JP2537228B2 - シ−ズグロ−プラグ - Google Patents
シ−ズグロ−プラグInfo
- Publication number
- JP2537228B2 JP2537228B2 JP62094016A JP9401687A JP2537228B2 JP 2537228 B2 JP2537228 B2 JP 2537228B2 JP 62094016 A JP62094016 A JP 62094016A JP 9401687 A JP9401687 A JP 9401687A JP 2537228 B2 JP2537228 B2 JP 2537228B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- fitting
- sheath tube
- sheath
- glow plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Resistance Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ディーゼル機関等に用いられるシーズグ
ロープラグの取付金具とシーズチューブの圧入面の構造
に関する。
ロープラグの取付金具とシーズチューブの圧入面の構造
に関する。
[従来の技術] 従来のシーズグロープラグでは、発熱体を備えたシー
ズチューブを固定するとともに、固定部の気密性を保持
するために取付金具の内径をシーズチューブの外径より
小さくして、シーズチューブを取付金具内に圧入させて
いた。このため取付金具にシーズシューブを圧入する際
に、潤滑剤を圧入面に塗布してシーズチューブの圧入を
円滑に行っている。
ズチューブを固定するとともに、固定部の気密性を保持
するために取付金具の内径をシーズチューブの外径より
小さくして、シーズチューブを取付金具内に圧入させて
いた。このため取付金具にシーズシューブを圧入する際
に、潤滑剤を圧入面に塗布してシーズチューブの圧入を
円滑に行っている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、シーズシューブを安定して固定させる
とともに気密性を向上させるために、取付金具の内径を
シーズチューブの外径よりさらに小さくすると、圧入時
に圧入面に塗布した潤滑剤が、シーズチューブの外面お
よび取付金具の内面に十分に拡散されず、潤滑剤の効果
が発揮されない。このため圧入時の荷重によりシーズチ
ューブおよび取付金具が変形したり破損したりする問題
点がある。
とともに気密性を向上させるために、取付金具の内径を
シーズチューブの外径よりさらに小さくすると、圧入時
に圧入面に塗布した潤滑剤が、シーズチューブの外面お
よび取付金具の内面に十分に拡散されず、潤滑剤の効果
が発揮されない。このため圧入時の荷重によりシーズチ
ューブおよび取付金具が変形したり破損したりする問題
点がある。
本発明の目的は、シーズチューブを安定して取付金具
に固定させて気密性を向上させることのできるととも
に、シーズチューブを取付金具に圧入する際に変形した
り破損したりしないシーズグロープラグを提供すること
にある。
に固定させて気密性を向上させることのできるととも
に、シーズチューブを取付金具に圧入する際に変形した
り破損したりしないシーズグロープラグを提供すること
にある。
[問題を解決するための手段] 本発明は、一端が開口し他端が閉じたシーズチューブ
内に、一端が該シーズチューブと接続した発熱体と該発
熱体の他端と接続された中心電極を配し、絶縁粉末を充
填して形成した発熱チューブを、圧入面に鍍金面を備え
た中空の取付金具内に圧入することを技術的手段を採用
した。
内に、一端が該シーズチューブと接続した発熱体と該発
熱体の他端と接続された中心電極を配し、絶縁粉末を充
填して形成した発熱チューブを、圧入面に鍍金面を備え
た中空の取付金具内に圧入することを技術的手段を採用
した。
[作用] 以上の構成により、取付金具の圧入面には緻密な鍍金
面が設けてられる。従って、圧入面は平滑かつ均一にな
り、圧入面に塗布した潤滑剤が鍍金面により、シーズチ
ューブの外面および取付金具の内面に十分に拡散され
る。その結果、シーズチューブを取付金具に容易に圧入
することができる。
面が設けてられる。従って、圧入面は平滑かつ均一にな
り、圧入面に塗布した潤滑剤が鍍金面により、シーズチ
ューブの外面および取付金具の内面に十分に拡散され
る。その結果、シーズチューブを取付金具に容易に圧入
することができる。
[発明の効果] 圧入面が緻密になり気密性が向上し、シーズチューブ
を安定して固定できるため、圧入時に加える荷重を従来
より安定させることができ、取付金具の内径をシーズチ
ューブの外径より適正以上に小さくする必要がなくな
る。そのため、圧入時にシーズチューブおよび取付金具
が変形したり破損したりすることがなくなる。
を安定して固定できるため、圧入時に加える荷重を従来
より安定させることができ、取付金具の内径をシーズチ
ューブの外径より適正以上に小さくする必要がなくな
る。そのため、圧入時にシーズチューブおよび取付金具
が変形したり破損したりすることがなくなる。
[実施例] 次に第1図および第2図に示す実施例に基づき本発明
を説明する。
を説明する。
シーズグロープラグは、第1図に示すように内部に発
熱体を備えたチューブアッシイ10と、このチューブアッ
シイ10を圧入する取付+金具20と、第2図に示すように
チューブアッシイ10の補助固定部材30とから構成され
る。
熱体を備えたチューブアッシイ10と、このチューブアッ
シイ10を圧入する取付+金具20と、第2図に示すように
チューブアッシイ10の補助固定部材30とから構成され
る。
チューブアッシイ10は、シーズチューブ11と、両端を
金属片12および中心電極13とそれぞれ接続された本発明
の発熱体である発熱線14とから構成されている。シーズ
チューブ11は、一端は開口され他端は閉鎖した筒状をし
ていて、閉鎖端には金属片12の取付用小穴15が設けてあ
る。そして小穴15と金属片12とは溶接されてシーズチュ
ーブ11は密閉され、シーズチューブ11内の発熱線14には
燃料が掛からないようにしてある。シーズチューブ11内
には酸化マグネシウムによる絶縁粉末16が充填され、発
熱線14の相互干渉、中心電極13および発熱線14とシーズ
チューブ11との接触による短絡を防止している。シーズ
チューブ11の開口部11aと中心電極13との間にはシーズ
チューブ11内に充填された絶縁粉末16を密閉するための
ゴムキャップ17が設けられており、かかるシーズチュー
ブ11はスエージング等により、絞り加工され粉末の充填
密度が向上されている。
金属片12および中心電極13とそれぞれ接続された本発明
の発熱体である発熱線14とから構成されている。シーズ
チューブ11は、一端は開口され他端は閉鎖した筒状をし
ていて、閉鎖端には金属片12の取付用小穴15が設けてあ
る。そして小穴15と金属片12とは溶接されてシーズチュ
ーブ11は密閉され、シーズチューブ11内の発熱線14には
燃料が掛からないようにしてある。シーズチューブ11内
には酸化マグネシウムによる絶縁粉末16が充填され、発
熱線14の相互干渉、中心電極13および発熱線14とシーズ
チューブ11との接触による短絡を防止している。シーズ
チューブ11の開口部11aと中心電極13との間にはシーズ
チューブ11内に充填された絶縁粉末16を密閉するための
ゴムキャップ17が設けられており、かかるシーズチュー
ブ11はスエージング等により、絞り加工され粉末の充填
密度が向上されている。
取付金具20は、チューブアッシイ10を固定するととも
にこのシーズグロープラグをディーゼル機関に取付ける
ものである。そのため、外周部にはディーゼル機関取付
用のねじ山21が設けられ、内部は中空になっている。取
付金具20の表面には防錆処理のために鍍金が施されてお
り、本実施例ではこの中空部分22に面する内周面23にも
鍍金が施され鍍金面24が設けられている。この鍍金面24
は、均一性および平滑性を備えた軟質の亜鉛、アルミニ
ウム、すず、鉛鍍金であり、その厚さは0.3[μ]以上
になっている。この鍍金面24を圧入面としてチューブア
ッシイ10が圧入される。
にこのシーズグロープラグをディーゼル機関に取付ける
ものである。そのため、外周部にはディーゼル機関取付
用のねじ山21が設けられ、内部は中空になっている。取
付金具20の表面には防錆処理のために鍍金が施されてお
り、本実施例ではこの中空部分22に面する内周面23にも
鍍金が施され鍍金面24が設けられている。この鍍金面24
は、均一性および平滑性を備えた軟質の亜鉛、アルミニ
ウム、すず、鉛鍍金であり、その厚さは0.3[μ]以上
になっている。この鍍金面24を圧入面としてチューブア
ッシイ10が圧入される。
補助固定部材30は絶縁樹脂またはゴムにより形成さ
れ、取付金具20内に圧入されるチューブアッシイ10の中
心電極13を絶縁板31、ナット32を介して固定するととも
に中心電極13と取付金具20との接触を防止してシール性
を備える。
れ、取付金具20内に圧入されるチューブアッシイ10の中
心電極13を絶縁板31、ナット32を介して固定するととも
に中心電極13と取付金具20との接触を防止してシール性
を備える。
以上の構成になるシーズグロープラグは、次のとおり
接合される。
接合される。
シーズシューブ11と取付金具20とはそれぞれ接合プレ
ス機の下方支持体と上方支持体に固定され、その圧入面
には潤滑剤が塗布される。接合用プレス機を作動させる
と、取付金具20の中空部分22にシーズチューブ11が次第
に圧入される。このとき、取付金具20の圧入面は亜鉛等
鍍金された鍍金面24であるため、塗布された潤滑剤がシ
ーズチューブ11の圧入に伴い、鍍金面24の均一性および
平滑性により十分に拡散される。従って、シーズチュー
ブ11を取付金具20に容易に圧入させることができる。
ス機の下方支持体と上方支持体に固定され、その圧入面
には潤滑剤が塗布される。接合用プレス機を作動させる
と、取付金具20の中空部分22にシーズチューブ11が次第
に圧入される。このとき、取付金具20の圧入面は亜鉛等
鍍金された鍍金面24であるため、塗布された潤滑剤がシ
ーズチューブ11の圧入に伴い、鍍金面24の均一性および
平滑性により十分に拡散される。従って、シーズチュー
ブ11を取付金具20に容易に圧入させることができる。
この圧入に必要な荷重Wの度数分布は、第3図の実線
Aに示すようになる。ここに示すとおり、荷重Wは、シ
ーズチューブ11や取付金具20を変形させたり破損させた
りする荷重値Wmaxより小さくなるため、シーズチューブ
11を取付金具20に安全に圧入することができる。また、
この圧入に必要な荷重Wは、シーズチューブ11を固定す
るために必要とされる圧入抵抗値Wminより大きいため、
圧入されたシーズチューブ11は十分な強度で固定され
る。
Aに示すようになる。ここに示すとおり、荷重Wは、シ
ーズチューブ11や取付金具20を変形させたり破損させた
りする荷重値Wmaxより小さくなるため、シーズチューブ
11を取付金具20に安全に圧入することができる。また、
この圧入に必要な荷重Wは、シーズチューブ11を固定す
るために必要とされる圧入抵抗値Wminより大きいため、
圧入されたシーズチューブ11は十分な強度で固定され
る。
なお、第3図の実線Bは、取付金具20の内周面に鍍金
を施さないでシーズチューブ11を圧入した従来の取付金
具によって接合したときの荷重Wの度数分布を示したも
のである。ここでは圧入に必要な荷重の分布幅が大き
く、シーズチューブ11や取付金具20を変形させたり破損
させたりする荷重値Wmaxより大きな荷重が必要になって
しまい圧入できないものや、シーズチューブ11を固定す
るために必要とされる圧入抵抗値Wminより小さな荷重で
圧入してしまって、シーズチューブ11の固定強度が不十
分なものがあった。
を施さないでシーズチューブ11を圧入した従来の取付金
具によって接合したときの荷重Wの度数分布を示したも
のである。ここでは圧入に必要な荷重の分布幅が大き
く、シーズチューブ11や取付金具20を変形させたり破損
させたりする荷重値Wmaxより大きな荷重が必要になって
しまい圧入できないものや、シーズチューブ11を固定す
るために必要とされる圧入抵抗値Wminより小さな荷重で
圧入してしまって、シーズチューブ11の固定強度が不十
分なものがあった。
以上で明らかなように、本発明によれば、シーズグロ
ープラグはいづれも十分な強度で固定され、また圧入時
の荷重Wが安定しているため、変形や破損が少なくでき
る。従って、従来の方法に比べて品質の安定した製品と
なるため、歩留りを改善することができる。
ープラグはいづれも十分な強度で固定され、また圧入時
の荷重Wが安定しているため、変形や破損が少なくでき
る。従って、従来の方法に比べて品質の安定した製品と
なるため、歩留りを改善することができる。
第1図は本発明によるシーズグロープラグの主要な分解
断面図、第2図は本発明によるシーズグロープラグの断
面図、第3図は圧入時の荷重を示す度数分布図である。 図中 11……シーズチューブ、中心電極13、14……発熱
線、16……絶縁粉末、20……取付金具、24……鍍金面。
断面図、第2図は本発明によるシーズグロープラグの断
面図、第3図は圧入時の荷重を示す度数分布図である。 図中 11……シーズチューブ、中心電極13、14……発熱
線、16……絶縁粉末、20……取付金具、24……鍍金面。
Claims (2)
- 【請求項1】一端が開口し他端が閉じたシーズチューブ
内に、一端が該シーズチューブと接続した発熱体と該発
熱体の他端と接続された中心電極とを配し、絶縁粉末を
充填して形成した発熱チューブを、圧入面に鍍金面を備
えた中空の取付金具内に圧入してなるシーズグロープラ
グ。 - 【請求項2】前記鍍金面が亜鉛、アルミニウム、すず鉛
等の軟質金属材からなる特許請求の範囲第1項記載のシ
ーズグロープラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62094016A JP2537228B2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | シ−ズグロ−プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62094016A JP2537228B2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | シ−ズグロ−プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63259323A JPS63259323A (ja) | 1988-10-26 |
JP2537228B2 true JP2537228B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=14098704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62094016A Expired - Lifetime JP2537228B2 (ja) | 1987-04-16 | 1987-04-16 | シ−ズグロ−プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537228B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19980015199A (ko) * | 1996-08-20 | 1998-05-25 | 김영귀 | 자동차용 글로우플러그구조 |
EP0903541B1 (en) * | 1997-09-19 | 2004-11-17 | Denso Corporation | Glow plug |
EP1032100B1 (en) | 1999-02-25 | 2002-10-02 | Ngk Spark Plug Co., Ltd | Glow plug and spark plug, and manufacturing method therefor |
JP6362431B2 (ja) * | 2014-06-03 | 2018-07-25 | 日本特殊陶業株式会社 | グロープラグおよび加熱装置ならびにその製造方法 |
-
1987
- 1987-04-16 JP JP62094016A patent/JP2537228B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63259323A (ja) | 1988-10-26 |
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Legal Events
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