JP2535580Y2 - 粉粒体の秤量装置 - Google Patents
粉粒体の秤量装置Info
- Publication number
- JP2535580Y2 JP2535580Y2 JP1991009314U JP931491U JP2535580Y2 JP 2535580 Y2 JP2535580 Y2 JP 2535580Y2 JP 1991009314 U JP1991009314 U JP 1991009314U JP 931491 U JP931491 U JP 931491U JP 2535580 Y2 JP2535580 Y2 JP 2535580Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- signal
- weight
- opening
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)
- Screw Conveyors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、蛍光X線分析に供さ
れる分析試料を製造する際に用いられる粉粒体の秤量装
置に関するものである。
れる分析試料を製造する際に用いられる粉粒体の秤量装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】成分元素の分析を行う蛍光X線分析にお
いては、まず、分析する試料を粉末にし、この粉末試料
と、ホウ酸ナトリウムのような融剤(以下、「粉粒体」
という。)を所定の重量比でるつぼ内に入れ混合試料を
得る。ついで、るつぼ内の混合試料を攪はんしながら所
定温度でアルカリ溶解して、ガラス状の分析試料を得
る。このような分析試料を用いることにより、分析精度
の再現性が向上する。
いては、まず、分析する試料を粉末にし、この粉末試料
と、ホウ酸ナトリウムのような融剤(以下、「粉粒体」
という。)を所定の重量比でるつぼ内に入れ混合試料を
得る。ついで、るつぼ内の混合試料を攪はんしながら所
定温度でアルカリ溶解して、ガラス状の分析試料を得
る。このような分析試料を用いることにより、分析精度
の再現性が向上する。
【0003】ここで、高い分析精度を得るには、粉末試
料と粉粒体との重量比を設定比にする必要がある。その
ため、従来は、図5に示すような秤量装置を用いてい
る。
料と粉粒体との重量比を設定比にする必要がある。その
ため、従来は、図5に示すような秤量装置を用いてい
る。
【0004】図5において、スクリューコンベヤ(供給
機)50の上流には、ホッパ51が連通しており、ホッ
パ51内の粉粒体Pがスクリューコンベヤ50に供給さ
れる。スクリュー52はギヤ53、54を介してスクリ
ュー駆動用のモータ55で回転駆動され、粉粒体Pを排
出口56からるつぼ(受皿)57内に落下させて供給す
る。るつぼ57は計測器58上に載置されており、この
るつぼ57内には予め秤量された粉末の試料Sが入って
いる。計測器58は、るつぼ57に供給された粉粒体P
の重量を計測するとともに、計測した測定値を重量信号
aとして、制御器59に出力する。制御器59は、計測
器58からの重量信号aを受けて、上記測定値が設定値
になったときに、モータ55に供給停止信号bを出力し
て、モータ55およびスクリュー52の回転を停止させ
る。
機)50の上流には、ホッパ51が連通しており、ホッ
パ51内の粉粒体Pがスクリューコンベヤ50に供給さ
れる。スクリュー52はギヤ53、54を介してスクリ
ュー駆動用のモータ55で回転駆動され、粉粒体Pを排
出口56からるつぼ(受皿)57内に落下させて供給す
る。るつぼ57は計測器58上に載置されており、この
るつぼ57内には予め秤量された粉末の試料Sが入って
いる。計測器58は、るつぼ57に供給された粉粒体P
の重量を計測するとともに、計測した測定値を重量信号
aとして、制御器59に出力する。制御器59は、計測
器58からの重量信号aを受けて、上記測定値が設定値
になったときに、モータ55に供給停止信号bを出力し
て、モータ55およびスクリュー52の回転を停止させ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
では、モータ55を停止させても、スクリュー52の惰
力や、スクリューコンベヤ50の振動などにより、少量
の粉粒体Pがるつぼ57内に落下する。このモーター停
止後の粉粒体Pの落下量は、その都度ばらつくので、粉
粒体Pの秤量の精度が低下する。その結果、蛍光X線に
よる分析精度が低下する。
では、モータ55を停止させても、スクリュー52の惰
力や、スクリューコンベヤ50の振動などにより、少量
の粉粒体Pがるつぼ57内に落下する。このモーター停
止後の粉粒体Pの落下量は、その都度ばらつくので、粉
粒体Pの秤量の精度が低下する。その結果、蛍光X線に
よる分析精度が低下する。
【0006】この考案は上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、粉粒体の秤量の精度を高めることにより、分
析精度を向上させることができる粉粒体の秤量装置を提
供することを目的とする。
たもので、粉粒体の秤量の精度を高めることにより、分
析精度を向上させることができる粉粒体の秤量装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、まず、開口部を有し、供給機に筒体と
同心状に回転自在に設けられて、上記開口部が受皿の上
方に対向する下方の回転位置において開状態となって供
給機から受皿への粉粒体の落下を許容し、上記 開口部が
下方の回転位置から上方へ回転することにより閉状態と
なって粉粒体の受皿への落下を防止するシャッタを設け
ている。制御器は、粉粒体の重量を計測する計測器から
の重量信号を受けて、測定値が設定値になったときに、
供給停止信号およびシャッタ閉信号を出力する。この供
給停止信号を受けて供給機を停止させる第1の駆動機
と、シャッタ閉信号を受けてシャッタを閉状態にする第
2の駆動機とを備えている。また、上記シャッタの開口
部は、このシャッタの筒体への回転支持部から筒体の軸
方向に離間して配置されている。
に、この考案は、まず、開口部を有し、供給機に筒体と
同心状に回転自在に設けられて、上記開口部が受皿の上
方に対向する下方の回転位置において開状態となって供
給機から受皿への粉粒体の落下を許容し、上記 開口部が
下方の回転位置から上方へ回転することにより閉状態と
なって粉粒体の受皿への落下を防止するシャッタを設け
ている。制御器は、粉粒体の重量を計測する計測器から
の重量信号を受けて、測定値が設定値になったときに、
供給停止信号およびシャッタ閉信号を出力する。この供
給停止信号を受けて供給機を停止させる第1の駆動機
と、シャッタ閉信号を受けてシャッタを閉状態にする第
2の駆動機とを備えている。また、上記シャッタの開口
部は、このシャッタの筒体への回転支持部から筒体の軸
方向に離間して配置されている。
【0008】
【作用】この考案によれば、受皿に貯った粉粒体の重量
が設定値になったときに、供給機を停止させるだけでな
く、シャッタを閉状態にするので、粉粒体の受皿への落
下が直ちに防止される。そのため、供給機停止後の粉粒
体の落下量が微量になる。また、シャッタの開口部は、
このシャッタの筒体への回転支持部から筒体の軸方向に
離間して配置されているので、回転支持部が多少摩耗し
ても、回転支持部から離れた開口部から異物が受皿に落
下するのが抑制される。
が設定値になったときに、供給機を停止させるだけでな
く、シャッタを閉状態にするので、粉粒体の受皿への落
下が直ちに防止される。そのため、供給機停止後の粉粒
体の落下量が微量になる。また、シャッタの開口部は、
このシャッタの筒体への回転支持部から筒体の軸方向に
離間して配置されているので、回転支持部が多少摩耗し
ても、回転支持部から離れた開口部から異物が受皿に落
下するのが抑制される。
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面にしたがって
説明する。図1および図2は一実施例を示す。
説明する。図1および図2は一実施例を示す。
【0010】図1において、スクリューコンベヤ(供給
機)50の排出口56の近傍には、コンベヤ筒体60に
一対の軸受のような回転支持部61を介して上記筒体6
0と同心状に回転自在となるように支持されたシャッタ
10が設けられている。このシャッタ10は、この実施
例の場合、キャップ状に形成されて筒体60の一端部に
嵌合されており、上記排出口56を覆うとともに、スク
リューコンベヤ50の供給方向に軸線Cが設定された円
筒部11を有している。この円筒部11には、下方のる
つぼ(受皿)57に対向する位置、つまり側部に、開口
部12が形成されている。
機)50の排出口56の近傍には、コンベヤ筒体60に
一対の軸受のような回転支持部61を介して上記筒体6
0と同心状に回転自在となるように支持されたシャッタ
10が設けられている。このシャッタ10は、この実施
例の場合、キャップ状に形成されて筒体60の一端部に
嵌合されており、上記排出口56を覆うとともに、スク
リューコンベヤ50の供給方向に軸線Cが設定された円
筒部11を有している。この円筒部11には、下方のる
つぼ(受皿)57に対向する位置、つまり側部に、開口
部12が形成されている。
【0011】上記シャッタ10における円筒部11に
は、従動ギヤ13が設けられている。この従動ギヤ13
には、シャッタ駆動モータ(第2の駆動機)14によっ
て回転される駆動ギヤ15がかみ合っている。シヤッタ
駆動モータ14は、駆動ギヤ15および従動ギヤ13を
介して、シャッタ10を軸線Cまわりに180度回転さ
せて、図2(a)の開口部12がるつぼ(受皿)57の
上方に対向する下方の回転位置にある開状態から、図2
(b)に示すように上方に回転することにより閉状態に
するものである。シャッタ10は、開状態で粉粒体Pが
るつぼ57内へ落下するのを許容し、閉状態において、
粉粒体Pがるつぼ57内へ落下するのを防止する。
は、従動ギヤ13が設けられている。この従動ギヤ13
には、シャッタ駆動モータ(第2の駆動機)14によっ
て回転される駆動ギヤ15がかみ合っている。シヤッタ
駆動モータ14は、駆動ギヤ15および従動ギヤ13を
介して、シャッタ10を軸線Cまわりに180度回転さ
せて、図2(a)の開口部12がるつぼ(受皿)57の
上方に対向する下方の回転位置にある開状態から、図2
(b)に示すように上方に回転することにより閉状態に
するものである。シャッタ10は、開状態で粉粒体Pが
るつぼ57内へ落下するのを許容し、閉状態において、
粉粒体Pがるつぼ57内へ落下するのを防止する。
【0012】上記るつぼ57は、図1の計測器16上に
載置されている。この計測器16は、るつぼ57に供給
された粉粒体Pの重量を計測するとともに、計測した測
定値を重量信号aとして、制御器20の第1および第2
の比較器21、22に出力するものである。
載置されている。この計測器16は、るつぼ57に供給
された粉粒体Pの重量を計測するとともに、計測した測
定値を重量信号aとして、制御器20の第1および第2
の比較器21、22に出力するものである。
【0013】上記制御器20は、たとえばマイクロコン
ピュータからなり、第1および第2の設定手段23、2
4を備えている。上記第1の設定手段23は、混合すべ
き粉粒体Pの重量の80%程度に相当する第1の設定値
を予め演算し、これを第1の設定信号c1として第1の
比較器21に出力するものである。一方、上記第2の設
定手段24は、混合すべき粉粒体Pの重量よりも若干少
ない値(第2の設定値)を予め演算し、これを第2の設
定信号c2として第2の比較器22に出力するものであ
る。なお、第2の設定値は第1の設定値よりも大きく、
検量により求められる。
ピュータからなり、第1および第2の設定手段23、2
4を備えている。上記第1の設定手段23は、混合すべ
き粉粒体Pの重量の80%程度に相当する第1の設定値
を予め演算し、これを第1の設定信号c1として第1の
比較器21に出力するものである。一方、上記第2の設
定手段24は、混合すべき粉粒体Pの重量よりも若干少
ない値(第2の設定値)を予め演算し、これを第2の設
定信号c2として第2の比較器22に出力するものであ
る。なお、第2の設定値は第1の設定値よりも大きく、
検量により求められる。
【0014】上記第1の比較器21は、計測器16から
の重量信号aと第1の設定信号c1とを受けて、再信号
a、c1を比較し、測定値が第1の設定値になったとき
に、スクリュー駆動モータ(第1の駆動機)17に減速
信号dを出力する。スクリュー駆動モータ17は、可変
速モータで、上記減速信号dを受けて、回転数を低くす
る。
の重量信号aと第1の設定信号c1とを受けて、再信号
a、c1を比較し、測定値が第1の設定値になったとき
に、スクリュー駆動モータ(第1の駆動機)17に減速
信号dを出力する。スクリュー駆動モータ17は、可変
速モータで、上記減速信号dを受けて、回転数を低くす
る。
【0015】上記第2の比較器22は、計測器16から
の重量信号aと第2の設定信号c2とを受けて、両信号
a,c2を比較し、測定値が第2の設定値になったとき
に、供給停止信号bおよびシャッタ閉信号eを出力す
る。上記スクリュー駆動モータ17は、上記供給停止信
号bを受けて停止することにより、粉粒体Pの供給をス
トップする。一方、シャッタ駆動モータ14は、シャッ
タ閉信号eを受けて、前述のように、シャッタ10を1
80度回転させて閉止する。
の重量信号aと第2の設定信号c2とを受けて、両信号
a,c2を比較し、測定値が第2の設定値になったとき
に、供給停止信号bおよびシャッタ閉信号eを出力す
る。上記スクリュー駆動モータ17は、上記供給停止信
号bを受けて停止することにより、粉粒体Pの供給をス
トップする。一方、シャッタ駆動モータ14は、シャッ
タ閉信号eを受けて、前述のように、シャッタ10を1
80度回転させて閉止する。
【0016】その他の構成は、従来例と同様であり、同
一部分または相当部分に同一符号を付して、その詳しい
説明を省略する。
一部分または相当部分に同一符号を付して、その詳しい
説明を省略する。
【0017】つぎに、粉粒体Pの秤量方法について説明
する。予め、るつぼ57内には秤量済の粉末の分析試料
Sが入っている。第1の設定手段23は、上記分析試料
Sの重量に基づいて定まる粉粒体Pの重量から、第1の
設定値を定める。この段階では、シャッタ10は、図2
(b)のように、開口部12が真上を向いた閉状態にな
っている。
する。予め、るつぼ57内には秤量済の粉末の分析試料
Sが入っている。第1の設定手段23は、上記分析試料
Sの重量に基づいて定まる粉粒体Pの重量から、第1の
設定値を定める。この段階では、シャッタ10は、図2
(b)のように、開口部12が真上を向いた閉状態にな
っている。
【0018】この閉状態から、図1のシャッタ駆動モー
タ14を駆動して、シャッタ10を開状態にするととも
に、スクリュー駆動モータ17を高速回転させ、粉粒体
Pをスクリューコンベヤ50の排出口56から落下させ
て、るつぼ57内に供給する。計測器16で計測される
測定値が第1の設定値になったとき、第1の比較器21
がスクリュー駆動モータ17に減速信号dを出力し、ス
クリュー駆動モータ17が低速回転に切り替わり、粉粒
体Pの供給速度が小さくなる。
タ14を駆動して、シャッタ10を開状態にするととも
に、スクリュー駆動モータ17を高速回転させ、粉粒体
Pをスクリューコンベヤ50の排出口56から落下させ
て、るつぼ57内に供給する。計測器16で計測される
測定値が第1の設定値になったとき、第1の比較器21
がスクリュー駆動モータ17に減速信号dを出力し、ス
クリュー駆動モータ17が低速回転に切り替わり、粉粒
体Pの供給速度が小さくなる。
【0019】計測器16で計測される測定値が、やが
て、第2の設定値になったとき、つまり、測定重量が混
合すべき粉粒体Pの重量よりも若干少ない値になったと
き、第2の比較器22が供給停止信号bおよびシャッタ
閉信号eを出力する。この出力で、スクリュー駆動モー
タ17が停止して、スクリュー52の回転が停止すると
ともに、シャッタ駆動モータ14が駆動して、シャッタ
10が図2(a)の開状態から図2(b)の閉状態に切
り替わる。これにより、1回の秤量が終了する。なお、
シャッタ10で受け止めた粉粒体Pは、次回の秤量の際
に、開口部12からるつぼ57内に落下させる。
て、第2の設定値になったとき、つまり、測定重量が混
合すべき粉粒体Pの重量よりも若干少ない値になったと
き、第2の比較器22が供給停止信号bおよびシャッタ
閉信号eを出力する。この出力で、スクリュー駆動モー
タ17が停止して、スクリュー52の回転が停止すると
ともに、シャッタ駆動モータ14が駆動して、シャッタ
10が図2(a)の開状態から図2(b)の閉状態に切
り替わる。これにより、1回の秤量が終了する。なお、
シャッタ10で受け止めた粉粒体Pは、次回の秤量の際
に、開口部12からるつぼ57内に落下させる。
【0020】上記構成において、スクリュー52の回転
は、直ちに停止せず、また回転停止後も、スクリューコ
ンベヤ50の排出口56から粉粒体Pが若干落ちる。し
かし、この考案は、スクリュー52の回転を停止させる
とともに、シャッタ10を閉止するので、スクリュー5
2の停止後に排出口56から落下する粉粒体Pを、この
図に示すように、シャッタ10で受け止めることができ
る。したがって、スクリュー52を停止した後の粉粒体
Pのるつぼ57への落下量が微量になるので、秤量の精
度が向上する。その結果、蛍光X線による分析精度が向
上する。
は、直ちに停止せず、また回転停止後も、スクリューコ
ンベヤ50の排出口56から粉粒体Pが若干落ちる。し
かし、この考案は、スクリュー52の回転を停止させる
とともに、シャッタ10を閉止するので、スクリュー5
2の停止後に排出口56から落下する粉粒体Pを、この
図に示すように、シャッタ10で受け止めることができ
る。したがって、スクリュー52を停止した後の粉粒体
Pのるつぼ57への落下量が微量になるので、秤量の精
度が向上する。その結果、蛍光X線による分析精度が向
上する。
【0021】なお、上記実施例では、スクリュー52の
回転を停止する前に、スクリュー52を低速回転に切り
換えるので、スクリュー52が停止した後の粉粒体Pの
落下量が一層少なくなるという利点がある。
回転を停止する前に、スクリュー52を低速回転に切り
換えるので、スクリュー52が停止した後の粉粒体Pの
落下量が一層少なくなるという利点がある。
【0022】ところで、図1のシャッタ10の開口部1
2は、このシャッタ10の筒体60への回転支持部(軸
受)61から筒体60の軸方向に離間して配置されてい
るので、軸受61が多少摩耗しても、軸受61から離れ
た開口部12から異物がるつぼ57に落下するのが抑制
される。しかし、この軸受61の磨耗により、異物がる
つぼ57に、僅かではあるが、混入する場合がある。こ
れを防止するには、図3の変形例のように、筒体60お
よびシャッタ10の円筒部11に、それぞれ、円環状突
起62、18を設けておけば、軸受61の摩耗粉が混入
するのを防止できる。
2は、このシャッタ10の筒体60への回転支持部(軸
受)61から筒体60の軸方向に離間して配置されてい
るので、軸受61が多少摩耗しても、軸受61から離れ
た開口部12から異物がるつぼ57に落下するのが抑制
される。しかし、この軸受61の磨耗により、異物がる
つぼ57に、僅かではあるが、混入する場合がある。こ
れを防止するには、図3の変形例のように、筒体60お
よびシャッタ10の円筒部11に、それぞれ、円環状突
起62、18を設けておけば、軸受61の摩耗粉が混入
するのを防止できる。
【0023】なお、上記実施例では、円筒部11を有す
るキャップ状のシャッタ10を設けたが、図4の他の変
形例に示すように、球殻部11Aを有するキャップ状の
シャッタ10としてもよい。
るキャップ状のシャッタ10を設けたが、図4の他の変
形例に示すように、球殻部11Aを有するキャップ状の
シャッタ10としてもよい。
【0024】ところで、上記各実施例では、供給機とし
てスクリューコンベヤ50を用いたが、必ずしも、スク
リューコンベヤ50を用いる必要はない。他の供給機と
しては、たとえば、ベルトコンベヤや、振動式の直進フ
ィーダなどを用いることができる。
てスクリューコンベヤ50を用いたが、必ずしも、スク
リューコンベヤ50を用いる必要はない。他の供給機と
しては、たとえば、ベルトコンベヤや、振動式の直進フ
ィーダなどを用いることができる。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、粉粒体の秤量装置において、粉粒体を供給する供給
機の排出口にシャッタを設け、供給機の停止とともに、
シャッタを閉止して、供給機の出口から落下する粉粒体
を受け止めるので、供給機の停止後に受皿に落下する粉
粒体の量が著しく少なくなる。また、シャッタの開口部
は、このシャッタの筒体への回転支持部から筒体の軸方
向に離間して配置されているので、回転支持部が多少摩
耗しても、回転支持部から離れた開口部から異物が受皿
に落下するのが抑制される。そのため、秤量の精度が高
まるので、試料の分析精度が向上する。
ば、粉粒体の秤量装置において、粉粒体を供給する供給
機の排出口にシャッタを設け、供給機の停止とともに、
シャッタを閉止して、供給機の出口から落下する粉粒体
を受け止めるので、供給機の停止後に受皿に落下する粉
粒体の量が著しく少なくなる。また、シャッタの開口部
は、このシャッタの筒体への回転支持部から筒体の軸方
向に離間して配置されているので、回転支持部が多少摩
耗しても、回転支持部から離れた開口部から異物が受皿
に落下するのが抑制される。そのため、秤量の精度が高
まるので、試料の分析精度が向上する。
【図1】この考案の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】上記実施例にかかるシャッタの動作を示す横断
面図である。
面図である。
【図3】上記実施例の変形例の要部を示す縦断面図であ
る。
る。
【図4】上記実施例の他の変形例を示す要部の縦断面図
である。
である。
【図5】従来例を示す概略構成図である。
10…シャッタ、12…開口部、14…第2の駆動機
(シャッタ駆動モータ)、16…計測器、17…第1の
駆動機(スクリュー駆動モータ)、20…制御器、50
…供給機、56…排出口、57…受皿(るつぼ)、60
…筒体、61…回転 支持部(軸受)、a…重量信号、b
…供給停止信号、e…シャッタ閉信号。
(シャッタ駆動モータ)、16…計測器、17…第1の
駆動機(スクリュー駆動モータ)、20…制御器、50
…供給機、56…排出口、57…受皿(るつぼ)、60
…筒体、61…回転 支持部(軸受)、a…重量信号、b
…供給停止信号、e…シャッタ閉信号。
Claims (1)
- 【請求項1】 筒体内に充填された粉粒体を上記筒体の
一端部の排出口から受皿に落下させて供給する供給機
と、筒体の一端部に嵌合されて排出口を覆うとともに、
側部に開口部を有し、上記供給機に筒体と同心状に回転
自在に設けられて、上記開口部が受皿の上方に対向する
下方の回転位置において開状態となって供給機から受皿
への粉粒体の落下を許容し、上記開口部が上記下方の回
転位置から上方へ回転することにより閉状態となって粉
粒体の受皿への落下を防止するシャッタと、上記受皿に
供給された粉粒体の重量を計測するとともに計測した測
定値を重量信号として出力する計測器と、この計測器か
らの重量信号を受けて上記測定値が設定値になったとき
に供給停止信号およびシャッタ閉信号を出力する制御器
と、上記供給停止信号を受けて供給機を停止させる第1
の駆動機と、上記シャッタ閉信号を受けて上記シャッタ
を閉状態にする第2の駆動機とを備え、上記シャッタの
開口部は、このシャッタの筒体への回転支持部から筒体
の軸方向に離間して配置されている粉粒体の秤量装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991009314U JP2535580Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 粉粒体の秤量装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991009314U JP2535580Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 粉粒体の秤量装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0499040U JPH0499040U (ja) | 1992-08-27 |
JP2535580Y2 true JP2535580Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31741917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991009314U Expired - Lifetime JP2535580Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 粉粒体の秤量装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535580Y2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016182535A1 (en) * | 2015-05-14 | 2016-11-17 | Svejkovsky Karen Sue | In-line adjustable gate |
JP2016223903A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 株式会社南陽 | 粉粒体の供給計量装置及び粉粒体の供給計量方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS521335Y2 (ja) * | 1972-02-23 | 1977-01-13 | ||
JPS5891127U (ja) * | 1981-12-15 | 1983-06-20 | 大島農機株式会社 | 穀物計量機 |
JPH0297628U (ja) * | 1988-06-21 | 1990-08-03 |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP1991009314U patent/JP2535580Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0499040U (ja) | 1992-08-27 |
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JPH0142362B2 (ja) | ||
JPH0419483Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |