のものになると1回
の段取りでは全溶接部を溶接することができず、段替を
必要とし、重量物の段替作業量の増加、溶接能率の低下
等の問題を生じていた。
【0004】本考案は、溶接ロボットの溶接可能範囲を
拡大するとともに、鉄骨仕口材の段替作業量も少なくす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案に係る鉄骨仕口材溶接装置は、鉄骨仕口材を水
平な1軸まわりに回転可能に支持して任意の回転位置に
位置決めし固定するポジショナと、6自由度をもつ溶接
ロボットと、該溶接ロボットを水平な直交2軸のそれぞ
れの軸方向のみに移動させる移動装置と、から成る。
【0006】
【作用】本考案装置は、溶接ロボットがもつ6自由度
と、ポジショナがもつ1自由度と、移動装置がもつ2自
由度との、合計9自由度をもつ。溶接トーチの溶接姿勢
は溶接ロボットの制御によって出す。この姿勢を保った
まま、移動装置を作動させて溶接トーチを溶接線(図5
のA、B、Cの何れか)に沿って移動させ溶接を行う。
したがって、溶接ロボットのハンドの移動範囲は移動装
置の移動分増えるので、溶接可能範囲が拡がる。また、
天地を逆転させるときはポジショナで鉄骨仕口材の天地
を逆転させればよく、ワークを装置から外して上下を逆
にし再び装置に装着する作業が必要でなく、クレーン等
で鉄骨仕口材を吊上げて天地を逆転させる必要がないの
で、大掛りな段替作業がなくなる。またポジショナが両
持一体型のため、L型、T型の仕口材についてもクラン
プが可能である。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の望ましい実施例を、図1か
ら図4までを参照して説明する。図1および図2に示す
ように、本考案実施例の鉄骨材仕口材溶接装置2は、鉄
骨仕口材4を水平な1軸6まわりに回転可能に支持して
任意の回転位置に位置決めし固定するポジショナ8と、
6自由度をもつ溶接ロボット10(従来の6自由度汎用
溶接ロボット)と、該溶接ロボット10を水平な直交2
軸12、14のそれぞれの軸方向のみに(ここで、「の
み」とは鉛直の軸方向を除くの意味である)移動させる
移動装置16とから成る。このうち、ポジショナ8は、
図3にも示すように、鉄骨仕口材4をセットする台18
と、台18を軸6まわりに回転自在に支持する軸受20
と、軸6を必要角度回転させる減速機付きサーボモータ
22とから成る。回転角度はコンピュータからの指示に
従うが、鉄骨仕口材の天地の逆転を行うときは、180
°回転となる。移動装置16は、図4にも示すように、
溶接ロボット10をY軸方向に移動可能に搭載する台2
4と、溶接ロボット10を台24に対して相対的にY軸
方向に駆動するY軸方向駆動装置26(たとえば、ボー
ルスクリューとねじ棒との組み合せと該ねじ棒を回転さ
せるモータから成る)と、台26をY軸と直行するX軸
方向に駆動するX軸方向駆動装置28(たとえば、ラッ
ク、ピニオンと、ピニオンを回転させるモータから成
る)とから構成されている。X軸とY軸とを含む平面
は、水平面となるように、X軸とY軸が設定される。X
軸方向駆動装置28とY軸方向駆動装置26は、互いに
独立に駆動可能で、コンピュータからの指令によって駆
動される。溶接ロボット10は、汎用の、6自由度をも
つロボットで、そのハンドに溶接トーチを支持させ、ア
ームをコンピュータ制御で作動させることにより、任意
の姿勢と移動範囲内において任意の位置をとり得る。上
記のように構成された本考案の鉄骨仕口材溶接装置2
は、従来の溶接装置と比べた場合、鉄骨仕口材を水平1
軸まわりに回転位置決めするポジショナ8と6自由度ロ
ボットを支持して水平面内2軸(X軸、Y軸)方向のみ
(Z軸方向を除く)に移動させる移動装置16をさらに
有する点において、従来溶接装置と異なっている。
【0008】つぎに、作用を説明する。鉄骨仕口材4は
仮止めされた段階でポジショナ8の台18上にセットさ
れる。つぎに、移動装置16を作動させて溶接ロボット
10を鉄骨仕口材4に対して所定の相対位置にもってく
る。溶接ロボット10をコンピュータ制御により移動さ
せて、ハンドに支持した溶接トーチを鉄骨仕口材4の溶
接線(図5のA、B、Cの何れか)の一端に対向させ
る。ただし、トーチは下向き姿勢を基本とするため、溶
接面を水平方向にセットしておく。この状態で溶接を行
いながら、移動装置16を作動させて(移動装置のみを
動かすか、移動装置とロボットの姿勢を変えて溶接姿勢
を作るか、の2通りがある)、溶接ロボット10を溶接
線に沿って移動させ、その溶接線を他端迄溶接し、その
溶接線の溶接を行う。1つの溶接線、たとえば溶接線B
の溶接を終了するとポジショナ8で180°Cあるいは
90°だけ鉄骨仕口材4を回転させ次の溶接線Bの溶接
を行う。天地を逆転させる場合もポジショナ8を作動さ
せる。したがって、一たん溶接開始点と終了点の教示が
決まると、その間においては(イ)移動装置のみの移
動、または(ロ)ロボットと移動装置の同期による姿勢
制御により溶接姿勢が確保される。たとえば、一たん溶
接ロボット10の姿勢が決まると、後は溶接ロボット1
0の姿勢を固定したまま(したがって、溶接ロボット1
0の位置と姿勢の、6自由度全てが変化する制御演算を
行うことなく)、移動装置16のみを動かして一つの溶
接線の溶接を行うこともできる。移動装置16による溶
接ロボット10の移動距離を大物鉄骨仕口材でもカバー
できるように大にとることにより、溶接可能範囲が拡げ
られる。また、鉄骨仕口材10の天地替えも容易であ
る。鉄骨仕口材10の天地替えにより、トーチを下向き
姿勢にして鉄骨仕口材4の全溶接線を溶接することがで
きる。移動装置16およびポジショナ8は1自由度(或
いはせいぜい2自由度)の演算であるから、容易で、コ
ンピュータも小型ですみ、プログラムも単純なものでよ
い。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば次の効果を得る。 イ.大型鉄骨仕口材の溶接は、従来はロボットの作動範
囲を超えるようなものはできなかったが、本考案では移
動装置があるので、大型鉄骨仕口材にも対応できる。 ロ.従来はクレーン等で鉄骨仕口材を天地替えする必要
があり、作業能率を悪化させていたが、本考案ではポジ
ショナがあるので容易に天地を逆転させることができ
る。 ハ.溶接ロボットの位置、姿勢演算が単純化され、コン
ピュータは比較的小型のものですみ、溶接スピードの向
上、操作の単純化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る鉄骨仕口材溶接装置の
平面図である。
【図2】図1の鉄骨仕口材溶接装置の側面図である。
【図3】図1のうちポジショナを取出して示したポジシ
ョナの正面図である。
【図4】図1のうち移動装置を取出して示した移動装置
の平面図である。
【図5】鉄骨仕口材の斜視図である。
【符号の説明】
2 鉄骨材仕口材溶接装置 4 鉄骨仕口材 8 ポジショナ 10 溶接ロボット 16 移動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B25J 9/06 B25J 9/06 A 9/16 9/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨仕口材を水平な1軸まわりに回転可
    能に支持して任意の回転位置に位置決めし固定するポジ
    ショナと、6自由度をもつ溶接ロボットと、該溶接ロボ
    ットを水平な直交2軸のそれぞれの軸方向のみに移動さ
    せる移動装置と、から成る鉄骨仕口材溶接装置。
JP1991010800U 1991-02-07 1991-02-07 鉄骨仕口材溶接装置 Expired - Lifetime JP2537832Y2 (ja)

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JPH04102793U JPH04102793U (ja) 1992-09-04
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