JP2537521Y2 - 異形断面シールドの中柱組立装置 - Google Patents

異形断面シールドの中柱組立装置

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JP2537521Y2
JP2537521Y2 JP5296391U JP5296391U JP2537521Y2 JP 2537521 Y2 JP2537521 Y2 JP 2537521Y2 JP 5296391 U JP5296391 U JP 5296391U JP 5296391 U JP5296391 U JP 5296391U JP 2537521 Y2 JP2537521 Y2 JP 2537521Y2
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清 宮
彰夫 西村
稔 中村
敏美 伊野
義文 藤井
康夫 佐藤
隆夫 松本
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Taisei Corp
Obayashi Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Takenaka Civil Engineering and Construction Co Ltd
Tokyu Construction Co Ltd
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Taisei Corp
Obayashi Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Takenaka Civil Engineering and Construction Co Ltd
Tokyu Construction Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シールド工法における
異形断面シールドの中柱組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セグメント内に中柱を組み立てることが
可能なエレクタ装置として、従来、実開昭63−658
00号公報に開示された図5に示すものや実開昭61−
97499号公報に開示された図6に示すものがある。
【0003】図5のエレクタ装置は、複合円形断面シー
ルド掘削機本体1において、各円形シールド掘削機部
2、2のガイドリング3、3をそれぞれ回転させてこの
ガイドリング3、3に固設されたエレクタ装置本体4、
4を任意の位置へ移動して、各円形トンネル部毎にその
底部付近に供給されるセグメントピース5を所定の箇所
へ搬送して組み立てていくと同時に、各円形トンネル部
のセグメント間にエレクタ装置本体4により中柱6を搬
送して、組み立てるものである。
【0004】図6のエレクタ装置は、矩形断面シールド
掘削機本体10において、該本体10内に配設されたセ
グメント吊込み用ウインチ装置11を所定位置に移動し
てセグメントピース12を吊り上げ、同ウインチ装置1
1を左右、前後方向に移動し、俯仰せしめ、セグメント
ピース12を吊り下ろして、本体10内に配設されたセ
グメント受枠13に載架支持せしめ、同セグメント受枠
13を上下、左右にスライドして同受枠13に支持され
たセグメントピース12を所定位置に移動して組み付け
たのち、セグメント受枠13に次なるセグメントピース
12の組込みを行うものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図5のエレ
クタ装置は、掘削機本体にあくまで二つの旋回リングを
設けるものであるため、複合円間の中心距離が近接した
断面シールドや楕円形等異形断面シールドで二つの旋回
リングが設けられない場合には到底適用できない。ま
た、旋回リングが掘削機本体に設けられているため、セ
グメントと中柱とが同時施工となり、中柱の施工時期を
遅らしてセグメントの後方で中柱を組み立てることが不
可能であるとともに、中柱の組立て後はその取外しが非
常に困難である。さらには、分解タイプの中柱は組立て
不可能である。
【0006】図6のエレクタ装置においても、同じく掘
削機本体側にセグメント受枠が取り付けられるため、前
述した施工時期の制限や取外しの困難性などの問題点が
存在する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本考案の構成は、セグメント内にすでに組み立てられ
た中柱に前後方向へ延びるレールを敷設し、このレール
に沿って走行可能な組立装置本体に前後、左右及び上下
方向にスライド可能な中柱受を配設してなることを特
徴とする。
【0008】
【作用】前記構成によれば、周囲のセグメント組立てと
別に切り離して中柱が組み立てられる。また、セグメン
ト組立ての途中においても中柱を組み立てられる。
【0009】
【実施例】本考案装置を縦型の楕円形断面シールドに適
用した一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】図1及び図2において、20は円周方向に
数分割されて、全周を組んで、1リングずつ組み上げて
前進していくセグメント、21は左右方向の強度的な補
助または断面を二分するために必要な中柱でセグメント
1の1リングに対し原則として1本ずつ組み込まれる。
【0011】前記中柱21の下面部には、前後方向に延
びる左右一対のレール22が敷設され、このレール間に
該レール22に沿って走行可能な筐体状の組立装置本体
23が4つのローラ24を介して吊設されている。前記
ローラ24の前輪側または後輪側には駆動モータ25が
組み付けられ、自走式となっている。
【0012】前記組立装置本体23の下面部には、前端
面開口の前後スライド用外筒26が取りつけられ、この
外筒26内に、後端面開口の前後スライド用内筒27
が、これら両部材26、27間に介設した前後スライド
ジャッキ28により、前後方向へスライド可能に嵌装さ
れている。
【0013】前記前後スライド用内筒27の前部に形成
した上下貫通孔29には、昇降筒30が、これら両部材
29、30間に介設した昇降ジャッキ31により、昇降
可能に嵌装されている。
【0014】前記昇降筒30の上部には、図3及び図4
にも示すように、左右方向に長い、左端面開口の上ガイ
ド筒部32と右端面開口の下ガイド筒部33とが上下二
段に亘って一体的に付設される。そして、前記上ガイド
筒部32内に左側中柱受34が、両部材32、34間
に介設された左側スライドジャッキ35により、左右方
向へスライド可能に嵌装され、また前記下ガイド筒部3
3内に右側中柱受36が、両部材33、36間に介設
された右側スライドジャッキ37により、左右方向へス
ライド可能に嵌装されている。
【0015】前記両中柱受34、36の縦フランジ部
34a,36aには、左右方向に複数の貫通孔38が形
成され、これら貫通孔38に挿通される図示しないボル
トやピンで中柱21が各中柱受34、36に一時的に
固定されるようになっている。
【0016】このように構成されるため、既設の中柱2
1を利用して、掘削機本体のエレクタ装置によるセグメ
ント20の組立てとは別に切り離して、自走する組立装
置本体23により、両中柱受34、36を前後、左右
及び上下方向へスライドさせることで、新たな中柱21
の組立てを精度良く行える。
【0017】従って、セグメント20の組立てと同セグ
メントに対応した中柱21の組立てだけでなく、その後
方のセグメント20における中柱21も施工時期を遅ら
して組み立てられるとともに、本組立装置本体23を利
用して既設の中柱21を何かの理由で取り外すこともで
きる。
【0018】また、本実施例では特に、両中柱受
4、36が左右方向へ別個にスライドできるため、分解
タイプの中柱21でも容易に組み立てられる。
【0019】なお、本考案は前記実施例に限定されず、
本考案の要旨を逸脱しない範囲内で、組立装置本体23
の駆動方式や各種スライドジャッキ28、31、35、
37の本数等各種変更が可能であることは言う迄もな
い。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、エ
レクタ装置とは別に中柱組立装置を設け、該装置を既設
の中柱を利用して機能させるようにしたので、中柱の組
立時期に自由度がある等施工性が頗る向上し、異形断面
シールドに好適であるとともに、従来困難であった中柱
の取外しも容易となる。また、前記施工性の向上により
分解タイプの中柱も容易に組み立てられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】図1のIII−III線矢視図である。
【図4】図3の作用状態図である。
【図5】従来例の正断面図である。
【図6】別の従来例の側断面図である。
【符号の説明】
20 セグメント 21 中柱 23 組立装置本体 28 前後スライドジャッキ 31 昇降ジャッキ 34 左側中柱受 35 左側スライドジャッキ 36 右側中柱受 37 右側スライドジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 000150110 株式会社竹中土木 東京都中央区銀座8丁目21番1号 (73)実用新案権者 000219875 東急建設株式会社 東京都渋谷区渋谷1丁目16番14号 (73)実用新案権者 000006208 三菱重工業株式会社 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 (72)考案者 宮 清 東京都千代田区神田司町二丁目3番地 株式会社大林組 東京本社内 (72)考案者 西村 彰夫 東京都千代田区神田駿河台二丁目3番地 11号 株式会社鴻池組内 (72)考案者 中村 稔 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新日本製鐵株式会社内 (72)考案者 伊野 敏美 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)考案者 藤井 義文 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)考案者 佐藤 康夫 東京都渋谷区渋谷一丁目16番14号 東急 建設株式会社内 (72)考案者 松本 隆夫 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セグメント内にすでに組み立てられた中
    柱に前後方向へ延びるレールを敷設し、このレールに沿
    って走行可能な組立装置本体に前後、左右及び上下方向
    にスライド可能な中柱受を配設してなることを特徴と
    する異形断面シールドの中柱組立装置。
JP5296391U 1991-07-09 1991-07-09 異形断面シールドの中柱組立装置 Expired - Lifetime JP2537521Y2 (ja)

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JPH0581398U JPH0581398U (ja) 1993-11-05
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