JP2535351Y2 - 多芯光ファイバケーブル用コネクタにおける抗張力体の保持構造 - Google Patents

多芯光ファイバケーブル用コネクタにおける抗張力体の保持構造

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JP2535351Y2 JP5107092U JP5107092U JP2535351Y2 JP 2535351 Y2 JP2535351 Y2 JP 2535351Y2 JP 5107092 U JP5107092 U JP 5107092U JP 5107092 U JP5107092 U JP 5107092U JP 2535351 Y2 JP2535351 Y2 JP 2535351Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多芯光ファイバケーブ
ル用コネクタ(以下、光コネクタという。)における抗
張力体の保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、光コネクタの場合、ケー
ブルの引張りに対してケーブル内部の各芯線にその力が
加わると、「光ファイバの破断」、「性能低下」等実際
の使用上において大きな問題となる。すなわち、光ファ
イバの結線においては、光ファイバ素線の一次被覆を除
去して、フェルールの接着を行い固定するが、実際に接
着されているのは一次被覆を除去した状態のガラスファ
イバとフェルールのセラミック部分であり、軸方向寸法
で10mm程度、またファイバ外径はφ0.125mmと非
常に細く、この部分の接着強度は、2kgf程度の引張り
を越えるとファイバが破断し、フェルールから抜け、当
然のことながら再生はできない。また、光コネクタはそ
の構成部品の1つであるフェルールに光ファイバを納
め、フェルール端面同志の接触によって光の通り道を形
成することでコネクタとしての役割をなしているが、端
面が突き当てられた状態から引張力が加わると、フェル
ール端面間にギャップが生じ、これが損失を生む。ま
た、光ファイバの中で光は反射、屈折を繰り返して進
が、このファイバに曲率半径の小さい曲げを行うと、損
失値は増加する。したがって、過度の撓みも損失とな
る。
【0003】そこで、この「光ファイバの破断」と「性
能低下」を防ぐため、光ファイバケーブル(または複合
型光ファイバケーブル)や光ファイバコードには、抗張
力体(テンションメンバー)という金属ワイヤ、単鋼
線、FRPおよびアラミド繊維(コードの場合)をケー
ブル中心(コードの場合には、アラミド繊維はファイバ
芯線の外周に配し、その外側に外部被覆を施す)に入れ
て、これをコネクタで保持することにより引張強度を維
持している。
【0004】ところで、従来光ファイバケーブルの抗張
力体を保持する部品は、図25および図26に示されて
いるように、クランプユニット1、クランプ2、フェル
ール3および締付ナット4で構成され、これら部品によ
る抗張力体の保持は図27から図29に示されている手
順によって行われていた。更に説明すると、先ず、光
ファイバケーブル100の外被、介在物外を取り除き、
ケーブルの抗張力体101にL方向からクランプユニッ
ト1、クランプ2、フェルール3の順で挿通し 、ケー
ブル外被のむき出し位置を基準に、クランプユニット1
の寸法Aを確定し、締付ナット4をクランプユニット1
にねじ込み、次いで、 抗張力体101をBの部分で
切断する(図27参照)。次いで、 フェルール5の
固着が終了した各ファイバ102(複合ケーブルならば
電気コンタクトを結線した電線も含む)を、クランブユ
ニット1の各溝7に嵌り込んだ状態でインサートユニッ
ト6内に各々挿通してインサートパネル8をねじ9によ
り螺着固定し、次いで、 以上のアセンブリの外側か
ら円筒形のものを2分割した一方のカバー10を、イン
サートユニット6のフランジ部11とインサートパネル
8に対するカバー溝12の嵌入と、クランプユニット1
のフランジ部13に対するカバー溝14の嵌入をもって
挿着する(図28参照)。そして、 この状態で各フ
ァイバ102の撓み量が適度なものか判断し、 適度
でないならば、カバー10を外し、締付ナット4等を外
して再度クランプユニット1側での調整を行う(クラン
プユニット1内のクランプ2は極度に変形しているため
再利用不能)。なお、この調整を行う際、クランプユニ
ット1の溝7に各々嵌り込んでいるフアイバ102を溝
7から全て出して1ヵ所にまとめないと作業ができない
ため、インサートユニット6やケーブル100を治工具
等で保持しながら行わないと、調整作業中に最悪ファイ
バ102を破断する危険性がある。 調整が終了した
後、再度両カバー10、10を挾み込み、ワッシャ1
5、スリーブ16を順次R方向(図28および図29参
照)より挿着してカバー10、10が開かないように固
定し、これにて作業を完了する。また、別の方法として
は先ず、 光ファイバケーブル100の外被外を取り
除き、おおよその所で切断したケーブルの抗張力体10
1にクランプユニット1、クランプ2、フェルール3の
順で挿通し、締付ナット4を仮止めの状態としておき
(図27参照)、次いで、 前記の手順を経て、
一方のカバー10を挿着し、ケーブル100をR方向
に押し、これによって各ファイバ102の撓み量を適度
なものに調整して、その時点で抗張力体101とクラン
プユニットフランジ部13の境目Cで抗張力体101に
印を付け(図28参照)、次いで、 一旦カバー10
を外し、抗張力体101の印を付けた位置にクランプユ
ニット1のフランジ部13を合わせ、仮止めしていた締
付ナット4をクランプユニット1にL方向よりねじ込み
固定し、次いで 前記手順と同様にカバー10、1
0を固定して、これにて作業を完了する(図29参
照)。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】このように、従来に
おける抗張力体の保持構造では、抗張力体の保持部品を
位置決めを行うために多くの時間と相当の熟練を要し、
また、手順が非常に面倒であるため光ファイバケーブル
の結線作業に長時間を要し、作業効率が悪い等の問題点
があった。
【0006】本考案は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、その目的とするところは、抗張力体を
保持した後、該抗張力体の軸方向位置の調整を可能とす
ることによって、光ファイバケーブルの結線を短時間で
行うことができて作業効率が向上するばかりか、光ファ
イバの破断、性能低下等の問題を生じることがない抗張
力体の保持構造を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案は、クランプユニットと、該クランプユニッ
トを可動的に保持する保持金具部材とフランジ付ナット
部材とを備え、前記クランプユニットは、クランプホル
ダと該クランプホルダの一端に同軸状にして、かつ互い
に回転可能として連結されたフランジ付調整螺子杆と、
前記クランプホルダの中心軸方向貫通孔内にその抗張力
体挿通孔を前記調整螺子杆の抗張力体挿通孔に連通され
て固装されたワイヤクランプとから構成されて、前記調
整螺子杆にはフランジ付ナット部材が連結固着されてお
り、前記クランプユニット保持金具部材は、軸方向に凸
部を有し、かつ相互に離間して設けられた一対のフレー
ム部と、該フレーム部の一端に設けられた外周面に周方
向ねじ部を有し、かつ中心にクランプユニット挿通孔を
有するフランジ部と、該フランジ部と対向するフレーム
部の他端に設けられたフランジ部とを含み、該クランプ
ユニット保持金具部材には、そのクランプユニット挿通
孔を介し、かつクランプホルダの軸方向の凹溝と一対の
フレーム部の凸部が係合されて可動的に挿通保持される
と共に、ねじ付フランジ部に対するフランジ部の螺着を
もってナット部材が連結固着され、ケーブルクランプに
挿通の多芯光ファイバケーブルの抗張力体がナット部材
の中心挿通孔を介してクランプユニットの中心挿通孔に
挿通されると共に、締付けナットが前記ねじ付フランジ
部に螺着されて、クランプユニット保持金具部材および
ケーブルクランプが固定され、前記光ファイバケーブル
の各ファイバの先端に結線されている各フェルール等の
位置にあわせてインサートが挿通されて、該インサート
は前記クランプユニット保持金具部材における他方のフ
ランジ部に固着され、更にクランプユニットにおけるク
ランプホルダのねじ孔に螺着の止めねじによるクランプ
の圧接を介して抗張力体が固定され、前記調整螺子杆の
正回転または逆回転による抗張力体の軸方向への移動を
介して光ファイバケーブルが移動し、これにて前記各フ
ァイバの撓みが適度に調整される構成を特徴とするもの
である。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照し、その作用と共
に説明すると、本案は、コネクタボディ内において多芯
光ファイバケーブルの抗張力体が保持され、かつ該抗張
力体の軸方向への移動によるケーブルの移動を介して光
ファイバの撓み量が適宜調整される抗張力体の保持構造
であって、抗張力体を保持する部品は、クランプユニッ
ト、クランプユニット保持金具部材およびフランジ付ナ
ット部材とから構成されている。
【0009】クランプユニット20は、図2から図4に
示されているように、クランプホルダと調整螺子杆、ワ
イヤクランプから構成されている。クランプホルダ21
は、図5および図6に示されているように、中心軸方向
に貫通孔22を有する円筒体であって、その円筒部23
の両端部はやや小径の円筒部24、25となっており、
該小径円筒部24、25を除いた円筒部23の両側面軸
方向には一対の凹溝26が設けられ、更に円筒部23の
面取りされた平坦面の2カ所には縦方向に貫通したねじ
孔27が設けられ、該クランプホルダ21には、その小
径円筒部25にワッシヤ28を介して調整螺子杆29が
圧入によって連結されている。
【0010】調整螺子杆29は、ローレット付のフラン
ジ部30と螺子杆部31を一体に有し、これの中心軸方
向には抗張力体101の挿通孔32が設けられ、フラン
ジ部30の外周面の周方向には該調整螺子杆29を正回
転または逆回転させるための治工具の差し込み盲孔33
が等間隔で多数設けられ、該調整螺子杆29は、クラン
プホルダ21の円筒部25に対するフランジ部30の凹
部34の圧入をもって同軸状にして、かつ互いに自由回
転可能として連結されている。
【0011】クランプホルダ21の貫通孔22にはワイ
ヤクランプ35が挿入固定されている。ワイヤクランプ
35は、図7および図8に示されているように、略角形
フランジ部36とクランプ部37を一体に有すると共
に、その中心軸方向には、抗張力体101の挿通孔38
が設けられ、クランプ部37は割溝39を介して上下に
分割され、抗張力体101を弾性的に挾着保持できるよ
うになっている。そして、該ワイヤクランプ35は、図
2から図4に示されているように、クランプホルダ21
の貫通孔22内に挿入され、そのフランジ部36の端面
はクランプホルダ小径円筒部24の端面とほぼ一致させ
ている。
【0012】クランプユニット21の保持金具部材40
は、図9から図12に示されているように、相互に離間
して対向形成された一対のフレーム部41と、該フレー
ム部41の一端に一体に設けられたフランジ部42と、
該フランジ部42と対向するフレーム他端に一体に設け
られたフランジ部43を含み、一対のフレーム部41の
内側面軸方向にはその一部分を除いて凸部44を有する
と共に、一対のフレーム部41の外側面軸方向には、両
端のフランジ部42、43までに亘ってファイバ102
の振り分け凹溝45を有し、また、フランジ部42には
その中心軸方向にクランプユニット挿通孔46を有する
と共に、その外周にはねじ部47と軸方向にファイバ振
り分け凹溝48(例えば、複合ケーブルならば電線を含
む)を有し、また、フランジ部43の中央前部にはイン
サートの取付突部49を有し、更にフランジ部43の外
周軸方向には、ファイバ振り分け凹溝50(例えば、複
合ケーブルならば電線を含む)を有している。
【0013】ナット部材51は、ナット部52とフラン
ジ部53を一体に有し、フランジ部には凹溝45、48
と一体的に連通するファイバ振り分け凹溝54、55を
有し、該ナット部材51は、クランプユニット21にお
ける調整螺子杆部31に対するナット部52のねじ込み
をもって連結され、更に、該組立体は、保持金具部材4
0に、その挿通孔46を介して、かつクランプホルダ2
1の凹溝26とフレーム部41の凸部44を係合させて
可動的に保持されると共に、フランジ部42と当接せら
れたフランジ部53側からの止めボルトによって固定さ
れ、ローレット付フランジ部30の回転操作を介しての
調整螺子杆29の正回転または逆回転によりクランプユ
ニット20がその軸方向に前進または後退するようにな
っている。
【0014】以上の構成において、光ファイバケーブル
100の結線は図19から図24および図1に示されて
いる手順により行われる。更に説明すると、先ずファイ
バケーブル100を外被切断位置を基準として算出した
値をもとに外被、介在物等の除去を行って、フェルール
56(複合ケーブルならば電気コンタクトの結線を含
む)の接着を行い、次いで、ケーブル100にケーブル
クランプ57を挿通し(図19参照)、ケーブルクラン
プ57の面Dと組立体におけるナット部材51のフラン
ジ部53の面Eを位置合わせし、抗張力体101の切断
を行う。この時、抗張力体101の切断位置はF〜Gの
範囲であれば任意の位置でよい(図20参照)。
【0015】次いで、抗張力体101の先端を挿通孔3
2を通してワイヤクランプ35の挿通孔38に挿入する
と共に、ケーブル100の各ファイバ102をナット部
材51の各凹溝54、55に振り分け、次いで、この状
態からケーブルクランプ57の面Dとナット部材フラン
ジ部53の面Eとを、フランジ部53の凹溝54、54
にケーブルクランプ57の一対のガイド58、58を嵌
め込むようにして突き合わせ、これによって、抗張力体
101はクランプユニット20におけるワイヤクランプ
35の挿通孔38に挿入される。次いで、予め挿着して
ある締付ナット59を保持金具部材40におけるフラン
ジねじ部47にねじ込み、保持金具部材40およびクケ
ーブルランプ57を固定する(図21参照)。
【0016】次いで、凹溝45(55)、48(54)
に振り分けられている各ファイバ102を保持金具部材
40におけるフランジ部43の凹溝45、50を介し、
ファイバ先端に結線されているフェルール56等の部品
を保持金具部材40フランジ部43の面Hを基準に配置
し(図21参照)、次いで、各ファイバ102の先端に
接続のフェルール56等の位置に合わせてL方向からイ
ンサート60を挿入した後、該インサート60の中央貫
通孔61にワッシヤ62を介してねじ63を挿入して、
クランプユニット保持金具部材40におけるフランジ部
43のねじ孔にねじ込み固定し(図22参照)、次い
で、クランプユニット20におけるワイヤクランプ35
のフランジ部36の端面が保持金具部材40におけるフ
ランジ部43の内側面に対し適度な間隔hを持っている
状態を確認した後、六角穴付き止めねじ64(4個)を
上下方向よりねじ孔27にねじ込み、これら上下方向よ
りのねじ64の先端によるクランプ部37の弾性的挟着
によって抗張力体101は固定保持される(図22およ
び図23参照)。
【0017】次いで、各ファイバ102の撓みを目視し
て、撓みが少ない場合には、調整螺子杆29をそのフラ
ンジ部30の孔33に対する治工具の差し込み、順送り
操作によってr方向(時計方向)に回転させ、また、撓
みが多い場合には、同様操作によって調整螺子杆29を
l方向(反時計方向)に回転させると、調整螺子杆29
はナット部材51との螺子運動により、クランプユニッ
ト20は、そのクランプホルダ21における凹溝26が
保持金具部材40におけるフレーム部41の凹部44と
係合しながらR方向に前進移動し、またはL方向に後退
移動して、これと連動しケーブル100全体が同方向に
移動して各ファイバ102の撓みは適度に調整される
(図1、図23および図24参照)。なお、調整螺子杆
29の回転操作は、前述のようにそのフランジ部孔32
に治工具を差し込み、順送りに進めることにより行われ
るものであるから、周囲のファイバ、配線を気にせずし
て作業が可能である。
【0018】
【考案の効果】しかして、本考案によれば、従来では全
く不可能であった固定保持後における抗張力体の軸方向
位置の移動調整を可能としたから、コスト高の要素を持
つ光ファイバケーブルの結線を短時間で行うことができ
て作業効率が格段と向上するばかりか、各光フアイバは
適度の撓みを持って結線されるので、光フアイバの破
断、性能低下等の問題を生じることがない信頼性の高い
多芯光ファイバケーブル用コネクタを提供し得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る抗張力体の保持構造の一例での横
半断面図である。
【図2】クランプユニットの横半断面図である。
【図3】クランプユニットの縦半断面図である。
【図4】図2の4方向から見た端面図である。
【図5】クランプホルダと調整螺子杆との連結状態を示
す横半断面図である。
【図6】図5の縦半断面図である。
【図7】ワイヤクランプの横半断面図である。
【図8】図7の縦半断面図である。
【図9】クランプユニット保持金具部材の横半断面図で
ある。
【図10】図9の縦半断面図である。
【図11】図10のイ−イ線に沿った断面図である。
【図12】図10のロ−ロ線に沿った断面図である。
【図13】クランプユニットとナット部材との連結状態
を示す横半断面図である。
【図14】図13の縦半断面図である。
【図15】クランプユニット等を保持金具部材に組み付
けた状態を示す横半断面図である。
【図16】図15の16方向から見た端面図である。
【図17】図15の縦半断面図である。
【図18】図17のハ−ハ線に沿った断面図である。
【図19から図24】光ファイバケーブルの結線手順の
説明図である。
【図25】従来における抗張力体の保持部材を示す縦半
断面図である。
【図26】同上クランプユニットの側面図である。
【図27から図29】従来における光ファイバケーブル
の結線手順の説明図である。
【符号の説明】
20 クランプユニット 21 クランプホルダ 22 中心貫通孔 23 円筒部 26 一対の凹溝 27 ねじ孔 29 調整螺子杆 30 フランジ部 31 螺子杆部 32 挿通孔 33 治工具差し込み孔 35 ワイヤクランプ 36 フランジ部 37 クランプ部 38 挿通孔 39 割溝 40 クランプユニット保持金具部材 41 一対のフレーム部 42、43 フランジ部 44 凸部 45 凹溝 46 挿通孔 47 ねじ部 48、50 凹溝 51 ナット部材 52 ナット部 53 フランジ部 54、55 凹溝 56 フェルール 57 ケーブルクランプ 59 締付ナット 60 インサート 100 光ファイバケーブル 101 抗張力体 102 光ファイバ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタボディ内において多芯光ファイ
    バケーブルの抗張力体が保持され、かつ該抗張力体の軸
    方向への移動によるケーブルの移動を介して光ファイバ
    の撓み量が調整される抗張力体の保持構造であって、 クランプユニットと、該クランプユニットを可動的に保
    持する保持金具部材とフランジ付ナット部材とを備え、 前記クランプユニットは、クランプホルダと該クランプ
    ホルダの一端に同軸状にして、かつ互いに回転可能とし
    て連結されたフランジ付調整螺子杆と、前記クランプホ
    ルダの中心軸方向貫通孔内にその抗張力体挿通孔を前記
    調整螺子杆の抗張力体挿通孔に連通されて固装されたワ
    イヤクランプとから構成されて、前記調整螺子杆にはフ
    ランジ付ナット部材が連結固着されており、前記クラン
    プユニット保持金具部材は、軸方向に凸部を有し、かつ
    相互に離間して設けられた一対のフレーム部と、該フレ
    ーム部の一端に設けられた外周面に周方向ねじ部を有
    し、かつ中心にクランプユニット挿通孔を有するフラン
    ジ部と、該フランジ部と対向するフレーム部の他端に設
    けられたフランジ部とを含み、該クランプユニット保持
    金具部材には、そのクランプユニット挿通孔を介し、か
    つクランプホルダの軸方向の凹溝と一対のフレーム部の
    凸部が係合されて可動的に挿通保持されると共に、ねじ
    付フランジ部に対するフランジ部の螺着をもってナット
    部材が連結固着され、ケーブルクランプに挿通の多芯光
    ファイバケーブルの抗張力体がナット部材の中心挿通孔
    を介してクランプユニットの中心挿通孔に挿通されると
    共に、締付けナットが前記ねじ付フランジ部に螺着され
    て、クランプユニット保持金具部材およびケーブルクラ
    ンプが固定され、前記光ファイバケーブルの各ファイバ
    の先端に結線されている各フェルール等の位置に合わせ
    てインサートが挿通されて、該インサートは前記クラン
    プユニット保持金具部材における他方のフランジ部に固
    着され、更にクランプユニットにおけるクランプホルダ
    のねじ孔に螺着の止めねじによるクランプの圧接を介し
    て抗張力体が固定され、前記調整螺子杆の正回転または
    逆回転による抗張力体の軸方向への移動を介して光ファ
    イバケーブルが移動し、これにて前記各ファイバの撓み
    が適度に調整される構成を特徴とする多芯光ファイバケ
    ーブル用コネクタにおける抗張力体の保持構造。
  2. 【請求項2】 前記クランプユニット保持金具部材のね
    じ付フランジ部およびこれと接合固着の前記ナット部材
    のフランジ部の外周軸方向に、光ファイバケーブルの各
    ファイバが振り分けられる複数の凹溝が設けられている
    請求項1の多芯光ファイバケーブル用コネクタにおける
    抗張力体の保持構造。
  3. 【請求項3】 前記調整螺子杆のフランジ部の外周面の
    周方向には、該調整螺子杆を正回転または逆回転させる
    ための治工具の差し込み盲孔が等間隔で設けられている
    請求項1の多芯光ファイバケーブル用コネクタにおける
    抗張力体の保持構造。
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