JP2537112Y2 - 密閉用筐体 - Google Patents

密閉用筐体

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JP2537112Y2
JP2537112Y2 JP1993010477U JP1047793U JP2537112Y2 JP 2537112 Y2 JP2537112 Y2 JP 2537112Y2 JP 1993010477 U JP1993010477 U JP 1993010477U JP 1047793 U JP1047793 U JP 1047793U JP 2537112 Y2 JP2537112 Y2 JP 2537112Y2
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JP
Japan
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housing
lid
latch
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stopper
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JP1993010477U
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JPH0669159U (ja
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和正 大野
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、筐体内部を外部から密
閉する密閉用筐体に関する。
【0002】
【従来技術】この種の密閉用筐体は外部との密閉状態を
保つ必要のある冷蔵庫やガス分析による体積計等に用い
られており、筐体の蓋を閉めた場合に密閉状態が保てる
ように筐本体と蓋の当接部にパッキンを配設し、かかる
パッキンを介して蓋を筐本体に蓋止金具によって押圧し
た状態で固定するという構成が一般に採用されてい
る。。第7図a、bはかかる蓋止金具の従来例を示した
もので、筐本体101にパッキン103を介して蓋10
2が閉められている状態が示されている。蓋102には
端部に掛合部122を有する取付座125がネジ124
によって螺着されており、筐本体101に螺着された取
付座115の操作レバー回動中心113に回動可能に取
り付けられた操作レバー111に対して、掛金部回動中
心114に回動可能に設けられた掛金112が掛合部1
22に掛合されている。この状態では、掛金112が掛
合部122を筐本体101方向に引張っており、従っ
て、筐本体101にパッキン103を介して蓋102が
押しつけられることとなる。そして、操作レバー111
を矢印方向に引き上げると、掛金部回動中心114が前
方に移動し、掛金112と掛合部122の掛合が外れ、
蓋102を開けることが可能となる。
【0003】しかし、かかる構成では筐体内に人間が入
った状態で、蓋止金具によって外部から蓋が閉じられた
場合には、内部から脱出することが不可能となる。この
ためかかる不具合を解消するために、従来より第8図に
示される構成が採用されている。すなわち、筐本体20
1の端部に掛合部222を有する取付座225を配設
し、この掛合部222に掛金212を係合させる。この
状態では蓋202は蓋止金具によりパッキン203を介
して筐本体201に押しつけられ密閉状態が保たれる。
そして、操作レバー211を矢印方向に引き上げると掛
金212が引き込まれ、掛合部222と掛金212との
係合が解除される。この密閉用筐体の蓋202の内部に
は外部へ貫通する押棒205が配設されており、筐体内
部からこの押棒205を押すことによって操作レバー2
11を押し上げ、内部からでもロックされた蓋202を
開けることが可能となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、第8図
に示すように押し棒205を設けた場合には、操作レバ
ー211を押し上げる必要上、一定のストロークを稼ぐ
必要があるため、筐体内部における押し棒205の占有
空間が大きくなり、内部の有効使用ができなくなる。ま
た、押し棒205の蓋202の貫通部のシールを完全に
行うことが不可能であるため、十分な密閉性を保つこと
ができないという問題があった。
【0005】本考案はこれらの問題点を解消するために
創案されたものであって、簡単な構成で、密閉筐体内か
らでも蓋を開けることができ、しかも密閉性を十分保つ
ことができる密閉用筐体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案における密閉用筐体は、筐本体と、蓋と、前記
筐本体と前記蓋とをシールドするパッキンと、回動支点
を中心に回動可能に配設された掛合手段と、前記掛合手
段が傾斜していない状態で前記掛合手段を係合保持する
とともにその係合保持を解除できるよう構成された保持
解除手段と、前記掛合手段が傾斜していない状態でのみ
前記掛合手段と掛合可能に、また前記掛合手段の傾斜に
より前記掛合手段との掛合を解除するよう設けられた掛
金手段と、前記筐本体内に設けられ前記保持解除手段に
前記掛合手段との係合解除のみを電気的に指示するスイ
ッチとを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案にかかる密閉用筐体の作用を第2図に基
づいて説明する。保持解除手段30により掛合手段20
を保持した状態で掛合手段20に掛金手段10を掛け合
わせる。具体的には圧縮空気をポート38よりエアシリ
ンダ39に送り、止金具33の止金凹部31に受金レバ
ー29を係合させ、この受金レバー29の端部に設けら
れた掛合部22に掛金12を掛合わせた後、操作レバー
11を押し下げる(止金具33、受金レバー29、掛金
12はそれぞれA,B,Cの状態となる)。
【0008】スイッチ4を押すと、保持解除手段30は
掛合手段20の保持を解除し、掛合手段20と掛金手段
10の掛合が解除される。具体的には第4図に示す状態
に電磁弁41が切り替わりエアシリンダ39内の空気が
大気に放出され、止金具33がA’の位置に移動し、止
金具33と受金レバー29の係合、及び掛合部22と掛
金12との掛合が外れ、それぞれA’、B’、C’の状
態となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図に
基づいて説明する。
【0010】第1図は本考案にかかる密閉用筐体の一実
施例を示す全体図で、例えば人体の体積を測定するガス
分析による体積計等の筐体として使用される。第2図、
第3図は本考案にかかる密閉用筐体の要部、即ち掛金手
段10、掛合手段20及び保持解除手段30等を示した
もので、第2図はその側面図を第3図はその正面図を示
す。図において、1は筐本体、2は筐本体1の蓋、3は
蓋2を閉めた際に外部と筐体内とをシールドするパッキ
ンで、筐本体1または蓋2に貼着されている。4は筐体
内に配設されたスイッチで、その動作は第4図に示され
るように、スイッチ4を離した状態では、電磁弁41に
電圧が通電され電磁弁41はバネに抗して左方へ移動し
(イ)に位置するため、エアシリンダ39はポート38
を介して空気源に連通し、エアシリンダ39に圧縮空気
が供給される。一方スイッチ4を押した状態では電磁弁
41への電圧の通電が遮断され、電磁弁41はバネに押
されて右方へ移動して(ア)に位置するため、エアシリ
ンダ39はポート38を介して大気に解放される。スイ
ッチ4は電気式であるため、その取付は例えば第5図に
示されるように筐本体1にOリングを介することにより
外部と密閉状態を保ったままで簡単に取り付けることが
できる。
【0011】10は掛金手段で、操作レバー11と掛金
12によって構成され、操作レバー11はネジ16によ
って筐本体1に螺着された取付座15の端部に設けられ
た操作レバー回動中心13に矢印D−D’の方向に回動
可能に取り付けられている。また掛金12は、操作レバ
ー11の掛金部回動中心14に矢印C−C’の方向に回
動可能に取り付けられている。
【0012】20は掛合手段で、蓋2にネジ24によっ
て螺着された取付座25の端部に設けられた回動中心2
3に矢印B−B’方向に回動可能に設けられた受金レバ
ー21とその端部に設けられた掛合部22により構成さ
れる。受金レバー21は傾斜していない状態で止金具3
3の止金凹部31と係合し、また掛合部22で掛金12
と掛合する。
【0013】30は保持解除手段で、蓋2にネジ37に
よって螺着されたブランケット36に対して取り付けら
れたエアシリンダ39と、エアシリンダ39のロッド3
2に配設された止金具33によって構成される。エアシ
リンダ39は単動引込型で、ポート38に圧縮空気を供
給しない状態ではその内部に配設されたバネ(第4図)
によって止金具33をA’の位置に押し出し、圧縮空気
を供給した状態では図のAの位置に引き込む作用をす
る。止金具33はエアシリンダ39のロッド32に螺着
されたボルト35により回動可能に取り付られており、
止金凹部31と切欠部34を有する。そして受金レバー
21を係合保持する際には、エアシリンダ39に圧縮空
気を供給し止金具33を図のAの位置に引き込んだ後、
第6図に示すように止金具33を回動させることによっ
て切欠部34が真下に来るように配置し受金レバー21
を押し込んだ後、第2図に示すように止金凹部31を真
下に位置させる。これにより第2図のように止金凹部3
1に受金レバー21を簡単に係合させることができる。
またポート38を大気に解放し止金具33をA’位置に
移動させることにより、止金凹部31と受金レバー21
の係合を解除することができる。
【0014】以上のように構成された密閉用筐体につい
て、筐本体1に蓋2を閉めて密閉状態に保つ動作及び筐
体内から密閉状態を解除する場合の動作を説明する。ま
ず、第4図で、電磁弁41を(イ)の位置に切り替え、
圧縮空気を空気源よりポート38を介してエアシリンダ
39に供給する。そして、ロッド32が引き込まれ止金
具33が第2図のAに位置した状態で止金具33を回動
させることによって切欠部34を真下に位置させ、受金
レバー21をBに位置させた状態で止金具33を再び回
転させて止金凹部31と受金レバー21とを係合させ
る。次に操作レバー11を引き上げた状態で掛金12を
掛合部22に引っかけ、その状態で操作レバー11を引
き下ろす。この際、操作レバー11は操作レバー回動中
心13を中心として回動し、掛金12は操作レバー回動
中心13より手前に設けられた掛金部回動中心14を中
心として回動するすることから、結果として掛金12は
操作レバーの方に引き寄せられ、蓋2はパッキン3を介
して筐本体1に押しつけられることとなり、これにより
外部と筐体内との密閉状態が保たれる。
【0015】次に、筐体内から密閉状態を解除するため
の動作について説明する。筐体内でスイッチ15を押す
と、第4図に示されるように電磁弁41が(ア)の位置
に切り替わり、エアシリンダ39内はポート38を介し
て大気に解放される。このときエアシリンダ39内のバ
ネによってロッド32は押し出され、第2図に示す止金
具33の位置はAからA’の位置に移動する。そのと
き、受金レバー21は掛金12が操作レバー11によっ
て引っ張られているため、傾斜していない状態Bから傾
斜した状態B’の方向へ移動する。そして受金レバー2
1と掛金12との回動の曲率の相違により、掛金12は
CからC’の位置に移動し掛合部22と掛金12の掛合
が解除され、筐体の密閉状態が解除される。
【0016】尚、上記実施例では保持解除手段30にエ
アシリンダ39を用いたが、エアシリンダ39の代わり
にソレノイドを用いてもよく、またソレノイドで受金レ
バー21を直接吸着する構成を採用してもよい。
【0017】このように、本考案によれば、通常使用時
においては回動可能に設けた掛合手段20を所定位置に
保持して、これに掛金手段10を掛合することにより筐
体の密閉状態を保持し、筐体内に設けられた電気的なス
イッチ4による解除指示を受けた場合には、掛合手段2
0の保持を解除して、掛金手段10との掛合をはずし、
筐体の密閉状態を解除するという構成を採用したため、
通常は完全に密閉可能な状態で密閉用筐体を使用でき、
しかも簡単な構成で筐体内から蓋をあけることができる
密閉用筐体の提供が可能となる。また、止金具33に切
欠部34を設けたため、止金具33の止金凹部31への
受金レバー21の係合をより簡単な操作で行うことが可
能となる。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、通常使用時においては
回動可能に設けた掛合手段を所定位置に保持して、これ
に掛金手段を掛合することにより筐体の密閉状態を保持
し、筐体内に設けられた電気的なスイッチによる解除指
示を受けた場合には、掛合手段を保持を解除して、掛金
手段との掛合をはずし、筐体の密閉状態を解除するとい
う構成を採用したため、通常は完全に密閉可能な状態で
密閉用筐体を使用でき、しかも簡単な構成で、筐体内か
ら蓋をあけることができる密閉用筐体の提供が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した全体図である。
【図2】本考案の要部の一実施例を示した側面図であ
る。
【図3】本考案の要部の一実施例を示した正面図であ
る。
【図4】エアシリンダに圧縮空気を供給するための回路
図である。
【図5】本考案のスイッチを筐本体に取り付けた場合の
一例を示す図である。
【図6】本考案の保持解除手段の止金具の正面図を示す
図である。
【図7】従来の筐体の要部を示す図である。
【図8】従来の筐体の要部を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・筐本体 2・・・・蓋 3・・・・パッキン 4・・・・スイッチ 10・・・掛金手段 20・・・掛合手段 30・・・保持解除手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐本体と、蓋と、前記筐本体と前記蓋と
    をシールドするパッキンと、回動支点を中心に回動可能
    に配設された掛合手段と、前記掛合手段が傾斜していな
    い状態で前記掛合手段を係合保持するとともにその係合
    保持を解除できるよう構成された保持解除手段と、前記
    掛合手段が傾斜していない状態でのみ前記掛合手段と掛
    合可能に、また前記掛合手段の傾斜により前記掛合手段
    との掛合を解除するよう設けられた掛金手段と、前記筐
    本体内に設けられ前記保持解除手段に前記掛合手段との
    係合解除のみを電気的に指示するスイッチとを備えたこ
    とを特徴とする密閉用筐体。
JP1993010477U 1993-03-11 1993-03-11 密閉用筐体 Expired - Lifetime JP2537112Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993010477U JP2537112Y2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 密閉用筐体

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JP1993010477U JP2537112Y2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 密閉用筐体

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Publication Number Publication Date
JPH0669159U JPH0669159U (ja) 1994-09-27
JP2537112Y2 true JP2537112Y2 (ja) 1997-05-28

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ID=11751239

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JP1993010477U Expired - Lifetime JP2537112Y2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 密閉用筐体

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036079U (ja) * 1973-07-28 1975-04-16
CH573545A5 (ja) * 1974-01-30 1976-03-15 Sulzer Ag

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0669159U (ja) 1994-09-27

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