JP2535262Y2 - 面実装用コンタクト - Google Patents

面実装用コンタクト

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JP2535262Y2
JP2535262Y2 JP1991052681U JP5268191U JP2535262Y2 JP 2535262 Y2 JP2535262 Y2 JP 2535262Y2 JP 1991052681 U JP1991052681 U JP 1991052681U JP 5268191 U JP5268191 U JP 5268191U JP 2535262 Y2 JP2535262 Y2 JP 2535262Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,面実装に用いられるコ
ネクタのコンタクトに関し,特にLGA(Land Grid Ar
ray )等に用い得る面実装用コンタクトに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来,LSIの電極,基板のランドが縦
横にマトリックス状に並んで設けられているものを接続
する,いわゆる,LGAコネクタが使用されている。
【0003】この種のコネクタは,図9の組立分解斜視
図に示すような構成を有する。図9において,インシュ
レータ70は複数並行に配置され,放射状に突出する突
片71を有する角型の棒材からなるピンコンタクト取付
部72と,このピンコンタクト取付部72の両端が対向
する固定部73a,73a´間に挟み込まれていて固定
されるコの字状の支持部73とを有する。このピンコン
タクト取付部72の突片71間には,ピンコンタクト7
4が複数装着されている。このインシュレータ70は,
LSI等の基板50とこれと同様に基板60との間に挟
み込まれて,基板50に設けられた複数の接点ランド5
1と,基板60の図示しない接点ランドとがピンコンタ
クト74により連結される。このインシュレータ70
は,両端に取付穴75,75を有し,この取付穴75,
75に対応する位置に基板50及び基板60は,取付穴
52,52及び61,61を夫々有する。これらの取付
穴52,75,61は重ねられてビス80,80によっ
て貫通され,図10のように固定される。
【0004】図11は図9のインシュレータのコンタク
トを示すA−A線に沿う断面図である。図11におい
て,ピンコンタクト取付部72は,溝76,76´を互
いに対向する上下面に有し,この溝76,76´の幅方
向の一方の台部77,77´が,他方の台部78,78
´よりも高く,また,これらの台部の外側縁部を連絡す
るように互いに対向する面79,79´とを有するH形
状を有する。この溝内76,に屈曲したピンコンタクト
の一端を挿入し,台部78を覆い,一面79に沿い,更
に台部78´を覆い,溝内76´にコンタクトの屈曲し
た他端が装着されている。コンタクトは,対向する外側
面が外方に突出するように屈曲しており,この頂点74
a,74a´が接点となる。また,コンタクト先端部7
4b,74b´は夫々の溝76,76´の側部76a,
76a´で係止される。
【0005】図12は,図11で示すインシュレータ7
0に基板50及び基板60を重ねたときの状態を示す断
面図である。図12で示すように,基板50及び基板6
0の一面の片側が台部77,77´に接触するととも
に,ピンコンタクトの接点74a,74a´が互いに対
向する方向に圧縮されることで,コンタクトが撓み各々
の接点ランド51および62に圧接される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
コンタクトは,図11で示すように,幅Wが大きく,コ
ンタクトのピッチが大きくなるという欠点を有した。更
に,従来のコンタクトは,図12の破線81で示すよう
に,電流経路が長く,高周波特性に劣るという欠点を有
した。
【0007】そこで,本考案の技術的課題は,コンタク
トの幅を小さくしながらも接触が安定し,又,電流経路
が短くなるような面実装用コンタクトを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案によれば,厚み方
向にS字状に屈曲して第1及び第2の突出部を形成しな
がら延在し,延在方向両端に,前記第1の突出部に隣接
する第1接点及び前記第2の突出部に隣接する第2接点
を有した導電性の屈曲バネと,前記第1接点から延在し
前記第2の突出部に接触して接触点を形成し,該接触点
と前記第1接点との間を短絡させる導電性の第1の板バ
ネと,前記第2接点から延在し前記第1の突出部に接触
して接触点を形成し,該接触点と前記第2接点との間を
短絡させるとともに,前記第1の板バネに対向する導電
性の第2の板バネとを備え,前記第1及び第2の板バネ
は,接続の際に,互いに対向方向と逆方向に変位すると
ともに,前記第2及び第1の突出部を押圧して前記第1
及び第2接点を互いに離間する方向に付勢することを特
徴とする面実装用コンタクトが得られる。
【0009】
【作用】本考案においては,両端の接点間を屈曲して連
絡する屈曲バネを持ちながらも,一端の接点から延在す
る板バネは,屈曲バネの複数の突出部のうちの一端の接
点に最寄りもの除く突出部に接触して接触点を形成し,
この接触点と一端の接点との間に電流経路のバイパス路
ができるので,電流経路が短く,高周波特性に優れたコ
ンタクトが得られる。
【0010】
【実施例】以下,本考案の実施例について,図面を参照
して説明する。
【0011】図1は本考案の実施例に係るコンタクトを
示す斜視図,図2は図1のコンタクトの側面図及び図3
は図1のコンタクトの正面図である。図1,図2及び図
3において,本考案の実施例に係るコンタクト10は,
導電性で弾性を有する板体の両端に形成された第1接点
1及び第2接点2,屈曲バネとして夫々の接点1,2の
互いに異なる側から中心に向かって互いに逆方向に突出
部3a,4aを夫々持つようにRを描いて湾曲し,中央
で側部を合わせて接続されてS字を描く第1Rバネ3及
び第2Rバネ4,この第1Rバネ3及び第2Rバネ4と
は逆の側から中心に向かって延在し,対応する側の第1
及び第2Rバネ3及び4の突出部3a,4aに接触す
る,即ち,第1板バネ5は第2Rバネ4,及び第2板バ
ネ6は第1Rバネ3の突出部外面3a,4aに夫々接触
する内側面5a,6aを夫々有するこの第1板バネ5及
び第2板バネ6からなる。
【0012】図4は図1のコンタクトの展開図である。
【0013】図4において,コンタクト10を形成する
コンタクト材は,長尺状の導電性板材料をS字状に一体
に打ち抜いて形成されている。具体的には,長尺状の板
体の一端部の両側の角部を切欠いて,その切り欠き間の
最先端部をRに形成して第1接点1となす。この板体の
一端部から一側寄りの部分から長さ方向の中心に向かっ
て延在し,更にこの板体に対して幅方向中心寄りの辺
を,先端に移動するにつれて次第に幅が狭くなるように
形成した第1板バネとなす。一方,この一端部から第
1板バネに並んだ他側寄りを長さ方向中心部まで同じ
幅で延在させて,この板体の中央部で,この板体の一側
に向かって斜めに延在したつなぎ部7を形成する第1R
バネ3となす。これら第1接点1,第1Rバネ3及び第
1板バネ5とつなぎ部を介して点対称形となるように長
尺板体の一端に対向する他端側からも同様に,第2接点
2,第2Rバネ4及び第2板バネ6が夫々形成される。
この第1Rバネと第2Rバネとは,つなぎ部7で連結さ
れている。コンタクト材は,このつなぎ部7を中心にし
て点対称形に形成されている。
【0014】次に,このコンタクト材料からコンタクト
10を形成する手順について説明する。まず,図4にお
いて,第1Rバネ3を紙面裏側方向に曲げ,一方第2R
バネ4を上方向に曲げて,それぞれのRの外側に第1板
バネと第2板バネが乗るように加工し,図1で示す
コンタクトが完成する。
【0015】図5及び図6は本考案の実施例に係るコン
タクトの使用状態を示す図である。
【0016】図5において,四隅の角部付近に四角形を
なすように本考案の実施例に係るコンタクト10を組み
込んだインシュレータ12を外部基板11上に図の矢印
14で示すようにインシュレータの窪み17内に装着
し,基板のランド13とコンタクト10の下側とを接触
させるとともに,LSI基板20四隅のランド21側を
コンタクト10の上側に接するように図の矢印23で示
すようにインシュレータの窪み17内に装着し,夫々の
コンタクト10と夫々のランド21とを接触させて,そ
の上から枠30を図6で示すようにねじ31で固定す
る。図中において,符号15,16及び32は固定用の
穴である。
【0017】図7は,図1のコンタクトをインシュレー
タ内に組み立て,下に基板を上にLSIを夫々実装した
状態を示す拡大断面図である。この図において,コンタ
クト10はインシュレータ12の空孔12a内に装着さ
れている。コンタクト10の第1及び第2接点1,2
は,基板11のランド13及びLSI基板20のランド
21に接触するとともに,この第1及び第2接点1,2
とも互いに対向する方向に変位し,そのため第1Rバネ
3及び第2Rバネ4とによって形成されるS字形状が潰
されるように弾性変形している。この際に,第1及び第
2板バネ5,6も各Rバネの突出部に押されて互いに対
向する方向と逆方向に変位し,各Rバネとの接触力を発
生する。図の2点鎖線で示すように,第1板バネ5又は
第2板バネ6によって,第1Rバネ3又は第2Rバネ4
を通る電流経路がバイパスされて,短くなることが判
る。
【0018】図8図7のA−A線に沿ってインシュレ
ータ12を切断したときの方向断面図である。ただし,
図において,外部基板11及びLSI基板20とも除か
れているので,第1及び第2接点1,2はインシュレー
タ12の内方に変位していない。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように,本考案によれば,
屈曲したバネを持ちながら板バネがバイパス電流経路を
形成するので,両端の接点間の電流経路が短くなり高周
波特性に優れた面実装用コンタクトを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るコンタクトを示す斜視図
である。
【図2】図1のコンタクトの側面図である。
【図3】図1のコンタクトの正面図である。
【図4】図1のコンタクトの展開図である。
【図5】本考案の実施例に係るコネクタの使用状態を示
す斜視図である。
【図6】本考案の実施例に係るコネクタの使用状態を示
す斜視図である。
【図7】図1のコンタクトをインシュレータ内に組み立
て,下に外部基板,上にLSIを実装した状態を示す断
面図である。
【図8】図7のA−A線に沿う方向でインシュレータを
切断したときの断面図である。
【図9】従来例に係るコネクタを示す分解組立て斜視図
である。
【図10】図9のコネクタの正面図である。
【図11】図9のコンタクトを示すA−A線断面図であ
る。
【図12】図9のコンタクトの使用状態の説明に供する
横断面図である。
【符号の説明】
1 第1接点 2 第2接点 3 第1Rバネ 4 第2Rバネ 5 第1板バネ 6 第2板バネ 7 つなぎ部 10 コンタクト 12 インシュレータ 13 外部基板のランド 15 ねじ穴 16 ねじ孔 20 LSI 21 ランド 30 枠 31 ねじ 32 ねじ穴 50 外部基板 51 接点ランド 52 取付穴 60 基板 62 接点ランド 70 インシュレータ 71 突片 72 ピンコンタクト取付部 73 支持部 74 ピンコンタクト 74a 接点 74b 先端部 75 取付穴 76 溝 76a 溝側部 76´ 溝 77 台部 78 台部 79 一面 80 ビス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み方向にS字状に屈曲して第1及び第
    2の突出部を形成しながら延在し,延在方向両端に,前
    記第1の突出部に隣接する第1接点及び前記第2の突出
    部に隣接する第2接点を有した導電性の屈曲バネと,
    記第1接点から延在し前記第2の突出部に接触して接触
    点を形成し,該接触点と前記第1接点との間を短絡させ
    る導電性の第1の板バネと,前記第2接点から延在し前
    記第1の突出部に接触して接触点を形成し,該接触点と
    前記第2接点との間を短絡させるとともに,前記第1の
    板バネに対向する導電性の第2の板バネとを備え,前記
    第1及び第2の板バネは,接続の際に,互いに対向方向
    と逆方向に変位するとともに,前記第2及び第1の突出
    部を押圧して前記第1及び第2接点を互いに離間する方
    向に付勢することを特徴とする面実装用コンタクト。
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