JP2535687Y2 - ガスクロマトグラフ - Google Patents

ガスクロマトグラフ

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JP2535687Y2
JP2535687Y2 JP8678691U JP8678691U JP2535687Y2 JP 2535687 Y2 JP2535687 Y2 JP 2535687Y2 JP 8678691 U JP8678691 U JP 8678691U JP 8678691 U JP8678691 U JP 8678691U JP 2535687 Y2 JP2535687 Y2 JP 2535687Y2
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JP
Japan
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oven
fan
air
gas chromatograph
air inlet
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JP8678691U
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雅人 上田
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、オ−ブン内の空気を
一定の高温状態とした後空気を入替えて冷却し、再度高
低温状態とするオ−ブンを有するガスクロマトグラフに
関する。
【0002】
【従来の技術】近時のガスクロマトグラフは昇温分析を
行う場合が多く、特に最近のキャピラリ−カラムを使用
するものは急激な温度変化に耐えうる性能を持つのでこ
の種のキャピラリ−カラムを使用し効率の良い分析を行
うためには急激な昇温と冷却が可能なオ−ブンが要求さ
れる。このように、オ−ブン室を備えたガスクロマトグ
ラフではオ−ブン内を例えば100°Cの高温状態とし
た後、なるべく早く冷却する方が分析効率上望ましい。
従来のガスクロマトグラフのオ−ブンはヒ−タによる加
熱器と加熱された空気を攪拌するファンとで内部全体を
高温状態とし、冷却する際には室内のエア通路に取付け
られたファンを回転させつつ強制的に高温の空気を排出
し室内全体を冷却するという構造になっているものが多
い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】オ−ブン内の冷却は内
部壁材や機器類に急速な温度変化による影響を及ぼさな
いよう背面にある空気導入口からフラップを調整しつつ
冷気を入れ、一定の時間をかけて行われる。従って内部
がある程度冷却され、後は急激に冷却しても内部機器類
に影響を及ぼす心配が無くなっても依然として一定速度
で冷却されるため時間がかかる。このように冷却速度に
時間がかかると迅速な分析を必要とする場合に対応する
ことが出来ない。この考案はかかる課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とする所は構造も比較的簡単で
オ−ブン内の急速冷却が可能なファンフラップ付ガスク
ロマトグラフを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は上記す
る課題を解決するために、ガスクロマトグラフが、内部
空間を空気排出口と空気導入口を設けて冷却するように
したオ−ブンを備えたガスクロマトグラフであって、前
記オ−ブンの空気導入口部と空気排出部に、一方を閉鎖
用プレ−トとし他方にファンを取付けたプレ−トとする
L字形のフラップを同時に一定角度回転駆動される軸に
取付けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記手段としたこの考案にかかるガスクロマト
グラフは次のように作用する。即ち、フラップ3及び5
は、オ−ブン1内部を昇温する時には、図3に示すよう
に、ファンを取付けていない各一方のプレ−ト3a及び
5aが空気導入口2や排出口4を閉鎖する状態としてあ
る。次に、オ−ブン1内を冷却する時にはモ−タ9を駆
動し軸7を90°回転させる。すると、図4(A)及び
(B)に示すように、ファンを取り付けたプレ−ト3b
及び5bがそれぞれ空気導入口2と空気排出口4とを閉
鎖する形になる。ここでファンを駆動すれば空気導入口
2に配置されたファン6を介してオ−ブン1内に冷たい
気が導入されると共に、空気排出口4に配置されたファ
ン8を介して熱い空気がオ−ブン1内に導入される。こ
うしてオ−ブン1を迅速に冷却することが出来る。
【0006】
【実施例】以下、この考案の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1はこの考案にかかるガスクロ
マトグラフのオ−ブン1の空気排出部と空気導入口部の
断面略図、図2は図1のP矢視図である。また図3は図
1のQ矢視図(平面図)である。即ち、このガスクロマ
トグラフのオ−ブン1では空気導入口2と、排出口4に
L字形のフラップ3、5を設置する。このL字形のフラ
ップ3及び5は一方が通常の平面状のプレ−ト3aと5
aであり、他方には内部に各ファン6、8を取付けたプ
レ−ト3bと5bとなっている。この場合下側のプレ−
ト3bに取付けたファン6は導入用のファンであり、上
側のプレ−ト5bに取付けたファン8は空気排出用のフ
ァンである。即ち、オ−ブン内の冷却時、下側のファン
6からは冷たい空気が導入され、上側のファン8からは
熱い空気が排出される。これらのフラップ3と5はモ−
タ9で一定角度(90°)駆動される同一の軸7に取付
けられている。そしてモ−タ9を駆動すると二つのフラ
ップ3及び5は同時に90°往復回転するようになって
いる。
【0007】この考案にかかるガスクロマトグラフは以
上のような構成からなり、実際に使用する時には次のよ
うに作動する。前記フラップ3及び5は、オ−ブン1内
部を昇温する時には、図3に示すように、ファンを取付
けていない各一方のプレ−ト3a及び5aが空気導入口
2や排出口4を閉鎖する状態としてある。次に、オ−ブ
ン1内を冷却する時にはモ−タ9を駆動し軸7を90°
回転させる。すると、図4(A)及び(B)(これらは
いずれも平面図である)に示すように、ファンを取り付
けた側のプレ−ト3b及び5bがそれぞれ空気導入口2
と空気排出口4とを閉鎖する形になる。ここでファンを
駆動すれば空気導入口2に配置されたファン6を介して
オ−ブン1内に冷たい気が導入されると共に、空気排出
口4に配置されたファン8を介して熱い空気がオ−ブン
内から排出される。こうしてオ−ブン1を迅速に冷却す
ることが出来る。
【0008】尚、上記ファン付フラップ3や5はオ−ブ
ン1の背面に配置しなくても排出した空気が流入しない
ような位置であれば図示の通りでなくても良い。またモ
−タ9で直接軸7を駆動しなくても他の機構、例えばピ
ニオンとラック或いはリンク機構を利用しても良い。
【0009】
【考案の効果】この考案にかかるガスクロマトグラフは
以上詳述したような構成としたので、高温状態のオ−ブ
ン内を急速に冷却することが出来る。従って急速昇温と
急速冷却の時間を短縮し、分析時間を短縮することが出
来る。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案にかかるガスクロマトグラフのオ−
ブンの空気排出部と空気導入口部の断面略図である。
【図2】 図1のP矢視図である。
【図3】 図1のQ矢視図(平面図)である。
【図4】 図4(A)はこの考案にかかるガスクロマト
グラフのオ−ブンの空気排出部の平面図、図4(B)は
空気導入部の平面図であってフラップを回転させた時の
状態を示す図である。
【符号の説明】
1 オ−ブン 2 空気導入口
3、5 フラップ 3a、5a プレ−ト 3b、5b ファン取
付プレ−ト 4 空気排出口 6、8 ファン
7 軸 9 モ−タ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部空間を空気排出口と空気導入口を設け
    て冷却するようにしたオ−ブンを備えたガスクロマトグ
    ラフにおいて、前記オ−ブンの空気導入口部と空気排出
    部に、一方を閉鎖用プレ−トとし他方にファンを取付け
    たプレ−トとするL字形のフラップを同時に一定角度回
    転駆動される軸に取付けたことを特徴とするガスクロマ
    トグラフ。
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JPH0528963U JPH0528963U (ja) 1993-04-16
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US6920777B1 (en) * 2004-02-02 2005-07-26 Agilent Technologies, Inc. Intake cross-sheets for gas chromatographic oven

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JPH0528963U (ja) 1993-04-16

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