JP2535819Y2 - パチンコ機における複式施錠装置 - Google Patents

パチンコ機における複式施錠装置

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JP2535819Y2
JP2535819Y2 JP1992076771U JP7677192U JP2535819Y2 JP 2535819 Y2 JP2535819 Y2 JP 2535819Y2 JP 1992076771 U JP1992076771 U JP 1992076771U JP 7677192 U JP7677192 U JP 7677192U JP 2535819 Y2 JP2535819 Y2 JP 2535819Y2
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克彦 波平
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシリンダ錠の交換を容易
にしたパチンコ機における複式施錠装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機の前面には、パチンコ
機の機枠に対し開閉自在な表枠と、該表枠に対し開閉自
在なガラス扉枠とが設けられており、これらの枠を夫々
個別に施錠及び解錠操作するため、表枠内側に複式施錠
装置を装備している。
【0003】この複式施錠装置は、表枠内側に取付けら
れた基枠体の略中央部にネジ止めされたシリンダ錠、該
シリンダ錠の錠軸に固着されたカム板、該カム板の突端
を係合部とし、該係合部に一端部を係合したガラス扉枠
開閉用昇降杆、並びにカム板に突設した別途な係合部に
略中央部を係合した表枠開閉用連結杆を備えた施錠機構
部とからなり、シリンダ錠の解錠操作によるカム板の正
逆回転にて表枠開閉用連結杆及びガラス扉枠開閉用昇降
杆を独立別個に相反方向へ作動させ、これにより表枠及
びガラス扉枠を個別に開放する様になしていた。
【0004】ところが、パチンコ機の表枠及びガラス扉
枠は点検調節や玉詰まり等により開閉が頻繁に行われる
ため、この様なシリンダ錠の使用頻度等その他諸条件に
より損耗しシリンダ錠の交換が必要となるが、このシリ
ンダ錠の交換時には、複式施錠装置における表枠開閉用
連結杆の略中央部がカム板の手前でこれに係合している
のでシリンダ錠の取り外しの邪魔となり、この連結杆を
取り外さねばシリンダ錠の交換が出来ず、その交換作業
が非常に面倒であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案はシリンダ錠の
交換に際し、カム板の手前でこれに係合する表枠開閉用
連結杆の略中央部と干渉せずに取り外し可能とし、シリ
ンダ錠の交換作業を容易にしたパチンコ機における複式
施錠装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来技術に
基づく、複式施錠装置におけるシリンダ錠の交換作業の
困難な課題に鑑み、カム板の手前でこれに係合する表枠
開閉用連結杆の略中央部を分割して作動杆となし、該作
動杆の上端部を枢着すると共に、下端部を着脱自在に係
合連結することにより、シリンダ錠交換時にはシリンダ
錠の取外しに邪魔となる作動杆の下端部の係合連結を解
除し、上端部を支点として外方へ回動させ、シリンダ錠
の取外空域を邪魔な部品のない開放状態にして、上記欠
点を解決せんとしたものである。
【0007】
【作用】本考案にあっては、シリンダ錠の交換に際し、
連結杆における作動杆と伝達杆との係合連結を連結ピン
から連結フックを離脱して連結解除すると共に、作動杆
を外方へ回動させることにより、カム板の手前でこれに
係合する連結杆の略中央部を開放状態となし、かかる状
態においてシリンダ錠の交換を行う。
【0008】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1はパチンコ機の前面に取付けられる機枠であ
り、該機枠1の前面に表枠2を開戸式に開閉自在に設け
ると共に、該表枠2の前面にガラス扉枠3を表枠2と同
様に開閉自在に設けている。
【0009】4は表枠2とガラス扉枠3を夫々施錠及び
解錠する複式施錠装置であり、該複式施錠装置4はシリ
ンダ錠5、施錠機構部6にて構成され、これらを組み込
んだ基枠体7を表枠2の開放側端縁部の裏面に取付けて
いる。
【0010】基枠体7は縦長にして断面略L字状に形成
され、その立ち上がった壁面を前面に相当する前板部8
となし、その上端部及び下端部には内方突出する案内突
起9、9aを形成し、又他一方の壁面を側板部10となし、
その端縁において上端部及び下端部には短尺な立壁11、
11a を形成すると共に、該立壁11、11a には上端を開放
した案内溝12、12a を切欠形成している。
【0011】又、13、13a は側板部10の端縁において中
央上方部辺り以外に立設した案内壁であり、案内壁13は
立壁11の下端に短尺幅に設けられ、一方の案内壁13a は
立壁11a の上端に所定幅の間隙14を置いて長尺幅に設け
られ、案内壁13、13a の内方適所には案内突起15、15a
を突設し、案内壁13、13a 間には極めて短尺な補強リブ
16を立設すると共に、かかる案内壁13、13a 間をシリン
ダ錠取外空域17となしている。
【0012】尚、本実施例にあっては案内壁13、13a 間
に補強リブ16を立設した基枠体7を示したが、補強リブ
16は設けなくともよい。
【0013】シリンダ錠5は略円筒形にしてその上下に
矩形の凸部を有する鍵穴部18を設けると共に、その後
端に小孔を有してなる基枠体取付用フランジ部19を設
け、該フランジ部19の後方には鍵穴部18より突出す
る錠軸20を設けてなり、該錠軸20にはカム板21を
軸着し、該カム板21には凸状の連結杆用係合部22を
突設すると共に、カム板21において、その一部をフラ
ンジ部19より外方突出形成し、かかる突端を昇降杆用
係合部23となしている。
【0014】そして、シリンダ錠取外空域17における前
板部8にはシリンダ錠取付け穴が貫設され、シリンダ錠
5を前板部8後方より前記取付け穴に嵌挿すると共に、
ビスをシリンダ錠5におけるフランジ部19の小孔に通し
て前板部8に螺着し、シリンダ錠5を固定している。
【0015】尚、シリンダ錠5は前記した形状のものに
限らず、例えば略円筒状のものであってもよく、要する
に錠軸20に軸着したカム板21を正逆回転可能な構造のも
のであればよい。
【0016】施錠機構部6は独立別個に上下相反方向へ
スライド自在に作動する表枠開閉用連結杆24とガラス
扉枠開閉用昇降杆25とを主体として構成され、連結杆
24及び昇降杆25を基枠体7に沿って配置する共に、
カム板21の係合部22、23の夫々に、作動杆28の
被係合部40及び前記昇降杆25の上端部を、カム板2
1の正・逆いずれか一方の回転にのみ連動する様に係合
している。
【0017】連結杆24は鉤片26、26a 、伝達杆27、27a
及び作動杆28を連結して構成されており、鉤片26は略L
字板状に形成され、その折曲部を介して一方を基部29と
なすと共に他方を矢形状に形成して鉤部30となし、基部
29との鉤部30の付け根部31を前記立壁11の案内溝12に挿
嵌し、基部29の端縁部を前記前板部8の案内突起9にて
外れ止め係合して上下動自在となし、又鉤片26a は略T
字状に形成され、略直線部位を基部29a となすと共に突
出部位を矢形状に形成して鉤部30a となし、基部29a と
鉤部30a の付け根部31a を前記立壁11a の案内溝12a に
挿嵌し、基部29a の端縁部を前記前板部8の案内突起9a
にて外れ止め係合して上下動自在となしている。
【0018】鉤片26、26a は側板部10の上方部と下方部
に打抜き形成した案内長孔32、32aに挿通したピン33、3
3a を介して伝達杆27、27a の一端部34、34a に夫々取
付けられる。
【0019】伝達杆27は短尺に、又一方の伝達杆27a は
長尺に形成してなり、伝達杆27、27a の他端部35、35a
間は前記シリンダ錠取外空域17と略同一長さにて作動杆
28を連結している。
【0020】作動杆28はその上端部36を前記伝達杆27の
他端部35にピン33b を介して枢着し、下端部36a にU字
状の連結フック37を形成し、該連結フック37を伝達杆27
a の他端部35a に突設した連結ピン38に着脱自在に係合
連結している。
【0021】又、作動杆28の略下方部には把手39を立設
すると共に、略中央上部には被係合部40を立設し、鉤片
26a と伝達杆27に設けた引掛け部41、41a と前板部8の
上下内壁面に夫々設けた引掛け部41b 、41c の間にスプ
リング42、42a を夫々掛架支持して作動杆28を施錠方向
へ付勢させ、作動杆28の被係合部40とカム板21の連結杆
用係合部22とを常時関連係合させている。
【0022】昇降杆25はその上端部をカム板21の昇降杆
用係合部23に係合する被係合部43となし、上端部寄りに
はガラス扉枠3を開閉作動させる爪片44を側板部10方向
へ突設してなり、前記爪片44は側板部10の略中央上方部
に基枠体7に沿って打ち抜き形成した長孔45に挿通さ
れ、前板部8の略中央部の内方に突設した案内突起9bに
て昇降杆25の端縁部を外れ止め係合して上下動自在とな
している。
【0023】又、昇降杆25の下端部に立設した引掛け部
41d と前板部8の略中央内壁面に設けた引掛け部41e と
の間にはスプリング42b が掛架支持され、昇降杆25を施
錠方向へ付勢させるスプリング42b によって昇降杆25の
被係合部43とカム板21の昇降杆用係合部23とを常時関連
係合している。
【0024】そして、上記の様に構成された複式施錠装
置4は表枠2の開放側の端縁部所定位置に貫設した取着
孔46にシリンダ錠5を表枠2の裏面より嵌挿して表枠
2の裏面に前板部8をビス止めして固定し、機枠1に設
けた係合金具47、47aに前記鉤片26、26aを
合離脱自在に関連係合し、表枠2が閉じられたときに係
合金具47、47aに夫々係合して施錠状態を保持し、
連結杆24の作動により鉤片26、26aが揺動して解
錠し、又ガラス扉枠3に設けた係合部材に前記爪片44
係合離脱自在に関連係合し、ガラス扉枠3が閉じられ
たときに係合部材に爪片44が係合して施錠状態を保持
し、昇降杆25の作動により爪片44が昇降して解錠す
る様になしている。
【0025】次に第2の実施例について説明すると、複
式施錠装置4の基本構造は前記と同様にしてシリンダ錠
及び施錠機構部6にて構成され、該施錠機構部6は基
体枠7に沿って連結杆24及び昇降杆25を配置し、夫
々が独立別個に上下相反方向へスライド自在に作動する
様に構成されている。そして、連結杆24は鉤片26、
26a、伝達杆27及び作動杆28を連結してなり、又
昇降杆25はその略中央部位を凹状に切欠形成し、かか
る切欠部位において昇降杆25下方に対応する立上部位
を被係合部43となし、昇降杆25の下端にはガラス扉
枠3を施錠・解錠させる爪片44を側板部10方向へ突
設してなり、機枠1に設けた係合金具47、47aに鉤
片26、26aを、又ガラス扉枠3に設けた係合部材に
前記爪片44を夫々関連係合する様に、基枠体7を表枠
2の開放側端縁部の裏面に取付けている。
【0026】基枠体7は縦長にして断面略L字状に形成
してその各壁面を前板部8及び側板部10となし、前板部
8の略中央上方部を所定長さにわたり陥没させ、該陥没
域をシリンダ錠取外空域17となすと共に、前板部8の適
所には内方突出する案内突起9、9a…を形成し、又側板
部10の略中央部には立壁11を形成している。
【0027】シリンダ錠5は前記と同一構造にして、そ
の錠軸20にカム板21を軸着し、該カム板21上に凸
状の連結杆用係合部22を突設し、カム板21の一部を
フランジ部19より外方突出形成してなる突起状の昇降
杆用係合部23を設け、基枠体7の前板部8にシリンダ
錠5を前記と同様に固定している。
【0028】鉤片26、26a は先端に鉤部30、30a を設け
て矢形状に形成され、基枠体7の上下端部に夫々その基
部29、29a をピン33、33a にて枢着し、基枠体7上方の
鉤片26の基部29にはピン33b にて作動杆28の上端部36を
枢着すると共に、下方の鉤片26a の基部29a にはピン33
c にて伝達杆27の一端部34を枢着している。
【0029】又、作動杆28はその下端部36aに、連
結ピン38を挿入する開放部49に対し略直角位置にピ
ン保持部48を設けてなる連結フック37を略鉤型に切
欠形成し、該連結フック37を伝達杆27の他端部35
に突設した連結ピン38に着脱自在に係合連結し、作動
杆28と伝達杆27の端縁部を前記前板部8の案内突起
9、9a…にて連結杆24を外れ止め係合して上下動自
在となし、作動杆28の作動により鉤片26、26aが
揺動する様に構成している。
【0030】又、作動杆28の略下方部には把手39を
立設すると共に、略中央上部には被係合部40を立設
し、作動杆28の上方部に設けた引掛け部41と昇降杆
25の上端部に立設した引掛け部41aの間にスプリン
グ42を掛架支持すると共に、伝達杆28の略中央部に
設けた引掛け部41bと前板部8の下内壁面に設けた引
掛け部41cの間にスプリング42aを掛架支持して作
動杆28及び昇降杆25を施錠方向へ付勢させ、カム板
21の係合部22、23の夫々に、作動杆28の被係合
部40及び前記昇降杆25の被係合部43を、カム板2
1の正・逆いずれか一方の回転にのみ連動する様に係合
している。
【0031】又、50、50a は基枠体7の適所に突設した
案内突片であり、該案内突片50、50a は作動杆28と伝達
杆27との係合連結を解除したときの基枠体7からの昇降
杆25の外れ防止を図っている。
【0032】尚、第2の実施例における作動杆28の連結
フック37は、ピン保持部48及び開放部49を有する鉤型の
ものを示したが、かかる方式に限定されることなく、第
1の実施例で示した略U字状の連結フック37であっても
よく、又逆に第1の実施例で示した連結フック37を、ピ
ン保持部48及び開放部49を有する鉤型の連結フック37と
なしてもよい。
【0033】次に本考案に係るパチンコ機における複式
施錠装置の作用について説明すると、複式施錠装置4は
表枠2及びガラス扉枠3の閉鎖時に、連結杆24の鉤片2
6、26a が機枠1に設けた係合金具47、47a に係合して
施錠状態を保持すると共に、昇降杆25の爪片44がガラス
扉枠3に設けた係合部材に関連係合して施錠状態を保持
している。
【0034】解錠操作はシリンダ錠5の鍵穴部18に鍵51
を挿入し、該鍵51の回動に伴って錠軸20及びカム板21が
回動し、カム板21の時計方向または反時計方向への回動
により、連結杆用係合部22によって被係合部40を介して
連結杆24を上動させ、鉤片26、26a と係合金具47、47a
との係合を解除して表枠2が解錠され、又は昇降杆用係
合部23によって被係合部43を介して昇降杆25を下動さ
せ、爪片44と係合部材との係合を解除してガラス扉枠3
が解錠される。
【0035】解錠操作終了時には、連結杆24、昇降杆25
はスプリング42、42a 、42b の復元力により、各々原位
置へ自動的に復帰すると共に、カム板21を原位置へ復帰
させる。
【0036】一方、シリンダ錠5の損耗によりこれを交
換する場合は、前記の通り表枠2の解錠操作を行い、表
枠2を開放状態となし、かかる状態において鉤片26、26
a の鉤部30、30a を上動させ、連結杆24の被係合部40と
カム板21の連結杆用係合部22の係合を解除し、作動杆28
の把手39を持って後方へ引き出す、この時補強リブ16に
引っ掛からない様に把手39を引き上げながら引き出す。
【0037】かかる操作により、作動杆28の連結フック
37と伝達杆27a の連結ピン38との連結係合を解除し、作
動杆28をピン33b を支点として回動させ、シリンダ錠取
外空域17において、シリンダ錠5の取り外しに際し連結
杆24の作動杆28を邪魔とせず開放状態となし、かかる状
態でシリンダ錠5を固定しているビスを取り外して基枠
体7の前板部8より使用済みのシリンダ錠5を取り外
し、新規なシリンダ錠5を基枠体7の前板部8にビス止
めし、前記と逆の手順で作動杆28を伝達杆27に連結し、
シリンダ錠5の交換作業を完了する。
【0038】尚、連結杆24の被係合部40とカム板21の連
結杆用係合部22の係合を解除する場合、鉤片26、26a の
鉤部30、30a を上動させずとも、鍵穴部18に挿入した鍵
51の回動に伴う錠軸20及びカム板21の回動により連結杆
24を上動させて行ってもよい。
【0039】又、第2の実施例におけるシリンダ錠5の
交換にあっては、前記と同様に表枠2を開放状態にして
鉤片26a の鉤部30a をピン33a を支点として揺動させ、
連結杆24の被係合部40とカム板21の連結杆用係合部22の
係合を解除し、作動杆28の把手39を持って後方へ引き出
し、作動杆28の連結フック37と伝達杆27の連結ピン38と
の連結係合を解除する。
【0040】かかる連結フック37と連結ピン38の係合解
除について説明すると、通常の作動杆28と伝達杆27との
連結状態は解錠時、施錠時及び作動時では、スプリング
42aによって伝達杆27の連結ピン38は作動杆28の連結フ
ック37のピン保持部48に常に係合していたのが、この連
結フック37と連結ピン38との連結係合を解除において
は、カム板21の回動に関係なく、連結杆24を強制的に上
動させるため、連結フック37のピン保持部48に係合して
いた連結フック37が連結フック37の開放部49側に移動
し、作動杆28の後方への引き出し操作による連結フック
37と連結ピン38との係合を解除する。
【0041】そして、作動杆28をピン33b を支点として
回動させ、シリンダ錠取外空域17において、シリンダ錠
5の取り外しに際し連結杆24の作動杆28を邪魔とせず開
放状態となし、かかる状態でシリンダ錠5を交換し、次
に作動杆28を伝達杆27に連結し、シリンダ錠5の交換作
業を完了する。
【0042】
【考案の効果】要するに本考案は、基枠体7の略中央部
にシリンダ錠5を固定し、該シリンダ錠5の錠軸20に
カム板21を軸着し、該カム板21に、基枠体7に沿っ
て配置した表枠開閉用連結杆24及びガラス扉枠開閉用
昇降杆25の夫々を係合すると共に、前連結杆24及
び昇降杆25をスプリング42、42a…にて施錠方向
へ付勢し、前記連結杆24にはその上下に機枠1の係合
部材に係合離脱自在となした鉤片26、26aを連結
し、又昇降杆25にガラス扉枠3の係合部材に係合離脱
自在となした爪片44を設けたパチンコ機における複式
施錠装置4において、前記連結杆24は鉤片26、26
aの基部29、29aを伝達杆27、27aの一端部3
4、34aに夫々取付け、一方の伝達杆27の他端部3
5に被係合部40を設けた作動杆28の上端部36を枢
着すると共に、他方の伝達杆27aの他端部35aに連
結ピン38を突設し、該連結ピン38に作動杆28の下
端部36aに設けた連結フック37を着脱自在に係合連
結し、又カム板21上に連結杆用係合部22を突設する
と共に、カム板21の一部をシリンダ錠5の基枠体取付
用フランジ部19より外方突出形成してなる昇降杆用係
合部23を設け、各係合部22、23の夫々に、作動杆
28の被係合部40及び前記昇降杆25の上端部を、カ
ム板21の正・逆いずれか一方の回転にのみ連動する様
に係合したので、シリンダ錠5の交換に際し、連結ピン
38から連結フック37を離脱することにより、カム板
21に係合する表枠開閉用連結杆24の作動杆28のみ
をカム板21より離脱させることが出来、シリンダ錠5
の取外しに邪魔となる連結杆24の略中央部を開放状態
となすことが出来るため、シリンダ錠5の交換作業を容
易に行うことが出来、しかもガラス扉枠開閉用昇降杆2
5は作動杆28の連結・分離状態に拘らず、爪片44に
よってガラス扉枠3の閉鎖状態を保持できるため、シリ
ンダ錠15の交換作業において、その作業中の振動、衝
撃等によってガラス扉枠3が自然に開くことはなく、作
業中のガラス扉枠3の自然開放による作業の妨げや隣接
するパチンコ台のガラス扉枠に激突してガラスを破損す
る様なことはない。
【0043】又、基枠体7の略中央部にシリンダ錠5を
固定し、該シリンダ錠5の錠軸20にカム板21を軸着
し、該カム板21に、基枠体7に沿って配置した表枠開
閉用連結杆24及びガラス扉枠開閉用昇降杆25の夫々
を係合すると共に、前記連結杆24及び昇降杆25をス
プリング42、42a…にて施錠方向へ付勢し、前記連
結杆24にはその上下に機枠1の係合部材に係合離脱自
在となした鉤片26、26aを連結し、又昇降杆25に
ガラス扉枠3の係合部材に係合離脱自在となした爪片4
4を設けたパチンコ機における複式施錠装置4におい
て、前記連結杆24は基枠体7の上下に夫々鉤片26、
26aの基部29、29aを枢着し、該基部29、29
aの夫々に伝達杆27及び被係合部40を設けた作動杆
28を別途に枢着し、伝達杆27に突設した連結ピン3
8に作動杆28に設けた連結フック37を着脱自在に係
合連結し、又カム板21上に連結杆用係合部22を突設
すると共に、カム板21の一部をシリンダ錠5の基枠体
取付用フランジ部19より外方突出形成してなる昇降杆
用係合部23を設け、各係合部22、23の夫々に、作
動杆28の被係合部40及び前記昇降杆25の上端部
を、カム板21の正・逆いずれか一方の回転にのみ連動
する様に係合したので、前記と同様なる効果を奏する。
【0044】又、前記連結フック37は鉤型に形成さ
れ、ピン保持部48と開放部49を設けたので、前記連
結フック37は連結ピン38を挿入する開放部49に対
し略直角位置にピン保持部48を設けて略鉤型に切欠形
成したので、通常の作動杆28と伝達杆27との連結状
態は解錠時、施錠時及び作動時では、スプリング42a
によって伝達杆27の連結ピン38は作動杆28の連結
フック37のピン保持部48に常に係合して、その連結
状態を堅固に保持出来、しかもこの連結フック37と連
結ピン38との連結係合の解除においては、カム板21
の回動に関係なく、連結杆24を強制的に上動させるた
め、連結フック37のピン保持部48に係合していた連
結フック37が連結フック37の開放部49側に移動
し、作動杆28の後方への引き出し操作による連結フッ
ク37と連結ピン38との係合を容易に解除出来る等そ
の実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパチンコ機における複式施錠装置
を装備したパチンコ機の表枠を開いて裏面側から見た斜
視図である。
【図2】本考案に係るパチンコ機における複式施錠装置
の斜視図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の側面図である。
【図5】図4の一部破断した側面図である。
【図6】図2の背面図である。
【図7】作動杆の連結解除状態を示す正面図である。
【図8】図7の斜視図である。
【図9】第2の実施例を装備したパチンコ機の表枠を開
いて裏面側から見た斜視図である。
【図10】第2の実施例を示す斜視図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】図10の側面図である。
【図13】第2の実施例の作動杆の連結解除状態を示す
正面図である。
【符号の説明】
4 複式施錠装置 5 シリンダ錠 7 基枠体 20 錠軸 21 カム板 22 係合部 23 係合部 24 連結杆 25 昇降杆 26、26a 鉤片 27、27a 伝達杆 28 作動杆 29、29a 基部 34、34a 一端部 35、35a 他端部 36 上端部 36a 下端部 37 連結フック 38 連結ピン 40 被係合部 42、42a … スプリング 48 ピン保持部 49 開放部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基枠体の略中央部にシリンダ錠を固定
    し、該シリンダ錠の錠軸にカム板を軸着し、該カム板
    に、基枠体に沿って配置した表枠開閉用連結杆及びガラ
    ス扉枠開閉用昇降杆の夫々を係合すると共に、前記連結
    杆及び昇降杆をスプリングにて施錠方向へ付勢し、前記
    連結杆にはその上下に機枠の係合部材に係合離脱自在と
    なした鉤片を連結し、又昇降杆にガラス扉枠の係合部材
    に係合離脱自在となした爪片を設けたパチンコ機におけ
    る複式施錠装置において、前記連結杆は鉤片の基部を伝
    達杆の一端部に夫々取付け、一方の伝達杆の他端部に被
    係合部を設けた作動杆の上端部を枢着すると共に、他方
    の伝達杆の他端部に連結ピンを突設し、該連結ピンに作
    動杆の下端部に設けた連結フックを着脱自在に係合連結
    し、又カム板上に連結杆用係合部を突設すると共に、カ
    ム板の一部をシリンダ錠の基枠体取付用フランジ部より
    外方突出形成してなる昇降杆用係合部を設け、各係合部
    の夫々に、作動杆の被係合部及び前記昇降杆の上端部
    を、カム板の正・逆いずれか一方の回転にのみ連動する
    様に係合したことを特徴とするパチンコ機における複式
    施錠装置。
  2. 【請求項2】 基枠体の略中央部にシリンダ錠を固定
    し、該シリンダ錠の錠軸にカム板を軸着し、該カム板
    に、基枠体に沿って配置した表枠開閉用連結杆及びガラ
    ス扉枠開閉用昇降杆の夫々を係合すると共に、前記連結
    杆及び昇降杆をスプリングにて施錠方向へ付勢し、前記
    連結杆にはその上下に機枠の係合部材に係合離脱自在と
    なした鉤片を連結し、又昇降杆にガラス扉枠の係合部材
    に係合離脱自在となした爪片を設けたパチンコ機におけ
    る複式施錠装置において、前記連結杆は基枠体の上下に
    夫々鉤片の基部を枢着し、該基部の夫々に伝達杆及び被
    係合部を設けた作動杆を別途に枢着し、伝達杆に突設し
    た連結ピンに作動杆に設けた連結フックを着脱自在に係
    合連結し、又カム板上に連結杆用係合部を突設すると共
    に、カム板の一部をシリンダ錠の基枠体取付用フランジ
    部より外方突出形成してなる昇降杆用係合部を設け、各
    係合部の夫々に、作動杆の被係合部及び前記昇降杆の上
    端部を、カム板の正・逆いずれか一方の回転にのみ連動
    する様に係合したことを特徴とするパチンコ機における
    複式施錠装置。
  3. 【請求項3】 前記連結フックは連結ピンを挿入する開
    放部に対し略直角位 置にピン保持部を設けて略鉤型に切
    欠形成したことを特徴とする請求項1又は2のパチンコ
    機における複式施錠装置。
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JPS58157184U (ja) * 1982-04-13 1983-10-20 中村 農史 パチンコ機の施錠装置
JPS62151375U (ja) * 1986-03-17 1987-09-25

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