JPH0669159U - 密閉用筐体 - Google Patents

密閉用筐体

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JPH0669159U
JPH0669159U JP1047793U JP1047793U JPH0669159U JP H0669159 U JPH0669159 U JP H0669159U JP 1047793 U JP1047793 U JP 1047793U JP 1047793 U JP1047793 U JP 1047793U JP H0669159 U JPH0669159 U JP H0669159U
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latch
lid
stopper
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engagement
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、密閉筐体内からでも蓋を開け
ることができ、しかも密閉性を十分保つことができる密
閉用筐体を提供する。 【構成】 圧縮空気をポート38よりエアシリンダ39
に送り、止金具33の止金凹部31に受金レバー29を
係合させ、この受金レバー29の端部に設けられた掛合
部22に掛金12を掛合わせた後、操作レバー11を押
し下げる(止金具33、受金レバー29、掛金12はそ
れぞれA,B,Cの状態にある)。スイッチ4を押すと
エアシリンダ39内の空気が大気に放出され、止金具3
3がA’の位置に移動し、止金具33と受金レバー29
の係合、及び掛合部22と掛金12との掛合が外れ、そ
れぞれA’、B’、C’の状態となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、筐体内部を外部から密閉する密閉用筐体に関する。
【0002】
【従来技術】
この種の密閉用筐体は外部との密閉状態を保つ必要のある冷蔵庫やガス分析に よる体積計等に用いられており、筐体の蓋を閉めた場合に密閉状態が保てるよう に筐本体と蓋の当接部にパッキンを配設し、かかるパッキンを介して蓋を筐本体 に蓋止金具によって押圧した状態で固定するという構成が一般に採用されている 。。第7図a、bはかかる蓋止金具の従来例を示したもので、筐本体101にパ ッキン103を介して蓋102が閉められている状態が示されている。蓋102 には端部に掛合部122を有する取付座125がネジ124によって螺着されて おり、筐本体101に螺着された取付座115の操作レバー回動中心113に回 動可能に取り付けられた操作レバー111に対して、掛金部回動中心114に回 動可能に設けられた掛金112が掛合部122に掛合されている。この状態では 、掛金112が掛合部122を筐本体101方向に引張っており、従って、筐本 体101にパッキン103を介して蓋102が押しつけられることとなる。そし て、操作レバー111を矢印方向に引き上げると、掛金部回動中心114が前方 に移動し、掛金112と掛合部122の掛合が外れ、蓋102を開けることが可 能となる。
【0003】 しかし、かかる構成では筐体内に人間が入った状態で、蓋止金具によって外部 から蓋が閉じられた場合には、内部から脱出することが不可能となる。このため かかる不具合を解消するために、従来より第8図に示される構成が採用されてい る。すなわち、筐本体201の端部に掛合部222を有する取付座225を配設 し、この掛合部222に掛金212を係合させる。この状態では蓋202は蓋止 金具によりパッキン203を介して筐本体201に押しつけられ密閉状態が保た れる。そして、操作レバー211を矢印方向に引き上げると掛金212が引き込 まれ、掛合部222と掛金212との係合が解除される。この密閉用筐体の蓋2 02の内部には外部へ貫通する押棒205が配設されており、筐体内部からこの 押棒205を押すことによって操作レバー211を押し上げ、内部からでもロッ クされた蓋202を開けることが可能となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、第8図に示すように押し棒205を設けた場合には、操作レバ ー211を押し上げる必要上、一定のストロークを稼ぐ必要があるため、筐体内 部における押し棒205の占有空間が大きくなり、内部の有効使用ができなくな る。また、押し棒205の蓋202の貫通部のシールを完全に行うことが不可能 であるため、十分な密閉性を保つことができないという問題があった。
【0005】 本考案はこれらの問題点を解消するために創案されたものであって、簡単な構 成で、密閉筐体内からでも蓋を開けることができ、しかも密閉性を十分保つこと ができる密閉用筐体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における密閉用筐体は、回動支点を中心に回 動可能に配設された掛合手段と、前記掛合手段が傾斜していない状態で前記掛合 手段を係合保持するとともにその係合保持を解除できるよう構成された保持解除 手段と、前記掛合手段が傾斜していない状態でのみ前記掛合手段と掛合可能に、 また前記掛合手段の傾斜により前記掛合手段との掛合を解除するよう設けられた 掛金手段と、前記筐本体に設けられ前記保持解除手段に前記掛合手段の係合解除 を電気的指示するスイッチとを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案にかかる密閉用筐体の作用を第2図に基づいて説明する。 保持解除手段30により掛合手段20を保持した状態で掛合手段20に掛金手 段10を掛け合わせる。具体的には圧縮空気をポート38よりエアシリンダ39 に送り、止金具33の止金凹部31に受金レバー29を係合させ、この受金レバ ー29の端部に設けられた掛合部22に掛金12を掛合わせた後、操作レバー1 1を押し下げる(止金具33、受金レバー29、掛金12はそれぞれA,B,C の状態となる)。
【0008】 スイッチ4を押すと、保持解除手段30は掛合手段20の保持を解除し、掛合 手段20と掛金手段10の掛合が解除される。具体的には第4図に示す状態に電 磁弁41が切り替わりエアシリンダ39内の空気が大気に放出され、止金具33 がA’の位置に移動し、止金具33と受金レバー29の係合、及び掛合部22と 掛金12との掛合が外れ、それぞれA’、B’、C’の状態となる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図に基づいて説明する。
【0010】 第1図は本考案にかかる密閉用筐体の一実施例を示す全体図で、例えば人体の体 積を測定するガス分析による体積計等の筐体として使用される。第2図、第3図 は本考案にかかる密閉用筐体の要部、即ち掛金手段10、掛合手段20及び保持 解除手段30等を示したもので、第2図はその側面図を第3図はその正面図を示 す。図において、1は筐本体、2は筐本体1の蓋、3は蓋2を閉めた際に外部と 筐体内とをシールドするパッキンで、筐本体1または蓋2に貼着されている。4 は筐体内に配設されたスイッチで、その動作は第4図に示されるように、スイッ チ4を離した状態では、電磁弁41に電圧が通電され電磁弁41はバネに抗して 左方へ移動し(イ)に位置するため、エアシリンダ39はポート38を介して空 気源に連通し、エアシリンダ39に圧縮空気が供給される。一方スイッチ4を押 した状態では電磁弁41への電圧の通電が遮断され、電磁弁41はバネに押され て右方へ移動して(ア)に位置するため、エアシリンダ39はポート38を介し て大気に解放される。スイッチ4は電気式であるため、その取付は例えば第5図 に示されるように筐本体1にOリングを介することにより外部と密閉状態を保っ たままで簡単に取り付けることができる。
【0011】 10は掛金手段で、操作レバー11と掛金12によって構成され、操作レバー 11はネジ16によって筐本体1に螺着された取付座15の端部に設けられた操 作レバー回動中心13に矢印D−D’の方向に回動可能に取り付けられている。 また掛金12は、操作レバー11の掛金部回動中心14に矢印C−C’の方向に 回動可能に取り付けられている。
【0012】 20は掛合手段で、蓋2にネジ24によって螺着された取付座25の端部に設 けられた回動中心23に矢印B−B’方向に回動可能に設けられた受金レバー2 1とその端部に設けられた掛合部22により構成される。受金レバー21は傾斜 していない状態で止金具33の止金凹部31と係合し、また掛合部22で掛金1 2と掛合する。
【0013】 30は保持解除手段で、蓋2にネジ37によって螺着されたブランケット36 に対して取り付けられたエアシリンダ39と、エアシリンダ39のロッド32に 配設された止金具33によって構成される。エアシリンダ39は単動引込型で、 ポート38に圧縮空気を供給しない状態ではその内部に配設されたバネ(第4図 )によって止金具33をA’の位置に押し出し、圧縮空気を供給した状態では図 のAの位置に引き込む作用をする。止金具33はエアシリンダ39のロッド32 に螺着されたボルト35により回動可能に取り付られており、止金凹部31と切 欠部34を有する。そして受金レバー21を係合保持する際には、エアシリンダ 39に圧縮空気を供給し止金具33を図のAの位置に引き込んだ後、第6図に示 すように止金具33を回動させることによって切欠部34が真下に来るように配 置し受金レバー21を押し込んだ後、第2図に示すように止金凹部31を真下に 位置させる。これにより第2図のように止金凹部31に受金レバー21を簡単に 係合させることができる。またポート38を大気に解放し止金具33をA’位置 に移動させることにより、止金凹部31と受金レバー21の係合を解除すること ができる。
【0014】 以上のように構成された密閉用筐体について、筐本体1に蓋2を閉めて密閉状 態に保つ動作及び筐体内から密閉状態を解除する場合の動作を説明する。まず、 第4図で、電磁弁41を(イ)の位置に切り替え、圧縮空気を空気源よりポート 38を介してエアシリンダ39に供給する。そして、ロッド32が引き込まれ止 金具33が第2図のAに位置した状態で止金具33を回動させることによって切 欠部34を真下に位置させ、受金レバー21をBに位置させた状態で止金具33 を再び回転させて止金凹部31と受金レバー21とを係合させる。次に操作レバ ー11を引き上げた状態で掛金12を掛合部22に引っかけ、その状態で操作レ バー11を引き下ろす。この際、操作レバー11は操作レバー回動中心13を中 心として回動し、掛金12は操作レバー回動中心13より手前に設けられた掛金 部回動中心14を中心として回動するすることから、結果として掛金12は操作 レバーの方に引き寄せられ、蓋2はパッキン3を介して筐本体1に押しつけられ ることとなり、これにより外部と筐体内との密閉状態が保たれる。
【0015】 次に、筐体内から密閉状態を解除するための動作について説明する。筐体内で スイッチ15を押すと、第4図に示されるように電磁弁41が(ア)の位置に切 り替わり、エアシリンダ39内はポート38を介して大気に解放される。このと きエアシリンダ39内のバネによってロッド32は押し出され、第2図に示す止 金具33の位置はAからA’の位置に移動する。そのとき、受金レバー21は掛 金12が操作レバー11によって引っ張られているため、傾斜していない状態B から傾斜した状態B’の方向へ移動する。そして受金レバー21と掛金12との 回動の曲率の相違により、掛金12はCからC’の位置に移動し掛合部22と掛 金12の掛合が解除され、筐体の密閉状態が解除される。
【0016】 尚、上記実施例では保持解除手段30にエアシリンダ39を用いたが、エアシ リンダ39の代わりにソレノイドを用いてもよく、またソレノイドで受金レバー 21を直接吸着する構成を採用してもよい。
【0017】 このように、本考案によれば、通常使用時においては回動可能に設けた掛合手 段20を所定位置に保持して、これに掛金手段10を掛合することにより筐体の 密閉状態を保持し、筐体内に設けられた電気的なスイッチ4による解除指示を受 けた場合には、掛合手段20の保持を解除して、掛金手段10との掛合をはずし 、筐体の密閉状態を解除するという構成を採用したため、通常は完全に密閉可能 な状態で密閉用筐体を使用でき、しかも簡単な構成で筐体内から蓋をあけること ができる密閉用筐体の提供が可能となる。また、止金具33に切欠部34を設け たため、止金具33の止金凹部31への受金レバー21の係合をより簡単な操作 で行うことが可能となる。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、通常使用時においては回動可能に設けた掛合手段を所定位置 に保持して、これに掛金手段を掛合することにより筐体の密閉状態を保持し、筐 体内に設けられた電気的なスイッチによる解除指示を受けた場合には、掛合手段 を保持を解除して、掛金手段との掛合をはずし、筐体の密閉状態を解除するとい う構成を採用したため、通常は完全に密閉可能な状態で密閉用筐体を使用でき、 しかも簡単な構成で、筐体内から蓋をあけることができる密閉用筐体の提供が可 能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した全体図である。
【図2】本考案の要部の一実施例を示した側面図であ
る。
【図3】本考案の要部の一実施例を示した正面図であ
る。
【図4】エアシリンダに圧縮空気を供給するための回路
図である。
【図5】本考案のスイッチを筐本体に取り付けた場合の
一例を示す図である。
【図6】本考案の保持解除手段の止金具の正面図を示す
図である。
【図7】従来の筐体の要部を示す図である。
【図8】従来の筐体の要部を示す図である。
【符号の説明】
1・・・・筐本体 2・・・・蓋 3・・・・パッキン 4・・・・スイッチ 10・・・掛金手段 20・・・掛合手段 30・・・保持解除手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐本体と、蓋と、前記筐本体と前記蓋と
    をシールドするパッキンとを有し、掛合手段と掛金手段
    とを掛合することによって前記蓋が筐本体に押しつけら
    れ密閉される密閉用筐体において、 回動支点を中心に回動可能に配設された掛合手段と、前
    記掛合手段が傾斜していない状態で前記掛合手段を係合
    保持するとともにその係合保持を解除できるよう構成さ
    れた保持解除手段と、前記掛合手段が傾斜していない状
    態でのみ前記掛合手段と掛合可能に、また前記掛合手段
    の傾斜により前記掛合手段との掛合を解除するよう設け
    られた掛金手段と、前記筐本体に設けられ前記保持解除
    手段に前記掛合手段の係合解除を電気的に指示するスイ
    ッチとを備えたことを特徴とする密閉用筐体。
JP1993010477U 1993-03-11 1993-03-11 密閉用筐体 Expired - Lifetime JP2537112Y2 (ja)

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JP1993010477U JP2537112Y2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 密閉用筐体

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JP1993010477U JP2537112Y2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 密閉用筐体

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JPH0669159U true JPH0669159U (ja) 1994-09-27
JP2537112Y2 JP2537112Y2 (ja) 1997-05-28

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ID=11751239

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036079U (ja) * 1973-07-28 1975-04-16
JPS50112613A (ja) * 1974-01-30 1975-09-04

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036079U (ja) * 1973-07-28 1975-04-16
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JP2537112Y2 (ja) 1997-05-28

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