JP2535251B2 - 移動通信用遠隔通信システムにおける移動サ―ビス用2スイッチング交換局間の移動タ―ミナルになされた能動接続の処理を移動させるための方法 - Google Patents

移動通信用遠隔通信システムにおける移動サ―ビス用2スイッチング交換局間の移動タ―ミナルになされた能動接続の処理を移動させるための方法

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JP2535251B2 JP2263977A JP26397790A JP2535251B2 JP 2535251 B2 JP2535251 B2 JP 2535251B2 JP 2263977 A JP2263977 A JP 2263977A JP 26397790 A JP26397790 A JP 26397790A JP 2535251 B2 JP2535251 B2 JP 2535251B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、移動電話用通信システムにおいて、話中接
続の取扱いを第1のスイッチング交換局MSC1から第2の
スイッチング交換局MSC2へ移す方法に関する。
特には、少なくとも1の移動端末(MS);それぞれの
1つが第1のスイッチング交換局(MSC1)とリンクさ
れ、それぞれの1つが無線経路により移動端末と通信で
き、そしてそれぞれの1つが一定範囲の作動エリアをも
つ少なくとも1つの第1の基地局(BS1);それぞれの
1つが第2のスイッチング交換局(MSC2)とリンクさ
れ、それぞれの1つが無線経路により移動端末と通信で
き、そしてそれぞれの1つが一定範囲の作動エリアをも
つ少なくとも1つの基地局(BS2);第1の複数の基地
局(BS1)と相互交信可能であり、接続制御のためのコ
ール制御機能をもつ移動サービス用の第1のスイッチン
グ交換局(MSC1);第2の複数の基地局(BS2)と相互
交信可能であり、接続制御のためのコール制御機能をも
つ移動サービス用の第2のスイッチング交換局(MSC
2);及び、各スイッチング交換局(MSCs)とリンクさ
れ、各スイッチング交換局と相互交信可能である固定通
信用交換局(TX);からなる移動電話用通信システムに
おいて、移動通信サービス用の各スイッチング交換局
(MSCs)の間で、移動端末への話中接続の取扱いを第1
スイッチング交換局(MSC1)から第2スイッチング交換
局(MSC2)へ移す方法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
このような方法は「ハンドオーバー処理」(handover
procedure)という名でよく知られているので、以後、
この名を使う。ハンドオーバー処理は、1つのスイツチ
ング交換局から隣のスイツチング交換局に、移動ターミ
ナル、たとえば自動車電話になされる話中接続(以降に
「能動接続」と記すことがある)の取扱いを移動するた
めに使われる。これは、各スイツチング交換局に関連し
た基地局のそれぞれ、および各スイツチング交換局が、
一定範囲の作動エリアしか持つていないので、必要であ
る。以後、「能動接続」という用語は、業界でもつと一
般的な用語「コールー」(Call)を意味するものと理解
されたい。「コール」は呼出し、処理およびその終了か
らなり、処理はデータあるいは通話に関するものであ
る。
将来の全ヨーロツパ・デイジタル移動遠隔通信システ
ム、いわゆるGSM(グループ特定移動)に対し、ハンド
オーバー処理がすでに指定されている。ハンドオーバー
処理の進歩は、1989年1月23〜25日にケケンブリツジで
開かれたRACE計画1043の年次会議で発表されたM.メイジ
ヤーの「RACE移動遠隔通信システムのネツトワーク・ア
スペクト」に一般に表わされている。また、1988年2月
15日付けのGSMレポート「GSM03.09」第3版に非常に詳
しく述べられている。
多くの魅力的な面はあるが、GSMに提案されたハンド
オーバー処理は、移動ターミナルが他のスイツチング交
換局に関連した基地局の作動エリアに動いたとしても、
接続の中間、能動接続がそれを通して始められるスイツ
チング交換局が、移動ターミナルへの通信路に含まれて
残るという重大な欠点を有している。接続が始められる
スイツチング交換局とは、いわゆるコール制御(Call C
ontrol)を含む交換局を意味する。このコール制御は、
接続の開始・維持・終了に関しているばかりでなく、タ
ーミナルの通話がふさがられていれば待ち呼出しやかけ
直しのようなサービスさえも含んでいる。それゆえ、GS
Mによるハンドオーバー処理において、接続の大部分の
間、2つのスイツチング交換局はその維持にかかりきり
になる恐れがある。これは、移動遠隔通信システムで使
われるユニツトが有効に使われないという欠点を有して
いる。これは能動接続の持続時間が将来増すというばか
りでなく、2つのスイツチング交換局の同時関与の持続
時間も増すということである。もう1つの欠点は、能動
接続にかかわつている第1スイツチング交換局が、持続
が能動である間中ずつと請求書を提供することである。
その結果、移動ターミナルが異なる請求書料率を持つ地
域へ長距離移動すれば、請求書を調整することができな
い。
〔本発明の構成〕
本発明の目的は、GSMに対し定められたハンドオーバ
ー処理の最も重要な利点を有するが上記従来技術の欠点
は有さず、処理後は、移動ターミナルへの通信路におい
て、1つのスイツチング交換局だけがあらゆる場合に含
まれるハンドオーバー処理を提供することにある。本発
明の目的は、GSMに有利に使われる方法を提供すること
にあるが、GSMにのみ限定されず、他の移動遠隔通信シ
ステムにも使われ得る。
このため、本発明は固定遠隔通信用交換局と他のスイ
ツチング交換局との間にも新たな接続を設け、移動ター
ミナルへの話中接続が該他のスイッチング交換局に属す
る別の基地局によって引き継がれた後、該話中接続に関
する取扱いの全てが該他のスイッチング交換局のコール
制御機能に引き継がれて、2つのスイツチング交換局の
間、および第1スイツチング交換局と固定通信用交換局
との間の接続が解かれる方法を提供することにある。
以下、図によつて本発明を具体的に説明する。第1図
はGSMネツトワークの構成を示すブロツク図である。こ
のネツトワークは移動加入者のターミナル−たとえば、
電話機−を表す複数の移動局(MS)からなつている。各
移動局は無線によつて、いわゆるセルと呼ばれる一定範
囲の作動エリアを持つトランシーバー・ユニツトである
基地局(BS)に接続される。特定の基地局のセル内にあ
つて能動接続を有するすべての移動局は、無線によつて
基地局と接続される。1つのセルは能動接続を有する複
数の移動局を含むので、該すべての移動局は同じ基地局
に接続される。複数の基地局が、固定遠隔通信ネツトワ
ークに出会うような他方交換局であり、移動通信を行う
ことができるのに必要な特殊機能によつて補われるスイ
ツチング機能を特に有する移動スイツチング交換局(MS
C)に関連している。それゆえ1つのMSCが関連する基地
局の全セルを含む作動エリアを有する。
データベース(DB)が移動スイツチング交換局に接続
され、GSMシステムの移動アスペクトに関するデータを
含んでいる。最後に、ISDNのような固定遠隔通信システ
ムでも使われるような交換局である通過交換局(TX)が
与えられている。このTXはスイツチング機能などを有し
ている。複数のMSCが1つのTXに接続される。TXは今度
は、図示しない従来の固定遠隔通信ネツトワークに接続
される。
MSが1つのセル、たとえばBS1.2の作動エリアから他
のセル、たとえばBS2.1の作動エリアへ移動すると、こ
のMSはこの新しいセルに関する基地局に接続されなけれ
ばならない。接続が能動である間、妨害が起こらないよ
うに、現在ある能動接続は新しい基地局へ別のルートで
なされなければならない。この別ルート接続が「ハンド
オーバー」と呼ばれる。ハンドオーバーの間、ある基地
局の作動エリアから他の基地局へ、たとえば基地局1.1
から基地局1.2へ−この場合には、2つとも同じMSC1に
関している移動局が移動する。このタイプのハンドオー
バーに対するGSMの提案はすでに満足な解を与えている
ので、ここでは論じない。もつぱら、第1MSCに関する基
地局のセルから第2MSCに関する基地局のセルへ、たとえ
ばBS1.2からBS2.1へ移動局が動く場合に関するものであ
る。
ハンドオーバー処理に重要な制御機能は、特に、「コ
ール制御」と「ハンドオーバー制御」である。GSMシス
テムにおいて、制御機能はTXからMSへ能動接続を最初に
処理するMSCに割り当てられている。
第2a、b図はGSMによるハンドオーバー処理の過程を
示すブロツク図である。第2a図は、MSC1がTXとMS1の間
の接続に初めに含まれており、それゆえコール制御とハ
ンドオーバー制御機能を有する移動スイツチング交換局
である初期状態を示している。同図で、実線はMS1がBS
1.2とMSC1を通してTXに接続されている初期状態におけ
るGSMネツトワークの種々のユニツト間の機能接続を示
している。MS1がBS1.2のセルからBS2.1のセルへ動く
と、BS1.2からBS2.1へのハンドオーバー処理が開始され
る。GSMによるハンドオーバー処理は次の4つのステツ
プからなつている。
ステツプ:ハンドオーバー制御を有するMSC1からMSC2
へ、MSC2からMSC1へ接続がされるように、要請がなされ
る。このために、MSC2からBS2.1およびBS2.1の無線チヤ
ンネルへ接続が確保される。MSC2はMSC1に、どの無線チ
ヤンネルが確保されたかを知らせる。ステツプ1で形成
された接続は、第2a図の破線で示されている。
ステツプ2:MSC1がMSC2との間に接続を形成する。MSC2
はBS2.1との間の接続を通して該接続に結合させる。結
局、MSC1はいわゆるブリツジによつて接続MSC−MSC2を
接続TX−MSC1、MSC1−BS1.2に結合する。該ブリツジの
形成と機能は前記GSMレポートによつて知られている。
第2ステツプで形成された機能接続は第2a図の1点鎖線
で示されている。MSCと基地局内部の各接続は便宜上示
されていない。
ステツプ3:MS1はいまや「古い」無線チヤンネルから
他の「新しい」無線チヤンネルにスイツチでき、BS1.2
からBS2.1へスイツチできる。このスイツチングはMSC1
のハンドオーバー制御によつて確認される。第2b図は第
3ステツプが完了した後の状態を示している。
ステツプ4:MSC1は接続MSC1−BS1.2とBS1.2の無線チヤ
ンネルをクリアーし、接続TX−MSC1を接続MSC1−MSC2を
通して接続させる。その結果、ブリツジがTXの接続から
MS1に除かれる。第4ステツプの間、第2b図の破線で示
された通信路が除かれる。第2b図から、GSMに従うハン
ドオーバー処理において有効な使用がなされないという
ことが明らかである。最も有利なのは、TXからMS1への
最短ルートであるMS1−BS2.1−MSC2−TXに沿う接続であ
る。GSM提案において、MSC1とMSC2の間の接続は、コー
ル制御機能がMSC1に含まれているので、MSC1が接続に連
続して含まれている必要があり、従って話中接続の終了
時まで必要である。
MS1が再び動けば、MS1が接続されている基地局と同じ
MSCに関連した基地局、又はMSC1に関する基地局、又は
第3のMSC3に関する基地局へ向かう。MS1がMSC1に関す
る基地局へ動く場合、ハンドオーバー処理は上記処理を
逆になり、MS1がBS1.2のセルに動けば、接続はルートMS
1−BS1.2−MSC1−TXを通つて伸びる。その後で、MS1は
最短ルートを通して再びTXに接続される。MS1がMSC3に
関する基地局BS3.1に動けば、接続に関する全制御を含
むMSC1に通信され、MSC1はMSC3に対しBS3.1への接続を
行うよう要求し、BS3.1は無線チヤンネルを予約する。
これは上記ステツプ1と同じである。
MSC1はMSC3に接続を行い、MSC3はBS3.1に接続する。M
SC1は接続TX−MSC1、MSC1−MSC2、MSC1−MSC3が互いに
結ばれるブリツジを形成する。MS1は無線チヤンネルを
スイツチ1、BS3.1に接続される。結局、MSC1は接続MSC
−MSC2をクリアーし、接続TX−MSC1、MSC1−MSC3を結ば
せて、ブリツジを除く。接続MSC2−BS2.1とBS2.1の無線
チヤンネルは、クリアーされる。MSC1は、いまや、TXか
らMS1へのルートに再び含まれるので、TXからMS1への最
短ルートがこの場合にも達成されない。
GSMによるハンドオーバー処理は、遠隔通信システム
の固定部、すなわち、TXからネツトワークへMSC以上の
部分が、MS、BSおよびMSC間で移動通信がネツトワーク
の最下部に含まれていることを決して知らせないという
利点を有している。しかし、処理の不利な点は、接続が
最初になされたMSCが接続の間ずつと能動的であるの
で、隣のMSCへのハンドオーバーが付加接続になる点で
ある。
本発明は、ハンドオーバーの完了後、最短ルートがTX
からMSへ維持されるので、ネツトワークに関する種々の
成分、特にMSCがより有効に使われる新しいハンドオー
バー処理を提供する。その処理は、2相からなり、第1
相は上記CSMによるハンドオーバー処理に実質的に完全
に対応し、第2相はTXとMS1の間の最短ルートを復活さ
せるものである。
本発明によるハンドオーバー処理において、あるMSC
から他のMSCへのコール制御の移動も必要である。この
ため、ハンドオーバーに関する制御全般と信号処理を扱
う新しいハンドオーバー制御ユニツト(HCU)がGSMネツ
トワークに導入される。このHCUは物理的なユニツトで
はなく、たとえばすべてのMSC内にあるような機能的な
ユニツトである。
第3a図は本発明によるハンドオーバー処理の開始時の
GSMネツトワークのビロツク図である。HCUはTXとMSC1、
MSC2への信号接続を有している。簡単のために、実際に
は必要なDBとHCUを第3b〜3d図には示していない。MS1が
BS1.2のセルからBS2.1のセルに動くと、第2a、2b図に示
したステツプ1〜4に匹敵する方法でハンドオーバー処
理が最初に進行する。ステツプ4が完了すると、第3b図
に示すような接続が達成される。ステツプ4まで、HCU
がMSC1の一部を形成すると思われた%別のユニツトとし
て見られるかどうかは問題でない。上記ハンドオーバー
処理との唯一の相違は、コール制御機能がステツプ2の
間にMSC2に確保されていることである。この機能はMSC1
のコール制御機能と同期される。この同期が達成された
瞬間から、双方の機能が能動であり続け、MSC1のコール
制御は「マスター」機能を有して決定を行い、一方、MS
C2のコール制御は「スレーブ」機能を有して、決定する
権限を持たない。第3b図の後で、本発明によるハンドオ
ーバー処理は次のように進行する。
ステツプ5:HCUがMSC2とTXの間に接続がなされなけれ
ばならないという信号を出す。そのため、接続TX−MSC
2、MSC2−MSC1、MSC2−BS2.1を互いに結合するブリツジ
がMSC2に設けられる。TXとMSC2の間の接続が、TXによつ
て、すでにある能動接続に結びつけられる。こうして得
られた状況が第3c図に示されている。
ステツプ6:TXが接続TX−MSC1からTX−MSC2へ切り換え
る。
ステツプ7:HCUが、MSC2のコール制御がMSC1のコール
制御の現在のコール制御を引き継がねばならないという
信号を出す。それゆえ、それ以後は、MSC2のコール制御
によつて接続が制御され、MSC1のコール制御はもはや関
係がない。
ステツプ8:最後に、MSC1のコール制御機能と接続TX−
MSC1、MSC1−MSC2がクリアーされる。そのときまでMSC2
にあつたブリツジは除かれ、接続TX−MSC2、MSC2−BS2.
1は通して接続される。こうして得られた状況が第3d図
に示されている。この図から、本発明によるハンドオー
バー処理のおかげで、この処理の完了時には、TXとMS1
の間に再び最短路が達成されていることが明らかであ
る。
第4図は、移動遠隔通信システムのブロツク図であ
り、同図で1次固定遠隔通信システムXはたとえばISDN
ネットワークであり、接続x1〜x3を有している。Xはx1
〜x3によつて、それぞれMSC1〜MSC3に接続され、各MSC
はそれぞれ複数の出力yを有している。上記と同じ機能
を持つたHCUとDBも与えられている。各MSCは接続yによ
つてそれぞれトランシーバー・システムYに接続され、
Yは無線によつてターミナル・システムZにつながれて
いる。第4図を使つて、本発明によるハンドオーバー処
理は、次の通りである。現在の能動接続に対し、接続が
yi,kを通つてxiから、Zの移動局まで伸びると仮定して
いる。さらにハンドオーバーが接続yi,kからyi,l(iと
jの共集合)へ起こると仮定すれば、ハンドオーバー処
理は次のようになる。
ステツプ1:接続MSCi−MSCjを行う。
ステツプ2:究極的にMSへの接続yj,lを行う。
ステツプ3:XとMSCjの間の接続xjを行う。
ステツプ4:MSによつて接続yi,kをyj,lに切り換える。
ステツプ5:接続xiからxjへXを切り換える。
ステツプ6:MSCiの接続xi,yi,kおよびMSCi−MSCjの間に
ブリツジを設ける。
ステツプ7:接続xiとMSCi−MSCjを通してつなげる。それ
により、上記ブリツジが除かれる。
ステツプ8:MSCjの接続xj,yj,lおよびMSCi−MSCjの間
に、ブリツジを設ける。
ステツプ9:接続xiとy,lを通してつなげる。それによ
り、上記ブリツジが除かれる。
ステツプ10:MSCjのスレーブ・コール制御をMSCiのマス
ター・コール制御と並列に保存する。
ステツプ11:MSCjのスレーブ・コール制御をMSCiのマス
ター・コール制御と同期させる。
ステツプ12:接続xiをクリアーする。
ステツプ13:接続MSCi−MSCjをクリアーする。
ステツプ14:MSCjの接続MSCi−MSCjとyj,lを通してつな
ぐ。
ステツプ15:コール制御をMSCiからMSCjへ移動させる。
ステツプ16:MSCiのコール制御をクリアーする。
以上のステツプが、次の規則が守られるなら、任意の
順序で行われる。ステツプ1がステツプ6の前に行わ
れ、ステツプ1がステツプ8の前に行われ、ステツプ2
がステツプ8の前に行われ、ステツプ3がステツプ8の
前に行われ、ステツプ1がステツプ14の前に行われ、ス
テツプ2がステツプ14の前に行われ、ステツプ6がステ
ツプ4の前に行われ、ステツプ8がステツプ5の前に行
われ、ステツプ4がステツプ7の前に行われ、ステツプ
5がステツプ9の前に行われ、ステツプ5がステツプ12
の前に行われ、ステツプ5がステツプ13の前に行われ、
ステツプ10がステツプ11の前に行われ、ステツプ11がス
テツプ15の前に行われ、ステツプ15がステツプ16の前に
行われ、全ステツプが行われた後でハンドオーバーが完
了すること。ステツプ8がステツプ4よりも前に行われ
れば、ステツプ14は行う必要がない。
第5図は本発明によるハンドオーバー処理のフロー図
を示している。ここで、交換局間の交信用に交信システ
ムNo.7(SSNo.7)が使われていると仮定している。これ
は国際的に標準化された交信システムであり、プロセツ
サーによつて制御されるデイジタル遠隔通信システムに
おいて、交換局と共に使われるために最適化されたもの
である。そして、コール制御、管理および維持のような
遠隔通信ネツトワークにおいて交換局のやりとりのため
の情報交換の現在および将来の要求を満たし、情報のロ
スや重複なしに、交換されるべき情報を正しい順序で信
頼性高く移動させるシステムである。より低いレベルの
サービス(いわゆるLower Level Service)として、い
わゆるTCAP(取り引き能力応用部)のSSNo.7内で、また
使用できる。TCAPはネツトワークの節の間の情報交換を
させる目的を有し、独立に特定の応用サービスを提供す
る。SSNo.7ネツトワークにおいて、TCAPは交換局やデー
タベースや特定ユニツトのようなネツトワークの節の
間、およびネツトワーク・サービス交換局の間で、互い
に使われる。
第5図において、いわゆる内部作動体との信号のやり
とりは大文字で示され、各内部作動体間のプロトコルに
関した報告は小文字で書かれている。ルート決めをしな
ければならないBSの同一性が決定されたとき、ハンドオ
ーバーが起こる。
HCUが「ha−request」メツセージを受けた後、HCUは
「ハンドオーバーを行え」というメツセージをMSC2に送
る。このメツセージは、ルート探しをしなければならな
いBSによつて無線チヤンネルを割り当てさせるためにMS
C2が必要なすべてのパラメータと、BSの同一性を含んで
いる。
MSC2は、「ハンドオーバー番号を割り当てよ」という
メツセージと「ハンドオーバー報告を送れ」というメツ
セージを交換することによつて、データベースからハン
ドオーバー番号を呼出す。この番号は、MSC1からMSC2へ
のコールを送るために使われる。無線チヤンネルがMSC2
で使えるなら、「無線チヤンネル承認」のメツセージが
MSC2から」新しい無線チヤンネルの同一性とハンドオー
バー番号を含むHCUに送られる。
どの無線チヤンネルもMSC2で使えなければ、それがHC
Uに報告され、HCUはハンドオーバー処理を打ち切る。MS
への現在接続はクリアーされない。
「無線チヤンネル承認」メツセージを受けると、HCU
は無線チヤンネルの同一性とハンドオーバー番号を含ん
でいる「接続MSC1−MSC2」メツセージをMSC1へ送る。ル
ート探しのためのハンドオーバー番号を使つて、MSC1は
MSC1からMSC2へ接続を行う。これはSSNo.7のIAM、ACMと
いうメツセージの交換によつて表わされている。ACMを
送ると、MSC2は無線でハンドオーバー処理を始める。こ
れは「HB−INDICATION」で表わされている。ACMを受け
ると、MSC1はMSC2への接続が行われたことをHCUに知ら
せる。これは、「接続MSC1−MSC2受諾」メツセージで表
わされる。
次にMSC1は、ブリツジによつて、TX−MSC1、MSC1−MS
C2、MSC1−BSを互いにつなげる。MSC1は、MSC1側でハン
ドオーバー処理を始める。これは「HA−INDICATION」メ
ツセージで表わされる。MSが古いBSから新しいBSへうま
く切り換えた後、MSC2はそれを「エンド信号を送れ」と
いうメツセージをHCUに送つて知らせる。HCUは「無線チ
ヤンネルを解放せよ」というメツセージをMSC1に送る。
次にMSC1はTX−MSC1、MSC1−MSC2をつなぐので、上記
ブリツジが除かれ、古い無線チヤンネルをクリアーす
る。この通し接続とクリアーの確認は、「無線チヤンネ
ル解放受諾」メツセージをMSC1がHCUに送ることによつ
てなされる。
SSNo.7のプロトコルと衝突しないように、MSC2は「HB
−CONFIRM」メツセージを受けると、「ANSWER」メツセ
ージを送らなければならない。
MSC1−MSC2の接続が行われ得ないなら(この場合には
「ACM」以外のメツセージで示される)、そのことがHCU
に知らされ、HCUはハンドオーバー処理を打ち切る。
HCUはTXに「TX−MSC2にチヤンネルを取れ」というメ
ツセージを送る。TXはTXからMSC2に接続を行う準備を
し、IAMメツセージを送る。MSC2はIAMメツセージを受け
取つた後、ACMを送り返し、TXと行なつた接続をブリツ
ジによつて、接続MSC1−MSC2、MSC2−新BSに結びつけ
る。次にANSWERメツセージをTXに送る。TXはANSWERを受
け取つた後、接続TX−MSC1を接続TX−MSC2に切り換え
る。その後、「TX−MSC2チヤンネル受諾」メツセージを
TXからHCUに送る。
ハンドオーバー処理を停止させるため、HCUは「エン
ド信号」をTX、MSC1、MSC2に送る。TXは「RELEASE」メ
ツセージを発し、接続TX−MSC1をクリアーする。次にMS
C1は接続MSC1−MSC2をクリアーし、MSC2はブリツジを解
除し、接続TX−MSC2と接続MSC2−BSをつなぎ通す。
本発明のハンドオーバー処理はMSC1からMSC2へのコー
ル制御の移動を含んでいる。次のことが仮定されてい
る。
MSC1がIAMメツセージを送つてMSC1−MSC2間に接続を
行えば、コール制御がその中に含まれている現状が付随
的に送られる。MSC2はコール制御機能を保存し、同期す
る。この瞬間から、2つのコール制御があり、1つはMS
C1に、もう1つはMSC2にあつて、両者は並列である。し
かし、MSC1のコール制御は真の制御を保つて「マスタ
ー」として見なされ、MSC2のコール制御は「スレーブ」
である。
コール制御に関する全メツセージが、TXが接続TX−MS
C1を接続TX−MSC2に切り換える前に、TXおよび古いBSか
らMSC1に受け取られ、コール制御によつて取られる全行
動がMSC2に送られるので、「スレーブ」制御は同期を保
つことができる。
コール制御に関する全メツセージが、TXが接続TX−MS
C1を接続TX−MSC2に切り換えた後、TXおよび新しいBSか
らMSC1に受け取られるので、MSC1は全コール制御メツセ
ージを受け取り続け、「マスター」であり続けられる。
この状態で、MSC1のコール制御機能は、MSC2によるコ
ール制御メツセージの送信に全く依存している。HCUは
「制御を引き継げ」というメツセージをMSC2に発生する
ことにより、コール制御の真の移動を始める。MSC2はコ
ール制御を引き継ぐ。MSC2はもはやコール制御メツセー
ジをMSC1に送らないが、「コール制御を移せ」というメ
ツセージをMSC1に送る。MSC1はコール制御をクリアー
し、「コール制御移動受諾」メツセージをMSC2に送つて
確認する。
実際にコール制御が引き継がれた後、MSC2はMSの現在
位置を更新するため、DBに「ハンドオーバー報告」メツ
セージを送る。MSC2は最後に、「制御引き継ぎ受諾」メ
ツセージをHCUに送つて、コール制御の引き継ぎを報告
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はGSMネツトワークの構成を示すブロツク図、第2
a、2b図はGSMネツトワークの従来のハンドオーバー処理
を示すブロツク図、第3a〜3d図は本発明によるハンドオ
ーバー処理を示すブロツク図、第4図は移動遠隔通信シ
ステムを表わすブロツク図、および第5図は本発明によ
る方法を説明するフロー図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1の移動端末(MS); それぞれの1つが第1のスイッチング交換局(MSC1)と
    リンクされ、それぞれの1つが無線経路により移動端末
    (MS)と通信でき、そしてそれぞれの1つが一定範囲の
    作動エリアをもつ少なくとも1つの第1の基地局(BS
    1); それぞれの1つが第2のスイッチング交換局(MSC2)と
    リンクされ、それぞれの1つが無線経路により移動端末
    と通信でき、そしてそれぞれの1つが一定範囲の作動エ
    リアをもつ少なくとも1つの第2の基地局(BS2); 第1の基地局(BS1)と相互交信可能であり、接続制御
    のための第1のコール制御機能をもつ移動サービス用の
    第1のスイッチング交換局(MSC1); 第2の基地局(BS2)と相互交信可能であり、接続制御
    のための第2のコール制御機能をもつ移動サービス用の
    第2のスイッチング交換局(MSC2);及び、 各スイッチング交換局(MSCs)とリンクされ、各スイッ
    チング交換局と相互交信可能である少なくとも1つの固
    定通信用交換局(TX)とからなる移動電話用通信システ
    ムにおいて、移動通信サービス用の各スイッチング交換
    局(MSCs)の間で、移動端末への話中接続の取扱いを第
    1スイッチング交換局(MSC1)から第2スイッチング交
    換局(MSC2)へ移す方法であって、 第1の複数の基地局の1の第1基地局(BS1.2)及び第
    1スイッチング交換局(MSC1)を介して移動端末(MS)
    へ既に接続されており、かつ第1スイッチング交換局
    (MSC1)の第1のコール制御機能により制御されてお
    り、そして第2の基地局の1の第2基地局(BS2.1)及
    び第2スイッチング交換局(MSC2)を介して移動端末
    (MS)へ接続されようとしている話中接続の取扱いを移
    すために、 第1スイッチング交換局(MSC1)と第2スイッチング交
    換局(MSC2)との間に接続を設け、 第2スイッチング交換局(MSC2)と第2基地局(BS2.
    1)との間に接続を設け、該第2基地局は移動端末(M
    S)との無線経路を確保し、 第2基地局(BS2.1)は移動端末(MS)との通信を引継
    ぎ、そして第1基地局(BS1.2)は移動端末(MS)との
    通信を放棄し、 固定通信用交換局(TX)と第2スイッチング交換局(MS
    C2)との間に接続を設け、 第2スイッチング交換局(MSC2)の第2のコール制御機
    能を確保し、 第2スイッチング交換局(MSC2)の第2のコール制御機
    能を第1スイッチング交換局(MSC1)の第1のコール制
    御機能と同期させ、 第2スイッチング交換局(MSC2)の第2のコール制御機
    能が話中接続の制御を引継ぎ、そして、 第1スイッチング交換局(MSC1)と第2スイッチング交
    換局(MSC2)との間の接続を解除し、そして第1スイッ
    チング交換局(MSC1)と固定通信用交換局(TX)との間
    の接続を解除するという各ステップで構成されているこ
    とを特徴とする方法。
JP2263977A 1989-10-03 1990-10-03 移動通信用遠隔通信システムにおける移動サ―ビス用2スイッチング交換局間の移動タ―ミナルになされた能動接続の処理を移動させるための方法 Expired - Lifetime JP2535251B2 (ja)

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NL8902453 1989-10-03

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